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松本梨香 40th Anniversary Live ~梨香ZANMAI~

25.5.25 横浜市南公会堂

 

出演/松本梨香

 

日本舞踊/川嶋杏奈

ダンサー/KOOYA 颯

サンバダンサー/Ekko Ayaka

 

キッズダンサー&コーラス/Studio Hina Beats

 

演奏/Key&Pi.菊池亮太 Ag&G.川瀬智 Ba.timiri toshi Dr.生田目勇司)

   和太鼓一家 武志 BUSHI(​和太鼓.公之武 志居 凛 ソウスケ) Harp&whi.松本梨香

 

 

松本梨香さん。

大衆演劇「新青座 中村雄次郎劇団」の座長である父親の影響で舞台役者を志すも、

ご自身の体調や実兄の不幸が重なり役者の道を断念。舞台で共演した名古屋章さんの勧めで

アニメ「おそ松くん (1998年版)」のオーディションを受け合格。チョロ松役で声優デビュー。

以降は声優としてアニメ「ポケットモンスター」シリーズの主人公サトシを代表格に、

これまで数多くのアニメ、特撮、吹替でご活躍されているほか、

俳優、タレントとしても様々な映像作品のほか、舞台も復帰され、多岐にわたる公演にご出演されています。

 

歌手としてもオリジナル曲を多く発表されており、

アニメ「ポケットモンスター」シリーズや特撮「仮面ライダー龍騎」などの主題歌を歌われた他、

スーパー戦隊シリーズの特撮「爆上戦隊ブンブンジャー」ではブンドリオ・ブンデラスの声の他にもエンディングもご担当。

2000年にはアニメソングを作り、歌うユニットJAM Projectの初代メンバーとして活動されたり、

2022年には和楽器演奏者の方々と和ユニット「祭火 MATSURICA」の結成や劇団「ブルー・ビー」を旗揚げ。

さらに2024年4月には自身の半生を語った初のエッセイ本「ラフ&ピース」を発表され、

日本はもちろん海外のステージに立たれるなど、多方面で精力的に益々ご活躍中。

そんな松本さんがデビュー40周年を迎えられました。おめでとうございます。

 

40周年記念したライブ「松本梨香 40th Anniversary Live ~梨香ZANMAI~」を開催。

松本さんがチャリティーなどの活動をされる中で出会った

ご家族で和太鼓の演奏活動をされている和太鼓一家 武志 BUSHIの皆さんや日本舞踊の川嶋杏奈さん、

ダンサーのKOOYAさん、颯さん、サンバダンサーのEkkoさん、Ayakaさんのご出演が発表されていました。

 

会場は神奈川県横浜市にある横浜市南公会堂。

最寄り駅の阪東橋駅のほど近くにある横浜橋通商店街は松本さんが幼少期より親まれており

現在は応援アンバサダーとして新テーマソングなどを歌われていて、地元中の地元での開催となりました。

 

会場内に入るとロビーには横浜橋通商店街や松本さんののぼりの他、各関係者の祝花が展示。

松本さんが声を担当している岡山県交通安全協会のマスコットキャラクター「あんぜんごちゅーい うちゅーい」の特設ブースがあり、

スタッフさんが観客にカメラを向けて松本さんへの応援メッセージを撮影していました。

 

客席内に入ると松本さんのこれまで歌われた楽曲がBGMとして流れており、

ステージ上には前方に演奏陣の皆さんの楽器や松本さんのステージドリンク等が置かれた机が設置。

段になった後方には和太鼓が設置されており、壁面は中央が襖のように開く仕組みになっていて、

左右には輪っかのオブジェが柱のように何枚も連なって柱状になっているものが左右に二本ずつ設置されていました。

壁面にはスクリーンが下ろされ、今回のメインビジュアルが映し出されていました。

またステージ上空には行燈の形をした照明器具が左右に二機ずつ設置されていました。

 

今回のチケット種類は限定グッズ付きの最前線席チケット、限定グッズ付きのS席チケット、

限定グッズ付きのA席チケット、A席チケットの4種類が販売されており、全席完売。

 

