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スーパーロボット魂 2025 "春の陣" 東京 ~stage terra~

25.4.27 Zepp Haneda

 

出演/ささきいさお 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 遠藤正明 さとうゆか

 

初参加/下町兄弟 高取ヒデアキ Sister MAYO☆

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) スペースカインズ(貴日ワタリ 常見弘士 戸巻大蔵)

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし G.鍋嶋圭一)

   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.島田直道 Sax&Pi.町田長右衛門)

 

 

「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」などロボットが題材になっているアニメや

「スーパーロボット大戦」などのゲームを中心とした楽曲で構成されたライブ「スーパーロボット魂」(通称SRS)。

 

1997年に「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」として初開催されて以来、現在まで30年近く続くライブシリーズで、

2002年以降は毎年春に「春の陣」と題して東京と大阪で開催され、2013年以降東京公演は二日間別々の内容で開催。

2021年以降は東京公演一日目を「stage universe」、二日目を「stage terra」と名称を変えて開催されています。

 

2025年の今回は「スーパーロボット魂 2025"春の陣"」として東京は「stage universe」「stage terra」二日間二公演、

大阪は「スーパーロボット魂 2025"春の陣" 大阪」として一日一公演、

さらに台湾台北での海外公演「スーパーロボット魂 2025 台北」も一日一公演と合計四公演が実施されました。

 

二日目の「stage terra」ではアニメ「マジンガーZ」やアニメ「ゲッターロボ」などのダイナミック企画の作品や

1970年代のロボットアニメブームの作品群、トランスフォーマーシリーズ、勇者シリーズなどのほか、

ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズにおいて便宜上、所謂「スーパー系」と分類される作品の楽曲を中心に展開。

 

長年アニメソング界を牽引し、"アニキ"の愛称で慕われ、ライブ「スーパーロボット魂」では座長を務められてきた

水木一郎さんが2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去された事を受け、

これまで特別出演だったささきいさおさんが2023年より座長を務められています。

 

いさおさんの他には堀江美都子さん、影山ヒロノブさん、MIQさんら水木さんと共に初演以来ご出演されているお三方と、

初期から出演されている遠藤正明さんが脇に控え、今回、久しぶりにさとうゆかさんが出演。

初参加として派生ライブ「スーパー戦隊"魂"」シリーズにレギュラー出演されている高取ヒデアキさんとSister MAYO☆さん、

更に下町兄弟ことBANANA ICEさん(工藤玄実さん)がご出演されました。

 

また、ささきいさおさんがこの年の一月に間質性肺炎急性増悪を発症し緊急入院。

集中治療室に入るほどの重篤から奇跡的に回復され、二月には退院。

リハビリを続けられており、当初は本ライブを含む四月いっぱいまで休養される旨が発表されていました。

本ライブの数日前に行われたリハーサルに参加された翌日に復帰会見を開かれ

本ライブでのステージ復帰と七月に芸能生活65周年記念イベントとベスト盤の発売を発表されていました。

 

今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して

会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、

ライブ終了後の5月1日から5月7日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。

 

会場は羽田空港の近くの羽田イノベーションシティにあるライブハウスZepp Haneda。

ステージ上には演奏陣、コーラス陣、そして高取さんが率いるバンドZ旗のホーン隊の皆さんの各ブースが設置されており、

奥の左右には金属の柱が二本ずつ設置。

中央上空には今回のライブロゴである「SRS2025 SUPER ROBOT SPIRITS TOKYO魂OSAKA」が描かれた幕が掲げられ、

壁面には銀色の波打った布が一面にはられておりました。

また、ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されておりました。

 

-MC-

 

・開演時間になると司会進行のショッカーO野さんがご登場。

・毎回ショッカーさんがご登場される際はショッカーさんにスポットライトが当たるだけだったのですが、

 今回は会場の照明が暗くなった後にショッカーさんがご登場されていました。

・ショッカーさん「みなさぁんこぉぉんばんわぁああ」

 観客「こんばんわぁあああああああ」

 ショッカーさん「元ー気ですかぁあ!!?」

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおお」

 ショッカーさん「魂はァ燃えているかああああああああ」

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」

 ショッカーさん「今日もとことん盛りあがろうぜぇぇええええええぇええ!!」

 観客「おおおおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおぉぉおおおおお」

 ショッカーさん「スーパーァーロボットォオオオ!!?」

 観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」

 ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたァ!」

 観客拍手。

 

・ショッカーさん「1963年、昭和38年に日本の国産テレビアニメシリーズである『鉄腕アトム』が放送されました。

        そこからテレビアニメが続々と作られて行くわけですけれども、

        『鉄人28号』『エイトマン』……どれもロボットが主役の作品です」

 観客拍手。

 ショッカーさん「そして今年は昭和100年になります。そんな記念すべき年に皆さんとロボットの歌で盛り上がれる。

        こんなに幸せな事はないですよね!?」

 観客拍手。

・ショッカーさん「昭和の時代から、平成、令和とちびっこ達、そして大きくなったちびっこ達」

 観客笑。

 ショッカーさん「そんなちびっこ達にずっと寄り添っていたのがスーパーロボットでございます。

        今宵はそんなスーパーロボット達と存分に遊んでいこうじゃありませんか!?」

 観客拍手。

 ショッカーさん「今日、皆さんは思い思いのスーパーロボットに乗り込んで遊んで下さい。

        そのナビゲートをいたしますショッカーO野です。よろしくおねがいします」

 観客拍手。

 ショッカーさん「さぁ盛り上がっていきたいと思いますが、皆さん、心の準備はよろしいですか!?」 

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 

 ショッカーさん「準備はいいかぁあああ!?」 

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 

 ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!!?」 

 観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 

 ショッカーさん「はぁあじまりまぁすっ!」

00:ROBONATION SUPER LIVE'97 summer オープニング/SE

01:鋼の魂/影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ 遠藤正明

02:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明

03:GET IT!/MIQ

04:FIRE WARS/JAM Project featuring 影山ヒロノブ

05;ダルタニスの歌/堀江美都子

06:立て! 闘将ダイモス/ささきいさお

-MC-

 

