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MIQデビュー40周年記念コンサート+1新たな伝説へ 東京公演
24.1.7 きゅりあん小ホール

出演/MIQ

司会/南かおり

コーラス/高柳千野 鈴木佐江子
演奏/Key&Co.増田泉 G.工藤尚之 Ba.白川博朋 Dr.松岡健
   Per.高柳千野 カラオケ



MIQさん。
大学在学中よりソウルバンドのボーカルとして活動。様々な音楽祭に出演し、
注目されていた時に"MIO"という名前でアニメ「戦闘メカ ザブングル」の挿入歌でデビュー。
その後アニメ「聖戦士ダンバイン」、アニメ「重戦機エルガイム」と日本サンライズ制作の
ロボットアニメの主題歌を歌われた事でアニメソング界での地位を確実なものにされました。
その後もブラックミュージックを基盤にしたパワフルで包容力のある歌声で
アニメ「星銃士ビスマルク」、OVA「エリア88」シリーズ、OVA「機動警察パトレイバー」
漫画「宇宙英雄物」、漫画「3×3EYES」、OVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」等の楽曲を歌われているほか、
家電量販店ヨドバシカメラのテーマソングを1990年から担当されています。

1996年に多くのロボットアニメが一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズの
「第4次スーパーロボット大戦」のメインテーマ「TIME TO COME」と
スピンオフゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマを歌唱。
現在まで続く「スーパーロボット大戦」シリーズのオリジナルソングの基盤を気付かれました。
その後もカバーアルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」にも参加され、
アルバムから端を発して開催されたロボットアニメに特化したライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97」に
故・水木一郎さん、堀江美都子さん、影山ヒロノブさんと共にご出演。
「ROBONATION SUPER LIVE'97」はその後「スーパーロボット魂」と名前を変えて25年以上続く老舗ライブとなっており、
MIQさんは初演より全公演に出演され、姉御肌でパワフルな歌声で"MIQ姐"の愛称で親しまれ、
ライブには欠かせない方になっています。

その後、2001年にお名前をMIOからMIQに改名後も国内外の様々なアニメソングのライブ、イベントへの出演や、
2013年にたいらいさおさん、山形ユキオさん、新井正人さんが開催されていた
ライブ「ストレンジャーいいんじゃない!?」への出演をきっかけに四人でユニット「ストレンジャー4」を結成。
2015年に山形さんが卒業後はユニット名をST4に変え"となりのとなりの応援団"として活動中。
そのほかにもご自身のルーツとなる音楽ジャンルやカバーソングを交えたライブも開催されています。
また、故郷鳥取への郷土愛も深く、鳥取市観光大使と鳥取県のとっとりふるさと大使も務められている他、
ボーカル教室を開講され、講師として日本各地で活動されています。

そんなMIQさんは2022年にデビュー40周年を迎えられました。おめでとうございます。
以前よりご自身のお名前のMIQ(みく)にちなんで39周年を迎える2021年に記念ライブを行う旨をお話されておりましたが、
折しも新型コロナウイスルが世界中で蔓延している事を踏まえて延期を余儀なくされており、
更に40周年の2022年も新型コロナウイルスの猛威は収まってはいないという事で開催が延期されていました。

新型コロナウイルスのワクチンや各種予防方法が広まり、各種ライブも発声が可能になった事を受け、
2024年にようやく40周年ライブが開催されました。
1月に東京公演、3月に大阪公演が開催されたうち、今回は東京公演のレポートです。

会場は東京都品川区にある品川区立総合区民会館「きゅりあん」の小ホール。
どこかライブハウスを思わせる会場内に入場すると、開演までのBGMとしてMIQさんの様々な楽曲が流れており、
ステージ上には演奏陣の方々のブースが設置。キーボード、ドラム、コーラスは一段高くなっておりました。
背面は大きなスクリーンになっていて、左右に黒いカーテンが掛かっていました。

