2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#3
05.10.10 ヤクルトホール
出演/水木一郎 堀江美都子
演奏/Key.貴日ワタリ B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一
毎年10月10日は恒例の「ふたアニ」こと「ふたりのアニソン」の東京公演3回目。
水木さんと堀江さんの普段聴けない曲&面白すぎのトークが楽しめるアットホームな雰囲気のライブです。
会場も恒例のヤクルトホール。
ライブハウスではなく、コンサートなどに使用されるホールだそうです。
そのためスタンディングではなく、終始着座で楽しむという、魂ライブとは一線を画すものになっています。
01:君が創る詩(1.5C)/水木一郎 堀江美都子
02:ENGAGE!!!ゴーダンナー/堀江美都子 水木一郎
-MC-
お二人共フォーマルな衣装で登場。
オープニングは恒例の「君が創る詩」。とても素敵な曲なのでフルコーラスで聴きたい所。
水木さん「来年の#4!(フォー!)では…」
とレイザーラモンのHGさんのマネをしたところ、
堀江さん「あたしその人キラ~イ」
と堀江さん大ブーイング。
水木さん「でもね、あの人は仕事でやってるの、普段はホントに真面目な人で、本番前に
『ふざけた事しますけど、よろしくお願いします』って言いに来る本当に良い人なんだよ」
とすかさずフォロー。
堀江さん「でもそれ(フォー)やると女性からの支持が下がりますよ~」
03:マジンガーZ/水木一郎
-MC-
04:キャンディ・キャンディ/堀江美都子
初めての方のため、お二人の代表曲中の代表曲を披露。何度も歌っている曲だけに抜群の安定感です。
過去2回は後半で歌われていましたが、今回は序盤で歌われました。結構意外です。
-MC-
05:ぼくたち地球人/堀江美都子
-MC-
06:バビル二世/水木一郎
ここから4曲は"転機になった曲&つらい思い出がある曲特集"
「ぼくたち地球人」は当時「サザエさん」の再放送しか歌声が流れていなかった堀江さんが
久し振りの新曲として歌い、もう歌えないと思っていた「ドラえもん」の曲。直撃世代です。
堀江さん「私は『ぼくたち地球人』の時に『こんな歌い方も出来るんだ~、上手くなったね~』て言われましたよ」
「バビル二世」は水木さんが歌手人生で唯一カゼを引いて作曲家さんに怒られながらレコーディングした曲。
水木さん「そのレコーディング以来、その作曲家の先生の曲を録音する時『体調は大丈夫』って聞かれるんだよ」
ちなみにこの2曲の作曲は、おなじみ菊地俊輔先生。
-MC-
07:燃えろアタック/堀江美都子
-MC-
08:われらの旅立ち/水木一郎
「燃えろアタック」はレコーディングの際に声が出なくなり、
鍼灸医さんの「2時間だけ声が出る魔法」でどうにか録音できたという曲。
堀江さん「鍼を喉に刺したんですよ、その時に自分で『あ~、今あたし蒲焼みたい』て思ってました」
「われらの旅立ち」は、現在はアニメ製作作会社の社長になっている某氏の現在にまで至る転機となったらしいです。
-MC-
<ふたりのリクエストコーナー>
10:ブランプリの鷹/水木一郎
-MC-
11:ふたりで半分こ/堀江美都子
-MC-
ここでバンドの皆さんは一旦退場し、恒例のカラオケボックス状態に。
お二人共ソファーに腰掛け、互いに譜面を見ながら1Cずつ歌い、観客の拍手次第で2C以降を歌うというもの。
水木さん「トークが長くなったら、これを使ってね」
と堀江さんにバスの降車ボタンを手渡しました。
ちなみにこれは水木さんがイメージソングを手掛けている
ゲーム「東京バス案内2」の早期購入特典として付いてくる「次とまります♪ボタン」というキーホルダー。
まずはお互いがお互いの曲をリクエストするコーナー。
