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タツノコプロ創立60周年記念特別公演 ~Tatsunoko 60th Legends~
23.1.9 Zepp Diver City(TOKYO)

出演/ささきいさお 堀江美都子 山本正之 (あいうえお順)
追加出演/影山ヒロノブ 朝川ひろこ

映像出演/水木一郎

トークコーナー出演/笹川ひろし 森功至 吉田すずか (あいうえお順)
トークコーナー追加出演/上田みゆき

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/G.松尾洋一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし
   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.尾崎泰輔 Sax&Fl.町田長右衛門)



タツノコプロ。
1962年に漫画家の吉田竜夫さんがご兄弟と共に版権管理などを行う漫画専門の「竜の子プロダクション」として設立。
その後アニメーション制作にも進出し1965年にテレビアニメ第1作「宇宙エース」を発表。
以降、「マッハGoGoGo」「ハクション大魔王」「昆虫物語 みなしごハッチ」「いなかっぺ大将」
「科学忍者隊ガッチャマン」「けろっこデメタン」「新造人間キャシャーン」「破裏拳ポリマー」
「宇宙の騎士テッカマン」「タイムボカン」シリーズ、「未来警察ウラシマン」「赤い光弾ジリオン」
「天空戦記シュラト」「プリティーリズム」シリーズ、「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」などなど
バラエティ豊かな作品を生み出し続け、国内はもちろん海外でも根強い支持を集めています。
そんなタツノコプロが2022年に設立60周年を迎えられました。おめでとうございます。

設立60周年を記念公演として開催されたのが今回の
「タツノコプロ創立60周年記念特別公演 ~Tatsunoko 60th Legends~」です。

タツノコプロ60年の歴史を作品の主題歌を歌われたアーティストの方々による歌と、
関係者の方々によるトークとを映像と共に目の当たりに出来るライブとの事。

歌のご出演はささきいさおさん、堀江美都子さん、山本正之さんに加え、
後日、影山ヒロノブさんと朝川ひろこさんが追加でご出演が発表。
トークコーナーのご出演はアニメ監督の笹川ひろしさん、声優の森功至さん、
吉田竜夫さんのご息女でイラストレーター・デザイナーの吉田すずかさんに加え
後日、声優でありささきいさおさんの奥様である上田みゆきさんのご出演が発表。

当初、2021年より声帯不全麻痺と肺がんの治療中だった水木一郎さんも出演予定でしたが、
2022年の12月6日に逝去された事を受け出演が叶わず、映像でのご出演が告知されていました。

また事前にトークコーナーで使用する質問を募集しておりました。
質問は「タツノコプロで一番好きな作品」「タツノコプロ作品について今回の出演者に聞きたい事」でした。

今回の来場チケットは早々に完売。本来機材が設置される部分を座席として開放し追加販売。
更に今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して
会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、
ライブ終了後、期間限定でアーカイブ配信も行われました。

会場は東京お台場にある複合商業施設ダイバーシティ東京プラザの地下にあるZepp Diver City。
これまで「スーパー戦隊"魂"」をはじめバースデーソングさん主催による「魂ライブ」が数多く開催され
昨年、事業区域における開発事業で営業を終了したZepp Tokyoから歩いて数分の場所にあります。

2020年から新型コロナウイルスが蔓延しており、当時も感染者数は一定数を保っておりましたが、
ワクチン等の感染対策が周知されるようになり、各所のライブもかつての賑わいを取り戻しつつありました。
バースデーソングさんはコロナ禍でのライブ同様に感染対策を行っており、
開催にあたってはバースデーソングさんの公式サイト上で各種注意要綱が掲載されていましたが、
今回から重要な感染対策を残して徐々にコロナ禍前の様相に戻しておりました。

当方が確認できた今回からコロナ禍前に戻ったり変更されたのは以下の通りです。

・チケットの半券に自身の名前と連絡先を記入を取り止め。
・半券は観客が自らもぐのでは無くスタッフさんのてもぎに戻りました。
・チラシの配布の復活。
・出演者へのプレゼントや手紙の受付が復活。(山本正之さんは辞退されていました)

徐々にコロナ禍前に戻ってきてはいますが、パンデミックは続いており、
マスク着用の義務付け、入場時の検温、手先の消毒、
ドリンク代のSuica、PASUMO等の交通系ICやPayPayでの決済などは継続して実施。
それ以外にも出演者の楽屋やバックヤードでも様々な所で対応がなされていると思われ、
感染が落ち着いてきてはいるものの、引き続いて油断せずにライブを実現させようという思いの程が随所に伺えました。

会場内に入場するとステージの上部には赤いカーテンが左右で留められていました。
ステージ前方には演奏陣のブースがそれぞれ設置され、それぞれの間にアクリル板が設置。
ステージ後方に設けられたZ旗ホーン隊、コーラスブースにも一人一人の間にアクリル板が設置されていました。

