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福山芳樹×さかもとえいぞう 「もしも2人が高校の同級生だったら」東京公演
23.4.23 目黒Blues Alley Japan

出演/福山芳樹 さかもとえいぞう

演奏/AG&Pi.福山芳樹 AG.さかもとえいぞう カラオケ



バンドHUMMING BIRDの活動中に関わったアニメ「マクロス7」の主人公・熱気バサラの吹き替えボーカルをはじめ
アニメ「OVERMAN キングゲイナー」やアニメ「武装錬金」など、数多くのアニメソングを歌われている福山芳樹さん。
ANTHEM、練馬マッチョマン等のバンド活動を経てアニメソングをへヴィメタルにアレンジした
へヴィメタルバンドANIMETALのボーカルを担当され、一躍世間の注目を浴びたさかもとえいぞうさん。

それぞれがソロ活動の他にも数多くのバンドでの活動をされているお二人の
共通点は福山さんが1963年9月生まれ、えいぞうさんが1964年2月生まれの同学年である事と
2000年にアニメの為の歌を作り歌う事を目的に結成されたユニットJAM Projectのメンバーである事。
えいぞうさんは旗揚げから2002年まで、福山さんは2003年から現在までと
在籍期間こそ重なってはいませんが、ユニット内では同じ高音域のパートを担当されています。

そんなお二人は2006年にインターネットラジオ「くまちゃんのアニメチックランド」で初共演。
幼少期や青年期に影響を受けた音楽は好対照な印象をうけていたお二人が共演を機に意気投合。
以後、お互いのライブを観覧に行くなどしており、JAM Projectのライブ以外では
2011年のライブ「TNE Presents "ACOUSTIC PARK Vol.4"」で初本格的に共演。
以降も親交を深めていっていたお二人が今回、ツーマンライブを開催されました。

お二人の共演を拝見するのは2011年のライブ「TNE Presents "ACOUSTIC PARK Vol.4"」以来。
仲がとても良いながら同じステージに立たれる事がなかなかないだけにとても楽しみにしておりました。

今回は「お二人がもしも2人が高校の同級生だったら、どんな高校生活を送り、
どんな音楽を一緒に演奏しただろうと過去にタイムスリップして青春を謳歌する特別なライブ」
というコンセプトで名古屋と東京で開催されました。今回は東京公演のレポートです。

東京公演の会場は"音と食の饗宴"を掲げる、食事も楽しむ事が出来るライブハウス目黒Blues Alley Japan。
観客は整理番号順に入場後は自由席なのでそれぞれの思い思いの席に着座。
落ち着いた大人の雰囲気が漂う店内にはBGMとして福山さんとえいぞうさんの楽曲が流れており、
客席には大きい柱があり、テーブルによってはステージ上が見えなくなる為、
会場内の方々にモニターやスクリーンがあり、開演までの間は食事のメニューや今後のライブの予定が映されていました。

ステージの後方にはグランドピアノがあり、前方には福山さんと英三さんそれぞれのマイクスタンドや
椅子、譜面台がセッティングされていました。

今回は観客はドリンクやフードを楽しみながらライブを鑑賞できる為、
限定のスペシャルドリンクメニューも用意されていました。
アルコールはえいぞうさん命名の林檎の白玉付きブルーハワイカクテル「ハッとしてキュン」。
ソフトドリンクは福山さん命名のメロン付きクリームソーダ「青春という名のクリームソーダ」。
それぞれ多くの観客が注文しており、開演前に「ハッとしてキュン」は売り切れていた様子です。

2020年より世界的に蔓延している新型コロナウイスルの影響で、外出時のマスク着用の推奨や
ライブでの発声は禁止されてきていましたが、諸々の感染予防対策が浸透してきている事もあり、
ライブ・コンサートでは公演によって発声可能なものも増えてきていました。
今回の公演は特にアナウンスなどは無かったですが、マスク着用であれば上演中の声出しは可能になっていた様です。

開演5分前になると開演にあたっての諸注意がアナウンスされ、開演時間を少し過ぎた頃、
客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、いよいよ開演です。

00:Dedication/SE
-MC-
01:Crazy Fire Dance/さかもとえいぞう
02:Shout! Smile! Shine!/さかもとえいぞう
-MC-


Bay City Rollersの「Dedication」が流れる中、客席後方からえいぞうさんがご登場。
観客の拍手の中、客席の間を縫ってステージにあがられるとアコースティックギターを持ち調弦。
ご挨拶の後、歌われたのはアルバム「アコギハンサムマン2」より「Crazy Fire Dance」。
自己紹介な歌詞とえいぞうさんならではのクセになる曲調を軽快な歌声とアコギ演奏で披露された後は
そのままアルバム「さかもとえいぞう ゴールデンヒッツ」「アコギハンサムマン1」より「Shout! Smile! Shine!」へ。
明るく爽やかな中に哀愁を感じるハンサムな歌いぶりで軽やかに会場を盛り上げていました。

