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HIGHWAY STAR PARTY 2022 DAY2
~JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG~
22.9.18 日比谷野外大音楽堂

出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)

OP Act/shuri (performed by WHITEFISTS)

演奏/B.山本直哉 G.横関敦 G.TAKEO Dr.青山英樹 Key.西村奈央
   G.ケンシロー (WHITEFISTS)



影山ヒロノブさんを筆頭に、多くのアニメソング関係のアーティストのマネージメントと、
ライブの音響を司る諸々を行う株式会社 HIGHWAY STARによるライブ「HIGHWAY STAR PARTY」。
東京の日比谷野外音楽堂を舞台に、所属アーティストによるライブが二日間にわたり開催されました。

一日目は声優の谷山紀章さんことKISHOWさんと、ギタリストで作曲家の飯塚昌明さんことe-ZUKAさんによる
ユニットGRANRODEOによる対バン形式のライブ「~GRANRODEO VS LIVE Ramble Scramble~」を開催。
オープニングアクトにHIGHWAY STAR所属の音楽ユニットSUIRENのお二人
対バン相手にはHIGHWAY STAR所属ではないロックバンドBLUE ENCOUNTを迎えて開催されました。

二日目はアニメソングらしいアニメソングを作り歌うユニットJAM Projectの皆さんによる
ワンマンライブ「~JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG~」が開催。
JAM Projectの皆さんが結成以来長く楽曲を制作している、
ロボット作品のクロスオーバーゲームシリーズである「スーパーロボット大戦」。
その中でもゲーム内オリジナルのキャラクターやロボットを中心に構成され、
ゲームはもちろんアニメ、パチンコ等にも展開している「ORIGINAL GENERATION」シリーズ、
通称「OG」の楽曲で構成されるという、これまでに無い試みのライブでした。

今回はオープニングアクトにshuriさんとギタリストのケンシローさんがご登場。
shuriさんは大田瑞希、TARMY、MIZUKI、MIZUKI da Fantasiaなどの名前を経てHIGHWAY STARに所属され、
劇場版アニメ「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」内で挿入歌を担当されています。
ケンシローさんはギタリストとしてJAM Projectのレコーディングに参加されているほか、
WHITEFISTS名義で個人的にもアーティスト活動やプロデュースなどを行われています。

会場は前途のように東京の日比谷公園内にある日比谷野外大音楽堂。
音楽ファンの間では通称"野音"として親しまれ、様々なライブが開催されてきましたが、
JAM Projectの皆さんも2004年の「JAM Project 4th LIVE VICTORY ~a once in a lifetime chance~」と
2005年の「アニメロミックス presents JAM Project 結成5周年記念 LIVE KING GONG」を開催。
以降も2013年に日比谷野音90周年記念事業のチャリティーライブ「Rock Beats Cancer FES 2013 Vol.2」などで
野音に出演される事はありましたが、ワンマンライブとなると約12年ぶりでした。

2020年以降、世界規模で蔓延し続けている新型コロナウイルスの影響で、野外での開催とはいえ、
感染予防の対策としてマスク着用の義務付けと、入場口での検温と手の消毒が行われていました。

当日は非常に強い勢いの台風14号が九州に接近、特別警報が発布され、各所で被害が出ていました。
東京は九州から遠いとはいえ、激しい雨が予想されており、開催も危ぶまれていましたが、
HIGHWAY STARからは中止のお知らせなどは特に無く、予定通りの開催となりました。

その為、当日は激しい雨が降ったかと思えば小雨になり更に晴れ、しばらくするとまた雨という
とても不安定な気候。会場内では傘の使用が出来ないという事で、
観客の多くがレインコートやポンチョなどを着用して入場していきました。

●オープニングアクト/shuri

01:知らない明日/shuri
-MC-
02:終わらない/shuri
-MC-
03:Little Wing/shuri
-MC-


開場から30分-40分ほどしたくらいで入場した所、既にshuriさんによるオープニングアクト中。
ご自身の未発表オリジナルソングである「知らない明日」と「終わらない」を初披露。
ケンシローさんのギターに合わせて情熱的な歌声を披露され、時にマイクを通さない生声で歌われ、
最後にはJAM Projectの皆さんが歌われたアニメ「スクラップド・プリンセス」オープニング「Little Wing」をカバー。
伸びやかな歌声が野外ならではの開放感を感じ、ケンシローさんと共に拍手で見送られていました。
台風の影響で入場するのを遅らせた事と、当日のshuriさんのtwitterでの投稿以外に
事前にオープニングアクトが開場から開演までの間に行われるという旨はアナウンスされていなかったので
shuriさんのステージをちゃんと拝見する事が出来なかったのは残念でした。

shuriさんとケンシローさんが退場されると、多くのスタッフさんがステージに登場され
ステージ上にたまった雨水を取り除く作業をされ、その間、開演にあたっての諸注意がアナウンス。
ステージ上には後方壁面に「HIGHWAY STAR PARTY」の幕が張られ、
後方にバンドブースが設けられており、バンドスタッフさん達が各楽器の最終調整をされていました。

