2025.06.30
「劇場版ニチアサナイトFlowers Loft大戦180」追加
MoJo Take 18 二刀流 #2
25.4.19 ライブハウス LANTERN
出演/MoJo とみたいちろう
演奏/カラオケ Ag&Kaz.MoJo Ba.八木徹
歌手としてアニメや特撮、漫画、ゲームなどのアニメソングを歌われる際は"MoJo"、
フォークソングなどご自身のオリジナルソングを作り、歌われる際は"とみたいちろう"、
歌はもちろん作家としてCMソング等の作詞作曲コーラスなどのスタジオワークでは本名の"富田伊知郎"と
それぞれのジャンルでいくつもの名前で活動されているMoJoさん。
そんなMoJoさんが定期的に開催されているソロライブ「Take」シリーズは、
MoJoさんの多岐にわたるキャリアの中から、アニメ、特撮ソングを中心に披露されておりますが、
今回は通常の「Take」シリーズと趣向を変え、他の方が歌われた既成楽曲を別レーベルで歌われたり、
LANTERNをはじめとした様々なライブで歌われたカバー楽曲をピックアップした「二刀流」が開催。
これまでのMoJoさんのソロライブシリーズにおいて、カバーソングを主体としたライブは、
「☆MoJo Zone Season 8 ~番外編~」「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!」「カバー カーニバル イン サマー Take1」
「MoJo Take 9 ~あんな歌こんな歌でいかがでしょうか~」など趣向を凝らしたタイトルが使用されていましたが、
2024年からは特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」でMoJoさんが歌われた「二刀流! スーパーツーカイオー」と
当時アメリカのメジャーリーグでピッチャーとバッターの二刀流で大活躍されていた大谷翔平さんにちなんで
「二刀流」というタイトルで開催されています。
2020年より世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響や感染状況を鑑みて、
MoJoさんのソロライブ「Take」シリーズでは収容人数を従来の60人から半分の30人以下とする代わりに
2021年の「Take12」以降は「#1」「#2」の二回に分けて開催されており、
今回も「#1」と一週間開けて「#2」の二回に分けて開催でした。今回は一日目「#2」のレポートです。
「#1」は今回は前半カバー曲、後半オリジナル曲の二部構成で展開。
前半のカバーコーナーでは水木さんの「ハカイダーの歌」や「わが友マジンガーZ」の初披露に驚くと共に、
尊敬されている子門さんやヒデさん、ご友人である若子内さんへの思いを込められてご披露され
後半、オリジナル曲のコーナーではご自身の代表曲やライブでおなじみの楽曲を聞く事が出来た他にも
「ゴーケンオー」の二曲や「失うものは何もない」など、これまでライブで長らく歌われていない貴重な楽曲も披露され、
オリジナル曲コーナーもこれまでとは一味違った趣でした。
会場は東京の渋谷は神泉駅程近くにあるライブハウスLANTERN。
日本のThe Beatlesファンが多く通う場所としても知られている老舗のライブハウスは、
現在の「Take」シリーズの前身のソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズから
MoJoさんのホームグラウンドとして長年ファンからも親しまれています。
入場が開始されて会場内に入ると、MoJoさんは既に客席と地続きのステージで準備中。
アコースティックギターを携えて観客の入場を見守られていましたが、開演時間が近づくと
LANTERNのスタッフさんやかつて組まれていたバンド"とみたいちろうと Big Beat"のベーシストで、
ライブではカラオケの音出しなどのスタッフ業務をお手伝いされている
"シロヤギさん"こと八木徹さんと打ち合わせをされていました。
ソロライブではご自身が歌われた楽曲はほとんど歌詞を見ないで歌われているMoJoさんですが、
カバーソングを歌われる際は原曲に対して失礼の無い様にと、前もってご自身で曲を譜面におこされ、
その譜面と歌詞を見ながら普段ライブではかけないメガネをかけてレコーディングと同じ状態で歌われるのが特徴。
その為、ステージ上には譜面台が設置されておりました。
