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Friends of Disney Concert 2025 ~10th Anniversary~ 昼公演

25.4.20 東京国際フォーラム・ホールA

 

演奏/Friends of Disney Band カラオケ

 

コーラス/Friends of Disney Singers (金子勝洋 潤豊 吉田華奈 相澤ななみ)

 

ゲストアーティスト(50音順)/伊東えり 尾上松也 小関裕太 小林唯 島田歌穂

              中川翔子 松田元太 屋比久知奈 山﨑玲奈 山寺宏一

指揮/高井優希

 

ナビゲーター/中川翔子 山寺宏一

 

 

Friends of Disney Concert。

ミッキーマウスを筆頭に数々のキャラクターやアニメを世界に発信している

ウォルト・ディズニー社に関係する楽曲を取り上げたコンサートとして2015年より開催。

 

毎年春に"オール・フレンズ・オブ・ディズニー"を合言葉に、

これまでウォルト・ディズニー社が発表したアニメ作品や映画をはじめ、

実写ドラマ、ミュージカル、テーマパークやショーなど、様々な関連作品にまつわる歌と音楽を、

各作品の日本語吹き替え版キャストの方々や歌手、声優、俳優、お笑い芸人など多彩なゲストを迎えた、

出演者と観客の垣根を越えて楽しむコンサートも、2025年に10周年を迎えました。おめでとうございます。

 

今回のゲストは映画「塔の上のラプンツェル」のラプンツェル役で初演以来出演されている中川翔子さんと

ドナルド・ダックをはじめ、ディズニー作品で多くのキャラクターの吹替を担当されており、

コンサートにもほぼ皆勤賞である事から、ミスター・フレンズ・オブ・ディズニーと称される山寺宏一さん、

数々のミュージカルに出演され、映画「美女と野獣」のベル役、映画「メリー・ポピンズ」のメリー・ポピンズ役、

映画「ムーラン」のムーラン役(歌のみ)など、多くのディズニー作品でヒロインの吹替や歌を担当された

伊東えりさんが2016年以来、久々にご出演。

 

他にも映画「モアナと伝説の海」および映画「モアナと伝説の海2」から屋比久知奈さん、尾上松也さん、小関裕太さん、

子役から活躍され、ミュージカルへと活動の場を移し、2024年にデビュー50周年を迎えた事を記念して

ディズニー公式カバーアルバム「島田歌穂・シングス・ディズニー」をリリースされた島田歌穂さん、

劇団四季在籍時に舞台「アラジン」のアラジン役、劇団四季の舞台「美女と野獣」の野獣役を演じられた小林唯さん、

アイドルグループTravis Japanの一員であり、実写版「ライオンキング:ムファサ」で

超実写プレミアム吹替版声優としてタカ役を担当された松田元太さん、

舞台「アニー」のアニー役や舞台「ピーター・パン」で11代目のピーター・パンを演じられている山﨑玲奈さんら

多方面で活躍されている方々がご出演。

 

コーラスなどを担当されるFriends of Disney Singersのメンバーは吉田華奈さんと

ゴスペルグループTHE SOULMATICSの一員の金子勝洋さん、潤豊さん、相澤ななみさん。

 

Friends of Disney Band & Singersの皆さんが屋台骨となり、

ゲストの方々と共に歌以外にも観客とダンスを踊ったり、歌を交えた朗読劇が行われる本コンサートは

毎年昼の部、夜の部と開催されており、今回は昼の部のレポートです。

 

会場は東京国際フォーラムのホールA。

ステージには弦楽器や管楽器のブースが見られる豪華なバンド編成。

バンドのブースの向かって左側にはシンガーズの皆さん用の譜面台やマイクスタンドが用意されていました。

ステージ上空左右にはシャンデリアがそれぞれに配置されており、後方上部には大型ビジョンが設置。

 

ビジョンにはコンサートのメインビジュアルが映し出されており、時折ディズニー関係の色々なCMが上映されていました。

CMが流れ終るとディズニー関係の楽曲がBGMとして流れていたのですが、定期的に上演中の注意事項がアナウンスされていました。

開演時間の5分前ごろになるとステージの最前に薄い幕が降りてきて、ビジョンは一旦収納されました。

 

●第1部

00:Overture/Friends of Disney Band & Singers

 

