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宝くじ文化公演 アニソンファンタジックコンサート 羽村公演
23.2.5 プリモホールゆとろぎ 大ホール

出演/堀江美都子 森口博子 高橋洋子 松本梨香

パントマイム/ジン・マサフスキー ひらがせいご

ダンス/長谷川敬夕 岩熊俊介

演奏/カラオケ



宝くじの社会貢献広報事業として市町村などの地方自治体や自治総合センターが主催となり
コンサート、演劇、落語などの各種公演を行う「宝くじ文化公演」。
その一環として開催されているのがアニメソングライブ「アニソンファンタジックコンサート」。
毎回水木一郎さんを主軸に二、三人のアニメソングを歌われている歌手の方が出演され、
それぞれの代表曲が歌われるほか、パントマイムのパフォーマンスを交えて展開されています。

日本全国で開催されている中、東京都の羽村市で開催されました。
今回は水木一郎さん、堀江美都子さん、森口博子さん、松本梨香さんがご出演予定でしたが、
2022年11月末に当時声帯不全麻痺と肺がんの治療中だった水木一郎さんが健康上の理由で出演ご辞退。
水木さんの代わりとして高橋洋子さんのご出演が発表されていました。
その直後の2022年の12月6日に水木さんが逝去され、主催の羽村市公式ウェブサイトの
当イベントページには追悼の文章が記載されていました。

会場は羽村市の羽村市生涯学習センターゆとろぎにある「プリモホールゆとろぎ」の大ホール。
入場するとステージ上には幕が降りており、中の様子がを見る事が出来ませんでした。
当日のチケットは完売という事で、会場には多くの観客が開演を待っている状況でした。
開演5分前になるとブザーが鳴り、本公演が宝くじの収益助成金で開催される旨が説明され、
続いて開演にあたっての諸注意がアナウンスされました。

開演時間に再度ブザーが鳴り、会場全体の照明が暗くなるといよいよ開演です。

●パントマイム/ジン・マサフスキー ひらがせいご

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「交響曲第5番ハ短調『運命』」が流れる中、幕が上がり
まずはジン・マサフスキーさんとひらがせいごさんによるパントマイムのパフォーマンス。
出演者毎の幕間にパントマイムとマジックを合わせたようなステージが展開されるのですが、
ここでは棒、ステッキを用いたパフォーマンスが行われていました。

01:Alive A life/松本梨香
-MC-


パントマイムが終わり松本さんのステージへ。まずは特撮「仮面ライダー龍騎」よりオープニング。
松本さんは「こんにちはー!!」と元気な声と共に登場され、シリアスな歌声を披露されていました。

・観客の拍手を受け、両手を上下に動かして拍手をさらに大きくするように扇動される松本さん。
拍手の勢いが大きくなった所で、往年のフジテレビバラエティ番組「森田一義アワー 笑っていいとも!!」の
タモリさんよろしく、リズムよく拍手を指揮する松本さんとそれに合わせる観客。
松本さん「ちょっとタイミングが合わなかったねー」
観客笑。
・その後も松本さんへの拍手がある毎に同じ様に拍手を指揮されていました。

・「仮面ライダー龍騎」のお話。
松本さん「私が女性として初めて『仮面ライダー』のオープニングを歌ったんですけど、
     シリーズで初めて主人公が死んでしまったり、ライダーが14人? 出てきたりと
     画期的な事に挑戦しようという思いが込められた作品だったんですね。
     あれからもう20年!? ずーっと歌わない時は無いくらい歌っているんですけど、
     20周年で龍騎のみんなが映画に出たりしてると長くやってきてよかったと思いますね」

02:タイプ:ワイルド/松本梨香
-MC-


続いて歌われたのはアニメ「ポケットモンスター」より五代目エンディングの別アレンジ版。
非常に人気が高く、根強い支持を集め続けている楽曲だけに曲紹介後には歓声が上がりました。
松本さんはステージの左右へ大きく動きながらパワフルな歌声で観客を盛り上げていました。

・松本さん「『タイプ:ワイルド』は色んな人が大好きって言ってくれるんですよ。
     私も『そうだよなぁ、コレはサトシの曲だなあ』って思うんです。
     でこんなにサトシサトシって言ってて『なんで?』って思う人もいるかもしれないんですけど、
     私、なんとサトシを演っております! 知ってた? 知ってた人は拍手を多めにお願いします」
観客拍手。
松本さんは世界的人気のアニメ「ポケットモンスター」の主役サトシの声を26年以上務められています。
・アニメ「ポケットモンスター」当時はサトルやヒロシと間違えられる。
・長年愛されるキャラクターの声を担当しているとどこに行ってもバレる。
・野球観戦でテンションが上がって「行っけぇええ!」といったら周りの子供達にバレてサイン大会になる。

