2025.06.30
「劇場版ニチアサナイトFlowers Loft大戦180」追加
MoJo Take 18 二刀流 #1
25.4.5 ライブハウス LANTERN
出演/MoJo とみたいちろう
演奏/カラオケ Ag&harp.MoJo Ba.八木徹
歌手としてアニメや特撮、漫画、ゲームなどのアニメソングを歌われる際は"MoJo"、
フォークソングなどご自身のオリジナルソングを作り、歌われる際は"とみたいちろう"、
歌はもちろん作家としてCMソング等の作詞作曲コーラスなどのスタジオワークでは本名の"富田伊知郎"と
それぞれのジャンルでいくつもの名前で活動されているMoJoさん。
そんなMoJoさんが定期的に開催されているソロライブ「Take」シリーズは、
MoJoさんの多岐にわたるキャリアの中から、アニメ、特撮ソングを中心に披露されておりますが、
今回は通常の「Take」シリーズと趣向を変え、他の方が歌われた既成楽曲を別レーベルで歌われたり、
LANTERNをはじめとした様々なライブで歌われたカバー楽曲をピックアップした「二刀流」が開催。
これまでのMoJoさんのソロライブシリーズにおいて、カバーソングを主体としたライブは、
「☆MoJo Zone Season 8 ~番外編~」「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!」「カバー カーニバル イン サマー Take1」
「MoJo Take 9 ~あんな歌こんな歌でいかがでしょうか~」など趣向を凝らしたタイトルが使用されていましたが、
2024年からは特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」でMoJoさんが歌われた「二刀流! スーパーツーカイオー」と
当時アメリカのメジャーリーグでピッチャーとバッターの二刀流で大活躍されていた大谷翔平さんにちなんで
「二刀流」というタイトルで開催されています。
2020年より世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響や感染状況を鑑みて、
MoJoさんのソロライブ「Take」シリーズでは収容人数を従来の60人から半分の30人以下とする代わりに
2021年の「Take12」以降は「#1」「#2」の二回に分けて開催されており、
今回も「#1」と一週間開けて「#2」の二回に分けて開催でした。今回は一日目「#1」のレポートです。
会場は東京の渋谷は神泉駅程近くにあるライブハウスLANTERN。
日本のThe Beatlesファンが多く通う場所としても知られている老舗のライブハウスは、
現在の「Take」シリーズの前身のソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズから
MoJoさんのホームグラウンドとして長年ファンからも親しまれています。
入場が開始されて会場内に入るとMoJoさんは既にステージで準備中。
LANTERNのスタッフさんやかつて組まれていたバンド"とみたいちろうと Big Beat"のベーシストで、
ライブではカラオケの音出しなどのスタッフ業務をお手伝いされている
"シロヤギさん"こと八木徹さんと打ち合わせをされたり、柔軟運動をされたり、アコースティックギターを爪弾かれていました。
ソロライブではご自身が歌われた楽曲はほとんど歌詞を見ないで歌われているMoJoさんですが、
今回はカバーソングが主軸という事でステージ上には譜面台が設置されておりました。
・開演時間を5分ほど過ぎると会場の照明がゆっくりと暗くなっていき、MoJoさんがご挨拶。
・MoJoさん「それでははじめていきましょう! まずはこちらからお聞きください!」
00:MoJo Take 18のジングル/SE
まず流れたのは女声の合成音声(AI)によるナレーション。
さながら野球スタジアムの場内アナウンスの様相で、内容は今回のライブタイトル「二刀流」の趣旨説明。
「温故知新」をテーマにMoJoさんがリスペクトされている歌手や作曲家の方々にスポットを当てるという内容でした。
その後、特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマを
今回のライブジングルとしてボーカルを追加収録と編集が行われていました。
2024年のライブ「MoJo Take 16 二刀流」でも使用されたジングルを今回用にリメイクされていました。
01:ゴーゴー・キカイダー/MoJo
-MC-
02:戦え!! 人造人間キカイダー (テレビサイズ)/MoJo
-MC-
「MoJo Take 18 二刀流 #1」一曲目は特撮「人造人間キカイダー」でヒデ夕樹さんが歌われていたオープニング。
MoJoさんはゲーム「スーパーヒーロー作戦」のアルバム「スーパーヒーロー作戦 ボーカルコレクション」でカバーされており、
勇ましい曲調とMoJoさんの伸びやかな低音が心地よく。「次はテレビサイズでちょっと短いんですけど」とお話され
同じく特撮「人造人間キカイダー」より、ヒデさんが歌われたエンディング。短いながらも二曲連続で聞けるのは嬉しく。
本曲は2010年のライブ「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!」よりカバーされており、オープニング共々折に触れて歌われております。
・MoJoさん「このライブでは初めて歌わせてもらいます。キカイダーと来ればあーた。そうですよハカイダーですよ」
観客「おぉぉお」
MoJoさん「この曲は水木のアニキが歌われていましたね」
水木一郎さん。数多くのアニメ、特撮ソングを歌われ"アニメソングの帝王"と称され"アニキ"と愛された水木さん。
MoJoさんとも多くのライブで共演されて親交がありましたが、2022年に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去。
以来、MoJoさんはご自身のソロライブで水木さんが歌われた多くの楽曲をカバーされ、歌い継がれています。
MoJoさん「アニキはライブでは座長でしたからね。よく他の出演者の楽屋をめぐってくれてたんですよ
その時にいつも『ハイカイダー』って冗談を言って二人で笑ってましたねぇ。
アニキが『MoJo、何かハイカイダーの技が思いつかないか?』って聞いてくれるもんですから
『ゲートボルスマッシュなんていかがでしょうか?』なんて返したら笑ってくれましたね。本番の出番がすぐなのに」
観客笑。
03:ハカイダーの歌/MoJo
-MC-
特撮「人造人間キカイダー」より水木一郎さんが歌われたハカイダーのテーマ。
MoJoさんは08年のライブ「スーパーヒーロー魂2008"夏の陣"」のアコースティックコーナーにて、水木さんと共に
「お台場ふんダリけっタリアニソン楽団」の一員として歌われていましたが、ソロでの歌唱は今回がおそらく初めて。
MoJoさんはそれまで着ていた上着を脱がれ、水木さんとはまた違った重厚な歌声を披露されていました。
・特撮「人造人間キカイダー」の音楽は数多くのアニメや特撮の楽曲を手がけられた渡辺宙明先生作。
・MoJoさんが読み解く宙明先生の楽曲傾向。
・シロフォンとタンバリンとティンパニが特徴的。
・Vシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊」のエンディングで宙明先生が手がけられ、
串田アキラさん、宮内タカユキさんと歌われた「伝説」のレコーディングでの思い出。
MoJoさん「それまでも先生のスコアを見させてもらった事があったんですが、あの時は先生のお隣で見させていただいたんですよ。
先生のスコアはね、五線譜が緑色なんですよ。カッコイイじゃありませんか? オレのは真っ黒けっけですよ」
観客笑。
MoJoさん「その時に見た印象で、タンバリンが目立っていたんですね」
04:マジンガーZ/MoJo
-MC-
05:Zのテーマ/MoJo
-MC-
ここからは宙明先生と水木さんのコンビで生まれた「マジンガーZ」シリーズの楽曲群。
まずはアニメ「マジンガーZ」オープニング。水木さんの代表曲である本曲はMoJoさんもライブ「スーパーロボット魂」をはじめ、
様々なライブで水木さんと共に歌われており、現在も積極的にカバーしてくださっているのは実に嬉しい限りです。
続いては同じくアニメ「マジンガーZ」より根強い支持を集める挿入歌「Zのテーマ」。
MoJoさんは2023年のライブ「スーパーロボット魂 2023 ~stage terra~」で水木さんの追悼でもあったアコギコーナーで