・改めてえいぞうさんがご挨拶。
・今回はえいぞうさん、福山さんそれぞれのソロの後、休憩を挟んでお二人のステージという構成。
・前日の22日に行われた名古屋公演も大盛況だったそうです。
えいぞうさん「意外にに我々二人ともナーバスな部分がございまして、昨日盛り上がった分、
       昨日がMAXだったと思われないようにしようねと楽屋で二人で話しておりました」
観客笑。
・えいぞうさん「色んな所で言ってるんですが、ワタクシはオリジナル曲の5倍、人の曲がレパートリーです」
観客笑。
えいぞうさん「やはりANIMETALで300曲くらい。人の曲で飯を食っているようなものですね。
       今日は何をやろうかと思いましたら、やはり皆さんが喜んでいただけるような曲をやろうと。
       ここで『のらくろ』ですとか『突撃! ヒューマン!!』を歌っても昭和30年代生まれの人しか喜びませんからね」
観客笑。
えいぞうさん「なのでJAMで関わった人の歌を歌ってみようと。悪く言えば元メンが人の曲で飯を食おうと……」
観客笑。

03:ウィーアー! (1C)/さかもとえいぞう
-MC-


ここからはJAM Projectメンバーが歌われたアニメソングをえいぞうさんがカバー。
まずはきただにひろしさんが歌われたアニメ「ONE PIECE」より初代オープニング。
えいぞうさんのからりとした歌いぶりに観客も手拍子で盛り上がりに加わりました。

・えいぞうさん「お願いですから、オレの曲よりも盛り上がってね。それが正解だからね」
観客笑。
・最近、スペイン語でアニメソングを歌う試みをされているえいぞうさん。
「ウィーアー!」のサビの部分「We are, We are on the cruise!」がとても覚えやすいとか。
えいぞうさん「これを皆さんにお教えするのは、別にきただに先生が歌っている時に
       客席でスペイン語で歌う事で彼を戸惑わせようという意図では無いですよ?」
観客笑。
えいぞうさん「『We are, We are on the cruise!』は『フントスフントスナベガール(Juntos,juntos navegar!)』って言ってるんですよ。
       ちょっとやってみましょうか」

03.3:ウィーアー!-スペイン語ver- (ラストのみ)/さかもとえいぞう
-MC-
03.6:ウィーアー!-スペイン語ver- (ラストのみ)/さかもとえいぞう 観客
-MC-
03.9:
ウィーアー!&ウィーアー!-スペイン語ver- (ラストのみ) /さかもとえいぞう 観客
-MC-


えいぞうさんがお手本として「We are, We are on the cruise!」の部分をスペイン語で歌われた後、
観客にも一緒に歌うように促し、一緒に歌った後、最後に「国境を越えようじゃないか」と投げかけ、
えいぞうさんは英語、観客はスペイン語で歌われ、会場を和やかに盛り上げられました。
「お付き合いいただきありがとうございます。皆様ご自身に拍手を!」と結ばれていました。

・続いては遠藤正明さんの楽曲。
・えいぞうさん「色んな所でJAMのカバーバンドと一緒に歌う事があるんですけど、ホントに彼に憧れている少年は多いですね。
       この中にもいるかもしれませんね。遠藤正明に憧れている人。一言言っときます。やめろ」
観客笑。
えいぞうさん「絶っ対無理だから。あの超人的な歌は基本がしっかりしていないと無理なんですよ。
       ですが、彼を目指すならこの曲を練習しましょう、という曲があります。
       それが、『戦士よ、起ち上がれ!』と今から演る『ZORRO』という曲です」
一部の観客「おぉぉお」 
えいぞうさん「知ってます? 『ZORRO』は彼の中でも初期のアニソンで、僕がJAMに在籍していた時期に
       影山(ヒロノブ)さんと一緒にやられていたライブ『アコギな二人旅だぜ!!』に出させてもらった時に弾いてたり、
       一緒にブラジルに行った時にお二人がギターだけで何万人の人を熱狂させていたんですね。
       あれを見てアコースティックギターをやろうと思ったんですよ」

04:ZORRO (1.5C)/さかもとえいぞう
-MC-


続いては遠藤正明さんの楽曲から、アニメ「衛星アニメ劇場 快傑ゾロ」よりオープニング。
遠藤さんの楽曲の中でもいぶし銀の魅力な本曲をえいぞうさんならでは哀愁を感じる歌声でご披露。
まさか今回この曲が聞けるとは思わなかっただけに驚くと共にとても嬉しかったです。

・続いては福山さんの楽曲からえいぞうさんが選ばれたのは「真赤な誓い」。
・えいぞうさん「福ちゃんがライブの最後の最後に『真赤な誓い』を死にそうになりながら歌ってるのが、愛しくて」
観客笑。
えいぞうさん「この曲の何が彼を苦しめているのかを今回自分なりに分析してみました。
       まずは僕が歌ってみますね。リハーサルで歌えなかったので出来るか心配ですが」

05:真赤な誓い (1C)/さかもとえいぞう
-MC-


福山さんが歌われたアニメソングの中から前途の様にアニメ「武装錬金」よりオープニング。
リハーサルでは歌えなかったというえいぞうさんですが、突き抜けるような歌いぶりをご披露。

