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スーパー戦隊"魂" 2021 一日目
21.11.6 Zepp Tokyo

出演/MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 影山ヒロノブ NewJack拓郎 石原慎一 山形ユキオ
   遠藤正明 岩崎貴文 Sister MAYO 松原剛志 幡野智宏 (主題歌発表順)

司会/ショッカーO野

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/Super Rescue BAND(G.&Ag.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 大石彬 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.OZAKI Sax.Chouemon) G.岩崎貴文



1975年から放送がはじまった石ノ森章太郎先生原作の特撮ドラマ「秘密戦隊ゴレンジャー」。

赤、青、黄、緑、桃の五色の戦士達が、個性も色も鮮やかに、力と技を活かし、
地球の平和を守る為に団結して巨大な敵に立ち向かっていく姿を描いた群像劇は
後々に石ノ森先生の手を離れ、スーパー戦隊シリーズとしてシリーズ化。
5色の戦士達もさらに色彩豊かになり、巨大ロボットや追加戦士などの要素が加わっていきまいた。

現在は日本を代表する特撮ヒーローシリーズとしてウルトラマンや仮面ライダー等と共に
国内はもちろん、海外でも多くのファンを持ち、老若男女に幅広く愛されています。
2021年、ウルトラマンが55周年、仮面ライダーが50周年を迎える中、
スーパー戦隊シリーズも誕生から46年経ち、45作品目を数えました。おめでとうございます。

その約半世紀にわたるスーパー戦隊シリーズの歴史を彩ってきた楽曲のみで構成されたライブが
ライブシリーズ「スーパー戦隊"魂"(スピリッツ)」、通称"SSS"です。

株式会社バースデーソングが制作する本ライブは、ロボット作品に特化した「スーパーロボット魂」、
特撮ヒーローに特化した「スーパーヒーロー魂」、女性歌手のみで構成される「アニソン女子部」、
オールジャンルの「スーパーアニソン魂」の流れを汲み、2004年に旗揚げされました。

初代「秘密戦隊ゴレンジャー」の主題歌を歌われていたささきいさおさんを座長に、
スーパー戦隊シリーズの楽曲を歌唱された数多くの歌手の方々が出演されます。
近年、東京公演は二日間にわたって開催。内容は二日とも異なったものになっており、
作品の年代別に「21世紀編」、「20世紀編」と出演者が分かれる時もあれば、 
年代別をベースにしつつ、特段区分されない出演陣で開催される時もあります。
2021年は後者の20世紀、21世紀の世代を超えた出演陣で開催されました。

初期の頃は隔年での開催でしたが、近年は毎年開催されており、
今回の開催でスーパー戦隊シリーズの節目となる45作と重なるかのように
ライブ「スーパー戦隊"魂"」も15回目を迎えました。おめでとうございます。

例年なら東京公演は前途の様に二日間二公演、大阪公演一公演で開催されるのですが、
2020年より新型コロナウイルスが世界規模で猛威は収まりきっていないということもあり、
2021年も前年に引き続き大阪公演は開催されず、東京公演のみの開催となりました。

今回は串田アキラさん、MoJoさん、宮内タカユキさんの"魂の三兄弟"と呼ばれるお三方を核に、
1990年代を支えた影山ヒロノブさん、石原慎一さん、NewJack拓郎さん。
2000年代初頭を彩った山形ユキオさん、遠藤正明さん、岩崎貴文さん、Sister MAYOさん。
2010年代を代表して松原剛志さん、幡野智宏さんといった皆さんがご出演の一日目のレポートです。

今回も動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用して
会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向けてストリーミング配信され、
ライブ終了後の11月9日から11月11日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。

会場はバースデーソングさんが主催のライブが数多く開催されてきた東京お台場にあるZepp Tokyo。
事業区域における開発事業の一部進捗に伴い、2022年1月1日をもって営業終了がアナウンスされており、
Zepp Tokyoでのバースデーソングさん主催のライブの開催は本公演が最後となりました。

当時は政府より新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言は発令されておらず、
ワクチン接種者の増加等に伴い一日の感染者数も抑えられてきていたものの、
これまでのバースデーソングさんのライブ同様に感染対策を行っての開催でした。
我々が確認できただけでも以下対応がされておりました。


●入場までの流れ
・これまで実施されてきた問診票から、チケットの半券に自身の名前と連絡先を記入する形式に変更。
・会場前の待機場所には半券に記入できなかった観客用のブースが設けられていました。
・会場内外に限らずコインロッカーは使用禁止、荷物の預かりも行われませんでした。
・整列時、待機時には適正な距離を保つことが出来る様に地面に一定間隔で目印が設けられていました。

●入場後の会場内の様子
・入場時はスタッフさんによる検温が行われ、スタッフさんにチケットを確認してもらい、
半券は観客が自分でもいで専用の箱で回収。ドリンクコインを交換し、最後に手を消毒するという流れ。
除菌マットなどは設けられず、対策に多少の変化が見られました。
・ドリンク代とドリンク交換用コインの交換は観客各自が行い、
カウンターに置かれた缶やボトルの中から、観客が自分で交換する段取りになっておりました。
・更にドリンク代は接触を避けるためSuica、PASUMO等の交通系ICでの会計が導入。
・Tシャツ等のライブグッズや出演者のCD等のグッズは、物販ブースに飛沫防止のシート等を設置して販売していました。
・出演者へのプレゼントや手紙などを入れるボックスなども設けられず、受付もされていませんでした。
・開演までロビーと会場内の扉は開いており、換気が徹底していました。
・トイレの出入口にはアルコール消毒スプレーが設置され、観客が気軽に使用可能。
・トイレ前には待機列用に適正な距離を保つことが出来るように床に一定間隔で目印が設けられていました。
・夏の「ANIME JAPAN FES」と同じく客席は2席毎にひと席開けて座る形式が主になっておりました。

