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MoJo Take 17 #1
24.9.7 ライブハウス LANTERN

出演/MoJo とみたいちろう

演奏/カラオケ Ag.MoJo Ba.八木徹



歌手としてアニメや特撮、漫画、ゲームなどのアニメソングを歌われる際は"MoJo"、
フォークソングを中心にご自身のオリジナルソングを作り歌われる際は"とみたいちろう"、
作家としてCMソング等の作詞作曲コーラスなどのスタジオワークでは本名の"富田伊知郎"と
それぞれのジャンルでいくつもの名前でご活動されていらっしゃいるMoJoさん。

そんなMoJoさんが定期的に開催されているソロライブが「Take」シリーズ。
MoJoさんが歌われたアニメ、特撮、イメージソングを中心に展開されるだけでなく、
オリジナルソングや時にCMソング等も歌われ、多岐にわたるキャリアを堪能する事が出来ます。
更にアニメ、特撮の様々な楽曲のカバーにも精力的に取り組まれています。

2020年より世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響や感染状況を鑑みて、
MoJoさんのソロライブ「Take」シリーズでは収容人数を従来の60人から半分の30人以下とする代わりに
2021年の「Take12」以降は「#1」「#2」の二回に分けて開催されており、
今回も「#1」と一週間開けて「#2」の二回に分けて開催でした。今回は一日目「#1」のレポートです。

会場は東京渋谷の神泉駅程近くにあるライブハウスLANTERN。
現在の「Take」シリーズの前身のソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズから
MoJoさんのホームグラウンドとして長年ファンからも親しまれていると共に
日本のThe Beatlesファンが多く通う場所としても知られている老舗のライブハウスです。

開場時間より少し早めに入場が始まり、会場内に入るとMoJoさんは既にステージで準備中。
LANTERNのスタッフさんやかつて組まれていたバンド"とみたいちろうと Big Beat"のベーシストで、
ライブではカラオケの音出しなどのスタッフ業務をお手伝いされている
"シロヤギさん"こと八木徹さんと打ち合わせなどをされていました。

・開演時間になると会場の照明がゆっくりと暗くなっていき、MoJoさんがご挨拶。
・MoJoさん「みなさんようこそ! 今日もはりきってまいりましょうね。
     それでは素晴らしいジングルがありますのでどうぞ聞いてくださいねっ!」

00:MoJo Take 17のジングル/SE

MoJoさんのライブではこれまでご自身が手がけられたCMソングや楽曲の歌詞をアレンジしたり、
再構成する等して趣向を凝らして作成されたジングルが披露されています。
お餅等の製造販売を行う越後製菓株式会社のCMソング「越後さんの餅つき」をアレンジ。
越後製菓は1999頃から俳優の高橋英樹さんを起用し、高橋さんが自らの代表作「桃太郎侍」をモチーフにした
「越後侍」に扮して早押しクイズに挑みキャッチフレーズの「正解は越後製菓!」を答える、
というインパクトのあるCMが放送されております。CMの最後には「越後さんの餅つき」というCMソングが流れるのですが、
こちらはMoJoさんが手がけられており、今回はその「越後さんの餅つき」の歌詞をライブ用に変え、
MoJoさんご自身が歌われたものがジングルとしてご披露。
長年放送されている馴染み深いCMソングなだけに観客も手拍子をしながら聞き入り感心している様子でした。

MoJoさん「ピンポーン! 正解はっ! マシンマン!!」

01:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
-MC-


MoJoさんの高橋英樹さんばりの解答から特撮「星雲仮面マシンマン」よりオープニングを
アルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」で新録された際のカラオケで。
強く優しく歌われるMoJoさんに応えるように観客も「アレは!」と合いの手を入れにぎやかにライブが始まりました。

・特撮「星雲仮面マシンマン」はこの年で放送開始40周年。
MoJoさん「この前、ショッカーO野名人が大きいライブで話していましたが『マシンマン』40周年ですね。
     今回の『#1』『#2』を通して『マシンマン』の歌を全部歌おうと思ってます」

・「忍風戦隊ハリケンジャー」「動物戦隊ジュウオウジャー」などの楽曲を歌われながら
スーパー戦隊シリーズ、「プリキュア」シリーズなどの楽曲を手がけられている
高取ヒデアキさんのYouTubeチャンネルで高取さん率いるブラスロックバンドZ旗の皆さんと共に歌われた
「科学戦隊ダイナマン」「俺とおまえと大五郎」「本つゆでいかがでしょうか」の動画が公開されたお話。
・MoJoさん「まさか『大五郎』を一緒にやらしてもらえるとは思わなかったけど、
     更に『本つゆもやりましょうよ』って言ってもらってね。嬉しかったですよ」

