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KEN NARITA SOLO LIVE! 成田賢 復活ライヴ 「誰がために、始動!!」

08.04.02 原宿CROCODILE

 

出演/成田賢

 

司会/ショッカーO野

 

演奏/カラオケ 成田賢(harp)

 

 

昨年の一月「ANIME JAPAN FES 2007 "冬の陣"」で25年ぶりにステージに復帰された成田賢さん。

その後も新曲、ベストアルバム、多くのイベントへの参加と怒涛の復活劇が繰り広げられました。

そして今回、ライブタイトルに「始動」を掲げ、ついにソロライブを開催されました。

 

会場は原宿の老舗ライブハウス、CROCODILE。

今回のライブの少し前に、テレビでちょっとだけ取り上げられていました。

鏡張りの壁には大人な雰囲気のバーカウンター。

客席の天井にはこのライブハウスのシンボルともいえる金色のクロコダイルが張り付き、鎮座ましましていました。

ステージの壁には20世紀FOXっぽい画が描かれ、向かって左側には鍵を持った金色のクロコダイルが。

 

成田さんのオリジナルアルバムが流れる会場の入り口で名前を名乗ると、

スタッフの方に席まで案内してもらい着座。

席のテーブルには自分の名前が書いてある紙が置いてありました。

何の気なしに自分の手前のほうの方の席にある紙を見ていましたらその紙には「Yoffy様」、「Joe様」。!!?

 

会場にはいくつかのモニターがあり、ディズニーの短編を編集したミュージックビデオが流れていました。

小さいときにディズニーの短編を見まくっていたので、懐かしい気持ちで思わず呆け顔で見入っていると、

ザ☆カインズのリーダー、貴日ワタリさんがご来場。そして読売新聞文化部記者の鈴木美潮さんもご来場。

 

開演時間が近づくとモニターの画面が代わり、「魔法少女チャッピー」のOP映像に。おぉ、突然。

何故老舗ライブハウスでこんな嬉しい事態が?

その後は「チャッピー」のED映像→「デビルマン」のOP、ED映像→「マジンガーZ」OP、ED映像

→「バビル二世」OP、ED映像と立て続けに流れ「ミクロイドS」の映像に見入っている所で会場暗転。

 

突然流れてきたイントロは…

 

01:誰がために

 

AJFで成田さんが復帰されたのもこの曲でした。「サイボーグ009」よりアニソン屈指の名曲。

いつ聞いてもこの曲の素敵さにはシビれます。そして成田さんの生歌でこの曲が聞ける嬉しさをかみ締めます。

 

-MC-

 

ここで今回の司会、ショッカーO野さんが登場し成田さんをご紹介。

ショッカーさん「今回、『成田賢復活ライヴ 誰がために、始動!!』ということで

        25年ぶりに復活されました!!」

観客拍手。

成田さん「26年だね」

ショッカーさん「あ、そうですよね。昨年のANIME JAPAN FESで復帰されたのが25年ぶりですものね。

       というわけで昨年はAJFを皮切りに、7月にはアニソンカーニバルin UENOですとか、

       夏のAJFでは東京、大阪、名古屋と成田賢さん、賢兄をいろんな所に連れまわしました」

 

ショッカーさん「先ほど歌われましたのは石ノ森章太郎先生の『サイボーグ009』のOPなんですが、

        ちょうど先週ですか、NHKで『とことん!石ノ森章太郎』という番組が放送していまして、

        まぁ、今日は番組に出ていらした方もいらっしゃっていますが、

        今年は石ノ森先生の生誕70年目なんですね。

        私の自宅を探していましたら、こんなものが出てきまして…」

と、とりだした紙袋、中には「サイボーグ009」の全曲集と交響組曲のLP。

観客「おぉ~」

ショッカーさん「やっぱり今日は賢兄のソロライブですから。普段聞けない挿入歌、聞きたいっスよぉ」

観客「おおおお!!」

ショッカーさん「でも、あの頃は挿入歌のカラオケまで、なかなか残っていない時代なんですよね。

        ですが、今回、賢兄が『009』の音源を持っているコロムビアさんに直に電話して、

        コロムビアの倉庫から引っ張り出してきました!!」

まだまだコロムビアさんにはお宝が眠っていそうです。

ショッカーさん「今日はその中から『九つの命』」

観客「おぉ~」

ショッカーさん「そして石ノ森先生と成田さんが共同で作詞して成田さんが作曲した『母は大地』」

 