オーバーチュアとして流れたのは、ディズニー作品のオープニングに必ず流れる映像と同じアレンジの「星に願いを」。

バンドの皆さんの絢爛な演奏にシンガーズの皆さんの穏やかなハーモニーが加わり、今からディズニー作品を見始める心地に。

 

01:フレンド・ライク・ミー (僕は大親友)/山寺宏一

02:裏切りの兄弟/松田元太

03:夢はひそかに/山﨑玲奈

04:リフレクション/伊東えり

-MC-

 

薄い幕がゆっくりと上がっていくと再びビジョンが降り、ドラムが軽快なリズムを刻む中、ステージ中央には山寺さんのお姿が。

一曲目は映画「アラジン」より、ご自身が担当されたジーニーが歌う「フレンド・ライク・ミー (僕は大親友)」。

豪華絢爛な演奏の中、山寺さんは"七色の声"と称される様々な声で歌われると、観客から感嘆の声があがりました。

続いては松田さんのご登場で、超実写版「ライオンキング:ムファサ」より、タカの心境を歌った「裏切りの兄弟」。

悲哀漂う本曲を情感いっぱいに歌われる松田さんのお姿は、テレビなどで魅せるお人柄とはまた違い、その表現力に実に感服しました。

がらりと雰囲気が変わり、山﨑さんのご登場で映画「シンデレラ」よりトラディショナルなメインテーマ「夢はひそかに」。

山﨑さんはシンデレラを思わせるドレスでみずみずしい歌声をご披露。弾むようなスキャットも印象的。

オープニングブロックラストは伊東さん映画「ムーラン」より、メインテーマ「リフレクション」。

伊東さんは異国情緒を感じるドレス姿で凛としたしなやかさで歌われ、静かながらも圧倒的な存在感でした。

 

・ここで今回のナビゲーターを担当される中川さんと山寺さんが登場されてご挨拶。

・中川さんは皆勤賞。山寺さんは諸事情があり2024年はナレーションのみの参加だったので、2023年以来のご出演。

・中川さん「今回はディズニーの"王道"をじっくり楽しんでいただく事を軸に、新しい世界もお届けいたします」

 

05:最高の世界/屋比久知奈 小関裕太

06:できるさ! チーフー!/尾上松也

07:ビヨンド~越えてゆこう~/屋比久知奈

08:僕の願い/小林唯

09:パート•オブ•ユア•ワールド/中川翔子

-MC-

 

2024年公開の新しい世界。ここからは映画「モアナと伝説海2」の楽曲群。

まずはモアナ役の屋比久さんとモニ役の小関さんがご登場され「最高の世界」。

モアナ風のお衣装の屋比久さんと凛々しいスーツ姿の小関さんがとても楽しそうに顔を見合わせながら歌われた後は、

マウイ役の松也さんが登場され、「できるさ! チーフー!」。ヒップホップさながらに言葉が埋め尽くされた本曲を、

躍動感たっぷりに歌われる松也さんに圧倒された後は、再び屋比久さんが登場され、メインテーマ「ビヨンド~越えてゆこう~」。

旅立ちへの心境を歌われた歌詞を屋比久さんがのびやかな歌い、高揚感を誘われました。

続いては小林さんが登場され、映画「ノートルダムの鐘」より主人公カジモドの心境を歌った「僕の願い」。

ミュージカルでご活躍される小林さんの歌いぶりは実にドラマチックで、その迫力にただただ圧倒されました。

このブロックのラストは中川さんが登場され、映画「リトル•マーメイド」よりメインテーマ「パート•オブ•ユア•ワールド」。

主人公アリエルの地上へ憧れるときめきを、中川さんならではのしなやかな歌いぶりでご披露されていました。

 

・中川さん「続いては東京ディズニーシーコーナーです!」

 

●東京ディズニーシーコーナー

10:コンパス・オブ・ユア・ハート/小林唯

-MC-

 

テーマパーク「東京ディズニーシー」コーナーの一曲目は小林さんが登場され、

アトラクション「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」よりメインテーマ「コンパス・オブ・ユア・ハート」。

小林さんが冒険への期待感を穏やかかつ勇ましく歌われ、元来好きな楽曲という事もあって目頭が熱くなる思いでした。

 

