2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
ANIME JAPAN FES 2024 "大阪夏の陣"
24.8.18 なんばHatch
出演/ささきいさお 堀江美都子 遠藤正明 山形ユキオ Project DMM(松原剛志 KATSUMI)
初参加/河内淳一
司会/南かおり ムサ
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) 貴日ワタリ
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
1998年より主に夏に数日間の日程で開催されるアニメ関係のイベント「ANIME JAPAN FES」。通称AJF。
アニメ、特撮、ゲーム等の様々なコンセプトの音楽ライブを主軸にアニメ関係者によるトークショーや
声優さんによるチャリティーオークションなど、これまで様々な催しものが開催されてきました。
今や主流になっているライブスタイル、フェス形式でのアニメソングライブの草分け的存在であり、
アニメソングフェスが新興しては消えていく中、90年代から現在まで開催され続けています。
2020年に新型コロナウイルスの影響により中止となって以降は東京公演二日間、大阪公演一日で開催しており、
東京公演は一日目に特撮ヒーローの楽曲に特化した「スーパーヒーロー魂」(SHS)、
二日目はアニメや特撮やゲームなど、オールジャンルの楽曲を楽しむ事が出来る「スーパーアニソン魂」(SAS)が開催。
大阪公演は「ANIME JAPAN FES」のタイトルでその年の東京公演を凝縮した内容で展開されています。
大阪公演は主に水木一郎さんや堀江美都子さんや串田アキラさんが座長を務められてきましたが、
2022年に水木さんが12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去されて以降は
ささきいさおさんを座長に迎えて開催されています。
今回は「スーパーアニソン魂2024"夏の陣"~THE LEGENDS~」東京公演からいさおさんと堀江さんに加え
山形ユキオさんと初出演となった河内淳一さんが、
「スーパーヒーロー魂2024"夏の陣"」から遠藤正明さんとProject DMMより松原剛志さんとKATSUMIさんが、
それぞれご出演されました。
また東京公演の司会はショッカーO野さんですが、大阪公演ではラジオ関西で長年放送されており、
アニソン関係者からも信頼の厚いアニメラジオ番組「青春ラジメニア」から、
パーソナリティーの南かおりさんとバンド・ワタナベフラワーのベースのムサさんが司会を務められるのも特徴です。
更に大阪公演はZ旗ホーン隊の皆さんは出演されず、男性コーラスもスペースカインズのリーダー貴日さんのみがご出演です。
会場は大阪府難波にあるライブハウスなんばHatch。
長年大阪公演のでは主な会場になっている本会場に入場すると、ステージ後方に設けられたコーラス、演奏陣のブースがそれぞれ設置。
向かって左側のベースブースのすぐ後ろ、東京公演よりステージに近い個所にコーラスブースが設けられていました。
壁面中央には今回のライブロゴ「AJF2024 ANIME JAPAN FES」の幕が掲げられておりました。
-MC-
・開演時間になると客席の照明が暗くなっていき、司会進行のかおりんとムサさんがご登場。
・かおりん「毎年、AJFの大阪公演が来ないと夏が来ないんですよ」
ムサさん「来ない!? にしてはだいぶ暑かったですけど」
観客笑。
かおりん「AJFが終わらないと夏も終わらないんですよ」
ムサさん「お早い夏の終わりで」
観客笑。
かおりん「先週東京公演がありましたけど、大阪は東京をぎゅっと凝縮した内容になっています」
ムサさん「ただでさえ濃い内容だったのが更に凝縮されて濃厚になってるんですよね」
・この間に演奏陣の皆さん、アップルのお二人が登場され、それぞれのブースでご準備を有れていました。
・かおりん「それではみなさん、盛り上がる準備は出来てますか!?」
観客「おぉおおおおおおおおぉおおぉお」
かおりん「準備は出来てますか!?」
観客「おぉぉぉおおおおおおおおおおぉおおぉお」
かおりん「『ANIME JAPAN FES 2024』!!」
ムサさん「『"大阪夏の陣"』!!」
かおりん&ムサさん「スタート!!」
00:壮大なる銀河 (M36)(OVERTURE)/SE
01:銀河鉄道999/ささきいさお
02:爆竜戦隊アバレンジャー/遠藤正明
03:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志
04:ヤットデタマンの歌/山形ユキオ
05:キャンディキャンディ/堀江美都子
-MC-
アニメ「銀河鉄道物語」より「壮大なる銀河 (M36)(OVERTURE)」が文字通り壮大なオーバーチュアとして流れだし
アニメ「銀河鉄道999」のオープニングの前奏と共に拍手の中、水色の煌びやかなジャケット姿のいさおさんがご登場。
いさおさんが包容力のある歌声を披露される中、観客は着座して観賞していましたが、
続く特撮「爆竜戦隊アバレンジャー」よりオープニングと共に遠藤さんが登場以降は自席の前で立って観賞していました。
遠藤さんが観客を盛り上げて楽しそうに歌われた後は、松原さんのご登場で特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」よりオープニング。
松原さんがAJFのTシャツの上に羽織った金色の専用衣装を翻しながら颯爽としたステージを披露された後は山形さんのご登場。
アニメ「タイムボカンシリーズ ヤットデタマン」よりオープニング。前奏から観客の歓声が非常に大きく、
山形さんと共に大合唱する勢いがとても印象深いです。オープニングブロックのラストを飾られるのは堀江さん。
ご自身の代表曲であるアニメ「キャンディ・キャンディ」よりオープニングを華やかに歌われ、観客を魅了されていました。
・堀江さんを見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・お二人がパーソナリティーを務める「青春ラジメニア」では月ごとのテーマで楽曲のリクエストを募集。
かおりん「今月のテーマが『キャー!!怖い!!』をお届けしていますが、先月は『あなたが元気になる曲♪』という事で
次の曲は先月のテーマの時にかかりました。お届けするのは遠藤正明さんで『ご唱和ください我の名を!』」
06:ご唱和ください我の名を!/遠藤正明
-MC-
かおりんとムサさんと入れ替わりで遠藤さんが登城され、特撮「ウルトラマンゼット」よりオープニング。
遠藤さんは東京公演では最初以外の「Z」とサビの繰り返し部分の「ご唱和ください我の名を」で客席にマイクを向けられ
観客のご唱和を楽しまれているご様子でしたが、今回も最初以外の「Z」は観客にふっていましたが、
「ご唱和ください我の名を」を貫禄いっぱいの歌いぶりでご披露。
・遠藤さんお一人でトーク。
・遠藤さん「夏のAJF、大阪ってあんまり来てないなあって思っていたんですけど、去年も来てましたねー」
観客笑。
遠藤さん「でも今日って、緊張するメンツじゃないですか?」
観客笑。
遠藤さん「『アバレンジャー、のびのび歌って』って言われたんですけど、いさおさんの後っすよ?」
観客笑。
遠藤さん「で、今だって、前が、堀江ねえさんですよ。『キャンディキャンディ』。オレも舞台袖で歌ってましたからね」
観客笑。
07:超重甲!/遠藤正明
-MC-
08:明日への道~Going my way!!~/遠藤正明
-MC-
「ちょっと珍しい曲を」とお話され歌われたのは特撮「ビーファイターカブト」より「超重甲!」。
ノリの良い楽曲だけに観客も遠藤さんに応える様な合いの手を入れて盛り上がると「長居をしてもう一曲」と話され、
アニメ「遊☆戯☆王 5D's」より五代目オープニングを今回の大阪公演限定でご披露。意外な選曲。
堂々としたパフォーマンスで高音域をのびやかかつダイナミックに歌われるお姿は遠藤さんの真骨頂でした。
・遠藤さんを見送りながらかおりんとムサさんがご登場。
・かおりん「さっきえっちーが『AJF大阪は久々だと思ってたけど去年来てた』って話してたけど、
次の方は正真正銘の22年ぶりだそうですよ」
観客「おぉぉぉぉ」
かおりん「しかも歌っていただくのは『ラジメニア』でも一度もかかった事がないらしいです」
ムサさん「LPがあるらしいですね。なのでボク今度ラジ関の資料室探しに行きたいと思います」
09:翔べ! タイガーマスク/山形ユキオ
-MC-
10:太陽の子ら/山形ユキオ
-MC-
初代タイガーマスク・佐山聡さんの活躍を収録したアルバム「翔べ! タイガーマスク」より表題曲。
改めてライブで体感すると山形さんのワイルドな歌声と吉岡さんのベースの小気味よさが実に心地よい高揚感でした。
曲紹介をされ続いてはアニメ「銀河旋風ブライガー」より第21話「誓いのWネック」で印象的に取り上げられた「太陽の子ら」。
山形さんと共に観客も一緒になって大合唱となるのですが、大阪では東京より更に観客の歌声が大きかった印象でした。