00:MoJo Take 18のジングル/SE
MoJoさんの合図を受けてヤギさんが流されたのは女声の合成音声(AI)によるナレーション。
さながら野球スタジアムの場内アナウンスの様相で、内容は今回のライブタイトル「二刀流」の趣旨説明。
「温故知新」をテーマにMoJoさんがリスペクトされている歌手や作曲家の方々にスポットを当てるという内容でした。
その後、特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマを
今回のライブジングルとしてボーカルを追加収録と編集が行われていました。
2024年のライブ「MoJo Take 16 二刀流」でも使用されたジングルを今回用にリメイクされていました。
MoJoさんはジングルが流れている間、客席の各テーブルを巡りご挨拶されていました。
01:ウルトラマンの歌/MoJo
-MC-
「MoJo Take 18 二刀流 #2」の一曲目はウルトラマンシリーズより特撮「ウルトラマン」よりオープニング。
11年のライブ「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!2011」からカバーされている本曲ですが、
今回まさか一曲目に披露されるとは思わず、とても意表をつかれました。
世代を超えて親しまれている作品と楽曲名だけにMoJoさんと観客との大合唱で勇ましくライブが開演しました。
・MoJoさん「『#2』は皆さんの意表をついて『ウルトラマンの歌』からはじまりました。
続いては意表をつかない大好きな歌。『駆けろ! スパイダーマン』です!」
02:駆けろ! スパイダーマン/MoJo
-MC-
03:誓いのバラード/MoJo
-MC-
続いて歌われたのは「マン」つながりで特撮「スパイダーマン」より、ヒデ夕樹さんが歌われたオープニング。
08年のライブ「☆MoJo Zone Season 8 ~番外編~」でカバーされて以来、比較的歌われる機会が多いだけに
MoJoさんも伸びやかな歌いぶりをご披露されました。続いては同じく「スパイダーマン」よりエンディング。
オープニングと同じく08年のライブ「♪mojo×2 Xmas」で初めてカバーされて以降、折に触れて歌われており、
その度にシリアスな歌声をご披露されていましたが、今回はサビの部分になるとメガネを外され
言葉をじっくりと噛みしめながら歌われていたのが印象的でした。
・今回のライブの一週間前にNHK-FM「アニソン・アカデミー」に出演されたMoJoさん。
この日の放送は二週連続企画「名曲発掘! スーパー戦隊シリーズの楽曲特集」の二週目。
司会の中川翔子さんとあべあきらさんと共にご自身が歌われたスーパー戦隊シリーズの楽曲についての他、
ご自身のルーツとなった楽曲についてもお話されました。
・「アニソン・アカデミー」はアカデミーという事で放送は学校の様相で展開。
中川さんは生徒会長、あべさんは書記、講師としてご出演されたゲストは「名誉講師・名誉Z校長(水木一郎さん)」、
「名誉宇宙刑事(串田アキラさん)」など様々な名称をご自身でつけられているのですが、
MoJoさんは「名誉Dr.魂(スピリッツ)ワン太郎」という名称をつけられていました。
・ライブ「MoJo Take 18 二刀流 #1」、ラジオ「アニソン・アカデミー」、ライブ「MoJo Take 18 二刀流 #2」と三週連続で渋谷。
・MoJoさん「番組にリクエストも沢山いただけましたね。前回出たのは9年前だったんですけど、
あの時よりもだいぶ好調な感じでやらせていただけました。これもリクエストのおかげですかね」
・1990年代に放送されていたフジテレビ「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」のCMソング特集でヒデさんと共演された思い出。
・MoJoさん「確かヒデさんは大きくてサングラスでヒゲを生やしていらっしゃったと思うんですよ。
歌い出された途端に『あ! あの歌を歌っている人だ!』って感動しましたよね」
・MoJoさん「次はね、アニキ(水木さん)の歌を歌いたいと思います。アニキの歌はこれからもしつこいくらい歌っていきます。
アニキ! 歌わせていただきます。『バビル二世』を皆さん一緒に歌おうじゃありませんか!」
観客「おぉぉぉおぉおおぉお」
04:バビル二世/MoJo
-MC-
05:勇者はマジンガー/MoJo
-MC-