ステージ後方背面中央には大型のスクリーンがあり、それを囲むように左右に柱が数本が飾られ
スクリーンには今回のライブタイトルとタツノコプロ制作のアニメの主要なキャラクターが
ふんだんにあしらわれたにぎやかなイラストが映し出されていました。
ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、
カメラが移動するため、観客は最前列でもステージとは距離が保たれているようになっていました。

開演までの間にはBGMとして洋楽が流れていましたが、開演の15分ほど前になると
来場を感謝する旨のアナウンスと会場内の感染予防対策の紹介等が行われました。
また、一階席は着座での観覧以外にもその場で立ちあがっての観覧も可能である事と
二階席に関しては着座でのみ観覧可能という旨がアナウンスされました。

00:SE
01:たたかえ! キャシャーン/ささきいさお
-MC-


開演時間になると会場内の照明が暗くなり、煌びやかな楽曲がオーバーチュアとして流れる中、
バンド、ホーン隊の皆さんが登場されてそれぞれのブースにスタンバイされ、いよいよ開演です。
オーバーチュアが終わると鍵盤とドラムが不穏な音を鳴らす中、ささきいさおさんによるナレーションから
アニメ「新造人間キャシャーン」よりオープニングでいさおさんが金色のジャケットで颯爽とご登場。
スクリーンにオープニング映像が映る中、凛々しい歌声と勇ましいロングトーンを披露されていました。

・いさおさんから新年のご挨拶。
・いさおさん「今日はタツノコプロの設立70周年の……? 60周年? 失礼しました」
観客笑。
いさおさん「ンフフフ。最初から間違えちゃいけないね。自分より長い歴史かと思ったら同じくらいでしたね。
      改めまして60周年の記念イベントにご来場いただき、誠にありがとうございます」
観客拍手。
いさおさん「最初に僕が間違えておくと後の人も楽かなってね。ンフフフ」
観客笑。
いさおさん「そんな事はないですね。間違えないようにしっかりとしないといけません」

02:おれは新造人間/ささきいさお
03:紅三四郎/堀江美都子
-MC-
04:アクビ娘/堀江美都子
-MC-


続いていさおさんが歌われたのは同じくアニメ「新造人間キャシャーン」よりエンディング。
歌われる前に「菊地俊輔先生の曲はブラスが凄い。今日はZ旗の皆さんがいてくれます」とホーン隊の皆さんをご紹介され
ホーン隊の皆さんのキレ味の鋭いブラスサウンドの中、いさおさんが情感豊かに歌われていました。
拍手の中、いさおさんが退場されると堀江美都子さんが登場され、アニメ「紅三四郎」より二代目オープング。
ご自身のデビュー曲となった本曲を堀江さんならではのしなやかさと痛快さで歌われていました。
堀江さんから新年のご挨拶があり、続いてはアニメ「ハクション大魔王」より魔王の娘・アクビを歌ったエンディング。
アクビ風の髪型の堀江さんはアップル、カインズの皆さんの小気味よいコーラスと共に可愛らしく歌われていました。

・堀江さんお一人でお話。
・堀江さん「タツノコ作品はカッコイイ、面白い、ちょっぴりせつなかったり色々な作品があります。
     そんな中であたしも沢山のジャンルの曲を歌わせてもらったおかげで歌手として成長させてもらえました。
     『紅三四郎』は柔術の男の子で曲はちょっと演歌、『アクビ娘』はすごくチャーミングな女の子、
     次に歌う曲はね、泣かせるのよ。両親がいなくても七人兄弟で支え合って明るく生きて行こうねっていう作品です。
     今日は、久し振りに歌います。『ぼくらきょうだい てんとう虫』」

05:ぼくらきょうだい てんとう虫/堀江美都子
06:戦え! ポリマー/ささきいさお
-MC-


続いて堀江さんが歌われたのはアニメ「てんとう虫の歌」よりオープニング。軽快なマーチ調と明るい歌詞を
堀江さんがコースの皆さんと共にはつらつとした歌声で歌われているお姿を拝見し、その光景にグッとくるものがありました。
拍手の中、堀江さんが退場されると再びいさおさんが登場され、曲紹介からアニメ「破裏拳ポリマー」よりオープニング。
少し歌詞を間違えてしまう場面もありましたが、いさおさんの勇ましい歌声や間奏の気合は実にパワフルでした。