「スーパーロボットメモリアルバンドZ」の一員として歌われて以降、ご自身のソロライブでも折に触れてカバーされています。
二曲ともとても馴染み深い楽曲の為、MoJoさんは観客と一緒になって歌われ、宙明先生と水木さんを偲ばれていました。
・MoJoさん「次の曲も初めて歌いますが、今回譜面をとってっていろいろな発見がありましたね。
アニキ、歌わせてもらいます。『わが友マジンガーZ』」
06:わが友マジンガーZ/MoJo
-MC-
アニメ「マジンガーZ」の最終回「デスマッチ!! 甦れ我等のマジンガーZ!!」及び劇場版「マジンガーZ対暗黒大将軍」で流れた印象的な挿入歌。
さびしげな曲調と使命感あふれる歌詞を重厚さを感じる歌声で哀愁たっぷりに歌われるMoJoさんがとても素敵。
個人的にとても好きな曲でしたが、まさか今回本曲が歌われるとは思わず非常に驚きました。
・MoJoさん「いいよねぇ。この曲、譜面をとってる時に原曲を聞くとアニキがとっても自由に歌ってるんですよ。
特に♪マジンゴーオォホォーの所がとっても自由なんですよ。その自由さがやっぱりアニキの魅力なんですよね。
MoJoはアニキの足元にもおよばないけど、MoJoなりに歌わせていただきましたが……いかがでしたか?」
観客拍手。
07:マジンカイザー/MoJo
続いてはゲーム「スーパーロボット大戦F 完結編」のオリジナルロボットとして登場した際のテーマであり、
ラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内のドラマ「マジンカイザー傳」のオープニングにもなった「マジンカイザー」。
前途の「Zのテーマ」と共に2023年のライブ「スーパーロボット魂 2023 ~stage terra~」でアコギコーナーでカバーして以降、
MoJoさんご自身も「ハードだけど好きな曲」と度々カバーされており、今回もMoJoさんのダイナミックな歌声を堪能しました。
・この年の1月にささきいさおさんが間質性肺炎急性増悪の為、緊急入院後、自宅療養中、
串田さんは2024年に1月に急性すい炎を患われ、半年間の入院を経て徐々に活動再開、
NoBさんは7年前に腎臓がんと診断され治療を受けながら音楽活動を行う旨を発表、
井上あずみさんは2023年に脳出血で倒れられ、現在は左半身まひが残る中で活動中。
MoJoさん「みんなちょっと休んだりしてますけど、大丈夫です。すぐに元気になって帰ってきますからね」
・串田さんから送られてきたイチゴの動画の話。
08:マシンロボ・炎/MoJo
-MC-
09:勝利のマシンロボ/MoJo
-MC-
10:星獣戦隊ギンガマン/MoJo
-MC-
続いてのカバーはアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」より、マーチンさんが歌われた初代オープニング。
2024年のライブ「MoJo Take 16 二刀流#1」以降度々歌われている本曲は、歌われる前に
MoJoさんは「しゃれた歌でフェイバリットソングです」と話され、スタイリッシュな歌声を披露されていました。
そして同じくアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」より子門真人さんが歌われた二代目オープニング。
2023年のコンサート「渡辺宙明 メモリアル・コンサート」でMoJoさんがカバーされて以降、
ソロライブでも歌われるようになり、MoJoさんの突き抜ける様な歌いぶりは実に伸びやか。
ちょうどシーズンだった桜とお花見のお話や、視力に関するお話をされた後、
スーパー戦隊シリーズより特撮「星獣戦隊ギンガマン」より希砂未竜さんが歌われたオープニング。
2010年のライブ「スーパー戦隊"魂"IV 2010」のアコギコーナーでスーパー戦隊ブラザーズバンドとして歌われ
ソロライブでは2013年のライブ「☆MoJo×2 X'mas」で歌われて以降しばらく歌われていませんでしたが、
ここ数年頻繁に歌われていて嬉しい限り。この時の照明がギンガの森よろしく緑色だったのも心憎く。
・MoJoさん「今日はオリジナルの方々に失礼の無い様に譜面台を使わせてもらってるんだけど
