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スーパー戦隊"魂" 2021 二日目
21.11.7 Zepp Tokyo

出演/ささきいさお 堀江美都子 嶋大輔 佐藤健太 鈴木けんじ 速水けんたろう
   高取ヒデアキ YOFFY(サイキックラバー) NoB 谷本貴義 伊勢大貴 つるの剛士 (主題歌発表順)

司会/ショッカーO野

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/Super Rescue BAND(G.&Ag.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.OZAKI Sax.Chouemon)



1975年から放送がはじまった石ノ森章太郎先生原作の特撮ドラマ「秘密戦隊ゴレンジャー」。

赤、青、黄、緑、桃の五色の戦士達が、個性も色も鮮やかに、力と技を活かし、
地球の平和を守る為に団結して巨大な敵に立ち向かっていく姿を描いた群像劇は
後々に石ノ森先生の手を離れ、スーパー戦隊シリーズとしてシリーズ化。
5色の戦士達もさらに色彩豊かになり、巨大ロボットや追加戦士などの要素が加わっていきまいた。

現在は日本を代表する特撮ヒーローシリーズとしてウルトラマンや仮面ライダー等と共に
国内はもちろん、海外でも多くのファンを持ち、老若男女に幅広く愛されています。
2021年、ウルトラマンが55周年、仮面ライダーが50周年を迎える中、
スーパー戦隊シリーズも誕生から46年経ち、45作品目を数えました。おめでとうございます。

その約半世紀にわたるスーパー戦隊シリーズの歴史を彩ってきた楽曲のみで構成されたライブが
ライブシリーズ「スーパー戦隊"魂"(スピリッツ)」、通称"SSS"です。

株式会社バースデーソングが制作する本ライブは、ロボット作品に特化した「スーパーロボット魂」、
特撮ヒーローに特化した「スーパーヒーロー魂」、女性歌手のみで構成される「アニソン女子部」、
オールジャンルの「スーパーアニソン魂」の流れを汲み、2004年に旗揚げされました。

初代「秘密戦隊ゴレンジャー」の主題歌を歌われていたささきいさおさんを座長に、
スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌唱された数多くの歌手の方々が出演されます。
近年、東京公演は二日間にわたって開催。内容は二日とも異なったものになっており、
作品の年代別に「21世紀編」、「20世紀編」と出演者が分かれる時もあれば、 
年代別をベースにしつつ、特段区分されない出演陣で開催される時もあります。
2021年は後者の20世紀、21世紀の世代を超えた出演陣で開催されました。

初期の頃は隔年での開催でしたが、近年は毎年開催されており、
今回の開催でスーパー戦隊シリーズの節目となる45作と重なるかのように
ライブ「スーパー戦隊"魂"」も15回目を迎えました。おめでとうございます。

例年なら東京公演は前途の様に二日間二公演、大阪公演一公演で開催されるのですが、
2020年より新型コロナウイルスが世界規模で猛威は収まりきっていないということもあり、
2021年も前年に引き続き大阪公演は開催されず、東京公演のみの開催となりました。
今回のレポートは二日目。座長であるささきいさおさん、堀江美都子さんを頂点に
昭和後半から平成初期に主演と主題歌を担当された嶋大輔さん、佐藤健太さん、
1990年代初頭と中盤を彩った鈴木けんじさん、速水けんたろうさん。
2000年代から現在までのシリーズを歌手以外で作詞作曲などのクリエイティブ面で支える
高取ヒデアキさん、サイキックラバーのYOFFYさん、NoBさん、谷本貴義さん。
当時絶賛放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」の主題歌を歌われているつるの剛士さんと
「ゼンカイジャー」のスピンオフ作品に出演もされている伊勢大貴さんといった皆さんがご出演。

今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して
会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、
ライブ終了後の11月9日から11月11日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。

会場はバースデーソングさんが主催のライブが数多く開催されてきた東京お台場にあるZepp Tokyo。
事業区域における開発事業の一部進捗に伴い、2022年1月1日をもって営業終了がアナウンスされており、
Zepp Tokyoでのバースデーソングさん主催のライブの開催は本公演が最後となりました。

当時は政府より新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言は発令されておらず、
ワクチン接種者の増加等に伴い一日の感染者数も抑えられてきていたものの、
これまでのバースデーソングさんのライブ同様に感染対策を行っての開催でした。
我々が確認できただけでも以下対応がされておりました。


●入場までの流れ
・これまで実施されてきた問診票から、チケットの半券に自身の名前と連絡先を記入する形式に変更。
・会場前の待機場所には半券に記入できなかった観客用のブースが設けられていました。
・会場内外に限らずコインロッカーは使用禁止、荷物の預かりも行われませんでした。
・整列時、待機時には適正な距離を保つことが出来る様に地面に一定間隔で目印が設けられていました。

●入場後の会場内の様子
・入場時はスタッフさんによる検温が行われ、スタッフさんにチケットを確認してもらい、
半券は観客が自分でもいで専用の箱で回収。ドリンクコインを交換し、最後に手を消毒するという流れ。
除菌マットなどは設けられず、対策に多少の変化が見られました。
・ドリンク代とドリンク交換用コインの交換は観客各自が行い、
カウンターに置かれた缶やボトルの中から、観客が自分で交換する段取りになっておりました。
・更にドリンク代は接触を避けるためSuica、PASUMO等の交通系ICでの会計が導入。
・Tシャツ等のライブグッズや出演者のCD等のグッズは、物販ブースに飛沫防止のシート等を設置して販売していました。
・出演者へのプレゼントや手紙などを入れるボックスなども設けられず、受付もされていませんでした。
・開演までロビーと会場内の扉は開いており、換気が徹底していました。
・トイレの出入口にはアルコール消毒スプレーが設置され、観客が気軽に使用可能。
・トイレ前には待機列用に適正な距離を保つことが出来るように床に一定間隔で目印が設けられていました。
・夏の「ANIME JAPAN FES」と同じく客席は2席毎にひと席開けて座る形式が主になっておりました。

上記以外にも出演者の楽屋やバックヤードでも様々な所で対応がなされていると思われ、
2020年来、ライブ開催に際して徹底してきた感染対策が多少緩和された印象はあったものの
宣言下ではないとはいえ、油断せずにライブを実現させようという思いの程が随所に伺えました。