警告音と重厚な機械音が響くライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」のオープニングが

オーバーチュアとして流れる中、堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さんがゆっくりとご登場され、

ゲーム「スーパーロボットスピリッツ」より水木さんと影山さんが歌われたCMソングからスタート。

影山さんが水木さん、遠藤さんが影山さんパートをそれぞれ引き継がれ、堀江さんとMIQさんはサポート的にご参加。

遠藤さんと堀江さんが一緒に歌われる箇所では影山さんとMIQさんも近づき、肩を寄せて一体となって歌われる場面も。

堀江さん、MIQさん、影山さんを見送られた遠藤さんが歌われたのはアニメ「魔装機神サイバスター」よりオープニング。

威風堂々のパフォーマンスで観客を盛り上げた後は、MIQさんのご登場で映画「ザブングル グラフィティ」エンディング。

MIQさんは疾走感抜群の曲調をパワフルに歌われ、後半には圧巻のロングトーンをご披露されて後は影山さんがご登場。

ご自身がチェアマンを務め、この年に25周年を迎えたユニットJAM Projectの楽曲からOVA「マジンカイザー」よりオープニング。

重々しさが心地よい曲調と影山さんのハードな歌声とシャウトを堪能した後は、堀江さんがご登場。

雰囲気ががらりと変わり、アニメ「未来ロボ ダルタニアス」よりオープニングをあふれる風格で歌われていました。

続いてアニメ「闘将ダイモス」よりオープニング。前奏と共にいさおさんが登場されると観客から文字通りの大歓声。

観客の拍手を受けながらこれまでと変わらぬ笑顔で歌われるいさおさんのお姿に思わず込み上げてくるものがありました。

 

・いさおさんに鳴りやまない拍手が贈られる中、ショッカーさんが登場されると

 さらに堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さんも合流され、いさおさんの復帰を観客と「おかえりなさい」コールでお祝い。

・いさおさん「今年の頭に急に倒れまして、そのまま向こうの世界へ行くんじゃないかと思いました。

      みんな思ってたし、ボクも思ってました。倒れた三日後に意識が戻って病室にいたんですけど、

      そのまま永遠に眠っちゃうかなと思ったら、お医者さんや看護師さんに言われました。

      『僕達が一番うれしいのは、ささきさんがもう一度ステージに立って歌う事です』」

 観客拍手。

 いさおさん「その後、影ちゃんとかみんながボクが出る予定だったステージの穴を埋めてくれましたけど、

      今日は穴が空かずに済みました」

 観客拍手。 

・いさおさんが拍手の中退場されると、ここで堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さんをご紹介。

・ショッカーさんの扇動で観客からそれぞれ「ミッチ」「MIQ姐」「影ちゃん」「遠ちゃん」コールが贈られました。

・堀江さん「今日はまた一段と凄い声援じゃないですか? 最初からいさおさん出ちゃったからもうドッカーンて。

     あたし達だって復帰後初めてお会いしましたからね」

 

・拍手で堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さんが見送られショッカーさんお一人に。

・ショッカーさん「続いて登場される方は最近よく歌声を聞くんですよ。

        ハイボールのCMなのにコロッケが食べたくなったり、朝のバラエティで急に出てたり」

 観客「おおぉおおおぉ」

 ショッカーさん「さとうゆかさんのご登場です! 『伝説の勇者ダ・ガーン』より『風の未来へ』!!」

・当時ゆかさんがYUKA名義で歌われたアニメ「キテレツ大百科」六代目オープニング「お料理行進曲」が

 サントリー「トリスハイボール」のCM「ハイボール行進曲」篇で替歌を歌われていたり、

 TBS系朝のバラエティ「ラヴィット!」の三月放送分でお笑いコンビ東京ホテイソンのたけるさんの

 夢をかなえるゲストとしてゆかさんが出演され、「お料理行進曲」を歌われていました。

 

07:風の未来へ/さとうゆか

-MC-

 

ゆかさんがご登場され、勇者シリーズよりアニメ「伝説の勇者ダ・ガーン」よりオープニング。

爽やかな曲調の中、ゆかさんがハスキーではつらつとした歌声を披露され、振り付けと共に観客が一体となっていました。

 

・ゆかさんお一人でお話。

・ゆかさん「今日は"さとうゆか"です! 色んな名前があってゴメンナサイ!」

 観客笑。

 ゆかさんはさとうゆかの他、YUKA、YUKA SATO、佐藤有香、村石有香、麻倉美有などのお名前でご活動。

 ゆかさん「今日はみんなに呼び方を統一して欲しいと思いまして。今日は"ゆかりん"と呼んで下さい。せーのっ」

 観客「ゆかりぃいいいいん!」 

 ゆかさん「ありがとーうれしー!」

 観客拍手。

 

08:ハレルヤ・パパイヤ/さとうゆか

09:最強勇者ロボ軍団-Ladies-/MIQ

10:勇者王誕生!/遠藤正明

-MC-

 

ゆかさんが「一緒に踊ってくださーい」と歌われたのは、同じくアニメ「伝説の勇者ダ・ガーン」よりエンディング。

弾むような歌声を披露されたゆかさんはサビでは手を挙げる等の振り付け行い、観客も一緒に踊っていました。

ゆかさんが退場されると入れ替わりでMIQさんがご登場。同じく勇者シリーズからOVA「勇者王ガオガイガーFINAL」より

がらりと雰囲気が変わり、対特殊犯罪組織シャッセールの光竜、闇竜、そして天竜神のテーマ。

MIQさんが激しい曲調をドラマチックに歌われる中、曲中の台詞はアップルパイの杉山さんがご担されました。

続いては遠藤さんが登場されアニメ「勇者王ガオガイガー」よりご自身の代表曲であるオープニング。

「一緒に歌おうぜ」と観客に投げかけた遠藤さんでしたが、「ガガガ ガガガ ガオガイガー」部分は最初の一言以降は

ご自身では歌われず、全て客席にマイクを向けてられており、観客が歌う様子を嬉しそうに眺められていました。

 

・遠藤さんお一人でお話。

・遠藤さん「もう一曲、歌わせてもらおうと思うんですけど、珍しい歌。

     すごい久し振りに歌うんです。なので覚えているかどうか……」

 観客「おぉぉぉお」 

 遠藤さん「それでは『ガオガイガー』よりこの曲を聞いてください」

 

