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松原剛志25周年ライブ 2部 ミュージックライブ
24.7.20 江古田Buddy

出演/松原剛志

ゲスト/ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)

司会/岩下直人

コーラス/金子舜 幸田彩寛
演奏/G.森空青 B.坂本恵太 Key.金沢法皇 Dr.森∞拓也



松原剛志さん。
10代の頃に水木一郎さんが主催する「水木一郎ヴォーカルスクール」に入門。
水木さんに師事しながら学習研究社の雑誌「学研アニメディア」「アニメV」主催のアニメソングコンテスト「DORACON'97」にて、
アニメソング部門で準グランプリを受賞。
その後、特撮「ウルトラマン」シリーズを手がける円谷プロダクションの芸能部に所属され、
スーツアクターとして円谷プロ専属のスーツアクターチーム「キャスタッフ」にてヒーローショー等に出演されていましたが、
1999年に特撮「ウルトラマン」シリーズを歌唱するボーカルユニットであるProject DMMの結成に参加。
当初は松原さん、前田達也さん、大門一也さんのお三方でしたが、2000年に前田さんが脱退され、
公認としてKATSUMIさんが参加されるとDMMとして数多くの楽曲を歌いステージに立たれていました。

2000年代になるとソロ歌手としても活動の幅を広げられ、アニメ「爆球Hit! クラッシュビーダマン」や
「ねぎぼうずのあさたろう」、特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」等のスーパー戦隊シリーズの主題歌を担当されました。
また同時期より舞台俳優としても活動を開始され、ミュージカル「レ・ミゼラブル」「タイタニック」
「王家の紋章」「デスノート The Musical」「生きる」などなど数多くの舞台に出演され続けています。

更に現在は堀江美都子さんをはじめ、多くのアニメソング関係者の方々が教壇に立たれている
洗足学園音楽大学にて声優アニメソングコースの歌唱講師をされていたり、
吉本興業に所属する歌劇団「少女歌劇団ミモザーヌ」のミュージカルレッスンの歌唱指導も行われています。

そんな松原さんがデビュー25周年を迎えられました。おめでとうございます。

デビュー25周年記念として開催された今回のライブは二部構成。
1部・昼の部はゲストとして松原さんのスーツアクター時代の後輩で、ウルトラマンゼロをはじめとして
特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガ」以降のニュージェネレーションと呼ばれるウルトラマン作品で
主役となるウルトラマンのほとんどを演じられて来た岩田栄慶さんと
「ウルトラマン」シリーズに携わる歌手としての後輩であるボイジャーのTAKERUさんと瀬下千晶さんを迎えてのトークライブ。
2部・夜の部はバンド演奏でゲストにボイジャーのお二人を迎えてのミュージックライブが行われました。

今回は生バンドによる演奏でボイジャーのお二人を招いてのミュージックライブのレポートです。

会場は東京都練馬区にある江古田Buddy。
入口には作詞家の松井五郎さんや円谷プロダクションなどからお祝いのお花が飾られており、
入場するとこれまで松原さんが歌われてきたウルトラマンシリーズやスーパー戦隊シリーズの
フィギアや変身アイテムなどのグッズが展示されており、自由に撮影が可能でした。

開演までの間はBGMとして松原さんが歌われた様々な楽曲が流れており、
ステージ上にはスクリーンが張られており、松原さんの25周年記念ロゴが映し出されていました。
スクリーンの後ろにはバンドの皆様の楽器が設置されていました。
開演前に松原さんと共に今回のライブの企画をされているシンガーソングライターの岩下直人さんが
ライブが始まる前の諸注意をアナウンスされていました。

開演時間になるとそれまで流れていたBGMとして流れていた「空想少年」の音量が大きくなり、
客席の照明がゆっくりと暗くなっていきました。

00:OVERTURE
01:空想少年/松原剛志
-MC-


オーバーチュアとしてバンドの皆さんが映画「新世紀劇場版ウルトラマン伝説」より
松原さんがProject DMMの一員として歌われた「空想少年」をゆったりとしたアレンジで演奏された後、
改めて「空想少年」の前奏が演奏される中、松原さんがご登場。
松原さんは希望にあふれた瑞々しい歌いぶりをされる中、歌詞の「がんばって」の部分では
曲に合わせて拳を付き上げる振り付けを披露され、観客も松原さんと一緒に拳を突き上げていました。