左目で譜面、右目で歌詞を見る感覚で歌ってるから、これがなかなか大変なんですよね。
もちろん真ん中に心を込めて歌わせてもらっています」
観客拍手。
MoJoさん「次はね、天国へ行っちゃった友達に歌います。『ギャートルズ』から『やつらの足音のバラード』」
11:やつらの足音のバラード/MoJo
-MC-
アニメ「はじめ人間ギャートルズ」よりちのはじめさんこと若子内悦郎さんが歌われたエンディング。
MoJoさんは15年のライブ「カバー カーニバル イン サマー Take1」でカバーされており、
今回は言葉の一言一言をじっくりと溜めながら、どこかさびしげな表情で歌われているのが印象的でした。
・若子内悦郎さんはバンド、ザ・バロンでボーカルとベースを担当され、NHK総合の歌番組「ステージ101」にご出演。
アニメ関係では「やつらの足音のバラード」の他、特撮「謎の円盤UFO」や特撮「サンダーマスク」の主題歌をご担当。
スタジオミュージシャンとしても歌はもちろん、作詞作曲もされ、様々な楽曲に関わらていたそうで、
その頃にMoJoさんと知り合いお友達になられたとか。07年にLANTERNで行われたMoJoさんのイベント
「♪mojo×2 のど自慢」にサプライズでゲスト出演された事もありましたが、24年にがんの為、ご逝去されました。
・MoJoさん「若はオレなんかより年上なんだけど、同じ目線で話しをしてくれた人でね。
当時としてはかなり早くMacで作曲してて、オレが最初にMacを買う時に一緒に秋葉原に行って色々教えてもらってね
でも若は酒が飲めないから、肉を奢るっていってついてきてもらったんですよ。
CM作家やミュージシャンとして現場が一緒になる事が多くて、よくキーボードを抱えていた印象がありますね。
いつも夢を追いかけていたスーパースターでしたね」
12:ランナー/MoJo
-MC-
13:海のトリトン(Go!Go!トリトン)/MoJo
-MC-
続いては10年のライブ「☆MoJo Zone Season 15」でカバーされたアニメ「超時空要塞マクロス」よりエンディング。
若子内さんのお話をされた後に少しさびしげに伸びやかに歌われるMoJoさんが印象的でした。
前半の締めくくりはアニメ「海のトリトン」より、ヒデ夕樹さんが歌われた初代エンディングで二代目オープニング。
07年のライブ「☆MoJo Zone Season 5」で初めてカバーされた曲で、MoJoさんがライブでカバーされてきた楽曲の中でも
比較的初期から歌われている本曲で前半が締めくくられるというのも感慨深いものがありました。
~休憩~
-MC-
・ここで後半へ向けての準備と換気のために約30分の休憩時間。
・MoJoさんは衣装を変えられ、ギターを準備されたりスタッフの皆さんと談笑されていました。
・準備が整った所で会場の照明がゆっくりと暗くなって後半がスタート。
14:MoJo Take 18のジングル/SE
15:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン- (1(1C)
~大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン- (1(1C)
~科学戦隊ダイナマン (イントロまで)/MoJo
-MC-
16:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン- (1(1C)
~大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン- (1(1C)
~科学戦隊ダイナマン (1.5C)/MoJo
-MC-
休憩が終わり再び今回のジングル。今回は冒頭の合成音声のナレーションがないバージョンでした。
後半は攻守交替とばかりにMoJoさんがオリジナルで歌われた楽曲を中心に。まずはスーパー戦隊シリーズより、
特撮「バトルフィーバーJ」、特撮「大戦隊ゴーグルV」、特撮「科学戦隊ダイナマン」のオープニングをメドレーで。
後半の勢いづけにぴったりの代表曲の詰め合わせに観客もMoJoさんと共に合いの手やコーラスで盛り上がる中、
「ダイナマン」の前奏でカラオケが止まってしまうハプニング。どうやらヤギさんが操作を間違えてしまったご様子。
