2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
JAM PARTY 2024 ~25周年へ 5!×5! Go!~
24.7.17 科学技術館 サイエンスホール
出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)
ゲスト/寺田志保
KOHSHI TAKE (FLOW)
司会/
演奏/カラオケ Key.寺田志保 Ag.TAKE
アニメに寄り添い、作品の為のアニメソングを作り、歌っていく目的で2000年に結成されたJAM Project。
これまで「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」等のダイナミックプロ原作のロボットアニメシリーズや
ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズ、特撮「牙狼」シリーズ、アニメ「ワンパンマン」シリーズなど
20年以上にわたり多くのアニメ、特撮、ゲームの歌を作り、歌われてきました。
結成当初は、水木一郎さん、影山ヒロノブさん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、遠藤正明さんで活動を開始され、
現在は影山さん、遠藤さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんの5名に
ブラジル人のヒカルド・クルーズさんがAdditional Vocal/海外特派員として不定期参加されてご活躍中です。
JAM Projectの皆さんの結成日である7月17日に開催されたのが今回の「JAM PARTY 2024 ~25周年へ 5!×5! Go!~」。
公式ファンクラブ「MOTTO! MOTTO!! +」の会員を対象に開催された今回のイベントは、
25周年へ向けてのキックオフイベントとして、トークや普段のライブではなかなか歌われない楽曲の歌唱が予定されている他、
2023年より公式YouTubeで始まったバラエティ音楽番組「IZAKAYA JAM」の収録が行われる事が告知されていました。
更に当初、ゲストとして告知されていたのは作曲家、キーボーディストの寺田志保さんお一人でしたが、
後にロックバンドFLOWのボーカルのKOHSHIさんとギターのTAKEさんのご兄弟のご出演が発表されていました。
寺田さんは作曲家として数多くのアニメや特撮、ドラマの音楽を手がける中、
2008年頃からJAM Projectの皆さんの楽曲の編曲やライブにキーボーディストとして参加、
JAM Projectの楽曲制作においては欠かせない方となっております。
FLOWの皆さんはアニメ「NARUTO-ナルト-」の四代目オープニング「GO!!!」からアニメに関わるようになり
アニメ「エウレカセブン」シリーズやアニメ「コードギアス」シリーズなど多くのアニメソングをご担当。
JAM Projectの皆さんとは国内外でのライブで交流を深められ、楽曲提供も行われています。
今回は公式ファンクラブ「MOTTO! MOTTO!! +」の会員限定イベントの為、
詳しい内容は省略します。何卒ご了承いただけますと幸いです。
会場は東京都の日本武道館からほど近い科学技術館の地下2階にあるサイエンスホール。
1階でスタッフさんによる会員証とチケットの確認が行われ、階段を降りて会場に向かうと
ステージ上は向かって左側に現在のロゴマークが大きくレイアウトされた布が敷かれた長机に5人分の椅子、
向かって右側に別タイプの椅子と小さいテーブルが2組ずつ用意されていました。
背面は煌びやかな布がかかっており、中央は大きなスクリーンが掲げられ、今回のイベントロゴが映し出されていました。
また今回はイベントの模様がライブ配信される為、会場の数箇所に複数のカメラが設置されていました。
開演までのBGMとして結成15周年記念のセルフカバーアルバム
「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」の楽曲が中心に流れる中、
時折、イベントにあたっての諸注意がアナウンスされていました。
時間になると会場内の照明がゆっくりと暗くなっていき、観客の拍手の中、いよいよ開演です。
●スーパーミュージックスナック「IZAKAYA JAM」
イベントは「IZAKAYA JAM」のオープニング映像の上映からスタート。
「IZAKAYA JAM」はJAM Projectの皆さんがゲストを迎え音楽の原点を紐解き、音楽を通じて
ゲストの人物像を分析していくという内容の番組。
・番組は居酒屋というコンセプトで展開される為、JAM Projectの皆さんには以下の役柄がわり当てられています。
