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TSUBURAYA CONVENTION 2023
ULTRAMAN MUSIC LIVE~ウルトラマン魂2023~
23.11.26 TOKYO DOME CITY HALL

出演/福沢良一(武村太郎) 真夏竜
   前田達也 影山ヒロノブ 松原剛志 ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)
   つるの剛士 濱田龍臣 オーイシマサヨシ 遠藤正明 畠中祐
   佐久間貴生 SCREEN mode(勇-YOU- 雅友) きただにひろし

司会/ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 戸巻大蔵)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.大石彬 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) G.雅友
   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.島田直道 Sax.町田長右衛門)



空想科学特撮シリーズ「ウルトラマン」シリーズを筆頭に、これまで数多くの映像作品を手がけ、
世界中で支持されている円谷プロダクションが2019年に「ファンの皆さまへの感謝を直接伝える場」として
円谷プロ史上最大規模の祭典「TSUBURAYA CONVENTION」、通称ツブコンを開催。

初年となる2019年は東京ドームシティの周辺施設を中心に、
今後の展開される作品の発表会や、円谷プロさんが手がけた作品の歴代出演者や作曲家、研究家によるトークショー、
オーケストラによるコンサート、ホービーショーなど、様々なイベントが2日にわたって開催されて大好評となりました。
隔年での開催を発表していましたが、折しも2020年より新型コロナウイスルの世界的蔓延に伴い
2021年は「TSUBURAYA CONVENTION 2021 SPECIAL PROGRAM」と題してオンライン配信のみで開催。
2023年の今回は新型コロナウイルスに対する対処法が確立されて
日常生活における規制も緩和してきている事を受け、
初回以来の有観客での「TSUBURAYA CONVENTION 2023」の開催が実現しました。

今回のツブコンは「空想の力」をテーマに掲げ、今後の展開される作品の発表会や、
円谷プロさんが手がけた作品の俳優さんや声優さん、歴代出演者によるトークショー、
ウルトラヒーロー達が登場するショー、庵野秀明監督によるセレクション上映、
俳優さんによる撮影会やサイン会が催されました。

その中で今回は「ULTRAMAN MUSIC LIVE~ウルトラマン魂2023~」のレポートです。

今回のツブコン唯一の音楽イベントプログラムである「ウルトラマン魂2023」は、
「アニソンイベントとして名高い『ANIME JAPAN FES』の協力のもと、ウルトラマンシリーズの主題歌を中心に構成し、
豪華アーティストたちがバンド演奏によるプレミアムライブを行ないます。
映像とともにウルトラマンの歴史を目の当たりに出来る貴重な一夜をお楽しみください」という触れ込みで開催。

現在のアニメソングライブの基礎を築いたロボットアニメ作品に特化したライブ「スーパーロボット魂」を筆頭にして、
25年続くアニメソングライブフェスの殿堂「ANIME JAPAN FES」などを仕掛けるバースデーソング音楽出版さんが
特撮作品に特化した「スーパーヒーロー魂」を母体に「メタルヒーロー魂」「スーパー戦隊"魂"」などの細分化したライブに続いて
2017年の「ANIME JAPAN FES2017"夏の陣"」初日に満を持してウルトラマンに特化した「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」を開催。

円谷プロさんの協力を得て公認ライブとして開催された「ウルトラマン魂2017」は
ウルトラマンのみならず円谷プロ作品の楽曲が幅広く取り上げられ、ウルトラマンイベントへの理解の深さを感じる選曲、
ライブならではのここだけの共演もあり、大評判で次回の開催が心待ちにされていました。

円谷プロさんは近年、夏に開催しているウルトラマンの一大であるイベント
「ウルトラマンフェスティバル」や「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」、
年末年始に開催している「ウルトラヒーローズEXPO ニューイヤーフェスティバル」などの夜イベントして
「ウルトラマンソングフェスティバル」「ウルフェス ソングコレクションLIVE」「ULTRAMAN MUSIC LIVE」といった
歌主体のイベントを開催してきましたが、バンドよる生演奏のライブは「ULTRAMAN ROCK DAY」以来久し振り。
しかも前回はバースデーソングさんが円谷プロさんの協力を得て開催された事に対して、
今回は円谷プロさんがバースデーソングさんの協力を得てツブコンの一環として開催された事は、
長年バースデーソングさんのライブに通う身としてはなんとも嬉しく興味深く、
6年ぶりの開催も相まってとても楽しみにしておりました。

