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水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#6

08.10.13 ヤクルトホール

 

出演/水木一郎 堀江美都子

 

演奏/Key&Co.貴日ワタリ B.村上聖 Dr.瀧本裕 G.松尾洋一 カラオケ

 

三連休最終日はアニメソング界を牽引しつづける

"帝王"水木一郎さんと"女王"堀江美都子さんのジョイントライブ「ふたりのアニソン」。

通称「ふたアニ」は今年で6年目を迎えました。

 

お二人合わせて数千曲におよぶ持ち歌の中から、ここでしか聞くことのできない歌はもちろん、

気心の知れたお二人ならではのお話が楽しめる、少し大人向けのアニソンコンサートです。

 

会場のヤクルトホールに入るとコロムビアや以前水木さんが出演された「着信御礼!ケータイ大喜利」からのお花が。

開演時間になると会場の照明が暗く。それに合わせる様に観客の拍手が始まっていよいよ開演です。

 

01:Now and Forever(1.5C)/水木一郎 堀江美都子

02:我ら ザ・ドラえもんズ(2C)/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

これまでオープニングを飾っていた「君が創る詩」に代わり、今年1月に「水木一郎 SUPER LIVE 60」で初披露された

お二人の新曲「Now and Forever」からスタート。お二人ならでは素敵なバラードにうっとりです。

続いては「ふたアニ」以外ではなかなか聞けない「ザ・ドラえもんズ おかしな お菓子な オカシナナ?」より、大好きなドラえもんズの歌。

堀江さんのはつらつボイスと水木さんのドラえもんズの振り付き投げ込みは必見です。

いつかはドラニコフとキッドを含めたフルサイズを是非。

 

水木さん、堀江さんともシックな装いでご挨拶。

 

水木さん「ふたりのアニソン、"ふたアニ"も今回で6年目です」

堀江さん「ハイ」

水木さん「なんと今回、6年目にして初めて晴れました」

堀江さん「そうなんですよぉ、いつも最初に雨の話するのにね」

水木さん「今回初めてきた方、すいませんねぇ、この"ふたアニ"はいつもの曲はあんまり歌わないんですよ」

堀江さん「普段歌わない歌ばかり歌うんですよ」

水木さん「ですが、まずは2人の代表曲を聴いてもらいたいと思います」

 

03:花の子ルンルン(2C)/堀江美都子

-MC-

04:ぼくらのバロム1(2C)/水木一郎 

-MC-

 

まずは堀江さんから「花の子ルンルン」、途中堀江さんの「一緒に歌いましょう」という呼びかけで「ルルルン・ルン・ルン」を合唱。

そして「バロオオオオオオオオオオオオオオオオオ」雄叫びとともに水木さんが歌うのは雄叫びの元祖「バロム1」。

お二人の代表曲だけに大盛り上がり。それぞれが歌われている時にはステージの端にいらっしゃいました。

 

水木さん「あそこに花の子たちがいらっしゃいますね」

堀江さん「ねぇ、キレイな方たちでしょ」

ヤクルトホールのステージは凸状になっており、凸の先の方に女性の方が多くいらっしゃいました。

水木さん「あの方たちはあなたのお知り合いですか?」

堀江さん「ハイ、フラシスターの先輩方です」

水木さん「あーなるほど、だからお肌の色が褐色な方たちがいらっしゃって」

堀江さん「水木さん、あんまりキレイだからってデベソ(凸の先)の所ばっかり行かないでくださいよ~」

水木さん「そぉういうこと言わないでよ、バレちゃうじゃん!」

観客笑。

 

堀江さん「アレ、バロム1の最後は雄叫ばなかったんですね」

水木さん「…ハイ、まだ始まったばかりなんで」

堀江さん「あ、調整してるぅ~」

水木さん「ふたアニは長丁場ですから。いや、今日オレなんか絶好調でさぁ、少し抑えないと」

堀江さん「そうですよね、今日はずーっと歌ってますもんね。リハーサルから全力で。普通リハーサルは少し抑えるんですよ。

     楽屋にいてもビンビン聞こえましたよ。わたしが本番の準備をしててもまだ歌ってるんだもん」

会場笑。

 