・松原さんからご挨拶。
・松原さん「水木一郎さんや堀江美都子さん、影山ヒロノブさんたちに憧れて16歳から志したこの道ですが、
     先輩方が50周年を迎えられてさらにその先に向かわれているじゃないですか?
     歌は達することがないエンタメだとは思うんですが、水木先生や堀江さんが迎えられた50周年が山の9号目なら
     自分はまだ4.5号目、登山口にもたどり着いていないかもしれません。
     それでもお二人や先輩方の背中を追いかけて四半世紀やってこれたのは自分で誉めてあげたいと思います」
観客拍手。

02:ウルトラマンマックス/松原剛志
03:ウルトラマンネオス TYPE2001/松原剛志
-MC-


続いては松原さんがProject DMMの一員として歌われた楽曲から特撮「ウルトラマンマックス」よりオープニング。
松原さんはパワフルかつ爽やかに歌われながら「マックス」の連呼の一部は客席にマイクを向けられる場面も。
余韻もそのままに同じくProject DMMの楽曲から特撮「ウルトラマンネオス」よりオープニング。
はつらつとした張りのある歌声を披露されていた松原さんはとても楽しそうな表情を見せられていました。

・松原さん「今回、ウルトラマンの楽曲が多めなのですが、ただそれでだけでは納得しない方もいると思います」
観客笑。
松原さん「ウルトラマンを見てこなかったという方や、戦隊の楽曲がないと満たされない方もいらっしゃるでしょう。
     僕の少ないキャリアの中にはアニソンも歌っているので期待されている方もいらっしゃると思います。
     ここからはそういった曲を何曲か聞いていただければと思います」

04:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志
-MC-


松原さんがソロで唄われた楽曲の中からスーパー戦隊シリーズより特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」よりオープニング。
颯爽とした歌声とパフォーマンスを披露されながら、間奏になると客席へ降りられ、前列の観客とハイタッチを交わされていました。

・アニメ「爆球Hit! クラッシュビーダマン」オープニング「ビーダー・フォーエバー」当時の思い出。
・楽曲制作はミュージシャンの梅崎俊春さん率いる音楽ユニットHΛLの皆さん。
・Project DMMの一員として活動しながらミュージカル俳優として出発したばかりで
バイトをしながら生活されていた頃、バイト帰りに新宿でばったり梅崎さんに会う。
・社交辞令かもしれないけれどお言葉に甘えて梅崎さんのスタジオ見学に行く。
・お寿司屋さんのピングレサワーが忘れられない。

05:ビーダー・フォーエバー/松原剛志
-MC-
06:参上! ぴゅるっとあさたろう/松原剛志
-MC-


松原さんが初めてソロで歌われたアニメソングであるアニメ「爆球Hit! クラッシュビーダマン」よりオープニング。
合いの手がふんだんに盛り込まれている本曲を伸びやかに歌われる松原さんのステージはProject DMMとまた違った魅力。
続いては松原さんの「ぴゅるるるるる」の雄叫びも痛快なアニメ「ねぎぼうずのあさたろう」よりオープニング。
小気味いい曲調にコブシを交えて気風よく歌われる松原さんがとても素敵。照明もねぎ色だったのも嬉しかったです。

