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MoJo Take 16 二刀流#1
24.4.6 ライブハウス LANTERN

出演/MoJo

演奏/カラオケ Ba.八木徹



スーパー戦隊シリーズを代表格に、多くのアニメ、特撮、漫画、ゲームの楽曲を歌われているMoJoさん。
フォークシンガーとしてデビューされた当時から、ご自身のオリジナルソングを作り歌われる際は"とみたいちろう"、
歌手としてアニメや特撮、漫画、ゲームなどのアニメソングを歌われる際は"MoJo"、
作家としてCMソング等の作詞作曲コーラスなどのスタジオワークでは本名の"富田伊知郎"と
それぞれの名前でそれぞれの活動毎に名前を使い分けられています。

そんなMoJoさんが定期的に開催されているソロライブが「Take」シリーズ。
MoJoさんの多岐にわたるキャリアの中からをアニメ、特撮ソングを中心に披露されておりますが、
今回は他の方が歌われた既成楽曲を別レーベルで歌われたり、様々なライブで歌われたカバー楽曲をピックアップ。
これまでのMoJoさんのソロライブシリーズにおいてカバーソングを主体としたライブは
「☆MoJo Zone Season 8 ~番外編~」「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!」「カバー カーニバル イン サマー Take1」
「MoJo Take 9 ~あんな歌こんな歌でいかがでしょうか~」などが開催されてきました。
今回は「二刀流」と銘打ってカバー楽曲を中心にMoJoさんが歌われたオリジナル楽曲とともに披露されるという事で
特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」よりMoJoさんが歌われた「二刀流! スーパーツーカイオー」と
当時アメリカのメジャーリーグでピッチャーとバッターの二刀流で大活躍されていた大谷翔平さんにちなんで
「二刀流」というタイトルで開催されました。

2020年より世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響や感染状況を鑑みて、
MoJoさんのソロライブ「Take」シリーズでは収容人数を従来の60人から半分の30人以下とする代わりに
2021年の「Take12」以降は「#1」「#2」の二回に分けて開催されており、今回も「#1」と一週間開けて「#2」の二回に分けて開催でした。
今回は一日目「#1」のレポートです。

会場は東京渋谷の神泉駅程近くにあるライブハウスLANTERN。
前身のソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズから数えると18年間MoJoさんのホームグラウンドとして
長年ファンからも親しまれていると共に日本のThe Beatlesファンが多く通う場所としても知られている老舗のライブハウスです。

会場へ到着すると今回、ライブは開場14:30、開演15:00の予定で告知されていましたが、
MoJoさんの公式ウェブサイトやライブハウスのポスターでは異なっており
開演、開場時間とも一時間ずれて発表されていた事が判明。
14:30前に既に会場に集合していた観客もおり、開場15:30と認識している観客もいるだろうとの事で
急遽、開場14:30、開演16:00というイレギュラーな時間でのスケジュールとなりました。

入場するとすでにMoJoさんがステージ周辺で準備を行われており、LANTERNのスタッフさんや
かつてMoJoさんが組まれていたバンド"とみたいちろうと Big Beat"のベーシストで、
ライブではカラオケの音出し(PA)などのスタッフ業務をお手伝いされている
"シロヤギさん"こと八木徹さんと音響の打ち合わせなどをされていました。
会場外にいた観客の入場がほぼ終わった頃に、開場と開演時間の間違いを謝罪されました。

MoJoさん「本当は開場が14:30が正しいんですが、間違えてしまって申し訳ありませんでした。
     せっかく予定通りに来てくださったのでオープニングアクトというか前座で何曲か歌わせてもらいます」

●オープニングアクト

01:ホーボーズデキシーブルース/MoJo
-MC-
02:お~い北海道 (I'm A 北海道 MAN)/MoJo
-MC-
03:セガサターン、シロ!/MoJo
-MC-