水木さん「今日は"ふたりのアニソン"ですのでコーラスはいません」

堀江さん「そうです! 今日はみなさんがコーラスをしていただいて、ある時はゆりかご会~、チャープス~」

水木さん「最近だとアップルパイとか」

堀江さん「そうですよ~こおろぎ'73~」

水木さん「カインズ~」

貴日さん苦笑い。

堀江さん「その時々でわたしたちが言いますのでよろしくおねがいしますね」

 

他にもお二人の出会い~「12歳の神話」のレコーディング~水木さんがアニソンを歌うきっかけの話~もう一つの同名曲は大ヒットの話など。

 

次の曲は水木さんの師匠である和田香苗先生の作品コーナー。

 

05:誰もいない海/水木一郎

-MC-

06:アクビ娘/堀江美都子 水木一郎 貴日ワタリ

-MC-

 

堀江さんが一旦退場して水木さんが歌うのは、アニソンと出会うきっかけになったオリジナル「誰もいない海」。

男性歌手としては日本で初めてではないか、といわれる裏声を用いた歌唱法はとても甘い歌声。間奏の口笛にうっとり。

一方の堀江さんは「ハクション大魔王」よりエンディング。堀江さんの希望で水木さんが"ザ・モンジュ"としてコーラスに参加という豪華さ。

加えて今回のキーボードを担当されているカインズの貴日さんが補佐という、更に豪華な陣営に。おぉ! 師弟でコーラス。

 

水木さん「♪パヤッパヤ~が難しいね。ボク、この曲が生まれる時に先生といっしょにいましたよ。

     『水木君、水木君!! 今度の、う歌なんだけどね、美都子ちゃんが歌うんだけど、こういうのなんだ。

      ♪デュデュデュデュッデュッデュッワ~っていうんだ、どうかな? どうかな? いっイイとおもうんだよ~』」

堀江さん「みなさん、ホントにこういう方だったんですよ」

水木さん「そうなんですよ」

 

水木さんと堀江さんの再会~「原始少年リュウ」レコーディング秘話

 

07:ランのうた/堀江美都子

-MC-

08:原始少年リュウが行く/水木一郎

-MC-

 

おそらく初めて連続で聞く事ができた「原始少年リュウ」のエンディング、オープニングのコンボ。これは貴重。

「ランのうた」は優しさを感じさせながらもどこか淋しさもある堀江さんの歌声が素敵。

続く水木さんは「ヒーローたちがくれた個性」や「当時の声で歌う」というお話をされてから、オープニングの「リュウ」を。

 

水木さんがお話をされている間に、バンドのみなさんは貴日さんを残して退場。

そしてスタッフさんによってソファー&テーブルがセッティング。

堀江さんも合流し、まるでお二人とカラオケにきているかのようなシチュエーションで進行される

「ふたアニ」名物コーナーの開始です。BGMは貴日さんの伴奏というのも聞き所。

 

水木さん「まぁ、僕と堀江美都子といえば、なんといってもハワイ旅行ですよ」

堀江さん「…またそのお話しするんですかぁー?」

水木さん「いいじゃないですか、5年目越して10年目へ向けて改めて……BGM、ちょっとウルサイよ」

貴日さん突然のお師匠様指導にびっくり。

 

その後のお話は

ハワイ旅行ゴルフ編~水が来ない~買い物編~フレンドリー水木さん編~日焼け編~台本は無い

と続きました。

 