・小林さんを見送られながら中川さんと山寺さんがご登場。

・2023年にディズニーシーに新しく誕生したテーマポート「ファンタジースプリングス」のお話。

 山寺さん「私も楽しみましたけど、しょこたんは感慨深いんじゃないですか?」

 「ファンタジースプリングス」は映画「ピーターパン」、映画「塔の上のラプンツェル」、映画「アナと雪の女王」の世界観で構成。

 中川さんが演じられたラプンツェルの声も様々な場所で聞く事が出来るとの事です。

・中川さんが「ファンタジースプリングス」の見所やフードへの思いを流れるようにお話される中、

 山寺さんは合いの手を入れる隙の無さに戸惑われるといった一幕に観客から笑い声があがっていました。

 

11:Welcometo Christmas (2024)/島田歌穂

12:自由への扉/中川翔子

13:Journeyto Fantasy Springs/屋比久知奈

 

島田さんが登場されアルバム「島田歌穂・シングス・ディズニー」より東京ディズニーシーのショー「キャンドルライト・リフレクションズ」や

「ハーバーサイド・クリスマス」などで使用されたクリスマスソング「Welcometo Christmas」の島田さんバージョン。

包容力のある島田さんの穏やかな歌いぶりを堪能した後は、映画「塔の上のラプンツェル」よりラプンツェルが歌う「自由への扉」。

映画では小此木麻里さんが歌われていますが、

「ファンタジースプリングス」のアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」では中川さんが歌われています。

中川さんが弾む様に爽やかに歌われた後は、屋比久さんのご登場で「ファンタジースプリングス」のイメージソングでCMでも使われていた「Journeyto Fantasy Springs」。

新しいテーマポートへの期待や高揚感を感じる曲調を屋比久さんが張りのある歌声でご披露。特に最後のロングトーンは圧巻でした。

 

・屋比久さん「それでは第二部でお会いしましょう!」

 

~休憩~

 

屋比久さんが拍手で見送られると、客席の照明が明るくなり、ここで20分間の休憩へ。

休憩時間の開始と共に第2部が始まる5分前から、アメリカのカリフォルニア州にある

カリフォルニアディズニーランドリゾートに関してのプレゼンテーションが行われる旨がアナウンスされました。

ディズニーの楽曲をクラシックアレンジした「ディズニー・オーケストラ・コレクション Vol.1 」が会場に流れる中、

大型ビジョンには開演前と同じくコンサートのメインビジュアルや各種CMが流れており、 

第2部開演の5分前になると間もなく再開する旨とプレゼンテーションが行われる旨がアナウンスされました。

 

 

 

○カリフォルニアディズニーランドリゾートプレゼンテーション

 

ここでカリフォルニアディズニーランドリゾートの70周年記念を記念して開催される予定の

「ディズニーランド・リゾート70周年セレブレーション」のプロモーション映像が流れた後、プレゼンテーションが開催。

 

・元お笑いトリオのBコースのメンバーで現在はピン芸人として活動されているタケトさんの司会で

 一緒にプレゼンテーションをされる出演者として松也さんと松田さんのお二人がご登場。

・カリフォルニアディズニーランドリゾートの魅力をタケトさんの進行で写真を交え、、

 松也さんの自由さと松田さんの個性的な返答にタケトさんが翻弄されつつ、楽しく和やかにお話しされました。

 

・松田さんはYouTubeの企画でTravis Japanの皆さんとカリフォルニアディズニーランドリゾートを楽しまれたそうです。

 松田さん「でも、ボクが行ったのはちょっと前なんで、もしかしたら色々変わってるかもですね!」

 松也さん「いつ頃行ったんですか?」

 松田さん「いつなんですかね? え、ボクにきいてるんですか?」

 観客笑。

 松也さん「質問に質問で返しちゃダメだよ、しかもこのやりとり舞台袖でやったし」

 観客笑。

・タケトさん「カリフォルニアディズニーランドリゾートはディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの

      ふたつのテーマパークで構成されているんです」

 松也さん「どっちに行ったの?」

 松田さん「両方行きました!」

 松也さん「どっちが楽しかった?」

 松田さん「えーっ、やっぱ、あっちっすね!」

 タケトさん&松田さん「どっちだよ」

 観客笑。

・タケトさん「そろそろお時間という事なのですが」

 松也さん「えぇ? いいよまだまだ知りたいもん続けちゃおうよ」

 松田さん「さすがっす! マウイかっけえっす!」

 タケトさん「いやいやいや。もう『終了』ってカンペが出てるんですよ」

 観客笑。

 

●第2部

 