また、今回のツブコンはいつくかの演目が定額制動画配信サービス「U-NEXT」において独占配信が実施。
本公演もライブ配信の他、ライブ終了後の12月3日までアーカイブ配信で楽しむ事が出来ました。

会場はツブコンのメイン会場のひとつであるTOKYO DOME CITY HALL。
ステージ上には中央後方に一段高くもうひとつのステージが設けられており、
その中央ステージを囲むように演奏陣、コーラス陣の各ブースが設置されていました。
ステージ前方上方には赤いカーテンがひらいた状態で設置されているほか、
背面は全面銀色の幕が張られており、ステージ上空には大きいスクリーンが設置。
スクリーンには開演までの間、円谷プロさん関係の様々なCMが流れていました。

今回はチケット販売後、早い段階で完売となっており観客の期待度の高さを感じました。
アリーナ席をはじめ、1階、2階、3階のバルコニー席が続々と観客で埋まっていきました。

今回は前方の良席確保を確約する「プレミアム指定席」が販売されており、
特典として特撮「ウルトラマン」においてウルトラマンの胸部についているカラータイマーを模したライトで
ステージ演出と連動して光るギミックが内蔵されている「カラータイマーライト」と
そのカラータイマーライト対応した「MUSIC LIVEオリジナルマルチバンド」、
更に非売品の「MUSIC LIVEオリジナルペットボトルホルダー」が付いていました。

「カラータイマーライト」は「ウルトラマンフェスティバル」や「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」でも
舞台演出の一環として使用されており、2023年から一般でも購入可能になっていたので
「プレミアム席」以外でも持参している観客も多く見られました。

開演時間を少し過ぎた頃、スクリーンに「カラータイマーライト」の連動テスト映像が流れ
観客の「カラータイマーライト」が映像に合わせた色に変わると観客から声が上がっていました。

連動テストが終わって10分ほどすると客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、
観客の拍手の中、演奏陣、コーラスの皆さんがステージ上に登場されいよいよ開演です。

●TSUBURAYA CONVENTION 2023 空想の力

スクリーンに今回のツブコンのテーマである「空想の力」をイメージしたアニメーションが流れる中、
演奏陣、コーラスの皆さんがそれぞれのブースで準備をされていました。

00:メインタイトル (M1T2)~テーマ (M2)/Super Rescue BAND Z旗horns
01:ウルトラマンの歌/福沢良一 真夏竜 
          前田達也 影山ヒロノブ 
          松原剛志 TAKERU 瀬下千晶
            つるの剛士 濱田龍臣 
          オーイシマサヨシ 遠藤正明 畠中祐
          佐久間貴生 勇-YOU- 雅友 きただにひろし
-MC-


ライブの幕開けはオーバーチュアとして特撮「ウルトラQ」よりメインタイトルからオープニング。
バースデーソングさんの「魂ライブ」ではオーバーチュアは生演奏ではない事がほとんどなのですが、今回は生演奏。
2017年の「ウルトラマン魂」でも本曲が生演奏で披露された際は観客から感嘆の声が上がりましたが、
今回も同じく声が上がっていました。しかも今回はZ旗ホーン隊の皆さんも加わってよりパワーアップ。
スクリーンに「ウルトラQ」のオープニング映像が流れる中、ドラムの重低音が基調としたアレンジになっており、
あやしげな演奏が続く中、出演者の皆さんがゆっくりとステージ上に集合されていました。
特撮「ウルトラQ」オープニングが終わるとそのまま特撮「ウルトラマン」よりオープニングを全員で大合唱。
観客も一緒になって歌う中、後半には後方中央ステージにウルトラマンが登場し、オープニングに花を添えていました。

・前回に引き続き司会進行を担当されるボイジャーのTAKERUさんと瀬下千晶さんが
「ウルトラマン魂」が6年ぶりに、しかもツブコンで開催される事を喜びながらご挨拶。
・TAKERUさん「ご覧ください、豪華な出演者の皆様。たぶん地球上でここが一番安全だと思いますよ」
千晶さん「守られてますよ皆さん!」
・ここでTAKERUさんの案内で出演者の皆さんがお一人づつ紹介され、皆様順番にご挨拶されていました。