開演直前BGM:Highway Star

開演までのBGMとしてロックバンドDeep Purpleの楽曲から「Smoke on the Water」などが流れており、
流れ終った後にHIGHWAY STARの社名の元になったであろう「Highway Star」の序盤が流れると
ステージ上が暗くなりいよいよ開演です。

00:OVERTURE
01:GONG


オーバーチュアとしてゲーム「第3次スーパーロボット大戦α-終焉の銀河へ-」オープニング「GONG」の
エレキギターをメインに据えたアレンジのインストゥメンタルが流れる中、バンドの皆さんがご登場。
バンドの皆さんの準備が整うとJAM Peojectの皆さんが登場され、観客の拍手の中で演奏された、ライブ一曲目は「GONG」。
一曲目から「ORIGINAL GENERATION」ではない「スーパーロボット大戦」の曲ではありましたが、
前途の様にJAM Projectとしての野音でのソロライブが2005年の「KING GONG」以来という事を考えると
その時のメインに据えられていた楽曲である「GONG」から始まるのは、なかなかどうして感慨深い選曲でした。

02:迷宮のプリズナー
03:Break Out
04:RISING FORCE
05:Fight to the end~聖戦~/JAM Project
-MC-


影山さんの「天気がどうなろうと最高の夜にしようぜ!」という言葉を受けてはじまったのは、
JAM Projectと「ORIGINAL GENERATION」シリーズとの最初のタッグである
2005年のOVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」よりオープニング。
序盤のどこか幻想的で物憂げなハーモニーからのスタイリッシュな疾走感で盛り上がりを加速させると、
続いて2006年のアニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」初代、二代目オープニングを連続でご披露。
「Break Out」では力強いスピーディーさが痛快、「RISING FORCE」はシャープながらも激しさが印象的。
続いては「RISING FORCE」のカップリングで「ディバイン・ウォーズ」イメージソング「Fight to the end~聖戦~」。
雨が降っている状況でしたがJAM Projectの皆さんは雨を感じさせず、ステージ上を入れ替わり立ち代わりで動かれ、
時折客席を眺めながらそれぞれのパフォーマンスを披露されていました。

・個々でJAM Projectのメンバーの皆さんが順番にご挨拶。
・遠藤さん「絶好のJAM日和ですね」
観客笑。
遠藤さん「久し振りのJAMライブ、久し振りの日比谷野外音楽堂! どおっからでもかかってきなすわぁ~い!」
影山さん「さすがプロレスラー」
・きただにさん「どうしてもみんなの顔を見るとマイクを向けたくなるんですけど、
       今日は心の声で存分に楽しんでください!!」
・奥井さん「今日はオンナノコはみんな化粧溶けるわねー。同じでーす」
・福山さん「大丈夫ですかー!? 今日は怪我しないように。注意しながら汗水たらしてください」
・影山さん「なんで昨日のGRANRODEOが晴れてオレ達が雨やねん」
観客笑。
影山さん「これもウチに遠藤正明がおるからや!!」
と、その向こうで影山さんを指さす遠藤さん。
※影山さん、遠藤さん共に昔から雨男の気があるとされ、多くのライブが雨だった過去があります。
・ステージ奥から前方まで雨水を利用して勢いよく滑りステージ端ギリギリで止まる遠藤さん。

・影山さん「昔のスパロボの曲とかァ、もォ、めっちゃキー高い」
きただにさん「今もっすよ」 
奥井さん「今もやんね」 
影山さん「特に次の曲何か遠藤がめっちゃ高い。でも今でも変わらずに出るもんなぁ?」
観客拍手。
遠藤さん「ハードル上げないでくださいよー」
影山さん「みんな見たいー!?」
観客拍手。
影山さん「みんなビックリ人間見たいー!?」
観客拍手。
影山さん「MAAAAAXOOOOOON」