カラオケが流れない中でも観客が歌う事でメドレーを続行しましたが、仕切り直してメドレーを最初から歌う事に。
MoJoさんは「じゃあダイナマンまで八木先生に歌ってもらいましょう」と冗談を交えて、
メドレー中にはヤギさんの方を鋭い表情で見つめつつ、高音や声楽風など千変万化の歌声で観客を和ませられ、
「ダイナマン」の締めでは観客にヤギさんの方を向いてこぶしを挙げるように扇動され、ある種の一体感を作っていました。
・MoJoさん「どうも失礼をいたしました。ヤギさんもこの頃お忙しいようですので……びっくりしたなぁ」
観客笑。
・MoJoさん「次はですね、今日の中で一番ハードな曲を歌います……アレを抜かして」
観客笑。
MoJoさん「これはリクエストをいただきまして、最近あまり歌わなかったんですけど『ゴーケンオーのうた』という曲で
最初に合いの手があるんですよ。そこを皆さんにお願いしたいんです。知らない方は見守っていてくださいね。
ちょっと練習しましょうか? 大丈夫ですか? そうですよね、途中で曲が止まるかも知れませんもんね」
観客笑。
17:ゴーケンオーのうた/MoJo
-MC-
続いてはパチスロ「回胴合体ゴーケンオーV」よりBIG BONUS時に流れるメインテーマ。
歌われたのはおそらく17年のライブ「MoJo Take7 ~あんな歌こんな歌でいかがでしょうか~」以来でとても久し振り。
観客の合いの手を受けながら体全体でリズムをとりながら歌われているMoJoさんのお姿が印象的。
MoJoさん独特の躍動感と迫力が魅力的で、今回聞けると思わなかっただけにとても嬉しかったです。
・MoJoさん「この曲はブレスのタイミングが難しくて、今、頭の中に泡がぷくぷく生まれて来ています」
観客拍手。
MoJoさん「まだまだこんなのへっちゃらだい! ……あぁ、ヤバい、調子に乗りすぎちゃう。いけないいけない」
観客笑。
18:さらば友よ/MoJo
-MC-
続いても久し振りのパチスロ「回胴合体ゴーケンオーV」よりREGULAR BONUS時に流れるテーマ「さらば友よ」。
「滅多に歌わないけど沁みる歌なんだよ」と話されたMoJoさんは、厚みのある低音で雰囲気たっぷりに歌われていました。
・MoJoさん「結構いい歌なんだよね。ゴーケンオーといえば星だよ……なんでだよ」
観客笑。
MoJoさん「適当な事言っちゃいましたけど、次は十六分音符の名手・大野雄二先生の曲です『星雲仮面マシンマン』!!」
19:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
-MC-
20:電光アクションマシンマン/MoJo
-MC-
ここで特撮「星雲仮面マシンマン」より大野雄二先生が手がけられた楽曲を二曲続けて。
まずはオープニングをアルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」で新録された際のカラオケで。
颯爽とした曲調を軽やかに歌われた後は、バトルシーンで頻繁に流れていた「電光アクションマシンマン」。
二曲ともMoJoさんのライブでは馴染み深く合いの手も多い為、会場一体となって盛り上がっていました。
・ここでMoJoさんに呼びこまれてヤギさんが登場されてベースをご準備。
・ヤギさんが準備や調弦をされている間に調弦を邪魔したりヤギさんの譜面を裏返したりと悪戯を仕掛けるMoJoさん。
そんなMoJoさんのいたずらをヤギさんは「小学生レベルだね」と一笑されるあたりにお二人の仲の良さが伺えました。
21:ライバル/とみたいちろう 八木徹
-MC-
サッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」をヤギさんの演奏とカラオケで。
ヤギさんもいぶし銀のベース演奏が響く中、MoJoさんも生き生きと歌われており、お二人は時折楽しそうに顔を見合わせていました。
・ここでMoJoさんもアコギを携え、ハーモニカもご準備されてスタッフさんが譜面台を"セッチング"。
・MoJoさん「二刀流どころか三刀流、四刀流になっちゃうんですけど、CMを沢山やっていた頃に
植木等さんの息子さんの比呂公一さんが作られた曲をよく一緒に仕事をさせてもらってたんですね。
その頃に川崎製鉄っていう企業のイメージソングとして作ったんですけど、これは採用されたのかな?
