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スーパーロボット魂2022 ~stage universe~

22.4.29 Zepp Haneda

 

出演/MIQ 鮎川麻弥 川添智久 米倉千尋 福山芳樹 笠原弘子 松澤由美

 

特別出演/串田アキラ

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

ダンス/葵

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)

B.川添智久 G.福山芳樹 

 

 

 

見ろ! 聞け! 本物だ!!

 

スーパーロボット魂。

1980年代後半から1990年代初頭にかけ、アニメ・特撮黎明期の作品の再評価やリメイクが続く中、

多くのロボットアニメが一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズが80万本のヒット。

同時期に通信カラオケがブームから定着した娯楽へと変わった事で、人々が歌う事をより身近に感じる中、

1970年代を中心としたアニメソングをメタルアレンジにしたバンド企画ANIMETALが話題になり、

往年のアニメソング、特撮ソング自体にも注目が集まってきていました。

 

そういった動きの中、1997年にアルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」が発表。

 

「スーパーロボット大戦」に登場するロボットアニメの楽曲を新規歌唱・アレンジされた本アルバムは、

90年代のアニメソング界を語るうえで欠かせない方である作曲家のつのごうじさんをスーパーバイザーに迎え、

「スーパーロボット大戦」に登場する作品の曲を歌ってきた水木一郎さんとMIOさん(現MIQさん)に加え、

つのさんとのタッグで多くのアニメソングを歌われてきた影山ヒロノブさんが歌手として参加されました。

 

そのアルバムの大ヒットを受け、1997年8月17日に水木さん、影山さん、MIQさんに加え

司会にショッカーO野さん、声優の宮村優子さん、更にゲストに堀江美都子さん、作曲家の渡辺宙明先生を迎えて、

赤坂BLITZにてライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」が開催されました。

 

「スーパーロボット大戦」に登場するロボットアニメを中心に、当時まだ未登場の作品の歌も織り交ぜた本ライブは

大規模編成のブラスバンドを演奏に展開され、文字通りの熱狂的な盛り上がりだったそうです。

 

現在はアニメソングのライブが数多く開催されていますが、当時、アニメソングを歌われた歌手の方々のソロライブ以外では、 

アニメソングライブといえばアニメ作品や出版社のイベントでの歌コーナーやファミリー向けのコンサートや一般的で、

ロックバンドのライブの様にアニメソングのみをライブハウスでスタンディングで楽しむライブというのはとても斬新で画期的であり、

また各レコード会社を複数またいで開催された事も含め、当時他に類を見ず、様々なファンを巻き込んで大反響を得たそうです。

 

多くの反響を受けて翌年1998年からライブはシリーズ化。それに伴いライブタイトルを「スーパーロボット魂」(通称SRS)に変更。

ライブスタイルも大規模なブラスバンド編成からロックバンド編成に変わり、より歌を聞かせる事に特化。

アニメソング界で活躍するベテランや若手の方々はもとより、表舞台に出る機会の少なかった方々が、

新旧問わず数々のロボットアニメや「スーパーロボット大戦」以外のゲームの楽曲なども披露されていきました。

 

ロボットアニメ以外にも特撮作品に特化した「スーパーヒーロー魂」、出演歌手が女性だけの「アニソン女子部」、 

アニメ・特撮・ゲームなんでもありの「スーパーアニソン魂」、メタルヒーローシリーズに特化した「メタルヒーロー魂」

スーパー戦隊シリーズに特化した「スーパー戦隊"魂"」など、特定のジャンルに特化した「魂ライブ」が次々と開催され、

更に「スーパーロボット魂」を主軸にして、数日間にわたり複数個所のライブハウスでアニメ、特撮、声優などの

ライブやイベントを開催するフェス「ANIME JAPAN FES」を開催するなど、一つの大きなムーヴメントを作り出してきました。

 

この大きなムーヴメントが一つのきっかけとなりアニメソングをライブ形式で楽しむ事がより一般化していき、

多くの歌手の方々のカムバックや新人の発掘などが行われ、現在の大規模アニメソングライブフェスの開催や、

アニメソング歌手を志す人口の増加などがありアニメソング業界がより活性化していったといっても過言ではないでしょう。 

 