水木さん「さて、ここからはおなじみのコーナーですが、まずはカップリングコーナー」

堀江さん「ハイ」

水木さん「まぁ、我々が1作品のオープニングとエンディングで共演しているもののコーナーと。

     …アナタ、凄いらしいじゃないですか?」

堀江さん「??」

水木さん「ボルテスは」

堀江さん「あ、ハイ。もうね、フィリピンの方では国民的番組なんですって。

     もう何処に行っても誰に合っても『OH~Voltes!?』って。空港の凄い怖そうな警備の人も『OH~Voltes!?』ですって。

     いつの間にかアカペラで歌わせられますからね。アレはアカペラで盛り上がるかっちゅうの。

     しまいにはエンディングの『父をもとめて』とか関係ない『闘将ダイモス』までリクエストされて歌っちゃいましたよ」

水木さん「前の安部首相が奥様とフィリピンに行かれた時に現地の子供達が『今から日本の歌を歌います』って言ったんだって。

     TVで見てたんだけど、『"さくら"かなぁ』って思ってたら歌いだしたのが『父をもとめて』だったんだよ。

     オレ凄いビックリしちゃってさ。日本のアニメ文化は本当に世界に浸透してきてるなぁっておもったよ」

堀江さん「なんでも『ボルテス』のシングルは日本で言うと80回グランプリを受賞できるくらい売れたんですって」

水木さん「まぁ~じゃぁ、『ネイガー』みたいじゃないですか」

堀江さん「なんでそこに『ネイガー』が出てくるんですか?」

 

09:ボルテスVの歌(2C)/堀江美都子

-MC-

10:父をもとめて(2C)/水木一郎

-MC-

 

振り付けも勇ましく、磐石の歌声を響かせる堀江さん、間奏でふと水木さんを見るとファスナーをチェックしていた様子。噴出しそうになる堀江さん。

「次歌うからちゃんとチェックしないと!」と弁明し「父をもとめて」を歌う水木さんは、先程から一転、優しさあふれる歌声。

 

水木さん「フィリピンにニセ水木一郎がいたんですよ。

      マネージャーがまだマネージャーになる前にフィリピンに行ったときに『父をもとめて』のカセットを見つけて

     『水木一郎』って書いてあったから買ってきたんだけど、

     聞いたら♪おんやんにぃ~はんぐんれんたぁ~って。オレじゃねぇえの!!」

その話題中のBGMは「父をもとめて」。さすがは貴日さん。

 

続いてはリクエストコーナー。

水木さん「僕は『緑の陽だまり』をリクエストします」

堀江さん「水木さん『緑の陽だまり』好きですもんねー。モンキーパークを思い出しますよ」

水木さん「あぁ! よく行ったよね」

堀江さん「わたし、一番行ったかもしれませんよ」

水木さん「短パンがまぶしくてね」

 

堀江さん「わたしはねー『超人戦隊バラタック』」

水木さん「ハイ、バラタック!」

堀江さん「あんまり大きいところじゃ歌ってくれないでしょ?」

 

11:緑の陽だまり/堀江美都子 水木一郎

-MC-

12:超人戦隊バラタック(2C)/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

軽快で掛け合いが楽しい「緑のひだまり」と久しぶりに聞くことできた、水木さんの雄叫びが勇ましい「バラタック」。

「緑のひだまり」では水木さんが、「バラタック」では堀江さんがそれぞれのコーラス&合いの手パートを。

こういった共演を見ることが出来るのも「ふたアニ」の特徴であり、醍醐味です。

 

水木さん「次はですね、持ち歌取りかえっこコーナーです。

     ミッチには申し訳ないとおもっるんだよね。キーがさぁ、アレじゃん」

堀江さん「キーが合うやつはほとんど貰っちゃってますからね。ロボコンとか。じゃあ次はマジンガー貰いましょうかね?」

水木さん「っだめえぇッ!!!!」

堀江さん「あ…マジンガーはだめなんですか」

水木さん「マジンガーは渡しません」

 

水木さん「僕は『あしたがすき』、『勇気のテーマ』もらったから、『けろっこデメタン』!!」

観客「おぉ~」

堀江さん「わたしはねー。『テッカマンの歌』。鉄火巻きじゃないですよー」

 

13:テッカマンの歌(2C)/堀江美都子

-MC-

14:けろっこデメタン(2C)/水木一郎

-MC-

 

水木さん曰く「女性にはキーが高いよ」という「テッカマン」も女王にかかれば、あっという間に堀江さん色に染まります。

一方の水木さんも同じく、優しく勇気付けるように歌う「けろっこデメタン」はまるで水木さんがオリジナルの様。

お二人にかかればどんな曲でも元からお二人の歌だったように感じてしまうほどの説得力があります。

 

その後、スキー場の水木さん~アニキでもあげるのはいや~「あぁ~ン」がよかったなどの話をされて次のコーナー。

 