・拍手の中、お三方が退場され、バンド、シンガーズの皆さんがご登場。

 再び「ディズニーランド・リゾート70周年セレブレーション」のプロモーション映像が流れる中でご準備されており、

 その間にステージ前方にはスタッフさんによって椅子と机がセッティング。

 椅子と机は客席向かって左側に1セット、右側に2セット用意されていました。

・諸々の準備が整った頃、煌びやかな鐘の音が鳴り、徐々に照明が暗くなり第2部へ。

 山寺さんが登場され観客に一礼された後、向かって右側の椅子に座られました。

 

・大型ビジョンに映し出されたタイトルは映画「美女と野獣」。

 

14:朗読「美女と野獣」/朗読・山寺宏一 伊東えり

プロローグ

~朝の風景/伊東えり

~ひとりぼっちの晩餐会/小関裕太

~愛の芽生え/伊藤えり 山寺宏一

~美女と野獣/島田歌穂

 

「Friends of Disney Concert」恒例にとなっている朗読コーナー。

今回は映画「美女と野獣」を、大型ビジョンに映画の場面写真を映しながら山寺さんによる朗読とゲストの皆さんの歌でお届け。

伊東さんがシンガーズの皆さんと共に「朝の風景」を健やかに歌われた後、ステージ左側の椅子に座られ朗読にご参加。

物語の進行と野獣役をはじめとした各役柄は山寺さんが担当され、伊東さんはオリジナル同様にベル役をご担当。

小関さんが色気を感じるしなやかさで「ひとりぼっちの晩餐会」を歌われた後、

伊東さんと山寺さんが初々しく「愛の芽生え」をデュエットされると、伊東さんは山寺さんと同じ右側の椅子にご移動。

そしてクライマックスをお二人が真に迫る掛け合いで朗読され、

物語が大団円を迎えて拍手の中で山寺さんと伊東さんが一礼して退場されると、

島田さんが登場され、メインテーマの「美女と野獣」をしとやかに歌われてコーナーを締めくくられていました。

 

・島田さん「続いてはディズニー名曲コーナーです!」

 

●ディズニー名曲コーナー

15:とびら開けて/山﨑玲奈 松田元太

16:輝く未来/中川翔子 小関裕太

17:ホール・ニュー・ワールド/屋比久知奈 小林唯

18:愛を感じて/島田歌穂 尾上松也

 

ここからのディズニー名曲コーナーはゲストの皆さんのデュエットから。

まずは山﨑さんと松田さんが映画「アナと雪の女王」より「とびら開けて」をご披露。

山﨑さんがエルザ風のお衣装で軽快に歌われ、松田さんは軽やかな身のこなしで歌われた後、

映画「塔の上のラプンツェル」の「輝く未来」では中川さんと小関さんが透明感のあるハーモニーをご披露。

続く屋比久さんと小林さんが映画「アラジン」のメインテーマ「ホール・ニュー・ワールド」で

広がりを感じるきらめく歌いぶりで魅せられた後、島田さんと松也さんがご登場。

映画「ライオンキング」のメインテーマ「愛を感じて」をせつなくも力強く歌われていました。

どの曲でも曲が終わると男性が女性の手を引いてエスコートしながら退場されていたのも印象的。

 

19:トライ・エヴリシング/伊東えり 島田歌穂 中川翔子 屋比久知奈 山﨑玲奈

20:ユール・ビー・イン・マイ・ハート/尾上松也 小関裕太 小林唯 松田元太 山寺宏一

 

デュエットの後はゲストの皆さんが女性と男性に別れて楽曲をご披露。

女性陣は映画「ズートピア」よりメインテーマ「トライ・エヴリシング」を弾むように元気に、

男性陣は映画「ターザン」よりメインテーマ「ユール・ビー・イン・マイ・ハート」を穏やかにたくましく、

ゲストの皆さんそれぞれの個性あふれる歌いぶりを披露されていました。

 

・男性陣ゲストの皆さんが退場され、山寺さんお一人に。

・山寺さん「さぁ今日は10周年という事で素晴らしいサプライズゲストが駆けつけてくれました!!