そんな「スーパーロボット魂」が「ROBONATION SUPER LIVE'97」から数えて25年目を迎えました。おめでとうございます。

 

25周年の節目に「スーパーロボット魂2022 ~25th Anniversary~」と銘打って開催されたのが今回のライブです。

 

「スーパーロボット魂」として毎年、春に「春の陣」として東名阪ツアー、夏に「夏の陣」が開催されてきましたが、

2002年以降は春開催の「春の陣」東阪ツアーに一本化、2013年以降東京公演は二日間別々の公演が行われており、

更に2021年以降、ライブタイトルを一日目を「stage universe」、二日目を「stage terra」と題して開催されています。

 

一日目の今回はアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを支柱に、便宜上所謂「リアル系」と分類される作品や

「stage universe」という事で主に宇宙を舞台にした作品を中心に披露されております。

 

出演者は初演以来皆勤賞のMIQさんを座長になじみ深い顔ぶれが揃う中、松澤由美さんが久し振りにご出演。

更に特別出演として久し振りに串田アキラさんも出演されました。

 

2020年以降、世界規模で蔓延し続けている新型コロナウイルスの影響下もあり、今回も大阪公演は開催されず、

2022年になってもアニメ関係のライブやイベントが中止、延期、出演者の変更は今だにある中、

長年にわたり「スーパーロボット魂」を主催されている株式会社バースデーソングさんは

2020年夏より政府および東京都のガイドラインを規範に、感染拡大防止策を徹底して開催しております。

 

今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して

会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、

ライブ終了後の5月2日から5月8日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。

 

会場は2003年以降これまで「スーパーロボット魂」をはじめとした魂系ライブを多く開催してきた

東京お台場のZepp Tokyoが2022年1月1日に閉鎖された事に伴い、今回の公演から新天地、

羽田空港の近くの羽田イノベーションシティにあるライブハウスZepp Hanedaへ。

 

当時は政府より新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言は発令されておらず、

ワクチン接種者の増加等に伴って一日の感染者数も高止まりの状態で抑えられてきていたものの、

これまでのバースデーソングさんのライブ同様に感染対策を行っての開催でした。

我々が確認できただけでも以下の対応がされておりました。

 

 

●入場までの流れ

・これまで実施されてきた問診票から、チケットの半券に自身の名前と連絡先を記入する形式に変更。

・会場前の待機場所には半券に記入できなかった観客用のブースが設けられていました。

・コロナ禍のライブでは使用禁止になっていたコインロッカーが使用可能になっていました。

・整列時、待機時には適正な距離を保つことが出来る様に地面に一定間隔で目印が設けられていました。

 

●入場後の会場内の様子

・入場時はスタッフさんによる検温が行われ、スタッフさんにチケットを確認してもらい、

半券は観客が自分でもいで専用の箱で回収。ドリンクコインを交換。

・ドリンク代とドリンク交換用コインの交換は観客各自が行い、

カウンターに置かれた缶やボトルの中から、観客が自分で交換する段取りになっておりました。

・更にドリンク代は接触を避けるためSuica、PASUMO等の交通系ICでの会計が導入。

・除菌マットなどは設けられず、対策に多少の変化が見られました。

・Tシャツ等のライブグッズや出演者のCD等のグッズは、会場外の物販ブースに飛沫防止のシート等を設置して販売していました。

・出演者へのプレゼントや手紙などを入れるボックスなども設けられず、受付もされていませんでした。

・各種手続きから入場までの動線は複数ではなく一方向のみになってました。

・今回の客層の男女比が男性が多い為か、2か所ある女性用個室トイレの一つが男声用トイレになっていました。

・トイレの洗面台や出入口にアルコール消毒スプレーが設置され、観客が気軽に使用可能。

・トイレ前には待機列用に適正な距離を保つことが出来るように床に一定間隔で目印が設けられていました。

・座席はひと席開けるなどの措置は取られず、コロナ禍前と同じものになっていました。

 

上記以外にも出演者の楽屋やバックヤードでも様々な所で対応がなされていると思われ、

2020年以来、ライブ開催に際して徹底してきた感染対策が多少緩和された印象はあったものの

宣言下ではないとはいえ、油断せずにライブを実現させようという思いの程が随所に伺えました。

 