またライブ自体も配信サイト「ZAIKO」にてライブ配信が行われ、

ライブ終了後から5月31日までアーカイブとして配信を見る事が出来ました。

 

各座席にはチラシの他に自分で折ってハリセンになる厚紙が置いてありました。

厚紙には「りか姉 40周年 おめでとう!!」のメッセージが書かれており、

松本さんには内緒の「特別サプライズ企画」としてアンコール時に掲げてほしい旨が書かれていました。

 

開演時間の15分前と5分前には松本さんご自身による開演前の諸注意がアナウンス。

「さっそくフレンドリー松本梨香」と自己紹介され、松本さんならではのユーモアを交えながら諸注意をアナウンスされていました。

開演時間を20分ほど過ぎた頃、バンドと和太鼓一家 武志 BUSHIの皆さんが登場されると観客拍手。

演奏陣の皆さんの準備が整った所で、会場内の照明がゆっくりと暗くなっていき、いよいよ開演です。

 

00:OVERTURE/和太鼓一家 武志 BUSHI

01:彼岸花/松本梨香 川嶋杏奈 和太鼓一家 武志 BUSHI

02:Alive A life/松本梨香 KOOYA 颯

-MC-

 

まずは和太鼓一家 武志 BUSHIの皆さんによる和太鼓演奏からスタート。

威勢がいい演奏と共にスクリーンには炎のアニメーションが映し出されていました。

演奏が終わると「梨香 ZANMAI」の文字が大きく映し出されました。

ステージ後方の襖から松本さんが登場され、一曲目は「顔晴れワッショイ!」のカップリング曲「彼岸花」。

着物をアレンジされたお衣装で艶やかに歌われる中、前方ステージに川嶋さんが登場され、歌に合わせて舞踊をご披露。

松本さんが羽織っていた打掛を退場される川嶋さんに託され、続いては特撮「仮面ライダー龍騎」よりオープニング。

緊張感のある松本さんの歌いぶりの中、ダンサーのKOOYAさんと颯さんも合流されて躍動感あるダンスをご披露されました。

 

・松本さん「『梨香 ZANMAI』へようこそ! 最後まで楽しんで行ってくださあああああい!」

 

03:ベストウィッシュ!/松本梨香 KOOYA 颯

04:スパイシー・ライフ (1.5C)/松本梨香 KOOYA 颯

-MC-

 

松本さんが数多く歌われてきたアニメ「ポケットモンスター」の楽曲から、

アニメ「ポケットモンスター ベストウイッシュ」よりときめきと不安が入り混じった初代オープニング。

普段のステージでは松本さんがお一人で行われるサビ部分の振り付けをダンサーのお二人と一緒に披露されていました。

続いては松本さんが主人公・保与田未来を演じられたアニメ「ママはぽよぽよザウルスがお好き」より二代目エンディング。

松本さんがステップを交えて歌われる中、一番を歌い終った所でダンサーのお二人とバンドメンバーの皆さんをご紹介。

紹介された方はそれぞれソロパートを披露されていましたが、ドラムの生田目さんは松本さんからのリクエストを受けて

ソロパートを三回分ご披露。各ソロパートが終わると最後の繰り返し部分のサビを歌われて締めくくられました。

 

・ダンサーのお二人が退場され、松本さんお一人でお話。

・松本さん「続けてどーっと行きまして息が上がっています。運動不足がたたっています。こんなに着飾っちゃったし。

     ライブ終わったら5キロくらい痩せているんじゃないかと思いますが、地元でライブが出来て凄く嬉しいです!」

 観客拍手。

・観客の拍手を受け、両手を上下に動かして拍手をさらに大きくするように扇動される松本さん。

 拍手の勢いが大きくなった所で、フジテレビ往年のバラエティ番組「森田一義アワー 笑っていいとも!!」の

 タモリさんよろしく、リズムよく拍手を指揮する松本さん。それに観客が合わせ一体感を生んでいました。

・松本さん「一週間前に全席が完売になりまして。嬉しい事に関係者の方々も『梨香さん行くよ』って言ってくださったんですけど

     お断りする方もいたりして。もう立ち見とか作ればよかったかなぁ。みんなも肩車とかしてもらってね」

 観客笑。

 