・いさおさんお一人でお話。
・いさおさん「改めまして、本日はタツノコプロ創立"60周年"記念ライブにご来場頂き誠にありがとうございます。
      楽屋に帰って反省しておりました。ンフフフ」
観客拍手。
いさおさん「なんで初めから間違えてしまうんでしょうね。台本にもしっかり60周年って書いてありました」
・アニメ「新造人間キャシャーン」でアニメソングデビューされたいさおさん。
いさおさん「『キャシャーン』を歌った後にコロムビアの人が気に入ってくれて半年後に4作品の歌を歌いました。
      それが今歌った『ポリマー』と『ゲッターロボ』と……あと『宇宙戦艦ヤマト』っていう作品がありましたね」
観客笑。
いさおさん「歌手として再浮上するのは難しいと言われますが、アニメを何年か歌ってヒットしたおかげで今の自分があります。
      そういった意味では今の自分がいるすべてはタツノコプロのおかげといっても過言ではありません」

07:転身ポリマー/ささきいさお
08:嗚呼! 逆転王/山本正之
-MC-


同じくアニメ「破裏拳ポリマー」よりエンディング。冒頭の台詞と歌い出しが重なっているため、
まずはいさおさんが台詞を披露されてから楽曲がはじまるというアレンジになっていました。
続いては山本正之さんのご登場でアニメ「タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン」より根強い人気の逆転王のテーマ。
山本さんは間奏になると懐からハーモニカを取り出し、情熱的に吹きつつギターの松尾さんとセッションされていました。

・ここで演奏陣の皆さんはご退場。ここからはライブ「スーパーアニソン」魂などで行われている
山本さんがご自身が歌われたり、作詞作曲をされた曲をアコースティックギターでご披露されるアコギコーナーへ。
ステージ前方ではスタッフさんがマイクスタンド等の準備を進められていました。
・山本さんはそれまで着ていたスーツのジャケットを脱がれ、スタッフさんから受け取ったアコギを肩から下げ、
ワイシャツの襟をまくろうとした所、ボタンがなかなか外れずに若干苦戦されていました。
山本さん「…………ちょっとボタンが外れなかったから時間喰うよ」
観客笑。

・山本さん「………………外は寒いけど、中は暑いねぇ」
観客拍手。
山本さん「タツノコプロ創立60周年誠におめでとうございます。
     昭和50年秋『タイムボカン』の主題歌でタツノコと縁を頂き、今の今までステージに立っています。
     アニソンを歌う時、初代社長の吉田竜夫さんのあの男前の笑顔がここに浮かびます。
     竜夫さん、今の、オレを、ありがとう!!」
観客拍手。
山本さん「『タイムボカン』シリーズ。あなたも、アナタも、お前も、オレも大好きなこの曲。
     『ヤッターキング』からいくぞォ!!」

09:ヤッターキング/山本正之
-MC-
10:ヤットデタマンの歌/山本正之
-MC-


アコギコーナー一曲目はアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」より二代目オープニング。
観客の手拍子を受けながら情熱的な歌声を披露された山本さんは三年ぶりのライブ出演への思いを話され
アニメ「タイムボカンシリーズ ヤットデタマン」よりトッシュが歌われたオープニングをセルフカバー。
山本さんは前奏部分の横笛の音をギターで再現された後もギターを軽やかにかき鳴らし歌われていました。

・山本さん「……タツノコではボカンの他にもいくつか主題歌をつくりました。
     いくつかといっても2曲ですが……」
観客笑。
山本さん「『闘士ゴーディアン』と『黄金戦士ゴールドライタン』。
     ……今日は『ゴールドライタン』をやろう」
観客拍手。

11:黄金戦士ゴールド・ライタン/山本正之
-MC-
12:ハレー彗星(ゲキガスキーのテーマ)/山本正之
-MC-


黄色の照明の中、アニメ「ゴールドライタン」より宮内良さんが歌われたオープニングをセルフカバー。
客席では以前山本さんが提唱された本曲の振り付け両手を回転している観客もちらほら。
続いて「ボカンに戻ろう。あまりライブではやっていない挿入歌を」とお話され歌われたのは
アニメ「タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊オタスケマン」よりドラマチック・ゲキガスキーのテーマ。
甘い歌声を披露された山本さんはご自身が声優を担当されたキャラクターだけに間奏部分では
ゲキガスキーと小原乃梨子さんの声色でアターシャの掛け合いを披露される嬉しい一幕も。

・ここでコーラスのブースにアップルパイとカインズの皆さんがご登場。
山本さん「……くだらないパンデミックのおかげでお客様がこんな楽しい場所にいらして声が出せない。
     なので、コーラス隊に来てもらいました」
観客拍手。
山本さん「山本正之オベーション弾き語りソロコーナーラストの曲です。
     ……大丈夫、あとでバンドで"派手なヤツ"を一曲やりますから」 
観客拍手。
山本さん「最後は『逆転イッパツマン』!!!」

