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TWENTY'S 20世紀のアニメソング 昼の部
23.2.25 相模女子大学グリーンホール 多目的ホール

出演/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子 剣持光

コーラス/ジェリービーンズ(小山未結 相良美さき)
演奏/カラオケ



ものまねタレントであり、故・ヒデ夕樹さんやアニメソングの各関係者への取材や所見をまとめた
書籍「ヒデ夕樹とテレビまんが主題歌の黄金期」を発表された昭和サブカルチャー研究家の剣持光さんが
プロデュースされたライブイベント「TWENTY'S 20世紀のアニメソング」。

1990年後半に往年のアニメソングへの再評価からからはじまったアニメソングムーヴメントでは
アニメ、特撮の歴史を彩った楽曲を歌われてきた歌手の方々のカムバックによって多くの楽曲が
ライブやイベントで披露されてきましたが、作品や楽曲によっては歌手の方が引退されていたり、
鬼籍に入られている等、諸々の理由でライブなどで聞く機会に恵まれていないものもあります。

そんなライブで聞く事が出来ないアニメソングの中から、
1960年代から1980年代の楽曲をたいらいさおさん、MIQさん、新井正人さん、山野さと子さんが
剣持さんと共に歌われるというコンセプトで開催されたカバーライブです。
昼と夜の二回公演開催されたうち今回は昼の部のレポートです。

会場は神奈川県相模原市にある相模女子大学グリーンホールにある多目的ホール。
検温と手指の消毒を終えて会場に入ると、BGMとして穏やかな曲が流れる中、観客の入場が行われておりました。
ステージの背面には全面に大きなスクリーンが張られており、出演者の皆さんの写集合真と
今回のライブタイトルのロゴが一緒に映し出されていました。

開演時間になるとブザーが鳴りながら会場内の照明が暗くなり、女性の声で
上演中にあたっての諸注意や新型コロナウイルス感染予防のお願いがアナウンスが流れました。
諸注意が流れ終るとアナウンスの声色がイベントの司会のお姉さん風のものに変わり、
「ライブを楽しんでいってね」という言葉で締めくくられていました。

-MC-

アナウンスが終わるとステージ上に本ライブのプロデューサーである剣持光さんが
小山未結さんと相良美さきさんによるユニット・ジェリービーンズの皆さんとご登場。
観客へ向けてご挨拶をされた後、いよいよライブスタートです。

01:ガッチャマンの歌/剣持光 ジェリービーンズ
-MC-


一曲目はアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」より初代エンディングであり二代目オープニング。
剣持さんはオリジナルの子門真人さんを思わせる節回しでダイナミックに歌われ
サビ部分ではジェリービーンズのお二人と共に揃いの振り付けを披露されていました。

・今回のライブでは背面にあるスクリーンに作品のロゴマークと
作品のオープニングや世界感を思わせる映像が流れていたほか、
カバー曲に関しては一緒に歌詞も映し出されていました。

・剣持さん「さあこれよりはベテランシンガーの登場です。トップバッターはこの方!!」

02:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ
03:アニメじゃない-夢を忘れた古い地球人よ-/新井正人
04:ドラえもんのうた/山野さと子
05:復活のイデオン/たいらいさお
-MC-


剣持さんとジェリービーンズのお二人が退場されるとステージ上の照明が暗くなり、
ここからは出演者の皆様が歌われたアニメソングのコーナー。
出演者の皆さんが登場される前には音楽と共にスクリーンにその方の幼少期や
デビュー当時から最近までのお写真が連続で映し出された後に登場されていました。
まずはアニメ「重戦機エルガイム」初代オープニングの前奏と共にMIQさんがご登場。
突き抜けるようなパワフルな歌声で盛り上げた後は新井さんが登場され、
アニメ「機動戦士ZZガンダム」初代オープニングを観客を盛り上げながらファンキーに歌われました。
がらりと雰囲気が変わり、アニメ「ドラえもん」二代目オープニングと共に山野さんがご登場。
みずみずしい歌声で歌われた後はたいらさんによるアニメ「伝説巨人イデオン」オープニング。
振り付けを交えて颯爽としたステージングと深みのある歌声でコーナーを締めくくられました。