・突き抜けるような歌いぶりだったものの、やはり歌うのが大変だった様子のえいぞうさん。
えいぞうさん「この先、何十年、何百年歌うかわからないけど、フルでこの曲は歌わない」
観客笑。
えいぞうさん「幼い日の事を思い出したもん」
・福山さんがこの曲のどこに苦しめられているかを1セクション毎に歌いながら考察。
えいぞうさんの福山さんと曲に対する分析が的確で観客の共感を得て笑いを誘っていました。

05.5:真赤な誓い (1C)/さかもとえいぞう 観客
-MC-


「こんなに偉そうな事を言ってるオレも福ちゃんの様に死んでみたくなった」という事で
もう一度「真赤な誓い」を今回は観客と一緒に歌ってみる事に。
途中で観客だけに歌わせようとしたえいぞうさんでしたが、歌詞がわからない様子。
「歌詞覚えろー!」と結局えいぞうさんが歌われるという一幕もありました。

・ここでアコギを降ろし、ハンドマイクに変えられたえいぞうさん。
・えいぞうさん「これまで5曲中、3曲が人の曲という……」
観客笑。
えいぞうさん「でも最後は自分の曲です。これはANIMETALの時に歌った曲なんですけど、
       ANIMETALというと『とべー!』とか『パイルダァアーオォーン』とか
       激しい曲のイメージですが、バラードを。1997年の『るろうに剣心』の映画の歌ですね。
       オープニングをL'Arc-en-Cielが歌いエンディングをANIMETALが歌いました」

06:永遠の未来/さかもとえいぞう

映画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌」よりANIMETALによるエンディングをカラオケで。
個人的にとても思い入れが強くて大好きな曲で、まさか今回聞けるとは思いませんでした。
えいぞうさんの濁りの無い綺麗な歌声は当時と変わらずにとても魅力的で、しっかりと噛みしめながら聞き入りました。
後奏でのアドリブとシャウトが原曲そのままだったのもたまらないものがありました。

退場BGM:永遠の未来 (カラオケ)

・拍手の中、「永遠の末来」のカラオケが流れ出し、えいぞうさんがステージを降りて客席を縫いながらご退場。
・当方の席からは退場後の楽屋へ通じる通路のお姿も見る事が出来たのですが、
退場されたえいぞうさんをアコギを携えた福山さんが迎えられ、ハイタッチと握手を交わされていました。

6.5:SE
-MC-


銃声からはじまるウェスタン調の音楽が流れる中、福山さんがアコギと共に客席にご登場。
テーブルの合間を縫ってステージへ上り、準備をされていましたが、準備中に音楽が終わってしまいました。

・福山さん「やべっSE終わっちゃった」
観客笑。
福山さん「いやいやいやいや。まいっちゃったiPadの充電が9%だもん」
観客笑。
・歌詞カード用に持参したiPadを電源コードにつながれ、ギターの調弦をされ、改めてご挨拶されました。

・福山さん「さかもとえいぞう凄くね? 『真赤な誓い』のくだりとかすごいよね。
     みんなそういう風に思って聞いてたんだなぁ」
観客笑。
福山さん「あんだけ人の曲を歌ってたんで、オレもえーちゃんの曲やりたいなって思ったんですよ。
     本人に聞いてみたんすよ。そしたら『やらないでいいですよ。代表曲は人の曲なんで』だって」
観客笑。
福山さん「まじかーって。でもえーちゃんの曲の中で『コレ、オレが作りたかったな』って曲があるんですよ。
     それを今からやります。『GUTEN TAG』という曲です」

07:GUTEN TAG/福山芳樹
-MC-


福山さんの一曲目はえいぞうさんがボーカルを務められたバンド練馬マッチョマンの「HOW DO YOU DO?」を
ご自身のソロアルバム「メタル一直線」において新しくジャーマンスピードメタルに作りなおされた「GUTEN TAG」。テンポは「HOW DO YOU DO?」で
第一声から福山さんならではの音楽の世界観をダイレクトに感じるアレンジになっており、とても聴き応えがありました。

・福山さん「この曲を演るのをリハまで隠してたんですよ。えーちゃんが自分のリハを終えて楽屋に戻ったら
     その隙にこっそり練習してたんですけど、さっきえーちゃんが『正しいのはコレ』みたいな感じでここでコレ弾きやがって」
観客笑。
福山さん「後で話すけど、オレはえーちゃんの後釜でJAM Projectに入って20年目なんですけど、
     さかもとえいぞうは同い年で偉大すぎるんですよ。シャウト聞きました? あの後釜つらいっすよ」
観客笑。
 
08:黒い瞳のネロリー/福山芳樹
-MC-


ミニアルバム「マグノリア」より、高校生の頃から温められていたメロディを歌にした「黒い瞳のネロリー」。
福山さんは前奏でギターのコードを踏んでしまうアクシデントがありつつ、愛犬へ贈る歌を優しく歌われていました。