     『ライオンキング:ムファサ』でムファサを演じられた尾上右近さんでぇええええす!!」

 観客拍手。

 

21:サークル・オブ・ライフ (short ver.)/尾上右近

22:ブラザー/君みたいな兄弟/尾上右近 松田元太

-MC-

 

サプライズゲストの右近さんが拍手の中ゆっくりと登場され、映画「ライオンキング」よりオープニング「サークル・オブ・ライフ」。

多少短く編集されていはいましたが、印象的な冒頭部分から圧倒的な風格を感じる歌いぶりを披露されました。

続いて「ムファサー!」と松田さんが合流され、超実写版「ライオンキング:ムファサ」よりムファサとタカのデュエット。

お二人がステージを駆け巡りながらとても嬉しそうに歌われる光景は楽しくもあり、映画を見てから聞くとどこかせつなくもありました。

 

・拍手の中、ゲストの皆さんがステージにご登場。

・この間に松田さんはハンドマイクからヘッドセットマイクへと替えられていました。

・当時右近さんは歌舞伎座にて「四月大歌舞伎」夜の部「春興鏡獅子」にご出演中。

 右近さん「突然失礼いたしました。尾上右近でございます。ワタクシ、現在歌舞伎座に出演中なのですが、

     今回どうしても出たいという事で、突然お邪魔させていただいた次第でございます」

 観客拍手。

 松田さん「いやーうれしかったです。それじゃあ最後はみんなでこの曲はっちゃけちゃいましょー『みんなスター!』」

 

23:みんなスター!/伊東えり 尾上松也 尾上右近 小関裕太 小林唯 島田歌穂

         中川翔子 松田元太 屋比久知奈 山﨑玲奈 山寺宏一

 

ラストは右近さんを含めたゲストのみなさん全員で映画「ハイスクール・ミュージカル」より「みんなスター!」。

ゲストの皆さんが様々な組み合わせで楽しそうに歌われると、曲の途中で松田さんによるサビの振り付けレクチャー。

観客に起立を促し、松田さんの真面目さから出るおかしさを感じる言葉選びと丁寧で愛嬌のある指導がくり広げられ、

ゲストのみなさんやバンドとシンガーズの皆さんも一緒になって振り付け講座を受けた後、

最後に出演者と観客が一緒になって踊る様子は、本編ラストを飾るに相応しく、楽しさあふれる光景でした。

 

-アンコール-

-MC-

 

・曲が終わると、「みんなスター!」の後半が演奏される中、観客の拍手を受けながらゲストの皆さんが客席に手を振りながらご退場。

 拍手は演奏が終わっても続き、アンコールへ。

・しばらくするとステージが明るくなり、拍手の中ゲストの皆さんがご登場。

・ここで山寺さんが演奏とコーラスを担当されたバンド、シンガーズの皆さんと指揮の高井優希さんをご紹介。

・更にゲストの皆さんから選抜してコメントをされました。

・口の中にいたアヒルが飛び出してしまった山寺さん。

・山寺さん「『美女と野獣』は1991年の作品なんですけど、ディズニーは一人一人別々に録るんですよ。

     だから今回、初めてえりさんと掛け合いをする事が出来てとても嬉しかったです! 『ベル、ありがとう』」

・中川さん「ものすごぉおおく、たーのしーぃ!」

・右近さん「素晴らしいゲストの皆さんとご一緒できて、『ライオンキング』で共演したげんげんともまた会えましたし、

     歌舞伎界からは尾上松也先輩とディズニーのコンサートでご一緒できる日が来るとは思いませんでした」

・小関さん「ボクは小さい頃に『メリー・ポピンズ』を見てタップダンスを初め、子役を経てこの場所にいます。

     こうしてディズニーに関わる事ができて夢のようです。ありがとうございました!」

 

24:小さな世界/伊東えり 尾上松也 尾上右近 小関裕太 小林唯 島田歌穂

       中川翔子 松田元太 屋比久知奈 山﨑玲奈 山寺宏一

 

「Friends of Disney Concert 2025 ~10th Anniversary~」昼公演を締めくくるのは、

世界のディズニーランドにあるアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマ。

ビジョンにはステージの様子と共に歌詞が映し出され、観客も一緒になって歌う事が出来る仕組みになっており、

出演者の皆さんと観客が共に手拍子をしながら楽しそうに歌われておりました。

 

25:小さな世界 (1C)/Friends of Disney Band & Singers

 

ゲストの皆さんの退場BGMとしてバンドの皆さんが「小さな世界」が演奏され、シンガーの皆さんはスキャットで参加。

それに合わせて観客が手拍子をする中、演奏はゲストの皆さんが退場された後も続き、

最後は山寺さんと中川さんがご挨拶されてご退場。演奏が終了するとバンドとシンガーズの皆さんにも拍手が贈られました。

しばらくすると客席が明るくなって終演のアナウンスが流れ、

「Friends of Disney Concert 2025 ~10th Anniversary~」昼公演は終演となりました。

 