13:逆転イッパツマン3C/山本正之とアップルパイとザ☆カインズ

山本さんによるアコギコーナーラストはアップルパイとカインズの皆さんを従えて
アニメ「タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン」よりオープニング。
2006年にナレーターを担当され、山本さんとも仲が良かった鈴置洋孝さんが逝去された事を受け、
鈴置さんと本作の主役を演じられて1995年に亡くなられた富山敬さんへの追悼として新しく三番を追加し、
その年のライブ「スーパーアニソン魂2006"夏の陣"」において初披露された「3C」版。
バンドスタイル時に山本さんが行う冒頭の「パパパパパパパパ」等の振り付けはコーラスの皆さんがご担当。
山本さんは二番が終わると「3C行くぞ!!」とギターをかき鳴らし「敬さん! 鈴置!」と気合を入れられていました。

~休憩~
-MC-


山本さんが客席に向かって深々と頭を下げ、コーラスの皆さんと共に退場されると15分間の休憩時間のアナウンス。
この間にステージ上ではマイクスタンド等が片付けられていくと共に
椅子が6脚、テーブルがいくつか運びこまれて後半の準備が行われていました。

●トークコーナー

間もなく開演のアナウンスがあり、しばらくすると堀江さんがご登場。
ここからはタツノコプロゆかりのゲストの方々を招いてのトークコーナー。
トークコーナーのゲストは登場順に上田みゆきさん、ささきいさおさん、
笹川ひろしさん、吉田すずかさん、森功至さん。堀江さんは進行役としてご登壇されました。

・ゲストの皆様は堀江さんがお一人づつ呼びこまれていました。
・上田さん「先程はうちの主人が初っ端から間違えてしまい、申し訳ありませんでした」
観客笑。

・今回のトークコーナー用の質問メール「タツノコプロで一番好きな作品」は
「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカン」シリーズ「宇宙の騎士テッカマン」が票を集めていたそうです。
・出演者の皆さんの「タツノコプロで一番好きな作品」。
・森さんは「昆虫物語 みなしごハッチ」。でも本音は「科学忍者隊ガッチャマン」。
森さん「かわいいよね。"みつばち"ハッチ。♪ゆっけーゆけーえハーアッチー」
堀江さん「"みなしご"ね」
森さん「え、そうなの? ごめんなさーい。でもハチはハチじゃーん?」 
観客笑。
いさおさん「ミツバチだったらただのハチじゃないの?」
森さん「むかつくなぁ~。でもみんな。いさおちゃん結構最初から失敗してるよね」
観客笑。
いさおさん「なんか今日は間違えるんだよね。水木の霊が乗り移ったかな?」
※水木さんは一時期、ライブで歌詞を間違える事をいさおさんによく指摘されていました。
森さん「でも楽屋でいさおちゃんに『間違えたね』って言ったら、みゆきちゃんに通りがかりで肩をツネられました」
観客笑。
・吉田さんは「紅三四郎」。吉田竜夫さんっぽさが色濃く出ているからだとか。
・「紅三四郎」リアルタイム世代の堀江さんと吉田さん。三四郎の道着の着方で盛り上がる。
・一番が決められない笹川さん。ギャグとSFがお好き。
・いさおさんは長く関わったので「科学忍者隊ガッチャマン」。
・上田さんはいさおさんとの出会いの作品でもある「科学忍者隊ガッチャマンII」。
・上田さん「レギュラーでって言われた時は『わー』ってなって、スタジオに行くたびにドキドキして」
森さん「それは何がドキドキしたんですか?」
観客笑。
堀江さん「ナイスなツッコミです!」
堀江さんに向かって親指を立てる森さん。
・堀江さんはタツノコプロ作品第一号である「宇宙エース」。宇宙って、何?
・笹川さんによる「宇宙エース」が企画からテレビ放送されるまでの思い出。
・堀江さんは日本でテレビアニメが始まった時に幼少期だったいわば最初のテレビっ子。

13.5:星の炎に (冒頭とサビのみ)/堀江美都子 笹川ひろし 吉田すずか

「宇宙エース」の歌もお好きという堀江さんがアニメ「宇宙エース」よりオープニングを部分的に歌唱。
お話を挟みつつ、観客の手拍子の中、最終的に笹川さんと吉田さんも一緒に歌われていました。

・いさおさん「すごいねミッチよく覚えてるよ。オレ、他の人の歌とか覚えられないよ。自分のだって間違えるのに」
観客笑。
いさおさん「しかも今日は配信もあるのに間違えたしね。これがホントの"背信行為"だね。ンフフフ」
観客拍手。

・ここからは「科学忍者隊ガッチャマン」についてのトーク。
・堀江さんの願いを受け、森さんがガッチャマンG-1号 大鷲の健、いさおさんがG-2号 コンドルのジョー、
上田さんがパンドラ博士の台詞をそれぞれのエピソードを交えて披露されていました。