ここからは水木さんが歌われた楽曲コーナー。まずはアニメ「バビル二世」より水木一郎さんが歌われたオープニング。
ライブ「スーパーアニソン魂」シリーズで出演者全員で歌われる事が多い本曲をMoJoさんがお一人で歌わるのは今回が初。
観客にとっても馴染み深い楽曲なだけに、MoJoさんの唄声に合わせて合いの手や合唱で盛り上がった後は、
こちらも初披露となるアニメ「グレートマジンガー」よりエンディング。曲紹介で観客の唸るような声が印象的。
序盤のスキャットなどは観客が大合唱状態で、声の大きさにMoJoさんも驚かれながら嬉しそうに歌われていました。
・MoJoさん「ライブで歌う全部のカバー曲を新しい曲にするっていうのはなかなか出来ないんですけど、
少しずつでもこういう風に新しく覚えて、カバーしていければいいなあと思っています。
みなさんも一緒になって歌ってくれるのは心強いですからね」
06:マジンカイザーのバラード/MoJo
-MC-
続いての水木さんの楽曲はラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内のドラマ「マジンカイザー傳」よりエンディング。
24年のライブ「MoJo Take 17 #1」でカバーされて以来多く歌われており、特に今回はMoJoさんの歌いぶりに
とても熱が入っているように感じられ、惹きこまれるような心地でじっくりと聞き入っていました。
・MoJoさん「アニキ、いい歌ですよ。聞いた時にアニキらしい歌い方でね。かっこいいんですよ。
次の曲はアニキとの楽しかった思い出がある『ハカイダーの歌』です」
07:ハカイダーの歌/MoJo
-MC-
08:キカイダー01/MoJo
-MC-
特撮「人造人間キカイダー」よりハカイダーのテーマ。MoJoさんは08年のライブ「スーパーヒーロー魂2008"夏の陣"」にて、
アコースティックコーナーで水木さんと共に「お台場ふんダリけっタリアニソン楽団」の一員として歌われており、
前回のライブ「MoJo Take 18 二刀流 #1」で初めてソロで歌われ、今回もきりりとした歌いぶりで披露されました。
「ハカイダー」に関しての水木さんとの思い出をお話された後は、特撮「キカイダー01」より、子門真人さんが歌われたオープニング。
10年のライブ「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!2010」でカバーされた本曲を、時折子門さんのニュアンスを織り交ぜてご披露。
観客が入れる曲中の「ゴーゴー」の合いの手を、MoJoさんは楽しそうに見ながら歌われていました。
・下北沢にある老舗ジャズバーLADY JANEの思い出。
MoJoさんやヤギさんが20代の頃から通われており、多くの有名人、著名人も通っていたというお店でしたが、
惜しまれつつこのライブの数日前の4月13日に約50年の歴史に幕を閉じられたそうです。
・お店で知り合った俳優の中西良太さんにブルースハープを教える。
・MoJoさんによるブルースハープ講座。解答がセルフで早い。
・LADY JANEの女将さんを歌った「下北 Town Woman」をとみたいちろうと Big Beatでレコーディングしており、
ポリドールレコードでアルバムが発売される予定だったものの、お蔵入りに。
09:炎のさだめ/MoJo
-MC-
10:あしたのジョー~美しき狼たち~/MoJo
-MC-
11:愛について/MoJo
-MC-
続いてのカバー曲はアニメ「装甲騎兵ボトムズ」よりTETSUさんが歌われたオープニング。
12年のライブ「☆MoJo Zone Season 19」からカバーされてる本曲をMoJoさんが歌われると
どこか優しい歌いぶりが逆に哀愁を感じられ、実に味わい深いのが特徴的です。
「自分も好きな歌」と話されて歌われたのは映画「あしたのジョー」より、おぼたけしさんが歌われたオープニング。
09年のライブ「☆MoJo Zone Season X」からカバーされており、観客にも馴染み深い本曲。
一番のサビ部分ではMoJoさんが客席にマイクを向け会場全体で大合唱となりました。
そして世界名作劇場「家なき子レミ」より、さだまさしさんが歌われたオープニングで
11年のライブ「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!2011」からカバーされている「愛について」。
歌われる前に「少し自分用にキーを下げてしまって申し訳ない」と恐縮されていましたが、