上記以外にも出演者の楽屋やバックヤードでも様々な所で対応がなされていると思われ、
2020年来、ライブ開催に際して徹底してきた感染対策が多少緩和された印象はあったものの
宣言下ではないとはいえ、油断せずにライブを実現させようという思いの程が随所に伺えました。

ステージ後方に設けられたZ旗ホーン隊、コーラスブースも一人一人の間にアクリル板が設置されていたほか、
コーラスのそれぞれのマイクには飛沫防止用に透明な円形のガードが付属しておりました。
コーラスブースの前には演奏陣のブースがそれぞれ設置。
壁面にはでこぼこ波打った銀色の布が一面にはられており、
中央には「SSS 2021 SUPER SENTAI SPIRITS IV」の文字をあしらった今回のライブロゴが描かれた幕が掲げられていました。
ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、カメラが移動するため、
観客は最前列でもステージとは距離が保たれているようになっていました。

-MC-

開演時間になると司会のショッカーO野さんが登場されると、観客から拍手が贈られました。

・だいぶ追い詰めたものの、まだまだしぶといコロナ帝国。
・ショッカーさん「でも我々には45作の戦隊ヒーロー達と、会場の皆さん、配信をご覧のみなさんがいます!」
観客拍手。
ショッカーさん「思いきり声を出すにはまだ少し時間が掛かりますが、今は拍手でお応えください。
        それではいつものやりますか。みなさんこんばんは!!」
観客拍手。
ショッカーさん「元ー気ですかー!?」
観客拍手。
ショッカーさん「魂はっ燃えているかぁ!?」
観客拍手。
ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜェエエエ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「ショッカーさん「スゥーパーアー戦隊ぃいい!スピリィイイィイッツ!! ありがとうございます!」
観客拍手。
・ショッカーさんの「スーパー戦隊」を受け、観客が「スピリッツ」と返すお馴染みの掛け合いですが、
ご時勢もあり、ショッカーさんがお一人で両方をコールされ、観客は「スピリッツ」に合わせて手を挙げる特別版に。
・ショッカーさんと観客との掛け合いが終わり、開催にあたっての諸注意や換気の為の休憩時間のアナウンスが終わると
コーラス、演奏陣の皆さんがご登場。それぞれのブースで準備をされていました。
・2021年は「ウルトラマン」シリーズ55周年、「仮面ライダー」シリーズ50周年、
「スーパー戦隊」シリーズ45作品目という、日本の代表的な特撮ヒーローが軒並み節目の年を迎え、
更に「スーパー戦隊"魂"」も15回目という節目を迎えました。

・ショッカーさん「それではみなさん心の準備はよろしいでしょうか?」
観客拍手。
ショッカーさん「準備はいいですかぁぁああ!?」
観客拍手。
ショッカーさん「準備はいいかぁぁああい?」
観客拍手。
ショッカーさん「スゥーパーアー戦隊ぃいい!スピリィイイィイッツ!! はじまります!」

00:激突<M-25>/SE
01:電撃戦隊チェンジマン/KAGE
02:大戦隊ゴーグルV -オルタネートヴァージョン-/MoJo 
03:1たす2たすサンバルカン/串田アキラ
-MC-


ショッカーさんが退場されるとステージ上の照明が暗くなり、オーバーチュアとして流れてきたのは
「電撃戦隊チェンジマン」のBGM「激突」より緊張感漂う80年代サウンドが印象的な「M-25」。
「M-25」が流れ終わると激しいドラムの連打と共に"KAGE"こと影山さんが登場され「電撃戦隊チェンジマン」よりオープニング。
影山さんが観客を見渡しつつ、笑顔で軽快に歌われた後はMoJoさんのご登場で「大戦隊ゴーグルV」よりオープニング。
通常は観客の大合唱になる間奏のスキャットの箇所では胸を抑え「みんなの番だ! 聞こえてるよ!」とMoJoさん。
更に最後のサビではMoJoさんに呼び込まれてショッカーさんがご登場。大戦隊の名乗りをご披露されました。
曲中で大戦隊の名乗りを披露されたのはMoJoさんのソロライブ「MoJo Zone」以来、実に8年ぶりでした。
続いては串田さんのご登場で、この年に放送40周年を迎えた「太陽戦隊サンバルカン」より二代目エンディング。
串田さんの逞しい歌声に合わせて観客も指で「1」「2」「3」を作って盛り上がりに参加していました。

・ショッカーさんが合流され串田さんとトーク。
・「スーパー戦隊"魂"」開催15回目の話。
ショッカーさん「推測なんですけど、戦隊シリーズって『5』という節目に力を入れている気がしませんか?」
串田さん「そういえばそうだね。今も45作品目だしね」
ショッカーさん「『太陽戦隊サンバルカン』はシリーズ『5』作品目で、今年40周年を迎えます:
観客拍手。
串田さん「40。そーよね。凄い事だよね」
ショッカーさん「クッシーのアニメ・特撮の最初の曲ですから、今年アニメ・特撮デビュー40周年ですよ」
観客拍手。
串田さん「そうなるよね。いやーそれまで何やってたんだろね」
ショッカーさん「いやいや色々な所でご活躍だったじゃないですか」
串田さん「でもホントにホントにこの世界に入って長く歌ってこられたのは『サンバルカン』があるからだよね」