02:ぼくらのマシンマン/MoJo
-MC-


放送開始40周年の「星雲仮面マシンマン」特集、続いてはおおらかな曲調が印象的な「ぼくらのマシンマン」。
序盤で一度仕切りなおす場面もありつつ、MoJoさんは笑顔でのびやかな歌声を披露されていました。

・「星雲仮面マシンマン」の楽曲を手がけられた大野雄二先生のお話。
MoJoさん「当時はCMとかでとても可愛がってもらってましてね。楽しい日々をすごしていました。
     レコーディングが終わると『行くぞ』って言われて、色々な所にお供しました。
     でも最後は必ずいきつけのジャズバーに行くんですよ。先生はそこでずっとピアノを弾いてるんです。
     背中を丸めて愛おしそうに弾く姿がカッコよくてね。本当にピアノが好きなんだなぁって思いましたね」 

03:大いなる人マシンマン/MoJo
-MC-


「この曲はハッスルしなきゃ」と気合を入れてから歌われたのは「マシンマン」より「大いなる人マシンマン」。
独特のスキャットが印象的な本曲を序盤は小気味良く、躍動感にたっぷりに歌われていました。

・約一か月前に開催されたライブ「スーパーヒーロー魂2024 "夏の陣"」のお話。
・この年の1月に急性すい炎を患われ療養中の為、
出演者としてクレジットの無かった串田アキラさんがアンコールでサプライズでご出演されました。
・串田さんとMoJoさんと宮内タカユキさんは長年の親交から「魂の三兄弟」と称される間柄。

・MoJoさん「実際にクッシーが来るかどうかってわからなかったんだよ。
     でもテレパシーっていうかね、なんとなく来るんじゃないかって思ってたんだよね。
     楽屋もやっぱり三人一緒でね。あの時は石原(慎一)君も一緒だったかな?
     ちょっと痩せたかなぁ、オレのほうが筋肉あったりして」
観客笑。
MoJoさん「絶対良くなると思うから、みなさんも念を送ってくださいね。凄いんだからクッシーは」
観客拍手。
MoJoさん「でも、オレは座長ってガラじゃないからさぁ。分不相応だからオレは」
観客笑。
「スーパーヒーロー魂」の座長は串田さんですが、今回は不在だった為、MoJoさんが副座長、座長代理という立場でした。

04:おれの名はマシンマン/MoJo
-MC-
05:宇宙の男ライガー/MoJo
-MC-


「Take 17 #1」の「マシンマン」特集を締めくくるのはエンディング。
青を基調とした照明の中、ロマンチックな曲調をMoJoさんが包容力たっぷりに歌われて締めくくられました。
続いては日本コロムビアで最初にレコーディングした曲、とお話されてアニメ「宇宙魔神ダイケンゴー」よりオープニング。
おおらかな曲調を豪快に歌われるMoJoさん。間奏では随所にマイクを通さずにアドリブを披露されていたのも印象的でした。

・最後の「ライガー」のロングトーンが水木一郎さんっぽいとお話されるMoJoさん。
・MoJoさん「次の作品は『銀河鉄道999』。『999』といえば御大、ささきいさおさんが歌われていますが、
     MoJoも一曲混ざらせてもらっています。平尾昌晃先生の曲で、結構いい歌なんですよ」

06:人生の停車駅/MoJo
-MC-


続いてMoJoさんが歌われたのは「宇宙の男ライガー」と同時期に歌われたアニメ「銀河鉄道999」より「人生の停車駅」。
MoJoさんはシリアスな曲調を語りかけるように歌われ、後半の「そして人は」からは観客も一緒に大合唱となりました。

07:MoJo Take 17のジングル/SE
-MC-


ここで不意にMoJoさんがヤギさんに指示して今回のジングルを流すように指示。
ジングルが流れる中でMoJoさんが「ジングルが流れている間は休める」と話され観客の笑いを誘っていました。

・「宇宙の男ライガー」「人生の停車駅」を歌われる前にとみたいちろうとBig Beatとしての活動中に
鈴木清順監督の映画「悲愁物語」の主題歌を担当する事に。
・MoJoさん「本当は違う人の歌で決まりかけていたらしいんだけど、監督の一声で我々の曲に決まったらしいんですよ。 
     嬉しいじゃないですか。それまで自由気ままに歌っていたのに、映画音楽ですよあーた」
・ここでヤギさんがステージに呼びこまれ、ベース演奏でご参加。