ステージ後方に設けられたZ旗ホーン隊、コーラスブースも一人一人の間にアクリル板が設置されていたほか、
コーラスのそれぞれのマイクには飛沫防止用に透明な円形のガードが付属しておりました。
コーラスブースの前には演奏陣のブースがそれぞれ設置。
壁面には前日のでこぼこ波打った銀色の布から立方体とも六角形ともひし形ともとれる模様の布一面にはられており、
中央には「SSS 2021 SUPER SENTAI SPIRITS IV」の文字をあしらった今回のライブロゴが描かれた幕が掲げられていました。
ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、カメラが移動するため、
観客は最前列でもステージとは距離が保たれているようになっていました。

-MC-

・そろそろ開演時間という頃合いになると
「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。
よいこのお友達、お待たせしました。スーパー戦隊"魂"、はじまります!」
というアナウンスがあり、そのまま声の主である司会のショッカーO野さんがご登場。
ショッカーさん「ハイッどーもー! ぴゃっ!! こんなんでましたけどー! ごーめんねまたせちゃってー!」
観客拍手。
現東京ドームシティGロッソの前身、旧後楽園ゆうえんちの野外劇場およびスカイシアターにおける
ヒーローショーの名物司会者の"ヒロちゃん"こと、故・なりた洋さんを彷彿とさせる
ハイトーンで流れるように進行されていきました。
・ショッカーさん「まずはボクとみんなで元気よくご挨拶ー……が出来ないんですけれども―。
         ボクがねー『こんばんわー』っていったらぁ、
        みんなも元ー気よく手拍子、拍手、手の振りでお返事してくださいねー!
        わかったかな? わかったおともだちは元気よくー拍手ー!」
観客拍手。
ショッカーさん「あーもおっとげーんきよくーでっわーかりましたかぁあああああ」
観客拍手。
ショッカーさん「よいこのお友達、こんばんわぁああああ」
観客拍手。
ショッカーさん「元気ーですかぁああああ?」
観客拍手。
ショッカーさん「魂は燃えているかぁぁああああああ?」
観客拍手。
ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜぇえええええ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!? スピリィイイイイイイツ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたっ!」

・2003年に開催されたアニメソングライブフェス「ANIME JAPAN FES 2003」から2021年現在まで、
バースデーソングさん主催ライブのメイン会場になっていたZepp Tokyoでのライブは今回が最後。
・開催にあたっての諸注意を軽くアナウンスをされるとコーラス、演奏陣の皆さんが登場されて準備をされていました。
・ショッカーさん「早く、皆さんと『スピリィイイッツ』って声を出せればと思いますが、いましばらくの辛抱です。
        それまでは声が出せないながらも思いっきり楽しんでいただければと思います」
観客拍手。
ショッカーさん「思いっきり盛り上がってくださいね!」
観客拍手。
ショッカーさん「配信の皆さんも楽しんで下さいねー?」
観客拍手。
ショッカーさん「ショッカーさん「スゥーパーアー戦隊ぃいい!スピリィイイィイッツ!! はじまります!」

00:チェイス! ゴレンジャーマシン (M-3)/SE
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


ショッカーさんが退場されるとステージ上の照明が暗くなり、オーバーチュアとして流れてきたのは
「秘密戦隊ゴレンジャー」のBGM「チェイス! ゴレンジャーマシン」より管楽器も勇ましい「M-3」。
続いてマシンの音と共にいさおさんと堀江さんが登場され「秘密戦隊ゴレンジャー」よりオープニング。
お二人ならではの息の合った歌と揃いの振り付けは盤石の安心感で初代の風格を感じました。

・いさおさんと堀江さんがご挨拶され、お二人でトーク。
・いさおさん「Zepp Tokyoでのライブも今日が最後なんだね。まぁ来年もできるかどうか、来年まで体がもつかどうか……」
堀江さん「そっちの方に行かないの」
観客笑。
・赤い衣装で紅一点な堀江さん。
いさおさん「文字通り紅一点だね。ボクも黄色だから黄一点だね。ンフフフ。緑がいればね。信号ですよ。ンフフフ」
観客拍手。
堀江さん「すみませんねーみなさんご無理言って。でもスーパー戦隊シリーズも45作品ですよ」
いさおさん「単純に数えても45年以上だよね。あの頃は若かったなぁ。今は腰も曲がり眼は衰え……」
堀江さん「だからそっち行かないでくださいって。それは楽屋でやりましょうね」
観客笑。
堀江さん「やっぱり仲間に会うとね。楽屋って楽しいものですよね。ずっと笑いっぱなしでしたよ」
いさおさん「だから今日はみんないつもよりしわくちゃな顔で出てきますよ」
堀江さん「だからそっち行かないでお願いします」
観客笑。
堀江さん「でも戦隊を歌っている方ってイケメンが多くてね」
いさおさん「みんな背が高いんだよね。『アニソン魂』なんかは割と低い人が多いのに」
堀江さん「いさおさんに背が高いって言われると困りますよね」
いさおさん「ボクですら見上げる人もいるからね……横にデカい人もいるけど」
観客笑。
いさおさん「今日一緒の楽屋なんだよ。ちょっと狭くなったかなって思ったら、嶋君が一緒だった」
観客笑。

02:ジャッカー電撃隊/ささきいさお
-MC-


堀江さんを見送られ、続いていさおさんが歌われたのは「ジャッカー電撃隊」よりオープニング。
先程まで談笑されていた和やかな空気が一変、いさおさんのハードボイルドな低音にうっとりでした。

・いさおさんを紹介されながらショッカーさんがご登場。
・2021年は「ウルトラマン」シリーズ55周年、「仮面ライダー」シリーズ50周年、
「スーパー戦隊」シリーズ45作品目という、日本の代表的な特撮ヒーローが軒並み節目の年を迎え、
後楽園ゆうえんち、スカイシアター、シアターGロッソへと受け継がれるヒーローショーが50周年。
更に「スーパー戦隊"魂"」も15回目という節目を迎えました。
・スタッフさんがステージ中央に羽根等の装飾がついたマイクスタンドをセッティング。
・ショッカーさん「続いては、スーパー戦隊シリーズ30作目の記念作品でございます。
        登場していただくのは、N・o・B!! NoBさんです」