02:九つの命

 

軽快なイントロと裏腹に緊張感溢れるメッセージが込められた詩、

なにより原曲と比べてもなんの遜色ない成田さんの歌声がまた素晴らしいです。

 

成田さん「じゃぁ、次は『母は大地』」

 

03:母は大地

-MC-

 

シリアスかつ壮大な世界感を哀愁たっぷりに歌う成田さん。

「とことん!石ノ森章太郎」を見て「009」に引き込まれていた矢先なので、この特集でより「009」に興味が。

 

ショッカーさん「先ほども言いましたが『母は大地』は石ノ森先生との共作という事なんですが、

         その頃の思い出というのはありますか?」

成田さん「最初、石ノ森先生から詩をいただいて、僕ら作曲していくうちに、

     どうしても詩を加えたくなっったんだけど、石ノ森先生の詩ってさ、凄いんだよね」

ショッカーさん「そうですよね。『誰がために』もそうですけど、ご自身が原作の番組は

        ほとんど先生が作詞なさってますからね」

 

ショッカーさん「さて、ここまで『サイボーグ009』をおとどけしましたが、

        もう一曲、アニソンを聞いていただきたいと思います。

          昨年のアニソンカーニバル in UENO でも歌っていただいたんですが、これはカバーなんですね。

          当時はレコード会社の関係上、同じ曲を別々の方が歌うということがありまして、

          これはコロムビアから発売されたバージョンです」

 

04:コスモス・ドリーム COSMOS DREAM-宇宙をかける夢-

 

「新竹取物語 1000年女王」より。最初にこの曲を聞いたのは成田さん版だったのでグッと聞入りました。

成田さんの近未来的かつどこか哀愁を感じる印象の歌声は、松本零士先生原作の作品にピッタリ。

 

-MC-

 

ショッカーさん「さっ、アニメソングをお届けしましたが、ここからは賢兄の原点とも言える、

        GS(グループサウンズ) "ビーバーズ"のコーナーに参りたいと思います!」

 

成田賢さんはGSのザ・ビーバーズというグループメンバーとして活躍なさっていました。

 

ショッカーさん「もうカワイ娘チャンたちがキャーキャーもんで。

        ここからは成田さんにお任せしたいと思います」

 

成田さん「これから歌う曲はかまやつひろしさん作曲なんですけど、最初、タイトルは『ごきげんさん(?)』だったんです。

       でもレコード会社の意向で変わっちゃったんですけどね」

 

05:君なき世界

-MC-

 

アニソンとはまた違った成田さんの声の魅力が楽しめるのがソロライブの醍醐味ともいえます。

GSはどの曲もとても覚えやすいので二番以降は一緒に口ずさめました。

 

成田さん「じゃぁ次はムーディ・ブルース(MOODY BLUES)っていう人たちの『サテンの夜』っていう曲を。

     これは日本語詩と全編英語詩の2つがあるんですけど、今日は英語の方を歌います」

 

06:サテンの夜(Nights in white satin)

-MC-

ビーバーズがカヴァーしたこの曲。ライブ後にムーディ・ブルースの原曲を聞いてみたのですが、

原曲とはまた別の甘い感じの成田さんの歌声が魅力でした。成田さんの英語詩の歌というのもこれまた魅力。

 

成田さん「今度は『GSグッディーズ』というアルバムの二枚目に収録されている曲なんですが

     ザ・テンプターズのカバーで、当時ショーケンさんの代わりに歌った歌です『今日を生きよう』」

 

07:今日を生きよう(Let's Live For Today)

-MC-

 

ザ・テンプターズ(というかショーケンさん)好きの親の影響で聞いていたこの曲。成田さんがカバーしているのは知っていましたが

まさか今回聴く事が出来るとは!! 最後のアドリブのスキャットのもう格好いいことったらなかったです。

 

成田さん「最後はスキーター・ディビス(Skeeter Davis)のカバーで、

     『The End of the World』、『この世の果てまで』という曲を聞いて下さい」

 

08:この世の果てまで(The End of the World)

 