11:GGGマーチ/遠藤正明

-MC-

 

アニメ「勇者王ガオガイガー」より対ゾンダー秘密防衛組「ガッツィー・ジオイド・ガード(地球防衛勇者隊)」通称GGGのテーマ。

Z旗ホーン隊の皆さんによる勇ましさあふれる前奏と共に遠藤さんが曲名を紹介されると観客大歓声。まさか今回歌われるとは。

遠藤さんと観客が勇壮に歌われる中、曲中の台詞は遠藤さんの合図で、石井康嗣さんが演じた大河長官の台詞は貴日さん、

半場友恵さんが演じた卯都木命の台詞は1番と3番は杉山さん、2番は平山さんと、アップルパイのお二人が交互にご担当されました。

 

・退場される遠藤さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「さぁ、続きましては『スーパーロボット魂』初登場の方でございます。

        R.A.M.。 えー、Rundum・Access・Module……?」

 観客「おぉぉおおおおおぉおおおおおおお」

 ショッカーさん「……という方々だそうですが、まずは歌って頂きましょう! 『電脳冒険記ウェブダイバー』より『DIVER#2100』」

 観客「おぉぉおおおおおぉおおおおおおおおぉおおおおおおおお」

 

12:DIVER#2100/R.A.M.(高取ヒデアキ Sister MAYO☆)

-MC-

 

大歓声の中、高取ヒデアキさんとSister MAYO☆さんが登場され、アニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」より

お二方と音楽プロデューサーの平間あきひこさんによるユニットR.A.M.による初代オープニング。

原曲は高取さんがメインでMAYOさんはコーラスで参加されていますが、今回はMAYOさんもソロパートをご担当。

小気味よい疾走感あふれる本曲を高取さんは力強く、MAYOさんはクールに歌われ、観客も終始大盛り上がりでした。

 

・高取さんとMAYOさんでトーク。

・いさおさんの復帰が嬉しい高取さんとMAYOさん。

 高取さん「さっき配信の様子をモニターで見てたんですけど、会場の皆さんの歓声が素晴らしかったし、

     もちろんささきさんの歌声もキラッキラしてて、いい画が撮れてますよ皆さん!」

 観客拍手。

・高取さん「初めて参加してアレなんですけど、挨拶的にやらしてもらっていいですか?」

 観客拍手。

 高取さん「よぉし、めぇんなぁ盛り上がってるかぁあああああぁあああい!?」

 観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」

 高取さん「楽しんでるかぁあああああぁあああい!?」

 観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」

 高取さん「『スーパーロボット魂』……楽しんでるかあぁあああい!?」

 観客「いぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」

 高取さん「あ、ところでぇ……配信を見てる人はどこで、そして会場にいるみんなはぁ

     どおおおぉっからきたんだあああああぁぁああああああああい!?」

 観客「家ぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」

 高取さん「家だよねっ」

 観客拍手。

13:SO DIVE!/R.A.M.(高取ヒデアキ Sister MAYO☆)

-MC-

 

続いてお二人が歌われたのは同じくアニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」より二代目オープニング。

お二人で歌われるのは今回が初という本曲は、Z旗ホーン隊の皆さんによるホーン演奏が入った事で

高取さんがご自身のYouTubeチャンネルで公開されているZ旗の演奏によるセルフカバー版に近い印象。

お二人は使命感とせつなさのある歌いぶりを披露され、後半には向き合いながらステップをふまれる一幕も。

 

・ショッカーさんが合流され、高取さんとMAYOさんとトーク。

・お二人が自己紹介をされていなかったという事で改めてショッカーさんがお一人づつご紹介。

 ショッカーさん「自己紹介もしてないのに『どっから来たんだーい』『家ぇえええ』って何だよ」

 高取さん「すみません、初参加なもんで」

 観客笑。

・この間にスタッフさん達によってステージ上に譜面台やマイクスタンドが設置されていき、

 アコースティックコーナーの準備が進められていました。

・毎年秋に開催されるスーパー戦隊シリーズの楽曲に特化したライブ「スーパー戦隊"魂"」ではレギュラーながら

 「スーパーロボット魂」には初参加の高取さんとMAYOさん。

・MAYOさん「アタシがそういうロボットものを歌ってるってみんな知らないんじゃないんですかね?」

 高取さん「でも知ってるよね?」

 拍手で応える観客。

 ショッカーさん「Sister MAYO☆になる前にもいろんな名前で歌ってるから知らない人もいるかもね」

 高取さん「そうっすよね。僕なんかもCOAっていうユニットですし」

 MAYOさん「アタシはCyber Nation Network、略してC.N.Nだしね」

 観客拍手。

 

・高取さんとMAYOさんが拍手で見送られ、ショッカーさんがアコギコーナーの出演者の皆さんをお出迎え。

・今回のユニット名は「MEMORY of ANIKI FAMILY」。略してMAF。

 長年ライブの座長を務められた水木さんの楽曲をファミリーで歌い継いで行こうという思いが込められているそうです。

・今回のメンバーは堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さん。

・楽器は影山さんがアコースティックギター、遠藤さんがジャンべをご担当。

・皆さんそれぞれが水木さんがテレビなどに出演される際にトレードマークとして付けられ商品化もされた

 真っ赤な「アニキマフラー」を思わせる赤いマフラーやバンダナ等を手や首などに身に付けられていました。

 

・ショッカーさん「この曲はアニキも好きでよく歌ってましたね」

 堀江さん「アニキ歌ってましたね」

 ショッカーさん「その曲を今回は影ちゃんがアコギの他にハーモニカも使うんですね」

 影山さん「そうなの。今日ギター一人なんでぇ。昔はアニキもアコギでイントロとか弾いてくれてたんすけどね」

 堀江さん「今、影ちゃんがいる所にアニキがいてねぇ」

 ショッカーさん「そうか、立ち位置が変わってるんですね」

 

14:さすらいの星 ジミーオリオン/MEMORY of ANIKI FAMILY

-MC-

15:アストロガンガー/Memory of ANIKI family

-MC-

 