・影山さんはアニソンをこよなく愛し、町内の人が元気になれる「IZAKAYA JAM」をオープンしたオーナーの「かげやマスター」。
・遠藤さんはかげやマスターを兄と慕う幼馴染でウーロンハイを越える酒を求める常連客「まちゃあき」。
・きただにさんはいつも寡黙だが世界にまたがるつまみを作る料理人「道場ダニ郎」。
・奥井さんは町内中から癒しを求める客が殺到するという「IZAKAYA JAM」のママ「サミーママ」。
・福山さんは「IZAKAYA JAM」をギターでひとつにする音楽無しでは生きられない"流し"の「ヨッキー」。
・ゲストの皆さんは来店したお客様。
・まずはJAM Projectの皆さんがそれぞれ役柄のお衣装で登場されてご挨拶。
・それぞれの衣装や役柄に触れた後、FLOWのKOHSHIさんとTAKEさんを呼び込まれました。
・ステージ向かって左側の長机には中央からTAKEさん、KOHSHIさん、遠藤さん、きただにさん、福山さんが座られ、
影山さんと奥井さんはステージ向かって右側の椅子に座られて進行役を担当されていました。
・JAM Projectの皆さんとFLOWの皆さんとの思い出。
・出会いは2014年の「ANIMAX MUSIX 2014 YOKOHAMA」。以降は海外のアニメイベントでの共演が多い。
・アブダビでの光るスーツ。
・パリで打ち上げを盛り上げるKOHSHIさんと西川貴教さん。
・「イギリスって島なの?」
・アメリカでの打ち上げでテキーラとけん玉。
・ここからはFLOWのお二人の音楽に関するお話の掘り下げ。
○「音楽を好きになったキッカケは?」
・KOHSHIさんもTAKEさんもX JAPANのギタリストHIDEさんに憧れる。
○・「色々な音楽に触れる中で最初に大好きになった曲は?」
・KOHSHIさんはMoJoさんが歌われたアニメ「光速電神アルベガス」オープニングの「光速電神アルベガス」。
・TAKEさんは影山さんが歌われたアニメ「DRAGON BALLZ」オープニングの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」。
○「初めてかったレコードやCDは?」
・KOHSHIさんはX JAPANの皆さんがX時代に発表したアルバム「BLUE BLOOD」。
・TAKEさんはドラマ「ADブギ」の主題歌だった楠瀬誠志郎さんの「ほっとけないよ」。
○「初めて触れた楽器は?」
・KOHSHIさんはHIDEさんモデルのエレキギター。
・TAEKさんもギター。
○音楽制作について。コピーバンドからオリジナルをはじめるようになったきっかけは?
・HIDEさんが亡くなられた事がきっかけ。
・作詞はKOHSHIさん、作曲はTAKEさんが担当。
○音楽制作において最も愛を注いでいる部分は?
・KOHSHIさんは言葉と音のはまり具合。
・TAKEさんはライブでの表現。
○挫折した経験や音楽をやめようと思った経験は?
・KOHSHIさんはもう一人のボーカルKEIGOさんが交通事故で半年間休まれた時。
・TAKEさんは「無いっす。楽しいです」
○音楽制作において行き詰った時、どんな事をしますか?
・KOHSHIさんは呑んで寝る。
・TAKEさんはサウナやランニング、ロードバイク。
○今後の目標や夢は?
・KOHSHIさんは五大陸制覇。
・TAKEさんは数日後から始める世界ツアー「FLOW WORLD TOUR "ANIME SHIBARI 2024-2025"」の成功。
○JAM Projectと音楽を作るとしたらどんな音楽?
・KOHSHIさんはアニメソング版の「We Are The World」。
・TAKEさんはレゲエなどJAM Projectが今までやった事がない曲調。
●「MOTTO! MOTTO!! +会員限定生配信」ダイジェスト
「IZAKAYA JAM」のコーナーが終了し、JAM Projectの皆さん、KOHSHIさん、TAKEさんが拍手の中ご退場。
ステージ上はスタッフさんが次のコーナーへの準備を進められている間は
公式ファンクラブ「MOTTO! MOTTO!! +」の会員を対象に不定期で行われている
生配信「MOTTO! MOTTO!! +会員限定生配信」の過去のダイジェスト映像が流れていました。
ダイジェストの最後には次回配信の日時が告知されていました。
●セッションコーナー
・ステージ上は椅子や机が片付けられ、キーボードとアコースティックギターが設置されており、
ここからはゲストの皆さんとのセッションコーナー。
・JAM Projectの皆さんは特撮「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」の
エンディング「其れは穢れなき修羅の涙」時の衣装に着替えられてご登場。
・続けてKOHSHIさん、TAKEさん、更に寺田志保さんもご登場。
・TAKEさんはアコギ、寺田さんはキーボードのブースでそれぞれ準備をされていました。
