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第3回レジェンドスーツアクタースペシャルトークショー
25.1.18 渋谷ATOM TOKYO

出演/岡田勝 金田治

司会/ショッカーO野


イベントの司会や構成、スタントマンやスーツアクターなど、様々な顔を持つショッカーO野さんが企画を務め、
特撮作品のロケ地めぐりやトークイベント、爆破体験などの開催をされている「ショッカーツアーズ」が
コスプレ撮影会の企画運営やロケ地の紹介を行っている株式会社コスナビの協力のもとで開催されているイベント
「レジェンドスーツアクタースペシャルトークショー」。

2024年よりはじまった本イベントは、ショッカーさんが司会を務められる
日本の特撮作品支えたスーツアクターの方々を招いてのトークショーです。

第三回目となる今回は「~「仮面ライダー」をはじめ「スーパー戦隊」「メタルヒーロー」他、
アクションの礎を築いたレジェンド中のレジェンドが夢の対決!?~」と題して
故・大野幸太郎さんが率いられた殺陣集団である「大野剣友会」の現代表であり、
特撮「仮面ライダー」の最初の怪人である蜘蛛男をはじめ、
昭和の仮面ライダーシリーズでライダーや怪人を演じながらアクションを作り上げる殺陣師を務められた岡田勝さんと、
故・千葉真一さんが創設されたジャパンアクションクラブ(JAC。現ジャパンアクションエンタープライズ。JAE)の

現代表取締役社長で特撮「仮面ライダー」や特撮「人造人間キカイダー」のトランポリンアクションをはじめ、
特撮「ロボット刑事」のKのスーツアクターを演じられた他、初期のスーパー戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズ
特撮「仮面ライダーBLACK」「RX」などのアクション監督を務められた他、監督としても平成仮面ライダーシリーズや
映画「スーパーヒーロー大戦」シリーズなどのメガホンをとられた金田治さんのお二人がご出演。

大野剣友会とジャパンアクションクラブ(現ジャパンアクションエンタープライズ)という
日本の特撮ヒーロー作品を語るうえで欠かせない二大団体のトップが顔を揃えるという事で、
どういったお話を伺う事が出来るのか楽しみにしておりました。


本イベントはトークライブですので詳しい内容は省略します。
来場された方だけのお楽しみという事でご了承いただけましたら幸いです。



会場は東京都渋谷区のO-EASTや0-WESTなどのライブハウスのすぐ近くにあるクラブ渋谷ATOM TOKYO。
エレベーターでメインフロアの5階に到着するとステージの前のフロアに椅子が並べられており、
ステージとフロア全体を囲むようにソファのボックス席が設置されていました。

ステージには椅子が三脚と机が二卓設置されているほか、ステージの後方中央には
特撮「仮面ライダー」の撮影に使用されたと思われるマスクが飾られていました。
ステージの上壁面には大型モニターが設置されており、「ショッカーツアーズ」のロゴが映し出されていました。
開演までの間にはBGMとして岡田さんと金田さんが関わられた特撮作品の主題歌や挿入歌が流れていました。


・開演時間になる観客の不意を突く形で客席の後方からショッカーさんがご登場。
さらに岡田さんと金田さんも同じく客席後方からサプライズ的に登場されました。

・トークライブはお二人が出会った頃のお話からはじまり、お互いが大野剣友会とJACに入るまでのお話、
スーツアクター時代のお話、殺陣師になってからのお話などをそれぞれが関わられた作品のお話を織り交ぜながら展開。
途中、来場されていたとある関係者のお方が岡田さんと金田さんに呼びこまれ、飛び入りゲストとして登場される場面もありました。
・ステージ上に飾ってあった仮面ライダーのマスクはJACに保管されていた撮影当時の物だそうで、
トランポリンでのアクション用に特殊な構造が盛り込まれており、金田さんが詳細に解説され、
岡田さんはそのお話を興味深そうに聞かれていました。

・岡田さんは冗談を交えながら観客を盛り上げる場面もあり、豪快な中に飄々とした印象も受けました。
「自分はいいかげんだから」「師匠や先輩の敷いたレールを通っているだけ」と謙虚な姿勢でお話される様子は
恥ずかしがり屋な一面もあるのかと感じられ、終始チャーミングでした。
・金田さんは最初は「自分は流れるままにきたら今この立場になった」と謙遜されていましたが、
ご本人がスタンとマンとして体験されたお話になると観客の笑いを誘って会場を盛りあげられ
アクション監督としてのご自身の思いを語られる際はとても熱の入った語り口で観客を惹きこんでいました。
・ショッカーさんは司会進行としてお二人のお話に合いの手を入れながら進行され、時に柔軟に、時には強引に軌道修正をされ
お話に出てくる登場人物の補足にも臨機応変に対応されつつ、お二人とご自身とのエピソードをお話されていました。
スタッフさんから差し込まれた業務連絡以外ではメモや台本等はほとんどご覧になっていないように見られました。

トーク終了後は休憩時間を挟んで撮影会とサイン会が行われた後、岡田さんと金田さんが拍手の中ご退場され、
最後にショッカーさんが閉演のご挨拶をされて「第3回レジェンドスーツアクタースペシャルトークショー」は閉演となりました。

岡田さんと金田さんが一緒にイベントに登壇されたのは今回が初めてとの事。
岡田さんは「師匠たちのが敷いたレールを通ってきただけ」、金田さんは「流れるままにきた」とお互いにご謙遜されていたり
スーツアクターから殺陣師、アクション監督を任されるようになり、現在はそれぞれの団体のトップを務められているという経歴に
共通するものも感じながら、それぞれが違った環境でアクションに関わられており、語り口も含めて好対照の魅力でした。
トークライブは休憩時間を設けずに約二時間程でしたが、

楽しいエピソードや興味深いお話ばかりで時間が経つのがあっという間に感じました。
今回触れられなかった作品や年代のお話など、もっとお話を伺いたくなるという非常に贅沢な時間を過ごさせていただきました。

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