やさしく語りかけるような印象のあるこの曲。こういった曲も歌いこなせる成田さんはやっぱり凄いです。

シンプルな曲だからこそ、成田さんの歌声がダイレクトに伝わってきました。

 

-MC-

 

ショッカーさん「ビーバーズはスパイダースやテンプターズと同じスパイダクション所属だったんですよね。

         お話にもありましたがショーケンさんの変わりにテンプターズの曲を歌ったりしたんですね。

         先日『アメトーク』という番組でアニソン特集があったんですが、芸人さんが自分の中の

          アニソンベスト10にみんながみんな『誰がために』をあげていたんですよ」

観客「おぉお」

ショッカーさん「それで、『誰がために』の魅力の一つとして、歌っている人の声が

        『とんねるずの石橋貴明さんがショーケンのモノマネで『おらおら』を歌っている声に似ている』

        っていう説明があったんですけど、同じGSで活躍したお二人ですから、あながち接点があったんですね」

 

ショッカーさん「アニメ、GSと来ましたが、その後CMソングも多く歌われていますね。

        今度はテレビ番組の曲に行きたいと思います」

成田さん「この曲は荒木とよひささんが作詞で、宮崎尚志さんが作曲なんですけど、

        今日は宮崎さんのご子息で作曲家の宮崎道さんが来てくれています」

 

成田さん「この後ちょっと休憩されてくださいね。ちょっと点滴うってきますから」

ショッカーさん「またまたそんな事言ってぇ」

成田さん「点滴は嘘だけど休憩させてください。その間はレコード鑑賞会ということで」

 

この後休憩時間中に流れる曲の解説を挟んで前半ラストの曲へ。

 

09:終わりのない旅

-MC-

 

「いい旅、チャレンジ20000km」のエンディングテーマ。07年発売のベストアルバムにも収録されています。

「人は誰も~」からのたたみかけがとても素敵。今回は魂ライブでは聞けない成田さんのバラードを存分に堪能できます。

-休憩-

 

休憩中は観客の皆さんそれぞれが談笑したり、飲み物や食べ物を注文したり。

再びモニターにアニメのOP、EDの映像が流れていました。

たしか「ミクロイドS」の途中から、「ミラクル少女リミットちゃん」、「ドロロンえん魔くん」

「キューティーハニー」、「魔女っ子メグちゃん」…だったと思います。

自分が聞いたことのない貴重な音源が流れているので、モニターを見ながら、聞き入っていました。

 

流れていた曲は以下の内容です。

 

僕のそばへ来ませんか

人間が大好きだ!

 

共に三菱グループのCMソングで宮崎尚志さんの作曲だそうです。

「僕のそばへ来ませんか」はとてもやさしく、とても切ない内容。

「人間が大好きだ!」はダイナミックな世界観の詩を成田さんが見事に歌っていました。乞う音源化。

 

Wandering Wolf

 

ここからはブルースハープの名手である成田さんの一面を垣間見える三曲。

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」よりゲキバイオレット・深見ゴウ役の三浦力さんのキャラソン。

成田さんのブルースハープが俺流兄貴の一匹狼っぷりを際立たせます。

 

UNBALANCE

Freak Out

 

旧友でありビーバーズのメンバーでもあった石間ヒデキさんのアルバムに参加された二曲。

インストゥメンタルなだけにブルースハープを存分に堪能できました。

 

-MC-

 

曲が終わるとショッカーさんが登場。

 

ショッカーさん「ブルースハープって僕らはハーモニカって言っちゃうんですけど、

           吸って出す音、はいて出す音とかあって、小学校の頃なかなか出来なくてね。

           やっぱり賢兄は凄いですよ。

           先ほど『ゲキレンジャー』のキャラソンでも演奏として参加していらっしゃいましたが、

           やはり後半は戦隊から行きたいと思います!! 『ゲキレンジャー』より『1-2-3-4 激気正義!』」

 

10:1-2-3-4 激気正義!