・TAKERUさん「みなさん、盛り上がる準備は出来てますかぁ!?」
観客「おぉっぉおおおおおおおぉおおおおおお」
TAKERUさん「一緒に歌ってくれますかかぁっ!?」
観客「おぉっぉおおおおおおおぉおおおおおお」
TAKERUさん「それでは思いっきり楽しんでいってください!!」

02:オーブの祈り/影山ヒロノブ with ボイジャー

オープニングブロックは特撮「ウルトラマンオーブ」よりオープニングからスタート。
原曲はボイジャーのお二人と2022年にご逝去された水木一郎さんと共に歌われた本曲ですが、
今回は水木さんと親交が厚く、弟分として共にアニメソング界を牽引されている影山ヒロノブさんとご一緒に。
影山さんが水木さんを引き継いで歌われたというだけでたまらないものでしたのに
水木さんと同じ振り付けをボイジャーのお二人と共に行われたのも非常にうれしく、
後半には後方中央ステージからウルトラマンオーブ(オーブオリジン)も登場して盛り上がりに加わり、
更に後奏時にはスクリーンに水木さんの写真が映し出され、お三方がそれを見つめたり手を振るシーンもあり、
ライブが始まったばかりでしたが目頭が熱くなるばかりでございました。

03:英雄/遠藤正明
04:Buddy, steady, go!/勇-YOU- from SCREEN mode 畠中祐
05:GO AHEAD~すすめ! ウルトラマンゼロ~/つるの剛士 with ボイジャー
-MC-


熱気をそのままに遠藤正明さんのご登場で特撮「ウルトラマンネクサス」よりdoaの皆さんの初代オープニングをカバー。
遠藤さんはご自身のカバーアルバム「ENSON3 COVER SONGS COLLECTION Vol.3」で本曲をカバーされており、
過去にウルトラマン関係のライブで「ENSON3」版のカラオケで歌われていた事はありましたが、今回は原曲版のアレンジで歌唱。
根強い支持を集める曲だけに観客も大合唱する中、ウルトラマンネクサス(アンファンス)も駆けつけていました。
続いては特撮「ウルトラマンタイガ」より寺島拓篤さんが歌われたオープニングを、寺島さんと同じく声優である勇さんと畠中祐さんがカバー。
お二人それぞれの個性ある歌声で交互に歌われる中、ウルトラマンタイガも登場し、瑞々しく会場を盛り上げていました。
オープニングブロック最後はつるの剛士さんとボイジャーのお二人による特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」オープニング。
原曲は水木さんとボイジャーのお二人による楽曲の為、歌う前に「アニキに届けェエエ!」と盛り上げるつるのさん。
水木さんとボイジャーのお二人がされていたハンドサインを交え歌われる中、ウルトラマンゼロも登場しステージを楽しんでいました。

・ゼロを見送って改めてボイジャーのお二人がつるのさんをご紹介。
・TAKERUさん「この曲は水木のアニキとボイジャーが歌わせていただいた曲ですが、どうですか?」
つるのさん「逆にどうでした?」
TAKERUさん「皆さん最高でしたよね!!」
観客拍手。
つるのさん「ありがとうございます。水木さんにはね、色々と良くしてもらったので淋しいんですけれども、
      水木さんの魂はこうやって受け継がれて行くので、これからも大切に伝えて行きましょう!
      アニキ見てますかー!! ッゼェエエエエエエエット!!!」

06:ウルトラマンマックス/松原剛志
07:ウルトラマンX (間奏カット)/ボイジャー
~ウルトラマンギンガの歌2015 (間奏カット)/ボイジャー
08:インパーフェクト/オーイシマサヨシ
09:ウルトラマンガイア!/松原剛志
-MC-