03:轟轟戦隊ボウケンジャー/NoB ナレーション:ショッカーO野
-MC-


ショッカーさんのナレーションが始まるとNoBさんが登場され「轟轟戦隊ボウケンジャー」よりオープニング。
NoBさん独特のシャープな歌声はもちろん、マイクスタンドをダイナミックに振り回すパフォーマンスは
実際にライブで見ると風切り音が聞こえてきそうで迫力満点でした。

・NoBさんお一人でトーク。
・ご時勢柄、観客の歓声が無く、拍手だけな事になかなか慣れないNoBさん。
NoBさん「いつもなら『どうもありがとぉう!』ってなるけど、『ありがとうございます』ってかしこまっちゃうね」
観客拍手。
NoBさん「オレ的にはけっこう珍事だったりするんだけど、それでも来てくれるみんなありがとう」
観客拍手。
NoBさん「配信を見てくれてるみんなもありがとうね」
観客拍手。
NoBさん「君たちは配信じゃないだろう。ふふふふ」
観客笑。
・NoBさん「こんな状況で声が出せないけど、感じたのは、こうして応援してくれているみんなとの絆だね。
     今日はいつも歌ってる歌うたってもしょうがないのでいつも歌ってない歌を歌うね。
    『ボウケンジャー』から『Start up! ~絆~』」

04:Start up! ~絆~/NoB
05:冒険者 ON THE ROAD (Album Version)/YOFFY
-MC-


続いても「轟轟戦隊ボウケンジャー」より、冒頭のNoBさんのシャウトが心地よい「Start up! ~絆~」。
久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。NoBさんのシリアスな歌いぶりを味わった後は
入れ替わりにYOFFYさんが登場され、同じく「轟轟戦隊ボウケンジャー」エンディング。
アルバム「PSYCHIC LOVER」収録版の前奏が流れる中「この景色をボクは胸に刻みつけます!」とYOFFYさん。
晴れやかな曲調の中でポジティブな歌声を響かせるYOFFYさんは終始笑顔いっぱいでした。

・YOFFYさんお一人でトーク。
・今回はご時勢柄、色々な制約がある為、相棒のギタリストのJOEさんの参加がかなわず。
YOFFYさん「コロナ禍が明けた暁にはサイキックラバーでぶちかましたいんでよろしく!!」
観客拍手。

・続いては「侍戦隊シンケンジャー」を歌われるのですが、本曲がライブで歌われる際は
YOFFYさんの扇動でJOEさんが奏でるリズムに合わせて「チャンチャンバラ チャンバラ」を
観客とコール&レスポンスをされて会場の一体感を楽しむのがお馴染みになっているのですが、
観客が発声を行う事が出来ないので、YOFFYさんとしてはピンチ。
・YOFFYさん「だけどもだっけどぉー。負けるわけにはいかないよなー!」
観客拍手。
YOFFYさん「みんなとクラップで盛り上がっていこうと思います! 鍋島さんお願いします!!」
ギターのナベさんがリズムを刻み、YOFFYさんの「チャンチャンバラ チャンバラ」を受けて
コーラスのアップル・パイ、カインズの皆さんが「チャンチャンバラ チャンバラ」を繰り返されました。
YOFFYさん「コーラスのアップル・パイ、カインズの皆さんのチャンバラもイイよねー。
      みんなは、チャンバラに合わせて一本締めをしてみましょうか?
      チャチャチャン、チャチャチャン、チャチャチャン、チャンね!?」
観客拍手。
YOFFYさん「それじゃーいくよー! チャンチャンバラッ チャァーンバラァー!」
観客一本締め。
YOFFYさん「さすがプロの戦隊ファン! もう一回行くよ! チャンチャンバラッ チャァーンバラァー!」
観客一本締め。
YOFFYさん「じゃあラストイッパツ!! チャンチャンバラッ チャァーンバラァー!」
観客一本締め。
YOFFYさん「最高です心に沁みました!」

06:侍戦隊シンケンジャー/YOFFY
-MC-


観客の手拍子と勝利の一本締めを受けて歌われたのは、「侍戦隊シンケンジャー」よりオープニング。
躍動感あふれる歌いぶりのYOFFYさん。曲中の「今日も朝日がフジヤマ登る」の「フジヤマ」の部分を
その会場や土地の名前に替えて歌われる事が多かったのですが、今回は原曲通りに歌われていました。

・YOFFYさんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「さすが百戦錬磨のライブの戦士ですね。限られた状況の中でも最大限出来る事を考えて
        皆さんと一緒に盛り上がろうとしてくれるんですね」
・日本はもちろん世界でも人気があるスーパー戦隊シリーズ。
・ショッカーさん「続いてはそんなスーパー戦隊シリーズが世界に羽ばたくきっかけとなった作品です。
        佐藤健太さんに登場して頂きましょう!!」

07:恐竜戦隊ジュウレンジャー/佐藤健太 ナレーション:ショッカーO野
08:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう
-MC-


ショッカーさんのナレーションを受けて健太さんが登場され「恐竜戦隊ジュウレンジャー」よりオープニング。
個人的に思い入れの強い作品と曲なだけに、健太さんの明るくはつらつとした歌声を
終始目を潤ませながら聞いていました。照明が前奏部分では緑だったのが歌が始まる前に赤に変わったり、
間奏でショッカーさんが恐竜戦隊の名乗りで参加されるという演出も心憎かったです。
続いて「超力! 盛り上がっていくぜ」と速水さんが登場され「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニング。
速水さんの頼もしさあふれる歌声ときびきびとしたステージングは颯爽としていてとても素敵。

・速水さんお一人でトーク。
・速水さん「Zepp Tokyoでのライブが最後という事でね、とても残念ですね。
     もう一回、ここでみんなの『けんたろうおにいさん』が聞きたかったです。
     大きい声が出せないからね……でも、ちいさい声なら、これだけ人がいるなら聞こえるかも。
     ちょっとやってみようか? くれぐれも大きな声じゃなくて、ひそひそ声でね。せーのっ」
観客「(ひそひそ声で)けんたろうおにいさーん」
速水さん「聞こえた!!」
観客拍手。

09:虹色クリスタルスカイ/速水けんたろう
-MC-


「超力戦隊オーレンジャー」挿入歌であり最終回「愛の勇者たち」のエンディング「虹色クリスタルスカイ」。
爽快感を感じる曲調と速水さんの力強い歌声にコーラスの皆さんの歌声も合わさった魅惑の一幕でした。