・ここでまだサトシと気づかない人の為にサトシの声で台詞を一言披露する事に。
松本さん「なにか言ってほしいセリフとかある人―? ハイ、そこの方!」
観客「『ポケモン、ゲットだぜ!!』」
松本さん「……普通ですねそれ、次」
観客笑。
別の観客「『ピカチュウ! 君にきめた!!』」
松本さん「それ行きましょう! 久しぶりだ!!」
観客拍手。
松本さん「(最初の観客に向かい小声で)……ウソだよ。あとでちゃんと言うからね」
観客笑。
松本さん「『ピカチュウ! 君にきめたぁああっ!!』」
観客拍手。
松本さん「(最初の観客に向かい小声で)……あとで歌う前にちゃんと言うからね」
観客笑。
・ここで次に歌われる「生きてこそ」のサビ部分の手話を松本さん自らレクチャー。
松本さん「客席が明るいとやってない人がよくわかりますね」
観客笑。
松本さん「二階も意外と見えるんですよー」
観客笑。

03:生きてこそ/松本梨香
-MC-


続いて松本さんが歌われたのは、ご自身のアルバム「まんまる」でカバーされていて以来、
様々なイベントで歌い続けられているアニメ「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」よりオープニング。
歌詞の一言一言をしっかり歌いながら観客と共に優しい表情で手話を披露されていた松本さん。
ラストにはステージ中央の最前でマイクをほぼ通さずにアドリブを披露されていました。

・松本さん「あんまりステージの前に出ないでって言われてたのに出ちゃった。ごめんなさいっ!」
観客笑。
・近くのものより遠くのものが見えるようになってきた松本さん。
・「うなぎ」だと思ったら「つり」だった。気をつけて。
・月が二つに見えて視力検査で「W」が見えた。
・公園に白い犬がいると思ったら白いビニール袋だった。
・松本さん「お母さんわかります? わかりますよね?」
観客笑。

04:めざせポケモンマスター -20th Anniversary-/松本梨香

松本さんコーナーのラストはアニメ「ポケットモンスター」初代オープニングをリメイクした
アニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」と映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」オープニング。
松本さんの情感たっぷりな力強い歌声とはつらつとした表情を受け、観客の手拍子もひときわ大きく感じました。

●パントマイム/ジン・マサフスキー ひらがせいご

松本さんが退場されると再びジンさんとひらがさんのパントマイムのパフォーマンスへ。
今回は風船を題材にしたパフォーマンスが行われていました。

05:魂のルフラン/高橋洋子
-MC-


パントマイムが終わり高橋さんのステージへ。映画「新世紀エヴァンゲリオン シト新生」よりエンディング。
高橋さんのダイナミックな歌声と緊迫感のある曲調に合わせて照明が赤と青で展開されたり、
専属ダンサーの"HASSE"長谷川敬夕さん、"シュンくん"岩熊俊介さんの躍動感あるダンスも相まって
世界観あふれる一幕となりました。

・高橋さん「今聞いていただいた『魂のルフラン』は『エヴァンゲリオン』のテレビ放送後、
     1997年に作られた映画の主題歌でした。95年のテレビ版から数えると28年。すっかり大人になりました」
観客笑。
高橋さん「会場には放送当時の95年には生まれていない方もいらっしゃるかもしれませんが、
     今、作品に触れてくださった方は自分にとって"今"の作品だと思いますし、
     ずっと見続けてくださっている方にとっては思い出の作品だと思います」

06:FLY ME TO THE MOON/高橋洋子
-MC-


高橋さんが「残酷な天使のテーゼン」を歌うきっかけになった楽曲と紹介され歌われたのは
スタンダードジャズナンバーでもあるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」初代エンディング。
高橋さんの豊かな歌声に聞き入る中、後半のスキャットとホイッスルボイスに圧倒されました。

・ここで次の曲は観客も一緒に振り付けをして楽しみましょうという事で、
長谷川さんの指導のもと、岩熊さんが観客に見本を見せながら観客に振り付けをレクチャー。
高橋さんは振り付けをする部分をハミングしながら一緒に振り付けをされていました。