・串田さんが退場されショッカーさんお一人に。
・ショッカーさん「続いては早くも出しちゃいます。ウチの最終兵器出しちゃいます。
        ちょうどシリーズ第25作目。ということは今年20周年ですね。山形ユキオさんです!」
ショッカーさんに呼びこまれて山形さんがご登場。
毎回、野性味あふれる独特の衣装で登場される山形さんですが、
今回の装いは両耳の上側に長い羽根を差し、獣のフェイクの毛皮を身に着けられていました。
さらに暖簾を横にしたような骨組みに5頭の象が等間隔に描かれているタペストリーを首から下げ、
その両端に象が2頭づつ、中央には1頭の象が描かれたタペストリーを下げられており
合計10頭の象が全面に出ていて、山が動くような存在感に非常に目を引いていました。
・そして山形さんが観客のざわめきをきょとんとした表情で眺められていたのも印象深かったです。

・ショッカーさん「命ある所、正義の雄叫びあり!! 百獣戦隊ガオレンジャァア!! 吼えろォ!!」

04:ガオレンジャー吼えろ!!/山形ユキオ
-MC-


「サンバルカン」から動物つながりでこの年に放送20周年を迎えた「百獣戦隊ガオレンジャー」よりオープニング。
地響きのような骨太の歌声で歌われる中、間奏ではショッカーさんが登場され、百獣戦隊の名乗りをご披露。
山形さんは名乗りの間ずっと両手を挙げられており、その様子は異国の英雄像の様で威風堂々としたものでした。

・山形さんお一人でトーク。
・山形さん「あのね、ガオレンジャー今年で20周年です。おめでとうございます」
頭を下げつつご自身の持っていたマイクにおでこをぶつける山形さん。
山形さん「あいたたたた。あのね。最近、東京の23区にね、猿が出てるんだよね」
ライブの数日前に東京23区の方々で猿が目撃されちょっとしたニュースになっていました。
山形さん「コワいよね猿って。気をつけないと。次の曲は、猿の曲。わかるかな?」
観客拍手。
山形さん「猿、さる、私は去る」
退場しようとして戻ってこられる山形さん。
山形さん「そうじゃないよね。猿の中でも大きな猿、大ざる、ざるそばじゃないよ」
観客拍手。
山形さん「すみませーん。それではゴリラの歌を歌いたいと思います。
     ゴリラが熱くなったらHOTだよね。HOT! HOT! ガオマッスル!」

05:HOT!HOT!ガオマッスル!!/山形ユキオ
06:a lone wolf~銀の戦士~/串田アキラ
-MC-


続いても「百獣戦隊ガオレンジャー」より百獣合体ガオマッスルのテーマ。久し振りに聞く事が出来ました。
躍動感抜群のノリの良い曲調に山形さんの逞しい歌声が合わさった、得も言われぬ高揚感がたまりません。
山形さんが熱気を残して退場されるとステージ上が暗くなり、しばらくすると串田さんがご登場。
笛の音と共に始まったのは同じく「百獣戦隊ガオレンジャー」より"閃烈の銀狼"ガオシルバーのテーマ。
青と紫を基調とした照明の中、串田さんは研ぎ澄まされたシャープな歌声を披露されていました。
今回まさか聞けるとは思っていなかっただけに嬉しいサプライズでした。

・串田さんお一人でトーク。
・串田さん「やー。久しぶりに歌ったよー。20年間で三回くらいしか歌ってないんだよね。
     そうですね。ガオシルバー。シルバーでカッコよかったんですよね」

07:We are the ONE~僕らはひとつ~/串田アキラ 
-MC-
08:爆竜戦隊アバレンジャー/遠藤正明
-MC-


続いて串田さんが歌われたのは「爆竜戦隊アバレンジャー」よりエンディング。
串田さんはご自身の歌に合わせて観客がエンディングのバーミア兵ダンスの簡易版を踊る光景を眺めつつ、
間奏になるとゆっくりと爆竜戦隊の名乗りの最後部分を思わせるアクションを披露されていました。
串田さんが退場されると、合間に登場されたショッカーさんの紹介を受けて6年ぶりに遠藤さんがご登場。
「アバレンジャーいきまーす!」という遠藤さんの一言から「爆竜戦隊アバレンジャー」よりオープニング。
遠藤さんは鍛えあげられた歌声を会場内に伸びやかに披露され、
随所でご自身の相棒とも言えるギターのナベさんを嬉しそうに眺められていました。

・遠藤さんお一人でトーク。
・遠藤さん「『スーパー戦隊"魂"』は個人的に凄く久しぶりに呼んで頂きました。何年ぶりだろう。
     『アバレンジャー』は18年前ですけど、もう18年も経つんですねー。
     そしてこの間、今の『ゼンカイジャー』のロボットソングを歌わせてもらいました」
観客拍手。
遠藤さんは「機械戦隊ゼンカイジャー」の超全界合体ゼンカイジュウオーのテーマソングである
「超全界合体! ゼンカイジュウオー」で実に16年ぶりにスーパー戦隊の歌を歌われました。 
遠藤さん「すごくないっすかぁ? その前に歌ったのは16年前。16年前が一番新しいってすごくないっすかぁ?
     じゃあ次はその一番新しかった歌をっ聞いてっちょうだい『魔神合体! マジキング』」

