2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
宮内タカユキ バースデーLIVE 2008 ~TOMORROW~
08.2.3 新宿HEAD POWER
出演/宮内タカユキ
ゲスト/阪本良介 Dr.TETSU
映像ゲスト/影山ヒロノブ(in 1998)
お祝いゲスト/遠藤正明 マッチョ トッキー y-h ナオト ヨシ
鈴木雅之 竹内誉人 大崎某(名前わからず。申し訳ありません) Ricardo Cruz
演奏/第一部:カラオケ
第二部:Per.宮内タカユキ Per.Dr.TETSU
G&Co.イチロー Key&Co.イワキ Dr&Co.オカザキシンジ Ba&Co.サカモト G&AG&Co.コテッチャン
第三部:G&AG&Co.イチロー Key&Co.イワキ Dr&Co.オカザキシンジ Ba&Co.サカモト G&AG&Co.コテッチャン
走ろう新しく。輝こう強く。
今年、歌手デビュー30周年を迎えられる宮内タカユキさん。
時に激しく熱狂を呼び、時に優しく語りかけるようなその歌声は、多くの人の心に響いています。
今回は宮内さんのバースデーライブに参加してきました。
会場は昨年の同日にも宮内さんのバースデーライブが行われた、新宿HEAD POWER。
通りを挟んで東京厚生年金会館の向かい側にあるライブハウスです。
開場時間も近づくとスタッフの方がチケット番号順に観客を整列。
なんと入場整理をしていたスタッフさんは、
昨年の「影山ヒロノブ・遠藤正明・きただにひろしの『ゆかいな仲間たち』コスってコスって300分」で
"サイキックラバーとふゆかいな仲間たち"の一員としてパーカッションをしていた"Dr.TETSU"さん。
宮内さんやYOFFYさんのブログでHEAD POWERのスタッフさんであることは知っていたのですが
まさか、入場整理をなさるとは。ライブ開始前にちょっとしたサプライズ。
そして入場直前にSOLIDVOXの敏腕マネージャー、"くわやん"こと桑垣さんがいそいそと関係者入り口へ。
お、これは……。
会場入り口には、影山さん、遠藤さん、きただにさん、美郷さんのSOLIDVOX組の連名、
串田さん、ランティスの井上社長、コロムビア、キッズステーションなどからのお花が。
入場すると、「宮内さんにナイショでLIVEの最後の曲目を紹介した時にペンライトを振ってバースデーソングを歌おう」
という「♪ご協力のお願い」のチラシとペンライトが配布されました。今年も心得たり。
程なくして客席が暗転、いよいよ開演です。
00:SE
01:ビデオ戦士レザリオン
キーボードを叩くメカメカしいSEが流れ、多少の緊張が流れます。これは…。
そしてライブ一曲目を飾る「ビデオ戦士レザリオン」のイントロとともに宮内さんが登場。
宮内さんの歌声は近未来的なサウンドにピッタリ。戦う君の姿に輝きを見た。
02:輝け!フラッシュキング
-MC-
輝きは続きます。「超新星フラッシュマン」より、人気のロボソング。熱狂です。
二番以降は観客にマイクを向け、さながら宮内さん&観客の「合体フラッシュクロス」状態。
宮内さん「…だれだぁ? 雪男はぁ?」
当日の東京都は二年ぶりの大雪でした。
宮内さん「ホントに、今日は足元の悪い中来てくれてありがとう!