水木さん「次はレアバトルコーナーですよ。ここはお互い打ち合わせしていませんしね」

堀江さん「まぁ、お互い1000曲とか歌ってますとなかなか歌わない曲が多いんですけど、その中でもレアな曲を」

水木さん「あ~でも僕のは"グッド・デザイン賞"とっちゃったんですよ」

堀江さん「曲がですか?」

水木さん「いえ、曲じゃないんですけど、このロボットが。まぁ『コレジャナイロボ』っていうんですけど」

観客「おぉ~」

堀江さん「わたしはね、テーマは"声優"で」

水木さん「え? テーマがあったの?」

堀江さん「いえ、違うんですよ。あまりにも多いから自分の中でテーマを設けないとと…思ったんでございます」

声が高くなり丁寧な口調になる堀江さん。

水木さん「それは、そういうキャラクターなんですか?」

堀江さん「えぇっ、ハイ。こう、じわじわとキャラを入れないとと、思い出しているんでございます」

 

"キャラメルマン4号・オボッチャマン君"登場。

15:IT IS NOT THIS! コレジャナイロボ!(2C)/水木一郎

-MC-

16:あなたに真実一路/堀江美都子

-MC-

 

二年ぶりに聞けました。まずは水木さんによる悲しみと愛あふれる「裏切りのプレゼント」。味わい深い曲です。

随所にある「コォレ・ジャッ・ナッ・イィッ!!!」では堀江さんによるニューバージョンの振り付けが。

そして「Dr.スランプ アラレちゃん」よりエンディング。待望でした。いつか聞けるかと待っていました。感無量です。

原版と何の遜色も無い、もしくはそれ以上の、オボッチャマン君っぷり、純度の高い歌いっぷりに感激。

 

堀江さん「この曲をレコーディングし終わったときに作曲の先生が『堀江君、上手くなったねぇ』って言ってくれたんですよ」

水木さん「誰、その先生は」

堀江さん「菊池俊輔先生。きっとキャラ声で歌っても上手くできたねって事だと思うんですよ」

水木さん「あぁ、なるほど」

 

水木さん「次はですね、超レアバトルコーナーです。去年はミッチに完敗でしたね」

堀江さん「ぇへへへそうかァ~」

 

"野原しんのすけ"もとい"犬くん"参上。

 

堀江さん「去年は、一人で全部のキャラの声をやた『ムスティ』の曲だったんですけど、今回もその中からぶたくんの歌を」

水木さん「ぶたですか?」

堀江さん「いやは~、ぶたのお面とか持ってくればよかったなぁ~」

水木さん「じゃぁ、僕はこれはパチンコの歌になったのかな? 『激浪』という曲を」

堀江さん「まさかかっこいい歌じゃないでしょうねぇ!?」

水木さん「だって、ミッチにはかなわないモン」

堀江さん「やめてくださいよぉ、面白いのにしてくださいよぉ~」

 

17:ぶたのぶぶぶぶ(2C)/堀江美都子

-MC-

18:激浪(1C)/水木一郎

-MC-

 

前半は可愛らしい歌声だったものの、後半から一気にぶた君ヴォイスに。

もう「あなたに真実一路」といい「ぶたのぶぶぶ」といい、堀江さんの多芸っぷりたるや。

待望の「激浪」では「ッザアアアアアアアアア」や「よっしゃああああ」の雄叫びで堀江さんに急接近する水木さん。

豪傑差が気持ちいい釣りの歌ですが、1番で終了。理由は水木さん曰く「飽きちゃったから」。いつかはコーラスで。

 

水木さん「続いては、企業バトル」

堀江さん「まーお互い結構歌ってますからねぇ」

 

水木さん「私はねドデカミンの歌を。」

堀江さん「今日、水木さんの楽屋に行ったらいっぱいありましたね」

水木さん「24ケースもいただきました」

堀江さん「わたしもいただきましたよ。新作のパイン味。息子が大好きなんですよ」

水木さん「若い人たちに人気なんですって………BGM、ちょっとウルサイよ」

貴日さんピンチ。

堀江さん「まぁたアニキったらぁ。貴日さんもよかれと思ってねぇ。…ちょっと音大きいかなぁ」

貴日さん再びピンチ。

 