・「ガッチャマン」初収録のお話。
・オーディションでガッチャマンG-1号 大鷲の健役を受けていたいさおさん。
その後何も連絡が無く、落ちたと思っていたら収録当日に連絡があり、大急ぎでスタジオへ。
慌ててアフレコに挑むも、大鷲の健の台詞を喋る別の人がいて驚く。
・いさおさん「スタッフが慌てて僕は健じゃなくてコンドルのジョー役だって教えてもらったんだよ」
森さん「だってオレの台詞だと思ってしゃべってると向こうで言う人がいたんですよ」
観客笑。
森さん「それまでささきいさおって人は知ってたけど、初めてお会いしたのが『ガッチャマン』だったんですよ。
    第一印象は『背が高いしかっこいいなぁ』だったけど、いざアフレコになるとオレの台詞言うんだよ?
    『なんだこいつぅ~』って思ってさ。『ちょっと有名だからってさぁ』って」
観客笑。
・無口でニヒルな男が人気が出てニヤケ男に。
・森さんと上田さんは子役時代からの仲良しで、当時の住んでいる所も近かったそうです。
・「科学忍者隊ガッチャマンII」後半でのパンドラの正体に上田さん自身が驚く。そんな芝居してこなかったのに。
・笹川さん「後付けですねー」
・何故ジョーはサイボーグになったのか。
・笹川さん「喜びますぅ?」

・ここで堀江さんからG-4号 燕の甚平を演じられた塩屋翼さんがご来場されているとアナウンスがあり、
塩屋さんが客席からステージの前にご登場。甚平のTシャツを着ていらっしゃいました。
・ステージ下から落語になぞらえたり、ジェスチャーをしたりと
ユーモアを交えてステージ上とコンタクトをとる塩屋さん。

・トークも終盤という頃になると演奏陣とコーラスの皆さんがそれぞれの位置にスタンバイされていました。
・堀江さん「ではトークコーナーの最後に皆さんでこの曲を歌いたいと思います」
いさおさん「子門君の歌だね」
堀江さん「ハイ、原曲は子門さんですね」
森さん「はぁ~歌かぁ、嫌だなぁ」
堀江さん「功至さんは特に大きな声でお願いします!」
観客笑。
森さん「嫌だよ」
堀江さん「嫌だよってことはOKって事ですね」
いさおさん「さっき楽屋で一生懸命練習していたよ」
観客笑。

14:ガッチャマンの歌/笹川ひろし 森功至 ささきいさお 上田みゆき 吉田すずか 堀江美都子
          アップルパイ ザ☆カインズ
-MC-


トークコーナーの締めくくりとしてコーナーの出演者全員で子門真人さんが歌われた
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」より初代エンディングであり二代目オープニング。
そうそうたるメンバーに加え、アップル、カインズの皆さんも一緒になって歌われる光景は
今回ならではのとても賑やかで豪華な一幕となりました。

・トークゲストの皆さんが拍手で見送られていき、ステージ上はいさおさんと堀江さんだけに。
・いさおさん「久し振りに歌ったけど原曲の子門君は今の演奏よりもキーが高いんだよね」
堀江さん「そうなんですよね。子門さんは高かったですよねー」
いさおさん「子門君と言えば僕達のもう一人の仲間がいました。
      お正月早々に恐縮なんですけど、去年の12月……」
堀江さん「6日ですね」
・いさおさんと堀江さんそれぞれが最後に水木さんと会った時のお話。
・いさおさんは2022年11月に開催されたコンサート「第49回歌謡祭~さよならサンプラザ~第3部]。
・堀江さんは同月に開催された水木さんとのジョイントライブ「水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#19」。

・いさおさん「僕らの仲間がひとり欠けてしまいましたが、今日は水木が歌った映像を見て頂きたいと思います。
      水木一郎で『テッカマンの歌』です」

15:テッカマンの歌 (2C)/水木一郎
-MC-


水木さんが歌われたタツノコプロ作品の中から、アニメ「宇宙の騎士テッカマン」よりオープニング。
ステージ上が暗くなり、いさおさんと堀江さんが退場されると、スクリーンに映し出されたのは、
2022年のライブ「スーパーアニソン魂2022 ~THE LEGEND~」の映像。
影山さんにエスコートされ登場された水木さんが「テッカマン」を歌われる様子が上映される中、
バンド、コーラス、ホーン隊の皆さんはスクリーンを見つめたり、じっと床を見つめたりと様々。
観客は映像の水木さんの歌われる姿に合わせて手拍子をし、歌い終ると水木さんに拍手が贈られていました。