今日はさ、ヒーロー風に言うと俺と君達との未来を決する…そして前進していく、そんな日にしようぜっ」
観客「おおおおお」
宮内さん「今年でデビュー30周年を迎えることになったんだけど」
観客拍手。
宮内さん「ありがとう。キッズステーションさんが特番を組んでくれてね。
ホームページでリクエストを今月末までかな? やってるんだけど、その30曲を選ぶに悩んでね。
やっぱり入れたい曲が多くて、みんなも『この曲』ってのがあると思うんだけど、
今回はその30曲の中から選んで、ジャンジャンリクエストしてください!!」
宮内さん「じゃぁ、ちょっと水を飲もうね」
とステージ上の机にあったタンブラーを手に取る宮内さん。
宮内さん「これ、いいでしょ? 30周年のTシャツを作ってくれたデザイナーの長谷川さんが作ってくれたんだよ。
この背景の赤い部分、全部曲名なんだよ。ほしい?」
観客さん「ほしぃー」
宮内さん「でもなぁ、二、三個だけ作るんじゃぁ、ねぇ」
観客口々に「ほしい」コール。
観客さん「ウチは家族で四人分買いまーす」
宮内さん「おぉ、いいねぇ一家で四つでも五つでも。じゃぁ、その要望はまた、宮内までメールください」
宮内さん「今回も、メールで皆さんからリクエストいただいて、…まだ、ライブで歌っていない曲ってあるんだよね」
03:レッツゴー! ファイヤースコード
-MC-
「特警ウインスペクター」より、香川"ファイヤー"竜馬が乗るパトカー、ウィンスコード&ファイヤースコードのテーマ。
序盤の緊迫感とサビでの疾走感は、ライブで観客と一体になると魅力倍増。とてもライブ向きな曲でした。
宮内さん「ファイヤースコードで高速を走ったことがあってね。三井グリーンランドでのショーの時かな?
本物の武器をつんで、香川竜馬とかも一緒にいって、ソルブレインの時も行ったんだけど
番組そのままのショーをやって、『おぉ! ホントに竜馬がファイヤーに変身しやがった!?』って思ったなぁ。
そこに彼らの応援歌で一緒に参加できたのは嬉しかったよ」
宮内さん「ちょっと、宮内、水飲みますんで………いいでしょ? これ」
タンブラージョーク再び。
宮内さん「次の曲も初めて歌うんだよ。ファンのみんなの方が覚えてくれてて。
俺も聞きなおしてみて『おぉ、たしかに俺の声だ』って」
観客笑。
宮内さん「というわけで初めて歌います。…間違ったらゴメンナサイ」
04:白い稲妻!バリアス7
-MC-
「特捜エクシードラフト」よりレッダーが操るバリアス7のテーマ曲です。サビの宮内さん同士の掛け合いは観客&カラオケが担当。
最後の「バァリ・ア・スっ・セェエブウゥンン」の宮内さんの迫力は原曲以上の凄まじさ。
宮内さん「これはやっぱり俺が歌った曲だったね。掛け合いのところが俺の声だもんね」
宮内さん「ライブだと自分が『よぉし、この曲で皆と盛り上がろう』とか歌いたい曲を選じゃうんだけど
この前、大阪のイベントで呼ばれて、○○○の○○○っているだろ?」
と、突然、城下の某超絶歌上手な先輩の名前が。
宮内さん「そのイベントには"宮様と○○○のコーナー"ってのがあって、そこでリクエストをもらって初めて、歌った曲です」
05:出動!ソルブレイン
-MC-
「特救指令ソルブレイン」より、文字通り出撃するレイバー、ジャンヌ、ドーザーの三人(三人?)を歌った曲。
とても爽やかで宮内さんの伸びが堪能できるこの曲。「愛をつれて」の部分は観客と一緒に。
宮内さん「"♪愛をォゥつゥれェてっ GOッ RUN TO THE LOOOOVE"…いい詞だよね。
次の曲は、みんな知ってたら一緒に歌ってください。"星よ、にじむな!"」
06:星よ、にじむな!
-MC-
「忍者戦隊カクレンジャー」より己を奮い立たせる歌詞が光るこの曲。
一言一言、自らに言い聞かせるように歌う宮内さんがとても印象的。心に響きます。
宮内さん「次は、このライブのタイトルにもなってるんだけど、
『流れ星 銀』DVDになるんだってね。『なんとかジャンプ』…
俺、電車の中のアレで見たんだよ……中吊り広告? 高橋よしひろ先生が何ページか書いてるんだって。
そこには銀と紅孔雀? じゃなくて…」
観客「紅桜です!」
宮内さん「そう、紅桜! あと……誰だっけ、あの途中で目が見えなくなっちゃうやつ…」
観客「ベン!」
宮内さん「そうそう、ベン。ベンとか他にも何匹かいてね。なつかしいなぁって思ったらDVD化だって。うれしいなぁ~。
『銀』は前にも、何曲か歌ったけどまだCDになってないから、頼んでみよう」
観客「おおおおおお」
宮内さん「ダメだったらゴメンネ。でもダメでも何度でもお願いするからさっ」
宮内さん「みんないろいろ、思う所はあるだろうし、今日は色々な思いで来てくれたと思う。
世の中じゃぁ"勝ち組"とか"負け組"って言葉があるれけど、何が基準なんだろう?