・ここで松原さんに呼びこまれてボイジャーのお二人がご登場。
・昼の部のトークを振り返る。TAKERUさんのインドでのカレー修行時の記念写真がお気に入り。

・松原さん「ソロライブって本当は段取りが面倒くさくて苦手なんですけど、
     やっぱり節目なので、ということで、岩下君が『やりましょう』って言ってくれたんですよ」
TAKERUさん「めんどくさいって行っちゃう所がだんだんと水木さん化してきていますよね」
千晶さん「アニキ化してますね」
観客笑。
・水木さんが1999年に開催されたライブ「24時間 1000曲ライブ」当時の思い出から歌詞のお話。
松原さん「当時はプロンプターとかが無かったから歌詞を覚えたり、カンペを使ったりしたんですけど、
     レッスンでボーカルスクールに行くと水木さんがずっと譜面を見ながらブツブツ言ってるのを見てたんですよ」
TAKERUさん「それは歌詞を覚えてたんですかね?」
松原さん「そうだと思う。覚えきれない分は弟子たちが歌詞を紙に書いてカンペを作ってたんだと思うんだけどね」
TAKERUさん「水木さんが以前おっしゃっていたのがテレビに出てアニメソングを歌う時は1番だけを歌う事が多いから
      1番だけなら1000曲くらいは覚えているけど、2番以降は不安なんだよってお話してくれていましたね」 
松原さん「そりゃそうだよね。僕だって『ゴーカイジャー』歌う時は2、3日前くらいから不安だから覚え直しますよ」
TAKERUさん「松原さんはミュージカルもやられてるし、色々なチャンネルがありますからね」
松原さん「そうなのかなぁ? 前に歌手の山野さと子さんに『自分が歌った歌の歌詞って覚えてます?』って聞いたんですよ。
     そしたら『うん』て。『うん』って……あぁ、そうなんだって。歌詞全然覚えられないんですよ」
TAKERUさん「それはボクたちも同じです」
千晶さん「ハイ」 
観客笑。
松原さん「昨日、喉を使わないように丸1日オフにしたんですよ。それで体をほぐす為にマッサージに行ったんですけど、
     歌詞が心配になっちゃって。行きは電車だったんですけど、帰りは歌詞を思い出しながら歩いて帰ったんで
     1時間半くらい歩いちゃいましたね」

・ここで松原さんが拍手の中退場され、ボイジャーのお二人だけに。
・改めてお二人で自己紹介をされ、観客と一つになりたいという事で、
次に歌われる「ウルトラマンX」の曲中の随所に出てくる「X」ポーズを両腕で作る練習を行ってボイジャーのお二人のステージへ。

07:ウルトラマンX/ボイジャー
-MC-
08:キボウノカケラ/ボイジャー
-MC-


ボイジャーのお二人のステージは代表曲の一つである特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンX」よりオープニングから。
楽曲自体もお二人の歌いぶりも高揚感抜群で、観客も「X」ポーズの練習も成果を感じる盛り上がりでした。
生バンドの演奏やその再現度に喜ばれた後、これからも松原さんを応援したいというお話から、特撮「ウルトラマンジード」よりエンディング。
歌われながら「松原さんの50周年も歌でお祝いした」とお話され、サビではお二人も観客も手を左右に振り、一体感が生まれていました。

・改めて松原さんを呼び込む事になったのですが、せっかくだから普段呼ばれないであろう名前で呼びたいというお話になり、
観客にアンケートをとった結果、観客と「ツヨポン」コールで松原さんを呼び込まれました。
・松原さん「その名前で呼ばれたら"いいひと。"にならざるおえないじゃないですか」
観客笑。
・昼の部で話題になった「TAKERUさんは昨年まで松原さんの事がコワかった」というお話。
・客席に降りて頭を下げながら弁明されるTAKERUさん。
・松原さん「今回本音を言ってくれたからこれからは楽しくお酒が飲めると思いましたね」

・改めて水木さんのお話。
・松原さんにとっては先生であり、ボイジャーのお二人とも一緒に楽曲を歌われ、ライブで共演されたり、
晩年は折に触れて交流されていた水木さんは2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去されました。

・松原さん「水木さんは『ウルトラマンオーブ』で主題歌を歌えるってなった時にとても喜ばれていたんですよ。
     それでボイジャーのお二人ともステージに立たれたり仲良くされてるの、僕、指くわえてみてたんですよ」
観客笑。
松原さん「弟子なのにっ。って羨ましかったですもん。ボイジャーさんといると水木さんも楽しそうでしたもん。
     僕なんて高校生の礼儀も何も知らない頃に出会ってるから、ずっと緊張して近づけなかったですからね」
TAKERUさん「松原さん、水木さんの事ずっと『先生』って呼ばれてましたもんね」
松原さん「そう。昭和の親子みたいなんですよ。やっぱり父親と息子ってなかなか距離が縮まらないんですよね。
     甘えられないというかね。だから例えるなら二人は『息子の知り合いの夫婦とめっちゃ仲いいじゃん』的な感じ」
     うらやましかったですね。息子なのにぃ~って」
観客笑。
TAKERUさん「我々としては松原さんとは水木さんから人間としても歌手としても在りかたを教えてもらった兄弟っていう感じです」
松原さん「そうなんだよね。イベントで一緒になっても先生は僕だけを叱るんじゃなくてお二人もちゃんと叱ってたからね」
千晶さん「そうなんですよ。大事な事を教えてもらっていました」
TAKERUさん「なんかいつ何時でも光輝いていらして、僕らが元気をもらってばかりでしたね」
松原さん「生まれながらのスターだったのかなって思いますよね。
     そんな水木さんとボイジャーさんがコラボした曲があるじゃないですか?」
観客「おぉぉお」 
TAKERUさん「じゃあ、今日は松原のアニキと!」
千晶さん「声の力、お借りまします!」
観客「おぉぉおおぉおおおぉぉおお」