・福山さんの奥様であり、福山さんの楽曲の多くを作詞を手がける福山恭子さんの作品は色にまつわる詞が多い。
・ここで一旦アコギを下ろし、グランドピアノへ移動された福山さん。
とても良いピアノらしく、QUEENの「Don't Stop Me Now」の出だしをひと節だけ披露されました。 
・福山さん「昨日名古屋に来られた方、服が同じじゃねえかって思うでしょ? ……持ってくるの忘れました」
観客笑。
福山さん「ちゃんと用意はしていたんですけどね。カバンを間違えました。ズボンに至っては用意してませんでした。
     食べこぼしとかあるんですけど、でもこれを着て帰ります」 
観客笑。
・続いては福山さんのオリジナル曲の中から、今回のライブタイトルにちなんで青春っぽい曲を、と選出された「マグノリア」のお話。
歌詞のモデルにされた方々についてのエピソードをお話されていました。

09:マグノリア/福山芳樹
-MC-


ミニアルバム「マグノリア」より表題曲「マグノリア」をグランドピアノの弾き語りで。
ピアノを弾きながら透き通るような歌声でゆっくりと歌われる福山さんが印象的で、
歌詞のエピソードを伺った後に改めて聞くと一層染み入るものがありました。

・続いては高校生の頃にメロディを作られていた楽曲を再びピアノの弾き語りで。
HUMMING BIRD時代に福山恭子さんが作詞をされてCDに収録されましたが、
それ以前に福山さんの妹さんが作詞をされていたとか。
福山さん「今はどんな歌詞か覚えて無いんですけど、確かラブソングだったんですよ。
     当時はラブソングは歌えないなあって思っていた記憶がありますね」

10:陽だまりの天使/福山芳樹
-MC-
11:肘掛け椅子のひまわり/福山芳樹
-MC-


HUMMING BIRDのアルバム「A PIECE OF CAKE」より「陽だまりの天使」をピアノの弾き語りで。
ご息女が生まれた時に作られた曲との事で、とても暖かな雰囲気にじっくり聞き入っていましたが、
福山さんがiPadの歌詞表示をスワイプするのに苦戦され、観客の笑いを誘う一幕もありました。
歌詞は見てても間違えるというお話をされた後、アルバム「LONDON MAGIC」より「肘掛け椅子のひまわり」。
しっとりとした歌声を披露されていた福山さんはピアノの弾き語りに加え、綺麗な口笛もご披露されました。

・ここでピアノから離れ、再びアコギを携えられました。
・続いてはHUMMING BIRDの楽曲の中から「しあわせの涙」。
元々はご友人の結婚式に際し曲を作ってほしいというリクエストで作られた楽曲だそうです。
福山さん「結婚式で『三年目の浮気』とこの曲を歌ったんですけどね、離婚しましたよ」
観客笑。
福山さん「その後ね、結婚式でHUMMING BIRDが『しあわせの涙』を歌うと離婚するって噂が流れました。
     だからファンの人達が結婚式でこの曲を流したって聞く度に複雑な心境でしたよ。
     多分その人たちは別れていないと思うんです。幸せになりますよ。しあわせになりましょう」

12:しあわせの涙/福山芳樹
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福山さんのコーナーラストはHUMMING BIRDのアルバム「A PIECE OF CAKE」より「しあわせの涙」。
ギターをかき鳴らして明るく晴れやかな歌声を披露される福山さんに合わせ、
観客も手拍子をしつつ、サビでは手を左右に振る振り付けで一体感を生みだしていました。
後半にはサビを福山さんのギターに合わせて観客が合唱する場面もありました。

~休憩~
-MC-


・拍手の中、福山さんがステージから客席を縫って退場されると、20分ほどの休憩時間。
・観客が客席に戻り、休憩時間が終わる頃になると楽屋に通じる通路にお二人の姿が。
カウンターに向かってスタッフさんと談笑されていた後、準備が整った所で
お二人共「青春という名のクリームソーダ」を持ちながらご入場されステージへ。

・福山さん「あれ? えーちゃんもクリームソーダなの?」
えいぞうさん「そう。自分で作っておいてなんだけど、お酒呑めないんで」
福山さん「じゃあなんで作ったのよ。でも一緒一緒。オレも呑めないんだよ」

・ここで改めて観客とカンパイ。
福山さん「乾杯のご発声はさかもとえいぞうさんのシャウトでお願いします!」
えいぞうさん「やったことないなぁ。やってみよう。カンッパァアアアアアアアアアアアァアアアアイ!!」 
観客拍手。
福山さん「オレね、黙ってたけど絶対やってもらおうと思ってたんだ」 
えいぞうさん「びっくりしたー」

・福山さんがピアノの縁に置いてしまった「青春という名のクリームソーダ」をスタッフさんがレスキュー。
福山さん「あっぶねぇ!」
えいぞうさん「あと40年はJAMで叫ばなきゃならないトコだったね」
観客笑。