ロビーにある物販ブースではこれまでリリースされたMIQさんのCDの他、40周年記念グッズのタオルや卓上カレンダー、
MIQさんの可愛らしいイラスト「ちびミク」が描かれたアクリルペンライトやステッカー、
更に当日発売されたデビュー40周年を記念し、MIQさんの代表的な楽曲を作編曲家の増田泉さんのアレンジで
セルフカバーされたアルバム「+1新たな伝説へ」も販売。購入者には先着でサイン入りブロマイドが渡されていました。

前売りチケットは完売で立ち見席が設けられ、客席は一階席、二階席とも多くの観客で埋まっており、
関係者席にはMIQさんとご縁があるアニメソング関係の方々も多く見られました。

また当日の様子はライブ配信サービス「TIGET LIVE」で生配信が行われ、
ライブ終演後には一定期間の間、アーカイブ配信も行われていました。


開演5分前になるとブザーが鳴り、今回の司会を担当されている
ラジオ関西の老舗アニメソング番組「青春ラジメニア」など、関西を中心に活動されているタレントの南かおりさんの声で
ライブ上演に際しての諸注意がアナウンスされました。
開演時間になると再度ブザーが鳴って会場内が暗くなっていき、いよいよ開演です。

●History of 40 YEARS

オープニングは「History of 40th」と題した映像が背面スクリーンに上映。
「GET IT!」にのせてMIQさんの代表的な楽曲のジャケットが作り込まれた映像の中で展開されていき、
今回のライブリハーサル風景に続いて、MIQさんからのご挨拶が上映。
ご挨拶は40年間の想いや各方面への感謝、40周年記念ライブがやっと開催する事が出来たというお話。
更にライブ当日は水木さんのお誕生日という事で水木さんへの思いもお話されていました。
この間にバンドとコーラスの皆さんが登場されてそれぞれの準備をされていました。

01:GET IT!/MIQ
02:MEN OF DESTINY/MIQ
-MC-


MIQさんのご挨拶の上映が終ると10からのカウントダウンが映し出され「0」になった所で
青を基調とした装いのMIQさんがご登場。拍手の中、ライブは映画「ザブングル グラフィティ」エンディングからライブスタート。
今回の「GET IT!」はデビュー40周年記念セルフカバーアルバム「+1新たな伝説へ」版のアレンジ。
原曲の躍動感はそのままに、どこか都会的なムードを感じ、MIQさんの歌声を別方向から際立たせるアレンジでした。
「セルフカバーのアレンジで行くよ!」の言葉から、続いてはOVA「機動戦士ガンダム0083」より二代目オープニング。
よりハードロック寄りのアレンジとMIQさんのシリアスな歌声を受け観客も大いに盛り上がっていました。

・まずはMIQさんおひとりでご挨拶。
・MIQさん「さっき映像で言いたい事は全部言ってしまったのですけどね。聞いてて自分で泣きそうになっちゃいました」
観客笑。
・声出しが可能になったという事で、観客の声出しの練習でMIQさんが「おめでとうの三本返し」を提案。
MIQさんの投げかけに観客は「おめでとう」と応えるのを三回繰り返すという内容で
三本返しの内訳は一本目が新年、二本目が40周年、三本目がライブ開催実現でした。
・MIQさん「それじゃあ次は皆さんもご存知のナンバーを『スペースコブラ』より『コブラ』!!」
観客「おぉぉおぉおおおおお」

03:コブラ/MIQ
04:Evergreen/MIQ
-MC-


アニメ「スペースコブラ」より故・前野曜子さんが歌われたオープニング。MIQさんは原曲と別レーベルでカバーされています。
大人なムード漂う本曲を振り付けを交えて小気味よく歌われると、続いてはOVA「機動戦士ガンダム0083」より二代目エンディング。
今回はセルフカバーアルバム「+1新たな伝説へ」アレンジ版。MIQさんが「マイナーチューンになりました」と話された通り、
「コブラ」の後だったからか、どこか大野雄二先生の楽曲を思わせるムードがあり、アレンジの妙を感じ大変興味深かったです。
MIQさんはサビ部分になるとちびミクアクリルペンライトを持って観客と共に手を左右に振っていました。