堀江さん「わたしは、ちょっとレアでもないっていうか、毎年、横浜で3000人の女性の前で歌ってるんですけど…」

水木さん「ふ~ん」

堀江さん「あの女性はわかるかもしれませんけど、下着のダイアナという所の歌で『サクセス・ドリーム』という」

水木さん「へぇ」

 

19:ファイトバクハツ応援歌 ハート☆ドデカく/水木一郎

-MC-

20:ファイトバクハツ応援歌 ハート☆ドデカく/水木一郎

-MC-

21:サクセス・ドリーム/堀江美都子

-MC-

 

凄いインパクトでサビを一発で覚えられる「ハート☆ドデカく」。…ですが、水木さん序盤で苦戦し、もう一回。

水木さん「こんなにテンポ速いんだっけ?」といいつつも二回目ではバッチリ歌いきっていました。

 

堀江さん「凄いですよ、3000人の女性が総立ちで歌って踊んですよ」

水木さん「3000人のボン・キュッ・ボンが」

堀江さん「まぁ、でも女性の中には年配の方もいらっしゃいますけどね」

 

「サクセス・ドリーム」では立ち上がり、ビバビバな振り付けをする堀江さん。すぐに客席と揃うのは凄いです。

 

水木さん「これ、男性は踊っちゃだめですか」

堀江さん「いいんじゃないですかァ?」

 

水木さん「このコーナー最後は名曲、バラードコーナーです」

堀江さん「なかなか歌わないけれど良い曲をお贈りしようというコーナーです」

水木さん「……え、ゴメン、オレよく歌うのにしちゃった」

堀江さん「だいじょうぶですよ」

 

22:悲しみは天に還して/堀江美都子

-MC-

23:ムーへ飛べ~グランド・アニキ・スタイル Chamber Orchestra Version~/水木一郎

-MC-

 

大好きな「SUBMARINE SUPER 99」のエンディング。

明るい歌も素敵ですが、シリアスで凛とした堀江さんの歌声は、明るい歌とはまた違った魅力。

堀江さんと入れ替わりに水木さんが登場し、セルフカバーについてのこだわりの話をされ、セルフカバーアルバム「WAY」より

「Chamber Orchestra Version」の「ムーへ飛べ」。さらに壮大なアレンジに聞き入らずにはいられません。

 

水木さん「この曲はオーケストラで録音したんですけど、いつもライブではバンドだけど、ライブでもオーケストラと

     一緒にやってみたいなと思っています。その時はミッチもさそってね」

 

ソファーが接収され、バンドのみなさんがセッティング。

 

水木さん「さて、ここからは堀江美都子のステージをお楽しみください」

 

24:不思議を探そう/堀江美都子

-MC-

25:キャンディ キャンディ/堀江美都子

-MC-

 

イントロを聞いただけで目頭にくる「ぐるぐるタウンはなまるくん」のエンディング。

堀江さんの歌声といい、歌詞といい、大好きなこの曲。軽くノスタルジックな感じになります。

"とっておき"という代表曲中の代表曲「キャンディ キャンディ」はいつ聞いても素晴らしく。

3番になると、「最後はみなさんで一緒に歌いましょー」と1番の歌詞でもう一回。

 

堀江さん「毎回、この『ふたアニ』は楽しいんです。みなさんに楽しんでもらおうという以前にわたしたちが楽しんじゃってる。

     昔を振り返らないっていう人もいると思うんですけど、わたしは昔を大事にしたい、

     それまで出会ってきた歌を大事にしたいんです。やっぱり、今があるのもそれまで自分がやってきたことがあるからだと思うし。

     次はそんな今の自分を最も表現できる曲です」

 

26:風の少女/堀江美都子

-MC-

 

「風の少女エミリー」より。この3連続はずるいです。ツボに入りまくりです。涙腺が…。

多くのヒロイン達と共に成長してきた堀江さんの為にある、堀江さんだからこそ歌うことが出来る曲だと感じました。

 

堀江さん「さぁ! 次は水木さんのステージです! おなじみの曲がとびだしてきますよー!」

 

27:マジンガーZ/水木一郎

-MC-

28:なんのこれしき ふろしきマン/水木一郎

-MC-

 