つるのさんとボイジャーのお二人が退場されるとバンドの皆さんが各々音を鳴らす中、
後方中央ステージに松原さんが登場されて歌われたのは、特撮「ウルトラマンマックス」よりオープニング。
松原さんがProject DMMの一員として歌われた本曲。今回はお一人ながら颯爽としたステージングでご披露。
後半にはウルトラマンマックスも登場し、松原さんに誘われて盛り上がりに加わっていました。
ボイジャーのお二人が「マックスの後はエックスでユナイトだ!」と登場され、特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンX」よりオープニング。
観客も手をクロスさせて盛り上がる中、「友よいざユナイト」の箇所でウルトラマンエックスも登場。

ボイジャーのお二人と共にステージを楽しまれ、エックスが見送られると

そのまま特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガ」より「ウルトラマンギンガの歌」を
映画「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!」で再度アレンジされた「ウルトラマンギンガの歌2015」へ。
続編である特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガS」でお二人がゲスト出演された第12話「君に会うために」と
最終話「明日を懸けた戦い」で見せたダンスを交えて歌い踊られる中、ウルトラマンギンガも登場して盛り上がりに加わりました。
特に後奏の「アーアーアーアーアー」ではTAKERUさんの扇動で会場が大合唱になる光景はたまらないものがありました。
続いては後方中央ステージからオーイシマサヨシさんがご登場。歌われたのはアニメ「SSSS.DYNAZENON」よりオープニング。
歌い出された途端、観客のどよめきと大歓声が印象的。オーイシさんならではの高揚感ある歌声で観客を盛り上げられた後は
松原さんが登場され、特撮「ウルトラマンガイア」よりオープニング。この曲も前奏から観客の歓声が凄かったのが印象的。
原曲は田中昌之さんと大門一也さんのデュエットですが、今回は松原さんお一人でお二人分を颯爽と歌われていました。
中盤にはウルトラマンガイアV2が登場。階段から飛び降り両足で大地をしっかり踏みしめる独特な着地方法を披露すると観客から大歓声。

松原さんと入れ替わりに勇さんと雅友さんがご登場。
・勇さん「次は僕達、SCREEN modeの楽曲を聞いてもらいたいんですけれども、
    サビの最後に『デッカー』とか『Wake UP』という言葉が出てくるんですけれども、
    その所では一緒に手をあげて楽しんでいただければと思います!」

10:Wake up Decker!/SCREEN mode
11:カナタトオク/影山ヒロノブ
12:僕らのスペクトラ/きただにひろし
13:TAKE ME HIGHER/佐久間貴生


SCREEN modeのお二人が歌われたのは特撮「ウルトラマンデッカー」よりオープニング。
歌われながら観客を扇動する盛り上げ上手な勇さんとクールな雅友さんのギターで観客が盛り上がる中、
中盤にはウルトラマンデッカー(フラッシュタイプ)が登場し、お二人と共にステージを楽しんでいました。
続いては影山さんのご登場で同じく特撮「ウルトラマンデッカー」より初代エンディング。
Z旗ホーン隊の皆さんによる演奏も軽やかに、影山さんは客席を見渡しながらとても楽しそうに歌われていました。
後方中央ステージにきただにひろしさんが登場され、当時放送中の特撮「ウルトラマンブレーザー」よりオープニング。
きただにさんが情感たっぷりのステージを披露される中、中盤になるとウルトラマンブレーザーが登場。
観客の盛り上がりに見様見真似しつつ、きただにさんの歌声に徐々に高揚して来た様子でポーズを披露されていました。
特撮「ウルトラマンティガ」よりV6の皆さんが歌われたオープニングの前奏が聞こえると観客大歓声、
「みんなこの曲聴きたかったんじゃないのぉっ!?」と佐久間貴生さんがご登場され、めいっぱい煽りながら独特の高音でご披露。
中盤にはウルトラマンティガ(マルチタイプ)も登場し、佐久間さんと共に観客を盛り上げていました。

~休憩~

ティガに続いて佐久間さんが「後半戦も全力で楽しんでいきましょう」退場されると
演奏陣、コーラスの皆さんもご退場。ここでアナウンスが流れ15分間の休憩時間へ。
休憩時間中はスクリーンに、円谷プロさん関係の様々なCMが流れていました。
間もなく開演時間である旨がアナウンスされ、観客が客席に戻りしばらくすると
演奏陣の皆さんがステージ上でそれぞれの準備をされ、会場の照明が暗くなり後半へ。