やわらかく穏やかな歌声は包容力たっぷりで、しみじみとしながら聞き入っていました。
・MoJoさん「普段と違う歌を歌う時っていうのはけっこうスリリングなものなんですよ。
でもそれもまた楽しかったりするんですよね」
12:燃えてヒーロー/MoJo
-MC-
13:超獣戦隊ライブマン/MoJo
-MC-
続いてはアニメ「キャプテン翼」より、沖田浩之さんが歌われて以降作品を代表する楽曲となった初代オープニング。
06年のNHK-BS「BS永遠の音楽大全集 アニメソング大全集」出演時にカバーされており、ライブでも時折歌われていて、
今回も観客の合いの手を受けながら笑顔で歌われておりました。
カバーコーナーのラストはMoJoさんが「みんなの"どっかーん"が聞きたい」という思いをお話され
スーパー戦隊シリーズより特撮「超獣戦隊ライブマン」より嶋大輔さんが歌われたオープニング。
MoJoさんはオリジナルとは別レーベルでカバーされており、ライブでも頻繁に歌われているだけに、
観客の「どっかーん」も相まってカバーコーナーの締めくくりにぴったりの大盛り上がりとなりました。
・「どっかーん」に関する経緯をご説明。
・2007年にMoJoさんが開催されたソロライブ「♪mojo×2 Xmas」において観客がMoJoさんの歌を歌うというシーンがあり
「超獣戦隊ライブマン」を選曲したファンの有志達がサビの「超獣戦隊」と「ライブマン」の間に入る爆発音に着目。
爆発音のタイミングに合わせて両手を上げて「どっかーん」という合いの手で表現した所、観客は大盛り上がり。
MoJoさんも大変気にいられたご様子で、その後ご自身のソロライブで「ライブマン」を歌われる際には
観客がタイミングを合わせて「どっかーん」と合いの手を入れて盛り上がるというスタイルが局地的に浸透していきました。
・2012年の「スーパー戦隊"魂"VI 2012」のアコギコーナーで「超獣戦隊ライブマン」が披露された際には
当時MoJoさんのライブで司会を担当されていたショッカーさんの扇動で「どっかーん」が採用され、こちらも盛り上がりました。
・2017年の「スーパー戦隊"魂"XI 2017 大阪」において嶋さんから承諾を得られた事を受け、
オリジナルの嶋さんが歌われる際も観客が「どっかーん」の合いの手を入れる事が可能になりました。
・嶋さんも大変気に入られたご様子で、以降は観客が「どっかーん」の合いの手を入れるのがお馴染みになっていました。
~休憩~
-MC-
・ここで後半へ向けての準備と換気のために約30分の休憩時間。
・休憩中、ヤギさんはステージ上でベースの準備をされていました。
・MoJoさんは衣装を変えられ、この後の進行を確認するなど準備をされておりました。
・準備が整った所で会場の照明がゆっくりと暗くなって後半がスタート。
14:MoJo Take 18のジングル/SE
15:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン- (1(1C)
~大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン- (1(1C)
~科学戦隊ダイナマン (1.5C)/MoJo
-MC-
休憩が終わり、後半は再び今回のジングルから。今回は冒頭の合成音声のナレーションがないバージョンでした。
後半は攻守交替とばかりにMoJoさんがオリジナルで歌われた楽曲を中心に。まずはスーパー戦隊シリーズより、
特撮「バトルフィーバーJ」、特撮「大戦隊ゴーグルV」、特撮「科学戦隊ダイナマン」のオープニングをメドレーで。
どの曲もMoJoさんの特撮ソングを代表する楽曲で、観客も馴染み深い曲なだけに、後半のスタートにぴったりの盛り上がりでした。
・ライブ当時、NHKで行われていた「全スーパー戦隊大投票」のお話。
・2017年にNHK BSで放送された「ニッポンアニメ100」シリーズの一環として放送された
アニメ作品ランキング特番「発表!あなたが選ぶアニメ ベスト100!」の好評を受け、
視聴者の投票を元にアニメや特撮などの様々なシリーズを紹介していく「全〇〇大投票シリーズ」。
これまで機動戦士ガンダム、プリキュア、ウルトラマン、仮面ライダーなどのシリーズが取り上げられおり、
今回はMoJoさんが多くの楽曲を歌われているスーパー戦隊シリーズがピックアップされていました。
・MoJoさん「私もさっそく投票しました……チェンジマンでしょ? ゴーオンジャーと、あとシンケンジャーですね」