・ここで司会の南かおりさんが登場されご挨拶。
・弊サイトでは基本的に呼称を「○○さん」で統一していますが、
「青春ラジメニア」の初代パーソナリティーである"ひねくれ岩ちゃん"岩崎和夫さんと"ラジメニ小町"南さんに関しましては
愛称の方がなじみ深いので"岩ちゃん"と"かおりん"で記述させて頂きます。ご了承いただけましたら幸いです。
・かおりん「私、今日大坂から来たんですけど、MIQ姐さんは大阪でもよくライブをされていますよね」
MIQさん「そうなんですよ。MIQにQEENで『MIQueen』っていうライブ。アニソンは一曲くらいしか歌わないんだけど」
観客笑。
かおりん「私もよく見に行かせていただくんですけど、MIQ姐さんの魅力はアニソンだけじゃないっていうのを改めて感じたんですよ。
     今日はそんなアニメソング以外も聞く事が出来るという事で、みなさんもどうぞご期待下さい」
観客拍手。
・かおりんが退場されてMIQさんお一人に。
・MIQさん「今日はいつも司会をしてくれるショッカー(O野さん)も見に来てくれてるんだけどね、
     ライブは大阪でもやるんで、今回はかおりんが司会をやってくれてます」

05:いそしぎのテーマ (THE SHADOW OF YOUR SMILE)/MIQ
06:みずいろの雨/MIQ
07:スターライト・シャワー/MIQ
-MC-


映画「いそしぎ (The Sandpiper)」のテーマソングでその後スタンダードナンバーとなった「いそしぎのテーマ」。
ピアノ演奏を基調としたシンプルな演奏の中、MIQさんの包容力のある歌声をじっくりと堪能する事が出来ました。
続いてはがらりと雰囲気が変わり、ファンキーな演奏で八神純子さんが歌われた「みずいろの雨」をカバー。
MIQさんはとても楽しそうに伸びやかな歌声を披露されると、そのままアニメ「重戦機エルガイム」よりエンディングへ。
ここでもMIQさんはサビ部分でちびミクアクリルペンライトを持って観客と共に手を左右に振っていました。

・ここでバンドコーラスの皆さんが退場されると、MIQさんが「みなさんと遊びたい」とお話され、
MIQさんと同じ事務所に所属されている双子のシンガーソングライターHi∞FuのHiさんとFuさんがヒメストレンジャーとしてご登場。
・この後に歌われる「鳥取戦士サキューンのテーマ」で観客の上半身をほぐしていきたいという事で
サビ部分の振り付けをMIQさんがヒメストレンジャーのお二人と共にお手本を交えてレクチャーされました。

08:鳥取戦士サキューンのテーマ-MIQ ver.-/MIQ ヒメストレンジャー(Hi∞Fu)
-MC-


アニメ「天体戦士サンレッド」より柿島伸次さんが歌われた鳥取戦士サキューンのテーマをMIQさんがカバーされたバージョン。
MIQさんはヒメストレンジャーことHi∞Fuのお二人を従え、振り付けを交えながらパワフルに歌われており、
観客の多くが一緒に振り付けを行って会場全体に一体感が生まれていました。

・MIQさんとHi∞Fuのお二人が拍手で見送られると、かおりんがご登場。
・2023年に公開された韓国で日本のアニメソングカバー動画を公開されている人気YoutuberのStudio aLfのaLfさんとの
コラボレーションした動画「【Collabo with MIQ】 聖戦士ダンバインOP|ダンバインとぶ [Studio aLf]」のお話。
・かおりん「MIQさんは日本だけでなく世界でも多くのファンがいらっしゃるんですね。
     なんと今日は40周年をお祝いしたいという事で、韓国からaLfさんが来てくださいました!!」
・かおりんがaLfさんを呼び込みながら退場されると観客の拍手の中、aLfさんがご登場。
・aLfさんは緊張しているご様子ではありましたが、とても流暢な日本語でご挨拶されていました。
・aLfさん「誠に光栄ながらこの場で歌わせていただく機会をいただきました。
     MIQさんの歌に比べると聞くに堪えないかもしれないんですけど、見守ってください」

09:獅子の女王-ハイパー・モード-/aLf
-MC-


aLfさんが歌われたのはOVA「勇者王ガオガイガーFINAL」第7巻「超勇者黙示録」より、MIQさんが歌われたエンディング。
持たれていたマイクが震える程にとても緊張されていたご様子ながら、凛とした歌声を披露されていました。