05:ひとりでいるより自由な場所/松本梨香

-MC-

 

松本さんが「私にとってはここ横浜が『ひとりでいるより自由な場所』です」と紹介されて歌われたのは

「スパイシー・ライフ」のカップリングであるオリジナル曲「ひとりでいるより自由な場所」。

松本さんが穏やかにのびやかに歌われる中、最後のサビ「こんなふうに君と」の部分では

客席のように手を広げて「こんなふうにみんなで」と替歌をされる場面もありました。

 

・ここで松本さんとバンドの皆さんとのトークコーナー。

・松本さんがバンドの皆さんおひとりづつにインタビューをする形で展開。

・ベースのtoshiさんへの質問は「長く続けてきた事は?」。

・toshiさんは自慢の長いヒゲ。19歳の頃から伸ばし始めたきっかけのお話。

・ドラムの生田目さんへの質問は「初めて松本さんと会った時の印象」。

・生田目さんが松本さんと初めて会ったのは2019年に東京府中市にある在日米軍横田基地で行われたコンベンション

 「YOKOTA-CON」内での高取ヒデアキさんとのライブ「Live Music from Zetki Band & Rica Matsumoto」。

・「ポピュラーな松本梨香像」そのままの元気な楽しい人。

・ギターの川瀬さんへの質問は「松本さんと共演するようになってどうですか?」

・やりたい事があふれている松本さんにパワーをもらっている川瀬さん。

・キーボードの菊池さんへの質問は「松本さんに対して言いたい事」

・松本さん「でも待って! この年になるとちょっとした事で傷つきやすいし落ち込むし長く引きずるからね」

 観客笑。

・松本さんと菊地さんは菊地さんが学生時代から約15年のお付き合い。

 出会った当時に「長い付き合いになるよ」と言われて本当に長い付き合いになるとは思わなかったとの事。 

 

・今回のライブ開催にあたり、関東各所の街頭ビジョンでCMが流れたり飛行機の機内誌への広告や

 各所にポスターが張られていた他、アンバサダーを務められている横浜橋通商店街では横断幕も張られているとの事。

 

05.5:超・最高! (さわりのみ)/松本梨香

-MC-

 

松本さんが横浜橋通商店街の新テーマソングの作詞と歌を担当されたというお話をされた所、

バンドの皆さんがおもむろに演奏をはじめ出し、松本さんが即興でさわりのみご披露されていました。

 

・toshiさん「これ商店街行くと流れてるの?」

 松本さん「そう。30分に一回流れてるの。だから途中から聞いた人は30分じっと待っててください」

 観客笑。

 

06:恋も愛もGETしなくちゃ/松本梨香

07:ガーベラ/松本梨香

-MC-

 

松本さんの歌手デビュー10周年記念のベストアルバム「RICA the BEST」より「恋も愛もGETしなくちゃ」。

ポケットモンスターを思わせる単語が散りばめられ等身大の女性を描いた歌詞をゆったりと歌われた後は、

オリジナル曲でテレビ東京系「TVチャンピオン」二十四代目エンディングでもある「ガーベラ」。

松本さんのどこかせつない大人な歌いぶりが魅力の本曲では歌の他にハーモニカの演奏もご披露されていました。

 

●It's a smile world 2012/ナレーション:松本梨香 演奏:菊池亮太

 

ここで松本さんとバンドの皆さんが退場され、スクリーンに映し出されたのは「It's a smile world 2012」の文字。

「It's a smile world」はこの場では名言されていませんでしたが、

2012年より松本さんが発起人となって続けられているチャリティー活動「まんまるプロジェクト」で用いられている言葉。

松本さんによる思いが綴られたナレーションと共にスクリーンには笑顔が書かれた花やボールなどの写真が映し出されました。

この間にスタッフさんがステージ向かって左側にピアノを設置され、菊地さんがスタンバイ。中央には椅子とマイクスタンドが設置。

映像が終わると菊地さんのピアノ演奏がスタート。松本さんの楽曲をしっとりとした曲調にアレンジされたメドレーで演奏されていました。

 