金持ってれば、銭持っていれば勝ち組か? そうじゃないと思うんだよ。
そりゃぁ、金は持っているといいかもしれないけれど、そこだけが価値じゃない。
"勝ち組"とか"負け組"とかは関係ないんだよ。みんなひとりひとりに価値があると思うんだ。
今日も、仕事やアルバイトでお金をためて、みんな俺のライブに見に来てくれる。本当に嬉しいよ。
みんな、昨日より今日、今日より明日を信じていこうぜ」
07:TOMORROW
「銀牙-流れ星 銀-」より、ライブのタイトルにもなっているED「TOMORROW」。
「星よ、にじむな!」とは対照的に優しく、語りかけるような宮内さんの歌声はとても魅力的。
「TOMORROW」が終わりステージが暗転し少しの間の静けさ。
暗転のまま、SEとナレーションが流れはじめました。
どうやら、とある作品のナレーションのようです。
ナレーション「~それから500年。時に1984年……」
間髪いれずに流れた荘厳かつ高ぶるあのイントロ。
08:超電子バイオマン
「バイオマン」のナレーションから歌というこの構成!! なんというニクイ演出。
観客もがぜん盛り上がります。盛り上がらずにいられますか!!
再び暗転。
スポットライトがあたると、そこには宮内さんではなく…
レッドワン・郷史朗こと阪本良介さん!!
われんばかりの大歓声。
バイオマンの敵組織"新帝国ギア"へ向けての宣戦布告をつげ
変身用ブレスレッド"テクノブレス"を構えて…
"郷"阪本さん「バイオマン!!」
09:Blue Togetherness(1C)
~カラフル・バイオマン(1C)
~俺達バイオマン(1C)
リアルタイムで「バイオマン」を見ていない世代でも、この事態の凄さは充分すぎるほど伝わります。
作中で「ここぞ」という時に流れていたという「Blue Togetherness」からバイオマンメドレーの始まりです。
続く「カラフル・バイオマン」は昨年のバイオマンメドレーで初めて聞けた、宮内さんと観客との掛け合いが楽しめる曲です。
昨年のメドレーには無かった「俺達バイオマン」がここで初登場。「1・2・3・4・5」からは観客と一体になって。
~バイオロボの歌(1C)/&阪本良介
~バイオミック・ソルジャー(1.5C)/&阪本良介
戦隊ロボ屈指の人気をほこる「バイオロボの歌」の途中で再び阪本さんが登場し、合体ハイパークロス!
後奏では劇中のセリフさながらに、「スーパーメーザー・バイオ粒子斬りィィ!!」
少し長めの「バイオミック・ソルジャー」のイントロが流れるなか、宮内さんと阪本さんがガッチリ握手&ご挨拶。
バイオマンメドレーの最後はもちろん、みんなで「B・I・O・M・I・C!!」。
-MC-
宮内さんがここで、改めて阪本さんをご紹介。
阪本さん「今までライブを見に来てステージに上げてもらった事はありますけど
こうやって出演ということは…初めてですよね」
宮内さん「そうなんだよね。良介とは昔からの知り合いだったんだけど、なかなかスケジュールが会わなくてねぇ」
なんと阪本さんもデビュー30周年とか。
阪本さん「だから今年は宮内さんと一緒に色んな事をしたいですね」
宮内さん「そうだよね。全国まわろうね」
阪本さん「おかげさまで、バイオマンもDVD化が決定しまして。
今まではみなさんには劇場版しかお届けできなかったんですが、
これでやっと全51話を見ていただけるんですよ」
阪本さん「このジャケットは、なるべく当時の衣装を再現しようと思って、作ってきたんですよ」
宮内さん「ホント!? すごいなぁ~」
阪本さん「まだちょっとスプレー臭いですけどね。さっきも演じててシンナーの臭いが…」
観客笑。
阪本さん「このテクノブレスもファンの方からいただいたんですよ。今はなかなか手に入りませんからね。
でも、下はあの頃のジーパンにブーツですから、ほとんど当時のまま」
阪本さん「今日はみなさんにプレゼントがあるんですよ」
宮内さん「おぉ~?」
阪本さん「バイオマンの色紙にボクのサインと、あとバイオマンの写真を…」