ステージ後方に設けられたコーラスブースも一人一人の間にアクリル板が設置されていたほか、

コーラスブースの前には演奏陣のブースがそれぞれ設置。

 

壁面にはでこぼこ波打った銀色の布が一面にはられており、

中央には「25th Anniversary SRS2022 04249,0430@ZEPP HANEDA」のライブロゴが描かれた幕が掲げられていました。

ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、

カメラが移動するため、観客は最前列でもステージとは距離が保たれているようになっていました。

開演までの間には来場を感謝する旨のアナウンスと会場内の感染予防対策の紹介等が行われました。

 

-MC-

 

開演時間になると司会進行のショッカーO野さんがご登場。

 

・コロナ禍も三年目とはいえ、開演にあたって改めて感染予防対策の諸注意をアナウンス。

・ショッカーさん「笑い声は大丈夫です。笑いは健康に良いですからね。

あとは振り付けや、拍手、手拍子、ペンライトなどでの応援をよろしくお願いします。

東京ドームシティにあるGロッソのヒーローショーとかでは無いので

ペンライトは演出に合わせて光ったりとかしませんのでご了承ください」

 観客笑。

・配信をご覧の方は沢山盛り上がってほしい。

 

・ショッカーさんの「スーパーロボット」を受け、観客が「スピリッツ」と返すお馴染みの掛け合い、

 ショッカーさんがお一人で両方をコールされ、観客は「スピリッツ」に合わせて手を挙げる特別版に。

・ショッカーさん「さあ、皆さん、心の準備はいいですかっ!?」 

 観客拍手。 

 ショッカーさん「準備はいいですかっ!?」 

 観客拍手。 

 ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!スピリィイイィイッツ!! はじまります!!」

 観客拍手。 

 

00:ダリウス軍襲来す(?)/SE

01:熱風! 疾風! サイバスター/MIQ 串田アキラ

-MC-

 

ショッカーさんが退場されるとオーバーチュアが流れる中でバンドの皆さんがご登場され準備。

この時に流れていたオーバーチュアですが、後日配信されたアーカイブにて確認いたしました所、

アニメ「ガイキング Legend of Daiku-maryu」よりBGM「ダリウス軍襲来す」のテンポを早めたもののようでした。

一曲目に演奏されたのはゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマ。

本曲のオリジナルシンガーであるMIQさんが前奏の「サイバスター」の声も勇ましく歌われていると、

途中からMIQさんに呼びこまれて串田さんが登場され、MIQさんに続いてパワフルに歌われました。

MIQさんと串田さんのデュエットで本曲を歌われるのは「スーパーロボット魂2013"春の陣"」以来。

時折お互いを見合いながらとても楽しそうに歌われていました。

 

・ショッカーさんが合流され改めてお二人をご紹介。

・今回実に9年ぶりにご出演の串田さん。

・「ROBONATION」からはじまったムーヴメント25周年のお話。

・ショッカーさん「まだまだ通過点。どんどん続きます」

 MIQさん「そうです」

 ショッカーさん「だから9年ぶりでもどおってことありません」

 観客笑。

 串田さん「そうなんだよね。あんまり9年ぶりって気がしなんだよね。お客さんも見たことある人たちばっかだし」

・MIQさんを送り出して串田さんとショッカーさんでトーク。

・串田さんが「スーパーロボット魂」に初出演されたのは「スーパーロボット魂2000"夏の陣"」。

 当時は事前の出演告知の無いサプライズ出演での「疾風ザブングル」歌唱に観客は大いに沸いていました。

 ショッカーさん「それから20年以上の間にクッシーのロボットソングがまた増えましたので、

今日はそのへんの所も歌って頂きたいと思います!!」

 

02:その名はガイキング ザ・グレート/串田アキラ

03:風のノー・リプライ/鮎川麻弥

-MC-

 

アニメ「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」より炎の巨人"荒神"ガイキング ザ・グレートのテーマ。

串田さんの猛々しくも神々しい歌声は実に迫力満点。今回まさかこの曲が歌われるとは思わず、

序盤も序盤から見事にお見舞いされた心地でとても嬉しく、これからのライブへ期待が更に増しました。

続いては爽やかな前奏の中、鮎川麻弥さんが登場され、アニメ「重戦機エルガイム」二代目オープニング。

「ノー・リプライ」などの随所の振付は左手で行うように観客に促しながら透明感のある歌声を披露されました。

 