●ブルー・ビーと太陽のひまわり/朗読・松本梨香 演奏:菊池亮太

 

青を基調とした衣装に着替えられた松本さんが登場されて椅子に座られ、

ここからは松本さんご自身が文と絵を担当された絵本「ブルー・ビーと太陽のひまわり」の朗読コーナー。

菊地さんの演奏をBGMに松本さんが主人公ブルー・ビーをはじめ様々な役柄を演じられていました。

 

08:君はともだち/松本梨香 Studio Hina Beats

09:春よ春/松本梨香 川嶋杏奈

-MC-

 

朗読が終わると歌われたのは絵本「ブルー・ビーと太陽のひまわり」テーマソング。

菊地さんのピアノ演奏のみのシンプルさに松本さんの広がりのある歌声が会場いっぱいに広がる中、

埼玉県にあるダンススタジオStudio Hina Beatsのキッズダンサーの皆さんがダンスとコーラスを担当されました。

Studio Hina Beatsの皆さんが退場され、菊地さんのピアノ演奏のみで「顔晴れワッショイ!」のカップリング曲「春よ春」。

曲が始まると共に川嶋さんが登場され、はかなげに舞われる中、松本さんもせつない歌いぶりをご披露されました。

 

・ここで松本さんが改めて川嶋さんをご紹介。この間にバンドの皆さんが合流され、菊地さんもキーボードへ移動されました。

・松本さんと川嶋さんは舞台で共演されて以来意気投合され、よく一緒に呑みに行かれるとの事。

・松本さん「わたしが酔っぱらうと肩を貸してタクシーまでつれて行ってもらうんですよ」

・ここで次に歌われる「生きてこそ」のサビ部分の手話を松本さん自らレクチャー。

 バンドの皆さんも軽く演奏をされる中、ゆっくりと、とても丁寧に教えられていました

 

10:生きてこそ/松本梨香 KOOYA 颯

 

松本さんがカバーアルバム「まんまる」でカバーされているアニメ「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」のオープニング。

2011年の東日本大震災以来ご自身のステージでは必ずといっていいほど歌われている本曲を、

今回はダンサーのお二人のしなやかなダンスを交えつつ、抱擁感たっぷりに歌われ、後半はマイクを離してほぼ地声で歌われる場面も。

 

・ダンサーのお二人が退場され松本さんお一人でお話。

・松本さん「気が付いたら40周年。一年は365日だから、40年ってざっと14600日……たいしたことないなと思いまして。

     人生はやっぱり短くてあっという間で、これまで病気したり大切な人が亡くなったりして今があるんですけど、

     幸せに思えない事もあったし、立っているのも嫌なこともありましたけど、考えてみたら、短いなと。

     残りはもっと短くなっちゃったけど、もっと楽しく生きていたいし。よくみんなの見てない所で泣くんですけど

     嬉しい涙を流していきたいなと思っています。これからもよろしくお願いします」

 観客拍手。

 松本さん「じゃあ、次はスタッフが40年記念に映像を作ってくれたので、みんなは"映像"を見て"えいぞう"!」

 観客笑。

 

●松本梨香 40th Anniversary Movie

 

軽やかなダジャレと共に松本さんが退場されるとスクリーンに40周年記念の映像が上映。

ご自身が手がけられた絵本「ゆめらっちょ!」のテーマソング「ゆめらっちょ!」をBGMに

幼少期のご家族や愛犬とのお写真の他、ライブや朗読劇、舞台などステージでのお写真や映像、

個人やバンドTRICYCLEでのプロモーションビデオの映像や「顔晴れワッショイ!」やJAM Project時代のポートレートもあり、

最後は横浜橋通商店街での応援アンバサダー任命式の映像で締めくくられました。

 