-MC-

 

ベスト版リリース直後に「♪mojo×2 のど自慢 Vol.5」で電撃初披露されて以来の生「ヤー・イー・サン・サー」で後半スタート。。

勇ましさと颯爽さ、何より格好良さは成田さんの鋭い歌声ならでは。間奏ではエア・ハープなアクションも。

 

ショッカーさん「この『1-2-3-4 激気正義!』で25年ぶりに戦隊に復帰なさいましたが、今回はもう一曲」

観客「!!!!」

成田さん「うん、『ゲキレンジャー』からもう一曲歌いたいなァと思って、いろいろ聞いたんだけど

       『これ歌ってみたいな』と思ったのがあって、女の人の歌なんだけど…」

観客「!!!!!」

成田さん「うまく歌えなかったら笑ってね」

ショッカーさん「何言ってるんですか!!」

成田さん「でも女の人の歌だからキーが低いんだ。だからちょっと石原裕次郎さん風にやってみます」

 

11:ちぎれた羽根

-MC-

 

おおおおお!! 思っても見なかった嬉しいサプライズ。敵幹部臨獣カメレオン拳の使い手"ラブウォリアー"メレ様のキャラソン。

原曲はメレ役の平田裕香さんの艶っぽい歌声が魅力ですが、成田さん版もまたイイです!! 音源化しないですかね。

 

成田さん「ここでちょっとお客さんとセッションしたいと思います」

ショッカーさん「おぉ! ブルースハープ!!」

成田さん「マイクの調子はどうかな? あ、あ、テスト、テスト」

ショッカーさん「それはもしかして自前のマイクですか?」

成田さん「うん、これはブルースハープ専用のマイク。何年も使ってなかったから大丈夫かな?」

 

成田さん「じゃぁ、皆さんは手拍子をお願いしますね」

 

12:ハモニカセッション

-MC-

 

成田さんの生ブルースハープを聞けるとは! これがまた抜群にカッコイイです。

観客の皆さんの手拍子にあわせ、ブルースハープで一気に世界を作ることができるのは名手だからなせる技。

 

ショッカーさん「『1-2-3-4 激気正義!』でもご自身がブルースハープを演奏されていますが

           先ほどのゲキバイオレットの曲もそうですけど、これまで戦隊で歌い手さんが

           演奏面で参加するって事はあまりなかったですよね」

成田さん「『Wandering Wolf』は『1-2-3-4』があったから声をかけてもらったんじゃないかな?」

 

ショッカーさん「先ほどもちょっと触れましたが、成田さんはCMソングも多く歌ってらっしゃいますよね」

成田さん「ん~230曲くらいかなぁ?」

ショッカーさん「それだけでライブできるじゃないっすか!?」

 

ショッカーさん「この前、串田アキラさんとイベントやったんですけど、野外でお子さんも多かったんですね。

          でも子供は最近の曲以外はあっちの方に行っちゃったりしたんですけど

        クッシーが『♪富士ぃサファリパァァーク』って歌ったら子供達みんな、フッってこっち向いたんですよ。

          やっぱりCMはそれだけ広い世代が聞いている曲なんですけど、賢兄も歌ってますよね?」

成田さん「じゃあ、アカペラで」

 

13:東ハト キャラメルコーン(アカペラ)

-MC-

 

ロングランのお菓子、キャラメルコーンのテーマソング。我が家ではピーナッツ争奪戦が繰り広げられました。

少し短いバージョンでしたが、耳に馴染みのあるフレーズを生で聞けると感慨深く。

 

ショッカーさん「そうそう、この歌声。キャラメルコーンはいろんな方が歌っていたりしますけど、僕は賢兄の歌声が印象的ですね。」

成田さん「そう。この…(以下、会場限定話。お楽しみに)」

 

ショッカーさん「もう一つ、とても有名な曲がありますね」

 

14:赤福餅の唄(アカペラ)

-MC-

 

銘菓「赤福餅」のCMソング。当方成田さんのベスト版ではじめて聞いたのですが、

ダミ声が効いていて楽しく、成田さんの表現の幅の広さに感服しました。

 

ショッカーさん「関東圏の方には馴染みがないかもしれませんが、赤福は三重県の伊勢のお菓子ですね。

           昨年色々と問題がありましたが、あの時は『あぁ、赤福餅の唄、封印かなぁ~』って思いました」

成田さん「今はがんばってるみたいね」

ショッカーさん「そうですね。

           これはAJFの名古屋公演で賢兄に歌ってもらったんですが、もぉう、どっかんどっかんウケましてね。

           近畿地方ではもう超有名だそうですから。でも、この曲も『歌ってるのは藤田まことさんなんじゃないか?』

           っていう噂があったんですけど、オリジナルは賢兄なんですよね」

   