観客笑。
・MoJoさん「今日は戦隊のメドレーの後はエンディングを三曲聞いてください。まずは『バトルフィーバーJ』から『勇者が行く』」
16:勇者が行く/MoJo
-MC-
17:ストップ・ザ・バトル/MoJo
-MC-
18:夢をかなえてダイナマン/MoJo
-MC-
スーパー戦隊シリーズエンディングコーナー。まずは特撮「バトルフィーバーJ」よりエンディング。
きりりとしたシリアスさと重厚感あふれる歌いぶりを披露された後は、特撮「大戦隊ゴーグルV」よりエンディング。
歌詞に合わせて身振り手振りを交えながら小気味よく歌われ、続いて特撮「科学戦隊ダイナマン」よりエンディング。
観客一人一人を見るように客席を見渡して歌われてエンディングコーナーを締めくくられていました。
・ここでMoJoさんに呼びこまれてヤギさんが登場され、ベースをご準備。
・ヤギさんが準備や調弦をされている間にカラオケの音出しの為にステージを後にされるMoJoさん。
MoJoさん「ヤギさんも歌えるでしょう?」
観客拍手。
ヤギさん「歌えませんよぉ」
MoJoさん「長い間一緒にやってるんだからもう覚えたでしょ?」
ヤギさん「いやいやいや、戻ってきてくださいよ。お願いしますよぉ」
観客笑。
MoJoさん「じゃあ曲紹介やって」
ヤギさん「えー、毎度おなじみの『ライバル』です」
観客拍手。
19:ライバル/とみたいちろう 八木徹
-MC-
サッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」をヤギさんの演奏とカラオケで。
MoJoさんは嬉しそうな表情でステージに戻られ、ヤギさんのベース演奏を受けながらのびのびと歌われていました。
間奏ではヤギさんと笑顔を変わしながら、MoJoさん「ヤギさん、笑顔が素敵でしょう?」とお話されていました。
・ここでMoJoさんもアコギを携えヤギさんとセッション。
・アコギの調弦もかねてMoJoさんが愛聴されているNHK BS「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」の挿入歌である
俳優の六角精児さんのオリジナル曲「お父さんが嘘をついた」を少しだけ弾き語られる場面もありました。
・MoJoさん「今日はカバーとオリジナルの『二刀流』としてやらせてもらっていますけど、
懐に忍ばせた洋楽の短刀がありまして、ちょっとばかりワガママでやらせてもらえればと」
観客拍手。
MoJoさん「この前、『ブルース・ブラザース』なんかを見ておりまして、イイ曲がいっぱいあるんですね、
でもあの辺の曲を全力でやると、ぎっくり腰になってしまいそうで」
観客笑。
MoJoさん「今日はヤギ先生がいらっしゃるんで、昔から一緒にやってた『Dock of the Bay』という曲をやってみようと思います」
20:(Sittin' on) The Dock of the Bay/とみたいちろう 八木徹
-MC-
オーティス・レディングさんが歌い、多くの人がカバーしてスタンダード曲となった「The Dock of the Bay」。
ヤギさんのベースからはじまる本曲は英語と和訳の混ざったバージョンで。MoJoさんは牧歌的な歌声を披露され、
後奏ではのんびりとした口笛を披露され、途中からウグイスの鳴き声になり、観客の笑いを誘っていました。
・ヤギさんが拍手で見送られ、MoJoさんお一人に。
・MoJoさん「今日は洋楽もやらせてもらってるんで『三刀流』くらいになっちゃうんですけど、
この前のしょこたんのラジオに出た時に自分のいろんな部分を紹介させてもらいまして、その影響ですね。
きっとMoJoの事がトニー・ベネットに見えてくる人もいるんじゃないかと思いますけど」
観客笑。
※トニー・ベネットさん。アメリカを代表する歌手として96歳で亡くなるまでに多くの楽曲を残されました。
MoJOさん「次の曲はそんなトニー・ベネットも歌ってる大好きなスタンダードジャスなんだけど、
今日は申し訳ないんだけど、歌わせてください。『想い出のサンフランシスコ』」
21:I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)/とみたいちろう
-MC-
トニー・ベネットさんの代表曲の一つ「I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)」。