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」
宮内さん「これ、五人そろってる写真じゃん! これってめったに無いよね」
阪本さん「そうなんですよ」
観客大興奮。
阪本さん「これをですね、僕と、みなさんでジャンケンをして僕に勝った人、五名の方に差し上げます!」
ということで「みんな、新宿HEAD POWERで僕とジャンケン!」開催。
見事勝ち残ったのは七名ほど。
阪本さんは最初の五名の方にプレゼント&握手。
阪本さん「残りの人にもすぐに持ってきますからね」
どうやらプレゼントにはまだ若干の余裕があるらしく、あとで持ってきてくださるとか。
阪本さん「じゃぁ、宮内さん、僕はここで失礼します」
宮内さん「え? せっかく来てくれたのにここで帰すわけには行かないなぁ。
良介もバイオマンで歌ってるだろぉ?」
観客「おお?」
阪本さん「えっ『夕焼けのペガサス』というのを歌っていますけど、カラオケが…」
宮内さん「カラオケ? 俺、持ってきてるんだよ」
阪本さん「でも、急なことなんで、歌詞…」
宮内さん「歌詞…あるよ…ほら。『夕焼けのペガサス』」
と、おもむろに譜面台の歌詞ファイルのページを開く宮内さん。
阪本さん「いやぁ、ハハハハ、まいったなぁ。」
宮内さん「歌ってよぉ」
阪本さん「よろしいんですか?」
観客「おおおおおお!」
阪本さん「じゃぁ、宮内さんにも歌っていただいて…」
宮内さん「コーラスの部分あるの?」
阪本さん「ええ、…たしかあったとおもいますけど、無ければまぁ、適当に」
宮内さん「やらせていただきます。適当なのは得意なんで」
観客笑。
10:夕焼けのペガサス/阪本良介 コーラス/宮内タカユキ
-MC-
軽快で覚えやすい爽やかなこの曲が、まさか、今回聞けるなんて!!
低音が強調され原曲よりも更に安定したように思いました。阪本さん上手っ!
しかも宮内さんのコーラスという豪華さ。
ここで阪本さんを拍手でお見送り。
宮内さん「ここでちょっとバンドのセッティングがあるから、その間に10年前にやった
20周年ライブのビデオの影山ヒロノブさんがゲストで出てくれたところを見てもらおうと思います」
と、早速残りのプレゼントを持って阪本さん登場。
宮内さん「さすがだね。仕事が速い!」
お二人退場後、ステージの上にあったスクリーンが降りてきて上映開始。
ライブは渋谷eggmanで行われたもので、おそらくバンドはBROADWAYの皆さん。
98年という事で宮内さんも若く。髪型や服装のせいか、とてもガッチリした体格に見えました。
そして影山さんが若い! 細い! 多くの観客から思わず声が出るほどでした。
「コロムビアアニメ大行進」の頃のエピソードを話したり
ギターのこれまた若い松尾さんの"ゴマすりっぷり"を、二人していじりまくったり。
やっぱりこのコンビも大好きです。
11:Night Of Mystery(映像)/&影山ヒロノブ(in 1998)
「サイレントメビウス」より。当方の大好きなこの曲。
お二人ともとても楽しそうに歌っているのが印象的です。いつか生で聴いてみたいです!
映像が途中で終わって後からホンモノのお二人が!? ……といらぬ期待をしてしまったり。
曲が終わり、10年前の宮内さんのトークがはじまると
スクリーン後ろから今の宮内さんがひょっこりと顔を出し
「そろそろいいかな?」
「話が長いから、もういいよ」
と10年前の自分にツッコむ宮内さん。
スクリーンが上がるとそこには宮内さんとバンドの皆さんが。
宮内さん「いろいろ整理していた時にこれが見つかってね。
『これ流せたらなぁ』と思って影山さん、影ちゃんに連絡したら、許可してもらって今回流せたんだよ」
宮内さん「じゃあメンバー紹介の前に一曲聴いてもらおうかな。リクエストのあったDOOBIE BROTHERSの『LONG TRAIN RUNNIN'』!」
12:LONG TRAIN RUNNIN'
第二部は雰囲気一変。洋楽に疎い身でも聞いた事のある名曲「LONG TRAIN RUNNIN'」。むちゃくちゃカッコいい!!