アコギコーナー一曲目はアニメ「合身戦隊メカンダーロボ」より水木さんが歌われたエンディングから。

影山さんのハーモニカが郷愁を誘い、歌詞も合わせて水木さんを偲ぶように感じ、しみじみと聞き入りました。

ショッカーさんが登場され、水木さんが「マジンガーZ」以前に歌われたロボットアニメではあるものの、

ライブの発足当時は「意思を持つロボットは生命体扱いになるので範疇外」とされていましたが

後に緩和され、水木さんも歌われたというお話から、アニメ「アストロガンガー」よりオープニング。

三番まであり、覚えやすい曲調と合いの手もある為、観客も一緒になって歌っていました。

 

・拍手の中、Memory of ANIKI familyの皆さんが見送られ、スタッフさんがマイクスタンドや譜面台をお片づけ。

 バンドの皆さんがステージに登場されて準備をされている間に、ショッカーさんが観客へ向けてアンケート。

・昭和生まれを労い、平成生まれに未来を託し、令和生まれは英才教育に期待。

・この夏に開催される老舗アニメソングフェス「ANIME JAPAN FES 2025"夏の陣"」のご案内。

 

・ショッカーさん「さあここから後半戦ですが、先程『アストロガンガー』で触れました生命体……」

 観客「おぉぉ」 

 ショッカーさん「当初は『乗り込まなければスーパーロボットではないのでは?』なんて話もありましたが、

        そういったものは取っ払って、スーパーロボットは間口が広いんですよ!」

 観客拍手。

 ショッカーさん「それじゃあ『トランスフォーマー』はどうなんだと……やろうじゃありませんか!!」

 観客「おぉぉおおぉおおお」

 ショッカーさん「それでは初登場の下町兄弟さんのご登場です!! 『WAR! WAR! STOP IT』」

 

16:WAR WAR! STOP IT/下町兄弟

-MC-

 

ここからはトランスフォーマーシリーズの中から"「ビーストウォーズ」のはじまりだっ"。初参加の下町兄弟さんが登場され、

まずはビーストウォーズシリーズ第一作であるアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」よりオープニング。

「みんなで歌おうぜ、覚えてるかい?」と投げかけられた下町兄弟さんは「WAR WAR 争いはSTOP IT」の部分を扇動され、

アップル、カインズの皆さんと観客との大合唱の後、当時と変わらないお声でラップパートをご披露。

更に後半には原曲にはない英語のラップや観客とのコール&レスポンスも織り交ぜ、会場に独特の一体感を作られました。

 

・ショッカーさんが合流され、改めて下町兄弟さんをご紹介。

・下町兄弟さんはお一人なのか。下町さんと呼ぶか兄弟さんと呼ぶか。

・ショッカーさん「すみませんね、ウチの身内に鋼鉄兄弟っていうものがおりまして(※)」

 観客笑。

※鋼鉄兄弟。2997年の未来から来た鋼鉄1号(RM01)さんと鋼鉄2号(RM02)さんによるユニット。影山さんと遠藤さんにとても似ています。

・ショッカーさん「ウチのスタッフがみんなファンなんですよ。

        トロンボーンの島田君なんて、放送当時録音してラップを全部覚えてらしいんですよ」

 下町兄弟さん「ほんとですか? もう28年前の作品なんですけどね、こんなにありがたいことはないですよ」

 ショッカーさん「こちらこそなんですよ。実は今回下町兄弟さんが出演してくださるという事で

        他に『ビーストウォーズ』シリーズを歌われている方を探していた時に

        Cyber Nation NetworkってSister MAYO☆ちゃんじゃんとか、COAって高取ちゃんじゃんとか

        色々な事が判明したおかげでシリーズを揃えられたんです。だから全ては下町兄弟さんのおかげなんですよ!」

 観客拍手。

・拍手の中、下町兄弟さんが見送られ、ショッカーさんお一人に。

 ショッカーさん「『ビーストウォーズ』来たから次は……II(セカンド)ですか?」

 観客「おぉぉおおぉおおお」

 ショッカーさん「Cyber Nation NetworkのSister MAYO☆さんにご登場いただきましょう!! 『GET MY FUTURE』!!」

 

17:GET MY FUTURE/Sister MAYO☆

-MC-

18:SUPER VOYAGER/Sister MAYO☆

 

Cyber Nation Network当時を彷彿とさせる水色のウイッグと近未来的お衣装でMAYOさんが登場され、

アニメ「ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー」より初代オープニング。

高揚感誘う曲調をクールに歌われた後、「まさか出れるとは思わなかったので緊張している」とお話され、

続いて歌われたのは同じくアニメ「ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー」より二代目オープニング。

緊張されているとお話されていたMAYOさんでしたが、高音をシャープに歌われ、最後にはアドリブも披露されていました。

 

19:SPACE DREAMER~遙かなるビーストウォーズ/高取ヒデアキ

-MC-

20:あの夢の彼方へ/高取ヒデアキ

21:魂のエヴォリューション/影山ヒロノブ

-MC-

 

続いては高取さんのご登場で実弟のNobuさんとのユニットCOA(Current Of Air)として歌われた

映画「ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー ライオコンボイ危機一髪!」よりオープニング。

高取さんは合いの手が随所に散りばめられた楽しい本曲を、はつらつとした歌声を披露されていました。

「『SPACE DREAMER』はレコーディング以来ほぼ初めて歌った」というお話などをされた後は、

映画「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーメタルス コンボイ大変身!」よりオープニング。

軽快な曲調で高取さんの歌声もとても伸びやかながら、どこかせつなさも感じる本曲がまさか今回聞けるとは。

がらりと雰囲気が変わり、静かなピアノの演奏からはじまる"影山さんの歌を聞こう"。

影山さんのご登場で、アニメ「ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー」より初代オープニング。

緊張感と物悲しさを感じるハードなロックを影山さんが希う様でいながらも力強く歌われていましたが、

序盤から二番の中頃までの間、マイクトラブルなのか歌声が何重かに重なっているように聞こえていました。

 