大人の魅力を感じる豊かでひろがりのあるMoJoさんの歌声はなんとも絢爛さを感じ、改めてMoJoさんの表現力の奥深さを感じました。
・MoJoさん「たまにはこういった曲ばかりもライブいいのかなぁ」
観客拍手。
MoJoさん「いやいやいや、許されないな。申し訳ないっ。
でもこの曲は次の曲を作った方のピアノで歌ってみたいなぁ。『星雲仮面マシンマン』!!」
22:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
-MC-
23:おれの名はマシンマン/MoJo
-MC-
24:光速電神アルベガス/MoJo
-MC-
25:若さのフォーメーション/MoJo
-MC-
がらりと雰囲気が変わって特撮「星雲仮面マシンマン」より、MoJoさんと縁が深い大野雄二先生が作られたオープニングを
アルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」で新録された際のカラオケで颯爽と披露され、続いてエンディングへ。
ロマンチックな趣の曲調を包容力たっぷりに歌われるMoJoさん。間奏ではゆっくりとステップを踏まれる場面も。
「ガンガン行きましょう!」とお話され、アニメ「光速電神アルベガス」よりオープニングとエンディングへ。
MoJoさんは「アルベガス」ではダイナミックな身振りを交えて観客と共にパワフルに盛り上がり、
「若さのフォーメーション」では観客の大合唱を受けながらとても嬉しそうな表情で歌われていました。
・LANTERNのオーナー小川武志さんが先日白内障の手術をされ20歳の眼に。
MoJoさん「いいよなぁ。オレは暗ぁいスタジオミュージシャンだから、Macで眼が悪くなっちゃったんだよなぁ。
ヤギさんも手術して眼だけハタチなんでしょ?」
ヤギさん「21!!」
MoJoさん「……そういう所がね、コシャクなんだよなぁ」
観客笑。
26:希望のサイレンビルダー/MoJo
-MC-
27:二刀流! スーパーツーカイオー/MoJo
ラストブロックはスーパー戦隊シリーズよりロボットソングを連続で。
まずは特撮「轟轟戦隊ボウケンジャー」より、緊急轟轟合体サイレンビルダーのテーマ。
重厚でたくましい低音の歌声で攻撃的な疾走感あふれる歌いぶりとパフォーマンスを堪能した後、本編ラストを飾るのは、
「二刀流」のタイトルの元になった特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマ。
客席をまわりながらのダイナミックな歌いぶりは、文字通りの痛快さで会場全体大盛り上がりで締めくくられていました。
-アンコール-
-MC-
観客が拍手を贈る中、MoJoさんは各テーブルに向かって頭を下げられていましたが、
拍子がアンコールを現す手拍子に変わっていきました。
・MoJoさん「あと数年は皆さんのオモチャになりますよ……遊んでもらえるってのは有難いですからね」
観客拍手。
MoJoさん「でもなんせあれですよあーた。LANTERNでライブをやらせてもらって今年で19年ですって」
観客拍手。
MoJoさん「ここは日本におけるThe Beatlesの聖地なんですよ。なのでBeatles関係の曲をと思ったんですけど、
オレはフランク・シナトラが結構好きで、シナトラが『Yesterday』をカバーした事があるんです。
今日は19年の思いを込めてそのシナトラ版の『Yesterday』を歌わせてもらおうと思います」
28:Yesterday/MoJo
-MC-
The Beatlesの代表曲「Yesterday」をフランク・シナトラさんがカバーされた版のカラオケで。
原曲の親近感のある素朴さとは好対照の格調高い華やかなアレンジになった本曲を、
MoJoさんは穏やかで風格を感じながら、どこかさびしげ歌いぶりで披露され、観客はうっとりと聞き入っていました。
・ここでMoJoさんが改めてLANTERNのスタッフさんをお一人づつご紹介され、観客から拍手が贈られました。
MoJoさん「これからもよろしくお願いします!! ………………まだ帰らないんだね?」
観客笑。
MoJoさん「よし、じゃあこれでおしまい! 『炎神合体エンジンオーG6』!!」
29:炎神合体エンジンオーG6/MoJo
「MoJo Take 18 二刀流 #2」のラストは特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