11:ポケモンメドレー

アローラ!! (TVサイズ)

~ライバル (TVサイズ)

~OK! (TVサイズ)

~XY&Z (サビ)/松本梨香 KOOYA 颯

-MC-

 

映像が終わるとアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」より初代オープニング「アローラ!!」の軽快な前奏と共に

松本さんが「ポケモンメドレーいくぜえええ!!」とダンサーのお二人と共にご登場。

松本さんがモンスターボールを客席に投げ込むと紅白二種類の巨大なバルーンが客席に登場。

バルーンが客席を跳ねて移動する中、松本さんが観客と踊りながら大きな声で盛り上がった後は

「バトルしようぜ!?」の一言からアニメ「ポケットモンスター」二代目オープニング「ライバル」へ。

力強さとどこか感傷的な松本さんの歌いぶりを堪能した後はアニメ「ポケットモンスター」三代目オープニング「OK!」。

疾走感抜群の本曲を松本さんも観客も「OK!」の振り付けや合いの手を行って一体感が生まれていました。

メドレーのラストはアニメ「ポケットモンスター XY&Z」オープニングより最後のサビ部分。

松本さんは客席から飛んできた巨大バルーンを客席へ押し返しながらパワフルに歌われていました。

 

・永遠の10歳なのに息が上がっている。

・松本さん「こんなに沢山の主題歌を歌えると思っていなかったので、今回のメドレーは選曲に悩みました。

          大好きな『やじるしになって!』とかも入れたかったんだけど、スタッフの人達が聞きたかった曲を選びました。

     今度はみんなからのリクエストでメドレーを作ろう。じゃないと……今回のメドレーは……息継ぎが、無い……苦しい」

 観客笑。

 松本さん「バルーンはさ、梨香の所に来る予定じゃなかったんですよ。二人がボディーガードしてくれる予定だったじゃん!」

 観客笑。

 松本さん「歌いながら『来た来たー!』って打ち返しちゃいましたよ。みんな後頭部とか打ってない? 大丈夫?」

・嫌な事は自分で歌って鼓舞して跳ね飛ばす松本さんは100歳まで歌い続けられるかもしれない。

・最近は「梨香さんのファンなんです」と言ってくれる親子連れは、子供ではなく親御さんの方がファンである事が多い。

 松本さん「ありがたいですよね。家族の"かすがい"になるっていうのが夢だったんですよ。

     家でさ、家族が松本梨香の話題でみんなが笑顔になってくれたら最高だし、やりたかった事なんですよ」

 

12:コツコツ-PON-PON (1C+α)/松本梨香 KOOYA 颯

-MC-

 

続いて松本さんが歌われたのは特撮「爆上戦隊ブンブンジャー」よりエンディング。

松本さんはダンサーのお二人と共にエンディング映像そのままのダンスを踊りながら軽快な歌声をご披露されていました。

ステージで歌われる際はフルコーラスではなくほとんど1番のみの事が多いのですが今回は冒頭にサビが追加されていました。

 

・松本さん「最後の曲でございます!」

 観客「ぇぇぇえええぇえええ」

 松本さん「……またやろう。みんなと離れたくないから。(抱きしめる仕草)♪ハグ~ハグ~ハグ~。ちょっと壊れてきた」

 観客笑。

 

13:Samba De Janeiro

~顔晴れワッショイ!/松本梨香 Ekko Ayaka 和太鼓一家 武志 BUSHI

 

ここからは和太鼓一家 武志 BUSHIの皆さんも演奏に加わり、松本さんのサンバホイッスルからはじまったのは、

テレビなどでサンバを連想する際によく流れるドイツのバンドBeliniの楽曲「Samba De Janeiro」。

客席後方からサンバダンサーのEkkoさんとAyakaさんが登場されて客席の通路を通ってステージへご登場。

軽快なステップと情熱的なダンスを披露された後は、そのまま松本さんのオリジナルリズム歌謡「顔晴れワッショイ!」。

松本さんが観客を盛り上げながら元気いっぱいに歌われる中、会場全体がお祭り状態でにぎやかに締めくくられていました。

 