福山さん「老後は楽に暮らしたいのに」


・後半は「もしも2人が高校の同級生だったら」というライブタイトルの通りに
お二人が同じバンドだったらこうなっていたのではという事で福山さんの楽曲をえいぞうさんが歌うコーナー。
ここからはえいぞうさんがメインで歌われ、福山さんがアコギで演奏しながらコーラスを担当されます。
えいぞうさん「高校時代に一緒にバンドやってたら曲を福ちゃんが作って、歌詞を福ちゃんのガールフレンドが作って
       オレは歌うだけっていうね。オレは何してんだっていう……」
観客笑。
・ここからは福山さんのオリジナル曲をえいぞうさんが選曲してお届け。
えいぞうさん「最初の曲はイントロから気に入りまして、曲もコンパクトだし、
歌詞もシンプルで、これなら間違えないぞ、と選びました」
観客笑。

13:真白にかわれ/福山芳樹 さかもとえいぞう
-MC-


お二人のセッションコーナーまずは福山さんのアルバム「叫ぶ男の肖像」より「真白にかわれ」。
えいぞうさんが歌い出された途端に演奏される福山さんがとても嬉しそうに微笑まれていたのが印象的。
えいぞうさんの歌声と福山さんのコーラスが重なってとても素敵なハーモニーを生みだされており、
改めてお二人の歌声の相性の良さを体感することが出来た心地でした。

・えいぞうさん「福山君、ギターだけじゃなくて歌も上手いんだね」
福山さん「……えへへへ」
高校で出会いたての様な瑞々しいやりとりを見せるお二人がとても微笑ましく。
えいぞうさん「きっと高校生の頃はこんな感じで福ちゃんの部屋で一緒に歌ってたんだろうね」
福山さん「そうだね。オレはオレで『早速録音しよう』ってカセットデッキ持ってきたりしてね」

・前日の名古屋公演は新幹線ではなく楽器を乗せた車(機材車)で移動。
えいぞうさん「福ちゃんは優しいんだよ。帰りもずっと起きてて運転手さんとしゃべってるの。オレ寝ちゃったもん」
福山さん「途中で助手席の役目って運転手を正常に保って眠らないようにする事だと思ったんだよね。
     普段は好き好んであんなにしゃべらないよ」
観客笑。

・続いての曲は「夕暮れのティータイム」。
・えいぞうさんがこの曲を選んだ理由は歌詞に惹かれたからとか。
・福山さんによる歌詞の世界感の解説。福山恭子さんは説明しないでと言われるけど説明したい。

14:夕暮れのティータイム/福山芳樹 さかもとえいぞう
-MC-


福山さんの当時の最新アルバム「SPACE BIRD」より「夕暮れのティータイム」。
不思議な世界感の歌詞を味わいながら、間奏ではお二人のスキャットやシャウト合戦を堪能。
更に途中でお二人が歌詞の世界になぞらえ時間が止まったように動かなくなりました。
だいぶ長い間動かなくなったものの、無事に曲を再開されていました。

・えいぞうさん「あぶなかったぁー。戻ってこれなくなる所だった」
福山さん「みんなは無事だったんだな」
えいぞうさん「みんなが無事だったおかげでみんなから『MOTTO MOTTO』って声が聞こえてきた気がしたよ」
福山さん「『MOTTO MOTTO』。あーあのバンドやよくやるやつですねー」
観客笑。 

・ここで福山さんは演奏をアコギからピアノへ。
えいぞうさん「福山君ってピアノ弾けるんだー」
福山さん「そうなんだよね。ちょっと恥ずかしいけどピアノも習ってたんだよね」
えいぞうさん「へー。それってお母さんに習えって言われたの-?」
福山さん「幼稚園の友達に古屋君(※敏之さん HUMMING BIRDのベース)って子がいたんだけど、
     彼が弾いてるのを見て、いいなーと思って習いだしたんだよ」
えいぞうさん「そうなんだー……じゃあオレの為にピアノ弾いてくれる?」 
福山さん「……いいよ」

15:別れ道/福山芳樹 さかもとえいぞう
-MC-


このコーナーのラストは福山さんのアルバム「ALLEGORY」より、せつないバラード「別れ道」。
ピアノのみのシンプルな演奏なので、えいぞうさんの透明感のある歌声と福山さんのコーラスにうっとりと聞き入っていました。

・えいぞうさん「福山君の毎回変わる間奏のアレンジが僕は好きだなぁ」
福山さん「やっぱり生のピアノってさ。想像力をかき立てられちゃうんだよね」 
えいぞうさん「福山君って芸術家なんだねー。僕、君がいるならピアノはいらないな」
福山さん「……えーちゃん……好きだよ」
観客拍手。
えいぞうさん「これ以上オレが何か言うとBLっぽくなっちゃう」
福山さん「なんかオレもそんな気持ちになっちゃうもん」
観客笑。

・ファルセット(裏声)をあまりやった事が無いえいぞうさん。
えいぞうさん「ファルセットなんて小さい時に淡谷のり子さんのモノマネをした時以来だよ」
観客笑。
福山さん「えーちゃん地声で勝負の印象が強いよね。遠藤正明も言ってましたね『裏声だと負けた気がする』って」
観客笑。
えいぞうさん「そこまで勝ったり負けたりは考えてないけど。オレは単純に下手なんですよね」