・速水さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「さすがけんたろうおにいさん、上手い事を考えましたね。ああいう手があったかぁー」
観客拍手。
ショッカーさん「毎年『スーパー戦隊"魂"』の日って……ニチアサ休みだよね。駅伝やってるよね」
観客笑。
※日曜日の朝に放送されるプリキュアシリーズ、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズからなる
 通称「ニチアサ」ですが、当日は「第53回全日本大学駅伝対校選手権大会」の為、お休みでした。
ショッカーさん「あれはきっとテレ朝さんが我々に忖度してくれているのではないかと思います。
        スーパー戦隊成分が足りない人はこのライブにおいでということでしょう」
観客拍手。
ショッカーさん「さぁ、という事で、いよいよ最新のヒーローの登場です!
        我々の新しい追加戦士が駆けつけてくれました! つるの剛士さんの登場です!!」
        全力全開! ゼンカイジャァアアア!!」

10:全力全開! ゼンカイジャー/つるの剛士
-MC-


つるのさんが登場され、当時絶賛放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」よりオープニング。
高揚感を誘うパワフルな歌声のつるのさんはオープニング映像のダンスをアレンジした振り付けを交え、
キメ所では手を開いて前に出すゼンカイザーのポーズを決めたりと終始観客を盛り上げっぱなしでした。

・つるのさんお一人でトーク。
・つるのさん「どうも!! 光の国からやってきましたつるの剛士です!!」
観客拍手。
※特撮「ウルトラマンダイナ」でウルトラマンダイナ/アスカ・シンを演じられています。
つるのさん「ホントだったら『ゼンカイジャー』の主題歌を全国のあちこちで歌う予定だったんですけど、
      なかなか歌う事が出来ない状況なので、こうして皆さんの前で歌えて本当にうれしく思っています」
観客拍手。
つるのさん「まぁ、今年これだけ歌えなかったから、来年また主題歌歌わせてくれないかなぁ……」
観客拍手。
つるのさん「いやいやいや、ウソウソウソ。怒られちゃうから」
・当時、つるのさんは幼稚園の教員免許を取るべく短大に通われ、教育実習の真っ最中。
つるのさん「4週間、ジャージ着てエプロンして子供達と戯れて、しあわせな時間を過ごしているんですけど、
      今年、全国で歌えなかったから子供達の前でミニライブしようかなと。もう全力全開で」
観客拍手。
・つるのさん「今から歌う曲は初披露なんですけど、ゼンカイジャー達のバトルシーンで流れている曲です。
      これも素晴らしいご褒美をいただきました。ボクはもうホント『聖闘士星矢』大好きなんですよ。
      主題歌もカバーさせてもらっているんですけど、この曲はMAKE-UPのNoBさんと一緒にレコーディングしました」
観客拍手。
つるのさん「すっごく嬉しくて。今日も楽屋が隣なんですけど、緊張しちゃって一言しか話せてません。
      でも初披露なんで、小宇宙全開で歌わせていただきたいと思います!!」

11:5 together! ゼンカイジャー/つるの剛士
12:チェンジ全開! ゼンカイジャー/伊勢大貴


「機界戦隊ゼンカイジャー」コーナー。続いてはつるのさんによるアクション曲「5 together!ゼンカイジャー」。
NoBさん作の独特のソリッドなメロディが魅力で、つるのさんがとても楽しそうに歌われているのが印象的。
つるのさんと入れ替わりにマイクスタンドを持った伊勢さんが登場され、
配信サービスTELASAで配信の「機界戦隊ゼンカイジャースピンオフ ゼンカイレッド大紹介!」より「チェンジ全開! ゼンカイジャー」。
さわやかな歌いぶりを躍動感あるパフォーマンスで魅せる伊勢さんは、作中でゼンカイレッド役で出演されており、
最後のサビ部分はゼンカイレッドの変身アクションをされながら歌われる嬉しいパフォーマンスを披露されました。

13:界賊オペレイション! ツーカイオー/高取ヒデアキ
14:全界合体! ジュラガオーン/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


続いては高取さんのご登場で界賊合体ツーカイオー/ツーカイオーリッキー/ツーカイオーカッタナーのテーマ。
「オーレンジャー」モチーフのリッキーと「シンケンジャー」モチーフのカッタナーの楽曲である為、
「オーレ! オーレンジャー」や「侍戦隊シンケンジャー」「四六時夢中 シンケンジャー」へのリスペクトとオマージュが盛り込まれた快曲。
ライブで体感すると高取さんの歌声やZ旗の皆さんのブラスが迫力たっぷりでなんともツーカイでした。
「機界戦隊ゼンカイジャー」コーナーのラストは、いさおさんと堀江さんによる全界合体ジュラガオーンのテーマ。
照明の演出がジュランパートをいさおさんが歌われる際は赤、ガオーンパートを堀江さんが歌われる際は黄と
赤や黄を基調に展開され、サビ部分では赤と黄が一緒に映し出されてジュラガオーンが完成するこだわり様でした。
ラストはいさおさんと堀江さんが向かい合ってお互いに向かってパンチをするという締めくくりもまた素敵でした。

・退場されるいさおさんと堀江さんを紹介されながらショッカーさんがご登場。
・ここで会場内の換気を為、15分ほどの休憩が設けられる事がショッカーさんからアナウンスされました。

~休憩~
-MC-


前日同様に休憩時間中はロビーや廊下へつながる扉が開けられていた他、
入場口となる扉も開けられており、徹底した換気が行われていました。

・まもなく休憩時間が終了する旨がアナウンスされ、しばらくするとショッカーさんがご登場。
・スーパー戦隊シリーズも45作となると様々に進化が見られるように。
ショッカーさん「その中でも、現役戦隊と一個前の戦隊が共闘して悪に立ち向かうシリーズがあります。
        対決シリーズとかVSシリーズとか呼ばれ、第一作は『オーレンジャーVSカクレンジャー』でしたね。
        Vシネマとしてビデオだけのリリースだったのが、後にテレビでも放送されたりしました。
        その時の主題歌を、陽気な三人組に歌って頂きましょう!」

15:バーサス! スーパー戦隊/Project.R(高取ヒデアキ YOFFY 谷本貴義)
-MC-


後半はVシネマ「スーパー戦隊VSシリーズ」のテレビ編集版「スーパー戦隊VSシリーズ劇場」主題歌からスタート。
高取さん、YOFFYさん、谷本さんそれぞれの個性ある歌声がぶつかり合う様子はさながら「VSシリーズ」。
後半には高取さんの「みんな集まれ!」の合図でステージ中央に集まり手を重ね合う一幕も。