・かおりんが登場されaLfさんを改めてご紹介されていた所に更にMIQさんも合流されトーク。
・MIQさんとaLfさんは今回が初対面。それまではネット上でお話していた程度だったとか。
・YoutubeのコラボレーションのきっかけはaLfさんから。
・MIQさんから見たaLfさんの印象は「お人形さんみたい」

・aLfさんが拍手で見送られて退場されると、かおりんが「お祝いにかけつけてくれた方々がいます」と話され、
花束を持たれたたいらいさおさんと新井正人さんがご登場。
・かおりんが退場されST4のお三方だけでトーク。
・それまで面識がなかったたいらさんと新井さんをつないだのはMIQさん主催の焼き肉呑み会。
・たいらさん「MIQさんは人をつなぐ天才なんですよ。その焼き肉呑み会には一緒にちっひー(米倉千尋さん)とかもいたし」
新井さん「ショッカーさんとかもいたし、谷本君(谷本貴義さん)とかもいましたね」
MIQさん「そうそう」
たいらさん「先程もaLfさんとお話させてもらったけど、MIQさんのおかげで新しいつながりが生まれるんですよ」
MIQさん「もうみんな良い人だからね。つながっていきましょうよ」
観客拍手。

10:サァ立ち上がれ 2015/ST4
-MC-


ST4のオリジナル楽曲の「サァ立ち上がれ」を新体制に伴い2015年に新しくレコーディングした「サァ立ち上がれ 2015」。
お三方それぞれの個性的な歌声と厚みのあるハーモニーはライブで聞くとより一層聞き応えがあります。
二番以降はたいらさんの「ご一緒に」という投げかけを受け観客も随所で合いの手、振り付けを行っていました。

~休憩~
-MC-


拍手の中、ST4の皆さんが退場されるとステージ上が暗くなり、かおりんのアナウンスで休憩時間へ。
ここで物販のお知らせの他、終演後にMIQさんがサイン会を開催される事が発表されました。
休憩中にもMIQさんの楽曲が流れており、ステージ前方ではスタッフさんが譜面台や椅子、パーカッションなどを準備中。
休憩時間が終わる5分前にはブザーとアナウンスでお知らせがあり、観客が客席に戻り、時間になると後半スタート。

・まずはかおりんがご登場。
・後半はギターの工藤尚之さんに加え、パーカッションにMIQさんのリクエストライブ「MIQuest LIVE」などに参加されている
吉田貴博さんをゲストに迎えたアコースティックコーナーから。
・今回のライブの大阪公演のお話や「青春ラジメニア」35周年というお話をされました。
・かおりん「これまで『ラジメニア』でMIQさんの曲を何曲流したか新幹線の中で数えたんですが、
     あまりにも多くて数えるのをやめました。答えはめっちゃ流してる」
観客笑。

11:FUTURE-RETRO HERO/MIQ
-MC-


後半は赤を基調としたひらひらとしたお衣装とロングブーツでMIQさんがご登場。まずは漫画「宇宙英雄物語」より「FUTURE-RETRO HERO」から。
アコースティックならではの素朴さと宇宙を遊泳している様なのびのびとしたMIQさんの歌声はとても心地よく。
最初MIQさんは椅子に座りながら歌われていましたが、途中から立ち上がったり座ったりしながら歌われていました。

・椅子の高さが合わなくて苦戦するMIQさん。
・ここでキーボードの増田泉さんが合流。
・更にMIQさんがこの時ステージ上にいらっしゃる演奏、コーラスの皆さんをご紹介。
・コーラスの鈴木佐江子さんは「獅子の女王」のオリジナル歌手である事をMIQさんがお話。
MIQさん「田中公平さんにカバーしてって言われて歌った私のバージョンは『ハイパー・モード』なんだけど、
    鈴木佐江子ちゃんのオリジナルは可憐で哀愁漂うムードがあるんだよね」