07:赤き月/高橋洋子
-MC-
08:残酷な天使のテーゼ/高橋洋子


ミニアルバム「EVANGELION EXTREME」収録の高橋さん作詞の「エヴァンゲリオン」のイメージソングで
パチンコ「新世紀エヴァンゲリオン ~シト、新生~」搭載曲でもある「赤き月」。
高橋さんの張りつめた歌声とボイスパーカッションを交えた幻想的で不思議な曲調が続き、
後半の振り付けを行う箇所では多くの観客もステージ上のお三方と一緒になって振りを行っていました。
高橋さんのコーナーラストは代表曲であるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」オープニング。
観客の大きな手拍子の中、高橋さんの凛とした歌声と長谷川さん、岩熊さんの躍動感あふれるダンス堪能しました。

●パントマイム/ジン・マサフスキー ひらがせいご

お三方が退場されると再びジンさんとひらがさんのパントマイムのパフォーマンスへ。
今回はリングを題材にしたパントマイムにマジックの要素が加わっていました。

09:水の星に愛をこめて/森口博子
-MC-


パントマイムが終わり森口さんのコーナーへ。アニメ「機動戦士Zガンダム」二代目オープニングから。
前奏が聞こえた途端に大きな拍手が起こり、森口さんは嬉しそうに瑞々しい歌声を披露されていました。

・観客の拍手を受けた森口さんは松本さんと同じ様に拍手をリズムよく指揮されていました。
・森口さん「梨香ちゃんと拍手芸がかぶってるですね」
観客笑。
森口さん「芸じゃないわね。コミュニケーションですね」
・その後も森口さんへの拍手がある毎に同じ様に拍手を指揮されていましたが、
最後の最後に指揮をしないで観客を翻弄させ会場を和ませられていました。
森口さん「やらない時もあるから。見ておいて!」
・観客の拍手に人生を感じる。
・2018年にNHK BSで放送された「発表! 全ガンダム大投票」における
ガンダムソング部門で「水の星に愛をこめて」が一位になった時のお話。
森口さん「本当に光栄です。時間が経ってもぶれる事無く応援してくださるみなさんのおかげです」

10:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
-MC-


続いて森口さんが歌われたのは映画「機動戦士ガンダムF91」よりエンディング。
優しく柔らかな中に強さを感じる森口さんの透き通る歌声をじっくりと聞き入っていました。

・森口さんは松本さんと同い年。共通する出来事が多い。
・森口さん「梨香ちゃんもサトシの名前を間違えられたって言ってましたけど、
     私も銀行に行った時に間違えられたんですよ『あ、山瀬まみちゃん』って」
観客笑。
森口さん「(山瀬さんのマネで)あでぃがどっごだいまどぅ~」
観客笑。
森口さん「他にも『森口博子に似てますね』って言われたんですけど、
     『本人です』っていうの迷ったんですよ。その時すっぴんだったんで。
     そしたら『あ、古いか』ですって。古いって何よ!! 失礼な!!」
観客笑。
・近くのものより遠くのものが見えるようになってきた森口さん。
・白い子猫がいると思ったら白いビニール袋だった。
・言い間違えも多くなるお年頃。言ったつもりが別の言葉を言っている。
・毎週金曜日bayfmでラジオ番組「KISS & SMILE」という三時間の生放送を担当されている森口さん。
・スピッツとスパッツに、スキマスイッチをキス魔スイッチなど。
・森口さん「他にも謎の痛みとかが出てくるお年頃ですが、アニソンを歌っていると若くいられる気がします」

・ここで次の曲は観客も手拍子で参加してほしいという事で森口さんからレクチャー。
森口さん「ちょっと難しいんですけど脳トレだと思って下さい」
観客笑。
森口さん「この曲を盛り上げようというより自分の健康診断だと思って確認の意味でやってみて下さい」
森口さんは観客が失敗しても和ませながら拍手の箇所を一つずつ指導されていました。

11:鳥籠の少年 (1.5C)/森口博子
-MC-


拍手のレクチャーの勢いそのままにパチンコ「CRF機動戦士Zガンダム」より搭載曲「鳥籠の少年」。
森口さんは観客の手拍子を誘導されながらしなやかな歌声を披露されていました。