水木さん「『グランプリの鷹』は何年か前にSAS歌ったんだよ。その時、遠藤正明とか影山ヒロノブとかがさ~
『的を~外せば当たらない~』とか横で歌うんだよ~。まぁったく。あっ! それと楽屋っ! もうさぁ…」
堀江さん「さっ、水木さん、次行きましょーう」
文章で書くと堀江さんが水木さんに冷たいようですが、そこは35年一緒に歌ってきたからこその"間"がなせる業。
12:地獄のズバット(2C)/水木一郎
-MC-
13:勇気のテーマ/堀江美都子
-MC-
「ズバット」は通常は3番まであるのですが編集で2番までになっていました。
水木さんはそれを気付かずに、3番まで歌おうとして失敗してしまいました。
「勇気のテーマ」は名曲あふれる「野球狂の詩」のED。ご本人曰く「キーがとても高い」そうです。
<レア・ソングコーナー>
14:夢のボール(2C)/水木一郎
-MC-
15:一球さん/堀江美都子
-MC-
「夢のボール」は「ドッジ弾平」のED。スーパードッジ直撃世代の私共は、思わず目頭が熱くなってしまいました。
「一球さん」では観客と一緒に歌うため、2番で1番をもう1回歌うという心遣いが。
16:ミカンがほしい/堀江美都子 水木一郎
-MC-
ここで突然水木さんが「ミッチのお婆さん声をみんなにも聞いてみてほしい」という事で
音響さんに依頼して「ミカンがほしい」をリクエスト。
(どうやら舞台「オペレッタ わらしべ長者」の劇中詩らしいのですが詳細は分かりません、曲名も自信ないです)
堀江さんは「お婆さんの声をやったら、この後何も歌えない」といいながらもしっかり披露され、
途中からは堀江さんのモノマネの十八番「しんちゃん」で歌っていました。
17:仮面ライダー・99のうた(3の段まで)/水木一郎
-MC-
今回の水木さんの「笑わせる曲」がここで登場。
しかし本来曲で笑わせるはずのところが水木さんが「ににんがさん!」と間違ってしまった為
堀江さん、観客も巻き込んで思わぬところで大爆笑。
水木さん「『99のうた』は8×6=48とか収めるのが大変だったけど、
色々声を変えなきゃいけない『11ライダー賛歌』はもっと大変だった」
「11ライダー賛歌」は子供の頃にカセットが擦り切れる程に聞いていたので、是非「#4」で聞きたいです。
18:はたらくくるま1(2C)/堀江美都子
-MC-
19:はしれ!スーパーカー/水木一郎
ここでレア曲はレア曲でも学芸ソングのコーナー。
冒頭に水木さんが少しだけ「ちょんまげマーチ」と「フン フン フンコロガシ」を披露。
「はたらくくるま」は堀江さんが普段歌わない「1」を披露されました。
「はしごしょうぼうしゃ!!」までそろう観客はさすがです。
「はしれ!スーパーカー」は参加された方限定のMC内容ですので、ご愛嬌。(バリブルーン)
-MC-
20:ボルテスVの歌(2C)/水木一郎
-MC-
21:がんばれロボコン(2C)/堀江美都子
初の試みとなる「持ち歌取替えっこコーナー」。
「ボルテスVの歌」では水木さんはお馴染みの振り付けに挑戦。
急場で教わったので少し辛そうでしたが、歌は前作品「コンV」を歌っていただけに流石。
この踊りは西城秀樹さんや山本リンダさんの振り付けをした一の宮はじめ先生考案のもので、
当時はこおろぎ'73の皆さんと一緒に踊っていたので、丁度「V」の字になっていたとか。
堀江さんは「水木さんの曲の中で一番好きな曲」だけあって元気一杯で歌っていました。
「デンデンガンガン~」では水木さんを巻き込んで踊りを披露。物凄く楽しそうで、まるで持ち歌のようでした。
-MC-
22:さすらいの太陽/堀江美都子
-MC-
23:北の狼 南の虎/水木一郎
「さすらいの太陽」は同名作品のOPで、アニメではスリー・グレイセスとボーカル・ショップの方々が歌っています。
堀江さんはEDの「心のうた」を歌っていますが、堀江さん版の「さすらいの太陽」は堀江さんの1stソロアルバムに収録されているそうです。