・洋楽少年福山君の思い出。
・中学生時代はThe Beatlesのレコードを全部買うまで他のアーティストのレコードは買わないと決めていた。
・でもお友達から借りはしていた。
・高校生になるとThe Beatlesだけではお友達が出来づらいのではと思っていた。
・外国のロックや日本のフォークなど、様々な音楽仲間と出会う中で洋楽、邦楽問わずレコードを聞くようになる。
・Eaglesが大好きだった頃にライブ盤が発売されると聞いて予約して購入。
福山さん「『うわーライブ盤だ。すげーなー』と思っていたら発売日にジョン・レノンが死んでしまったんですね。
えいぞうさん「喜びと悲しみが一緒に来たんだね」
福山さん「『ジョン・レノンさんスミマセン。アナタのレコードを買わずにEaglesを買ってしまいました』て。
     そう悔やんだ高校二年生の期末テストの最中でした」

16:Desperado (ならずもの)/福山芳樹 さかもとえいぞう
-MC-


福山さんがお好きなEaglesが1973年に発表した「Desperado」をえいぞうさんをメインに。
えいぞうさんのせつない歌声に福山さんの追っかけやコーラスが相まってなんとも魅力的でした。

・ここからは福山さんがギター演奏に戻り、一曲一曲が真剣勝負であるというJAM Projectの楽曲。
・えいぞうさんにとっては現在のJAMのメンバーと一緒に歌うのは変な緊張感がある。
・福山さん「でもこの曲はえーちゃんが在籍していない頃の曲。まさかこの曲をえーちゃんが選ぶとは思わなかったもん」
えいぞうさん「『未来への咆哮』という曲ですね。この曲は歌詞も曲も全てが美しいんですよ」
観客「おぉぉおおぉお」
福山さん「これをアコギ一本で演るって難しいんだよ。影山さんとかやってんのかな?
     この曲は須藤賢一さんがアレンジしてるんですけど、ギター一本じゃ無理なんですよ。
     特に歌い出しはえーちゃんにダメだしもらいながら色々と試してみたんだけど、
     その中でコレっていうのを見つけたんですよ。コードとかわからないから、なんだっけ? 『琥珀色っぽい』の?」
観客笑。
えいぞうさん「そう。よく聞くコードなんだけど二人とも名前知らないから『琥珀色だよね』って」
試しに琥珀色のコードを弾いてみる福山さん。
えいぞうさん「琥珀色でしょ? このコードだと曲の哀愁を感じられるんだよね」

17:未来への咆哮/JAM Project featuring さかもとえいぞう 福山芳樹
-MC-


琥珀色のコードからはじまったのはゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ」より
福山さん、影山さん、遠藤さん、きただにさんがfeaturingで歌われたオープニング。
ファンからも根強い支持を受けている本曲をえいぞうさんが歌われるのはとても意外で貴重。
えいぞうさんの突き抜ける歌声と福山さんの柔らかい歌声のデュエットは一層哀愁を感じました。

・えいぞうさん「最初とかラストのサビの歌い出しって緊張感あるよね。オレ当時やったこと無かったからさ」
福山さん「そうだよね。この曲だと影山さんだよね」
えいぞうさん「僕の頃は水木(一郎)さんの『♪今こそ世界は(「鋼の救世主」)』とか影山さんとか、あときただに君とか。
       オレは後ろの方で自由にやらせてもらってたよ。今思うとちょっと楽しかったよね」
福山さん「でもね、間奏明けの影山さんって膝をついて歌うんだよ」
えいぞうさん「シビれるねぇ」
福山さん「やっぱり70年代にデビューした人は違う。テレビカメラに慣れてるよ」
えいそうさん「あの人はスターなんだよ」
福山さん「ウチらが高校生の頃にテレビで見ていた人だからね」
えいぞうさん「それが後に同じ楽屋の人になるんだもん。でもオレの中ではテレビの中のスターだよ」
福山さん「オレ当時、"LAZY"とか"影山ヒロノブ"って名前は知ってたけど詳しくなかったんだよね。
     それがJAMに入るってなった時に初めて会って『あ、はじめまして』って挨拶したらさ
     『この前イベントで会ったやん!』って言われて。忘れてたんだよ。だから『あー……そうでしたねー』」 
観客笑。 

18:In my Heart/JAM Project featuring さかもとえいぞう 福山芳樹
-MC-


続いてはゲーム「機甲武装Gブレイカー レジェンド オブ クラウディア」よりエンディングの
featuringでえいぞうさん、影山さん、遠藤さんが歌われたJAM Project屈指の名バラード。
優しく切なく伸びやかなお二人の歌声はとても魅力的でたまらないものがありました。

・えいぞうさん「JAM Projectの曲って、例えば自分のパートが2行づつ与えられたら
       その2行を各ボーカリストがMAXの情感でMAXに歌ってバトンを渡していくでしょ?
       それってかなりしんどいけど、僕にとってはボーカリストとして歌と向き合ってる感じがするね」
福山さん「それを二人で交互にってなると、やり取りがより強くなる感じがするよね。
     バンドでツインボーカル。これってオレ、ずっと夢見てたんだよね」