・MIQさん、新井さん、山野さん、剣持さんが合流されお一人づつご挨拶。
・「ベテランシンガー」が気になる皆さん。
・ここで剣持さんから今回のライブのコンセプトを改めてご説明。

06:鉄人28号 (TVサイズ)/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子
~エイトマン (TVサイズ)/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子
~ビッグX (TVサイズ)/MIQ 山野さと子 たいらいさお 新井正人
~ぼくらのパーマン (TVサイズ)/山野さと子 新井正人 たいらいさお MIQ
~ゲゲゲの鬼太郎 (TVサイズ)/新井正人 たいらいさお MIQ 山野さと子 
~妖怪人間ベム (TVサイズ)/たいらいさお MIQ 山野さと子 新井正人
~しのびのテーマ (TVサイズ)/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子
~ムーミンのテーマ (TVサイズ)/山野さと子 MIQ たいらいさお 新井正人
~もーれつア太郎(花のア太郎) (TVサイズ)/MIQ たいらいさお 新井正人 山野さと子
-MC-


ここからは1960年代のアニメソングをテレビサイズのメドレー形式で。
まずはアニメ「鉄人28号」よりオープニングを皆さんで一緒になって合唱されると
アニメ「エイトマン」よりオープニングを本曲を原曲と別レーベルでカバーされたたいらさんを中心に。
続いてはMIQさんを中心にアニメ「ビッグX」よりオープニングを勇ましく歌われると
山野さんと新井さんでアニメ「パーマン」よりオープニングを一転してコミカルに。
オリジナルの石川進さんにとても似ている新井さんの歌いぶりにとても驚きました。
そんな新井さんを中心にアニメ「ゲゲゲの鬼太郎(第一作)」よりオープニングを妖しく歌われると
たいさん、MIQさん、山野さんがメインになりアニメ「妖怪人間ベム」よりオープニング。
「早く人間になりたい」は新井さん、ベムはたいらさん、ベラはMIQさん、ベロは山野さんがご担当。
続くアニメ「カムイ外伝」よりオープニングはたいらさんが手裏剣や刀の身振りを交えて渋く歌われると、
アニメ「ムーミン」よりオープニングでは山野さんがやさしく語りかけるような歌声をご披露。
メドレーのラストはアニメ「もーれつア太郎」よりオープニングをMIQさんがシビれるコブシで歌われ、
たいらさんが「いよっMIQ!!」と威勢のいい合いの手を入れていらっしゃいました。

・たいらさん「やっぱり『ア太郎』は耳に残るね」
MIQさん「なんか私達が楽しんでしまいましたね」
観客笑。

07:マッハ・ゴー・ゴー・ゴー (TVサイズ)/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子
-MC-
08:ミクロイドS/剣持光 ジェリービーンズ
-MC-


続いて皆さんで一緒に歌われたのはアニメ「マッハGo Go Go」よりオープニング。
皆さんが口々に口でエンジン音を再現されたりハンドルを操る真似をされつつ、楽しそうに歌われていました。
皆さんと入れ替わりに剣持さんとジェリービーンズのお二人が登場され、アニメ「ミクロイドS」オープニング。
「ミクロミクロミクロ」の部分などでは揃いの振り付けを交えて歌われていたのが印象的でした。

・剣持さんがここからは1970年代のコーナーと紹介され、ジェリービーンズのお二人と共にご退場。
・剣持さんと入れ替わりにMIQさんがご登場。

・2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中に逝去された水木一郎さんのお話。
・MIQさんと水木さんは1997年のライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」からはじまった
ライブ「スーパーロボット魂」などのアニメソングムーブメントの最初から共演されており、
以降、25年以上ステージを共にされ、海外でも一緒にライブを行われていました。

・MIQさん「アニキにとってミッチはね、妹の様でいておねえちゃんなんだよね」 
・地元の鳥取県で「とっとりふるさと大使」を務められているMIQさん。
2011年に開催された「とっとりアニカルまつり2011」に水木さんをゲストに呼んだ時の思い出。
・水木さん「オレぁ、MIQが呼んでくれたから来たんだよ」
・水木さんによくからかわれていたというMIQさん。理由は「とある方に態度も顔も似ているから」。