09:オーブの祈り/松原剛志 with ボイジャー
-MC-


特撮「ウルトラマンオーブ」より水木さんとボイジャーのお二人が歌われたオープニングをお二組で。
水木さんのお弟子さんである松原さんと水木さんの最後の弟子ともいえるボイジャーのお二人の共演は非常に感慨深く。
松原さんもドスの効かせたこれまでに無い歌いぶりを見せ、ボイジャーのお二人と共に思いを込めて歌われている様子でした。

・ボイジャーのお二人が拍手で見送られ、松原さんお一人に。
・ステージにコーラスの金子舜さんと幸田彩寛さんが合流され、改めてお二人をご紹介。
・コーラスのお二人は洗足学園音楽大学における松原さんの教え子。
・石原慎一さん大好きな金子さんと柔和なまとめ役だった幸田さん。
・「ウルトラマンコスモス」など平成の「ウルトラマン」シリーズや数多くの楽曲で歌詞を描かれている
作詞家の松井五郎さんのプロとしての仕事ぶりに感嘆する。
・松井さんに叱咤された思い出のお話。

10:Never Stop Dreams/松原剛志
11:Genuinely/松原剛志
-MC-
12:Spirit/松原剛志
-MC-


特撮「ウルトラマンコスモス」よりProject DMMでのソロ楽曲「Never Stop Dreams」。
松原さんが作詞作曲された本曲をご自身に言い聞かせるように力を込めて歌われていたのが印象的でした。
続いて松原さんの20周年記念に松井五郎さんが歌詞をプレゼントされたオリジナル曲「Genuinely」。
2019年のライブ「松原剛志デビュー20周年記念ライブ ~tenderly and kindly~」で初披露された本曲を、
松原さんは「皆さんへの感謝の歌です」と話され、ひと節ひと節噛みしめるように歌われていました。
「Genuinely」の曲モチーフに関してお話された後に歌われたのは、特撮「ウルトラマンコスモス」よりオープニング。
松原さんの張りのある歌声とコーラスのお二人の歌声のハーモニーが優しくかつ力強かったのが印象的でした。

・ここで松原さんが招待席でライブをご覧になっていた昼の部のみのゲスト岩田栄慶さんをステージに呼びこまれました。
・岩田さんとトーク。
・松原さんはアルバイト雑誌の募集記事を見て円谷プロへ。
・岩田さんはアクションがやりたくてJAC(ジャパンアクションエンタープライズ)へ連絡したものの
その年の募集は終了しており、次の年までの間をつなごうとして円谷プロへ。
・松原さん「全部そうだと思うけど、栄慶君にとって『これは自分のアイコンだな』って思う三作はなんですか?」
岩田さん「私がというよりは皆さんに認めてもらえたかなという実感があったのはやはりウルトラマンゼロとか
     先日までやっていたウルトラマンブレ―ザーだったり、コロナ禍にやっていたウルトラマンゼットですかね」
・松原さん「せっかくなので次の曲の間奏で栄慶君にワンポーズをとってもらいたいんですけど……」
岩田さん「やってみましょうか!」
観客拍手。 

13:ウルトラマンメビウス/松原剛志 with 岩田栄慶
-MC-


岩田さんを迎えて歌われたのは、Project DMMの楽曲から特撮「ウルトラマンメビウス」よりオープニング。
二番になる所で有線マイクのコードが外れてしまうというアクシデントがありましたが、観客が合唱でカバー。
希望あふれる本曲を松原さんと観客とで大合唱する中、岩田さんは手拍子をしたり振り付けを共に行いながら、
間奏でメビウスのポーズに加え、メビュームシュートを構える等、大盤振る舞いで盛り上がりに華を添えられていました。

・岩田さんが拍手で見送られ、ここで松原さんからバンドとコーラスの皆さん、岩下さんをお一人ずつご紹介。
・松原さん「もし、もし万が一、ありえないと思うんですけど、アンコールがありましたら皆さん拍手をお願いいたします」
観客笑。