・福山さん「いやぁしかしJAMの曲って偉大だね。すっごく集中するよ」
えいぞうさん「もうオレが『真赤な誓い』をやってたのが何年も前に感じるもんね」
観客笑。

19:嘆きのロザリオ (2C)/JAM Project featuring さかもとえいぞう 福山芳樹

ラストはアニメ「超重神グラヴィオン」より、当時のJAM Project全員で歌われたオープニング。
えいぞうさんが最後にJAM Pojectに参加された作品である本曲をしっとりとしたアレンジと
お二人それぞれの甘さを感じる歌声で披露されるのも実に趣深く、じっくりと聞き入りました。

-アンコール-
-MC-


・観客から拍手が贈られる中、お二人はステージを降り、客席を縫って退場されました。
・拍手が手拍子に変わり、しばらくするとお二人が登場されて再びステージへ。

・福山さん「アンコールありがとーって、行って帰ってきただけですけどね。Tシャツに着替えるわけでもないし」
観客笑。
えいぞうさん「最初からそこにいればいいじゃんってなりますけど、仕切り直しという事で」

・えいぞうさん「今までの歌もひと節ひと節歌わせてもらえたのは至福の時間だったんだけど、
       最後の最後は大勝負の曲でして、『REUNION(※)』の時に八人で歌ったよね」
福山さん「そうだね八人だったね」
えいぞうさん「あの時に負けない気持ちで歌いたいと思います」 

※2010年に開催されたJAM Projectの10周年を記念したライブツアー
「JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」の
特別公演「REUNION」。当時のメンバーに加え、えいぞうさん、水木さん、ヒカルド・クルーズさんが出演されました。

20:KI・ZU・NA/JAM Project featuring さかもとえいぞう 福山芳樹

アンコールはJAM Projectが最初に作ったオリジナルソングである「KI・ZU・NA」。
曲が盛り上がるに連れ、お二人の歌い方もどんどんと熱が入って感情豊かになってきたように感じ、
交互に歌い合う光景と歌声を、一瞬たりとも見逃し、聞き逃すまいぞとしっかりと見聞き入りました。
後半にはミラーボールが回り、お二人の扇動で観客も「LaLaLa……」を大合唱していました。

・えいぞうさん「死ぬかと思ったけどなんとか歌えたね」
福山さん「やっぱり二人で歌うのは難しかったね。もう一人くらい欲しいよ」
観客笑。

●記念撮影

ここでライブの記念にスタッフさんが記念撮影。
福山さんとえいぞうさんは客席に背を向け、観客と一緒に写真を撮ろうとされていましたが、
最後に福山さんの「よしじゃあみんなえーちゃんと一緒にシャウトしてみよう!」の一言で
えいぞうさんと福山さんと観客のシャウトがシャッターのきっかけになっていました。

閉演BGM:Seven Doors/ZAQ

記念撮影が終わると、観客から拍手が贈られる中、ステージを降りたお二人は、
観客に「ありがとう!」と声をかけつつゆっくりと退場されていき、ると会場内の照明が明るくなり、
アニメ「トリニティセブン」よりZAQさんが歌われたオープニング「Seven Doors」が流れ出し、
「福山芳樹×さかもとえいぞう もしも2人が高校の同級生だったら」の東京公演は終演となりました。


同い年で好対照な存在感のお二人によるツーマンライブ。
えいぞうさんのコーナーはご自身のオリジナル曲はもちろん、JAM Projectのメンバーの楽曲を楽しく掘り下げ。
個人的にまさか聞けるとは思わなかった「ZORRO」や「永遠の未来」が聞けてとても嬉しく。
福山さんのコーナーは久しぶりにオリジナル曲をギターとピアノ演奏でじっくり聞け、
改めて穏やかで暖かな世界観をしみじみと味わう事が出来ました。

お互いの曲をカバーされていたのも嬉しかったですし、
後半の福山さんが作られた楽曲をえいぞうさんが歌われるコーナーは
さながら高校の同級生が一緒に音楽をやってる光景の様でなんともほほえましく。
ラストのJAM Projectの楽曲コーナーでは同じユニットに所属しながら
活動時期が重ならなかった福山さんとえいぞうさんお二人が
和やかながらも緊張感を交えて歌い合う光景は実にたまらないものがありました。
何よりお互いを讃え合い終始仲の良さを感じるステージは見ていてとても嬉しかったです。



補足

・店頭には目黒Blues Alley Japanでライブを行われている声優の山寺宏一さんの
等身大POPがウェルカムボードのように置かれていました。

・さらにデジタルサイネージにも今回の演目とは別に山寺さんの写真が映し出されていました。

・目黒Blues Alley Japanはライブ配信にも注力されているのか、
ライブ中にモニターやスクリーンに映し出される様子が
全体はもちろん、アコギやピアノを演奏されている指先などさまざまな角度。

・照明が「真赤な誓い」では赤、「永遠の未来」では青、「陽だまりの天使」ではオレンジと
それぞれの楽曲にあわせられていたのもとても嬉しく。

・10年ほど前にお二人でツアーをされた時の思い出。
福山さん「その時、えーちゃんが出してたCDが『アコギハンサムマン』。すごいっしょ。
     自分でハンサムって言えちゃうの。しかも『ハンサムユニバース』っていう曲もあるんだよ。
     JAM Projectの先輩じゃないっすか? その人が♪ハンサムユーニバースって歌ってるんだぜ。
     こりゃあ真似できないよ。ファンタジーすぎるわ」 