09:ルパン三世 愛のテーマ/MIQ
10:ふしぎなメルモ/山野さと子
11:はいからさんが通る/新井正人
12:カムヒア! ダイターン3/剣持光
-MC-


MIQさんが水木さんとの思い出を話された後に歌われたのは、アニメ「ルパン三世(新)」より
水木さんが歌われた二代目エンディングを少しだけアップテンポにアレンジされたバージョンで。
MIQさんがスキャットを交え情熱的に歌われた後は、山野さんによるアニメ「ふしぎなメルモ」オープニング。
山野さんは小気味よく歌われ、サビでは観客をマネて曲に合わせて手を左右に振られていました。
続いては新井さんが登場され、アニメ「はいからさんが通る」よりオープニング。
新井さんが慎重かつしなやかに歌われた後は、剣持さんによるアニメ「無敵鋼人ダイターン3」オープニング。
剣持さんは観客へ拳を掲げるように扇動しつつ、手を大きく広げ、ダイナミックな歌声を披露されていました。

・ここで剣持さんに呼びこまれて出演者の皆さんがご登場。
・たいらさんの水木さんとの思い出。
・Eテレ「おかあさんといっしょ」では水木さんが二代目うたのおにいさん、たいらさんが三代目うたのおにいさん。
・うたのおにいさんのレッスン中に部屋に入ってきたいたずら好きな水木さん。
・その後もたいらさんと水木さんはミュージカルやお芝居や童謡祭などのステージで共演。
・1990年代はアニメソングを歌う機会ほとんど無かったたいらさんでしたが、
2000年のライブ「スーパーロボット魂2000"春の陣"」にサプライズ登場されたのをきっかけにカムバック。
たいらさん「スパロボに出てみない?って声をかけてくれたのもアニキだったんですよ。
       今こうして皆さんの前でアニメソングを歌えるのもアニキのおかげです。アニキ感謝してるよー!!」

13:マジンガーZ/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子 剣持光 ジェリービーンズ
-MC-


前半のラストは水木さんの代表曲アニメ「マジンガーZ」オープニングを出演者のみなさん全員で。
たいらさんとMIQさんを中心に歌われ、剣持さんは合いの手、ジェリービーンズのお二人は盛り上げ役を担当されていました。
歌のラストにはたいらさんが「アニキ! 歌ったゼェエエエエ!!」で締めくくられていました。

~休憩~
-MC-


出演者の皆様が拍手で見送られると、客席の照明が明るくなり、15分ほどの休憩時間というアナウンス。
休憩時間中は穏やかな音楽が流れており、ロビーでは出演者の皆様のCD等のグッズが販売されていました。
15分経つと開演のブザーが鳴り、観客が続々と席に戻る中、客席の照明が暗くなり、後半がスタート。

・ステージに剣持さんとジェリービーンズのお二人がご登場。
・剣持さん「ここからは1980年代のナンバーをお届けします。皆さんのお好きな歌はありますでしょうか。
     それではまずはこちらから参りましょう。『ルパン三世のテーマ』!!」

14:ルパン三世のテーマ/剣持光 ジェリービーンズ
-MC-


後半はアニメ「ルパン三世(新)」より二代目オープニングからスタート。
剣持さんは前奏や後奏部分でルパン三世を演じられた山田康雄さんの軽妙なモノマネをご披露。
間奏ではジェリービーンズの小山さんによるしなやかなダンスも折り込まれ、華やかな幕開けとなりました。

・剣持さん「さてここからはベテランシンガーの皆さんに登場して頂き、
     1980年代の楽曲をお一人づつ歌って頂きましょう!!」

15:トランスフォーマー2010~TRANSFORMER2010~/新井正人
-MC-
16:傷だらけの栄光/新井正人
17:果てしなき闇の彼方に/新井正人


まずは新井さんが登場され、アニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」オープニング。
新井さんのシャープな歌声が楽曲にとてもぴったりでした。新井さんがコーラスグループのパルの
メンバーだったというお話から、グループのプロデューサーだった荒木一郎さんが手がけた作品である
アニメ「あしたのジョー2」より初代オープニングと二代目エンディングを口笛を交えながら影のある歌声でご披露されました。

18:SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~/MIQ
-MC-
19:コブラ/MIQ
20:シークレット・デザイア―/MIQ


MIQさんが原曲と別レーベルでカバーされているアニメ「OKAWARI-BOYスターザンS」よりオープニング。
観客の手拍子を受けながらとても楽しそうに軽快に歌われているMIQさんが印象的でした。
オリジナルを歌われているポプラさんや作曲家の大野雄二先生のお話をされた後に歌われたのは、
大野さんが手がけられたアニメ「スペースコブラ」よりオープニングとエンディング。
オープニングはMIQさんが原曲と別レーベルでカバーされ、ライブで聞く機会にも恵まれていましたが、
今回久しぶりに聞けて嬉しく、エンディングはこれまで聞く機会が無かったのでダブルで嬉しうございました。

21:銀河の青春/たいらいさお
-MC-


続いてはたいらさんが登場され、アニメ「機甲艦隊ダイラガーXV」よりオープニング。
意表を付かれた選曲に膝を打ちつつ、たいらさんのひろがりのある歌声をじっくりと味わいました。

・たいらさん「機甲艦隊ダイラガーXV。濁点をとったらタイラカーという事で」
観客笑。
たいらさん「たいらがーセブンティーになりました。わかります? おかげ様で古希をむかえました」
観客拍手。
たいらさん「ありがとうございます。これからもがんばります!」

・アニメ「超時空要塞マクロス」主題歌のお話。
たいらさんによると当初「マクロス」はたいらさんがレコーディングされていたものの、
様々な事情があって歌手もレコードレーベルも変わってしまったそうです。
・たいらさん「はたしてこの曲をカバーといっていいものなのか、自分でもわからないです。
      ただ、確かにレコーディングはしましたし、音源もそのまま使われています。
      それ以来、この曲を歌っていいものか悩んでた時期もありましたが、
      いいじゃないですか。いい歌なんですから。歌っていこうじゃないですか。
      そう思ってこれまでライブでも2、3回歌ってきました。
      今日はカバーライブなのでカバーとオリジナルの中間の位置で歌わせていただきます」

22:マクロス/たいらいさお
23:ランナー/たいらいさお


アニメ「超時空要塞マクロス」よりオープニングとエンディングを連続で。
たいらさんはオープニングの重厚感ある壮大な曲調をしっかりと噛みしめるように歌われ、
エンディングでは包容力のある歌声でとても優しく語りかけるように歌われていました。

24:翔べ! ガンダム/剣持光 ジェリービーンズ
-MC-
25:STEP/ジェリービーンズ


たいらさんが退場されるとアニメ「機動戦士ガンダム」よりオープニングが流れる中、
剣持さんが本作のナレーションを担当された永井一郎さんのモノマネを披露されながらご登場。
どっしりとした歌いぶりを見せられた後、改めてご自身とジェリービーンズのお二人をご紹介。
剣持さんが退場され、アニメ「魔神英雄伝ワタル」よりオープニングをジェリービーンズのお二人だけで。
曲名よろしくステップを交えながら小気味よい歌声と柔らかいハーモニーを披露されていました。

26:ラムのラブソング (TVサイズ)/山野さと子
-MC-


ジェリービーンズのお二人が拍手の中退場されると、続いては山野さんのコーナー。
山野さんは全曲を原曲と別レーベルでカバーされていたり企画盤で歌われているのですが、
まずはアニメ「うる星やつら」より初代オープニングを軽快かつキュートに歌われていました。

・今回の共演者それぞれのとのお話。
・たいらさんとはうたのおにいさん、おねえさんとして長く一緒にステージをされており、
MIQさんもデビュー当時から知っていたものの、共演されるのは久々。新井さんは今回がはじめまして。