ちょっとその後は分からないんですけど、スタジオでイッパツ録りしたっていう思い出があるんです。
これは船橋でとみたいちうとしてやってた『ふろしき(故郷にふろしきを飾るぞ!)』ライブでは歌った事あるんですけど、
LANTERNでは初めてかな? 一回くらいやったかもしれませんね。『失うものは何もない』という曲です」
22:失うものは何もない/とみたいちろう 八木徹
-MC-
川崎製鉄のイメージソングとして作られたという「失うものは何もない」をヤギさんとセッション。
穏やかな曲調と力強いメッセージが込められた歌詞を凛々しく歌われるMoJoさんに、アニメや特撮とはまた違った魅力を感じました。
・ヤギさんが拍手の中で退場され、MoJoさんもアコギを降ろされてここからは再びハンドマイクで。
・MoJoさん「次の曲はNHKのEテレでやっている『いないいないばぁっ!』で秋になったら流れる曲で
作曲家として作編曲してまして、歌はワンワンさんが歌っています。今日は作曲家らセルフカバーさせてもらいます」
23:旅がらすワン太郎/MoJo
-MC-
24:ゼッコーチョー!/MoJo
-MC-
NHK-Eテレ「いないいないばぁっ!」より、ワンワン扮する旅人ワン太郎が歌う「旅がらすワン太郎」をセルフカバー。
MoJoさんご自身もお好きな曲だそうで、のんびりした股旅ソングを身振りを交えて終始笑顔とても楽しそうに歌われていました。
続いては児童書「かいけつゾロリ」のテレビアニメシリーズ第二作、アニメ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」二代目オープニング。
MoJoさんは別レーベルで本曲をカバーされており、今回久々のライブでご披露。元気な歌いぶりを堪能させて頂きました。
・MoJoさん「さぁゼッコーチョーの折、ガンガン行きたいと思います。
ガンガン行くといえばそうです! 『光速電神アルベガス』!!」
25:光速電神アルベガス/MoJo
-MC-
26:戦いに赴く前に/MoJo
-MC-
続いてはMoJoさんが歌われたのは、ロボットアニメ「光速電神アルベガス」の楽曲を二曲続けて。
オープニング「光速電神アルベガス」ではMoJoさんの激しい歌とパフォーマンスとライブならではの一体感を味わえ、
ご自身もお気に入りという挿入歌「戦いに赴く前に」ではMoJoさんはキリリとした表情でシリアスに歌われていました。
・昔は深夜ラジオを愛聴していたMoJoさん。最近はてーばー(TVer)などをよくご覧になるとか。
・志村けんさんのコントが大好きなMoJoさん。つい真夜中まで見てしまう。
・より快適な動画試聴生活を目指すべくスマホスタンドを買う。
・安物買いの銭失いになりそうになる。
27:データスハイパー 天使と共に/MoJo
-MC-
28:二刀流! スーパーツーカイオー/MoJo
-MC-
ラストコーナーはスーパー戦隊シリーズで歌われたロボットソングの楽曲群。
まず歌われた特撮「天装戦隊ゴセイジャー」より"御使い"データス&データスハイパーのテーマでは
ステージせましと動きながら観客を眺めて嬉しそうに歌われ、「ラストは今回のテーマになった曲です」の言葉から、
タイトルの「二刀流」の元の一つになった特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマ。
MoJoさんは高揚感を誘う壮大で軽妙な曲調をダイナミックかつ伸びやかに歌われ、ライブを締めくくられていました。
-アンコール-
-MC-
観客が拍手を贈る中、MoJoさんは各テーブルに向かって頭を下げられていましたが、
拍子がアンコールを現す手拍子に変わると、客席を見渡しながら
「同情をありがとう。こんなに幸せな事はありませんね」と観客の笑いを誘っていました。
29:炎神合体エンジンオーG6/MoJo
-MC-
アンコールは特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
近年のMoJoさんのソロライブではアンコールで本曲が歌われる事が多いのですが、
抜群の疾走感とパワフルな曲なだけに、アンコールで本曲を歌われるMoJoさんのお姿には毎度感嘆いたします。
観客もMoJoさんのパワフルなステージに応えるように合いの手やコーラスで盛り上がりに華を添えていました。
ラストにMoJoさんが体を大きく反らしながら歌われていたお姿が印象的でした。
・MoJoさん「ありがとうございました!! 『MoJo Take 18 二刀流 #1』これにて終了です!」
・MoJoさんが観客の拍手を受けながら再び各テーブルに向かって頭を下げられると、会場の照明が明るくなり、