・高取さん、YOFFYさん、谷本さんお三方でトーク。
・YOFFYさん「『バーサス』は絶妙に一人では歌えない曲なんですよ」
高取さん「カラオケで三人そろったら必ず歌って頂きたい。『伝説』と共に!」
YOFFYさん「結成当初は"けたたましい三兄弟"って呼ばれてたんですけどね」
谷本さん「今、陽気な三人組になっちゃいましたね」

・前年の「スーパー戦隊"魂" 2020」においてロックなおにいさん高取さんがライブでよく行う
「ん盛り上がってるかぃ!?」などの問いかけに、観客が「いぇぇえぇい!」と応えるやり取りができない為、
観客は手をつき上げて応え、最後の問いかけには頭上で両手を使って三角形を作り「家」を表す屋根を作る
というやりとりが行われましたが、それが1年経って浸透しているかどうかを抜き打ちチェック。
・高取さん「ちょっとドキドキして来たぞみんなぁ、出来なかった人はオレのYouTubeチャンネル登録してね」 
観客笑。
高取さん「ぇよ~し、ん盛り上がってるかぁああああぃ!?」
手を挙げる観客。
高取さん「だいじょぶだね、っ盛り上がってるかぁああああぃ!?」
手を挙げる観客。
高取さん「楽しんでるかぁああああぃ!?」
手を挙げる観客。
高取さん「あ、ところでぇ? どぉおおおっから来たんだぁあああぇい!?」
手を挙げる観客と、頭上で両手を使い三角形を作り「家」を表す屋根を作る観客。
高取さん「凄い凄い。浸透してるじゃないか!」
YOFFYさん「最後のライブで末広がりを沢山見られて嬉しいですね」
観客。

・YOFFYさん「高取さんはよかったですけど、まだコール&レスポンスで困ってる人がいますからね」
谷本さん「だれだれー?」
YOFFYさん「君だよ!」
谷本さん「おれー?」
観客笑。
YOFFYさん「とあるTさんという方はキツくなるとお客さんに歌わせてるんですよ」
高取さん「アレ? それさっきオレ見たよ」
YOFFYさん「そうなんです。ボクもさっきキツくなっちゃって思わずお客さんに振っちゃいました」
観客笑。
YOFFYさん「でも、今日はTさん、全部歌いきるらしいですよ」
観客拍手。
谷本さん「言ってない、言ってない!」
YOFFYさん「今も、あまりしゃべってないのは喉を温存しているんですよ」
谷本さん「確かにあんまりしゃべらなかったけど。何このハードルの上げ方! でも上がった後に~?」
YOFFYさん「落とさないよー!」
観客笑。
高取さん「これは我々も緊張感をもって見守らないとなぁ」
YOFFYさん「でも、谷本君、あ、谷本君って言っちゃった。Tさんの声帯に念を送ってください」
谷本さん「ゲキ念ジャーを送ってください!」 

16:獣拳戦隊ゲキレンジャー/谷本貴義
17:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ
-MC-


お二人からのプレッシャーを受けつつ、谷本さんが歌われたのは「獣拳戦隊ゲキレンジャー」よりオープニング。
谷本さんは勢いのあるシャウトからはじまり、研ぎ澄まされた歌声でしなやかに歌われていき
後半のサビの連続部分でもアンブレイカブルな力強さで全編見事に歌い切っていらっしゃいました。
「谷本おめでとう! 歌いきったな!」とねぎらいながら高取さんがシュシュっと登場され「忍風戦隊ハリケンジャー」よりオープニング。
ポジティブな歌声で歌われながらサビ部分になるとZ旗ホーン隊の皆さんのブースの前に立たれ
ホーン隊の皆さんがカメラに映るようにされていた所にZ旗頭目として矜持を感じました。
ラストは高取さんが登場されたショッカーさんを斬り倒すのを合図に演奏を締められていました。

・斬り倒されたショッカーさんの「やりおるのぅ。タカ侍め!!」という言葉を背中に高取さんがご退場。
・高取さんが最初にバースデーソングさん主催の「魂ライブ」シリーズに参加されたのは2002年。
・ショッカーさん「『スーパー戦隊"魂"』の初回、2004年にもタカちゃんは出てくれたんですけど、
        その時は盲腸の手術直後なのに出てくれて、見事に歌ってくれました。
        そんな彼とももう20年近くの付き合いですね」
・続いてはサイキックラバーのYOFFYさんのご登場。
・この時のショッカーさんは黒のコーチジャケットを着用されていたのですが、
「特捜戦隊デカレンジャー」内の組織、胸部に宇宙警察のロゴ、背面に「S.P.D」マークがあしらわれていました。

18:特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER/YOFFY ナレーション:ショッカーO野
19:ミッドナイト デカレンジャー 10YEARS AFTER/ささきいさお
20:烈車戦隊トッキュウジャー/伊勢大貴
-MC-


真っ赤な照明の中、ショッカーさんが背中のマークを観客に見れるように後ろを向きながらナレーションをされ、
そこにYOFFYさんのシャウトが重なってVシネマ「特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」よりオープニングへ。 
YOFFYさんはシャープに歌われながら間奏では「さぁ、JOEに届けよう!」と観客を煽っていました。
続いてはいさおさんが登場され、Vシネマ「特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」よりエンディング。
クールかつダンディにいさおさんが歌われる中、間奏ではステージ前方にサックスのChouemonさんがご登場。
ご時勢がら長らく行われなかったいさおさんと向き合ってからのソロ演奏に観客も拍手喝采でした。
小気味よい前奏から「みんな腕ふって!」と伊勢さんが登場され「烈車戦隊トッキュウジャー」よりオープニング。
凄い早さで終始ステージ上を動き周り、飛び、首を振りながら歌われる伊勢さんのパワフルさに圧倒されつつ、
間奏では「みんなのイマジネーション届いてるぜ!!」と作中のキーワードを織り交ぜて観客に投げ掛けられていました。