・映像が終るとゆっくりと影山さんが登場され、新年のご挨拶とタツノコプロ60周年のお祝いを述べられました。
・影山さん「今日は右を見ても左を見ても大先輩ばかり。ここで若干61歳、何しゃべんねんっていう……」
観客笑。
影山さん「アニキの映像の後そのまま次の曲行く予定だったんすけど、次の曲は能天気系なんすよ。
     試しにちょっとリハでそのままやってみたら、これはちょっと、どやねんと。
     『歌前にちょっと影山少しだけしゃべって』って言われて若干61歳、しゃべってます」
観客拍手。
・お正月に当時銀座の松屋で開催されていた展示「アニメージュとジブリ展」を見に行かれた影山さん。
影山さん「入った所に『創刊号コーナー』があってぇ、そこにメッチャでっかく引き伸ばされた
     当時のォ、アニキの写真とインタビュー記事があったんすよ。きっとアニキも喜んでると思います」

・ここで影山さんに「今回唯一の後輩」と紹介されて朝川さんが登場されて新年のご挨拶。
影山さん「次の曲、レコーディング以来歌ったのって2、3回くらい」 
朝川さん「そうですね、今日が3回目くらいです」
影山さん「その中の一回の映像を資料で見せてもらったんす。たぶん渋谷のAXだったと思うんすけど
     その時はアニキも一緒に出てて、後ろでめっちゃ盛り上がってるんすよ。
     それ見て『うわっめっちゃアニキじゃん!!』って思ったんすよね」
※2001年に当時ライブハウスSHIBUYA-AXで開催されたライブ「AX de アニソン?!」。
影山さん、朝川さんと共に井上あずみさん、遠藤正明さん、Saliaさんらもご出演。
当時CSで放送された映像を確認すると水木さんは影山さんの後ろで軽快に飛び跳ねていらっしゃいました。

16:Dokkan Beat/影山ヒロノブ 朝川ひろこ
-MC-


影山さんと朝川さんが歌われたのはアニメ「ドッカン! ロボ天どん」よりオープニング。
ストリート系の軽快な曲調に乗せて影山さんは明るく、朝川さんははつらつと歌われていました。
当時アニメをリアルタイムで見ていたので、今回生で聞く機会に恵まれてとても嬉しかったです。

・朝川さんを見送られて影山さんお一人に。
・影山さん「そいじゃあ、続けてもう一曲歌わせてもらいます。
     OVA『キャシャーン』より第1話のエンディング『キャシャーン~風の墓標~』」

17:キャシャーン~風の墓標~/影山ヒロノブ
18:絶唱カラオケマンの歌/山本正之
19:けろっこデメタン/堀江美都子
20:ガッチャマン ファイター/ささきいさお
-MC-
21:われらガッチャマン/ささきいさお
-MC-


影山さんが歌われたのはOVA「キャシャーン」より初代エンディングでありオープニング。
哀愁を感じるシャープな影山さんの歌声が実に魅力的な一曲ながら、なかなか生で聞ける機会が少なく、
今回おそらく初めて生で聞く機会に恵まれ、とても嬉しうございました。
続いては山本さんによるタツノコプロダクション30周年記念企画「タイムボカンカラオケ博覧会」より
事前に"派手なヤツ"と予告されていた「絶唱カラオケマンの歌」。
山本さんの「守ろう著作権」でト音記号を描いたり、間奏で片手で時計作ったりと振り付けも楽しく
合いの手の「OK!」という箇所ではKenitoさんが両手で丸を作りながら飛び跳ねられている場面もありました。
山本さんと入れ替わりに堀江さんが登場され、アニメ「けろっこデメタン」よりオープニング。
芯の強さを感じる堀江さんの歌声はもちろん、作中のケロケロ笛さながらの長右衛門さんのフルートも素敵。
続いてはいさおさんが登場され、アニメ「科学忍者隊ガッチャマンF」よりオープニング。
軽快ではつらつとしたいさおさんの歌声を堪能した後は、アニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」よりオープニング。
いさおさんはご自身で歌われながらアップルのお二人の見せ場ではお二人をひきたてたり、
歌詞中の「甚平」では客席にいらした塩屋翼さんを見つめて指さしながら嬉しそうに歌われていました。

・ここでいさおさんに呼びこまれて堀江さんがご登場。
・いさおさん「ミッチが横にいないと不安でね。今日はホントに歌詞が出てこなくなっちゃって。
      ホントに水木が乗り移ったんじゃないかって思うくらいだよンフフフ」
堀江さん「あぁ~そうですね。立ち位置がアニキもいさおさんと同じですからね。大丈夫ですよ安心してください」

22:明日夢みて/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


いさおさんと堀江さんお二人が歌われたのは、アニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」よりエンディング。
独特の緊張感と爽やかさがある本曲。いさおさんは逞しく堀江さんはしなやかに歌われておりました。