水木さんといえば、やはりこの曲が無くては。「マジィイイイイン・ゴウ!!」。アニソン仲間40名より贈られたジャケットをまとっての登場。

「マジンガー」が終わり水木さん、堀江さんの「キャンディ」と同じく「じゃあ次は1番を一緒に!!…あっ!?」。惜しぃッ! マジンガーは2番まで。

 

水木さん「デビュー40周年ということで、堀江美都子さんが言いだしっぺになって、このジャケットは40人の仲間から贈ってもらいました。

     このビラビラのここら辺が堀江さんで…ここの2本ぐらいが影山君…」

 

その後、何やら気になる予定に触れてから、続いてはデビュー40周年にして初の「みんなのうた」となった「ふろしきマン」。

水木さんのヒーローな一面とおにいさんな一面が両方楽しめます。水木さんの扇動で「♪ふろしぃ~きマぁ~ン」の振り付けが楽しいです。

 

水木さん「僕の友達に宮内洋という男がいて、出会いは大喧嘩だったんだけど、それのおかげで今では大の仲良しになってます。

     本当はここで『道-タオ-』と行きたいところだけど、彼の『快傑ズバット』という作品にも『道』があります。

     僕の道、そしてみんなの道、それぞれあると思います。どんな道でも『男はひとり道をゆく』」

 

29:男はひとり道をゆく/水木一郎

-MC-

 

40周年のテーマに「道」を掲げられている水木さんのソロコーナー最後は「快傑ズバット」よりエンディング。

勇壮でありながら哀愁も漂っているというまさに快曲。改めてこの曲をじっくりとかみ締めさせてもらいました。

 

水木さんの呼び込みで堀江さんが登場。

 

水木さんは黒の革パン+シャツに赤いジャケット、

堀江さんは黒の上着、シャツ、ホットパンツ、ブーツと統一されていました。

 

水木さん「もうミッチとは事前に合わせなくても衣装が合っちゃうんですよ」

堀江さん「以心伝心ですね」

水木さん「以心伝心電信柱ですよ」

 

堀江さん「これからも兄が元気な限り続けていこうと思っています。もう水木さん歌うのが好きですから」

水木さん「そうですね、歌う事大好きですね。こう見えて若いアーティストにもリスペクトされていますから、まだまだ歌いますよ!」

 

水木さん「楽しく過ごしてきましたが次がラストソングです」

堀江さん「さぁ、タイトル言えますか!?」

水木さん「おしッ! 『破邪大星ダンガイオー』より『CROSS FIGHT!』」

 

30:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子

 

言えました。水木さんにとって「破邪大星」が鬼門のようで。

瞬く光の破邪大星はお二人の関係を象徴するかのような絶妙なコンビネーション。「ふたアニ」のラストには欠かせない曲です。

 

-アンコール-

 

お二人、バンドの皆さんが拍手で見送られ、そのまま鳴り止む間もなくアンコールへ。

 

-MC-

 

お二人一緒に登場。

俄然鳴り止まない拍手の中、ただただ堀江さんを見つめる水木さん。

 

堀江さん「今、泣かそうとしてたでしょー?」

 

ギュイン。

 

次の曲の音調整の為、チューニングをしていた松尾さんのギターから音が。

 

堀江さん「松尾さんは笑わせようとしてるでしょー?」

 

31:たたかえ!ガ・キーン(2C)/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

飛び出せスイートクロス!!! 二人の心が一つになってアンコール一曲目は「ガ・キーン」。

それぞれのパート終わりには必ず「ミッチ」、「アニキ」と呼び合うのも素敵。

 

ここでバンド紹介。

貴日さん→村上さん→瀧本さんときて次は松尾さんとなると

 

水木さん「ギターッ!! ………松尾洋一!!」

堀江さん「今、思い出そうとしてたでしょ?」

水木さん「違うって~」

堀江さん「大阪の時も名前忘れて一回舞台袖に下がっちゃったんですよ」

水木さん「そしたら、袖にいたスタッフもわかんねぇでやんの」

BROADWAYのBIG MANもお二人にはかないません。

 

水木さん「思えば6年前、NHKの『ふたりのビックショー』に出たくて創めたこのライブも6年目ですよ」

堀江さん「いろいろ名前にも悩みましたね。いまだに本家からはお話をいただけませんけど」

水木さん「でもNHKでアニソンもとり上げてくれるようになりましたよね」

 