・影山さんお一人でお話。

・影山さん「あのォ、今日の楽屋メイトは高取くんと遠ちゃんと下町兄弟!」

 観客拍手。

 影山さん「オレ実は下町兄弟がァ、まだ……BANANA……ICEだっけ? COOL……BANANだっけ?」

 舞台袖で様子を見守っていたショッカーさんの方を見る影山さん。BANANA ICEさんで正解でした。

 影山さん「ヒロシ(ショッカーさんの本名)も知らないかぁ。えっと一緒に仕事した事あるんすよ」

 観客「へぇええぇえええ」

 ベネッセコーポレーションが展開する通信教育「進研ゼミ小学生講座」が

 1993年ごろにテレビ朝日系「ふしぎチャレンジ」というミニ番組を放送しており、主題歌を影山さんがご担当。

 下町兄弟さんことBANANA ICEさんは作編曲をご担当。楽曲を聞くと下町兄弟さんの声も確認できます。

 影山さん「はじめてくらいのラップで『Do! Challenge』っていうんすけどォ

     今日楽屋に入って一目見て『!! ……このオッチャン知ってるわぁ~』」

 観客笑。

 影山さん「今日も当時もなんすけど、ラップの人ってぇ、こぉ、YO! YO! YO!ってオラオラ感あるじゃないっすか?

     全然とんな事なくてェ、メッチャ、こぉ、ハッピーを固めた様な人なんすよ。再会できて最高でした!」

 

22:バ・ビ・ブ・ベ ビーストウォーズ/影山ヒロノブ アップルパイ スペースカインズ

-MC-

 

ビーストウォーズコーナーの締めくくりは影山さんがシリーズの中でも特にハッピーな曲と紹介された

アニメ「ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー」より初代エンディング。

影山さんは軽快な行進曲の本曲を勇ましく楽しく歌われ、二番はアップルパイとカインズの皆さんがご担当。

間奏の口笛部分では影山さんがドラムのガンタさんにマイクを向ける、ガンタさんは口笛を吹く真似をされていました。

合いの手なども多く、観客も一緒になって歌う事が出来る曲だけに、会場全体がハッピーな雰囲気に包まれていました。

 

・退場される影山さんを見送られながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「続きましては1977年の作品で、ヒロインの声がいさおさんの奥様である上田みゆきさんでした。

        この作品で初めて、女性がロボットアニメの主題歌を担当された記念の作品でございます。

        我らがミッチの登場です! 『超電磁マシーン ボォールテェース ファーーイブ』!!!!!」

 

23:ボルテスVの歌/堀江美都子

-MC-

 

水色のお衣装に前髪の一部を青く染められた堀江さんが登場され、アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりオープニング。

堀江さんは颯爽とした歌声とパフォーマンスを披露され、観客も追っかけやコーラスを行って一体感が生まれていました。

 

・堀江さんお一人でお話。

・堀江さん「『ボルテスV』はそれまで男性が歌ってきたロボットものの主題歌を初めて女性が歌ったという事で、

     当時は嬉しかったというよりも、びっくりしたっていう感じでしたね。ロボット歌えるんだ! って。

     それからフィリピンでも凄く人気が出たんです。日本でも人気だったけどそれがかすんでしまう程でした。

     自分が生み出した曲が世界中のどこかで愛されているなんて、日本語で歌ってくれるし……歌詞間違えられないし」

 観客笑。

 堀江さん「そんなフィリピンの方々の大きい愛が凄い作品を作ってしまいました。『ボルテスV レガシー』(※)」

 観客拍手。

※「ボルテスV レガシー」。2023年にフィリピンで制作された「超電磁マシーン ボルテスV」の実写ドラマ。

 日本では序盤を再編集した「超電磁編集版」が劇場公開。その後全90話を編集した「超電磁リスペクトTV版」がドラマとしてテレビで放送。

 堀江さんは声優として参加され、マリアンヌ・B・アームストロング博士役の吹替をご担当されています。

 堀江さん「テレビ版のエンディングはアニメ版でアニキが歌われていたエンディング『父をもとめて』をあたしが歌っています。

     この曲はクラウドファンディングが実施されて制作される事になったんですけど

     クラウドファンディングに参加された方もコーラスとして参加してくださっています……そうか、スパロボで初めて歌いますね。

     今日はアニキへの思いも込めて歌わせていただきます」

 

24:父をもとめて~LEGACY Ver.~/堀江美都子

25:とべ! グレンダイザー/ささきいさお

-MC-

 

ドラマ「ボルテスV レガシー 超電磁リスペクトTV版」より「『ボルテスV レガシー』公開記念! 「ボルテスV」ED主題歌

「父をもとめて」堀江美都子によるカバーver音源制作プロジェクト」で制作されたエンディング。

堀江さんの豊かな広がりのある歌声に水木さんのお弟子さんであるアップル、カインズの皆さんのコーラスに加え

観客の歌声も合わさって穏やかなでせつない雰囲気になりました。拍手の中堀江さんが退場されると、

イントロと共に大歓声が起こる中、いさおさんのご登場でアニメ「UFOロボ グレンダイザー」よりオープニング。

いさおさんは観客の興奮した声の大合唱と共に勇ましく歌われる中、一瞬体のバランスを崩しよろけてしまい緊張感が走りました。

 

・いさおさんお一人でお話。

・いさおさん「ずっと寝ていたもんでバランスを崩してしまいました。挙句に腰も悪いもんで。

      でもこうして皆さんの前で歌う事が出来ているのはそれだけで十分でございます」

 観客拍手。

 いさおさん「一週間前くらいまでどうも喉にタンが引っ掛かったみたいな声になっていまして

      どうしよう歌入りを流すわけにもいかないしと耳鼻咽喉科に入った所、ただタンが引っかかっているだけでした」

 観客笑。 

 いさおさん「『タンを取るにはどうしたらいいですか?』と聞きましたら『それはタン当医に聞いてみます』ンフフフ」

 観客笑。

 いさおさん「処方されたタンをとる薬以外にも何かやっておいた方がいいと思って、いびき防止に防止に口には張るテープ。

      アレを張って寝てみたんですよ。そうしたら次の日には『(魅惑の低音で)おはよう』」

 観客拍手。

 いさおさん「これだったらまだシルヴェスター・スタローンの声もやれちゃうかな」

 観客拍手。

 