06:MAXON/JAM Project
07:流星Lovers/JAM Project
08:Wings of the legend/JAM Project
-MC-


観客の唸り声を受け、荘厳さを感じる多重録音のハーモニーからはじまったのは、
2010年のアニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」より初代オープニング。
荒々しくへヴィな本曲に続いては同じく「-ジ・インスペクター-」より洗練された印象の二代目オープニング。
好対照な二曲はJAM Projectの皆さんの熱の入った歌声でライブでより一層魅力が際立ちます。
がらりと雰囲気が変わり、続いては2012年のゲーム「第2次スーパーロボット大戦OG」よりオープニング。
組曲的に様々な曲調へと変化していく本曲は、JAM Projectの皆さんの様々な歌声を堪能できます。
ラストの「朝焼けに浮かぶヒーロー」は真っ白な照明も相まってなんともドラマチックでした。

・遠藤さんと奥井さんお二人をメインにトーク。
・このあたりから雨は小降りもしくは止んでいき、虫の声が聞こえてくる時間帯になりました。
・JAM Projectと野外ライブは混ぜるな危険。
・遠藤さん「JAMのスパロボ曲って一曲一曲が熱量あるじゃないですか?
     せっかくのスパロボ縛りなので全部やりたい所なんですけど3DAYSやらないといけない」
観客拍手。
影山さん「50曲くらいあるからなぁ」
遠藤さん「それだけあったら全部やるのは大変なのでメドレーにしてきました。奥井ちゃんタイトルをどうぞ」
奥井さん「え? タ、タイトルなんて決まってた?」
影山さん「そういえば決めてへんかったなぁ」
奥井さん「……魅惑のォ」 
影山さん「でた! 魅惑!!」
奥井さん「……魅惑のォ、スパロボぉ、ヒット! メドレー!!」


09:魅惑のスパロボヒットメドレー
Tread on the Tiger’s Tail (1C)
~鋼のWarriors (1C)
~Rebellion ~反逆の戦士達~ (1C)
~Crest of "Z's" -STRONG ver.- (1C)
~THE EXCEEDER (1.5C)
~鋼のレジスタンス (1C)
10:NEW BLUE (1C)
-MC-


ここで「ORIGINAL GENERATION」シリーズ以外のスーパーロボット大戦シリーズの楽曲を、
奥井さん命名したての「魅惑のスパロボヒットメドレー」として6曲まとめていっぺんにご披露。
メドレーはゲーム「スーパーロボット大戦T」のオープニングで勇ましくはじまり、
続くゲーム「スーパーロボット大戦X」オープニングは随所にある「X Cross!!」になると
きただにさんの扇動で観客が両手で「X」を作り一体感が生みだされていました。
ゲーム「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」オープニングでは、曲が複雑に展開されて行く中、
最後の遠藤さんのパワフルな歌声は野外ならではの開放感抜群でした。
雰囲気が変わり、きただにさんのシャウトからゲーム「スーパーロボット大戦Z」オープニング。
ねじ伏せ叩き付ける様なサビを歌いながら、JAMのみなさん揃いの振り付けは観客も一緒になって行っていました。
続いてのゲーム「スーパーロボット大戦V」オープニングは中盤の「FIRE!」の応酬の勢いに圧倒。
メドレーのラストはゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」よりオープニング。
ダイナミックな構成の展開を経て「ザンザンザザンザンザ……ゼェッ」からのサビは痛快の一言。
続いてはゲーム「スーパーロボット大戦V」より、エンディングでクールダウン。
JAM Projectの皆さんの厚みのあるハーモニーと楽曲の物憂げでどこか退廃的な世界観とが
野外ならではの虫の声を織り交ざり、得も言われぬ空気感を作り出していました。