08:MoJo Take 17のジングル/SE
09:煙草の煙/とみたいちろう 八木徹
-MC-
10:風よロマンに進路を向けて/とみたいちろう
-MC-


ヤギさんが準備をされている間にMoJoさん自ら音だしされてジングルを流され、
準備が整って歌われたのは、鈴木清順監督の映画「悲愁物語」の主題歌「戻っておくれ」こと「煙草の煙」。
ヤギさんのベース演奏を交えて聞く事が出来るのも久々。MoJoさんの伸びやかな歌いぶりがとても魅力的。
どこかさびし気な曲ながら、笑顔で歌われるMoJoさんのお姿も実に趣があり素敵でした。
ヤギさんが拍手で見送られ「ベースが入ると歌いやすいね。広がりがありますよ」とお話された後は
とみたいちろうさんとしてサッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」。
壮大な世界感を歌われるMoJoさんが魅力的な本曲ですが、この日は特にMoJoさんの歌声が絶好調。
随所に登場するロングトーンが実に鮮やかで、特にラストのロングトーンは痺れるほどの格好よさでした。

・MoJoさん「とみた君の歌はここまですが、この『風よロマンに』を歌った年にあーた。
     『バトルフィーバーJ』を歌ってるんですよ。この差が素晴らしいですよね」

11:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン-/MoJo
-MC-
12:明日の戦士たち/MoJo
-MC-


ここからはアニメ、特撮に戻りスーパー戦隊シリーズから特撮「バトルフィーバーJ」よりオープニング。
カラオケはオリジナル版でしたが観客によって別バージョンの「-オルタネートバージョン-」に。
楽しくはつらつとした本曲をコミカルな高音や声楽風など、ソロライブならではの自由な歌唱法で披露され
続いても同じく「バトルフィーバーJ」より挿入歌「明日の戦士たち」。MoJoさんは歌の前に「ご唱和ください」と話され
少々コミカルな歌いぶりを交えつつ、観客と一緒に嬉しそうな表情で歌われていました。

・ここでスタッフさんによって譜面台が用意され、ここからは水木一郎さんが歌われた楽曲のカバーコーナー。
MoJoさんは水木さんとは度々ライブで共演されており、とても敬意を表されていました。
水木さんが2022年に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去後はソロライブで水木さんの楽曲をカバーされています。

・MoJoさん「最初の曲はこの前のライブでも歌ったんだけど、この曲好きなんだよね。ウェスタンっぽい曲で。
     アニキ、この曲歌ったのが1972年!? 凄いよなぁ。オレがとみた君としてエレツクレコードに入った年だよ。
     ……あの時は27インチのGパン履いて、ニコルの女性用のシャツなんか着てさ、かぁわいかったんだよ。
     アニキはあの頃から第一線だったんだよなぁ」

13:Zのテーマ/MoJo
-MC-


水木さんの楽曲のカバーコーナー。まずはアニメ「マジンガーZ」より根強い人気の挿入歌「Zのテーマ」。
渡部宙明先生が手がけた楽曲の中でもお好きな曲と話されたMoJoさんは、しっかりとした歌いぶりを披露され、
「Z」の部分では観客の「ゼーッ!」という声を受けてとても嬉しそうな表情を浮かべられていました。

・MoJoさん「はじめて今日、歌わせてもらいます」
観客「おおぉっ」
MoJoさん「『マジンカイザーのバラード』」
観客「おおぉおおおおっ」

14:マジンカイザーのバラード/MoJo
-MC-


ラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内のドラマ「マジンカイザー傳」よりエンディング。
1990年代以降に水木さんが残されたバラードの中でも指折りの楽曲である本曲を、
MoJoさんはご自身の個性を持ちつつ、水木さんの独特の節回しや細やかなニュアンスを驚くほど踏襲されており、
譜面としっかり向き合いながら歌われるお姿に、楽曲に誠実に向き合おうとされている姿勢を強く感じました。
その思いが伝わってか、涙を流す観客も多く確認できました。ありがとうございます。

・MoJoさん「いい歌だなぁ。アニキ聞いてくれたかな。今日歌えてよかったよ」
観客拍手。
MoJoさん「アニキとは思い出がいっぱいだからさ、バラード歌ってたら……ヤバくなっちゃうよね。
     ……後ろから『おいおいおい』って出てきそうでさ」
観客笑。