・10代、20代、30代、40代、50代とガンダムシリーズの楽曲に携わってこられた森口さん。
森口さん「次の曲は作品に登場する少女カーラの母性が表現されています。
     レコーディングする時、歌詞を見て感動で震えました。ちょうど戦争が始まった頃でした。
     この曲はオリコンで久しぶりに10位以内にランクインしたねっていうインターバル記録をいただきました。
     1位は和田アキ子さん、2位は美空ひばりさん、3位が……森口博子」
観客拍手。
森口さん「ありがとうございます。これからも一音入魂で歌い続けて行きます」 

12:Ubugoe/森口博子
-MC-


森口さんのコーナーラストは映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」よりエンディング。
静かで穏やかな曲調と森口さんの暖かな歌声が会場全体を包み込んでいるようでした。

●パントマイム/ジン・マサフスキー ひらがせいご

森口さんがご挨拶をされ退場されると、再びジンさんとひらがさんのパントマイムのパフォーマンスへ。
今回は新聞を題材にしたパントマイムにマジックの要素が加わっていました。

13:キャンディ キャンディ (2C)/堀江美都子
14:花の子ルンルン (2C)
~ひみつのアッコちゃん/堀江美都子
-MC-


ラストは堀江さんのコーナー。まずは代表曲であるアニメ「キャンディ・キャンディ」よりオープニング。
前奏が流れると観客から思わず声が漏れ、堀江さんのはつらつとした歌声に拍手も大きくなりました。
曲が終わると「今日は代表曲をメドレーでお届けしますね」とお話され、アニメ「花の子ルンルン」オープニングへ。
サビの部分では堀江さんが行われている振り付けを一緒に真似して行う観客も方々で見られました。
メドレーのラストは「テクマクマヤコン テクマクマヤコン アッコになーれー」という堀江さんの一言から
アニメ「ひみつのアッコちゃん(第2作)」オープニング。観客の手拍子の中、チャーミングな歌声を披露されました。

・堀江さん「今日は女性四人でお届けしていますけど、みんな個性豊かな実力派ですねー」 
・堀江さん「アニソンを約1200曲歌っています。時間で言うと……ごじゅーんぅんねん~」
観客笑。
堀江さん「でも生まれる前から歌ってますからねー」
観客笑。
堀江さん「そうだとしても54歳になってしまいますけどね」

15:サザエさんのうた (1.5C)
~あかるいサザエさん (2C)/堀江美都子
-MC-


関東圏での再放送版「まんが名作劇場 サザエさん」初代オープニングとエンディングをメドレーで。
堀江さんはオープニングではコーラスの追っかけ部分「あなたもサザエさん」の歌唱もご担当。
またオープニング、エンディング共に観客に手拍子のスピードを教えながら歌われていました。

・続いての曲は堀江さんが是非聞いてほしかった曲。
・堀江さん「『ドラえもん』の東日本大震災があった次の年に作られた映画の歌です。
     この曲は『ドラえもん』という作品からのメッセージにしたいという事で
     監督さんから『堀江に歌ってほしい』と指名していただいて歌いました。
     歌詞がとても素敵で、あたしの中には個人的な思いがあるんです。
     皆さんも心に大切な人を思い浮かべながら聞いていただければと思います」

16:キミのヒカリ/堀江美都子
-MC-


堀江さんが歌われたのは映画「ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」より挿入歌。
とてもやわらかでやさしい堀江さんの歌声に癒されて行くような、豊かな心地で聞いていました。

-アンコール-
-MC-


拍手の中、堀江さんが退場されると観客の拍手が手拍子に代わりアンコールへ。
手拍子がしばらく続くと照明が明るくなり、堀江さん、森口さん、高橋さん、松本さんが登場されました。

・観客の拍手を受けた森口さんは再び拍手をリズムよく指揮されていました。
・森口さん「拍手芸がかぶっちゃって」
松本さん「昭和の人でしょ」
堀江さん「それは令和の人はやっちゃいけないの?」
松本さん「やっていきましょ。どんどん繋いでいきましょう。伝統芸なんで」
堀江さん「梨香ちゃんがやるのはわかるけど、博子ちゃんもやるのね。そういうキャラなの?」
森口さん「私、自分のステージでは必ずやるんですよ。『いいとも!』でタモリさんがやってたでしょ?
     タモリさんは同じ福岡市立高宮中学校の先輩なので」
堀江さん「なるほどー。タモリさんのー」
森口さん「そうなんです。だからタモリさんに伝えておきます『羽村は元気だったよ』って」
松本さん「アタシなんか生まれた時からやってるからね。オギャーって啼きながらパンパパパンって」
観客笑。
森口さん「わたしわぁ~ママのおなかのなかにいるときからやってるからぁ~」
松本さん「ホントかよ!!」
堀江さん「そこ競う所なの?」
観客笑。
・堀江さんも拍手の指揮をやってみるたもののうまく揃わず。
森口さん「いいんですよ。これから揃えて行きましょう」
松本さん「受け継いでいってください!」