14:ご唱和ください 我の名を!/遠藤正明
15:Promise for the future/畠中祐
16:GEEDの証/朝倉リク(濱田龍臣) with ボイジャー
17:Spirit/松原剛志
18:Trigger/佐久間貴生
19:Hands/オーイシマサヨシ
20:ウルトラマンメビウス/松原剛志 with ボイジャー
-MC-


荘厳な音色と共に後方中央ステージに遠藤さんが登場され「後半戦もご唱和しようぜ」の言葉から、
痛快なロングトーンから特撮「ウルトラマンゼット」よりオープニングで後半スタート。
「ウルトラマンゼット」専用衣裳でパワフルな歌声を披露される中、ウルトラマンゼット(オリジナル)も登場。
遠藤さんと一緒に観客のご唱和を全身で浴びて嬉しくなったのか、退場する方向を間違えるコミカルな一面も。
遠藤さんと入れ替わりに畠中さんが登場され、同じく特撮「ウルトラマンゼット」より二代目エンディング。
ゼットさんの声を担当されている畠中さんは裏声を交えて実直な歌声を披露されていました。
続いて演奏陣の皆さんが楽器を鳴らす中、ウルトラマンジード/朝倉リク役を演じられている濱田龍臣さんと
ボイジャーのお二人が飛び込むようにステージにご登場。勢いそのままに特撮「ウルトラマンジード」よりオープニングへ。
お三方それぞれにアイコンタクトをとりながら伸びやかに歌われる中、ウルトラマンジード(プリミティブ)が登場。
龍臣さんとジードが肩を組まれた場面では観客から大きな歓声が起こっていました。

続いて後方中央ステージに松原さんがご登場。イントロと共に大歓声が起こったのは特撮「ウルトラマンコスモス」のオープニング。
Project DMM当時と同じ振り付けを交え優しく歌われ、ハイキックを軽やかに披露されていました。
後半にはウルトラマンコスモス(ルナモード)が応援に駆けつけて松原さんと向き合われる場面も。
続いては佐久間さんが登場され、特撮「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」よりオープニング。
「声出せ!」と観客を大いに煽りながらダイナミックなパフォーマンスと鋭い高音で歌われる中、
後半にはウルトラマントリガー(マルチタイプ)が登場し、堂々とした立ち姿で客席に手を振っていました。
ハッピーなオレンジ色の照明の中、オーイシさんが登場され、特撮「ウルトラマンR/B」よりオープニング。
オーイシさんの扇動でサビで手を左右に振る独特な振り付けが揃う光景は実に圧巻。
後半にウルトラマンロッソ(フレイム)とウルトラマンブル(アクア)が登場されると「イサ兄! カツ兄!」とオーイシさん。
ロッソとブルは持ち前の若々しさで観客を盛り上げ、サビの振り付けもオーイシさんと一緒に行われていました。
そしてこちらもイントロで大歓声が起こった特撮「ウルトラマンメビウス」よりオープニングを
オリジナルを歌われているProject DMMの一員である松原さんが同曲をカバーされているボイジャーのお二人と共に。
一番ではオリジナルのProject DMMの皆さん版、二番はカバーのボイジャーの皆さん版の振付とコーラスをされ
終始観客も一緒に大合唱状態で、後半にウルトラマンメビウスが登場した事で更に盛り上がっていました。

・メビウスを見送り、松原さんとボイジャーのお二人でトーク。
・TAKERUさん「もう休憩なんか無かったんじゃないかってくらいにノンストップでやってきましたが、
      まだまだ聞きたい曲があるんじゃないですか?」
観客「おぉぉおぉおおおおおおおおお」
千晶さん「このままじゃ帰れないですよね?」
観客「おぉぉおぉおおおおおおおおお」
TAKERUさん「最後まで楽しんでくれますよ!?」
観客「おぉぉおぉおおおぉおおおおおおおおお」
TAKERUさん「なんか、松原さんも無いですか?」
松原さん「そうですか。この後もみんな歌が聞きたいかァアアアイ!?」
観客「おぉぉおぉおおおぉおおおおおおおおおおぉおおおお」
TAKERUさん「この勢いのまま、お待たせしましたレジェンドコーナーです!!」
観客「おぉぉおぉおおおぉおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおおおぉ」