・寺田さん用のカメラが二台あるもTAKEさん用のカメラは無い。
01:ジャイアントスイング/JAM Project KOHSHI TAKE 寺田志保
-MC-
02:ヒトヒラ/JAM Project 寺田志保
-MC-
セッションコーナーの一曲目は20周年記念オリジナルアルバム「The Age of Dragon Knights」より
FLOWの皆さんが楽曲提供された「ジャイアントスイング」。KOHSHIさんは主に遠藤さんとヒカルドさんパートをご担当。
楽曲のパワフルさはアコースティックでも変わらず、観客も合いの手を入れたり合唱したりと盛り上がる中、
遠藤さんがTAKEさんが客席やカメラからも見えやすいように意識されていたのが印象的でした。
KOHSHIさんとTAKEさんが拍手で見送られ、寺田さんお一人とのセッションは映画「薄墨桜-GARO-」よりエンディング。
桜を思わせるピンク色の照明が照らす中、ドラマチックなバラードは寺田さんによるピアノのみのシンプルな演奏な事もあり、
JAM Projectの皆さんそれぞれの歌声やハーモニーをじっくりと味わう事が出来ました。
・改めて寺田さんとトーク。
・様々な作品の音楽を手がけられているので気軽に「志保ちゃん」と呼べない。
・寺田さん「久しぶりにお客様の前でJAMさんと一緒に出来て嬉しかったです。また一緒にやりたいなと思いました」
●ミニライブコーナー
・寺田さんが拍手で見送られ、続いてはカラオケによるミニライブコーナー。
・今回は事前にアンケートを募り、普段ライブではあまり歌われない楽曲を選曲。
・アンケートの一位はアニメ「激闘!クラッシュギアTURBOT」よりガルダフェニックスのテーマである快曲「風のEAGLE」。
とはいえ本曲は影山さんソロでのfeaturing楽曲の為、今回の歌唱は見送られました。
03:Believe in my existence/JAM Project
-MC-
04:願い/JAM Project
-MC-
05:SKILL -2015-/JAM Project
-MC-
JAM Projectの皆さんのみでのミニライブはアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」より二代目オープニングから。
緊迫感あふれるはじまりから希望に満ちたポジティブさが魅力の本曲。
カラオケの為、皆さんの歌声やコーラスをよりはっきりと聞く事が出来ました。
続いてはアンケートの中から奥井さんが選出されたゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」よりエンディング。
奥井さんが思い入れのあるバラードという事で奥井さんを中心に皆さんがとても伸びやかに歌われていたのが印象的でした。
ミニライブの最後はゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」よりJAM Projectの代表曲であるオープニングの再アレンジ再録音版。
JAM Projectの皆さんはミニライブという事でどこかリラックスしたように歌い、パフォーマンスされておりとても楽しそう。
今回のライブパートでは観客はスタンディングではなく各自座席で着座で観賞していたのですが、
それでも観客は合いの手や合唱でJAM Projectの皆さんと共に大盛り上がりで締めくくられていました。
・ここでJAM Projectの皆さんがこれからの予定の告知。
・前途の「MOTTO! MOTTO!! +会員限定生配信」の予定や初となるファンクラブツアー、ライブ音源の発売に加え
この年の9月に行われる所属事務所の一大イベント「HIGHWAY STAR PARTY 2024」関連のキャンペーンなどがアナウンスされました。
・告知が終わりJAM Projectの皆さんお一人づつからご挨拶がありライブ配信はここで終了。
●記念写真撮影
ライブ配信が終了するとKOHSHIさん、TAKEさん、寺田さんが再びステージに登場され、
出演者の皆さんが客席の方を向いて観客と一緒に記念写真が撮影されました。
影山さん「みんな暑いから健康に気をつけてねー!!」
きただにさん「クーラーつけろよー!!」
記念写真の撮影が終わり、拍手の中、KOHSHIさん、TAKEさん、寺田さんに続いてJAM Projectの皆さんがご退場。
客席の照明が明るくなる中、閉演のアナウンスが行われると観客が拍手と有志による三本締めを行い
「JAM PARTY 2024 ~25周年へ 5!×5! Go!~」は終演となりました。
公式ファンクラブが現在の「MOTTO! MOTTO!! +」形態になって初のイベントは「IZAKAYA JAM」とライブの二部構成で展開。
「IZAKAYA JAM」ではFLOWのKOHSHIさん、TAKEさんの音楽遍歴を主軸に皆さんでにぎやかにお話され、