・山形さんお一人でトーク。
・山形さん「もう一曲、ミニ四駆!!」
観客「おぉぉおぉおおお」
山形さん「『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』から『ウイニング・ラン! -風になりた~い-』」
11:ウイニング・ラン! -風になりたい-/山形ユキオ
-MC-
続いてはアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」より初代オープニング。山形さんはより原曲に近づけて歌われていました。
後半に歌詞の「トラブル」に合わせてその場で転ぶというパフォーマンスをされるのですが、今回はほぼ寝転がり
そこからサビまでは少し上体をおこされて歌われていて、舞台でも活躍される山形さんならではのステージでした。
・山形さんを見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・かおりん「さぁみなさんにもテレビを見ていてアニメや特撮で初恋のキャラクターっていると思うんです。
例えば私だったらアニメはキャプテンハーロック(宇宙海賊キャプテンハーロックの主役)。
特撮だったらキカイダー01。変身後ね!」
観客笑。
ムサさん「こだわりがあるんですね」
かおりん「ムサ君は?」
ムサさん「『DRAGON BALL』のブルマですかね。あんな過激な露出をするヒロインがいるなんてね」
観客笑。
かおりん「みなさんもそれぞれいると思うんですが、私のドラマでの初恋が初代『あばれはっちゃく』でした」
観客「おぉぉぉおぉおおおお」
かおりん「彼に近づきたくて逆立ちしましたもんね。無謀でしたが」
観客笑。
かおりん「あの頃は『あばれはっちゃく』の主題歌を歌われていたこの方とお近づきになれるとは思っても見ませんでした。
堀江美都子さんで『タンゴむりすんな!』」
12:タンゴむりすんな!/堀江美都子
-MC-
ドラマ「俺はあばれはっちゃく」よりオープニングであり、「あばれはっちゃく」シリーズを通して使用された「タンゴむりすんな」。
堀江さんは1番をチャーミングに歌われながら間奏で観客に「なんちゃってなんちゃって」部分を一緒に歌うように促され、
以降は観客も一緒になって「なんちゃってなんちゃって」と歌う事で楽しい一体感が生まれていました。
・かおりんとムサさんが合流されて堀江さんとトーク。
・本ライブの一週間前まで開催されていた「パリ2024オリンピック」のお話。
堀江さん「みなさんはありませんか? 自分が応援しようとしてテレビを見てたら負けるって」
かおりん「私、阪神(タイガース)それです!」
観客笑。
堀江さん「そうなの。だからねニュースで結果だけ見るようにしてるんですよ」
かおりん「今月末には『パラリンピック』が」
堀江さん「そうなんですよー。テニスねぇ。期待してるんですよ」
かおりん「でもそれもやっぱりニュースで結果だけ見るんですね」
観客笑。
13:ラ・セーヌの星/堀江美都子
-MC-
13:キミのヒカリ/堀江美都子
-MC-
パリを舞台にした作品という事でフランス革命時代を描いたアニメ「ラ・セーヌの星」より初代オープニング。
本曲でも堀江さんは1番終わりに間奏で観客に「ラララセーヌ ラセーヌの星」部分を一緒歌うように促され、
観客と共に凛とした大合唱となりました。大阪では堀江さんの楽曲での観客の連帯感をより一層強く感じられました。
続いてのは堀江さんが主演されたアニメ「愛少女ポリアンナ物語」を手がけた楠葉宏三監督から依頼を受けて歌われたという
映画「ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」より挿入歌「キミのヒカリ」を大阪公演限定でご披露。
堀さんは観客に着座を促され、会場全体を優しく包み込むように歌われ、穏やかな中で前半が締めくくられました。
・堀江さんを見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・かおりん「皆さんの歌を聞いて育って、生で聞けるなんて幸せな事ですよね」
ムサさん「余韻をかみしめたいとおもいますから10分間の休憩にしましょうか」
~休憩~
-MC-
約10分間の休憩時間が告げられが設けられ、時間になると間もなく休憩時間が終了するという旨がアナウンスされ、
しばらくすると客席の照明が暗くなり、かおりんとムサさんがご登場。
・この年の11月に東京で開催予定のライブ「スーパー戦隊魂2024 ~20th Anniversary~」のご案内。