観客の待機時間中の間を埋めるべく、急遽MoJoさんがオープニングアクトを慣行。
オープニングアクトはライブ本編では歌わない楽曲をMoJoさんがその場で選曲。
まずはのんびりとした趣があるとみたいちろうさんとしてのオリジナル曲「ホーボーズデキシーブルース」から。
本曲は笛の一種であるカズーを活用して歌われてましたが、今回はカズーが無い為スキャットが満載。
間奏ではアドリブでカズーが無い旨をスキャットを交えて歌われる場面もありました。
続いては「最近歌っていないから」とサッポロビール「北海道」のCMソング「お~い北海道」。
序盤がゆっくりとしていて一旦曲が止まる構成の為、PAのヤギさんが誤って曲を止めてしまう場面も。
「オープニングアクトを含めると三刀流になってしまいました」とMoJoさんがお話された後、
同じくCMソングからゲーム機「セガ サターン」のCMに登場した藤岡弘、さん演じる「せがた三四郎」シリーズのテーマ。
暗譜しているかなあと不安そうなMoJoさんでしたが重厚感あふれる歌いぶりを披露されていました。

・まだ本来の開演時間である15:00にもなっていなかったとう事でオープニングアクト続行。
・この間にも会場に到着した観客が随時入場していました。
・普段、トレーニングとしてご自身の楽曲を歌詞を見ないで歌われているというMoJoさんは
ここからのオープニングアクトも歌詞を見ないで歌えるような楽曲を選定されていました。

04:FLY ME TO THE MOON/MoJo
-MC-
05:俺とおまえと大五郎/MoJo
-MC-
06:明日の戦士たち/MoJo
-MC-
07:エンドレスウェイ/MoJo


続いては雰囲気を変えて、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」初代エンディングにも起用された
スタンダードジャズナンバー「FLY ME TO THE MOON」を包容力満天の歌声で歌われた後は焼酎「大五郎」のCMソングへ。
歌詞を「お前が早く来ると聞いて」と変えて歌われ、観客の笑いを誘いつつ、情緒豊かに歌われた後は
オープニングアクト最後の曲として、本編で歌われないMoJoさんの楽曲という事で、
スーパー戦隊シリーズより特撮「バトルフィーバーJ」の挿入歌を勇ましく歌われていましたが
まだもう少し時間があるという事で更に特撮「科学戦隊ダイナマン」より「エンドレスウェイ」もご披露されました。

・ここで15:30頃という事でMoJoさんはライブ本編へ向けてスタンバイ。
スタッフさんがステージへ譜面台を設置されている中、15:45頃に観客は全員入場完了したという事で
開演時間より少し早めながらライブをはじめる事に。

00:MoJo Take 16 二刀流#1のナレーション
~MoJo Take 16 二刀流のジングル/SE

まず流れたのは女声の合成音声によるナレーション。内容は今回のライブタイトル「二刀流」の趣旨説明。
「温故知新」をコンセプトにMoJoさんがリスペクトされている歌手や作曲家の方々にスポットを当てるという内容でした。
その後、特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマを
今回のライブジングルとしてボーカルを追加収録と編集が行われたジングルが流れました。

01:マシンロボ・炎/MoJo
02:勝利のマシンロボ/MoJo
-MC-


ジングルから間髪入れずにアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」よりマーチンさんが歌われた初代オープニング。恐縮です。
今回が初披露となる本曲は前奏が流れると観客から歓声が上がり、サビではMoJoさんと共に「マシンロボ」の大合唱となりました。 
続いても同じくアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」より子門真人さんが歌われた二代目オープニング。
2023年のコンサート「渡辺宙明 メモリアル・コンサート」でMoJoさんがカバーされた本曲をご自身で弾かれたアコギのカラオケで。
カラオケの臨場感抜群の格好良さの中でMoJoさんは最後の「最強マシンロボ」の部分で迫力のロングトーンを披露されていました。

・改めて今回の趣旨説明。
MoJoさん「『温故知新』。新しいものを取り入れつつ明日に役立てようという意味ですね。
     自分がリスペクトする歌手の方や作曲家の先生方の個人的に好きな曲をカバーさせてもらっています。
     好きな曲ばっかり歌いたいもので、勝手な選曲許してください」