思えば宮内さんの洋楽カバーを聞くのは初めて。こういったご本人のルーツ的な歌を聞く事ができるのが、ソロライブの醍醐味。
13:インスト(メンバー紹介)
前曲の雰囲気そのままに演奏しながらG~Key~Dr~Ba~G~Per~Perの順番でメンバー紹介。
アニソンとは一味違う「音楽」な空気に終始ヤられっ放し。バンドの皆さんもさる事ながら、宮内さんのぶっ叩きっぷりが凄まじい。
-MC-
続いての第三部では宮内さんはパーカッションを離れて歌に専念。
宮内さん「いいなぁ、楽器は。スイッチで音を変えられて…、歌はそうはいかないもんなァ…。
どんなに喉の調子が悪くても歌わなきゃいけないから、
喉もカートリッジで交換できたらいいのに…でも俺の代わりはいないからなぁ。
それで食べてるんだろっ、宮内っ!
さっ、続いてはオリジナルアルバム『心の歌』から『風のゴールへ』!」
14:風のゴールへ
ギターのお二人がアコギにチェンジ。ヒーローソングではないながらどこかヒーロー的哀愁を感じさせ、
それでいてさわやかさがあるのは、宮内さんの無二の歌声あってこそ。
-MC-
宮内さん「なんとなくスポーツやっていた人は夏のグラウンドで練習している時とか、
やってない人でも青年の頃を思い出したりしたんじゃないかなぁと思います。
俺もスポーツやってた頃を思い出したりしてね。
みんなも青春時代ってあったと思うんだ。俺たちの時代は真夏竜さんだったなぁ。
俺たちの時代にもヒーローはいたんだ。
♪ハリマォ~とか、まぼろし仮面とか。みんな知らないかな?
風呂敷をマント代わりにして遊んでね。じぃさんの盆栽全部割っちゃって。スッゲー怒られた。」
観客笑。
宮内さん「(天井を見上げて)ごめんね~。…今きっとじぃさん怒ってると思ってね。
次は………ヒーローに行こうか? みんなが知ってるやつを…」
照明が暗転し、ギターのアルペジオとピアノの旋律が絡む中、宮内さんが歌いだしたのは…
15:仮面ライダーBLACK RX
祈るように乞うように振り絞られる声。うっおおぉおおお!? まさかのスローアレンジで「RX」!
スローテンポで1コーラス終わると疾走する様にバンドによるオリジナルのイントロからフルコーラス! これはカッコ良い!!
-MC-
宮内さん「…こういうアレンジでやってみたけど、どうだった?」
観客大歓声。反応上々。
宮内さん「ありがとうっ! じゃあ新曲いってみよう! 間違えたらごめんなさい『燃えよ激獣拳!』!!」
16:燃えよ激獣拳!
生ギターで勝利のイントロ! なんとっ、バンドで激獣拳! こんな曲まで演られるとは!
演奏もさる事ながら、歌唱難易度も高いこの歌を多少つまづきながらでも歌えてしまう宮内さんは凄い!
-MC-
宮内さん「バンドのみんなは忙しいのに集まってくれてね。スタジオ借りて一緒に練習して。
じゃあ次はちょっとピアノだけで『RX』の中から『誰かが君を愛してる』を歌いたいと思います。
誰でも、誰かを思ってる。誰かが思ってる。誰かが愛してる。一人ぼっちじゃないんだ」
17:誰かが君を愛してる
激気的咆哮からピアノと宮内さんの声だけの世界へ。さらにバラードになり、さらに歌詞のメッセージが強調。
崩して歌いながらも、最後のサビではオリジナルのメロディーで。ピアノだけでこの歌唱力とこの説得力。これも良い!
-MC-
宮内さん「他の作品のもそうなんだけど、『RX』の歌は特に詞を噛み締めて歌いたくてこういうアレンジで歌ってみました。
じゃあそろそろ『ソルブレイン』とか『エクシー』とか演って、バンドで『バイオマン』とか演ろうか?」
18:特救指令ソルブレイン
カラオケではレスキュー三連のメドレーが多く、バンドのSHSでもあまり歌われなかったりするので、
久し振りにフルで、しかもバンドで聞けた「ソルブレイン」。子供の頃一番良く聞いた宮内さんの歌なので、これは嬉しい!