21:ウルトラマンダイナ/前田達也
22:ULTRA HIGH-Returns/影山ヒロノブ
23:君だけを守りたい/つるの剛士


ラストブロックのレジェンドコーナーは特撮「ウルトラマンダイナ」よりオープニングから。
前田達也さんが「一緒に歌いましょう!」と登場され、独特の柔らかい高音で伸びやかに歌われる中、
後半には後方中央ステージにウルトラマンダイナ(フラッシュタイプ)が登場。、
階段を降りながら踏み外して尻餅をついてしまったものの、その後は親指を立て逞しく盛り上げていました。
続いては影山さんのご登場で、同じく特撮「ウルトラマンダイナ」より影山さんがボーカルのバンドLAZYが担当した
二代目エンディングを2023年にEDM調に再アレンジし、ソロとして再録音されたバージョン。
影山さんは「ダイナのGUTSに負けないように!」と話され、サビの「ULTRA」では客席にマイクを向けて楽しそうに歌われていました。
そして影山さんとハイタッチされながらウルトラマンダイナ/アスカ・シンを演じられたつるのさんが登場され、
同じく特撮「ウルトラマンダイナ」より中島文明さんが歌われた初代エンディングをつるのさんのカバーアルバム「つるのうた」版で。
「オレは君だけを守りたい」と劇中の台詞と変身アイテムであるリーフラッシャーをかざし変身ポーズをご披露されたり、
ソルジェント光線orスペシウム光線のポーズをとったり、決め台詞の「ラジャー」を交えながら情熱的な歌声で盛り上げていました。


「行くぞ、アストラァ!! 行くぞ、ゼロ! ……レオォオオオオオオオオオオ!!!」


24:ウルトラマンレオ/真夏竜
25:ウルトラマンタロウ/福沢良一 アップル・パイ


生台詞に観客が大歓声あげる中、ウルトラマンレオ/おおとりゲンを演じられた真夏竜さんが登場され、特撮「ウルトラマンレオ」より初代オープニング。
真夏さんの生台詞も相まって、真夏さんの歌声に応える様な観客の大合唱は物凄い勢いでした。
間奏で劇中の台詞を披露されると後方中央ステージからウルトラマンレオが登場。真夏さんと顔を合わせ、
レオと弟のアストラによる合体技であるウルトラダブルフラッシャーを披露されると会場が割れんばかりの大歓声が起こりました。
ラストは武村太郎さんこと福沢良一さんのご登場で、特撮「ウルトラマンタロウ」よりオープニング。
福沢さんが独特の軽快なステップで楽しそうに歌われ、観客はコーラスのアップルのお二人と一緒に大合唱。
二番の「そしてタロウがやってきた」と同じタイミングでウルトラマンタロウが登場し風格たっぷりに観客を盛り上げていました。


-アンコール-
-MC-


タロウに続いて福沢さんが退場されると、コーラス、演奏陣の皆さんもステージから退場され、
しばらくすると観客の拍手が手拍子に変わり、更にアンコールの声がおこりました。

・観客のアンコールの中、演奏陣、コーラスの皆さんが登場され、続いてボイジャーのお二人がご登場。
・TAKERUさん「なんでしょうみんなと作り上げたこの光の空間!」
千晶さん「もうね、この空間を丸めてポケットに入れて持って帰りたい!」
TAKERUさん「ねーよくわからないですけど」
千晶さん「胸いっぱいって事です」 
観客笑。
・ここでボイジャーのお二人がバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんをお一人ずつご紹介。
お一人お一人に観客から拍手と歓声が贈られていました。
・続いてお二人に呼びこまれて今回の出演者の皆さんが続々とステージにご登場。
・しばらく観客の声援を届ける時間があり、ここで出演者の皆さんからひと言づつご挨拶がありました。
・このライブの翌日に結成10周年を迎えるSCREEN modeのお二人。
勇さん「一足早く、皆さんから誕生日プレゼントをもらったような気持ちです!」
・松原さん「僕はProject DMMとして20年くらい前に全国キャンペーンやイベントを沢山やってました。
     その時に来てくれた子達がおおきくなって会場や配信で見てくれていると思うと、とても胸が熱いです!」
・つるのさん「神棚から持ってきたリーフラッシャーで皆さんからGUTSりもらった光を持って帰りたいと思います。
      そして水木のアニキ!! 聞こえてますか!! めっちゃ盛り上がってるゼェェエエエエエッ!!」
・龍臣さん「ジーっとしててもォ!?」
観客「ドーにもならねぇえええええ!!」
・オーイシさん「どもーウルトラマンホッソことオーイシマサヨシですーぅ」
TAKERUさん「細いなー、細いよなー」
オーイシさん「すいません少しだけ告知なんですが、来年の3月2日に武道館でライブをやるんですけれど、
       なんと! ロッソとブルが来てくれます!」
観客拍手。
オーイシさん「自分のライブでも"空想の力"を発揮したいと思います!」
・影山さん「自分の世代は幼稚園の頃に『ウルトラQ』がはじまって、ちょっと怖いけど、みんな見てました。
     小学校にあがって『ウルトラマン』がはじまりました。もうクラス全員見てました!
     そういう世代なんで今日は感無量でした!!!」