ショッカーさん「このCMのお仕事と前後して今度はシンガーソングライターとしてオリジナル曲を発表されていますよね」

成田さん「そうですね。次に歌うのはソロデビューのアルバムの一曲目なんですよ」

 

ということでシンガーソングライター・成田賢さんの世界へ。

 

15:虹のように

-MC-

 

タイトルの通り、雨上がりの空に虹がかかっている様を連想させるようなゆっくりとしたバラード。

詩も曲もとても美しく、とても優しい世界感。イントロ、間奏の口笛は生で吹かれていました。

 

成田さん「オリジナルのカラオケを探してくださったアルファミュージックさんに感謝します。

        じゃぁ、ちょっと次はかわいい曲を。この曲は実はカラオケが無くて、今回自分で作りました。

       もし聞きづらかったらごめんなさい」

 

16:花結び

-MC-

 

アルバム「汚れた街にいても」より、成田さんご自身がおっしゃった通りの可愛らしい曲でした。

ホンモノのカラオケなんじゃないかと言うくらいの完成度の高さ。☆MoJoさんもそうですがカラオケを自作できるって凄いです。

 

成田さん「次はアルバムのタイトルでもある『汚れた街にいても』、そして『遠い愛の日を夢見て』。聞いて下さい」

 

17:汚れた街にいても

18:遠い愛の日を夢見て

-MC-

 

アニメや特撮を歌う成田さんは力強さ、頼もしさあふれる歌い方をされていますが、

この「汚れた街にいても」と「遠い愛の日を夢見て」を聞くと、シンガーソングライター・成田さんの世界は、

等身大でありながらもどこか壮大な印象があり、ヒーローものとは一線を画す世界でした。CD欲しいなぁ…。

 

ショッカーさん「さぁ、いよいよ最後のブロックです。最後はもちろん戦隊シリーズ!!」

観客「おおおお!!」

ショッカーさん「家を整理していたらこんなものが出てきましてね」

と、とりだした紙袋の中には「電子戦隊デンジマン」のLP二枚。

 

成田さん「これ、すごいキレイじゃない?」

ショッカーさん「ん? マニアはね、保存がイイんですよ」

観客笑。

 

ショッカーさん「大きなライブでもオープニングやエンディングは聞けるんですけど、

            …やっぱり挿入歌が聞きたい!!」

観客「おおおお!!!」

ショッカーさん「それじゃぁ二曲続けて、一気に盛り上がっていただきたいと思います!!

            まずは『戦う電子戦隊デンジマン』!!」

観客「おおおお!!!」

ショッカーさん「そして、『星からきた超兵器』!!!」

観客「おおおおぉお!!!」

 

19:戦う電子戦隊デンジマン

 

オッ!オッ! スローテンポの曲が続いていた事と特撮ソングということで凄い盛り上がり。

「ここは地ィ獄だっ戦場だ・ッアー」からの盛り上がりは生で聞くと、観客の合唱もともなって圧巻。

 

成田さん「では、『星からきた超兵器』」

観客「おおおおぉお!!!」

20:星からきた超兵器

-MC-

 

盛り上がりは続きます。イントロでついつい"とある曲"のスキャットを連想してしまうのは内緒です。

流石は宙明節、盛り上がるツボを押さえてらっしゃる。そして何より成田さんの歌声が高揚感を誘います。

 

ショッカーさん「昨年、成田さんのベスト盤が発売しました。

          今日はメインの構成を手がけた貴日ワタリさんもいらっしゃっています。

            ベスト盤には全22曲収録されていますが、もうね、賢兄の曲が多いもんだから

           泣く泣く収録できなかった曲もあります。でもそういう曲はライブで聴けないかな? と」

成田さん「聞きたい人がいるもんね」

ショッカーさん「そうですよ! みんな聞きたいですよ。それじゃあ歌っていただきましょう!!『ゴーゴーデンジタイガー』!!」

 

21:ゴーゴーデンジタイガー

 

要塞戦艦を思わせる爽やかで壮大なイントロに乗せ、デンジタイガーの登場です!! 聞きたかった!! 今回が初披露?