-アンコール-

-MC-

 

松本さん、Ekkoさん、Ayakaさん、和太鼓一家 武志 BUSHIの皆さん、バンドの皆さんが拍手の中を退場されると

ステージ上が暗くなり、拍手からアンコールへ。スクリーンには松本さんへのサプライズとして

松本さんが登場されたらサプライズ用の厚紙をステージへ向ける事を促す文章が映し出されていました。

 

・しばらくするとバンドの皆さんが登場されてそれぞれの場所でご準備。

・その後、松本さんがライブTシャツにサトシが被っている帽子の後ろ半分を切り取ってアレンジした姿でご登場。

 観客がメッセージの書かれた厚紙を掲げている客席をご覧になると「すごい」と言われた後、

 「ありがとう」と言いながらしばらく言葉に詰まっていらっしゃるご様子。

 

・松本さん「……じゃあ……ちょっと懐かしい、……最初のポケモンのCDに入っていた曲歌うね」

 

13.5:おやすみ ぼくのピカチュウ (冒頭のみ)/松本梨香

 

アンコール一曲目はアニメ「ポケットモンスター」より、第39話「ピカチュウのもり」挿入歌「おやすみ ぼくのピカチュウ」。

松本さんは歌い出されたものの、感情があふれていらっしゃったようで序盤で演奏を止められました。

 

・松本さん「ダメだぁ! もうさぁ~やめてよぉ~みんなぁ~」

 観客「がんばれー」

 toshiさん「みんな、泣かせておいて『がんばれー』って凄いなぁ」

 観客笑。

・感情がおさまるまではお話をされる事に。

・今回のライブ配信は現在戦争中の国にいる海外の方も英語に翻訳して広めてくださったとの事。

・松本さんが勇者シリーズよりアニメ「伝説の勇者 ダ・ガーン」で主役の高杉星史を演じられた当時のお話。

 松本さん「インタビューで『アニメの主役をやって何を伝えて行きたいですか?』って聞かれて『世界平和です』って答えたんすよ。

     今も変わってないんですね考え方が。そこがブレていないから、みんなが笑顔でつながる世界をめざしていきたいです」

 

14:おやすみ ぼくのピカチュウ/松本梨香

-MC-

 

仕切り直してアニメ「ポケットモンスター」より第39話「ピカチュウのもり」挿入歌「おやすみ ぼくのピカチュウ」。

松本さんは優しく語りかけるように歌われていましたが、途中で音やテンポを正確に知る為に耳につけられている

イヤーモニター、通称イヤモニの調子が悪かった様子で外して歌われていました。

 

・運転しながら「おやすみ ぼくのピカチュウ」は聞いていて油断すると眠くなってしまう。

・松本さんはイヤモニが壊れてしまった旨をスタッフさんに報告され「いろいろあるよね」とお話され

 改めてバンドの皆さんをお一人づつご紹介されていました。

・ここでスタッフさんが新しいイヤモニを持参して登場され、ステージ上で松本さんに取り付ける作業を開始。

 

14.5:マンボNo.5

 

イヤモニを取りつけられながら「こんなの初めてだよ」と話された松本さんが

マンボの代表曲「マンボNo.5」をくちづさまれるとバンドの皆さんもその場で松本さんに合わせて演奏開始。

松本さんはイヤモニを取りつけられながらも「ウッ!」の合いの手を欠かさず行い観客を和ませていました。

イヤモニの交換が終わり別のスタッフさんが調節を行われて無事に準備が整うと「今日イチ焦ったわ」と松本さん。

 

15:タイプ:ワイルド (TVサイズ)/松本梨香

-MC-

 

菊地さんのキーボード演奏からアニメ「ポケットモンスター」五代目エンディング「タイプ:ワイルド」へ。

テレビサイズでのご披露でしたがアニメ「ポケットモンスター」シリーズの楽曲でも特に人気の高い楽曲だけに

軽快な曲調の中で力強くどこかせつない松本さんの歌いぶりに観客も大盛り上がりでした。

 