・福山さん「今回のタイトルが『もしも2人が高校の同級生だったら』ですけど、
     もし同級生だったら、間違いなく彼のバンドに入ってるか、彼をオレのバンドに入れてますね。
     方々で言ってますけど、ボクは元々演奏側の人間でボーカルを本格的にやったのは24歳からなんですよ。
     それまでは雑誌で『求ムボーカル、当方ギター、キーボード』って書いてボーカルを常に募集してたんですよ。
     ああいうシャウトも出来て、歌詞も書けて、ちょっと面白い、カリスマ性のある人がいたら絶対手放さなかったですね」

・お二人の「青春という名のクリームソーダ」には「ハッとしてキュン」に乗っていた林檎の白玉もトッピング。

・福山さん命名の「青春という名のクリームソーダ」は当初「青春クリームソーダ」にしようとした所、
QUEENの「愛という名の欲望」からヒントを得て「青春という名のクリームソーダ」にされたそうです。 

・「ハッとしてキュン」は田原俊彦さんの「ハッとして!Good」とYMOの「君に、胸キュン。」の合わせたもの。
えいぞうさん曰く、名前をどうするかという話になった時にすぐ決まったとか。 
福山さん「やっぱり頭の回転が速いんだなぁ。優等生だよなぁ」
えいぞうさん「いやいやいや心が無いんだよ。とりあえず目の前の事をさばいているだけというかね」
福山さん「こういう人がボーカルだったらバンドは安泰なんだよなぁ」

・福山さんのステージをご覧になっていたえいぞうさん。
えいぞうさん「途中でちょっとまごついている所とか、もうすべてが愛おしいよね。
       オレのライブ見てるとさ、スッとやってオンタイムて終わってくでしょ?
       そういったお互いに足りない所を補い合っているような感じがするよね」

・同じJAM Projectのメンバーではあるものの在籍期間が重なっていないお二人。
福山さん「えーちゃんの後釜をオレが自動的に引き継いでいるけど、その大変さは今もって続いてるね。2年だっけ」
えいぞうさん「2年半在籍。会社の立ち上げメンバーみたいなもんだよね」
福山さん「立ち上げの遺産がデカすぎるんだよねー」

・福山さんはiPad、えいぞうさんはファイルに入れた歌詞を印刷した紙と歌詞カードも好対照。
えいぞうさん「モノによっては手書きのもあるからね」
福山さん「手書きって覚えるよねー。JAM Projectなんか100回聞いても覚えられない時は書いて覚えるんだよ」
えいそうさん「でも難しい漢字多くない?」 
福山さん「多いですよー。当て字も多いし」
観客笑。 
えいぞうさん「福山君は例えば"未来"と書いて"あす"って読む時は両方書くタイプ?」
福山さん「うーうん。ボクは歌詞をもらった時に全部、読みがなに変えるタイプ。"あす"って平仮名って書く」 
えいぞうさん「なるほど、作詞者の字面の美しさと歌は関係無いのね」
福山さん「そう。我が身を守るだけです!!」
観客笑。 

・霊感が全く無いから幽霊がいたら合ってみたいお二人。

・ピアノでThe Beatlesの「Let It Be」の前奏を少しだけ弾かれた福山さん。
えいぞうさん「今なんかビートルズっぽいのが流れたけど」
福山さん「歌ってみる?」
えいぞうさん「オレ駄目なんだよォ、日本語しかできないんだ。それ聞いても『なごり雪』しか歌えないんだぁー」
観客笑。
福山さんはすかざすイルカさんの「なごり雪」の前奏を弾かれていました。

・えいぞうさん「いい曲、良い歌詞って、声を呼ぶよね」

・お二人の高校生時代は柄の悪い人は"ヤンキー"ではなく"不良"か"ツッパリ"。

・不良の道には行かないお二人。

・色々な人たちと付き合いがあった福山さん。あくまで音楽仲間として音楽の話をしていただけ。

・えいぞうさんは二人のお兄さんにケンカで0勝2敗した時から大人しく生きて行く事を決める。

・殴り合った事もない。殴られた事はある。

・福山さんは赤いチャンチャンコを着て「真赤な誓い」は絶対やりたくない。

・えいぞうさん「いつまでも初々しい二人でいよう。適度な距離感でね。オレの好きな言葉」
福山さん「名古屋では『生存確認しよう』って言ってたよね」
えいぞうさん「照れくさくて生存確認っていっちゃうけど、僕の願いはね。またこういう場が欲しい」
観客拍手。

・福山さん「えーちゃんと会って、こういう人が迷いなく、まっすぐ突き進んでいるのってすげえ勇気づけられます。
     言葉で言うのは簡単だけど実践してる人ってなかなかいないから。同い年の仲間として嬉しいよ。
     さかもとえいぞうってシャウト以上に人生がすげえんだなぁ」

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