-MC-
宮内さん「ちょっと声が聞こえにくくて…音デカ過ぎでないかい?」
と、バンドの皆さんに振り向く宮内さん。
宮内さん「残りはあと二曲だ!」
19:特捜エクシードラフト
20:超電子バイオマン/&阪本良介
本編ラストはぶっ続けで二曲。「エクシードラフト」の「魂の兄弟達よ」は小さい兄弟達へ。
「バイオマン」では一番が終わると再び阪本さんが登場し、宮内さんと一緒に歌唱。阪本さん歌詞がほぼ完璧。
演奏が終わり宮内さんと阪本さん、そしてバンドの皆さんがはけると、すぐに沸き起こるアンコール。
-アンコール-
スポットライトに照らされて楽譜をセットする宮内さん。そしてスタンバイするバンドの皆さん。
ちょっとサプライズフライングなKeyのイワキさん。いっそそのまま。
宮内さん「どうもありがとう! 今日は遠藤正明君や佐藤健太君とか、Ricardoとかいろんな人が来てくれてね。
影ちゃんは忙しくてどうしても来れなかったんだけど。
でも、いろんな人との繋がりがあって、もちろんみんなとの繋がりもあって…なんか嬉しいな。
じゃあオリジナルの『日付のないページ』という歌を」
21:日付のないページ
空気が伝わらないので書くのを省いたMCでのお話の内容と合わせ、ライブ終盤にも係わらず非常に味わい深い雰囲気に。
普段のヒーロー系イベントでは聞けないオリジナル曲を聞けるのはとてもありがたいです。
-MC-
「いやいや、宮内さんおめでとうございます」と、突然、帽子にサングラスのマッチョさん登場。
マッチョさん「僕の着てるTシャツなんですけど、宮内さんの30周年記念という事で、Tシャツ作ったじゃないですか?」
宮内さん「うん」
マッチョさん「実はこれも、宮内さんに内緒で作った30周年記念Tシャツなんですよ!
イラストは元・極悪同盟のコンドル斉藤さんが描いて下さったんですよ」
宮内さん「あ、俺がいるじゃない」
イラストはRXに扮した宮内さんの肩にたかゆきくん4才が乗っているもの。
マッチョさん「ロゴは先程から話されている長谷川さんがデザインしてくれまして」
宮内さん「良いねぇ~。実はコレも長谷川さんが…」
と、またもやタンブラージョーク登場。なんと抜かりのない。
マッチョさん「宮内さんのお祝いに駆けつけたのは僕だけじゃないんですよ。
会場にはこの白シャツを着た軍団がお祝いに駆けつけてくれているんですよ」
マッチョさん「まずはオレの尊敬するロックシンガー、遠藤正明!!」
遠藤さん「おめでとうございま~す!」
歓声の中、遠藤正明さん登場。
着ていたのはマッチョさん同様の30周年記念Tシャツ。宮内さんとガッチリ抱擁。
遠藤さん「オレそこで泣いちゃいましたよ。Lalalala…って」
と、「日付のないページ」のラストを歌って目を拭う仕草をする遠藤さん。
マッチョさん「さっき"軍団"といいましたが、まだまだ来てるんですよ!!
DIXIES!! そしてキッズステーションの竹内さん、大崎さん!!」
続いてはマッチョさん率いる「DIXIES」のメンバーの皆さんが登場し、
それぞれ宮内さんと握手したり花束を渡したり。もちろん全員がTシャツ着用。
キッズステーションの「アニぱら音楽館」プロデューサー・竹内誉人さんとデスクの大崎さんもお祝いに。
竹内さん「今度アニぱら音楽館で宮内さん特集がありまして、2月いっぱいはHPで投票受付中です。よろしくおねがいしまーす」
マッチョさん「そして、地球の裏側から来た男、Ricardo!」
観客「おおおおお」
Ricardoさん「おめでとございまーす」
JAM Projectの公演の為に来日中のRicardo CruzさんもTシャツ姿。
宮内さん「俺のブラジルの息子だからね~」
マッチョさん「それでは皆さん準備はよろしいですか?」
22:ハッピーバースデー/遠藤正明 マッチョ トッキー y-h ナオト ヨシ
鈴木雅之 竹内誉人 大崎某 Ricardo Cruz &観客
-MC-
サプライズ発動。サイリウム発光。宮内さん男泣き。
会場が見事にお祝いムードの暖かい雰囲気に。大成功。
マッチョさん「今日は宮内さんの旧友も水戸から駆けつけてくれました!」
と、ケーキを持って登場した方を紹介。
宮内さん「おぉ! 彼はねぇ、ボーカリストを目指してて『レッツゴー!ファイヤースコード』にコーラスで参加してるんだけど、
今はイベント会社を立ち上げて頑張ってるんだよ!」
マッチョさん「宮内さん! 遠藤さんもRicardoもいるんで、最後はやっぱり大合唱ッスか?