12:夢銀河/MIQ
-MC-
13:残響散歌/MIQ
-MC-


アコースティックコーナー続いてはアニメ「星銃士ビスマルク」よりエンディングを「+1新たな伝説へ」のアレンジ版で。
「私の曲の中でもガーリィな曲」と話されたMIQさんは、やわらかく弾むような歌声をご披露。
サビでは泉さんもコーラスに参加されたり、コーラスの高柳さんがシェイカーを担当されていました。
「次の曲はトライですね」と話されて歌われたのは、アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」よりAimerさんが歌われたオープニングをカバー。
曲紹介を受けた観客がざわめく中、MIQさんは椅子から立ち上がってパワフルな歌声をご披露。
歌い終られると観客から喝采の拍手が贈られていました。

・「残響散歌」後半にベースの白川さん、ドラムの松岡さんが各ブースに合流され
アコースティックコーナーが終わると松岡さんがテンポよくドラムでリズムを刻まれる中、
吉田さんとスタッフさんがステージ前方を片付けられ、工藤さんがご自身のブースへ。
・この間にMIQさんのレクチャーでドラムのリズムに合わせて観客に手拍子を促していました。

・MIQさん「次の曲は水木のアニキ達と一緒に歌っていた曲です。今日はアニキ見守ってくれてるかな?
     きっとアニキも一緒に歌ってくれてると思います!! 『熱風! 疾風! サイバスター』」

14:熱風! 疾風! サイバスター/MIQ
15:DADDY! DADDY! DO!/MIQ
-MC-


ゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマを「+1新たな伝説へ」のアレンジ版で。
どこかラテン風のアレンジが躍動感たっぷりで、MIQさんは観客の手拍子を受けながら颯爽と歌われていました。
間奏になると改めてメンバー紹介が行われ、泉さんの扇動で観客との「MIQ姐」コール&レスポンスが行われました。
熱気そのままにアニメ「かぐや様は告らせたい?」より鈴木雅之さんと鈴木愛理さんが歌われたオープニングをカバー。
前奏でマイクスタンドが設置され、男女二名ずつのダンサーの皆さんも合流。MIQさんがそれぞれのお名前をご紹介。
MIQさんの艶やかな歌声とパフォーマンスをダンサーの皆さんのキレのあるダンスが彩られていました。

・ダンサーの皆さんを見送られながらかおりんがご登場。演奏陣の皆さんも退場されていました。
・MIQさんによるとダンサーの皆さんは現役高校生で賞も受賞されているほどの方々だとか。

・ここでかおりんに呼びこまれ、お祝いゲストとして米倉千尋さんがご登場。
・米倉さんとMIQさんの出会いのお話。
米倉さんが歌われたOVA「ハイスクール・オーラバスター《光の誕生(めざめ)》」のオープニング「Birth of light」と
ドラマCD「ハイスクール・オーラバスター ~CD-3rd vision『烙印の翼』SIDE-B<聖界>」のオープニング「Crimson of Butterfly」の
仮歌をMIQさんが歌われていたのが初めて。
・米倉さん「すっごい難しい曲だったんですよ。デビューしたばかりの頃で、それまで仮歌って誰にもやってもらった事が無かったんですけど
     特に『Crimson of Butterfly』は♪Crimson of Butterfly~って、めっちゃMIQ姐の感じで歌おうかどうか悩みました。
     何をどうすればいいのかわからないままレコーディングに行ったらMIQ姐がいて、色々教えてもらったんですよ」
かおりん「という事はMIQ姐はちっひーのデビューしたての頃から見守ってくださっていたんですね」
米倉さん「そうなんですよ。でも初めて会った時は『ガンダム』の先輩って存じ上げなかったんですよ」
MIQさん「その時はスタジオミュージシャンとしていましたからね」
米倉さん「その後、イベントでご一緒した時に『そういえばあの時の方ですよね』ってお話したんです」
MIQさん「そうね。でも初めて会った時も今もちっひーは変わらないよね。高校生かと思ったもん」
米倉さん「いやいやいやー。そうでもないんですよ」

16:嵐の中で輝いて/米倉千尋

ここでMIQさんへのお祝いも込めて米倉さんが歌われたのはOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」よりオープニング。
米倉さんは弾けるような明るさで歌われ、間奏では「MIQ姐のお祝いを込めて、みんなで輝いてください」と話されました。