15:マジンカイザー/MoJo

前半ラストはゲーム「スーパーロボット大戦F 完結編」のオリジナルロボットとして登場した際のテーマであり、
前途のラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内のドラマ「マジンカイザー傳」のオープニングにもなった「マジンカイザー」。
MoJoさんは勇ましさと頼もしさたっぷりに歌われて前半を締めくくられました。間奏ではスキャットを披露される場面も。

~休憩~
-MC-


ここで前半が終了し、少し長めの休憩時間へ。
この間に換気とスタッフさんによって譜面台と椅子、マイクスタンドがセッティングされました。
MoJoさんはお衣装を変えられ、場内BGMに合わせてアコースティックギターを爪弾かれていました。
更にヤギさんが再びステージに登場されてベース演奏の準備をされていました。

・そろそろ後半開始という頃合いにMoJoさんが音だしの為、ステージを離れ、ヤギさんお一人に。
ヤギさん「今日はもうおしまいだそうです」
観客「えーぇーー」
MoJoさん「え? 終わり?」
観客笑。 

16:MoJo Take 17のジングル/SE
-MC-
17:MoJo Take 17のジングル/SE
-MC-
18:MoJo Take 17のジングル/SE
19:ライバル/とみたいちろう 八木徹
-MC-


後半のスタートとしてジングルを流した所、観客も段々と一緒に歌ったり合いの手を入れ出し
MoJoさんが「それならば」とジングルを繰り返し流され観客の合いの手も次第に浸透していきました。
そして後半はサッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」から。
ヤギさんのベース演奏を受けながら歌詞を身振り手振りで表現されつつ歌われていたMoJoさんでしたが、
この年の4月に行われたライブ「MoJo Take 16 二刀流#2」にてヤギさんが語られた「マムシのてっちゃん」話が気に入られたご様子で、
後半になると曲調に合わせて「♪マムマム」と歌われてとても楽しそうにされていました。

・ここでMoJoさんもアコギを携え、お二人でセッション。
・「マムシのてっちゃん」に聞く。
・MoJoさん「マムシってベース上手いの?」
観客笑。
ヤギさん「ホント、自由にやってるよなぁ」
観客笑。

20:The Esper Has Blue Hair (青い髪のエスパー)/MoJo 八木徹
-MC-


続いては漫画「超人ロック~ ロード・レオン~」イメージアルバムより「The Esper Has Blue Hair」。
MoJoさんはアコギを演奏されながらハードな歌声をご披露。時折ヤギさんと顔を見合わせて笑顔を交わされていました。

・ヤギさんが拍手で見送られ、ここかからはカラオケによるカバーコーナー。
・ライブ「スーパーヒーロー魂2024 "夏の陣"」で真夏竜さんと初共演されたお話。
MoJoさんは2009年のソロライブ「☆MoJo Zone Season 11」以来、真夏さんが歌われた「ウルトラマンレオ」をカバーされています。
・MoJoさん「本物の人だ、って思ってさ、舞台袖まで行ってステージを見てたんですよ。台詞もカッコよくてね。
     なんか嬉しくなっちゃって、『今度のライブで歌うぞ!』って決めてたんですよ」

21:ウルトラマンレオ/MoJo
-MC-


ウルトラマンシリーズから特撮「ウルトラマンレオ」より真夏竜さんが歌われた初代オープニング。
真夏さんのステージがとても参考になったというMoJoさんはとてもストイックに歌われていました。

・MoJoさんのご友人でこの年の2月にがんの為にご逝去された若子内悦郎さんのお話。
・若子内さんは1970年代にNHKの音楽番組「ステージ101」でのご活躍されていたり、
若木ヒロシ、ちのはじめなどの名義を含めアニメ、特撮ソングなども歌われていました。
MoJoさんとはスタジオミュージシャン仲間として親交があったそうです。
・MoJoさん「ワカはね、オレにMacintoshを教えてくれて、コンピューターを先駆けてスタジオに取り入れてた人で
     たぶん、デスクトップミュージック(DTM)にいち早く取り組んでいたんじゃないかな。
     あんまり世に出す事は無かったみたいだけど、当時はワカの家によく教えてもらいに行っていましたね」