・ここで松本さんに呼びこまれ出演者の皆さん全員がステージに登場され、

 お一人づつ松本さんへ向けてのお祝いの言葉を述べられていました。

・松本さん「アレ、歌ってないよね。いつも歌ってるから歌ったかどうかわからなくなっちゃった」

 観客笑。

 松本さん「『ポケモン』はこの曲からはじまりましたが、こんなに長くみんなが愛してくれるのは嬉しいです。

     じゃあ『ポケモン』って言ったら、みんなが『ゲットだぜ!』ね。

     ポケモンッ!!!! ……っていったらだからね」

 観客笑。

 松本さん「これ決まりじゃん? お客さんは知ってるでしょ? ステージ側が一番びっくりしてたっていうね」

 観客笑。

 松本さん「それじゃあ行くよッ! ポケモンッ!!!!!」

 観客「ゲットだぜぇええええええええええ!!」

 

16:めざせポケモンマスター 20th Anniversary/松本梨香 川嶋杏奈 KOOYA 颯 Ekko Ayaka

                       Studio Hina Beats 和太鼓一家 武志 BUSHI

 

ラストはアニメ「ポケットモンスター」の初代オープニングを劇場版第20作記念映画である

「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」のオープニング用にアレンジし直された「20th Anniversary」を出演者全員で。

多彩なジャンルで活躍される出演者の皆さんが松本さんを中心に一堂に会して観客と共にアニメソングを歌う様子は

松本さんだからこそ実現する事が出来た、とても賑やかで楽しげな光景で、ライブの締めくくりにぴったりの大団円でした。

 

●記念写真撮影

 

観客から拍手が贈られる中、出演者の皆さんがステージ上に集合し客席を背にして記念写真を撮影。

手で4と0を作った40周年ポーズで松本さんと観客との「40周年」「ゲットだぜ」の掛け声でシャッターがきられました。

 

閉演BGM:For me to you (カラオケ)

 

日本テレビ系「モグモグGOMBO」のエンディングにもなった松本さんのオリジナル曲「For me to you」のカラオケが流れる中、

出演者全員がステージ前方に集合して手をつないで客席へ一礼をされた後、順番にご退場される間、

観客から松本さんにプレゼントや花束が贈られていました。

 

・松本さん「本当にありがとうございました! 最高のライブになりました! またあいましょうね!」 

 

松本さんが拍手で見送られると会場の照明が明るくなり、閉演のアナウンスが流れ出し

「松本梨香 40th Anniversary Live ~梨香ZANMAI~」は終演となりました。

 

 

アニメ「ポケットモンスター」シリーズをはじめとして松本さんがこれまで歌われてきた

アニメソング、特撮ソングはもちろん、なかなか聞けないオリジナル曲も新旧織り交ぜつつ、

さらにご自身が手がけられた絵本の朗読も行われ、声優、俳優としての一面も披露され、

まさにタイトルの「梨香ZANMAI」そのものといった内容でした。

 

世界平和への思いやチャリティ活動にも取り組まれてる松本さんが繋いできたご縁で

バンドの他にも和太鼓の演奏やダンスに日本舞踊、サンバも取り入れた多彩さもとても魅力的。

特にラストの「めざせポケモンマスター 20th Anniversary」での客席を眺めながら笑顔で歌われる松本さんを中心に

バンドの皆さんと和太鼓の皆さんが一緒になって演奏し、子供も青年も日本舞踊もサンバも一緒になって踊り、

観客も大声で歌う、和洋折衷の多幸感あふれるとても賑やかなお祭り状態は、

松本さんが思い描かれているまんまる笑顔で世界が一つになっている光景そのものなのではと感じました。

 

松本さん、40周年おめでとうございます。

 

補足

 

・ロビーの祝花の中には各所アニメ関係などの企業のほか、親交が深い井上あずみさんと今尾侑夕さん親子や

 高取ヒデアキさんとZ旗の皆さんの他、JAM Projectの皆さんからのお花も見受けられました。

 