水木さん「思えば、『うたえモン』も10年前ですよ」

堀江さん「そんな前になりますね」

水木さん「アニメを取り扱う番組ってよく『懐かしの』ってつくのがあるけど、自分達は現役だって思いがあるから出なかったんです。

     番組で歌手の人が出ても、その人には触れずにタレントさんばっかりで喋ってたりするからオレもミッチも『出ねぇ!!』って。

     でも『うたえモン』のスタッフのみなさんはホントに情熱があって、今田耕司くんもホントにリスペクトしてくれてるし」

堀江さん「昨日もアニメの特集やってましたよ。でもね、やっぱり皆さんしゃべりたいんですよ。見てたものだし、好きだから」

 

堀江さん「アニキはテレビ受けしますからね」

水木さん「でぇも、オレはアニソンって言う文化を忘れさせないために出てるからね。アナタも面白いんだから出ればいいのに」

堀江さん「いやいやぁ、アニキにまかせますよぉ」

水木さん「ミッチはいつもそう言うんだもんなぁ……あともう一人そういう真面目なヤツ知ってるんだよ」

堀江さん「誰ですか?」

水木さん「いやぁ、アイツは関西出身なのにそういう所、真面目だからなぁ」

堀江さん「あぁ、影ちゃん?」

水木さん「そう影ちゃん。アイツも面白いヤツなのに」

 

32:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子

 

最後は「ふたアニ」のテーマソングともいえる「Dear Friend」。会場全体がとても楽しい雰囲気に。

毎度の事ながらこの曲を聞くと、もうおしまいという感じがして若干寂しくもあります。

 

「Dear Friend」が終了すると再びのサビの伴奏が繰り返しながら、お二人は上手、下手、中央お辞儀をして退場。

その後は幕が下がるまでバンドの皆さんがサビを演奏し続け、バンドの皆さんにも惜しみない拍手が贈られます。

余韻を残しながら終わるのも「ふたアニ」ならでは。

 

閉演BGM:Dear Friend(Ending Version)/BGM

 

バラード調のエンディングバージョンが流れる中、客電がじわりと付き

観客の皆さんはそれぞれ帰路につきます。

 

ちょっと大人の雰囲気が漂う楽しいコンサートは「ふたアニ」独自の雰囲気。

スタンディングの盛り上がり必至のアニソンライブも楽しいですが、こういったじっくり味わうアニソンコンサートも素敵。

お二人合わせて数千曲のレパートリーの中でもここでしか聴くことの出来ない曲も多く

絶妙な掛け合いのトークもとても魅力的ですので、今後もずっと続いていって欲しいイベントです。

 

 

補足

 

・「ふたアニ」はお二人の歌はもちろんですがトークも魅力。私達の文才ではとても伝えきれないことだらけ。

 よってお話の部分はかなり割愛させていただいています。

 

・「Now and Forever」早く音源化して欲しく。

 

・ソファーのヘリに座る堀江さん。

 

・貴日さんカラオケ音源でもしっかりコーラス。

 

・「テッカマン」のラストは1番では裏声だったものの、最後には普通に出してしまう堀江さん。まさに女王。

 

・ちなみに「ハート☆ドデカく」の作曲は「マジレンジャー」岩崎貴文さん。

 

・水木さん「なに!? その含み笑い?」

 

・水木さん「あ! 私の好きな短パン!!」

 

・そんな短パンな堀江さんのシャツの文字は、バチはまりな「DIVA」。

 

・水木さん「今日唯一残念な事が一つだけ。堀江美都子を泣かせませんでした」

 

・芸能人サファリパークの話。

 

・完璧の母。

 

・最後がお二人でお辞儀をした後、腕を広げて堀江さんに歩み寄る水木さん。途端に袖に逃げてしまう堀江さん。

 そしてバツが悪そうに照れ笑いるす水木さん。#5ではこのまま水木さんが退場されましたが

 堀江さんが最登場。堀江さんの手招きで水木さんと手をつないで一緒に退場。#6はそんなお二人らしい楽しい退場のし方で終了しました。

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