09:魔神合体! マジキング/遠藤正明
-MC-


続いては「魔法戦隊マジレンジャー」より、遠藤さんの戦隊ソングでは一番新しかった魔神合体マジキングのテーマ。
ゼロ距離の荘厳さからからはじまり、遠藤さんの心地よい伸びのある歌声をたっぷり味わえました。

・遠藤さんを見送りながら「魔法戦隊マジレンジャー」のマジグリーン/小津蒔人のジャケット姿のショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「爆竜の世界からこの世界へ。やはり魔法の力がなせる業なのでしょうか。
        続いては、今やレコード大賞を受賞される大先生となったあの方のご登場です」
※岩崎さんは氷川きよしさんが歌われたアニメ「ドラゴンボール超」二代目オープニング「限界突破×サバイバー」を作曲され、
 2019年に「第61回日本レコード大賞」で「作曲賞」を受賞されていました。
  ショッカーさん「大作曲家となってもこの『スーパー戦隊"魂"』では変わらずにハイトーンボイスを響かせ、
         ギターをかき鳴らしてくれます、岩崎貴文さんのご登場です!!」

10:魔法戦隊マジレンジャー/岩崎貴文 ナレーション:ショッカーO野
-MC-


前奏で岩崎さんが登場され、ショッカーさんのナレーションから「魔法戦隊マジレンジャー」よりオープニング。
岩崎さんの歌に合わせて照明が緑、桃、青、黄、赤と歌詞と共に変わる演出もお馴染みの嬉しさですが、
サビ部分ではステージ上が真っ白になったのも一種のこだわりと趣を感じました。

・ここで岩崎さんに呼びこまれてMAYOさんがご登場。
・昨年、2020年に開催された「第33回東京国際映画祭」内で開催された映画の上映会
<ジャパニーズ・アニメーション部門「秘密戦隊ゴレンジャー」生誕45周年記念スーパー戦隊特集>内の
イベント「魔法戦隊マジレンジャー 15th ANNIVERSARY」で発表された15周年記念曲のお話。
・岩崎さんとMAYOさんと「魔法戦隊マジレンジャー」のマジグリーン/小津蒔人役の伊藤友樹さんの共作で
イベントの最後にお三方で披露されていました。
・MAYOさん「まだ1番しかないのね」
岩崎さん「一応歌詞はあるのよ」
MAYOさん「一応ね」
岩崎さん「ま、いつ完成するかわかりませんけど……」

11:You're My Hero (1C)/岩崎貴文 Sister MAYO
-MC-
12:呪文降臨~マジカル・フォース/Sister MAYO
-MC-


「魔法戦隊マジレンジャー」15周年記念ソング「You're My Hero」の完成している1番を
本来は岩崎さん、MAYOさん、伊藤さんの三人で歌われていますが、今回はお二人でご披露。
照明がマジグリーンを意識されてか全体的に緑を基調としたものだったのも心憎く。
岩崎さんを送り出し、MAYOさんが歌われたのは「魔法戦隊マジレンジャー」よりエンディング。
ご時勢柄、声を出して歌ったり、曲中にある狼の遠吠えは事はできないながらも
MAYOさんにあわせて観客もエンディングの小津家の人々によるダンスを部分的に踊って一体となっていました。

・MAYOさんを送り出しながらショッカーさんが登場。
・本日の出演者で女性はMAYOさんお一人。
ショッカーさん「本日の紅一点でございます。ごっこ遊びを変えたのがスーパー戦隊です。
        それまでヒーローごっこは男の子たちのものでした。女の子だってやりたい子もいるのに。
        今は普通に女の子も戦う作品が多いですが、そのきっかけはやはりモモレンジャーです。
        だからといってライブも紅一点ってのはね。女性も沢山歌ってらっしゃいますもんね」
観客拍手。
ショッカーさん「まあでも紅一点っていうのはそれだけ大切にされているという事でしょうかね」
・ここでショッカーさんに呼びこまれて幡野さんがご登場。ハキハキとしたご挨拶をされ次の曲へ。

13:LUCKYSTAR/幡野智宏
14:キュータマダンシング!/松原剛志
-MC-


幡野さんが歌われるのはご自身のソロデビュー曲でもある「宇宙戦隊キュウレンジャー」よりオープニング。
疾走感抜群の曲調と幡野さんのキレのある高音の歌声はライブで聞くとより魅力的でグッときます。
退場される幡野さんを見送って松原さんが「海賊戦隊ゴーカイジャー」歌唱時に着用されている
ゴールドの専用ジャケット姿で登場され、同じく「宇宙戦隊キュウレンジャー」よりエンディング。
舞台演劇でご活躍の松原さんならではのしなやかなダンスに合わせ、観客も一緒になってダンスをしていました。

・松原さんがヘッドセットマイクから手持ちのマイクに持ち変えてトーク。
・松原さん「巷では『海賊戦隊ゴーカイジャー』の10年後を描いた『テン・ゴーカイジャー』が話題になってますね。
     一昨日、公開に先駆けて完成披露舞台挨拶と試写会が行われました。
     この中にもご覧になられた方もいらっしゃると思いますが……シーッですよ。ネタバレしないように」
観客笑。
松原さん「ボクも服部という役で出演していますが、詳しくは来週の劇場公開をお楽しみ下さい!」

15:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志
-MC-


続いて松原さんが歌われたのは放送10周年を迎えた「海賊戦隊ゴーカイジャー」よりオープニング。
ライブでは松原さんの高揚感誘う歌声はもちろん、スタイリッシュな身のこなしも見所で
特に2番終わりのハイキックと同時に行われたショッカーさんによる海賊戦隊の名乗りは必見でした。

・松原さん「もう発表されているんですけど『テン・ゴーカイジャー』のテーマソングはProject.Rです。
     『スーパー戦隊ヒーローゲッター』の『テン・ゴーカイジャーver.』を新緑しました。
     ボクも参加していますけど、今日出演のこの方々も歌っているんですね」
松原さんに呼びこまれてMAYOさんと幡野さんがご登場。
松原さん「今回は『ゴーカイジャー』から『ゼンカイジャー』までの戦隊を追加して、現在の全戦隊が入っているんです」
MAYOさん「そうなんだよー。ふえたんだよー。たいへんなんだよー」
松原さん「ちょっとね色んなバージョンがあるからこんがらがっちゃうよね」
幡野さん「ハハハハハ! 確かにちょとずつ増えていきますからね」 
松原さん「今日は、映画公開に先駆けてこのメンバーで歌ってみたいと思います」
観客拍手。
幡野さん「みんなラッキーだよー!」
MAYOさん「無謀な挑戦だなぁ」
幡野さん「何言ってるんですかー!?」
観客笑。
松原さん「MAYOさんは口が回らないって言ってましたけど、今、どうですか」
MAYOさん「回らない!」
幡野さん「そこは大丈夫って言う所でしょ!」
観客笑。

16:スーパー戦隊ヒーローゲッター ~テン・ゴーカイジャーver.~/Project.R(Sister MAYO 幡野智宏 松原剛志) &ショッカーO野
-MC-


Vシネクスト「テン・ゴーカイジャー」のエンディングを公開に先駆けてProject.R選抜のお三方でご披露。
それぞれが順番に歌われて行き、歌詞の戦隊に合わせてショッカーさんが歌詞に合わせてそれぞれの戦隊のレッドの名乗りを披露され、
途中で一度退場されて戻られた際にはそれまで着用されていた「ゴレンジャー」から「ゴーカイジャー」までが描かれたTシャツから
「ゴーカイジャー」以降の戦隊が描かれたTシャツに着替えて登場されて名乗りを続行されるという、
ショッカーさんのこだわりを感じるパフォーマンスにたただた圧倒されるばかりでございました。

・ショッカーさん「なんで歌ってないオレが一番息キレれてるんだよ」 
幡野さん「ぜんぶやってたからですよ!」
ショッカーさん「アンタたちが『変身できるチャンス』って歌ったからやっちゃったよ」
観客笑。
・ショッカーさんが松原さん、MAYOさん、幡野さんそれぞれの名前を呼びながら見送ろうとするも
息が整い切らず、MAYOさんと幡野さんはご自身で名前を言われながら退場されました。
・ここで会場内の換気を行う為、15分間の休憩がアナウンスされました。

~休憩~

休憩時間中は廊下やロビーへつながる扉が開けられていた他、
入場口となる扉も開けられており、徹底した換気が行われていました。

・まもなく休憩時間が終了する旨がアナウンスされ、しばらくするとショッカーさんがご登場。
・ここでショッカーさんからお知らせ。
今回出演予定だった宮内さんが会場に向かう途中に体調不良になり、今回は出演を見合わせる事に。
ショッカーさん「ご本人は歌う気満々なのですが、何分ご時勢なので、何かあってはいけないという事で。
        宮兄の歌を楽しみにされていた皆様もご了承いただければと思います。申し訳ございませんでした」
観客拍手。
ショッカーさん「ありがとうございます。さぁ、ここから後半戦でございます。
        やはり後半はゴージャスに始めていきたいと思います。石原慎一さんの登場です。
        人の命は地球の未来! 燃えるレスキュー魂! 救急戦隊! ゴー! ゴー! ファイブ! 出場!!」 

17:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一
-MC-


後半のトップバッターは石原さんによる「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。
石原さんは防火服を思わせる銀色のジャケット姿でスタイリッシュかつパワフルに歌われており、
間奏になるとオレンジ色のマスク姿のショッカーさんが合流され、救急戦隊の名乗りで参加されていました。

・石原さんお一人でトーク。
・ご挨拶中に声を震わせて涙ぐまれる箇所もありつつ、楽屋のお話。
・石原さん「楽屋は影ちゃんと遠ちゃんと一緒で。もう笑いが絶えないんですけど
     今日でZepp Tokyoでのライブが最後という事で、いろんな思い出を話していました」

18:この星を この街を/石原慎一
19:科学戦隊ダイナマン/MoJo
-MC-


オレンジを基調にした照明の中、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」より高山成孝さんが歌われたエンディングをカバー。
石原さんはアドリブを交えて歌われながら、コーラスを担当されている斉藤さんの方を向いて一緒に歌われる場面も。
続いてはMoJoさんのご登場で「科学戦隊ダイナマン」よりオープニング。演奏がこれまでと違った始まり方をした印象。
「元気出していこうぜ!」とステージを縦横無尽に動かれながら、頼もしい歌声を披露されるMoJoさん。
1番終わりにはショッカーさんによる名乗り、2番終わりにはナベさんによるギターソロが展開されるのも見所でした。