・かおりん「今回は大阪公演がないんですよ。なので皆さん、江戸に行くなら今です!」
観客拍手。
かおりん「なかなか用事がないと江戸にまでいけないですから」
ムサさん「きっかけって大事ですからねー」
・かおりん「さぁ、東京の『スーパーヒーロー魂』ではちょっとしたウルトラマン祭りだったようですけど
ええなーと思った方、大阪の後半もウルトラマン祭りから参ります。Project DMMの皆さんのご出演です!」
ムサさん「ウルトラマンメドレー!!!」
14:珠玉の平成ウルトラマンメドレー
ウルトラマンマックス
~Spirit
~Eternal Traveller
~僕たちのヒーロー/Project DMM
-MC-
ムサさんのタイトルコールでバンドの皆さんが楽器をかき鳴らす中、KATSUMIさんと松原さんがご登場。
Project DMMでのお衣装でまずは特撮「ウルトラマンマックス」よりオープニングからスタート。
KATSUMIさんが観客を盛り上げる中、曲中の「マックス」に合わせて観客も勢いよく拳を振り挙げた後は、
特撮「ウルトラマンコスモス」のオープニングをフォーメーションや振り付けを交えて強く優しく披露され、
続いて壮大な前奏から特撮「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」のオープニングが始まると観客も大歓声。
観客の手拍子を受けながら松原さんをメインに希望あふれる歌いぶりを披露された後は、
特撮「ウルトラマンボーイのウルころ ウルトラころせうむ」よりオープニング。
心地よい疾走感の本曲を、お二人ならではの明るく前向きな歌声をご披露されてメドレーが締めくくられました。
・DMMのお二人が自己紹介されてお二人だけでトーク。
・Project DMMのお二人のお衣装は今回のAJFご出演にあわせて新調されたものだそうです。
・松原さん「DMMとしてのステージは2017年の『ウルトラマン魂』以来になるんですけど、大阪公演は今回が初登場らしいですよ」
KATSUMIさん「ホントーに? 来てない?」
松原さん「大阪自体はウルトラマンのイベントで何度も来てるんですよ。市民会館とかでね」
KASTUMIさん「AJFは来てない? えー?」
松原さん「だって今まで出てないでしょ?」
観客笑。
KASUMIさん「なんでこれまで出てないんだろうか……まそれはここで我々が言うお話ではないか」
松原さん「たぶん我々の行いだと思いますよ」
観客笑。
・今回はProject DMMのリーダーである大門一也さんはお休み。
KATSUMIさん「僕ら、本当は三人からスタートしたんですよ」
松原さん「なので今日は皆さんが三人目になって一緒に歌ってください」
観客拍手。
15:ウルトラマンメビウス/Project DMM
-MC-
16:ウルトラの奇跡/Project DMM
-MC-
続いてDMMのお二人が歌われたのは特撮「ウルトラマンメビウス」よりオープニング。
本曲でのDMMのお二人と観客との一体感は東京も大阪も変わらず、えも言われぬ素敵な感覚でした。
「次はとても皆さんに愛されている歌」というお話をされてから歌われたのは、
各種ウルトラマンのイベントで頻繁に歌われていた特撮「ウルトラマンマックス」の挿入歌「ウルトラの奇跡」。
本曲の歓声の大きさやお二人の凛々しい歌声に合わせて多くの観客も手拍子や手を振っており、
今もなお根強くファンから支持されている事を実感できる盛り上がりぶりでした。
・DMMのお二人を見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・この間にスタッフさんによってステージ中央にマイクスタンドが設置されていました。
・かおりん「KASTUMIさん、DMMとしてはAJF初めてやってんね。信じて無かったけど」
ムサさん「松原さんに『えー!?』って言ってた時、凄い近かったですもんね」
観客笑。
かおりん「でも続いての方は正真正銘初登場です。去年の『スーパーロボット魂』の東京公演には出演されたんですけど、
『ラジメニア』ではSTR!Xのナンバーは沢山かけてるんですけど、元々はこちらのボーカルでした。
河内淳一さんがギミックとして歌われた『太陽の使者 鉄人28号』!!」
17:太陽の使者 鉄人28号/河内淳一
-MC-
アニメ「鉄人28号(太陽の使者 鉄人28号)」より河内さんがボーカルを務めたバンドギミックによるオープニング。
ギターを携えた河内さんは一緒に大合唱している観客を嬉しそうに見渡されながスマートに歌われていました。