戦隊メカ・ロボ挿入歌の中でも人気の高い曲なだけに盛り上がりは天井知らず。いつか大きいライブで歌われる事を期待します。

 

ショッカーさん「それじゃぁ一気に行きましょう!! ラストソング!! 『ああ電子戦隊デンジマン』」

 

22:ああ電子戦隊デンジマン

 

AJF07冬の陣での経験した事のない狂喜の大歓声が思い出されます。

あれから一年、さらに磨きが掛かった成田さんの歌声がクロコダイルに響きます。

間奏ではショッカーさんが登場し電子戦隊の戦士たちの名乗りも披露。これがあるからライブは楽し。

 

-アンコール-

 

当然これで終わるはずも無く、アンコールです。

 

ショッカーさん「賢兄、今日のライブ、いかがでしたか?」

成田さん「うまくいったかなァ?」

観客拍手で答えます。

成田さん「ありがとう、今日はよく眠れそうだよ、もうずっと眠れなかったから」

 

23:デンジマンにまかせろ

-MC-

 

やはりこれがなくては。これにてデンジマンコンプリート。ショッカーさん言う所の「歴史の証人」になりました。

成田さんの「どうする どうする どっおすっる」での客席を指差し、なげかけるアクションがとても素敵。

 

成田さん「最近は眼が近くて耳が遠いからね」

ショッカーさん「まぁた、賢兄は真顔で面白いこと言うから、笑っていいのか? って思っちゃいますよ~。

         真顔で冗談言うのは成田賢さんか藤岡弘、さんかってくらいですからね」

 

24:誰がために

 

最後はAJFでもソロライブでもこの曲から『始動』したという意味をこめて、「誰がために」。

ラストのサビの繰り返しは一番のサビなのですが、本日二回目の披露という事もあってか二番のサビを歌っていらっしゃいました。

二番のサビ、大好きです。

 

成田さんが挨拶され、観客に拍手で見送られながら退場。

そしてショッカーさんによる今後の色々な告知があり、今回のライブは終了。

アニメ、特撮はもちろん、ビーバーズ、オリジナル、CMと成田さんの魅力がぎっしり詰まったライブでした。

しかも今回は予測もしなかった「ちぎれた羽根」のカバーもありとても驚き。

アニソンシンガーという枠を飛び越えた"シンガー・成田賢"のライブを堪能させていただきました。

 

 

補足

 

・ちなみ「今日を生きよう」はThe Rokesというイギリスのバンドの曲で、ザ・テンプターズがカバーしています。

 実はこの曲、LAZY解散後の影山ヒロノブさんもソロデビュー曲としてカバーしており、詞はテンプターズや

 成田さんのものとは別のものですが、影山さんの若々しい歌声を堪能できます。これから何かが起こるよ。

 

・石橋さんのショーケンさんのモノマネは石橋さんがショーケンさん好きと言うだけあってとても似ています。

 「おらおら」もショーケンさんの「ぐでんぐでん」っぽいですし。っていうかマンマですし。

 ただ、成田さんの歌声が石橋さんのそれと似ているかと言うと、そうでもなかったりしたりして。

 GSのボーカルの方はハスキーな方が多いので、そういった印象になるのでしょうか?

 

・宮崎道さんがいらした席はなんと私の席の隣の隣。あぁびっくりした。

 

・その宮崎道さんの弟さんは「デジモンアドベンチャー」の「brave heart」などの挿入歌や

 「マシュランボー」のOP「Power Play」を歌われている宮崎歩さん。ぉお、すっごいご家族。

 

・完全に予想外だった「ちぎれた羽根」。成田さんのチョイスの素晴らしい事。

 

・今度は「サイボーグ009」や「いつの日か」を是非。

 

・アーティストの方ご自身が「歌ってみたい」と思ったアニソン、特ソンを歌うというのはとても興味深く魅力的。

 色々なイベントで恒例になっていく事をちょっとだけ期待したり。

 

・結局ライブ中は「Yoffy様」、「Joe様」はいらっしゃらず。売れっ子ですし多忙ですものね。

 

・ライブ終了後、成田さんが客席でお客さんとお話タイムがもうけられていたのですが

 時間の都合で残念ながら早々に会場を後にしました。次は是非。

 

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