27:Lはラブリー (TVサイズ)
~Love with you~愛のプレゼント~ (TVサイズ)
~恋の呪文はスキトキメキトキス (TVサイズ)/山野さと子
-MC-
28:パジャマ・じゃまだ! (TVサイズ)/山野さと子
-MC-


山野さんが原曲と別レーベルでカバーされてきた楽曲をメドレーで。
まずはアニメ「Theかぼちゃワイン」よりオープニングでは前奏が流れると観客の唸り声が聞こえ、
山野さんの弾む歌声に合わせて観客も手で「L」の字を作って左右に降っていました。
続いては世界名作劇場第10作目であるアニメ「牧場の少女カトリ」よりオープニング。
山野さんの少しせつない歌声を堪能した後は、雰囲気が変わり、アニメ「さすがの猿飛」よりオープニング。
山野さんはかわいらしさとほのかなお色気を感じる歌いぶりを見せられ、三者三様の歌い分けに感服しました。
他のカバーされた曲のお話や4月23日に九州の福岡県で開催されるライブのお知らせをされた後、
山野さんのコーナーラストはアニメ「うる星やつら」より三代目オープニング。
弾むようなステップを踏まれながらコケティッシュな歌声でコーナーを締めくくられていました。

・山野さんに呼びこまれて今回出演の皆さんが全員ご登場。
・剣持さんの差配で出演者の皆さんがお一人づつご挨拶されました。

29:宇宙は大ヘンだ!/山野さと子 たいらいさお MIQ 新井正人 剣持光 ジェリービーンズ
-MC-


ラストはアニメ「うる星やつら」より初代エンディングを山野さんを中心に出演者の皆さん全員で。
山野さん、MIQさん、たいらさんがサンバのステップを踏みながら楽しまれている中、
間奏では新井さんがアドリブを入れる等され、サビ部分は皆さんがにぎやかに歌われておりました。

-アンコール-
-MC-


・退場される出演者の皆さんが拍手で見送られると、拍手がアンコールを表す手拍子に変わり、
観客からアンコールの声があがるとすぐに出演者の皆さんが再度登場されました。
・ここで出演者の皆さんそれぞれの今後のライブなどの活動をお知らせ。
・4月23日は日本全国各地でイベントが重なっている。

●アトムコメント/清水マリ

アンコールに応えて最後の歌になる前にボイスコメントが寄せられているとの事で
流れてきたのはアニメ「鉄腕アトム」の主人公アトムを演じられた清水マリさんのお声。
アトムとして観客へ投げ掛けたり、2023年は「鉄腕アトム」放送60周年とうお話をされ
観客も一緒に合唱したいものの、感染予防の為手拍子で、との応援をお願いされていました。

30:鉄腕アトム/たいらいさお MIQ 新井正人 山野さと子 剣持光 ジェリービーンズ

アトム/清水さんの声を受け、最後はアニメ「鉄腕アトム」オープニングを出演者のみなさん全員で。
出演者の皆さんは観客による手拍子の中、元気に歌われ、間奏ではアトムが飛ぶ時のポーズ。
新井さんそのポーズのまま前後へ動かれ「運動不足だからね」と観客の笑いを誘っていました。

観客の拍手の中、出演者の皆さんが退場されはじめると閉演のアナウンスが流れ、
アナウンスが終わると再び観客から拍手が贈られ、「TWENTY'S 20世紀のアニメソング」昼の部は終演となりました。

1980年代から活躍され、確固たるキャリアを築かれてきた歌手の皆さんが
ご自身の持ち歌は曲数控えめにカバー曲をメインに歌われるというのは非常に珍しい試み。
しかも2023年現在、ライブでオリジナルの歌手の方の歌声で聞く事が難しい楽曲を集めつつ、
出演される皆さんそれぞれに縁のある楽曲が選出され、とてもこだわりを感じました。


アナウンス/大坂唯


声のゲスト/清水マリ



補足


・ライブの公式サイトやチラシ等によると当日は「全席自由」とされており、
観客が申し込んだ際、それぞれに通し番号が割り振られていました。
当日は開場時にスタッフさんが観客の整理番号を呼び出し、入場が開始されると思いきや
開場時間から少し時間が経った頃、入場は先着順で既に作られた列での入場という事がアナウンス。