じゃあボク言っちゃって良いッスか? じゃあラストは『特警…』
って、宮内さん大丈夫っスか?」
宮内さん感激のあまり言葉が出ず。
マッチョさん「『ウインスペクター』!!」
23:特警ウインスペクター/全員
涙を堪えながらも歌う宮内さん。それを助けるようにコーラスをこなす遠藤さんとDIXIESの面々、
観客のライブ限定コーラスに即座に食いつくマッチョさん。そして歌いまくるRicardoさん。
大合唱の「ウインスペクター」でライブは終了。
バンドやゲストの皆さんが退場し、宮内さんお一人で何度もお礼。
と、観客から宮内さんお一人では持ちきれない程のプレゼントの嵐。即座に助けに入るDIXIESの方。
宮内さんが退場すると、有志による三本締めでライブは終了。
カラオケあり、バンドあり、カバーあり、オリジナルあり、挿入歌あり、主題歌あり、
ゲストあり、映像あり、サプライズありと、とても盛り沢山で贅沢な内容で、
なにより会場は和やかであり、熱狂であり、優しい空間になりました。
宮内さんの人柄が伺える、歌もMCも「噛み締める」ライブでした。
宮内さんお誕生日おめでとうございます。
補足
・ライブが終了すると会場の外は開場前にも増して激しい降雪。会場内とは20度近い温度差(体感)。
・所々で嬉しそうにタンブラージョークを連発する宮内さん。かなりお気に入りのようです。
・前途にもありますが、リアルタイムで「バイオマン」を見ていない世代の私達。
ですが、この演出の凄さ、素晴らしさは伝わってきました。
ホンモノの演技にホンモノの歌が合わされば、そりゃあ盛り上がります。
こんな演出がSHS等でもあったりすると、その盛り上がりは計り知れません。是非!
・阪本さん、歌詞をあまり見ず、ほぼ完璧に歌われていました。凄いです。
・昨年のバースデーライブでも書きましたが、宮内さんのトークはそのお人柄を感じさせるもので
ご本人の思いがつまったとても魅力的なトークです。
私達の駄文では、宮内さんの想いをとても表現しきれないので、かなり割愛しています。ご了承ください。
・バイオマンのナレーションやセリフも把握しきれないので割愛させていただきました。
・やっぱり生で聴いてみたい「Night Of Mystery」と「Sleeping Angel」。
・激しい曲である「RX」をバラード調ではじめるアレンジに脱帽。カッコいいってばないです。乞う音源化。
・観客の持つシャドームーンのソフビを見つけた宮内さん。
宮内さん「お、シャドームーンじゃない」
観客の方から手渡され、シャドームーンをまじまじと。
宮内さん「シャドームーンをじっくり見るのは初めてだなぁ~。
俺の中ではシャドームーンは"カシャン カシャン"ってなるイメージくらいでさ。
でもこうしてみると、カッコいいなぁ~」
観客の方にシャドームーンを返却。
宮内さん「手をこうやって構えてるRXのでっかいヤツもあったよね。家の玄関に飾ってるよ、魔よけとして」
観客「魔よけ…」
宮内さん「だれも家に入ってこないように……もちろん悪い人がだよ」
・盛り上げ上手なマッチョさん。
・Ricardoさん超楽しそう。"mojo×2 2DAYS"にも是非。
・佐藤健太さんはずっと客席でご覧になっていた様子。
・大崎某さんはキッズステーションのデスクの方とか。名前がわからず申し訳ありません。
・宮内さん「俺は昔から目から汗が出るんだよ」