14:ウルトラの奇跡/松原剛志
-MC-


本編のラストに歌われたのはProject DMMの楽曲から特撮「ウルトラマンメビウス」より「ウルトラの奇跡」。
ファンから根強い支持を集める本曲のサビ部分では曲に合わせて松原さんと観客が一緒に手を左右に振るのが見所。
今回はコーラスのお二人も手を振られており、松原さんはコーラスブースに近づきスタッフさんのカメラを指さして
コーラスのお二人と一緒に写真を撮ってもらっているという、なんとも和やかな一幕も見られました。

-アンコール-
-MC-


松原さん、演奏陣、コーラスの皆さんが拍手の中退場されると、観客の拍手が手拍子に。
手拍子に観客の「アンコール」が加わり、しばらくすると、松原さん、演奏陣、コーラスの皆さんがご登場。

・松原さん「リハーサルの時は声がボロボロになって歌いきれるのか不安でしたけど、
     お客様がいらっしゃるとパワーをもらえます。無事二時間歌う事が出来ました。ありがとうございます」
観客拍手。
松原さん「アンコールはこの歌に何度も励まされてきました。これからも大事に歌っていきたいと思います」

15:ウルトラマンコスモス~君にできるなにか/松原剛志
-MC-


アンコールもProject DMMの楽曲から特撮「ウルトラマンコスモス」より初代エンディング。
松原さんの凛々しい歌声と暖かい曲の世界観の本曲は、ライブの締めくくりとしてとてもぴったり。
間奏のギターソロでは森さんがステージ前方に出てきて松原さんと向き合う場面もみられました。

松原さん「ソロライブは色々大変だからって言ったけど、今報われた気がしました! ありがとう!!」 


●記念写真撮影

松原さんに呼びこまれ、バンド、コーラスの皆さんがステージ前方に集合。
さらにゲストの岩田さんとボイジャーのお二人も呼び込まれ、観客による撮影タイムが設けられ、
更に松原さんが「皆さんと一緒に写真が撮りたい」という事で出演者の皆さんが客席の方を向いて
観客と一緒に記念写真が撮影されました。

閉演BGM:Spirit

記念写真の撮影が終わり、出演者の皆さんがステージに一列に並ばれると松原さんの合図でバンザイが行われると、
閉演BGMとして「Spirit」が流れる中、出演者の皆さんが拍手の中、退場されると会場内の照明が明るくなっていき、
「松原剛志25周年ライブ 2部」は終演となりました。

ソロライブに関してはどこか消極的な松原さんでしたが、優しく強く晴れやかな歌いぶりをご披露。
更にバンドの皆さんも事前に録音した音を流しつつ演奏をする、所謂同期ではなく全編生演奏だったとの事で、
随所にわたる原曲の再現度の高さにこだわりを感じました。
松原さんがProject DMMの一員として歌われたウルトラマンシリーズの楽曲を中心に構成される中、
20周年ライブでは歌われなかったアニメソングも聞く事が出来たのがとても嬉しかったです。
また師匠である水木さんの代わりにボイジャーのお二人と「オーブの祈り」で兄弟弟子共演されたり、
その後にご自身の教え子であるコーラスのお二人と共にハーモニーを披露されのは実に感慨深かったです。


飛び入りゲスト/岩田栄慶



補足


・開演前のスクリーンに映し出されていた25周年ロゴですが、
1部が白地に黒いロゴだったのが、2部では黒地に金のロゴでキラキラとしたアニメーションが追加されていました。

・「参上! ぴゅるっとあさたろう」レコーディング当時の思い出。
松原さん「ちょうど舞台の『レ・ミゼラブル』でフイイという役を卒業し、アンジョルラスという役に決まった頃で
     自主練を重ねて声がとても良く出ていたんですね。レコーディングの時に『あさたろう』のコーラスをされている方に
     『久々に張りのある声を聞いたよ』とお誉めの言葉を頂いたんですよ。
     僕自体はレコーディングの経験がそれほど多いわけではないんですけど、レコーディングマスターともいえる
     コーラスの方にそういったお声をかけていただいたというのはとても嬉しくて思い出に残っていますね」

