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340スズキ♪ presents 「歌祭64 ~高橋洋樹の巻~」
19.11.14 Naked Loft

出演/高橋洋樹

司会/鈴木美潮

演奏/カラオケ Ag.高橋洋樹



疑似政党「日本特撮党」の党首を自称される程に特撮ヒーローがお好きである
読売新聞の記者であり、メディア局編集委員もつとめられている鈴木美潮さんが、
特撮作品の様々な関係者の方々を招き、その方の生い立ちを中心としたお話や、
お話の内容を踏まえた様々な楽曲を歌ってもらうトークと歌のライブイベント「祭」シリーズ。

特撮関係の俳優さんや作品、ジャンル別等、様々な「祭」シリーズがある中で、
歌手の方など音楽に携わる方々にスポットを当てたのがこの「歌祭」シリーズです。
特撮やアニメを歌われている歌手の方々を中心に展開され、他では聞けないトークや
持ち歌以外の様々な楽曲をカバーしてもらい、次の出演者へ交友数珠つなぎのリレー形式で開催されています。

64回目の"はたのん"こと幡野智宏さんからのご紹介で、幡野さんと同じ
音楽事務所MOJOSTに所属されている歌手の高橋洋樹さんのご登場。「高橋祭」です。

高橋さんといえばバンドCOME ON BABYのボーカルとして活動されていた頃、
日本を代表するアニメの一つ「DRAGON BALL」の初代オープニングをご担当。
高揚感を誘うワイルドな歌声で「DRAGON BALL」の中でも印象的な楽曲を多数歌われていましたが、
その後、アニメソングとは遠ざかっていた所、特撮「超星艦隊セイザーX」オープニングでカムバック。
現在は歌手として国内外の様々なコンサートやイベントに出演されています。

「歌祭」は歌の祭りですが、基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。
来場された方だけのお楽しみという事でご了承いただけましたら幸いです。


会場は居酒屋形式のライブハウスNaked Loft。
特撮作品のオープニングのテレビサイズなどが開演までのBGMとして流れており、
ステージ上にはテーブルと椅子があり、テーブルの横にはマイクスタンドと譜面台が設置。
テーブルの横にはエレキタイプのアコースティックギターが置いてありました。
ステージのすぐ近くには関係者用の席、通称「ヒーロー席」が設けられていました。

当日は高橋さんにちなんだメニューとしてスペシャルカクテル
「レッドリボンな元気玉(ノンアルコールはザクロ酢サワー/アルコールはザクロ酢サイダー)」が
それぞれ販売されていました。

開演の少し前になるとステージの壁面にスクリーンが張られ、
Naked Loftのスタッフさんからお店の説明があり、今後のスケジュール告知映像が流されました。
映像を流し終えてしばらくしすると、スタッフさんに呼びこまれ、司会の美潮さんがご登場。
その間にヒーロー席に幡野智弘さんや吉田達彦さん、サイキックラバーのJOEさんがご来場。

・美潮さんは髪も切っていないし痩せてもいない。
・舞台「里見八犬伝」のアフタートークの司会として大阪と福岡を行ったり来たり。
・今年の残りのイベントのお話。
・「ヒーロー席」で烏龍茶を飲むJOEさんに詰め寄る美潮さん。
 美潮さん「JOEさん、私のイベントに来たのに呑まないで烏龍茶ですか?」 
 JOEさん「今日、車できちゃったんですよぉ」
 美潮さん「……ふーん。まぁ運転代行ってのもありますからね」 
 観客笑。
・拍手の中、高橋さんがご登場されライブスタート。

01:騎士竜戦隊リュウソウジャー (1C)
-MC-


幡野さんからのバトンを受け、当時放送中の特撮「騎士竜戦隊リュウソウジャー」よりオープニング。
「リュウソウジャー」と「DRAGON BALL」とで少しだけ竜的なつながりを感じつつ、
高橋さんのワイルドで颯爽とした歌いぶりはオリジナルの幡野さんとはまた違った格好良さでした。

・「340スズキ♪ presents」シリーズ初登場の高橋さん。初来場の観客もいる為、趣旨説明。
・高橋さんのご発声で生ビールでカンパイ。

・東京都足立区生まれのやんちゃ坊主。
・読売巨人軍ファンの父の影響で野球をたしなむ。
・お父さんが読売巨人軍ファンという事を聞いてご満悦の美潮さん。
・当時の友人、先生、近所の人など個人名がどんどん飛び出す。
 美潮さん「よく覚えてますよね。こんなに個人情報が出てくるのも珍しい。後でテストしましょうか?」
 観客笑。 
・小さい頃から歌が好き。
・好きだったアニメは「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「勇者ライディーン」等。

02:マジンガーZ
-MC-


当時見ていて好きだった作品の中からアニメ「マジンガーZ」より水木一郎さんが歌われたオープニング。
楽しそうに高橋さんが歌われている中、観客は水木さんのライブでのお馴染みになっている合いの手で応援。
高橋さんはその様子を見て「そういうのがあるのね」と驚かれつつ、最後は観客と共に「Z」ポーズをされていました。

・見ていた特撮のお話。
・「仮面ライダー」「ウルトラマン」「愛の戦士レインボーマン」「イナズマン」「超人バロム・1」など。 
・親戚の家に行った時に「仮面ライダーストロンガー」の最終回が見られない。
 美潮さん「それはチャンネル争いで負けちゃったとか」
 高橋さん「TBSが映らなかったんですよ」
・小学校では合唱団に所属。強い合唱団でエースとして活躍。
・お父さんは靴職人。歌番組が大好き。その影響で高橋さんも歌謡曲が好き。