・ここでいさおさんと堀江さんが演奏陣とコーラスの皆さんをお一人づつご紹介。
・バンド、ホーン隊の皆さんは堀江さん、コーラスはいさおさんがそれぞれ紹介されていました。
・堀江さん「だんだん紹介がプロレスみたいになってきましたー!」
・堀江さんに呼びこまれ、山本さん、影山さん、朝川さんがご登場。
・山本さんはアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のTシャツ姿。
・ここで出演者の皆さんからひと言づつご挨拶がありました。
・山本さん「もうちょっと今日出てクセになっちゃってライブガンガンやりたくなっちゃいました」
・影山さん「若干61歳、このイベントに声かけてもらえて光栄に思ってます。
     自分もギター大好きなんで、山本さんのギターに魂震えました。オレも頑張ります!!」
・朝川さん「こんな素敵なステージでレジェンドの方々と同じ舞台に立てて幸せでした!」
・いさおさん「新年あけましておめでとうございます」
堀江さん「いまー?」
観客笑。
いさおさん「今日はなんか心がふわふわしちゃってかなり間違えてしまいました。
      そろそろ引退も近いかなと思ったのですが、皆様の声援を頂いてもう少しがんばれそうです」
・堀江さん「あたしのアニメソング歌手人生はタツノコプロの作品からはじまりました。
     そして沢山の作品を歌わせていただいて、本当に歌手としての勉強、成長をさせていただきました。
     ホンットにあたしの歌、難しいです。なので歌に負けないにようにこれからも鍛えて、
     少しでも長く、皆様にあの時と同じだねと言ってもらえるように頑張っていきます」

23:ヤッターマンの歌/山本正之 ささきいさお 堀江美都子 影山ヒロノブ 朝川ひろこ

「タツノコプロ創立60周年記念特別公演 ~Tatsunoko 60th Legends~」を締めくくるのは
アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」より山本さんが歌われた初代オープニングを全員で。
山本さんがメインに歌われる中、他の出演者の皆さんは歌はもちろん、合いの手も担当されていました。
一番終わりの間奏部分では山本さんがティンパニを叩く仕草をされるのですが、
その際にはアップルのお二人も山本さんと同じ仕草をされていました。

観客から拍手が贈られる中、出演者の皆さんは順番にご退場。
観客から名残惜しい手拍子が続く中、バンド、コーラス、ホーン隊の皆さんも退場されると
ステージ上が暗くなり、スタッフさんによる規制退場が行われていき、
「タツノコプロ創立60周年記念特別公演 ~Tatsunoko 60th Legends~」は終演となりました。


タツノコプロ60年の歴史の中で生まれた多彩な作品にまつわる楽曲が次々と披露され、
アニメソングライブでも馴染み深い楽曲や、これまでなかなか聞く機会に恵まれなかった楽曲など、
バラエティ豊かな楽曲群はそのままタツノコプロの作風の幅広さを感じる事が出来ました。
多くのタツノコプロ作品を歌われ、本来出演される予定だった水木さんが
生前の映像で出演されたのは、いち水木さんファンとしてはとても嬉しく、込み上げてくるものがありました。
トークコーナーはとてもリラックスした雰囲気の中で様々なお話を聞く事が出来て興味深かった他、
アニメソングの女王堀江さんがひとりのテレビっ子にも戻ってお話されている様子が印象的でした。

タツノコプロ設立60周年おめでとうございます。
これからもビックリドッキリな作品たちで楽しませていただければと思います。


観覧ゲスト/塩屋翼


補足


・会場ロビーには物販ブースや祝花が設置されていたほか、
アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」の悪玉ドロンボー一味のドロンジョのパネルと、
世界で唯一という触れ込みでドロンジョモデルのギターが展示されていました。

・今回のライブTシャツなどのグッズには水木さんのお名前もしっかりと記載されていました。

・ステージ後方にある柱は照明によって様々な色に変わっていました。

・バンドの皆さんとカインズの皆さんは今回のライブTシャツを着用されていました。

・スクリーンには歌毎にオープニング映像が流れたり、レコードジャケットが映されていました。

・堀江さんと吉田竜夫さんの思い出。
堀江さん「本当にやさしくて素敵な方でした。最初にお会いしたのはあたしが11歳……ふふっ。
     周りはコワく見える大人達ばかりの中、先生は笑顔が素敵で、やさしかったなぁ。
     『ああ、こういう作品を作る人ってこういう方なんだ』って思ったのを覚えています。
     だってあたし、『紅三四郎』見てたんだもん」

・堀江さん「まだまだ皆さんと一緒に歌える状況にはなってきてはいませんが、
     その分、拍手や手拍子で少しでも一緒に歌った気になっていってくださいね」

・山本さん「三年ぶりのステージ、めっちゃ気持ちいよ。故郷に帰って同級生と酒呑んでるみたいだよ」

・本当はステージ用の衣装を持参されていた上田さん。
リハーサルで森さんやいさおさんから「そのままでいいよ」と言われ普段着でご登場。
スカーフは巻きたかった。

・2022年末にコロナウイルスに感染されたいさおさん。
いさおさん「今は治ったけど歩くのがしんどくてね。皆さんも気をつけてくださいね。
      罹てるときはなんともなくても罹った後が大変ですから」