03:アイアンキング/MoJo
-MC-
04:ひとり旅/MoJo
-MC-


続いては特撮「アイアンキング」より、子門真人さんが歌われたオープニングでじっくりとした歌いぶりを披露され、
子門さんにまつわる思い出をお話された後、同じく「アイアンキング」よりエンディング「ひとり旅」。
「この頃の歌はとても好きですね」とお話されたMoJoさんはのびやかな歌声を披露され、観客も「ラララ」を大合唱していました。

・MoJoさんが子門さんと並んで尊敬しているのが故・ヒデ夕樹さん。
・1990年代に放送されていたフジテレビ「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」のCMソング特集でヒデさんと共演された思い出。
・MoJoさん「その時にはまさか末来でヒデさんの曲をカバーさせてもらう出会いというか世界になるとは思いませんでしたね」

05:ゴーゴー・キカイダー/MoJo
-MC-
06:キカイダー01/MoJo
-MC-
07:ライダー賛歌/MoJo
-MC-


MoJoさんがゲーム「スーパーヒーロー作戦」のアルバム「スーパーヒーロー作戦 ボーカルコレクション」でカバーされている
特撮「人造人間キカイダー」より故・ヒデ夕樹さんが歌われたオープニング。哀愁を感じる歌声を披露されながら、
間奏になると「ここのギターが凄いんだよ。休みなく弾いていてカッコイイ」と聞き所を教えてくださりました。 
「キカイダー」が放送された1972年当時のお話をされた後、特撮「キカイダー01」より子門真人さんが歌われたオープニング。
MoJoさんの伸びやかな歌声に合わせて観客も勢いよく合いの手を行ったり大合唱して大盛り上がりとなりました。
子門さんが沢山歌われている作品といえば特撮「仮面ライダー」シリーズという事でその中から、
特撮「仮面ライダーV3」の時に作られ、特撮「仮面ライダーX」「仮面ライダーストロンガー」でも使われた挿入歌「ライダー賛歌」。
緊迫感あふれる前奏からMoJoさんの頼もしく勇ましい歌いぶりがとても魅力的でした。

・MoJoさん「子門さんいいよなぁ。でも子門さんばっかりいいなあって言ってるとさ、
     天国の方から『もぉじょ! なにいってんだ!』って怒られちゃいそうですね。
     だから、みんなも一緒にアニキの曲を歌いましょう」
・アニキこと水木さんは2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去されました。

08:Zのテーマ/MoJo
09:マジンガーZ/MoJo
-MC-
10:ぼくらのバロム1/MoJo
-MC-


水木さんが歌われた楽曲の中からまずはアニメ「マジンガーZ」より人気の高い挿入歌「Zのテーマ」。
前年のライブ「スーパーロボット魂 2023 ~stage terra~」のアコギコーナーで出演者有志でカバーされた本曲を
その年の暮れのライブ「MoJo 2023 Last Take Live #2」においてソロでカバーされており、今回もご披露。
勇ましさと哀愁を感じる歌声を披露された後は、同じくアニメ「マジンガーZ」よりオープニング。
「スーパーロボット魂」などではラストに出演者全員で歌われる本曲ですが、MoJoさんのソロ歌唱はおそらく今回が初めて。
水木さんの代表曲であり観客も勝手知ったるに曲なだけにMoJoさんとともに大合唱となりました。
続いても水木さんの楽曲の中から特撮「超人バロム1」オープニング。この曲も「マジンガーZ」と同じく
ライブ「スーパーヒーロー魂2023」のラストで出演者全員で歌われましたが、こちらもMoJoさんお一人での歌唱はおそらく初めて。
MoJoさんは「ブロロロー」などの雄叫びは原曲基準で歌われており、笑顔で天を見上げる場面もありました。

・MoJoさん「アニキの歌をこうやってみんなで歌えるのっていいよね素晴らしいよ」

11:MoJo Take 16 二刀流#1のナレーション
~MoJo Take 16 二刀流のジングル/SE
-MC-
12:駆けろ! スパイダーマン/MoJo
-MC-
13:誓いのバラード/MoJo
-MC-