・鮎川さんお一人でトーク。

・鮎川さん「『スーパーロボット魂』25周年という事で、私もこのライブに育ててもらった気持ちです。

     今日は心を込めて歌って明日のアニキ達へとつなげて行ければと思います」

 観客拍手。

 鮎川さん「続いてに歌う曲は新しい試みとして振り付けを交えてリニューアルしました。

     一緒にダンスをしていただくダンサーを紹介します。葵ちゃーん!」

 鮎川さんに呼びこまれてダンサーの葵さんが登場されて続いての曲へ。

 

04:傷ついたジェラシー/鮎川麻弥 葵

05:エルガイム-Time for L.GAIM-/MIQ

-MC-

 

葵さんと共に披露されたのは同じく「重戦機エルガイム」より「傷ついたジェラシー」。

前奏や間奏サビなどで鮎川さんと葵さんは揃いの振り付けでダンスを披露されており、

そのほかの鮎川さんの歌唱部分では葵さんは鮎川さんの後ろに背中合わせで座りスタンバイされていました。

鮎川さんと葵さんが退場され、「重戦機エルガイム」コーナーのラスト、MIQさんが登場され初代オープニング。

へヴィで宇宙的な世界観の楽曲をMIQさんならではの緊張感のあるシリアスな歌声を披露されていました。

 

・MIQさんお一人でトーク。25周年に際して観客、仲間、スタッフへ感謝を述べられました。

・MIQさん「続いての曲はですね。わたし『機動警察パトレイバー』の曲、歌ってるんですよ」

 観客拍手。

 MIQさん「『正義が恋人(-野明のバラード)』と『PATLABOR'99』の2曲を歌ってるんですけど、

     今日は『PATLABOR'99』を歌います。『正義が恋人』もイイ曲だから今度聞いてみてね!」

 

06:PATLABOR'99/MIQ

-MC-

07:コンディション・グリーン~緊急発進~/笠原弘子

-MC-

08:Believe yourself Again/笠原弘子

-MC-

 

OVA「PATLABOR MOBILE POLICE」より「PATLABOR'99」。久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。

晴れやかな曲調の中、弾むような強く優しいMIQさんの歌声がとても素敵でした。

MIQさんを見送りながらショッカーさんが登場され「パトレイバー、続けますか!?」というお話から 

続いてはTV版アニメ「機動警察パトレイバー」より二代目オープニングで笠原弘子さんがご登場。

全編緑を基調とした照明も心憎く、独自のステップや振り付けを交えてしなやかで凛とした歌声われました。

曲紹介の後歌われたのはOVA「PATLABOR MOBILE POLICE」より「Believe yourself Again」。

小気味の良さが耳に残るサビ部分では拳銃と敬礼を合わせた様な軽快な振り付けを披露されていました。

 

・笠原さんを紹介されながらショッカーさんがご登場。

・この間にスタッフさんがステージ中央にマイクスタンドを設置されていました。

・ショッカーさん「では続いてはみんなが盛り上がれるコレもんの(拳をつきあげる)コレを(Vサイン)」

 観客拍手。

 ショッカーさん「川添さぁ~ン来てくださぁーい!」

 

09:STAND UP TO THE VICTORY~トゥ・ザ・ヴィクトリー~/川添智久

-MC-

10:嵐の中で輝いて/米倉千尋 

11:10 YEARS AFTER/米倉千尋

-MC-

 

ベースを携えた川添智久さんが登場され、アニメ「機動戦士Vガンダム」初代オープニング。

川添さんの歌声とベースと観客の手拍子が合わさり、歓声は無いながらも一体感が生まれていました。

スタッフさんがマイクスタンドを片付ける間にショッカーさんが登場され、続いての方のご紹介をされて曲紹介。

それを受けて米倉千尋さんが登場され、OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」オープニング。

とても楽しそうに歌われ観客を盛り上げられ、後奏にクロスフェードする形でそのまま「第08MS小隊」エンディングへ。

米倉さんのポジティブながらもどこかせつなげな歌声はライブで体感すると一層迫力があります。

 