勇ましさあふれる抜群の疾走感はとてもパワフルで、ステージを動き回って歌われるMoJoさんのタフさにただただ感嘆。
そんなMoJoさんを後押しするように観客も合いの手や合唱で加わり、大いに盛り上がってライブは締めくくられました。
・MoJoさん「これにておしまいです! ありがとうございました。またお会いしましょう!」
MoJoさんが観客の拍手を受けながら再び各テーブルに向かって頭を下げられると、
観客からMoJoさん、ヤギさん、LANTERNのスタッフの皆さんへ拍手が贈られ、
会場の照明が明るくなり、「MoJo Take 18 二刀流 #2」は終演となりました。
MoJoさんやとみたいちろうさんとしてオリジナルで歌われた楽曲とカバー曲の「二刀流」で開催された今回のライブ。
2024年はカバー曲をメインに披露されていましたが、今回は前半カバー曲、後半オリジナル曲の二部構成で展開。
ライブでは聞く機会が無くなってしまった楽曲をMoJoさんが歌う事で継承されていくのはとても嬉しいもので、
そんな継承という側面も垣間見えた今回の「二刀流」。「#2」前半は意表をつく「ウルトラマンの歌」からはじまり、
初披露となる「バビル二世」と「勇者はマジンガー」と観客との大合唱で一体感を味わう事ができる楽曲や、80年代、90年代の楽曲で展開。
後半はMoJoさんがオリジナル曲のコーナーではご自身の代表曲と共に、スーパー戦隊シリーズエンディングを掘り下げ。
また、ご自身のルーツである洋楽も披露されたのは非常に興味深く、MoJoさん個人をより一層掘り下げられた印象を受けました。
カバーソングというくくりではアニメや特撮はもちろん、洋楽なども含まれると思いますので、
今後は洋楽や邦楽を含めたご自身のルーツとなる楽曲のご披露にも期待したいです。
補足
・開演前のMoJoさんはある程度観客の入場が終わると、アコギを携えたままで
外の様子を見に行かれたり、観客にエアコンの効き具合を尋ねたりされていました。
・「ウルトラマンの歌」の間奏ではカズーを取り出され即興で演奏を披露されていました。
・「駆けろ! スパイダーマン」の際の照明がスパイダーマンのメインカラーの赤と青でした。
・フジテレビ「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」に出演された際のお話。
MoJoさんは新興産業「パッ!と さいでりあ」を歌われた他にも色々な楽曲を歌い、作られているとお話されると
上岡さんに「あんた、せっそうない人やなぁ」と言われたとか。
・好角家のMoJoさん。外食先で佐渡ヶ嶽部屋の西十両七枚目・琴栄峰央起さんを見かける。
前のしこ名の琴手計時代から応援していたとの事で、驚き、喜ばれたとの事でしたが、
お店の女将さんのはからいで一緒に写真も撮影でき、お話もできてとても嬉しかったとの事。
・琴栄峰さんとご一緒されていた大柄の男性もしかしたら大好きな力士の方だったかもしれない。
・MoJoさん「握手してもらったらね、手がねぽわぽわしててね、なんか違うんだよなぁ。あったかくて」
・敏腕プロデューサーの思い出と洗礼。
・ヤギさんが髪型からか、晩年の菅原文太さんに似ているとMoJoさん。
・休憩中に場内BGMとして流れていたThe Beatlesの「Let It Be」に合わせて口ずさまれていたMoJoさん。
色々な声を出して調節されながら、裏声で超ロングローンをさらりと披露される場面も。
・微笑みが安らぎになる時があるでしょう。
・弘法もおしりの誤り。
・後半がMoJoさんの歌の中でもメジャーな曲ばかりだったのは、ルーツである洋楽とのバランスを配慮されての事でしょうか。
・MoJoさん「MoJoはね、LANTERNの小川さん、竹内(光男)さん、森谷(博隆)さんのおかげでライブが出来てます。
初めて来た時に『あれ、ステージが無い』って思ったんですけど、だからこそ皆さんの想いが伝わるんですよ」
・MoJoさん「自分がカバーさせてもらうのは、少し昔の時代の曲が多くなっちゃうんですけど、それで良いと思ってるんです。
この時代の歌を歌い続ける……継ぇ承てのはちょっと大げさだけど、そんな人ってあんまりいないんじゃないですか?
僭越ながらも、自分が歌い継いで行く事が出来るんなら、歌い続けて行きたいと思ってるんです」
観客拍手。
MoJoさん「この頃の歌ってイイんだよね。もちろん今の歌が悪いってわけじゃないよ。
なんかね、ハートがあるっていうか、声質とか表現力とかに熱いものを感じるんだよ」