ここでMoJoさんの小休止もかねてオープニングに流したナレーションとジングルをもう一回流された後、
「よく歌っている大好きな曲」とお話され、特撮「スパイダーマン」より故・ヒデ夕樹さんが歌われたオープニング。
観客の合いの手や合唱を受けながら凛々しい歌声を披露されると、そのまま「スパイダーマン」エンディングへ。
MoJoさんならではの情感たっぷりの伸びやかな歌いぶりをじっくりと聞き入りました。

・MoJoさん「次の曲は前半最後なんですけど、みなさんでガンガンギンギンと歌っていきましょうね!」

14:星獣戦隊ギンガマン/MoJo
-MC-


前半のラストはスーパー戦隊シリーズより特撮「星獣戦隊ギンガマン」より希砂未竜さんが歌われたオープニング。
MoJoさんは勇壮な歌いぶりで二番の希砂未さん独特の節回しを忠実に踏襲されていて脱帽でした。

~休憩~
-MC-


・ここで後半へ向けての準備と換気のために約20分の休憩時間。
・MoJoさんは衣装を変えられ、スタッフの皆さんと打ち合わせをされていました。
・準備が整った所で会場の照明がゆっくりと暗くなって後半がスタート。

15:MoJo Take 16 二刀流のジングル/SE
16:ライバル/MoJo
-MC-


開始の合図として今回のジングルが流れた後、MoJoさんに呼びこまれてヤギさんが登場され
サッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」をセッション。
MoJoさんの巻き舌も勢いよく、ヤギさんもいぶし銀のベースを響かせ、お二人共とても楽しそうでした。

・ヤギさんが拍手で見送られ、スタッフさんがステージ上に譜面台をセッティング。
・MoJoさん「次の曲はとんでもない曲なんですよ。ルチアーノ・パヴァロッティって人がいましたよね。世界三大テノールの。
     あの方みたいな凄い歌声ですから、ワタシもモジョリーノ・モジョロッティを呼ばないと」
観客笑。
MoJoさん「モジョロッティが歌わせていただきます。『ガンダム』を歌われた池田鴻さんの『飛べ! グロイザーX』」

17:飛べ! グロイザーX/MoJo
-MC-


後半のカバーソングはアニメ「グロイザーX」より故・池田鴻さんが歌われたオープニングから。
声楽家の方の様に手を前に組み、声楽風のダイナミックな歌声を披露されたMoJoさんのステージは迫力満点。
歌い終ると観客から大歓声が起こっていました。

・MoJoさん「やればできるんだね。CMで培ったこのカメレオンボイスが役に立ちました」
観客拍手。
・MoJoさん「昔、ヤギさんとバンドをやっていた頃に所属していた事務所に大先輩がいました。
     谷村新司さん。次の曲は『APOLLO』」

18:APOLLO/MoJo
-MC-
19:AURA/MoJo
-MC-


アニメ「大草原の小さな天使ブッシュベイビー」より沢靖英さんが歌われた初代オープニング。
2010年のライブ「夏だ! 祭りだ! カバーだZone!」で初披露された本曲の作詞作曲は2023年に逝去された谷村新司さん。 
MoJoさんは壮大な世界感の本曲をじっくりと誠実な歌いぶりで披露されていました。
カバーコーナーのラストはアニメ「∀ガンダム」より故・谷村新司さんが同じく作詞作曲され、そして歌われた初代エンディング。
静かで緊張感のある楽曲だからこそMoJoさんの豊かな表現力をしっかりと味わう事が出来ました。

・MoJoさん「『#1』のカバーコーナーは以上です……よーし間違えなかったぞぉ」
観客拍手。
MoJoさん「ありがとうございます。自分の好き勝手に選曲しましたけど、
     『好き』で統一されている気がします。『#2』もご期待下さい」 
・ここからは譜面台をステージ中央から外し、何も見ずに進行。
MoJoさん「譜面を見ながら歌うとね、眼が疲れちゃうんですよ。今日は目薬いっぱいさそう」  

20:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
21:電光アクションマシンマン/MoJo
22:光速電神アルベガス/MoJo
-MC-
23:戦いに赴く前に/MoJo
-MC-


ここからはMoJoさんがオリジナルで歌われた作品群。まずは特撮「星雲仮面マシンマン」オープニングを
アルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」で新録された際のカラオケで。
観客との「あれは」のやり取りや随所のステージングも軽やかに披露された後は、挿入歌「電光アクションマシンマン」。 
本編でも効果的に流れたアクションソングだけあって観客も大盛り上がり。スキャットの大合唱はライブならではの光景。
「ガンガン行きましょう」というMoJoさんの一声からアニメ「光速電神アルベガス」オープニングで更に大盛り上がり。
ブラジルのお話を挟みつつ、同じく「アルベガス」より挿入歌「戦いに赴く前に」を凛々しく力強く歌われていました。
パワフルな楽曲をほとんど休みを挟まずに連続で歌われるMoJoさんのタフさと凄みに改めて感じ入るばかりでした。

・MoJoさん「『アルベガス』は(渡辺)宙明先生でしたね。やっぱり先生は素晴らしいですよ。
     次はそんな宙明先生の曲を初めて歌わせてもらった曲です。『バトルフィーバーJ』!!」

24:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン-/MoJo
25:大戦隊ゴーグルV -オルタネートバージョン-/MoJo
26:科学戦隊ダイナマン/MoJo
-MC-


ここからはMoJoさんの代表作ともいえるスーパー戦隊シリーズのオープニングを連続で。
まずは特撮「バトルフィーバーJ」より観客との一体感が楽しいオープニングの別テイク版。
MoJoさんは笑顔を浮かべて朗らかに歌われ、すぐに特撮「大戦隊ゴーグルV」オープニングの別テイク版へ。
2番の「必殺技だ銀河斬り」でのMoJoさんの斬るアクションがこれまで以上にダイナミックだったのが印象的。
スーパー戦隊オープニング三連続のラストは特撮「科学戦隊ダイナマン」オープニング。
観客の大合唱を見ながら楽しそうに歌われていたMoJoさんでしたが、一部歌詞を間違えてしまい
「サービスしていたら間違えてしまいました」と謝られる場面もありました。

・MoJoさん「まだまだ元気です……本当はこの三曲はワンコーラスずつのメドレーにしようかと思ったんですけど
     ……そんな事……この体力が続く限り……今度はメドレーにするかもしれません」
観客笑。

27:二刀流! スーパーツーカイオー/MoJo
-MC-


本編のラストはライブタイトルの元になった特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」より界賊合体スーパーツーカイオーのテーマ。
高揚感を誘う雄大な楽曲とMoJoさんの突き抜けるような歌声はライブの締めくくりにぴったりで一層迫力を感じられます。

・ここでLANTERNのスタッフの皆さんとヤギさんをMoJoさんがご紹介。
・MoJoさん「今日もありがとうございました! また『#2』で! 14:30にお会いしましょう!! またね!!」

-アンコール-
-MC-


・MoJoさんがご挨拶を終えられるやいなや、それまでの拍手がアンコールを表す手拍子へと変わっていきました。
・MoJoさん「歌いたい方、出てきてもいいですよ。MoJoがコーラスしますから」
観客笑。
MoJoさん「ダメだよね。今日は時間を間違えてみんなに悪い事しちゃったからね。
     『Gの6番』やればいいんでしょう!?」

28:炎神合体エンジンオーG6/MoJo

アンコールは特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
MoJoさんのライブでは「Gの6番」の通称で親しまれている本曲がライブで披露される際は
MoJoさんのパワフルな歌いぶりとパフォーマンスに観客の合いの手が相まって大盛り上がり。
ライブでは終盤やアンコールに歌われる事が多いのでMoJoさんのタフさをダイレクトで感じる一曲でもあります。