・伊勢さんが退場される後姿を見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「イセダイ、帰るのが早ぇよォ。いくらトッキュウジャーだからってぇ」
観客笑。
ショッカーさん「……松原ちゃん、イセダイいくつか知ってる?」
同い年のキーボード松原さんに投げ掛けるショッカーさん。
ショッカーさん「オレ達の半分だって」
観客笑。
ショッカーさん「昨日は影ちゃんとか石原の慎ちゃんとか同い年の仲間いたんだけどねぇ。
        今日はイセダイが一番の若手、最年少ですよ」
伊勢さん「若手でぇえええええええす!!」
お話の途中でハンドマイクからヘッドセットマイクに切り替えた伊勢さんがご登場。
ショッカーさん「イセダイ、今年の夏『スーパーアニソン魂2021 ~THE LEGEND~』ってライブをやったんだけど、
        その時の最年少、影ちゃん60歳」
伊勢さん「なんてこった」
観客笑。

21:なんじゃモンじゃ! ニンジャ祭り!/伊勢大貴
22:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ ナレーション:ショッカーO野
23:天装戦隊ゴセイジャー/NoB
-MC-


ショッカーさんが退場され、続いて伊勢さんが歌われたのは「手裏剣戦隊ニンニンジャー」よりエンディング。
「トッキュウジャー」で動き回ってほぼ休まずにダンス曲である「なんじゃモンじゃ! ニンジャ祭り!」を踊り歌い、
しかも二番では回転や動きを更に早く多くされており、改めて伊勢さんのポテンシャルの高さに脱帽しました。
ショッカーさんのナレーションを受けて高取さんが登場され、「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。
高取さんは優しさに満ちた歌声を響かせ、二番では追加戦士「ザワールド」「バード」を折り込まれる一幕も。
続いて高取さんと入れ替わりにNoBさんが登場され、「天装戦隊ゴセイジャー」よりオープニング。
NoBさんはきらめく緊張感で歌われながら「天装って聞こえるようだよ!」と観客に投げ掛けられていました。

・NoBさんお一人でトーク。
・NoBさん「拍手喝采ってなかなか慣れないよね。でもね、『天装』って聞こえるようだったよ。
     やっぱり心の中で聞こえるもんだなぁって思ったら後ろでコーラスの皆さんがやってくれてたのね」
観客笑。
NoBさん「それは冗談として、やっぱり心に伝わるものってあるよね」

24:最高最強 SUPER STARS!/NoB
-MC-


スーパー戦隊の交流戦である4週連続スペシャル「スーパー戦隊最強バトル!!」よりオープニング。
研ぎ澄ました歌声はもちろん、マイクスタンドを縦横無尽に振り回して歌うNoBさんのカッコよさに惚れ惚れしました。

・NoBさんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「このコロナ禍でなかなか親戚同志の集まり、法事とかも行けなかったともうんですけど、
        今日は、久しぶりに兄弟戦士の法事に親戚のおじちゃんが帰ってきてくれました!!」
観客拍手。
ショッカーさん「鈴木けんじさんのご登場です!! 『地球戦隊っ!! ファイブマァアアアン』!!」
※鈴木けんじさんは2019年の「スーパー戦隊"魂"XIII 2019」内のトークで
一年に一回開催される「戦隊"魂"」は法事だと思っているというお話をされ、観客の笑いを誘っていました。

25:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ
-MC-


ショッカーさんの紹介から全身真っ白の衣装で鈴木さんが登場され、「地球戦隊ファイブマン」よりオープニング。
鈴木さん独特のやわらかで凛々しい歌声で歌われる中、間奏ではショッカーさんも登場されて名乗りを披露されました。

・鈴木さんお一人でトーク。
・鈴木さん「鈴木けんじです。ライバルはNew Jack 拓郎です」
観客笑。
※前日の「戦隊"魂"」一日目に拓郎さんが「ライバルは鈴木けんじです」というお話をされていました。 
鈴木さん「きっと今、配信のブースでニヤってしてると思いますけど。まぁ久々の法事、楽しんでますか?」
観客拍手。
・鈴木さんのどうしても話したい、伝えておきたいお話。
・鈴木さん「緊急事態宣言下の頃に夜ごはんを食べに行ったんですよ。
     お店に入ったら『7:30がラストオーダーで8:00に完全閉店です』って言われたんです。
     入った時点で7:27。『え、あと3分やんけ』ってメニュー見て、焼き魚の料理を頼んだんです。
     そしたらなかなか出てこない。炭火焼で焼いてたみたいで、40分になっても出てこない。
     45分になってもまだ。めっちゃ気ぃ焦っちゃって。カウンターの方ずっと見てたんです。
     そしたらおねえちゃんが料理持ってきてくれた時は47分。あと13分で食べないかんと思って、
     早く食わなって焦ってたらご飯持ってきてくれたおねえちゃんが……『ごゆっくりどうぞぉ』……」
観客笑。
鈴木さん「……もう、ありがとうって言うたのよ……『ファイブマン・愛のテーマ』」

26:ファイブマン・愛のテーマ/鈴木けんじ
-MC-


観客の笑い声が収まらないうちに続いて歌われたのは「地球戦隊ファイブマン」よりエンディング。
トークの面白さと曲に入った時のやさしい歌い方のギャップが鈴木さんの魅力のひとつでございました。

・鈴木さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「ここからはファイブマン周辺の作品をお届けしようと思うんですけど、
        続いては主演が主題歌を歌われている作品。先程も歌ってくださいましたあの方のご登場です!
        佐藤健太さん!! 『高速戦隊ターボレンジャー』」

27:高速戦隊ターボレンジャー/佐藤健太
-MC-


黒いコート姿の健太さんが登場され「高速戦隊ターボレンジャー」よりオープニング。
間奏でそれまで着ていたコートを脱ぎ捨て、レッドターボ/炎力役のご衣裳を披露されると観客拍手喝采。
疾走感あふれる曲を青春的な若々しい歌声で披露され、声が出せないながらも観客大盛りあがりでした。

・2年ぶりにご登場の健太さんがお一人でトーク。
・健太さん「さっき会場の後ろからライブを見てたんですけど、ペンライトってキレイですね。
     これ、もしこのまま声が出せないままだったら、みんながペンライトを持って
     好きなヒーローの色にするってのもいいですよね。アイドルとか声優さんとかみたいに」