16.5:緑の陽だまり (序盤のみ)/森口博子 合いの手:松本梨香

ここで堀江さん世代の森口さんが堀江さんがミッチーとチャタラーズとして歌われた
アニメ「山ねずみロッキーチャック」のオープニングを序盤だけくちずさまれました。
観客の手拍子に加え、松本さんが曲に「ちゃんちゃん」と合いの手を入れていたのですが、
途中で堀江さんから「ちゃんちゃんはいれない方が良い」と言われていました。

16.7:サザエさんのうた (サビの冒頭のみ)/松本梨香 森口博子

松本さんが「アニソンってみんなで楽しくなる」と話され「サザエさんのうた」を歌い出すと
森口さんも一緒になって歌われたのですが、声楽のコーラスの様な歌い方をされていました。

・堀江さん「なんでそんな婦人会のコーラスみたいに歌うのよ~」
観客笑。
堀江さん「このコンサートは昨日も西東京市でやらせていただいたんですけどね、
     その時に『女性四人だから婦人会ね』って婦人会になっちゃったんです私たち」
観客拍手。

・堀江さん「今回は予約の段階で本来なら水木一郎さんが出演される予定でした。
     ですが、昨年ね。お亡くなりになってしまって。洋子ちゃんが代わりに出てくれました。
     最後の曲は水木さんの曲をみんなで歌って締めくくりたいと思います」
観客拍手。
松本さん「いるからね。水木さん」
堀江さん「いるよね。いつもあたしの右側にいたから。今もいるよね」
松本さん「梨香の顔にあのマフラーが刺さってますもん」 
観客笑。

17:マジンガーZ/堀江美都子 森口博子 松本梨香 高橋洋子 水木一郎

閉演BGM:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~ (カラオケ)


コンサートのラストは水木さんの代表曲中の代表曲アニメ「マジンガーZ」オープニング。
前奏から序盤は四人が揃いのステップや振り付けを交えて歌われていたのですが、
この曲に限ってはカラオケではなく水木さんの歌声入りの音が流されており、
水木さんも今回のコンサートに共に参加された気がして思わず目頭が熱くなりました。

・曲が終わると水木さんのジャズ・ブラスセルフカバーアルバム「WAY~グランド・アニキ・スタイル~」版の
「マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~」のカラオケが流れる中、
森口さんがジンさんとひらがさん、高橋さんが長谷川さん、岩熊さんを呼びこまれてご紹介されました。

・堀江さん「気をつけてお帰り下さいね。それじゃあいくよーォ……愛してるッ」
堀江さん&森口さん&高橋さん&松本さん「ゼーーェエット」

水木さんがライブの最後に観客に向けて行われていた締めくくりの挨拶「愛しれるZ」を
堀江さんが継承する形で披露された事にここでもグッとくるものがありました。

観客から大きな拍手が贈られる中、幕が降りると客席の照明が明るくなり
「宝くじ文化公演 アニソンファンタジックコンサート」羽村公演は終演となりました。

それぞれに様々な場所で共演された事はあったものの、
ありそうでなかった各時代と世代を代表するアニメソングを歌われている女性歌手の皆様だけのコンサート。
宝くじの文化公演ならではのリーズナブルな価格での充実の内容の豪華さや
幕間でパントマイムのパフォーマンスを見る事が出来るのもなんとも新鮮でした。
違った個性をお持ちの皆様の代表曲づくしをしっかり味わう事が出来たのはもちろん、
皆様それぞれに手拍子や振り付けで観客参加型の楽曲を設けられたいたのも印象的。
皆様そろってのトークではご自身たちを婦人会と称されていたのもほほえましかったですし、
ラストには「マジンガーZ」が水木さんの歌声入りで流れる事で、水木さんも共に歌われたような演出や
最後には堀江さんが水木さんの「愛してるZ」を受け継いで行われていたのも感激でした。