ライブが終演したかに思えましたが、毎回恒例になっているヤギさんやスタッフさんの紹介を、
されていなかったという事で、MoJoさんが再びマイクを持たれてお話されました。
・MoJoさん「ごめんなぁ、もぉ~頭の中が泡だらけでそれどころじゃなかったんだよ」
30:MoJo Take 18のジングル/SE
31:ゴーゴー・キカイダー/MoJo
冒頭のナレーション入りの今回のライブジングルから特撮「人造人間キカイダー」オープニングを再び。
MoJoさんは歌詞に合わせて身振りを交えて歌われ、二番終わりの間奏でスタッフさんをお一人ずつご紹介。
時折観客にマイクを向けて合唱を促しながら、最後は観客と共に「ゴゴーゴー!」と締めくくられていました。
MoJoさん「どうもありがとうございました! 皆さん気をつけて帰ってね! おっしまいっです!」
観客からMoJoさん、ヤギさん、LANTERNのスタッフの皆さんへ拍手が贈られ、「MoJo Take 18 二刀流 #1」は終演となりました。
MoJoさんやとみたいちろうさんとしてオリジナルで歌われた楽曲とカバー曲の「二刀流」で開催された今回のライブ。
2024年はカバー曲をメインに披露されていましたが、今回は前半カバー曲、後半オリジナル曲の二部構成で展開。
前半のカバーコーナーでは水木さんの「ハカイダーの歌」や「わが友マジンガーZ」の初披露に驚くと共に、
尊敬されている子門さんやヒデさん、ご友人である若子内さんへの思いを込められてご披露されていました。
MoJoさんはカバー曲を歌われる際はオリジナルの歌手や作曲家の方への敬意を度々口にされており、
失礼が無いようにとリスペクトを込めて楽曲を歌い継がれているお姿にはとても頭が下がります。
一方の後半、オリジナル曲のコーナーではご自身の代表曲やライブでおなじみの楽曲を聞く事が出来た他にも
「ゴーケンオー」の二曲や「失うものは何もない」など、これまでライブで長らく歌われていない貴重な楽曲も披露され、
オリジナル曲コーナーもこれまでとは一味違った趣が興味深く、「#2」はどういった内容になっていくのかとても楽しみです。
補足
・MoJoさん「ジングルの女性の声はAIで作ったんですが、ちょっと訛ってましたね。でもそれがカワイイじゃあありませんか」
・MoJoさん「宙明先生もそうですけど、やっぱり作家先生それぞれにスコアにもクセがあるんですね。
大野雄二先生はなんつっても十六分音符があちこちにある。それがカッコイイんですよね」
・MoJoさん「『マジンカイザー』はハードな曲だけど気持ちいいんだよね。この年になると楽な曲ばかり選びがちだけど
元気なうちにいろんな歌をいっぱい歌っておきたいですね」
・カバーコーナーの前半は渡辺宙明先生が初めて作曲を手がけられたアニメ「マジンガーZ」と特撮「キカイダー」の楽曲が多く。
2025年が宙明先生生誕100年という節目である事を考慮されて構成されたのでしょうか。
・中川翔子さんがパーソナリティを務めるNHK-FM「アニソンアカデミー」の思い出。
MoJoさん「今日は戦隊の特集で大西洋平君が出てるんでしょ? クッシーもこの前出てたってゆうし。
オレは10年くらい前に出た事があるんだよねぇ」
「アニソンアカデミー」は今回のライブと同時間帯に生放送されており、
この日の生放送の中で次回のゲストがMoJoさんである旨が発表されていたようです。
・白内障の手術をされたというLANTERNのオーナーである小川武志さんに聞く白内障のお話。
・小川さん「くっきりみえるー!」
・串田さんとMoJoさんに若子内さんがお話されていた企画。
・若子内さんに呼ばれて行ったコーラスのお仕事がジュディ・オングさんの楽曲だった。
・スタジオミュージシャンとして若子内さんとの思い出をお話されている際には
キッコーマン「本つゆでいかがでしょうか」、新興産業「パッ!と さいでりあ」、
石丸電気「石丸電気の歌」、ヤマダデンキ「ヤマダ電機の唄」などのCMソングをさわりだけ披露されていました。
・今回のライブの一ヶ月ほど前に宮内さんが開催されたライブ「みや(38)祭~CHALLENGE "70"」のお話。
宮内さんが70歳を迎えるという事で昼夜に別れて70曲を歌うという試みのライブにMoJoさんは昼の部にサプライズでゲスト出演。
MoJoさん「最初に聞いた時はびっくりしたよ。『伝説』歌おうって言われたけどお前が『伝説』になっちゃうよって。
やっぱり宮菌(宮内さんの愛称)は大したもんだよね。凄いと思うよ」
・「失うものは何もない」は12年のLANTERNでのライブ「☆MoJo Zone Season 19」で歌われて以来でした。
・最後の「ゴーゴー・キカイダー」ではMoJoさんを照らしていた照明が片や赤、片や青でさながらキカイダーの様でした。