・きただにさんと福山さんを中心にトーク。
・福山さん「『雨のスパロボメドレー』お届けしました」
きただにさん「変わってるじゃないっすか」
観客笑。
福山さん「これ鈴虫の音? ずっとなんかがハウってるんだと思ってた」
観客笑。
・福山さん「野外なのにこの湿気はヤバいっすよね。マスクしてるから大変でしょ? 深呼吸してくださいね」
きただにさん「しかし暑いっすね。座ってもいいですからね。無理せずに」
影山さん「衣装の中がぁ~サウナやァ~(タレントの彦摩呂さん風の口調で)」
奥井さん「なんか文字が足りひんなぁ」
影山さん「オレも遠藤みたいに袖を外したい~」
遠藤さん「今日ほど袖が無くて良かったことはないですよ」
観客笑。
当日の遠藤さんのお衣装はトレードマークのノースリーブでした。
きただにさん「今日のライブ終わりとかめっちゃ痩せますよ」
福山さん「5キロくらいやせるかなぁ」
きただにさん「でもラーメン食べちゃうんだろうなぁ」
・「DD問題」の話。
影山さん「どこかのラジオで『野音で「スパロボDD」の新曲やるぞォ‼』って言ったんすけど、絶賛製作中です」
きただにさ「ウソつきましたー!」
福山さん「言わなきゃおれ達も忘れてたのに」
観客笑。
影山さん「新曲、どんなのか知らないやろ?」
福山さん「うん」 
影山さん「だってこれから作るんやもん」
きただにさ「つくるんです!」
影山さん「ホントはせっかくのスパロボのイベントである今日発表したかったんやけどね。
     なんか、こォ、社会情勢とか自然現象でェ、すんません」
観客拍手。
影山さん「だから次の曲は一番新しいスパロボの曲です! ……ここはだにぃ~と福ちゃんで曲紹介やろ」
観客笑。
福山さん「完全にMCもってかれてたから」
きただにさん「ぉおーし、この曲だぁ~!!」
影山さん「おもむろかよ!!」

11:Drei Kreuz ~鋼のサバイバー~
12:with love
13:D.D ~Dimension Driver~
-MC-


おもむろに当時シリーズ最新作のゲーム「スーパーロボット大戦30」オープニングとエンディング。
「Drei Kreuz」は全編通しての緊張感ある曲調から、ラストの遠藤さんの一斉は開放感抜群。
「with love」はJAM Projectの皆さんのやわらかで優しい歌声とハーモニーを堪能できました。
がらりと雰囲気が変わり、続いてはスマートフォン向けゲームアプリ「スーパーロボット大戦DD」テーマ。
サイバーな雰囲気の曲調の中、どこか荒々しくダーティなJAM Projectの歌声を楽しむ事が出来ました。

・最後のトークパートは影山さんを中心に。
・影山さん「思えば2000年の結成当初、オレ達のスタートは決して最高のものではありませんでした。
     そんな中、オレ達を最初に必要としてくれたのは寺田さん(※)率いるスパロボでした。
     オレ達の歩みはスパロボと共にあったといっても大げさではありません!!」
観客拍手。
※寺田貴信さん:「スーパーロボット大戦」シリーズに長く関わられているゲームプロデューサー。
 JAM Projectの楽曲にも合いの手などで参加されています。
影山さん「このままラストまでイッキに行くぞ!! まずはぁあああ、これだぁああああ!!」

14:Shining Storm ~烈火の如く~
15:Rocks -STRONG ver.-
16:鋼の救世主~2006ver.
17:VICTORY -STRONG ver.-


影山さんのパワフルな曲紹介からゲーム「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」よりオープニング。
全編通して鬼気迫る様な曲調とシャウトが随所に織り込まれ、ライブの最終コーナーのはじまりにぴったり。
怪しげな前奏から2007年のゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」よりオープニングを
15周年記念アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再度録音盤で。
序盤の奥井さんと遠藤さんの高音域のリレーからの「SUPER ROBOT」の応酬は、野外で体感するとより迫力が増します。
間髪入れずに始まったのはゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」オープニングの2006年再度録音盤。
JAM Projectと「スーパーロボット大戦」が初めてタッグを組んだ本曲がラスト近辺に歌われるのは嬉しく。
初代メンバーのさかもとえいぞうさんから福山さんへ継承されたシャウトや、ライブを重ね生まれた遠藤さんのロングトーンなど
年月を重ねたからこその現在のパフォーマンスを堪能しました。影山さんの「ラストソング」の一声から
ゲーム「スーパーロボット大戦MX」オープニング。前奏ではステージ上も客席もVサインを掲げるのも壮観。
「SKILL」のメガヒットを受け、より複雑に、より派手になった本曲がソロライブで初披露されたのが野音でした。
曲が終わり、バンドの皆さんが激しく音をかき鳴らす中、奥井さんのジャンプで締めくくられました。

-アンコール-

JAMのメンバーの皆さん、バンドの皆さんが拍手で見送られしばらくすると
客席からアンコールを表す手拍子が起こる中、スタッフさん達がステージ上の雨水を取り除き、
バンドスタッフさんが楽器の調整を行うと、今回のライブTシャツ姿のバンドの皆さんがご登場。
バンドの皆さんの準備が整うと、同じくライブTシャツやグッズを身にまとったJAM Projectの皆さんがご登場。