22:やつらの足音のバラード/MoJo
-MC-


アニメ「はじめ人間ギャートルズ」より、若子内さんがちのはじめ名義で歌われたエンディング。
牧歌的な曲調を伸びやかに歌われていたMoJoさんですが、時折込み上げてくるものをこらえ歌われている様でした。

・MoJoさん「みんな元気でやってくしかないよなぁ」
観客拍手。 
MoJoさん「オレも、元気だして行かなくちゃいけないよなぁ。頑張るぞ!」

23:光速電神アルベガス/MoJo
24:戦いに赴く前に/MoJo
-MC-
25:大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン-/MoJo
26:出撃! ゴーグルロボ/MoJo
-MC-


ここからは再びMoJoさんが歌われた曲へ戻り、アニメ「光速電神アルベガス」よりオープニング。
カラオケはオリジナル版でしたが観客によって別バージョンの「-オルタネートバージョン-」に。
MoJoさんは観客の合いの手やコーラスを受けながら力強く歌われた後は、同じく「アルベガス」より「戦いに赴く前に」。
シリアスな歌詞をパワフルに歌われ、オープニングの「アルベガス」とはまた違った趣きの盛り上がりぶりでした。
「アルベガス」を作曲された宙明先生が手がけられた楽曲のフレーズのワザに感服されたというお話をされた後は、
同じく宙明先生が手がけられた特撮「大戦隊ゴーグルV」よりオープニングで観客との一体感を楽しまれ、
続く「出撃! ゴーグルロボ」では勇壮な歌いぶりを披露されつつ、観客の合唱を指揮される場面もありました。

・MoJoさん「ロボソング、イイよね。次も久々のロボロングなんだけど、ちょっと呼吸を整えさせて」
観客笑。
MoJoさん「だいたいソロライブっていうと休めないじゃない? これからは誰かと一緒にやるのも考えないとかなぁ。
     いや甘えちゃいけないな。結局とみた君とMoJoの二人とかになっちゃって、自分の首を締めるだけだし」 
観客笑。
MoJoさん「変な希望は持たないで行きましょう。『希望のサイレンビルダー』」

27:希望のサイレンビルダー/MoJo
-MC-
28:データスハイパー天使と共に/MoJo
-MC-


戦隊ロボソングから特撮「轟轟戦隊ボウケンジャー」より、緊急轟轟合体サイレンビルダーのテーマ。
独特の緊迫した雰囲気の曲調を重厚かつ疾走感たっぷりに歌われるMoJoさん。久々に聞けて嬉しうございました。
続いては特撮「天装戦隊ゴセイジャー」より"御使い"データス&データスハイパーのテーマ「データスハイパー天使と共に」へ。
躍動感あるステージングで観客の手拍子や合いの手コーラスを受け、のびのびと歌われるMoJoさんはとても楽しそうでした。

・MoJoさん「みんなと歌えるのは楽しいデス! さぁ、今日のジングルを聞こうじゃありませんか!」

29:MoJo Take 17のジングル/SE
-MC-
30:夢をかなえてダイナマン/MoJo
-MC-
31:エンドレス・ウェイ/MoJo
32:科学戦隊ダイナマン/MoJo


ジングルで一区切りした後は「正解は、夢をかなえてダイナマン」の一言から特撮「科学戦隊ダイナマン」よりエンディング。
観客との大合唱となった後は「この楽しみはエンドレス」という一言から同じく「ダイナマン」より「エンドレス・ウェイ」へ。
哀愁を感じる曲調をMoJoさんがシリアスかつ伸びやかに歌われ、ラストの特撮「科学戦隊ダイナマン」よりオープニングへ。
MoJoさんの代表曲の一つだけに観客も大いに盛り上がる中、間奏ではLANTERNのスタッフさんやヤギさんをご紹介されていました。

・MoJoさん「おつかれさまでした! ありがとうございました!!」

-アンコール-
-MC-


観客が拍手を贈る中、MoJoさんは各テーブルに向かって頭を下げられていましたが、
拍子がアンコールを現す手拍子に変わると客席を見渡しながら「ひとごろしっ」とぼそりとつぶやかれ、観客の笑いを誘っていました。

33:MoJo Take 17のジングル/SE
34:MoJo Take 17のジングル/SE
35:MoJo Take 17のジングル/SE
-MC-


ここでヤギさんがジングルを流され、観客がMoJoさんに「正解は?」と問いかけるも聞こえないふりをされるMoJoさん。
再度ジングルが流されると耳を抑えて聞こえないようにし、観客の「正解は?」に対し「聞こえないよ」ととぼけられ、
「『#2』は二、三曲歌ってあとは小話にしましょう」と話されるとヤギさんが絶妙なタイミングでジングルを流されていました。