26:大空魔竜ガイキング/ささきいさお

-MC-

 

続いていさおさんが歌われたのは高らかな前奏が魅力のアニメ「大空魔竜ガイキング」よりオープニング。

いさおさんは勇ましさあふれる本曲を笑顔でしっかりと確認しながら歌わている様な印象でした。

 

・退場されるいさおさんを見送りながらショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「まさに"おそれを知らぬエネルギー"でございます!」

 観客拍手。

・ショッカーさん「さぁここからラストスパートですがみんなまだまだ歌えますかぁああああ?」

 観客「おぉぉおおおおおおぉぉおおおぉお」

 ショッカーさん「ここから一気にノンストップでいきますよぉおおおおお」

 観客「おぉぉおおおおおおぉぉおおおぉおおおぉ」

 ショッカーさん「スーパーロボットォ!!」

 観客「スピリイイイイィイイイッツ!!」

 ショッカーさん「トップバッターを飾っていただくのはM・I・Q!! MIQ姐のご登場です!

        『第4次スーパーロボット大戦』より『TIME TO COME』!!!!」

 

27:TIME TO COME/MIQ

28:Can't Stop/遠藤正明

29:マジンガーエンジェルのうた/堀江美都子

30:HEATS/影山ヒロノブ

31:熱風! 疾風! サイバスター/影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ 遠藤正明

 

まずはMIQさんのご登場で、ゲーム「第4次スーパーロボット大戦」より「スーパロボット大戦」最初のボーカル曲「TIME TO COME」。

MIQさんの突き抜ける様な心地よい歌声を堪能した後は、遠藤さんのご登場でゲーム「ゲッターロボ大決戦」よりオープニング。

遠藤さんがどこか斜に構えた伊達なパフォーマンスを披露さた後は、堀江さんによる漫画「マジンガーエンジェル」のイメージソング。

堀江さんの凛とした歌声と佇まいで歌われ、「レディーゴー!」や「発射!」では観客やアップルのお二人も一緒に振り付けをされる場面も。 

続いては影山さんが登場され、OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目オープニング「HEATS」を

2021年にアニメ「ゲッターロボアーク」で三代目エンディングとして再録音再アレンジされた「HEATS 2021」。

影山さんが観客と共に拳を掲げながらステージを動き回り、明るくパワフルな歌声と披露されると、

堀江さん、MIQさん、遠藤さんが呼び込まれ、ゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマを

アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」で水木さんと影山さんがカバーされたアレンジ版で。

ライブ開始当時から歌い続けられている楽曲なだけに、会場の盛り上がりは盤石で、大盛り上がりのまま締めくくられました。

 

-アンコール-

-MC-

 

拍手の中、堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さんと演奏陣、コーラスの皆さんが退場されると、拍手が手拍子へ変わりアンコールへ。

会場にアンコールの声が響く中、しばらくすると観客のアンコールに合いの手を入れながらショッカーさんがご登場。

観客との「スーパーロボット」「スピリィイッツ」の掛け声で出演者の皆さんを呼び込みまれました。

 

・この時に登場されたのはいさおさん以外の出演者の皆さん。

・出演者の皆さんが揃われるとショッカーさんによってバンド、コーラスの皆さんがそれぞれご紹介され、

 紹介されるたびに影山さんが合いの手を入れたり、遠藤さんがとても小さい声でその方の名前等をつぶやかれていました。

・Z旗ホーン隊の皆さんが紹介される時は高取さんもとても嬉しそうにされており「パイセン、パイセン」とつぶやかれていました。

 

・続いて出演者の皆さんがそれぞれ一言づつコメント。

・MAYOさん「みなさん、アタシとは初めましてだとは思いますが……」

 観客笑。

・高取さん「今回初参加でしたが、Z旗ホーンズ、先輩として支えてくれてありがとう」

 観客笑。

・下町兄弟さん「アンコールも皆さんの勢いが凄いですね。いつまでやるんだろうと思いました」

 観客笑。

・ショッカーさん「ゆかさん、今度は『お料理行進曲』も歌いに来てくださいね」

 ゆかさん「歌うナリよ!」

・影山さん「オレぁ、ショッカーと松原さんと同い年なんすけど、親に感謝しました。ひろしって名前付けないでいてくれて」

 観客笑。

 松原さん、ショッカーさん、常見さんの名前が「ひろし」。

 影山さん「ぜぇったい"ノブ"の方がカッコいいもん。あぁ~ヒロシじゃなくて良かった」

 観客笑。

 

・ここでショッカーさんのご案内でアンコールでこれから披露される最後の一曲の間のみ観客の写真撮影OKに。

・その際には写真撮影のみで動画の撮影はNGである旨もアナウンスされました。

 

・ここでショッカーさんの扇動による「大王」コールでいさおさんがご登場。

・ショッカーさん「では、いさおさんから皆さんに一言おねがいします」

 いさおさん「一言!」

 観客笑。

 いさおさん「今日出演すると聞いて慌てて切符を買った方もいらっしゃるかと思います。今度は化けて出るかもしれませんからね」

 観客「いやいやいやいや」

 いさおさん「とにかく、なんとか7月20日までは頑張りたいと思います。ありがとう!」

 観客拍手。

 この年の7月20日にライブ「ささきいさお デビュー65周年記念 ~仲間と祝う復活祭~」の開催が告知されたばかりでした。

 

32:ゲッターロボ!/ささきいさお 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 遠藤正明

         さとうゆか 下町兄弟 高取ヒデアキ Sister MAYO☆ ショッカーO野​

「スーパーロボット魂 2025 "春の陣" 東京 ~stage terra~」のラストはアニメ「ゲッターロボ」よりオープニングを全員で。

前奏と共にステージ前方に舞台演出としてスモークマシーンによる煙の柱が複数本あがったり、

原曲を歌われているいさおさんが中心となって歌われる中、中盤にいさおさん以外の方々が揃いの振り付けを披露されていて新鮮でした。

会場全体が一体となって盛り上がり、ラストにはいさおさんがステージ左右中央にそれぞれパンチを繰り出され、

最後に中央で膝をつきパンチを打たれると同時にステージ左右から特殊効果として赤と金のテープが発射されました。

 