 その為、てっきり整理番号順の入場で自由席かと思っていたのですが、同じように思った観客もいたようで

 入場開始後に入場方法が急に変わった為、スタッフさんと観客の間で多少のトラブルが見られました。

・当日の場内アナウンスは剣持さんがメインパーソナリティを担当されている
WEB番組「20世紀タイムトラベラー」でアシスタントをされている声の素材・大坂唯さんによるもの。

・ジェリービーンズのお二人は、女優さんとして様々な舞台に出演されていたり、
特撮「ドゲンジャーズ~メトロポリス~」にご出演予定という小山未結さんと
剣持さんの個人事務所ケンケンクリエイトに所属する新人昭和歌謡シンガー相良美さきさん。

・スクリーンに作品のロゴマークと共に映し出されてていた映像は、
前途の様に作品のオープニングや世界感を思わせる映像が流れていたのですが、
「SHOW ME YOUR SPACE」では冒頭の映画「STAR WARS」風のロゴが再現されていたり、
「翔べ!ガンダム」ではオープニング映像最初の地球の輪郭に光が沿って広がっていく様子など、
映像の作り込みぶりに目を見張るものがあり、こだわりを感じました。

・序盤の出演者の皆様が歌われたアニメソングコーナーでは
それぞれが歌い終ると一言添えて次の歌手の方をご紹介されていました。

・小学生の頃に通信簿に「落ち着きがない」と書かれていた新井さん。

・「ゲゲゲの鬼太郎」ではたいらさんを中心に吐息やエコーなどの合いの手が盛り込まれていました。

・アンディ小山さんにやきもちをやく水木さん。

・MIQさん「アニキってルパンに似てるよね。紳士で優しくて、あと女の子に弱い」
観客笑。

・剣持さんによるルパンのモノマネはアニメ「ルパン三世」の初代オープニングのセリフでした。。

・MIQさん「ポプラさんとは声の質が似てるので『SHOW ME YOUR SPACE』を歌わせてもらったんですけど、
     私が歌った『ヨドバシカメラ』のCMソングの初代を歌われているのもポプラさんなんです。
     同じ洋楽系を歌っていてもポプラさんの時はオンビートなんですけど、私の時はオフビートなんですよね」

・MIQさん「大野さんとは『宇宙英雄物語』という作品で曲を書いてもらいました(※「FUTURE-RETRO HERO」)。
     その時にレコーディングに行ったら先生から『MIOさーん、僕、遊んじゃいましたー』って言われて
     何だろうと思ったら転調が凄くてね。先生は楽しそうでしたが私は結構大変でした」
観客笑。

・たいらさんによると「銀河の青春」は2020年のライブ「スーパーロボット魂2020"春の陣" 2DAYS」二日目に
出演者の皆さんがアコースティックギターでセッションするアコースティックコーナーの一曲として
歌われる予定だったそうですが、折しも新型コロナウイスルが蔓延しだした頃であったため、
ライブが春から夏に延期し、振替公演が行われたものの、ステージ上の密を避ける為、コーナー自体が無くなってしまったとか。

・「ラムのラブソング」の思い出。
山野さん「レコーディングしたのはまだ10代で大阪に住んでいた頃だったんですけど、
     『好きよ好きよ』が照れちゃって。レコーディングの時『もっと可愛く』って言われましたね。
     いまはもう何も照れずに『好きよ』って歌えますね。うふふふふ」
観客笑。

・当時の状況ではライブ中の観客による発声が少しずつ解禁になってきており
観客による発声の可、不可はそれぞれの公演毎に判断がゆだねられている状況でした。
今回のライブは上演前のアナウンスでは大声での合唱や掛け声は禁止されていました。
ですが、ライブが始まると観客が発声を行い、出演者の皆さんも声出しを煽っていました。
当方の知らない所で発声可能になったのかと思ったのですが、方々調べ所特にアナウンスなどは無く、
最後の清水マリさんのコメントでは「発声不可の為、手拍子での応援を」と促していたので、
スタッフさんと出演者の皆さんとの間でも認識のぶれが生じている状況でした。
 

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