・河内さんお一人でトーク。
・河内さん「堀江美都子さんのバックバンドをしていた時のメンバーがいい感じだったから
『一緒にバンドやらない?』って話て作ったのがSTR!Xだったんですよ。
それでコロムビアと契約して、斎藤誠(※)君とかのバックバンドで演奏してたんですけど、
サザンオールスターズの球場ツアーのオープニングアクトをやっていた時に
楽屋が桑田(佳祐さん)とかと同じだったからよく話していたんですよ。
その時に『一緒に音楽やりたいね』って話をしてて出来たのがKUWATA BANDだったです」
観客「へぇぇええ」
河内さん「だからSTR!XもKUWATA BANDも堀江美都子さんがいなければ無かったようなもんなんです」
観客拍手。
※斎藤誠さん:シンガーソングライター。現在はサザンオールスターズの皆さんや桑田佳祐さんのライブでギタリストとしても活躍中。
18:よろしくチューニング/河内淳一
-MC-
19:星のストレンジャー/河内淳一
-MC-
続いてはご自身がボーカルを務められたバンドSTR!Xの楽曲から、アニメ「よろしくメカドック」よりオープニング。
河内さんは楽しそうに歌われ、観客も終始大合唱で大いに盛り上がった後、「66歳だぜ? ロックロック!」と話から、
「ロック」という事で、続いては公開から40周年の劇場版「超人ロック」よりエンディング。前奏での高音でのアドリブも素敵。
どこか哀しげな表情で情熱的に歌われる様子に、観客はしみじみと聞き入っている様子でした。
・ここでかおりんとムサさんが登場され、改めて河内さんをご紹介。
・河内さんのギターが音が出ないか何がしかのトラブルがあった様でこの間にスタッフさんが調整され、
それまで河内さんが使われていたマイクスタンドもステージの中央から少しずらして設置し直されました。
・さらに堀江さんも合流されて四人でトーク。
・かおりん「お二人が歌われたデュエットがあるんですけど東京公演ではミッチお一人で歌われたと」
河内さん「そうなんですよ。ボクがちょっと体調不良で。おかげさまでだいぶ良くなったんだけど、
まだちょっと喉の調子が戻らなくて申し訳ないんだけど……お聞き苦しかったらゴメンね」
かおりん「でもここに残ってくださっているという事は歌ってくださるという事で?」
河内さん「ハイ。ミッチと歌えるのはとても光栄ですね」
観客拍手。
堀江さん「よく言うよぉ。さっきも"堀江さん"とか言われちゃって。あたしは河内さんだと変な感じがするからJUN-BOHって呼ぶよ」
河内さん「じゃあボクもミッチって呼ぼう」
20:RAINBOW BRIDGE/堀江美都子 河内淳一
-MC-
同じく劇場版「超人ロック」より、堀江さんと河内さんお二人による「RAINBOW BRIDGE」。
東京公演では堀江さんお一人で歌われた本曲ですが、ついにお二人のデュエットで聞く事が出来ました。
どこか物憂げな曲調とお二人の大人な歌いぶりがとても魅力的で、じっくりとあじわいながら聞いていました。
・退場される堀江さんと河内さんを見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・この間に河内さんが使われていたマイクスタンドはスタッフさんによって片付けられていましたね。
・かおりん「楽しい時間というのはあっという間でライブが始まってからもう二時間が経っています」
ムサさん「人生で一番早い二時間ですね」
観客笑。
かおりん「そろそろあの方の歌声が聞きたくないですか?」
観客拍手。
かおりん「続いては皆さんで宇宙に行きたいと思います」
ムサさん「ささきいさおさんで『銀河鉄道は遥かなり』」
21:銀河鉄道は遥かなり/ささきいさお
-MC-
22:スタージンガーの歌/ささきいさお
-MC-
高揚感がかき立てられる前奏の中、いさおさんが登場されアニメ「銀河鉄道物語」よりオープニング。
いさおさんが強く軽やかに歌われると、本曲は作詞家の畑亜貴さんがとても好きな曲というお話をされ、
「銀河鉄道999」等を手がけられた漫画家松本零士先生の作品から、アニメ「SF西遊記スタージンガー」より初代オープニング。
勇ましく軽快ないさおさんのステージを受け、観客も手拍子や大合唱で一体になっていました。
・いさおさんお一人でトーク。
・いさおさん「次の曲は宮川泰先生が自分が作ったのを忘れていたそうでございまして。
しばらくピアノの上に譜面が放られてたらしく、それでも珍しい事らしいんですよ。
宮川先生は譜面を残さないで捨ててしまう方で有名でしたから。
ある時、先生がその譜面を見つけて『オレはこんな良い曲を書いていたのか』と思ったそうでございます」