・MoJoさんお一人でトーク。
・MoJoさん「まぁ、いろいろありますよ。でもまあ、ここも今年いっぱいで無くなっちゃうんだよね。
     思い出がいっぱいありますからちょっと寂しい感じもしますけど。
     でもここでの皆さんとの思い出は、永遠です。エンドレスですよ」
観客拍手。
MoJoさん「今のエンドレスってのが次の曲のヒントなんですけど、なんてったってあーた、作曲がかの富田伊知郎先生ですよ」
観客拍手。
※富田伊知郎はMoJoさんの本名。MoJoさんはざっくりとアニメソング関係はMoJo、オリジナル曲はとみたいちろう、
 作詞作曲は富田伊知郎という感じでいくつかのお名前を使い分けられております。

20:エンドレスウェイ/MoJo
-MC-


続いてMoJoさんが歌われたのは、同じく「科学戦隊ダイナマン」より挿入歌「エンドレスウェイ」。
観客はMoJoさんの哀愁漂う歌声と頼もしく伸びるロングトーンにうっとりと聞き入っておりました。

・MoJoさんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「MoJoさんの様にアニメソング以外にもいろんな世界でご活躍な方がいます。
        続いての方は映像やラジオのディレクターなどもされていますね。
        今日もワイルドな歌声を響かせてくれるでしょう、New Jack 拓郎さんのご登場です!
        天に輝く五つ星!! 五星戦隊ッ!! ダイレンジャァァッ!!」

21:五星戦隊ダイレンジャー/New Jack 拓郎
-MC-


「五星戦隊ダイレンジャー」よりオープニングの前奏が流れる中、
「待たせたなぁ、いや、お待たせし過ぎたかもしれません、そうです。私がNew Jack 拓郎なのです」と
当節流行の配信ドラマ「全裸監督/全裸監督2」でも話題になった村西とおるさんの台詞をもじりながら
白いスーツに髪の毛と眉毛を真っ赤に染めた出で立ちで拓郎さんがご登場。
独特のハスキーなお声で観客を仰りながら歌わる中、間奏ではショッカーさんも名乗りで参加されていました。

・ここで拓郎さんがご自身で帽子がかけられたマイクスタンドをステージ中央に運ばれ、お一人でトーク。
・拓郎さん「『戦隊"魂"』のお笑い担当、New Jack 拓郎です。鈴木けんじがライバルです」
観客笑。
・拓郎さんお馴染みの、帽子を客席に投げて観客にプレゼントするサービスも当時のご時勢がら断念。
その代わり、前年も行われた配信視聴者へ向けてのバックステージのコメントで話したキーワードを書いて
所定の場所へ応募すると帽子が当たるというプレゼント企画を実施する旨をお知らせ。
・拓郎さん「そんな姑息な事、やっちゃいますよッ! 欲しけりゃ配信観てねっ! 見ても当たらないかもねッ!」 
観客笑。
拓郎さん「ざまーかんかんかっぱのへー…………そこはさすがに拍手しないよね」
 
・ここで最高に拓郎さんがおっしゃる所の「ハッピーになれるコール&レスポンス」をする事に。
言葉のリズムに合わせ観客が手拍子を行うというものでした。
・拓郎さん「いつもなら声枯らしましょうとか言えるけど出来ませんからね。手、腫らしましょうか?」
・試しに「New Jack 拓郎」でやってみたり。「New Jack 拓郎かっこいい」でやってみたり。
拓郎さん「にゅーじゃっくたたくろうになったりしないように」

22:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー/New Jack 拓郎
-MC-


緑基調な照明の中「五星戦隊ダイレンジャー」よりエンディング。観客が手拍子で合いの手を入れる中、
拓郎さんは軽快に歌われながら、間奏では観客に向かい「お前ら最高ァァッ!!」ととても嬉しそうでした。

・拓郎さんを見送られてショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「ちょいワルを気取ってますが、ハートはアツい男です。
        今行われている配信、彼がプロデュースしてくれています」
観客拍手。
ショッカーさん「彼がこういった技術を持っていたおかげでコロナ禍に新しい事が出来ました。
        そういう意味ではすべてはNew Jack 拓郎のおかげでございます!!」
・なんとかして拓郎さんを泣かせたいショッカーさん。

・ショッカーさん「平成の後は、令和に行きましょう。幡野智宏君のご登場です!!
        『騎士竜戦隊ッリュウソウジャァアアア』!!」

23:騎士竜戦隊リュウソウジャー/幡野智宏
24:ケボーン! リュウソウジャー/Sister MAYO & 幡野智宏 ショッカーO野
-MC-


ショッカーさんのご紹介で幡野さんがご登場。龍つながりで「騎士竜戦隊リュウソウジャー」よりオープニング。
幡野さんは表情豊かに歌われながら、間奏では観客に手拍子を促して一体感を生みだされていました。
続いてはMAYOさんのご登場で同じく「騎士竜戦隊リュウソウジャー」より楽しいエンディング。
MAYOさんが歌い出されると幡野さんとショッカーさんも合流され、観客も一緒にダンスを楽しんでいました。

・MAYOさんと幡野さんを見送ってショッカーさんお一人でトーク。
・ショッカーさん「令和の歌も楽しいよねー。さぁ、平成に戻します。やっぱりこの方に登場して頂きましょう。
        我らの影ちゃんのご登場です!! 『鳥人戦隊ジェットマァアアアン』!!」

25:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ
-MC-


影山さんが颯爽と登場され、この年に放送30周年を迎えた「鳥人戦隊ジェットマン」よりオープニング。
楽曲の突き抜ける爽快感と、影山さんの晴れ晴れとした歌声は30年経った今もわくわくさせられます。
間奏では影山さんに呼びこまれショッカーさんが登場され、鳥人戦隊の名乗りで彩を添えられていました。