MoJoさん「今日ありがとうございました! また会いましょうね! 気をつけて帰ってくださいね。おーしまい!!」

観客から拍手が贈られる中、会場の照明が明るくなり「MoJo Take 16 二刀流#1」は終演となりました


2024年はMoJoさんのLANTERNでのソロライブが18年目になりますが、
「MoJo☆Zone」から「Take」にバトンタッチしてからちょうど10年目という節目でもあります。
そんな節目でもある年の最初のソロライブは「MoJo Take 16 二刀流」と銘打ってご自身のオリジナル曲はもちろん、
「温故知新」を掲げ、ご自身が尊敬されている歌手、作曲家の方々が作られた方々のカバーソングを中心に展開。
「#1」の今回はこれまでLANTERNで披露されてきた歌手としては子門真人さん、ヒデ夕樹さん、水木一郎さん、
作曲家としては渡辺宙明先生、菊池俊輔先生、歌手、作曲家として谷村新司さんを中心に構成され
「マシンロボ・炎」「マジンガーZ」「ぼくらのバロム1」など今回が初披露の楽曲もあって盛り沢山。
MoJoさんはどのカバー曲に対しても原曲に携われた方々にとても誠実に歌われている様な印象でした。

また開場時間と開演時間の情報が錯綜するというソロライブ18年の歴史でも類を見ない出来事がありましたが、
急遽、オープニングアクトでとみたいちろう/富田伊知郎名義の楽曲を中心に披露されたことで
「二刀流」どころか「三刀流」となり、多角的にMoJoさんの楽曲を楽しめたのは怪我の功名ではないかと思いました。


補足

・今回のMoJo Take 16 二刀流のナレーションとジングルは「二刀流」の大谷選手にちなんでか
プロ野球や大リーグでのウグイス嬢と入場曲を思わせるものになっていました。

・MoJoさん「フジテレビの『ひらけ! ポンキッキ』でMoJoとしても歌わせてもらっているんですけど、
     子門さんはその頃もう同じ『ポンキッキ』で『およげ! たいやきくん』を歌って大ヒットしてましたからね。
     その様子を『すごいなあ』と横目で見ながら歌っていましたね」

・MoJoさん「子門さんやヒデさんの歌声ってMoJoのハイバリトンの声に通じるというかね。こんな事いったら僭越なんですけど」

・1972年はとみたくんがどっかでどうにかなった年。

・MoJoさん「今日『キン肉マン』を歌おうかなと思ったけど、やめました。戻ってきたら本人に歌ってほしいからね」
※当時、アニメ「キン肉マン」をはじめ多くのアニメ、特撮ソングを歌われてきた
串田アキラさんは1月末に急性すい炎の為に療養中でした。

・テレビをご覧になっていてチャンネルをまわしていたらたまたまTOKYO MXで再放送中の「マジンガーZ」をご覧になったMoJoさん。
まさかマジンガーZが放送しているとは思っても見なかったのでとても驚かれ、そのまま見てしまったそうです。

・MoJoさん「子門さん、ヒデさん、アニキ、最高だよね。もうMoJoの歌なんか歌わなくていいんじゃないかな」
観客笑。

・「#1」と「#2」で同じ曲はほとんど歌われない予定。

・MoJoさん「自分の歌唱の為に色んな曲を練習してるんですよ……なんかウソっぽいかもしれないけど」
観客笑。

・「ぼくらのバロム1」のカラオケは冒頭にマッハロッドの走行音やカウント音などが入っているもので
オリジナルとどこか異なっているものでした。

・同情するなら拍手くれ。

・下北沢にあるジャズバー「LADY JANE」のママに捧げた「下北 Town Woman」。

・2007年にブラジルのアニメコンベンション「Anime Friends 2007」にゲスト出演された時の思い出。
MoJoさん「あの時は影ちゃんや遠藤の他にも(石田)燿子ちゃんやNoBさんや亡くなられた和田(光司)さんも一緒でね。
     なぜか夜にワタクシの部屋に集まって一緒に呑んだりしてね。みんないい人だよなぁ」

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