補足

・ロビーには今回のポスターや会場に寄与された出演者の皆さんのサイン展示されており、
来場者は写真を撮影することが出来ました。

・ジン・マサフスキーさんこと俳優の神雅喜さんは禁煙ガム「ニコレット」のCMなどにも出演されているとか。

・松本さん「仮面ライダーの曲を歌ってると自分も一緒になって変身している様な気持になりますね」

・「タイプ:ワイルド」のカラオケはオリジナル版ではなく、新しくアレンジされたものでした。
おそらく「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」の最終回で流れるのでは。

・松本さんが「タイプ:ワイルド」を歌われたのは約2年ぶりだとか。
松本さん「この2年位の間にしょこたん(中川翔子さん)がカバーしてくれてたでしょ?
     あの間はあんまり歌わないようにしてたの。なんか悪いかなぁって」
※中川さんはアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」4代目エンディングとして本曲をカバーされています。

・長谷川さん、岩熊さんは高橋さんの全曲にダンスで参加されていました。

・「FLY ME TO THE MOON」は「エヴァンゲリオン」でアレンジと歌手違いで複数バージョンのエンディングがあり、
その中で高橋さんも歌われていますが、今回は初代エンディングのCLAIREさん版のカラオケでした。

・長谷川さんから水が入っているペットボトルを手渡された高橋さん。
高橋さん「それは日本酒ですか?」
長谷川さん「いいえ、ただの水です」
観客笑。

・森口さん「羽村市という名前を聞く度に親近感を覚えるんです。私、本今日は花村博美って言うんですね。
     あ、でも博美は特別な男性にしか呼んで欲しくないんですけど」
観客笑。
森口さん「名字が花村(はなむら)なので羽村(はむら)って聞くと親近感を覚えるんです」

・「ETERNAL WIND」で1991年の「第42回NHK紅白歌合戦」に初出場した時の裏話。
森口さん「いい意味でとても緊張感ある現場で、私のリハーサルの後が北島三郎さんだったんですけど、
     大きなセットが移動していく中、スタッフさんが北島さんに『危のうございます!!』って」
観客笑。

・森口さん「ホントはね皆さんも声出したいですよね。『テレビで見るより可愛いよー』とか」
観客笑。

・堀江さん「『花の子ルンルン』はルンルンが色んな街を旅するお話です。
     見ている人達が『いつ自分の街にくるだろう』って思っていたそうです。
     今日は羽村にきましたよー」

・堀江さん「火曜日の『サザエさん』ご存知ですか? お魚はくわえない方、窓を開ける方です」
観客拍手。
堀江さん「この『サザエさん』を歌ったのは高校生。お年頃でしたのでちょっと恥ずかしかったですね」

・堀江さん「アニメソングはまだ音楽ジャンルとしては若く生まれてから60年に満たないんです。
     なので、最初のうちは世間にあまり知られていなくて認められていなかったんですけど、
     目の前で聞いてくれている子供達のキラキラした瞳が見たくて一生懸命歌ってきました。
     そしてそんな子供達も一緒に大人になりました。大きく育ったね」

・松本さん「今日、2月5日はピカチュウの日なんですよ。そんな日に先輩方といっしょに歌えて嬉しかったです」

・堀江さんに"松本梨香さん"と呼ばれて恐縮する松本さん。

・森口さん「今日は堀江美都子さん、高橋洋子さん、松本梨香ちゃん……」
松本さん「なんで梨香だけ"ちゃん"なのよ!」
森口さん「ハハハハ、同い年だから。同い年だから」
観客笑。
森口さん「改めまして今日は堀江美都子さん、高橋洋子さん、松本梨香ちゃん、そして森口博子さん」
松本さん「自分にも"さん"なんかい!!」
観客笑。

・コンサートの評判は発進が大事という事で地終演後にSNSのエゴサーチ宣言をされる森口さん。
森口さん「マスク、ブラジャー、エゴサは三種の神器です」

・堀江さん「アニメソングってオールジャンルなんですね。この四人でもそれぞれ違いますよね。
     パワー、テクニック、アイドル性、王道、時を越えたりもできるんです。
     これからもアニメソングを聞いて歌っていっていただければと思います」

・宝くじ文化公演という事で試しに宝くじを買ってみた松本さん。
松本さん「2000円分買ったんですけど、当たったんですよ」
森口さん「えっ」
高橋さん「凄い!」
松本さん「凄くない? 200円」
観客笑。
堀江さん「まあまあ」
高橋さん「いいと思う」
森口さん「そういう事を楽しむっていう事でね」
堀江さん「アニソンといっしょね」
観客拍手。

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