・影山さん「あざーっす! もォ、一曲目歌ってからめっちゃ待ちました」
観客笑。
影山さん「せっかく汗かいたのに冷めちゃって風邪ひきそうになりましたもんね」
観客拍手。
・影山さん「身軽なひろしくん(ショッカーさん)が言ってたんやけど『ジェットマン』も30年前なんすね。
     あのぉー、んまぁッ、雨宮慶太監督の初監督作品って事でなんか運命的なものを感じます。
     次はァ『ジェットマン』のアルバムの中から、確か一回か二回歌ったことあるかなぁ?
     最初、この曲がオープニングになる予定だったんすよ。だぁからめっちゃ練習したんす。
     そしたら作曲家のつのごうじ君が『すっげえ良い曲が出来た!』って言ってきて
     どんでん返しでさっきうたった曲がオープニングになったんすよ。ハァイ。」

26:時を駆けて/影山ヒロノブ
27:こころはタマゴ/影山ヒロノブ
-MC-


続いても「鳥人戦隊ジェットマン」より、オープニング候補だった挿入歌「時を駆けて」。
アーバンな曲調と影山さんのシャープな歌声はスタイリッシュで、オープニングとまた違った魅力。
そのまま流れるように「鳥人戦隊ジェットマン」より人気の高いエンディング。
満面の笑顔で優しく歌われる影山さんに合わせ、観客もサビで手を左右に振る光景はなんとも素敵。

・影山さんを見送ってショッカーさんがご登場。
・毎年節目の作品があるなら毎年お祝いしたいショッカーさん。
・ショッカーさん「さぁいよいよラストブロックです。まずはこの方に登場して頂きましょう。
        M・o・J・o!! MoJoさんで『バトルフィーバーJ』!!」

28:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン-/MoJo
29:光戦隊マスクマン/影山ヒロノブ
30:ダイヤル回せ! ゼンリョクゼンカイオー/串田アキラ


ラストブロックはMoJoさんによる「バトルフィーバーJ」のオープニングから。
サビの戦隊シリーズを象徴するような歌詞はMoJoさんの振り付けで一体感抜群。
間奏ではバトルジャパンの長袖Tシャツを身につけたショッカーさんによる名乗りもありました。
続いては影山さんによる「光戦隊マスクマン」オープニング。ここでもショッカーさんが名乗りで参加。
原曲からより一層情熱的に歌われる影山さんに合わせ、観客も思いっきり拳を突き上げていました。
影山さんが退場されると入れ替わりで串田さんが登場され、ここで今回一番のサプライズと思われる
当時絶賛放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」より、全力全界合体ゼンリョクゼンカイオーのテーマ。
当時、本曲はテレビでも流れておらず、CD等も販売されていない為、正真正銘の初披露。
渡辺宙明先生作曲の本曲を串田さんはダイヤルを回すアクションを交えながら力強く歌われていました。

31:伝説/串田アキラ MoJo
-MC-


一旦串田さんが退場され、Vシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」よりエンディングのイントロが。
歌詞の歌い分けに合わせてまずMoJoさんが登場され、続いて串田さんが再登場。
宮内さんが歌われているパートになると1番は串田さん、2番はMoJoさんがそれぞれ担当されたのですが、
1番の「共に守り抜いた」だけMoJoさんも共に歌われていて、思わず目頭が熱くなりました。

・串田さんとMoJoさんを紹介されながらショッカーさんがご登場。
・ここでショッカーさんがバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんをお一人づつご紹介。
・さらに今回の出演者の皆さんを呼びこまれ、適正な距離をとりつつ横一列に並ばれていました。
・息が切れて紹介できなかった分、幡野さんをしっかりと紹介されるショッカーさん。
・今回は飛沫防止の為、それぞれのご挨拶は割愛し、ラストソングへ。

32:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ MoJo 影山ヒロノブ NewJack拓郎 石原慎一 山形ユキオ
             遠藤正明 岩崎貴文 Sister MAYO 松原剛志 幡野智宏



「スーパー戦隊"魂" 2021」一日目のラストは、この年放送40周年の「太陽戦隊サンバルカン」よりオープニング。
からりとした晴れやかさが魅力的でラストにぴったり。遠藤さんはコーラスよろしくハモリを担当されたり、
ショッカーさんが名乗りをされたり、MoJoさんと松原さんがマイクをそれぞれ向かい合わせにして交換されたりと、
串田さんを中心に出演者の皆さんそれぞれがラストを思い思いに楽しまれていました。

・観客の拍手の中、出演者の皆さんがショッカーさんの紹介を受けてお一人づつ退場され、
続いてバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんも退場されていきました。
・ショッカーさんお一人になり、出演者の出待ちをしない等の注意を軽めに行われました。

・ショッカーさん「皆さん盛り上がっていただけましたか?」
観客拍手。
ショッカーさん「ぜひまた一緒に盛り上がりましょうね!?」
観客拍手。
ショッカーさん「配信をご覧の皆さんも是非会場にお越しくださいね!!」
観客拍手。
ショッカーさん「それでは再会の願いを込めて、スゥパァ戦隊ぃいいいーッ! スピリィイイィイッツ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。また明日お会いしましょう!」
観客拍手。

ショッカーさんと入れ替わりにスタッフさんが登場され、規制退場のアナウンス。
客席後方の観客から一定時間を置いて順番に退場していき、「スーパー戦隊"魂" 2021」一日目は終演となりました。