・米倉さんお一人でトーク。

・米倉さん「続いての曲は私のデビュー曲『嵐の中で輝いて』の作詞家さん、作曲家さんが

     再びタッグを組んで『ガンダム』への愛を凝縮させてつくった曲です。ちょっぴり久しぶりですね」

 

12:ガンダムに愛を込めて/米倉千尋

-MC-

13:Z・刻をこえて/鮎川麻弥

-MC-

14:星空のBelieve/鮎川麻弥

15:MEN OF DESTINY/MIQ

 

ゲーム「SDガンダム Gジェネレーション・ワールド」より「ガンダムに愛を込めて」。久し振りに聞く事が出来ました。

「第08MS小隊」の楽曲群を歌われる米倉さんとはまた違った伸びやかで凛とした歌声が魅力的でした。

米倉さんを見送りながらショッカーさんが登場され、「原点の方へ戻りましょう。今日はゼットではなくゼータ」と話され、

鮎川さんのご登場。「Zの魂を燃え上がられましょう」とアニメ「機動戦士Zガンダム」初代オープニングへ。

ライブならではの「ゼータ」コール&レスポンスはご時世柄キーボードソロと鮎川さんのスキャットに変わり、

ラストには圧巻のロングトーンを披露されました。「ここ数年はこの歌詞に支えられています」というお話をされ、

同じくアニメ「Zガンダム」よりエンディング。本曲は鮎川さんの歌の後にコーラスで所謂「追っかけ」が入り、

ライブでは観客も一緒に歌うのですが、ご時世柄難しい為、該当部分で鮎川さんが振り付けを行い、

観客はカインズ、アップルの皆さんに合わせて鮎川さんと同じ振り付けを行って一体感を生みだしていました。

鮎川さんと入れ替わりにMIQさんが登場され、OVA「機動戦士ガンダム0083」より二代目オープニング。

緊張感漂う楽曲とMIQさんの力強くも哀愁を感じる歌声で「ガンダム」コーナーのラストを締めくくられました。

 

・MIQさんを見送りながらショッカーさんがご登場。

・ここで毎年夏に開催される「ANIME JAPAN FES」の2022年開催をお知らせ。

・今回は3年ぶりに大阪公演も復活。

・ショッカーさん「みなさんが喜んでいただけたそのテンションのまま!! 休憩に入りたいと思いまーす」

 観客笑。

 

~休憩~

-MC-

 

休憩時間中は廊下やロビーへつながる扉が開けられる等、換気が行われていました。

 

 

・まもなく休憩時間が終了する旨がアナウンスされ、しばらくするとショッカーさんがご登場。

・ショッカーさん「さあ後半戦に参りたいと思いますが、前半は『機動戦士ガンダム』でした。

       『機動戦士』からちょっと『機動戦艦』に参りましょうか」

 観客拍手。 

 

16:YOU GET TO BURNING/松澤由美

-MC-

17:私らしく/松澤由美

-MC-

18:ROSE BUD/松澤由美

-MC-

 

デビュー25周年期間中の松澤さんのご登場で、アニメ「機動戦艦ナデシコ」よりオープニングからスタート。

小気味の良い楽曲を松澤さんならではの、はかなくも突き抜ける様な生き生きとした歌声で披露された後は。

同じく「ナデシコ」エンディングをカバー。本曲は「スーパーロボット魂2014"春の陣" 2DAYS」で初めてカバーされ、

その後、2018年に発表された松澤さんの20周年記念アルバム「永遠のSEED」にも収録されました。

瑞々しさを感じる松澤さんの歌声はオリジナルの桑島法子さんとはまた違った魅力でした。

曲紹介をされてから歌われたのは、映画「機動戦艦ナデシコ The prince of darkness」より「ROSE BUD」。

松澤さんは激しめな曲調を繊細な声で歌われながら、客席を笑顔で見渡していらっしゃいました。

SRSでは同じ劇場版「ナデシコ」からはエンディングの「Dearest」が歌われる機会が多かったので嬉しいサプライズでした。

 

・ここでショッカーさんが合流され、6年ぶりのご登場となった松澤さんとトーク。

 この間にスタッフさんによってマイクスタンド等が準備されていきました。 

・1997年の「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」は観客としてライブを見ていた松澤さん。