ライブでは寺田さんも交えて今回だけの特別なセッションや、普段あまり歌われないような楽曲が披露されました。
JAM Projectの皆さんはソロライブとはまた違ったリラックスした雰囲気でイベントを楽しまれていたご様子で
今回の結成24周年目を越えて、結成25周年目となる2025年への活動に注目したいと思います。
補足
・当初から「おみやげ付き」と告知されていましたが、そのお土産は「IZAKAYA JAM」のレコードが田コースターでした。
・「IZAKAYA JAM」は基本的にコンセプトも名前もオープニングや時折触れられるのみで、それほど重視されておらず、
皆さんはほぼご自身個人として番組は展開されていきます。
・KOHSHI「『アルベガス』は幼稚園の頃見てて。誰も知らないかもしれないんですけど」
影山さん「知ってる。オレと遠藤、カバーした事あるもんな。歌ってるの誰やったけ? 山形(ユキオ)さんとかやったような……」
観客「MoJo!」
影山さん「もぉ〜じょぉ!!」
奥井さん「MoJoさん!!」
きただにさん「って、お前だれやぁぁぁああああ!!」
観客笑。
遠藤さん「とみたいちろうさんですね」
奥井さん「本名! 本名!」
・「光速電神アルベガス」を影山さんと遠藤さんがカバーされたとお話されていましたが、
お二人に良く似た未来人のユニット鋼鉄兄弟によるカバーアルバム「ROBOMETAL ZZZ」収録の
「ROBOMETAL Z-3 ロボットアニメ編」にて「アルベガス」が歌われています。
・遠藤さんがここ10年くらい折を見て話される「下関の子供達は『DRAGON BALL』シリーズで
一番好きなのは『GT』」という冗談ですが、今回、影山さんから「それを言っていたのは下関の知り合いの子供ただ一人だけ」
と明かされていました。
・きただにさんが初めてかったレコードはフジテレビ系「ひらけ! ポンキッキ」より子門真人さんが歌われた「およげ! たいやきくん」。
・隣の部屋でドラムを演奏する先輩。
・「母音」に反応する人達。きただにさんが責められるも、最初に反応したのは遠藤さん。
・ライブでジャンプする人達。
・お蔵入りになった楽曲「ヘルプミー」。
・TAKEさんがロードバイクをするきっかけは漫画「弱虫ペダル」。
・海パンは便利。
・JAM Project側がFLOWとやりたい音楽はX JAPANの様なジャパニーズメタル。
・きただにさんと奥井さんが構想するジャパメタのフェス。奥井さんはきただにさんの周年とからめたい。
・「其れは穢れなき修羅の涙」時の衣装が暑くて仕方がない福山さん。
・「紅」は知らないけれど「紅三四郎」は知っている影山さんと福山さん。少しだけ口ずさんだり。
・お肌を整えるカメラアプリで撮影する時のお話。
影山さん「奥井ちゃんのカメラでオレやだにぃ~と一緒に撮るとお肌がトゥルットゥルになんねん」
観客笑。
奥井さん「そうなの。ちょっと頬がピンク色になってね」
遠藤さん「最近はみんなそれ使ってますからね」
影山さん「この前、森口博子ちゃんと写真とったら一緒にいた(ささき)いさおさんの肌がセルロイドみたいになってん」
観客笑。
きただにさん「セルロイドて!!」
遠藤さん「素材ですよね」
影山さん「いや、オレとかだにぃ~とかは限りなく平面に近い顔じゃないっすか?
でもいさおさんはもう、欧米の人みたいな彫りの深さやん?」
きただにさん「彫刻みたいですよね。うらやましい」
・「はがねのきゅうせいしゅ」と「みらいのつつみあげ」と「ぽったる」。
・影山さん「志保ちゃんはだにぃ~よりずっと背が高いよね」
きただにさん「ぇ゛ぇ゛ぇ゛えええええぇええ」
遠藤さん「にいさんよりも高いですよ」
影山さん「あ゛あ゛あ゛あぁあああぁああ」
観客笑。
・昼の部にはヒロノブでしょう。
・影山さん「お前、『風のEAGLE』をバカにしてるのか?」
・「風のEAGLE」は作中ではとても感動的な場面で流れ、アニメソングならではの醍醐味にあふれる楽曲なのですが、
JAM Projectの皆さんがレア曲として一種ネタ的に挙げがちなで、ファンもある意味悪ノリで投票した側面も考えられ、
今回歌われなかったのは影山さんのソロ歌唱曲であるというだけではないのかもしれません。
・奥井さん曰く「Believe in my existence」のプロモーションビデオは男前な福山さんのアップに注目。
・影山さん「来年、周年じゃないっすか。もしライブやるとしたら選曲大変だよ」
奥井さん「やっぱりこういうバラードやミディアムな曲も聞いて欲しいですよね。元気になれる曲やアクの強い曲……」
影山さん「なんでオレ見て言うてんねん!?」
観客笑。
・「SKILL」の前に「最後はやっぱりコレでしょう!」と話された影山さん。
かつて同じ様な場面で水木さんが「マジンガーZ」を歌う前に行われていた「Z」ポーズをされていました。