・笹川さんを見るとホッとする堀江さん。

・吉田さんと堀江さんはお互いが10代の頃からのお付き合い。

・森さんは「科学忍者隊ガッチャマン」のガッチャマンG-1号 大鷲の健が背中に刺繍されたスカジャン姿でご登場。
G-1号は吉田さんが描かれたもので、森さんのお誕生日イベントで声優の三石琴乃さんから頂いたとか。

・森さん「ステージで夫婦となりで座るなよ~」
いさおさん「指定されてたんだよ。おれだってすずかちゃんの隣がいいよ」
堀江さん「じゃあ変えてみるぅ~?」
森さん「いい、このままで」
観客笑。

・「ガッチャマンⅡ」当時、上田さんはいさおさんみたいな人は絶対好きになってはいけないと思われていたとか。
上田さん「彼がスタジオに入ってくると場が明るくなるんですね。なんか赤い顔なんです。ゴルフなのかお酒なのか。
     でいつも隣に座るんですけど、なんかお酒の匂いがするし、いつもダジャレか女性の話をしてるし」
観客笑。

・「キャシャーン」の名前の由来を笹川さんに聞いてみる。ガラスをひっかく音説。物事は壊れる。

・「ガッチャマン」の名前の由来も合体音説など諸説あり。広告代理店の偉い人のひらめき。

・上田さんの「科学忍者隊ガッチャマンII」の思い出。
和やかな中に緊張感があり、役者同士が一つの台詞に対して喧々囂々と議論を交わし
最終的に故・大平透さんの一言でまとまっていたそうです。

・甚平がG-4号かG-5号かまよう出演陣。
いさおさん「功至がずっと5号だ5号だっていうんだよ」
堀江さん「すずかちゃんが横でずっと4号って言ってるのに」

・塩屋さんと堀江さんとは共演作が多い。堀江さんは「翼ちゃん」と呼ぶ。

・ボヤッキーの話によく出てくる「会津若松のおハナちゃん」は笹川さんの初恋の人?
笹川さん「故郷への思いを込めて全員が私の恋人だったらいいなあと」

・吉田さんのタツノコプロの仕事場は異世界。

・今回のメインビジュアルの作画監督も吉田さんがご担当。

・影山さん「アニキが亡くなってからずっとアニキに会えないっていうのがね。
     さっきの映像もそうだけど、世の中にはアニキが遺してくれたものがいっぱいあるのに
     やっぱり、会えないのがどうしてもつらいなあってのがずっと心の中にあるんすよね」

・影山さん「オレとアニキとのLINEも長野県で一緒にやった『アニソンBIG3』の時で止まったまんまなんすよ。
     で、色々考えたし、さっきの映像を見ながら思ったんです。
     アニキはステージの自分を見てもらって『アニキ凄いよ!』『最高だよ』って言ってもらうのが好きでした。
     オレとか遠藤(正明さん)はアニキにとても近い後輩だったから、若干61歳、アニキみたいに
     どこまでも現役にこだわってステージに立ち続けたいと思えるような生き方をしたいと思ってます」 

・いさおさん「『われらガッチャマン』は最初に歌詞を見た時、『待っている待っている』って書いてあって
      本当に歌になるのか心配だったんですけど、すぎやまこういち先生の手にかかれば
      不思議と歌になっていくもので、やはり作曲家の方と言うのはやはり凄いものですね」

・「明日夢みて」レコーディングの思い出。
いさおさん「これはねミッチとの間をアクリル版で隔てて向かい合って歌ったんだよね」
堀江さん「そうでしたね。レコーディングが進むといさおさんのツバがこうバッバッバッバって付いて」
いさおさん「そのうち拭いたりしてね。ンフフフ」
観客笑。
堀江さん「今はそういうことは無くなりましたね」
いさおさん「そうだね。今は別々のスタジオに入って録ったりするから歌の切りどころが合わせられないんだよね」
堀江さん「アイコンタクトが出来ませんからね。だから事前にここで切ろうねって打ち合わせしてますもんね」

・いさおさん「なんか、仕事するのはひさしぶりなんですって?」
山本さん「そうなんです。盤は出していたんですけど、ライブは3年ぶりなんです」 
いさおさん「その割には声も出ていたし、ギターも凄く動いてましたね。練習してた?」
山本さん「練習もしてましたけど、声は休めると良いらしいですね」
いさおさん「そうらしいですね。『競馬馬の放牧説』っていって声帯もむしろ休めた方がイイらしいですね」
山本さん「いい3年間の休みでしたね」
いさおさん「でも3年は休みすぎだよーンフフフ」
観客笑

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