 松澤さん「客席でアニキとか影山さんとかみなさんすごいなーと思って見ていました」

 ショッカーさん「その時客席にいた女の子がこうしてステージで一緒にやってるんだもんね。

        やっぱり頑張ってやっていくと夢はかなうんだね」

・松澤さんが拍手で見送られ、続いてはショッカーさんのご紹介でギターを携えた福山芳樹さんがご登場。

・去年このライブに出たのか覚えていない福山さん。

・ショッカーさん「さぁ、ヤツの歌を聞けェエエエエエエエエ!!『SEVENTH MOON』!!!」

 

19:SEVENTH MOON/福山芳樹

-MC-

20:MY SOUL FOR YOU/福山芳樹

-MC-

21:SUBMARINE STREET/福山芳樹

-MC-

 

福山さんによるアニメ「マクロス7」コーナー。まずはオープニング「SEVENTH MOON」からスタート。

紫のパノラマよろしく照明が紫色になる中、ギターを操りながらハードな歌声で観客を盛り上げ、

「『マクロス7』で最初に書いた曲」と紹介されたて歌われたのは「MY SOUL FOR YOU」。

1番は福山さんのギター演奏のみでじっくり歌われ、以降はバンドも合流というライブアレンジ版でした。

調弦をされ続いて披露されたのは「SUBMARINE STREET」。ノリの良い楽曲なだけに観客の手拍子の中、

バンドやコーラスの皆さんと目配せしつつ楽しそうな表情で歌われる福山さんが印象的でした。

 

・ここで「スーパーロボット魂」ならではのセッションという事で福山さんに呼びこまれて

 同じく「マクロス」シリーズであるOVA「超時空要塞マクロスII-LOVERS AGAIN-」において

 歌巫女・イシュタル役で声優と歌を担当された笠原弘子さんがご登場。

・笠原さんのお衣装が白系、福山さんが黒系のファッション。

 福山さん「善と悪みたいですね。笠原さんの役柄はいいモノですよね?」

 笠原さん「……実は悪ですね」

 福山さん「あ、そうか!! イシュタルってワルい人でしたね」

 

22:ヴァージンストーリー/福山芳樹 笠原弘子

-MC-

 

お二人のセッションは映画「マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!」より「ヴァージンストーリー」。

ハイブリッドなロックサウンドは軽快で拳を突き上げる部分もあってとてもノリが良く、

笠原さんと福山さんはお互いを見合う場面もありながらとても楽しそうに歌われていました。

 

・笠原さんと福山さんを見送りながらショッカーさんがご登場。「マクロス40周年」が感慨深いご様子。

・ショッカーさん「今日明日と二日間大活躍のスーパーロボットソングクィーンのMIQ姐ですが、

        ここでアニソンデビュー曲を歌って頂きたいと思います!!」

 

23:HEY YOU/MIQ

24:疾風ザブングル/串田アキラ

-MC-

25:乾いた大地/串田アキラ

-MC-

 

真っ青な照明の中、MIQさんが登場されアニメ「戦闘メカ ザブングル」より「HEY YOU」。

歌詞の蓮っ葉な感じと伸びやかでどこかせつないMIQさんの歌声はたまらないものがあります。

MIQさんが拍手で見送られると、同じく「ザブングル」オープニングで串田さんがご登場。

串田さんが力強く歌われる中、2番の歌詞「虹をもとめで」で照明が虹色になったのには感嘆しました。

「ザブングル」当時のイベントでのお話をされた後、続いて「ザブングル」よりエンディング。

観客の手拍子の中、串田さんの哀愁漂うソウルフルな歌声が会場全体を包み込みました。

 

・串田さんを見送りながらショッカーさんがご登場。「ザブングル40周年」にも感慨深いご様子。

・ショッカーさん「そりゃあ何年も続けていけば毎年メモリアルな作品も出てきますよね」

 観客笑。

 ショッカーさん「でもそのひとつひとつを皆さんと一緒にお祝いできるのは嬉しいですよね」

・後半もいよいよ終盤という事で観客を「スーパーロボット魂」の掛け声で盛り上げ、勢いのままラストブロックへ。

 

26:キングゲイナー・オーバー!/福山芳樹

-MC-

27:Can you feel my soul/福山芳樹l

28:神魂合体ゴーダンナー!!/串田アキラ

29:夢色チェイサー/鮎川麻弥

30:みえるだろうバイストン・ウェル/MIQ

-MC-

 