18:POWER
-MC-


アンコール一曲目はゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」エンディングから。
前途の様に「鋼の救世主」と共に「スーパーロボット大戦」との初めてのタッグとなった曲であり、
初期のソロライブではライブの最後やここぞという時に歌われ、JAM Projectにとってとても大切な一曲なので
今回アンコールで聞く事が出来たのはなんとも感慨深かったです。

・影山さん「最初の方はちょっと雨が降ってたけど、ライブやれちゃったね」
この時の天気は雨がすっかり止んでおりました。
奥井さん「でもみんな濡れちゃったから乾かさなね」
影山さん「オレなんかもうマスカラ全部取れてもうてん」
きただにさん「マスカラやってたんや」
観客笑。

・ここでバンドの皆さんをJAM Projectのメンバーがそれぞれ一人づつご紹介。
・ベースの山本直哉さんのYouTubeがJAM Projectのメンバー内で評判。
・ドラムの青山英樹さんはB'zのサポートメンバーとしてもご活躍。
・影山さんのムチャ振りで「B'zっぽく青山さんを紹介して」と言われて戸惑う奥井さん。

・最後にJAM Projectのメンバーの皆さんが順番にご挨拶。
・遠藤さん「寺田さん、3DAYSやりましょうね」
・きただにさん「みんな、パーティーピーポーだぁあああ!」
・奥井さん「遠い所から来てくれた方もいると思うんで、お家に帰るまで気をつけて!」
・福山さん「客席を見るとみんながいろんな時代のライブTシャツを着ていて懐かしくなりますね。
     もうボクの寝間着の順番みたい」
観客笑。
きただにさん「随分寝てますね」
福山さん「コロナ禍だから一日中寝間着着てるじゃん? あとJAMの歌詞覚える時はJAMのTシャツ来たりね。
     あのぉーなんだっけ、ロゴが耳なし法一みたいに散りばめられているヤツとか着てさぁ」
・影山さん「みんなのおかげで晴れて、ホラ、赤い星が点滅してるよ!!」
影山さんが指さした先には高層ビルが飛行機等と接触しないように灯している航空障害灯が。
きただにさん「すげー」
影山さん「星ってあんなに点滅するのかな……なんてね。
     でも今日こんな天気だからきっとみんなも家族に止められたと思います。
     『こんな日に行ったらアカンよ!』『こんな日に行く子はぁ、あほの子よ!』って」
観客笑。
影山さん「でもそんな心配を振り切ってきてくれたみんなのJAM愛、最高です!
     さっきの『Rocks』で飛んだんやけど、もっ2メートルくらい飛べました!!
     もうちょっとで野音の屋根につくとこやったね」
観客笑。

19:SKILL -2015-

影山さんの「最後はオレ達のアンセムで一緒に盛り上がってくれぇえええ」という一言から
ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」よりJAM Projectの代表曲であるオープニングの再アレンジ再録音版。
ラストという事もあり、JAM Projectの皆さんもバンドの皆さんも熱の入ったステージで魅せられ、
それを受けた観客も声は出せないものの随所でジャンプを行うなどして終始大盛り上がり。
ラストは曲が終わり、バンドの皆さんが激しく音をかき鳴らす中、福山さんによるジャンプで締めくくられました。

閉演BGM:約束の地

ゲーム「スーパーロボット大戦MX」のエンディングが流れる中、出演者全員で記念撮影をする事に。
オープニングアクトを務められたshuriさんとケンシローさんも合流し、客席を向いて観客も一緒に。

・奥井さん「もうちょっとまとまった方がイイ?」
影山さん「おし、ひろし、ちっちゃくなれ!」
きただにさん「えっ!? もう、既に」
奥井さん「もっとちっちゃくなれ!」
きただにさん「オイオイ、そんなちっちゃいの代名詞みたいに」
観客笑。

記念撮影が終了すると、奥井さんの合図で出演者全員で万歳三唱が行われました。
観客の拍手を受け、shuriさんとケンシローさん、バンドの皆さん、JAM Projectの皆さんも一緒にご退場。

影山さん「今日ここに来てくれた一人一人の皆さんに感謝を! 無理しないようにおうちまでたどり着いてね!」

出演者の皆さんが退場されるとスタッフさんの生アナウンスに重なるように有志による三本締めが行われ、
アナウンスが終わるとスタッフさん達へ向けて観客から拍手が贈られました。