28:ジグザグ青春ロード/佐藤健太
29:あしたに生きるぜ!/嶋大輔
-MC-


続いて健太さんが歌われたのは同じく「高速戦隊ターボレンジャー」よりエンディング。
若さあふれる青春賛歌を瑞々しい歌声ときりりとしたパフォーマンスで披露されていました。
健太さんが退場されると、ダンサブルな前奏の中、嶋さんが登場され「超獣戦隊ライブマン」よりエンディング。
嶋さんは左右にステップを踏みながら時折ドスを効かせた歌声で歌われていたのが印象的でした。

・嶋さんお一人でトーク。
・当日の楽屋のお話。
嶋さん「今日はつるの君と、ささきの御大と一緒の楽屋なんですけど、横に大きくてご迷惑をかけたみたいで」
観客笑。
嶋さん「いや、皆さん! その時、御大がボクの名前を出した時、皆さん拍手したでしょ!!?
    あの拍手はどういう意味だったんですか!!? でぇぶって事ですか!!!? ……笑い事ですよ」
観客笑。

30:超獣戦隊ライブマン/嶋大輔 ナレーション:ショッカーO野
-MC-


ショッカーさんのナレーションと嶋さんのタイトルコールから「超獣戦隊ライブマン」よりオープニング。
嶋さんはワイルドな歌声で観客を煽りながら歌われ、とても嬉しそうに客席を眺められていました。
そんな嶋さんの歌声を受け、観客も声は出せないながらも両手を挙げて「どっかーん」を表現、
更に間奏になるとショッカーさんが登場され、超獣戦隊の名乗りを披露されて彩を加えていました。

・嶋さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「いよいよラストブロック。ラストはやはり全てのはじまりのあの作品です。
        思えば、それまでヒーローごっこは、どちらかというと男の子のものだったのですが、
        この作品をきっかけに女の子もヒーローごっこに参加できるようになりました。
        今でこそ一緒に遊んだり、女の子だけでプリキュアごっこが出来たりしますが、
        その元祖が我らが『ゴレンジャー』であり、我らが花・堀江美都子さんでございます。
        歌って頂きましょう。『花のモモレンジャー』」

31:花のモモレンジャー/堀江美都子 
-MC-
32:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


堀江さんがゆっくりと登場され「秘密戦隊ゴレンジャー」よりモモレンジャー/ペギー松山のテーマ。
桃色の照明の中、凛とした表情で伸びやかに歌われる堀江さんの姿には背筋が伸びる思いでした。
堀江さんはご挨拶の後にいさおさんを呼びこまれて歌われたのは、ゴレンジャーの武器や兵器を歌った「ゴレンジャーストーム」。
いさおさんの逞しい歌声と堀江さんのしなやかな歌声に合わせ、照明が歌詞通りに変わる演出も嬉しく。
例年は観客もスキャットで参加するのですが、ご時世柄声を出して歌う事が出来ない為、今回はお預け。
その分、コーラスの皆さんの歌声もたっぷり味わう事が出来ました。

・いさおさんと堀江さんでトーク。
・いさおさん「このコンサートも『ゴレンジャー』ではじまり『ゴレンジャー』で終わっていきますが、
      最後は全員参加で派手に参りたいと思います。コーラスもバンドの皆さんも。
      ショッカーもゴレンジャーで登場します。そしてなんといってもガンタさん!」
ドラムのガンタさんの方を向かれるいさおさん。
いさおさん「最後の最後の締めとしてガンタさんのソロをたっぷりやってもらいます!!」
観客拍手。
いさおさん「拍手の多さで叩く長さが決まるのかな? ンフフフフフ」
堀江さん「いさおさん、あたしもいていいですか?」
いさおさん「もちろん! 特別出演です! ミッチといっしょにこの曲をやるのは初めてじゃないかな?」

33:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


「秘密戦隊ゴレンジャー」より二代目エンディングであり、劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」のオープニング。
いさおさんの高らかな語り、コーラスの皆さんの勇ましい歌声、ショッカーさんによる後半の秘密戦隊の名乗り、
更に今回は堀江さんが特別参加され、照明も歌詞に合わせて赤と青が単独、黄緑桃はまとめて照らされ、
バンド、ホーン隊の皆さんの盤石な演奏の締めとしてガンタさんの迫力のドラムソロで締めくくられるという、
ステージ上が文字通り一体となった様子は「力と技と団結」のスーパー戦隊の神髄そのものでございました。

・いさおさんと堀江さんを紹介されながらショッカーさんがご登場。
・これから「見よ!! ゴレンジャー」はガンタさんによる締めを恒例化していきたいいさおさん。
・ここでショッカーさんがバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんをお一人づつご紹介。
・アップル・パイの杉山さんは本公演二日間から眼鏡っ子デビュー。
・今回の出演者の皆さんを呼びこまれ、適正な距離をとりつつ横一列に並ばれていました。
・更に"大切な仲間"としてZepp Tokyoへ向けて出演者と観客から感謝の気持ちを込めて拍手が贈られました。

34:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 嶋大輔 佐藤健太 鈴木けんじ 速水けんたろう
                           高取ヒデアキ YOFFY NoB 谷本貴義 伊勢大貴 つるの剛士


15回目の「スーパー戦隊"魂"」およびZepp Tokyoにおける魂ライブ最終公演をしめくくるのは
出演者のみなさん全員による「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディング。
いさおさんが中心にとなり歌われる中、他の出演者の皆さんは合いの手を担当されたり、
「とっくに捨てたこの命」からのコーラスワークを身振りを交えて行われたり、
二番終わりの間奏ではショッカーさんがその場で秘密戦隊の名乗りを披露されたりと、
出演者の皆さんがそれぞれにラストソングを楽しまれている様子は楽しくもあり名残惜しくもありました。
ラストはいさおさんがステージの左右中心に向かってパンチを繰り出し締めくくられるのですが、
一発目のいさおさんのパンチの先にちょうど高取さんがいらっしゃったので、
高取さんがいさおさんのパンチを受けて倒れ込むという場面も見られました。

・観客の拍手の中、出演者の皆さんがショッカーさんの紹介を受けてお一人づつ退場され、
最後にいさおさんと堀江さんが15回目の感想コメントを残されてご退場。
続いてバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんも退場されていきました。
・ショッカーさんお一人になり、出演者の出待ちをしない等の注意を軽めに行われました。