ラストブロックまずは福山さんのご登場でアニメ「OVERMANキングゲイナー」よりオープニング。

福山さんは歌われながら「踊ってちょうだい!」と観客や配信視聴者にオープニング映像の踊りを扇動したり、

間奏での松尾さんのギターソロやカインズ、アップルの皆さんのコーラスを盛り上げたり。

続いては前奏で川添さんを呼びこまれ、同じく「キングゲイナー」よりエンディングをお二人でときめくカバー。

川添さんのセクシーな歌声と福山さんの弾ける歌声が好対照の魅力でした。

「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」で披露されて以来、ぜひまた聞きたかっただけにとても嬉しかったです。

川添さん、福山さんと入れ替わりに串田さんが登場され、アニメ「神魂合体ゴーダンナー!!」オープニング。

串田さんのパワフルな歌声に合わせるように観客も手拍子や拳を挙げて盛り上だった後は、

盛り上がりもそのままに鮎川さんのご登場でアニメ「機甲戦記ドラグナー」より初代オープニング。

疾走感たっぷりの本曲を艶やかに歌われる鮎川さんは最後にはシャウトからのロングトーンをご披露。

がらりと雰囲気が変わって穏やかな曲調の中、MIQさんが登場され、アニメ「聖戦士ダンバイン」よりエンディング。

暖かで包容力たっぷりなMIQさんの歌声に包まれるようにライブが終わっていくのも心地よく一興でした。

 

・ショッカーさんが合流され、改めてMIQさんをご紹介。

・ここでMIQさんとショッカーさんがバンド、コーラスの皆さんをお一人ずつご紹介されていきました。 

・更にショッカーさんの「スーパーロボット魂」の掛け声で今回の出演者の皆さんがご登場。

 2020年の中頃以降、コロナ禍による制約の為、ラストに出演者の皆さんを全員ステージに呼びこむ事が出来なかったのですが、

 徐々に制約が無くなっていき、今回から解禁となりました。

・さらにここ数年出来なかった出演者の皆様おひとりづつのコメントも解禁。

 皆様それぞれに今回のライブの感想をお話されていました。

 

31:ダンバインとぶ/MIQ 鮎川麻弥 川添智久 米倉千尋 福山芳樹 笠原弘子 松澤由美 ショッカーO野

         串田アキラ

 

「スーパーロボット魂2022 ~stage universe~」のラストはアニメ「聖戦士ダンバイン」よりオープニング。

オリジナルを歌われているMIQさんが観客に向かって「心でオーラって叫んでね!」と投げ掛けたり、

他の出演者の皆さんに向かって「みんなも一緒に歌ってね!」と話されて楽曲を引っ張る中、

川添さんが歌いながら終始盛り上げられていたり、米倉さんがショッカーさんにマイクを向けられたりと

出演者の皆さんもそれぞれにラストソングのステージを楽しまれていました。

さらにご時勢柄しばらく行われなかったステージの特殊効果であるテープが勢いよく飛び出すキャノン砲も復活。

曲のラストには銀と青のテープが飛び出されていました。

 

・ショッカーさん「特効も復活!! 少しずつ戻っていくよ!!」

・拍手の中、ショッカーさんに紹介されて出演者の皆さんがお一人ずつご退場。

 バンド、コーラスの皆さんは特に紹介はされずにそれぞれが退場していかれました。

・最後にMIQさんを送り出してショッカーさんお一人に。

・ライブ配信のアーカイブのアナウンスや終演後の規制退場や出待ち禁止のお願いをされました。

・ショッカーさん「っていうか、新しい場所だからどこから出るか我々もまだわかってません」

 観客笑。

・これからも一緒にライブを楽しむ事が出来るようにという願いを込めて

 ショッカーさんと観客との「スーパーロボット魂」の掛け合い特別版が行われ、

 拍手でショッカーさんが退場されて行きました。

 

その後すぐにスタッフさんによる規制退場のアナウンスが行われていき

「スーパーロボット魂2022 ~stage universe~」は終演となりました。

 