17:悲しみのDestiny/MIQ
18:Good-bye, Lonely Blue/MIQ
19:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ
-MC-


拍手の中、米倉さんがご退場されると演奏陣の皆さんがそれぞれのブースでセッティング。
静かなギターソロが演奏される中、MIQさんが登場され、OVA「エリア88 ACT2 狼たちの条件」よりエンディング。
MIQさんの序盤の静かさと後半の激しい歌いぶりはどちらも哀愁を感じ、じっくりと聞き入った後は
OVA「エリア88 ACT1 裏切りの大空」よりミステリアスな前奏からはじまる「Good-bye, Lonely Blue」。
まさか本曲が聞けるとは。サビ部分の振り付けはMIQさんとコーラスのお二人が一緒に行われていました。
MIQさんが「たたみかけて行くよ!!」と話され、アニメ「重戦機エルガイム」よりオープニングを「+1新たな伝説へ」のアレンジ版で。
原曲を更にへヴィに、更に宇宙的にしたアレンジを突き抜けるように歌われるMIQさんを受け、観客も大盛り上がりでした。

・MIQさんお一人でお話。
・MIQさん「優しく温かい声援ありがとうございます。待った甲斐がありました。気持ちが爆発しそうです」
観客拍手。
MIQさん「気分で動いているいいかげんな人が皆様に支えられて40年やってこれました。
     これからも楽しく歌っていければと思います。そんな思いも込めてデビュー曲行きます!! 『HEY YOU』」

20:HEY YOU/MIQ
-MC-


アニメ「戦闘メカザブングル」よりMIQさんのデビュー曲である挿入歌。本曲はオリジナル版のアレンジでした。
「絶対に忘れられない大好きな歌です」と話されたMIQさんは、手にグッズのタオルを持ってサビをはじめ随所で振られながら
からりとしながらもどこか寂し気な歌声をご披露。ラストは圧巻のロングトーンを披露されていました。

・MIQさんと入れ替わりにかおりんが登場され、MIQさんのこれまでの歩みを朗読。
デビューまでのお話やライブ「スーパーロボット魂」への参加、水木さんへの思いに加えて
歌への思いや故郷の鳥取県や家族のお話も交えた歩みをかおりんが優しく朗読されました。

21:You're not alone (40th Anniversary song) /MIQ

まるでウェディングドレスの様な真っ白な衣装で登場されたMIQさんが歌われたのは
デビュー40周年記念セルフカバーアルバム「+1新たな伝説へ」より、40周年記念曲「You're not alone」。
MIQさんはタイトル通り、ファンへ寄り添う様な歌詞を時折声を震わせながら優しく強く歌われていました。

-アンコール-
-MC-


MIQさん、演奏陣、コーラスの皆さんが拍手で見送られると、拍手がアンコールを表す手拍子へと変わり、
しばらくするとMIQさんがご登場され、観客から花束が渡されていました。
この間に演奏陣、コーラスの皆さんも登場され、それぞれのブースで準備をされていました。

22:みえるだろうバイストン・ウェル/MIQ
-MC-


アンコールはアニメ「聖戦士ダンバイン」よりエンディングから。本曲はオリジナル版のアレンジでした。
MIQさんは柔らかで広がりある歌声を披露されながら、一階席、二階席の観客を感慨深げに見渡されていました。

23:ダンバインとぶ/MIQ たいらいさお 新井正人 米倉千尋 aLf 吉田貴博
         Hi Fu とく? りゅうしん? ひまり? みゆ? 南かおり
-MC-


「+1新たな伝説へ」東京公演ラストはアニメ「聖戦士ダンバイン」よりオープニングを「+1新たな伝説へ」のアレンジ版で。
観客からの「オーラー」を受けたMIQさんが1番をパワフルに歌われるとゲストの皆さんが続々ご登場。
スタッフさんによって譜面台が用意され、ゲストの皆さんはサビなどの随所で歌に参加。
吉田さんはアンコールの「ダンバインとぶ」ではステージ端にパーカッションを設置されて演奏され、
コーラスのお二人とダンサーの皆さんはMIQさんと同じ振り付けをされて出演者全員で一体感を作られていました。