スーパー戦隊シリーズ45作目という節目の年である今回、
同じく開催15回目という節目を迎えた「スーパー戦隊"魂"」がどんな内容になるか楽しみでしたが、
劇場公開前に「テン・ゴーカイジャー」という最新も最新作の楽曲を聞く事が出来たり、
「サンバルカン」「ジェットマン」「ガオレンジャー」「ゴーカイジャー」と節目となる作品をピックアップ。
オープニングやエンディングの他にも久し振りや初めて歌われる挿入歌を交えて展開されました。

特に前半と後半のトップが還暦という人生の節目を迎えられた影山さんと石原さんだったり、
前半の最後の「スーパー戦隊ヒーローゲッター」を同じく還暦のショッカーさんが全名乗りで盛り上げたり、
アニメソングデビュー40周年を迎えられた串田さんが歌われるのが久し振りだという「a lone wolf~銀の戦士~」と
アルバム発売前の「ダイヤル回せ!ゼンリョクゼンカイオー」を初披露されるなどの活躍ぶりが印象的でした。

 

補足

・ショッカーさん「この2年余り、皆さんもつらい事があったかもしれません。涙を流したかもしれません。
        つらい時は泣いたっていいんです。でもその涙を感動の涙に変えていけばいいんです。
        この2020年、2021年は無かった事にせずに切り替わった、はじまりの年にしていきましょう」

・「大戦隊ゴーグルV」でそれぞれの戦士の名前が出てくる箇所では照明が歌詞に合わせて変わっていましたが、
「ゴーグルブラック」は青、「ブルー」は水色として処理されていました。

・今回ご出演を取りやめた宮内さんですが、翌日には様態が安定されたとの事で一安心でした。

・「スーパー戦隊ヒーローゲッター ~テン・ゴーカイジャーver.~」レコーディングのお話。
今回はProject.Rの中でも「ゴーカイジャー」以降に主題歌やテーマソングを歌われた方々が選抜。
メンバーはNoBさん、高取ヒデアキさん、MAYOさん、サイキックラバーのYOFFYさん、
谷本貴義さん、高橋秀幸さん、松原さん、鎌田章吾さん、伊勢大貴さん、大西洋平さん、幡野さん、
吉田達彦さん、吉田仁美さん、出口たかしさんといった顔ぶれ。
松原さん「レコーディングはこういったご時勢なので何組かに別れて行われたんですけど、ボクは幡野くんと一緒でした」
MAYOさん「あたしー、あれだなー……」
幡野さん「忘れてるじゃないっすか!」
観客笑。
MAYOさん「えーっとYOFFYと谷本貴義とぉ……」
幡野さん「なんでフルネームなんすか」
MAYOさん「NoBさんと、あたし」
松原さん「結構濃いメンバーですね」
MAYOさん「アレ? あと誰だっけ?」 
幡野さん「いや僕たちに聞かれても」
観客笑。

・ショッカーさん「『ゴーカイジャー』から増えてるだけじゃなくて配置も違うのね。
        それまでと同じタイミングで名乗れるか練習していたんですよ。
        もう1番増えるのかともったら三番に全部入れ込むとはね」

・ショッカーさん「『エンドレスウェイ』ね。富田伊知郎先生作曲ですけど、
        最初聞いた時に『あぁあの先生は作曲もされるんだー。漫画家の富永一朗先生』ってね」
観客笑。
ショッカーさん「『お笑いマンガ道場』のね。今笑った方、ありがとうございます。昭和の仲間でございますね」

・拓郎さん「オレタキってなんだよ。オレタキってシラタキかよ」

・影山さん「あざーっす! いまだに思い出すのは、オレェ『ジェットマン』を歌った時、
     だーいぶ昔なんすけど、出てきてそのまま落っこちた事あるんすよね」 
※2007年の12月にShibuya O-EASTで開催されたライブ
「ANIME JAPAN FES 2007"冬の陣" SUPER ANISON SPIRITS X'mas」のオープニングブロックで
影山さんが「鳥人戦隊ジェットマン」のイントロと共に登場され、そのままステージから落下。
幸いケガも無くスタッフさんによってステージに戻り、そのまま何事も無く歌われていました。
影山さん「いまでこそスピーカーとかがしっかり配置されてますけど、当時は配線むき出しで、
     今よりも若いから勢いがあったんすけど、出てきてそのまま勢いよくずぅるぅ~って。
     まぁ落ちたことよりも、その後ステージの戻る時の格好悪さ、わかります?」
観客笑。
影山さん「背中から落ちたけど、打ちどころが良くて全然痛くなかったんすよ。
     だから自分でステージに登ろうと思ったんすけど、ウチのスタッフに抱きかかえられて」
観客笑。
影山さん「おっさんがおっさんに抱き上げられてステージに戻る感じ? めっちゃ恥ずかしかったです。
     しかも戻ったらアイツが笑ってたんだよォオ!!」
ギターのナベさんを指さすもナベさんは手を左右に降って否定されていました。

・Kenitoさんは毎回ショッカーさんから紹介される際はトランペットを回転させるのですが
紹介時に特撮「ドゲンジャーズ」のグッズである「悪の秘密結社 元気より現金タオル」を掲げ
更にトランペットの代わりにぐるぐると回転させていました。
 
・ライブ終了後は期間限定でアーカイブが配信。配信期間が短いのは贅沢でしょうか。
本編中の曲のカットやトークの編集などはされていなかったように思います。

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