ムーヴメントの25周年目の一日目は序盤も序盤から思わぬ選曲に感服。

その後も出演者の皆さんが歌われた楽曲はライブでは欠かせない楽曲は歌われながら、

全員一曲は初めてだったり、久しぶりに歌われる楽曲を披露されていた事に加え、

ライブならではのカバーやデュエットなども随所に設けられていたのもとても嬉しかったです。

ラストの出演者全員のコメントを聞く事が出来たり、特殊効果のキャノン砲が復活したりと

コロナ禍前まで普通に行われていたことが少しずつ戻ってきているのも有難いものがありました。

 

 

 

補足

 

・「サイバスター」はMIQさんが歌われたオリジナル版とはアレンジが異なっており、

 アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」で水木さんと影山さんのカバー版でした。

 歌唱パート分けに関してはどのバージョンとも違うものでした。

 

・MIQさんが「PATLABOR'99」の各所の「パトレイバー」では敬礼をされていたのが心憎かったです。

 

・「Believe yourself Again」のサビ部分では笠原さんがリズムに合わせて手拍子を2回叩く部分が随所にあり、

 その様子に合わせて観客も同じ個所で手拍子を行うのがどんどんと浸透していきました。

 

・「STAND UP TO THE VICTORY」の間はベースを川添さんが演奏されるため村上さんは一旦退場されお休み。

 ですが、曲中の「STAND UP!!」の連呼部分で舞台袖に隠れてコブシを挙げて楽しまれている村上さんのお姿が。

 

・ショッカーさんからの急なフリでアニメ「それいけ! アンパンマン」のオープニングをリクエストされる福山さん。

 福山さん「あ、えーっと♪っそーぉだっ」

 ショッカーさん「やんのかーい! 出来ちゃうんだからすごいよなぁ」

 

・福山さんが「スーパーロボット魂」に出演されてこの年で20年目。

 初登場時の一曲目に歌われたのも「MY SOUL FOR YOU」でした。

 

・福山さん「『マクロス7』って今年40周年なんですよ……ちがった。『マクロス』が40周年だ」

 

・串田さん「『ザブングル』40周年なんだよね。自分が生き返ってくるような感じがして大好きなんだよね。

     当時初めてそういうイベントに出たら、みんながペンライトを振ってくれていたんだけど、

     それまであまりそういった光景を見た事が無かったから『凄い所に来たなぁ』って感心しました」

 

・ラストに登場されたMIQさん、鮎川さん以外の出演者女性陣の皆さんはライブTシャツをそれぞれアレンジ。

 米倉さんに関してはTシャツを通り越してキャミソール状になっている思い切ったアレンジが施されていました。

 

・米倉さん「イベントを25年続けるってホントに凄い事なんですよね。応援してくれるみなさんもそうですし、

スタッフさんもそうですし。ホントに愛にあふれたイベントだと思います!」

 

・ショッカーさん「弘子ちゃんね。明日、二日目に初めてこられる出演者の方が入るんですよ」 

 笠原さん「ハイ」

 ショッカーさん「その方が歌われる作品の三人いる主役のうち一人って、弘子ちゃんですよね?」

 笠原さん「風ちゃんですね?」

 観客拍手。

※笠原さんはこのライブの翌日に開催される「スーパーロボット魂2022 ~stage universe~」に初出演される

 田村直美さんが歌われているアニメ「魔法騎士レイアース」において鳳凰寺風の声を担当されています。

 ショッカーさん「不詳ワタクシが『風ちゃーん』と呼び掛けますので、風ちゃんで一言頂いてもよろしいですか?」 

 笠原さん「ハイ、わかりました」

 ショッカーさん「ありがとうございます! ここはちょっと"ゆずれない"もので」

 観客拍手。

 ショッカーさん「それではお願いします! 風ちゃーん」

 笠原さん「……碧のっ、風ェ!!」

 観客拍手。

 

・ちなみに今回の「スーパーロボット魂2022」の二日間はライブ終了後からアーカイブ配信を実施。

 権利関係の都合上、一日目は「Z・刻をこえて」「星空のBelieve」の二曲がカットされていたものの、

 配信視聴者の声を受けてか、これまでのアーカイブ配信と比べると格段に配信期間が伸び、

 数日後の2日から8日までの期間アーカイブ配信として楽しむ事が出来ました。

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