・ショッカーさん「みなさん、盛り上がってくれましたかぁ?!」
観客拍手。
ショッカーさん「楽しんでくれましたかぁあああああ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「それじゃあ皆さん、ごきげんよーぉ……って言っちゃうとぉー、
        もうみんなに会えなくなっちゃうみたいでしょ?
         だからぁーぼくがあいずをしたらぁー。みんなは、おっ・おっ・きっ・なっ・はっ・くっ・しゅっ・でっ
        『まぁあああたねぇぇええええええ』でお別れの拍手をしたいと思います!」
観客拍手。
ショッカーさん「それではみなさん……っいぃーーきぃーーまぁーすぅよーーぉ! せぇーーーーーのっ!!
         まぁあああーーーーたねーーーーーーーーー」
ショッカーさん「スゥゥゥウ パァアア 戦ン隊ッ!!? スピリーッツ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「今度は新天地で会いましょう!!」

ショッカーさんと入れ替わりにスタッフさんが登場され、規制退場のアナウンス。
客席後方の観客から一定時間を置いて順番に退場していき、
「スーパー戦隊"魂" 2021」二日目は終演となり、19年続いたZepp Tokyoでの「魂ライブ」も終了しました。


スーパー戦隊シリーズ45作目という節目の年である今回、
同じく開催15回目という節目を迎えた「スーパー戦隊"魂"」がどんな内容になるか楽しみでしたが、
当時絶賛放送中の「ゼンカイジャー」の挿入歌をたっぷりと聞く事が出来たり、
前日と同じく「ゴレンジャー」「ボウケンジャー」という節目の作品の挿入歌が披露されました。
また、2003年の「ANIME JAPAN FES 2003」よりバースデーソングさんが主催されているライブの
東京でのホームグラウンドとしてムーヴメントを支え続けてきたZepp Tokyoでのライブが
今回で最後というのも一種の節目ともいえるのではないかと思います。

終演後に規制退場でZepp Tokyoから出る際には会場内の写真を撮影している観客も多く、
当方も帰路につきながら18年間の思い出を振り返っていたものの、あまり実感はありませんでしたが、
レポート制作中にじわじわと実感が沸いてきて少ししみじみといたしました。


 

補足

・YOFFYさん「このコロナ禍で配信や有観客でライブをやる中でボクは悟りました。
      お客様、あなた方はそこで座って見ていてくださるだけで良いんです!!」

・速水さんが「スーパー戦隊"魂"」に初めて出演された時の思い出。
速水さん「確か2008年だったかな? 皆さんに喜んで盛られるのかすごく不安だったんですね
     というのも、それまで、ちいさいおともだちがいっぱいいる所で歌ってたんで。
     でもやってみよう! と思って出た時、皆さんが『けんたろうおにいさーん』って言ってくれたんです。
     『あぁ、おおきなおともだちだぁー!』って凄く嬉しかったです」

・ショッカーさんのゼンカイギア、

・つるのさん「『ゼンカイジャー』面白いっすよね。センタイギアの力で科学戦隊ダイナマン出てきたでしょ?
      あの時なんとかして出たかったんですよ。"ダイナ"マンですからねー」
観客笑。
つるのさん「9月にダイナマンが出たんですよ。スケジュール帳見たんですけど『ゼンカイジャー』って書いてなくて。
      でもまだ三ヶ月くらい撮影はあるのかな? なんとかして出たいですね。せっかく歌ってるから。
      だから映画とか狙ってるんですよねー。東映さん! お願いします!! ハハハハハ」

・つるのさんは登場時や退場時に特撮「ウルトラマンダイナ」のソルジェント光線もしくは
特撮「ウルトラマン」のスペシウム光線のポーズを披露されるサービスも。

・高取さんは「界賊オペレイション! ツーカイオー」の間奏になると
「四六時夢中 シンケンジャー」間奏部分にある「ワッショイ」連呼をされる場面もありました。

・更に「界賊オペレイション! ツーカイオー」では
照明もリッキーとカッタナーを思わせる青と赤になっていました。

・Z旗の皆さんの衣装は一日目は揃いのスーツ、二日目は皮ジャケットでした。

・「バーサス! スーパー戦隊」の間奏ではYOFFYさんと谷本さんが
脇を締め電車ごっこの要領で両手を回してステージを動き回っており、
その様子を見た高取さんも一緒のアクションをされていました。

・ショッカーさん「キャー、NOBちゃーん! セクシー!! エス・オー・エヌ・ワイ!! セクシー! ……SONYだ」
観客笑。

・ショッカーさん「2008年、三回目の『スーパー戦隊"魂"』で鈴木けんじさんがライブ初登場でした。
        その時は彼が最年少だったんです。歴史を感じますね」

・健太さん「毎回毎回緊張しちゃって。みんなの反応が無い方が落ち着いて歌えるんです。
     僕の前がみんなをめちゃくちゃ煽る人だと『どうしよう』ってなっちゃうんです。
     今日はわりと落ち着いてできている感じがしますね」

・嶋さんはご自身が「スーパー戦隊"魂"」に初出演されたのが何年だったかを確認したい。2016年でした。
嶋さん「こうやって応援してくださる限りで続けたいと思っていますけど、戦隊は毎年増えるでしょ?
    毎年若い子が出てくると昭和最後のライブマンなんて喜んでくれるのかな? って思うんです」
観客拍手。
嶋さん「ありがとうございます。皆さんが喜んで下さるなら、オジサン頑張ります!!」

・Kenitoさんは前日に引き続き紹介時に特撮「ドゲンジャーズ」のグッズである
「悪の秘密結社 元気より現金タオル」を掲げられていたのですが、
折りたたんで悪の秘密結社のロゴだけを客席に向けられていたので
ショッカーさんから「字が細かくて読めません」と指摘されていました。
 
・「秘密戦隊ゴレンジャー」が終わり退場される際の高取さん。
高取さん「どぉおおおこに帰るんだぁあああああああぁあい!?」
頭上で両手を使い三角形を作り「家」を表す屋根を作る観客。
そして小さい声で「うちー」と言われていたいさおさん。

・今回は名前に「けん」が付く出演者の方が多く、ショッカーさんは最後に見送る際に
鈴木さんをけんちゃん、健太さんをもうひとりのけんちゃん、
速水さんを三人目のけんちゃんと紹介されていました。

・ライブ終了後は期間限定でアーカイブが配信。配信期間が短いのは贅沢でしょうか。
本編中の曲のカットやトークの編集などはされていなかったように思います。

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