・松原さん「『ゴーカイジャー』は出た時のテンションとコンディションがかみ合わないと上手くいかない楽曲なんですね。
     これまで『スーパー戦隊魂』や『超英雄祭』などのイベントで何回も歌ってきましたけれど、
     今日はここ三年位の間で一番コンディションが良い『ゴーカイジャー』が歌えたんじゃないかと思います」

・松原さん「僕は高気圧が来ると調子がいいんですよ。気温が34、5度になっても外でクワガタとりにいっちゃうくらいで」
観客笑。
松原さん「『汗かけばいいんでしょ』って思って水だけ持っていくんですよ。でも今日は倒れるわけにはいかないんでムチャはしません」 

・松原さん「市村正親さんと共演した時にちょうど息子さんが『ゴーカイジャー』とか『あさたろう』を見ていたそうで、
     リハーサルの休憩時間で歌ったりして、奥さんも大喜びみたいな時がありましたね。
     今はその息子さんも大きくなってステージに立たれているんですよね。
     という事は『ゴーカイジャー』とか『あさたろう』を見ていた子供達も10代後半から20代くらいなんですよね。
     『あさたろう』は個人的には隠れた名曲だと思っているんですけど
     水木さんはそういった隠れた名曲や誰もが知っている曲を歌って何十年も積み重ねてこられたわけでしょう?
     それで何十年経ってもライブで変わらない声で歌われていたのだから、それは皆さんシビれますよね。
     僕も10年、20年、30年と変わらない声で歌っていきたいなと思ってます」

・「X」ポーズの練習中になぜか工藤静香さんが「嵐の素顔」を歌われる際の振り付けをしてしまう千晶さん。
TAKERUさん「え、初めて!? なんで?」
千晶さん「いやはははは。ちょっとやっちゃいましたね」
観客笑。
TAKERUさん「静香もびっくりだよ!? むしろ拓哉もびっくりだよ!?」 
千晶さん「いやいやいやホントね。ご夫婦そろってね」
観客笑。

・ボイジャーのお二人が特撮「ウルトラマンジード」の「キボウノカケラ」を歌われる前には
岩田さんがシャドー星人ゼナ役で顔出しで出演されている旨もお話されていました。

・松原さんを「ツヨポン」と呼び込む前に舞台袖に向かってマイクを通さず「怒らないでくださいねー」と呼び掛けられていたTAKERUさん。

・松原さん「僕が『ゴーカイジャー』を歌う事になった時、先生に一回だけ『今から呑むぞ』って誘っていただいた事があるんですよ。
     『お前は"持ってる"なぁ。戦隊35作目の記念作を歌えるなんて。でもオレはもっと運がいいんだぞォ!』って」
観客笑。
松原さん「自慢返しというか、負けず嫌いというかね。『知ってます。もう1000倍くらい"持ってる"の知ってます』」
TAKERUさん「照れ隠しだったかもしれませんね。誉めるだけだと恥ずかしいから」
千晶さん「水木さんの優しさというかね」

・「オーブの祈り」では松原さんと共にTAKERUさんもいつも以上に水木さんリスペクトなドスの効かせ方に力が入っている様に感じました。

・ボイジャーのお二人は出番が終わると客席後方で松原さんのステージを観覧されていました。

・「Never Stop Dreams」の思い出。
松原さん「『ウルトラマンコスモス』のアルバムでDMMそれぞれソロを曲を作るって事になったんですけど、
     当時は周りからは『デビューできて良かったね』って言われるけど、まだまだバイト生活が続いていて
     水木さんみたいな憧れた存在にはほど遠くて悩んでいた頃で、その心境を重ねて作ったんですね。
     『ウルトラマンコスモス』の他の曲って希望にあふれた曲が多いんですけど、
     この曲だけ自分の中にある闇から脱却したいっていう思いが入っている曲になってますね。
     その後、DMMとして日本各地のステージで歌っていた時にたくさんの子供達やファミリーと触れ合っていく中で
     自分にしか出来ない事があるって気付くようになったんですね」

・「Genuinely」の作曲は松原さん。「ウルトラマンコスモス~君にできるなにか」を意識されていたとか。

・片手をパー片手をグーに構えて少しだけ首を揺らす岩田さん。

・突然「栄慶(ひでよし)」の由来を聞きたい松原さん。

・松原さん「これからも体調に気をつけながら長く、自分の歌を歌っていければと思っています」

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