33:三本締め

 

最後のしめくくりとして「スーパーロボット魂 2025 "春の陣"」東京公演が無事終了したという事で

いさおさんの音頭で出演者、コーラスの皆さん、演奏陣の皆さん、観客全員で三本締めが行われました。

 

・観客から拍手が贈られる中、まずはいさおさんが観客の「ありがとう」コールを受けてご退場。

 その後、ショッカーさんの案内で出演者の皆さんがお一組ずつ順番に退場されていきました。

・最後に堀江さんがご退場。

 堀江さん「いくよっ? 愛してる……」

 堀江さん&観客「ゼェエエェェエット!!」

・堀江さんに続いて演奏、コーラスの皆さんも退場され、ショッカーさんお一人に。

 ショッカーさん「さあ、みなさん今日は楽しんでいただけましたかぁああああ!?」

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」

 ショッカーさん「いっぱい歌いましたかぁあああああああああああああああ?」

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」

 ショッカーさん「また絶対会いたいよねええええええええええ!?」

 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」

 ショッカーさん「それじゃあ約束のォスーパーァーロボットォ!!?」

 観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」

 ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。今度は大阪!!」

 

ショッカーさんが拍手で見送られると特に規制退場は行われす、閉演のアナウンスが流れ出し、

「スーパーロボット魂 2025 "春の陣" 東京 ~stage terra~」は終演となりました。

 

 

いさおさんが間質性肺炎急性増悪からの復帰となった今回のステージ。

肺炎という事で歌とお声が心配だったものの、予想以上にしっかりとした歌声をされており、

笑顔でステージに立たれているお姿も含め、復帰へ向けてリハビリを重ねられていたのが伺えました。

 

今回披露された楽曲は平成年間の楽曲が多く、前半に勇者シリーズ、後半にビーストウォーズシリーズがピックアップ。

2014年のライブ「ANIME JAPAN FES 2014 "冬の陣"」でトランスフォーマーシリーズが特集されましたが

今回は更に踏み込んでビーストウォーズのみで構成され、全7曲という大ボリュームでご披露。

ビーストウォーズが始まったのは「スーパーロボット魂」のムーヴメントが動きだして以降なので 

そんなシリーズの楽曲がライブで続々と歌われたのはなんとも感慨深かったです。

水木さんがご逝去されて以降、アコギコーナーでは水木さんの楽曲が披露されているのですが、

今回は「ジミーオリオン」と「アストロガンガー」という、なかなかに掘り下げられた選曲なのも嬉しかったです。

 

個人的にはアニメソングのライブに通うようになって25年目の節目の時に、

水木さんと共にアニメソングへ傾倒していくきっかけを作ってくれたライブである「スーパーロボット魂」で

非常に思い入れが強い「「WAR WAR! STOP IT」を聞く事が出来る日が来るとは思いもしませんでした。

ライブが終わった今も夢を見ていたのではないかと思っております。

 

補足

 

・ライブを主催するバースデーソングさんの公式ウェブサイトの本公演に関してのページには

 今回から演奏陣の皆さんの個人名とコーラスの皆さんはユニット名がそれぞれ記載されていました。

 

・また同ページにおいてはWEBアンケートの項目も記載されていた他、

 会場に配布されたアンケート用紙にもWEBアンケートへの誘導、二次元コードが記載されており

 観客は用紙とWEBの両方でアンケートに答える事が出来ました。

 

・今回は前方椅子席のほか、後方立見席にも非常に多くの観客が見られ、密度の濃さを感じました。

 また、昨年より海外での公演が再開されている事もあってか、海外からの観客も多い印象がしました。

 

・今回のライブグッズのTシャツには台湾台北公演も表記されていました。

 

・客席左右の上方にも照明が設置されており、横からも照明演出が行われていました。

 

・「鋼の魂」では毎回、最後のサビになると特殊効果で火薬を使用した爆発が仕掛けられていましたが、

 今回は爆発は設けられていませんでした。

 

・いさおさん「やっと皆さんとお会いできまして、皆さんが『うれしいな』と思うのがボクも嬉しいんだとわかりました。

      これからは皆さんに喜んでいただけるような生き方をしたいと思います」

 

・2020年のライブ「スーパーロボット魂2020"春の陣" 2DAYS 二日目 振替公演」以来のご出演となるゆかさん。

 ゆかさん「あの時はみんなもマスクして声が出せない状態だったのに、ワタシ『みんなーげんきー!?』って聞いちゃって」

 観客笑。

 ゆかさん「もーほーんとボケてるよねー」

 

・遠藤さん「今日は生憎の晴れという事で……」

 観客笑。

 遠藤さん「きっとアニキも見に来てくれていると思います」

 遠藤さんや影山さんはご自身がライブに出演される際は頻繁に雨や荒天になる雨男。対象的に水木さんは晴れ男。

 

・ショッカーさん「今日はもう序盤から感動でうるうる来てたら、いさおさんが『なくな なくな 男だなくな』。我慢しましたよ」

 

・「DIVER#2100」のお話。

 高取さん「この曲を二人で歌うって……」

 MAYOさん「初めてくらいじゃない?」

 高取さん「そうだよね。一人でもあまり歌ってなかったんだけど、最近凄くリクエストをもらうようになったんだよ」

 MAYOさん「アタシもR.A.M.ってこと忘れてましたからね」

 観客笑。

 高取さん「MAYOちゃんの20周年ライブの時には一緒に歌ったよね?」

 MAYOさん「そう、それ以来だからぁ、緊張しました」

 高取さん「そうだね。なにぶん初参加なもんで」

 観客笑。

 

・R.A.Mの正式名称「Rundum・Access・Module」を覚えるのに苦労されたショッカーさん。

 MAYOさん「もういいじゃないっすか、Rundum・Access・MAYOって事で」  

 観客拍手。

 