観客笑。
いさおさん「NHKで先生がレギュラーで出演されていた『ときめき夢サウンド』に呼んで頂いた時、
先生が楽屋の廊下で家内(※声優の上田みゆきさん)と会った時に話してたんだそうです。
『こんないい曲があるんだけどなんでささき君は歌わないんだろう?』
『歌詞に「REMEMBER YAMATO」って横文字が入るのがいやなのかな?』って言っていたそうでございます」
23:ヤマト!! 新たなる旅立ち/ささきいさお
-MC-
続いていさおさんが歌われたのはテレビスペシャル&映画「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」より主題歌。
独特の荘厳さと緊張感を漂わせながらダイナミックな歌声を披露されるいさおさんのお姿には圧倒されるばかりでした。
・いさおさんを見送られながらかおりんとムサさんがご登場。
・さらに遠藤さんを呼び込まれ三人でトーク。
・かおりん「なぜここでえっちーをお呼びしたかというと。今の戦隊を歌ってらっしゃるでしょ」
観客拍手。
遠藤さん「そぉうなんですよぉ。『アバレンジャー』から21年ぶりにオープニングを歌わせてもらってるんですよ。
『ブンブンジャー』のブンレッドとブンブラックをやってる子がハタチなんですってぇ。
だから『アバレンジャー』知らないんですよォ」
かおりん「えぇ!! じゃあ『アバレンジャー』の時にはこの世に存在してないって事?」
遠藤さん「すぅごいですよねぇ」
かおりん「じゃあそんな作品の曲を歌っていただこうと思うんですけど」
観客「おぉぉおおおおぉおお」
ムサさん「皆さん、気分ブンブンブン回す準備は出来てますかぁあああああああああ!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおお」
ムサさん「爆上戦隊ブンブンジャァアアアア!」
24:爆上戦隊ブンブンジャー/遠藤正明
25:銀河烈風バクシンガー/山形ユキオ
26:ふりむけばDanger!/堀江美都子
27:たたかえ! キャシャーン/ささきいさお
-MC-
28:明日夢みて/ささきいさお 堀江美都子
ラストブロックは遠藤さんによる当時絶賛放送中の特撮「爆上戦隊ブンブンジャー」よりオープニングから。
遠藤さんが「足りないこんなもんか大阪あ!」と替え歌されながらタフな歌声を披露されて盛り上げられた後は、
山形さんが静かに登場され、アニメ「銀河烈風バクシンガー」よりオープニングを大阪公演限定でご披露。
原曲からさらに力強くなった山形さんの情熱的な歌声に合わせ、観客も終始大合唱で大盛り上がりでした。
山形さんが熱気を残して退場されると入れ替わりで堀江さんが登場され、特撮「キャプテンパワー」よりオープニング。
緊迫感のある曲調を堀江さんが颯爽とした歌声と凛としたパフォーマンスで披露された後は、
SEと共にいさおさんによる重厚感ある生ナレーションからはじまるアニメ「新造人間キャシャーン」オープニング。
疾走感ある本曲をいさおさんならではの頼もしさとパワフルさで歌われていました。
そして堀江さんを呼び込まれ、お二人で少しお話されると、ラストはアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」よりエンディング。
お二人が勇ましく歌われる中、改めてエンディングで本編が締めくくられるというのも趣があると思いました。
-アンコール-
-MC-
いさおさんと堀江さんが退場されると、続いて演奏陣の皆さんとコーラスの皆さんが退場され
観客の拍手が手拍子へと変わり、アンコールの声が起こりました。
・しばらくするとかおりんとムサさんがご登場。
・続いてお二人が出演者の皆さん、演奏陣の皆さん、コーラスの皆さんを呼び込まれました。
・かおりんとムサさんが演奏陣のバンド、コーラスの皆さんを交互にご紹介。
・ここで出演者の皆さんからひと言づつご挨拶がありました。
・いさおさん「今年はね『宇宙戦艦ヤマト』が放送から50周年だそうでございまして、
本当は大々的にお祝いしたいものですが、なにぶんコンサートというのはお金がかかるもので……」
観客笑。
・アンコールという事でこれから披露される最後の一曲の間のみ観客の写真撮影OKに。
・その際には本格的なカメラはNG、動画撮影や録音はNG、各種SNSへの拡散をお願いされていました。
・いさおさん「写真とっているつもりで録画ボタンとか押さないようにね。ンフフフ」
ムサさん「気をつけましょうね」
29:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお 堀江美都子 遠藤正明 山形ユキオ 松原剛志 KATSUMI
「ANIME JAPAN FES 2024 "大阪夏の陣"」ラストは放送50周年のアニメ「宇宙戦隊ヤマト」オープニング。
いさおさんがメインに歌われる中、「銀河を離れイスカンダルへ」あたりからは出演者の皆さんも合流。
出演者の皆さんと観客とが一緒になって歌われ、ラストはいさおさんのステージ左右中央の3段パンチで締めくくられました。
30:三本締め
「ANIME JAPAN FES 2024 "大阪夏の陣"」および「ANIME JAPAN FES 2024 "夏の陣"」の締めくくりとして、
演奏陣、コーラスを含めた出演者の皆さんがステージ前方に登場されるいさおさんの合図で三本締め。
出演者、観客全員で三本締めが行われる中、遠藤さんや鍋嶋さんが水木一郎さん考案のおめでたい「三本締めZ」を行われていたり。
・観客が拍手を送る中、かおりんとムサさんに紹介されながら出演者のみなさんが順番に退場されました。
・かおりん「濃厚な時間でしたが、ムサ君はどうでした?」
ムサさん「いやーホント…………最高でした」
観客笑。
ムサさん「色んな事考えてたんですけど、今、全部飛びました」
観客笑。
かおりん「いろんな歌を生で聞けてみんなで歌えるっていいですね。というわけで本日のお相手は南かおりとぉ!」
ムサさん「ワタナベフラワーベースのムサでしたー!!」
観客の声援を受けながらかおりんとムサさんが退場されると会場内の照明が明るくなり、閉演のアナウンスが流れ出し、
「ANIME JAPAN FES 2024 "大阪夏の陣"」および「ANIME JAPAN FES 2024 "夏の陣"」は終演となりました。
「ANIME JAPAN FES 2024 "大阪夏の陣"」は東京公演の二日間を凝縮。
いさおさんを柱に、大阪公演初参加の河内さんとDMMのお二人のステージは関西のファンも大盛り上がり。
また堀江さん、河内さん、山形さん、遠藤さんが大阪公演限定の楽曲を続々と披露されており、
大阪公演ならではの付加価値を持たせたいという思いの強さを感じる事が出来ました。
関西の観客の盛り上がりぶりも興味深く、堀江さんのステージや、山形さんが山本正之先生の楽曲を歌われる際には
東京公演とはまた違った独特な熱気を感じる盛り上がりが感じられたのも印象的でした。
かおりんとムサさんの司会はかおりんが主に進行され、ムサさんが合いの手やポジティブなフォローをされている様子は
まるで「青春ラジメニア」を聞いているかの様に楽し気なもので、ショッカーさんの熱の入った司会とはまた好対照の魅力でした。
東京公演二日間と大阪公演一日で開催された「ANIME JAPAN FES 2024 "夏の陣"」。
全公演、作品のオープニングやエンディング、出演者の皆さんの代表曲を主軸にしながらも、
挿入歌や普段歌われる機会が少ない、濃いめのツボをつく楽曲がラインナップ。
これまで以上に魂ライブシリーズや「ANIME JAPAN FES」を主催されている株式会社バースデーソングさんの
オリジナリティや持ち味、強味を強く感じ、秋開催予定の「スーパー戦隊魂2024 ~20th Anniversary~」や
今後開催されるライブへの期待感がより一層高まる三日間でした。
補足
・弊サイトでは基本的に呼称を「○○さん」で統一していますが、南さんに関しましては
愛称の方がなじみ深いので"かおりん"で記述させて頂きます。ご了承いただけましたら幸いです
・遠藤さん「『超重甲!』とか昔の曲を聞くと、恥ずかしいですね。なんでこんな風に歌ってたんだろうと……」
観客笑。
遠藤さん「でも仕方ないですよね。その時はその時の120%だったんですからね」
・かおりん「ムサ君はAJFの司会は3回目やけど、だいぶそわそわしなくなった?」
ムサさん「そわそわどころか楽屋で小鹿みたいに震えてました」
観客笑。
・かおりん「80年代に初代タイガーマスクのイメージアルバムというのがあって……ってみなさんうなずいてる。
そこに実況と山形さんの歌が入ってるんですって。
なかなかレアな曲名のにこんなにうなずく人が多いって、この会場どうなってん?」
観客笑。
・山形さんのお衣装は「ヤットデタマン」のジュジャクを意識されてか孔雀の羽根がプリントされたワンピースの様なご衣裳。
ムサさん「あれを着こなせるのは山形さんくらいですよね」
かおりん「孔雀の羽根が似合っちゃう山形さんって凄いね。後でどこで買ったのか聞きましょ」
・堀江さん「皆さん、元気ですか?」