退場直後BGM:Highway Star

Deep Purpleの「Highway Star」が流れる中、スタッフさんによる規制退場の差配が行われていき、
「HIGHWAY STAR PARTY 2022」二日目「~JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG~」は終演となりました。

今回が初めて試みとなった「スーパーロボット大戦」とJAM Projectの皆さんのタッグによるライブ。
台風が近づいている荒天の中でのライブではありましたが、中盤からは無事に雨も収まり、
熱気や湿気を含みながらではありましたが、野外ならではの開放感が感じられるライブになりました。
特に「魅惑のスパロボヒットメドレー」は激しい曲が怒涛のように次々と披露されて行く中、
チームワークを駆使して歌われているJAM Projectの皆さんのパワフルなステージは圧巻でした。

「スーパーロボット大戦」の更に「ORIGINAL GENERATION」シリーズに特化したライブという
JAM Projectの皆さんにしか出来ないライブでしたので、欲を言えばせっかくなので
「Protect You」「Name of the Truth」「星空のレクイエ」など「ORIGINAL GENERATION」ならではであり、
普段のライブではなかなか聞く事が出来ないデュエットの楽曲もご披露してほしくはありました。
とはいえ「ORIGINAL GENERATION」シリーズのパチンコ以外のゲーム、アニメの表題曲が全曲披露されただけでなく
「SKILL」等に代表される「ORIGINAL GENERATION」シリーズ以外のスーパーロボット大戦シリーズの人気曲も披露。
総じて昨年2021年の「スーパーロボット大戦」シリーズ30周年をお祝いするような内容となりました。

 


補足

・影山さん「JAM Projectの歴史はイコールスパロボと共に歩んできました。
     今日はありそうでなかったスパロボ縛りのフェス、忘れられない夜にしましょう!!」

・2005年の「KING GONG」でゲストミュージシャンとして初参加された横関さんが
以降レギュラー出演され、再び野音で「GONG」や「迷宮のプリズナー」を演奏されているのは感慨深く。 

・影山さん「オレも今日一生懸命メイクしたのに全部落ちちゃいました」
奥井さん「そんなにしてへんかったけどね」
影山さん「みんな『いいよなぁ、あいつら屋根あって』って思うかもですが、めっちゃ滑るんですよ。
     アンのォ、きただにの短い脚ですらめっちゃ滑るんです」
きただにさん「お、お、お、ちょまって」
観客笑。
影山さん「今日、靴を3つくらい持ってきて一番滑らないヤツにしようとリハで試したんスよ。
     残念ながら一番靴底が薄いヤツが一番滑らへん。なので今日はちょっとミニチュアです」
観客笑。

・2015年の「JAM Project STRONG BEST発売記念フリーライブ THE STRONGER'S PARK」は
東京の代々木公園にある代々木公園野外ステージで開催予定が当日に台風が上陸し延期。

・2012年に兵庫県にある神戸大学の学園祭「六甲祭 2012」でのライブ「JAM Project LIVE ~Neo Energy~」も大雨。

・2013年「Rock Beats Cancer FES 2013 Vol.2」も荒天の中開催。
遠藤さん「バケツをひっくり返した様な雨ってこういう事を言うんだって思いました。
     みんなが逃げて行く後姿を見ながら歌うってのは思えばアレが最後でしたね」
観客笑。
奥井さん「でも最後は虹がでたんですよ」

・雨と汗で髪型がだいぶ変わられた福山さん。
きただにさん「前髪が全開で真ん中分けさんになってるやないですか」
影山さん「今日は眉毛がよく見えるわぁ」
きただにさん「男前度が上がりましたよ」
福山さん「ありがとうございます。男前です!」
きただにさん「自分で言っちゃった」 

・影山さん「これからもJAM Projectが存在する限り、音楽に向き合い、アニソンに向き合い、
     最高のスパロボソングを作っていく事を誓います!!」

・影山さん「今日はアンコールで『POWER』という初期の曲を歌いましたけど、
     みんなも知ってるようにアニキ(水木一郎さん)もめっちゃ戦ってるんで!!」
JAM Project初代メンバーの水木一郎さんは2021年に声帯不全麻痺を発症され、その治療中に発見された肺がんの闘病中。
影山さん「アニキが頑張ってるのに、オレたちが雨だとかなんだとか言ってらんないっしょォ!!」

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