・TAKERUさん「皆さんと最後に何を歌おうかと思ったんですけど、放送55周年のあのウルトラマン!」
千晶さん「これを歌わずしてね、帰れませんよ」
TAKERUさん「それでは最後の曲、行きましょう!!」

26:ウルトラセブンの歌/福沢良一 真夏竜 
           前田達也 影山ヒロノブ 
           松原剛志 TAKERU 瀬下千晶
             つるの剛士 濱田龍臣 
           オーイシマサヨシ 遠藤正明 畠中祐
           佐久間貴生 勇-YOU- 雅友 きただにひろし


「ULTRAMAN MUSIC LIVE~ウルトラマン魂2023~」のラストはこの年に放送55周年間を締めくくられた
特撮「ウルトラセブン」よりオープニングを出演者全員で。観客も一緒に大合唱する中、
二番になると後方中央ステージにウルトラセブンが登場して、会場を見守っていました。
セブンが階段を降りてメインステージに登場し、隣に立たれた時に真夏さんがしみじみと見つめられていたり、
龍臣さんは歌詞に合わせてポーズをとるなど、出演者の皆さんがそれぞれ思い思いに歌われておりました。

TAKERUさん「これからもウルトラマンをよろしくおねがいします!!」

観客から拍手が贈られる中、出演者、演奏陣の皆さんが退場されていき、
全員が退場されるのを見守った後、最後にセブンがポーズをとってから退場していき、ステージ上が暗くなりました。


閉演BGM:戦え! ウルトラマン (1C)
~帰ってきたウルトラマン
~交響曲「ウルトラコスモ」第1楽章 太陽をこえて


暗くなったステージに特撮「帰ってきたウルトラマン」より主題歌候補曲「戦え! ウルトラマン」が流れだし、
スクリーンに特撮「帰ってきたウルトラマン」においてウルトラマン(ウルトラマンジャック)/郷秀樹を演じられ、
「戦え! ウルトラマン」やオープニングを歌われ、この年に肺がんの為ご逝去された団次朗さんの写真映し出されると
客席の方々から団さんに感謝を伝える言葉がステージに投げかけられていました。
「戦え! ウルトラマン」が流れ終え、終演のアナウンスが流れて観客が帰り支度をして行く中、
しばらくして同じく特撮「帰ってきたウルトラマン」よりオープニングが流れ出すと
観客の多くが帰路に着く足をとめ、自分達の席で手拍子や大合唱を行い、団さんを追悼していました。

「帰ってきたウルトラマン」が流れ終え、作曲家の冬木亨先生よるウルトラマンシリーズの楽曲を集めた
「交響曲『ウルトラコスモ』第1楽章 太陽をこえて」が流れ出すと観客がそれぞれ退場していき、
「TSUBURAYA CONVENTION 2023」「ULTRAMAN MUSIC LIVE~ウルトラマン魂2023~」は終演となりました。