・ショッカーさん「『メカンダーロボ』が1977年の作品でしたが……」

 影山さん「まぁじっすか?」

 ショッカーさん「……ウソついてどうすんの?」

 観客笑。

 影山さん「オレ、デビューした年」

 観客拍手。

 ショッカーさん「そっか、『メカンダー』と同期だったんだ」

 影山さんはロックバンドLAZYのボーカルとして1977年にデビューされました。

 影山さん「16歳だったんすよ」

 ショッカーさん「ハイハイそうだよね。オレ達同い年だからね」

 影山さん「オレ、"ミッシェル"だったんすよ」

 観客拍手。

 遠藤さん「あのミッシェル……」

 ミッシェルはLAZY時代の影山さんの愛称。

 影山さん「その頃、キミは(榊原)郁恵ちゃんの親衛隊長やったろ?」

 ショッカーさん「そうそう。L・O・V・E! ラブリーIKUE!ってやってた頃ね」 

 観客笑。

 遠藤さん「あの……」

 ショッカーさん「1977年といいますとミッチの『超電磁マシーン ボルテスV』もこの年なんですよ」

 堀江さん「そうなのね。もうちょっと前かと思ったけど」

 ショッカーさん「調べたらこの年でした。実はこの年に初めてミッチを生で見たんですよ」

 堀江さん「へー」

 ショッカーさん「いさおさんと、アニキと大杉久美子さんとミッチの四人」

 堀江さん「四人でやってました?」

 ショッカーさん「はい。その時に司会のお姉さんがいたんですけど、

        お姉さんとミッチでピンクレディーの『カルメン'77』を歌ったんですよ。だから77年って覚えてるんです」

 観客「へぇぇええええ」

 堀江さん「マジでぇ、何それぇ」

 観客笑。

 遠藤さん「ミッチねえさんはミーちゃん(未唯mieさん)とケイちゃん(増田惠子さん)どっちだったんすか?」

 堀江さん「おぼえてなーい」

 

・「カルメン'77」の振り付けを少しだけ踊られる堀江さん。 

 

・観客からの「可愛い」には「生ビール」と応える日本特撮党仕込みのMAYOさん。

 

・MAYOさん「本来は宇宙人なんですよ。シベリア上空からやってきて、平間あきひこという人に拾っていただいたんです」

 観客笑。

 

・「ウェブダイバー」つながりで「Fighters」が歌われなかったり、

 「ビーストウォーズ」つながりで「Halleluyah(ハレルヤ)」が歌われなかったのは昨年歌われたからでしょうか。

 

・ちなみに「スーパーロボット魂」でビーストウォーズシリーズが初めて歌われたのは2019年。

 

・高取さん「今日の楽屋は下町兄弟さんと鋼鉄兄弟さんとご一緒という事で……」

 観客笑。

 高取さん「COAも兄弟ユニットなんで兄弟つながりでとても嬉しく思ってます。

     下町さんの曲も大好きなんでご一緒できて嬉しいですし

     ビーストウォーズ関係には結構関わらせてもらってるんですけど、

     なかなかライブで歌う機会が無くて、今回歌わせてもらえてとても嬉しいです」

 

・影山さん「今日楽屋にね、めちゃめちゃお世話になった、こおろぎ'73のメンバーの方が来てくれたんですよ!」

 観客「おぉぉおぉおおおぉおおお」 

※こおろぎ'73。1970年代から90年代頃までご活躍されたコーラスユニット。

 アニメ「ドカベン」オープニング等を代表格に数多くのアニメ、特撮ソングを歌われており、

 いさおさんや堀江さん、子門真人さん、水木さんらと共に日本のアニメソング界を支えてこられた方々です。

 影山さん「アニソンとか歌い出した頃、『夢光年』とか色んな曲でお世話になったんすよ。

     今日はいさおさんが帰ってきてくれためでたき日に出演できて最高でーす!」

 

・映画「ボルテスV レガシー 超電磁編集版」を映画館に見に行かれた堀江さん。

 堀江さん「自分の声が聞こえてきてがっかりしましたね。ちょっとなんか冷めちゃった」

 観客笑。

 

・いさおさん「本当は一か月前くらいには出演するかどうか判断して、出来ないなら出演者の名前が消されるんですけど、

      事務所もライブの主催をしているバースデーソングもこちらの無理を聞いてくれて、

      『ギリギリまで待ってみましょう。ダメならダメでそれまでですよ』って言ってくれまして、今回出る事が出来ました」

 

・アンコールで登場されたいさおさんが目の前にいた高取さんに「あ、先生」と一礼されると

 恐縮された高取さんはいさおさんに一礼された後、MAYOさんの後ろに隠れられていました。

※いさおさんは高取さんが手がけられた楽曲を歌われており、時折冗談で「高取先生」と呼んでからかわれています。 

 

・「鋼の魂」で爆破が無い分、今回は「ゲッターロボ!」で煙の柱になったのでしょうか。

 

・「ゲッターロボ!」の振り付けを殊更大げさにやる遠藤さんと、そのお隣で凄く楽しそうにされているゆかさん。

 

・高取さんが退場される際。

 ショッカーさん「アレ? タカちゃん、いつものやんないの?」

 高取さん「!! あっ、ところでみんなは全部終わったら、どこに帰るんだぁあああああああああい!!?」

 観客「家ぇぇえぇぇぇえええぇええええええいぇええええ!!」

 高取さん「家だよね! どうもありがとうございました!!」

 

・いさおさん「お医者さんや看護師さん、そして皆さんに生かされていると感じました。

      皆さんの熱意が自分の命を支えてくれたんだと思います。まだまだ死ぬまで頑張り続けます」

 

・今回の「スーパーロボット魂2025」は東京公演共ライブ終了後からアーカイブ配信を実施。

 複数人がステージに出演される際は画面が分割されるなどの工夫もなされておりました。

 権利関係の都合上、一日目は「Z・刻をこえて」「水の星へ愛をこめて」がカットされており、

 さらに飯島真理さんがご出演された部分もカットされた状態で配信されていました。

 二日目は特にカットされている曲はありませんでした。

 本編以外にもアーカイブ用にオープニングにステージ設営の様子が流れた他、

 終演直後の出演者の皆さんが記念撮影にのぞまれる様子などが盛り込まれていました。

 ライブから数日後の1日から7日までの期間アーカイブ配信として楽しむ事が出来ました。

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