10周年を迎えた今回の「Friends of Disney Concert」。

コンサート中の「"王道"をじっくり楽しみつつ新しい世界もお届け」という中川さんのお言葉通り、

人気の楽曲やコンサートでもなじみ深い楽曲がオリジナル、カバー、デュエットなど様々な形で披露されつつ、

「モアナと伝説海2」「ライオンキング:ムファサ」「ファンタジースプリング」等、新しい作品やテーマポートの楽曲も披露されました。

また、近年の「Friends of Disney Concert」では2000年代以前の作品に関わられた方のご出演が

少なくなっていて少々さびしく思っていただけに、

今回、伊東さんの久々のご出演はとても嬉しく、特に山寺さんと今回初めて掛け合いをされたという「美女と野獣」の朗読は、

離れていたお二人が物語の進行に合わせ、心の距離が近くなるかのように席を移動するといった演出を含め、

10周年にふさわしい格調の高さを感じる事が出来ました。

10周年を越えた今後の「Friends of Disney Concert」の展開を楽しみにしております。

 

 

プレゼンテーション司会/タケト

 

サプライズゲスト/尾上右近

 

 

補足

 

・一階ロビーには超実写版「ライオンキング:ムファサ」に登場するムファサの青年期と少年期のスタチューが観客をお出迎え。

 

・二階ロビーには向かって右側手前にディズニー関連や出演者のCDなどを販売する物販ブース、

 奥には今回のコンサートのメインビジュアルのパネルや映画「アナと雪の女王」公開10周年記念パネル、

 向かって左にはカリフォルニアディズニーランドリゾートで開催予定の70周年記念「ディズニーランド・リゾート70周年セレブレーション」と

 実写版「リロ&スティッチ」のパネルの前で写真撮影ができるフォトロケーションが設けられ、それぞれに多くの観客が列を作っていました。

 

・ほとんどの楽曲で大型ビジョンに歌唱作品の映像が映し出されていました。

 

・山寺さん「『フレンド・ライク・ミー』を歌い終ったのでこの日のお仕事はおしまいです」

 観客笑。

 

・映画「モアナと伝説海」はディズニーの定額制動画配信サービスである

 「Disney+ (ディズニープラス)」において世界中で最も見られている作品だそうです。

 山寺さん「ちょっとくやしいくらいです。いろいろやってるのに!」

 観客笑。

 

・カリフォルニアディズニーランドリゾートにある映画「スターウォーズ」シリーズのテーマポート

 「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のお話。

 松也さん「ミレニアム・ファルコンがあるー。えーオレ好きなんだー『スターウォーズ』。あれ乗ったの?」

 松田さん「のりました! まじえぐいっす」

 松也さん「何がエグいのぉ?」

 松田さん「アレがガチやばくてぇ! コレがバチッと!」

 タケトさん「わかんないですよ」

 松也さん「ヤバいなぁこの人」

 観客笑。

 

・松田さん「ミッキーと個室で会えるっていう」

 

・チキンレッグと一緒に巨大なピクルスをほおばる。

 

・第2部が始まる直前には観客のお子様が大きな声で泣かれていたのですが、

 登場された山寺さんが優しい声で「大丈夫だよー」と投げかけられ、客席の緊張感をほぐしていました。

 

・夜公演のサプライズゲストは実写版「白雪姫」で白雪姫役の吹替を担当された吉柳咲良さん。

 実写版「白雪姫」より「口笛ふいて働こう」と「夢に見る~WaitingOnAWish~」を披露されたとの事です。

 

・右近さん「この後、ワタクシ、歌舞伎座に行かなくてはいけないんですけれども、

     歌舞伎座の方でも『鏡獅子』っていうジャパニーズ・ライオンの物語もやっておりますので、

     ここで言う事でもないのでしょうけれど、みなさん、歌舞伎見に来てください!!」

 

・コメントで終始ドナルド・ダックのモノマネをされていた松也さん。

 山寺さん「なぜ、『Friends of Disney』でやろうと思ったんですか!? ありがとうございます嬉しいです」

 観客笑。

 

・最後に退場される際にも口の中にいたアヒルが飛び出してしまった山寺さん。

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