「北の狼 南の虎」は「野球狂の詩」シリーズの2代目主題歌。
両方とも盛り上がる曲というよりもしっとりと歌い上げる曲調で、お二人の表現の幅の広さを感じました。
-MC-
24:魔法少女ララベル/堀江美都子
-MC-
25:シンドバットの冒険/堀江美都子
-MC-
ここからはカラオケではなくバンド演奏に戻り、お二人別々に歌唱。
どちらの曲とも久し振りに歌うとのこと。
「シンドバットの冒険」では
堀江さん「アラビアン・ナイッ!」
客席「シンドバットの冒険!!」
の掛け合いが。
26:トーキョー・ファンキー・ソウルバス(1C)
~GO!GO!オートバックス(1.5C)/水木一郎&貴日ワタリ(オートバックス合の手)
-MC-
27:ゼブラーマンの歌(1.5C)
~メイク・レジェンド!マジレンジャー!!(1.5C)/水木一郎
いきなりの「トーキョー・ファンキー・ソウルバス」。びっくりしました。
「トーキョー・~」は数多の歌唱法をこなせる水木さんならではの曲です。
「オートバックス」では貴日さんが「おまかせください!」と「売ってまーす!」を担当。
「メイク・レジェンド!~」は作品中で流れているのが2番の為、特別に2番から歌唱。
-MC-
28:心のうた/堀江美都子
-MC-
29:セイリング未来へ/水木一郎
-MC-
続いてはお互いに思い入れの深い曲を歌うコーナー。
2曲とも何度聴いても、胸に染み入る素晴らしい曲です。
30:きっと もっと ずっと/水木一郎 堀江美都子
-MC-
「太鼓の達人」のEDで、本来なら影山さんが一緒に歌うのですが、今回はふたりでの歌唱。
コミカルで楽しいながら、少し寂しさも入り混じった素敵曲です。
今回は「ふたアニ」バージョンという事で、最後の堀江さんサビ部分の「夏」は「秋」に替え歌。
31:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子
本編ラストは「破邪大星ダンガイオー」OP。
お二人は原曲以上の圧倒的な迫力で歌い上げていました。
-アンコール-
-MC-
32:斗え忍者キャプター(2C)/水木一郎 堀江美都子
-MC-
早くアンコールがはじまった気がしました。
アンコール1曲目はお二人のデュエットの代表曲。
意外にも「ふたアニ」では今まで歌われていなく、今回が初めてだったりします。
バンド紹介も「ふたアニ」なので、静かにフォーマルに紹介。
岩田"GUNTA"康彦さんもフルネームで紹介されました。
水木さん「いつもだったら岩田ッ"GUNTAAAAA"!!!ですもんね。」
33:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子
ラストはもちろん、作詞がお二人、作曲がギターの松尾洋一さんのこの曲。
この曲はとても好きな曲ですが終わりが近づくと思うと少し名残惜しくもあります。
曲が終わるとお二人は退場しバンドのみで「Dear Friend」サビ部分を演奏の中で幕が下り、
恒例の三本締めをもって「ふたりのアニソン#3」は終了となりました。
閉演BGM:Dear Friend(Ending Version)/BGM
補足
・岩田"GUNTA"康彦さんもレイザーラモンのHGさんが嫌いだとか。
・結局「次とまります♪ボタン」はほとんど水木さんが自分で自分に使ってました。
・持ち歌を取り替えて歌う時に水木さんが本当に歌いたかった曲は「グローイン・アップ」でしたが
「この曲は踊るわけにはいかねえな」という理由で断念されたとか。
・SRSのバンド紹介でもクールな松尾洋一さんもこの時ばかりは素敵笑顔。
・「次とまります♪ボタン」は今回の「ふたりのアニソン」の直後に行われた
「水木一郎トークライブ アニソン伝道 居酒屋『Z』」でもショッカーさんの手に渡り大活躍。