観客「おぉぉおおおおおおおおぉぉおおおお」
堀江さん「楽しんでますか?」
観客「おぉぉおおおおおおぉおおおおおぉぉおおおお」
堀江さん「カワイイですか?」
観客「カワイィイイイイイイイイイイイイィィイイ」
堀江さん「言わせたぁ」
観客笑。
・8月以降も9月、10月とプライベートライブを控え多忙な堀江さん。
堀江さん「新しい曲に挑戦するんですけど、やっぱり新しい曲に挑戦するって大変だけど楽しいですね」
・もう少しで休憩が終わるという頃、かおりんとムサさんがそっと舞台袖から客席をご覧になっていました。
・DMMのお二人のトークや「ウルトラの奇跡」ラストの照明が大門さんのイメージカラーの青でした。
・松原さん「僕達、DMMでウルトラマンのショーで日本全国をまわってた時は何千人、何万人の子供達を抱っこして写真をとったんですよ」
KATSUMIさん「今日、もしかしたらこの会場にもあの時僕らに抱っこしてもらったっていう方がいるかもね。どうですかぁ?」
観客「………………」
松原さん「意外といないっていうね」
KATSUMIさん「言わなきゃよかったぁ~」
観客笑。
・「ラジメニア」とは違う別の番組の関係でKASTUMIさんとはよくお会いされるというかおりん。
・河内さん「『太陽の使者』は当時ボクはビーイングっていう事務所だったんですけど、
ホントはボクがこの曲歌う予定じゃなかったんですよ。ホントは織田哲郎が歌う予定だったんです」
観客「えぇぇぇぇえええええぇえ」
河内さん「当日にアイツが夏風邪をひいちゃって、締め切り迫ってるからって急遽呼ばれて歌ったんですよ」
観客「へぇぇええ」
河内さん「レコーディングして以来歌ってなくて去年初めて歌ったの。で、今日が二回目ぇ~」
観客拍手。
※織田哲郎さん:TUBEの皆さんの「シーズン・イン・ザ・サン」への楽曲提供を皮切りにZARDさんの「負けないで」「揺れる想い」、
中山美穂さんとWANDSの皆さんの「世界中の誰よりきっと」、DEENの皆さんの「このまま君だけを奪い去りたい」、
相川七瀬さんの「夢見る少女じゃいられない」など90年代を中心に数多くのヒット曲を手がけるシンガーソングライター。
アニメソングでもアニメ「ちびまる子ちゃん」の「ゆめいっぱい」「おどるポンポコリン」「走れ正直者」や
アニメ「SLAM DUNK」の「世界が終るまでは…」「ぜったいに 誰も」「マイフレンド」などを手がけられているほか、
ご自身もTETSU名義でアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のオープニング、エンディングも歌われています。
・故・桑名正博さんを心の兄貴と慕うかおりん。河内さんとは桑名さんと組まれていたバンドTHE TRIPLE X時代からお知り合いだとか。
・「SF西遊記スタージンガー」を「宇宙SF西遊記スタージンガー」と紹介してしまったいさおさん。
いさおさん「宇宙はつきませんでしたね。『ヤマト』が流行って以降何でも宇宙が付いたんですよ。
まるで雨の中で歌ってる見たいですね……まぁその雨中とは違うんですけど。ンフフフ」
観客笑。
・かおりん「AJF大阪にえっちーとか影ちゃんが来ると最年少トークで盛り上がるんですけど。今日は最年少じゃないらしいですよ」
遠藤さん「……そうなんですってねー」
かおりん「えっちーが最年少やないですからね。松原さん、私より年下やからね」
遠藤さん「でもかおりん全然変わなくて大好きなんですよぉー」
・遠藤さん「ぁあのぉ、戦隊って大御所の方がエンディング歌うっていう流れがあったじゃないですかぁ?
てっきりエンディングだと思ってたんですよ。『おっ、オレもそろそろそれくらいの格になったかぁ』なんて。
でもオープニングでしたね。まだまだ大御所にはなれないんだなって思いましたね」
・「宇宙戦艦ヤマト」が終わり、遠藤さんとギターのナベさんが並ばれていたのですが、
最後の締めくくりがバンザイだと思われていたのか、お二人だけ恋人繋ぎ状態でずっと待機されていました。
締めくくりがバンザイではなく三本締めだと知った際にはお互いどこか照れくさそうに小突き合っていました。
・観客からの「ユキオちゃん」コールが嬉しい山形さん。
堀江さん「同級生なんですよ」
ざわめく観客。
・いさおさん「東京大阪と終えられまして、ボクらも一休みしなければいけないんですけれども」
観客笑。
いさおさん「しなければいけないって事はないですね、ボクらは歌い続けなければならないものですから。
健康に気をつけて。もう少しで残暑が終わると思います……終わって欲しいと思います」
観客笑。