36:炎神合体エンジンオーG6/MoJo

ジングルが終わり観客の「正解は?」の問いに対して「ひとごろしのG6!!」とMoJoさんが応えられ
アンコールは特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
本曲はパワフルかつテンポが速い為、とてもスタミナが必要なだけに、数十曲も歌われたライブのアンコールに
ステージを動き回ってアクションを交えて力強く歌われるMoJoさんのお姿には感嘆しっぱなしでした。

・MoJoさん「ありがとうございました!! 『#2』でお会いしましょう! おぉしぃまいっです!!」

MoJoさんが観客の拍手を受けながら再び各テーブルに向かい頭を下げられ
「MoJo Take 17 #1」は終演となりました。

今回は放送開始40周年を迎えた特撮「星雲仮面マシンマン」の特集からはじまり、
MoJoさんがアニメソング、特撮ソングで「MoJo」という名前で活動しはじめた黎明期から
とみたいちろうさんの楽曲もおりまぜつつ、年代を追って楽曲が披露され、久しぶりに聞ける曲も多くありました。
水木さんへの「マジンカイザーのバラード」や若子内さんへの「やつらの足音のバラード」など
親交のあったお二人への思いを感じる楽曲の場面ではグッとくるものがありました。
また、今回のジングルは最初は観客は手拍子だけだったのが、何度も流れるうちに浸透していき、
合いの手部分を一緒に歌ったりしながら、最終的にMoJoさんに「正解は?」と問いかける様になり、
ジングルが観客の間で成長していったのも興味深かったです。
「#2」ではジングルの浸透具合も含めてどのように展開していくのか楽しみです。



補足

・前回の「Take 16」ではカバー曲とご自身が歌われた楽曲の二部構成で展開され、
当時アメリカのメジャーリーグでピッチャーとバッターの二刀流で大活躍されていた大谷翔平さんと
特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」よりMoJoさんが歌われた「二刀流! スーパーツーカイオー」にちなんで
「二刀流」というサブタイトルで開催されました。
その後、公式サイトに「Take 17」の開催告知がされた際には「Triple」というサブタイトルが付いていましたが、
いつの頃からか公式サイトの告知ページには「Triple」のサブタイトルは無くなっていました。

・「MoJo Take 17のジングル」のお話。
 MoJoさん「今回はお餅のCMをちょっと拝借しました。お餅は時期的にはもうちょっと後になりますけどね。
      この曲、去年は『ウマ娘』の子達が『♪ぱかぱかはしるよウマ娘~』なんて歌ってましたね。今年もやるのかなぁ?」
当時、ゲームやアニメで大人気だった「ウマ娘 プリティーダービー」。
2023年に越後製菓の協力を得てCMのパロディ「正解はウマ娘!」篇が放送。
オリジナルに出演されている高橋英樹さんを起用し、越後製菓のCMを細かな所まで再現し、
CMソングも「越後さんの餅つき」の替歌「ウマ娘は走ります」を
キタサンブラック役の矢野妃菜喜さんとサトノダイヤモンド役の立花日菜さんが歌われるなどのこだわり様。
CM放送自体は2023年の年末に放送された「M-1グランプリ2023」内の一度だけながら、とても話題になりました。
MoJoさんは作曲者として矢野さんと立花さんが「ウマ娘は走ります」のレコーディングに参加されたそうです。

・ちなみに2024年9月現在、ウマ娘の公式Xでは「ウマ娘は走ります」が、
越後製菓の公式Xでは矢野さんと立花さんが歌われた「越後さんの餅つき」がそれぞれ視聴可能でした。

・「大いなる人マシンマン」はカッコイイ曲ながら息継ぎが大変。

・クッツーが来るのはキンズナでわかる。

・「Zのテーマ」はいつでも歌いたい。

・大野雄二さんに「金子信雄さんに似ていますね」と話したら「似てない」と言われる。

・アオダイショウ竹内さん、コブラ小川さん、ニシキヘビ森谷さん。

・真夏の竜と真冬のMoJo。

・最近の就寝前のお楽しみは志村けんさんのコント映像を見る。

・MoJoさん「ことわざ辞典をたまに見るんだけどさ、『老兵は死なず……』っていう言葉があるじゃない?
     先輩がみんな凄い人達ばっかりじゃない? まだ、老兵にもなってないんだよなぁ」

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