・限定グッズは松本さんの全身アクリルスタンドと今回のパンフレット。

 パンフレットには松本さんからのメッセージの他、2000年代以降の年表や1990年以降のディスコグラフィティーの他、

 出演者の皆さんや縁のある声優さん、歌手さん、脚本家さんからのお祝いメッセージが掲載されていました。

 

・サプライズ用の厚紙はお祝いメッセージの裏には松本さんのお写真の他に

 松本さんの公式YouTubeチャンネル「まつりかチャンネル」のロゴと、YouTubeの制作協力をされている

 株式会社TMN、株式会社リソースクリエイションの企業ロゴマークが印刷されていました。

 

・「Alive A life」の間奏ではKOOYAさんと颯さんそれぞれがソロでダンスを披露される場面も。

 

・当日は松本さんの同級生の方々もスタッフでご参加されていたとの事。

 

・開演前のアナウンスは本当は会場のスタッフさんが行う予定だったそうですが

 松本さんがぜひやりたいという事でご自身で行う事になったとか。

 

・川瀬さんのお名前は智(サトシ)なのでとにかく親近感が沸いている松本さん。

 それでも川瀬さんが応えたい質問の提案にはYESとは言わない。

 

・10年前に前髪が長かった菊地さんの髪の毛を松本さんがその場で切ってあげたとの事。

 菊地さん「髪を切ってくれたのが、このライブのリハーサルした場所だったんですよ」

 toshiさん「髪切ってもらってどうだったの?」

 菊地さん「なかなかカッコよくて、あ、ボクがカッコよかったわけじゃなくて上手に切ってもらえて。

     思わず帰りに横浜駅で自撮りしちゃいました」

 観客笑。

 

・「ガーベラ」ではハーモニカの演奏も行う為、本来はスタッフさんがマイクスタンドを運び込む予定でしたが、

 なんらかの手違いがあった様子で松本さんは前方ステージと後方ステージをつなぐ階段に座って歌われていました。

 

・「君はともだち」が八曲目なのはハチだからかしら。

 

・松本さんによると川嶋さんの衣装は全部自前で財産を全部衣装などに使われているとの事です。

 

・Studio Hina Beatsの皆さんはリハーサルでは声が出ないほどにとても緊張されていたそうです。

 

・次回は客席にバルーンをリレー対決がしたい松本さん。

 松本さん「それがほんとの『バトルしようぜ!?』じゃないですか?」

 

・松本さん「『コツコツ-PON-PON』を歌う時とかは子供達の笑顔をつなげて勇気や元気を伝えたいですよ。

     自分も一緒にヒーローになった気持ちで表現させてもらえているのは感謝です」

 

・客席にはEkkoさんとAyakaさんのサンバダンサーのお衣装に驚かれていた子供さんもいらっしゃったとか。

 松本さん「いきなりだったから驚くよね。これも素晴らしいエンタメなんだよ」

 

・和太鼓一家 武志 BUSHIのソウスケさんはご家族ではなく、武志さんがひらいている和太鼓武志道場のお弟子さん。

 

・そんなソウスケさんの40周年には松本さんも駆けつける。

 

・ねんどみたいな美味しいうどんを作る。

 

・KOOYAさんは英語表記だから一瞬読めない。

 

・生田目さんの2歳のご息女がライブを初めて見に来ていらっしゃるとか。

 朝に松本さんが主題歌を歌われているアニメ「チーズスイートホーム あたらしいおうち」ご覧になっていたそうです。

 

・菊地さんはドイツでの演奏依頼を断って参加されたそうです。

 

・「めざせポケモンマスター 20th Anniversary」ではStudio Hina Beatsの皆さんから選抜されたメンバーは

 客席前方に降りてダンスをご披露されていました。

 

・松本さん「みんなも嬉しい方の涙探しして、まんまる笑顔をつないで行きましょうね」

 

・松本さん「もうね、愛しか感じない。みんなの愛、ゲットだぜ!」

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