ツブコンの一環として6年ぶりに帰ってきた「ウルトラマン魂」。
冒頭から原曲の歌手の方々に何かしらゆかりがあるカバーコーナーが設けられたり、

ウルトラ戦士たちも駆けつけたりとこれまでの魂ライブに無い試みが設けられていてとても新鮮さを感じました。

上演時間が決まっている為か、ほぼノンストップで展開されていき、
なるべく多くの楽曲を披露しようという試みを感じられその勢いに圧倒されました。
ニュージェネレーション作品を中心にしつつも後半にレジェンドコーナーが設けられ
水木さん、団さんへの追悼も込められウルトラシリーズの歴史を作った方々への敬意も感じました。
予想を越えて期待に応える内容でしたが欲張りなものでもっと多くの楽曲が聞きたくなってしまい
ツブコンを含めて今後の展開にとても期待しています。



ウルトラマン ウルトラセブン
ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ
 
ウルトラマンティガ(マルチタイプ) ウルトラマンダイナ(フラッシュタイプ) ウルトラマンガイアV2
ウルトラマンコスモス(ルナモード) ウルトラマンネクサス(アンファンス) ウルトラマンマックス ウルトラマンメビウス

ウルトラマンゼロ ウルトラマンギンガ ウルトラマンエックス
ウルトラマンオーブ(オーブオリジン) ウルトラマンジード(プリミティブ)
ウルトラマンロッソ(フレイム) ウルトラマンブル(アクア) ウルトラマンタイガ ウルトラマンゼット(オリジナル)
ウルトラマントリガー(マルチタイプ) ウルトラマンデッカー(フラッシュタイプ) ウルトラマンブレーザー 


補足


・今回披露されたオープニングテーマではスクリーンにそれぞれの作品のオープニング映像(概ね第1話)が流れ、
1番が終わるとライブタイトルのロゴと歌唱者の名前が表記されていました。
エンディングテーマでは映像は流れず、ライブタイトルのロゴと歌唱者の名前が表記にとどまっていました。

・ウルトラ戦士たちもオープニングテーマ時にご登場。ほとんどの戦士が二番終わりあたりに中央ステージから登場し、
メインステージに移動後は変身、光線、決めポーズなどを披露しつつ歌手の皆さんと盛り上げ、
曲が終わる前に退場していきましたが、ウルトラマンロッソとウルトラマンブルに関しては中央ステージではなく
メインステージの左右から登場し、オーイシさんと肩を組んで退場されて行きました。

・千晶さん「イヤーホント凄い。みなさん!! ……………………楽しいですねっ!!」
オーイシさん「なんてなんて?」
TAKERUさん「みなさんすみません。ちゃんと準備してから言おうね」
千晶さん「想いが先走っちゃって」
観客笑。

・千晶さん「今日は、影山のアニキ、そして皆さんのお力、お借りします!!」

・TAKERUさん「ライブはまだまだ始まったばかりですけども、つるのさんいかがですか?」
つるのさん「もうこんなに汗びっしょりになってしまいました」
TAKERUさん「ホントに滝の様な汗が」
千晶さん「黄金の、黄金の汗ですね」

・「ウルトラマンX」と「ウルトラマンギンガの歌2015」は二番終わりの間奏が省略され、よりスピーディーなアレンジになっていました。

・ウルトラマンガイアがV2で登場されたのは今回のツブコンにおいて
フィギュアシリーズ「S.H.Figuarts(真骨彫製法)」での商品化が発表されたからでしょうか。

・「Hands」ではオーイシさんが客席最前列のちいさいおともだちと握手をされる場面もありました。

・TAKERUさん「『メビウス』はDMMの皆さんが光を放たれて、僕らが光を受け継いでカバーさせてもらったんですけれど、
      もう好きがあふれて松原さんに抱き着いてしまいました」
観客笑。
千晶さん「それを横目で見ていて私もここぞとばかりに松原さんの方に行っちゃいました」
松原さん「ハハハハ」

・真夏さんが間奏で披露された台詞は
「その顔はなんだ!? その目はなんだ!? その涙はなんだ!! そのお前の涙でこの地球が救えるのか!?」
この台詞は特撮「ウルトラマンメビウス」第34話「故郷のない男」でのおおとりゲンの台詞ですが、
元々は特撮「ウルトラマンレオ」第四話「男と男の誓い」でゲンがモロボシ・ダンから言われた言葉でもあります。

・ウルトラダブルフラッシャーはレオが前、真夏さんが後ろでした。

・真夏さん「みんな、元気で生きろよ!!」

・つるのさん「団さんありがとー!!」

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