・拍手の中、かおりんの扇動で「MIQさんおめでとーう」とお祝いをされた後、
出演者の皆さんがステージに背を向け、観客と一緒に記念写真が撮影されました。

・記念撮影が終わると演奏、コーラス、ゲストの皆さんが退場され、MIQさんお一人に。
MIQさん「この後サイン会やるのですぐ着替えますね。みなさん本当にありがとうございました!」

閉演BGM:MIQデビュー40周年記念セルフカバーアルバム「+1新たな伝説へ」

MIQさんが拍手で見送られると、かおりんの声でサイン会のアナウンスが行われた後、
来場者、配信視聴者への感謝が述べられ、再び拍手が贈られると、閉演BGMとして「+1新たな伝説へ」が流れ出し、
「MIQデビュー40周年記念コンサート+1新たな伝説へ」東京公演は終演となりました。

待望の開催となったMIQさんのデビュー40周年記念ライブ。
ライブ「スーパーロボット魂」などでお馴染みの楽曲もセルフカバーアルバム版のアレンジで聞く事が出来たり、
「宇宙英雄物語」「エリア88」などの他ではなかなか聞く事が出来ない楽曲も披露される中、
味わい深いスタンダードナンバーや新旧織り交ぜた思わぬカバーも披露された事で
MIQさんが40年間のキャリアで培われてきた歌の力をしっかりと堪能することが出来ました。
MIQさんデビュー40周年おめでとうございます。


サプライズゲスト/たいらいさお 新井正人 米倉千尋 aLf

サプライズ演奏ゲスト/Par.吉田貴博

ダンス/Hi∞Fu(Hi Fu) とく? りゅうしん? ひまり? みゆ?


補足


・会場のロビーにはキングレコードや鮎川麻弥さんなどから贈られた祝花が飾られていました。

・オープニング映像のリハーサルで演奏されていたのは「熱風! 疾風! サイバスター」。

・2024年は1月1日には石川県能登地方を中心とする能登半島地震で多くの被災者が生まれている最中であり、
1月2日には羽田空港で旅客機が海上保安庁機と滑走路上で衝突し炎上した日本航空516便衝突炎上事故もありと
新年早々に様々な事が起きておりました。
MIQさん「なかなか大変な事ですし、今日も体調不良で来られなくなってしまった方もいると聞きました。
     くれぐれも身体はお大事に。今日はせっかく集えたので、声を出して楽しんでいければと思います」

・ずっと「いそしぎ」が大好きだったのの、「いそしぎ」がどういう意味なのかを調べずにいたMIQさん。
数年前にやっと調べて磯にいるシギ(鳥)の名前であると知り、納得されたそうです。

・かおりん「aLfさんが考えるMIQさんの魅力ってどういう所ですか?」
aLfさん「今からMIQさんの魅力をお話すると10時間くらいかかります。皆さん帰れませんよ」
MIQさん「泊まっちゃおうかぁ~」
観客笑。

・新井さん「ミック(MIQさんの愛称)は大和魂を持ってるよね。それでいてアメリカのソウルやジャズを歌ってるからね。
     すごいよね。本当の意味での大和撫子だよね」

・「DADDY! DADDY! DO!」の後半にはMIQさんがダンサーの皆さんお一人づつと踊られる場面も。

・米倉さんは2023年の大晦日に韓国の「第24回 アニサウンドフェスティバル」にご出演されたという事で
ステージ上でMIQさんに韓国のお土産を手渡されていました。

・米倉さんからMIQさんへのお土産は韓国の人気俳優パク・ソンジュンさんがイメージキャラクターを務める
「bibigo」の韓国のりでした。

・終演後のサイン会は多くの観客が会場の外にまで続くほどに列を作り、長時間のものとなりましたが、
MIQさんはライブの疲れを見せること無く、サインに加え写真撮影も行われその力強さに頭が下がりました。

・MIQさん「本当に奇跡の様な40年でした。これからも自分を律して歌っていきます。呑みすぎず!」
観客笑。

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