03:なみだの操 (1C)
-MC-


当時の歌謡曲から殿さまキングスの皆さんの大ヒット曲「なみだの操」。高橋さんは歌詞を見ずに歌えるとか。
高橋さんがボーカルの宮路オサムさん風の濁声を交え、情感たっぷりに歌われているお姿が印象的でした。

・「ジャイアントロボ」「スペクトルマン」等アクが強い特撮作品が好き。
・「ゴジラ」なら「ゴジラ対ヘドラ」。主題歌の「かえせ! 太陽を」が印象的。

04:死ね死ね団のテーマ (1C)
-MC-


アクが強い特撮作品の中から美潮さんのリクエストで特撮「愛の戦士レインボーマン」よりエンディング。
高橋さんの荒々しい歌声がぴったりで、観客も一緒になって合唱したり合いの手を入れていました。

・中学生の頃に松山千春さんやアリス等のニューミュージックを好む。
・母親の影響で永井龍雲さんを聞く。
・泉谷しげるさんのレコード買ったのに永井龍雲さんのレコードに取り替えさせられる。
・高橋さん「ギターが弾きたかったんですけど、指が短いんですよ。
     だから自分で歌いたい曲の譜面を買ってきてギター部の友達に渡して
     その友達の演奏で歌うっていう事をしてたんですよ」
 美潮さん「またずいぶんとまわりくどい」
 高橋さん「でもそのうち自分でやった方が早いってなってギターを弾くようになったんですけどね」
・初めて買ったレコードはゴダイゴの「Monkey Magic」。英語詞の衝撃。
 高橋さん「当時、多くの曲は英語版の他に日本語版っていうのも出てたけど、これは出て無いんですよ。
     訳しても妙ですしね。♪生まれーた 生まれーた 猿が生まれたっでしょ?」
 観客笑。
・雑誌「ヤングギター」付録のソノシートで小林克也さんが弾く「Smoke on the Water」を聞いて
 以後40年ハードロックに魅せられっぱなし。

・高校時代にはバンドを組んで活動。
・個人名は出てくるのにバンド名は忘れちゃう。
・部活もやらずにバンド漬けだったので進路もバンド。
・お父さんに卒業後は進学も就職もせず、バンドを続ける事を話すと
 「じゃあもう一回三年生やれば? まだ高校生でいればその後につながるだろうから」と言われる。
・美潮さん「その言葉を受けて高橋さんは?」
 高橋さん「グッドアイディア!って思いました (親指を立てる)」
 観客笑。
・留年するため卒業試験をバックレる。
・当時は学園青春ドラマ華やかりしころ。心配する友達もドラマの様。アイパーを当てているけれど。

05:贈る言葉 (1C)
-MC-


学園青春ドラマ華やかな当時を思い、ドラマ「3年B組金八先生」第一シリーズよりオープニング。
高橋さんが穏やかに歌われる中、途中で観客に耳を傾け合唱を促し、さながら3Bの教室ばりの大合唱に。

・二回目の高校三年生。バンドで通っていたスタジオのスタッフさんに勧められ、
 バンドコンテスト「ヨコハマ・ハイスクール・ホットウェーブフェスティバル」に出演。
・高校生しか出られないコンテスト。スタッフも審査員も全員高校生。
・一番上の高校生ではない偉い人の目に留まって特別賞を受賞する。
・その人に声をかけられて新しく作るプロダクションにスカウトされる。
 高橋さん「最初はボクなんかでいいのかなぁって。足立区だし」
 美潮さん「足立区は関係ないでしょ?」
 高橋さん「いや、なんか、おしゃれじゃないし」
 観客笑。
・所属したプロダクションがフジサンケイグループに強い会社だったので
 後々に「DRAGON BALL」のオープニングを歌う事につながっていく。
・高橋さん「だから父親に『留年したら』って言われなかったら今の自分はいないんですよね」
 美潮さん「何がどうつながっていくのかわからないですね」 

・前半のラストはアコギによる弾き語り。
・JOEさんがギターのチューニングしてくれているのではと思っていた高橋さん。

06:遠くで汽笛を聞きながら

前半のラストは高橋さんがお好きというアリスの大ヒット曲「遠くで汽笛を聞きながら」。
アコギのみのシンプルな演奏なので、高橋さんの伸びやかな歌声をじっくりと堪能できました。

~休憩~
-MC-


・ここで高橋さんと美潮さんが退場され、約15分間の休憩。
・この間にJOEさんが本当に高橋さんのギターをチューニング。
・休憩時間が終わると美潮さんが登場され、高橋さんが呼びこまれて後半がスタート。
・後半も生ビールで観客とカンパイ。
・高橋さん「ものすごいしかしアットホームなライブですね」

・後半は高橋さんのアコギ演奏から。
・高橋さん「ホントにチューニングしてくれてたんですねさすが世界のJOEさん」
 観客笑。
・せっかくなのでバンド時代の楽曲をアコギで聞いてみたいという美潮さんのリクエストでしたが、
 今回は高橋さんがTwitter上で発表されている楽曲を披露されることに。 

07:きみはまだ
-MC-


後半は高橋さんがTwitterに発表されている製作費0円MV第10弾「きみはまだ」をアコギ弾き語りで。
せつなげながらも優しい高橋さんのシャープな歌声に観客も聞き入っている様子でした。

・元々「週刊少年ジャンプ」を愛読されていた高橋さん。「DRAGON BALL」の原作もお好きだったものの、
 ロックバンドとしての活動に注力していた為、主題歌のオファーには戸惑いがあったとか。
・高橋さん「時代が時代でしたからね。まだクリスタルキングが『北斗の拳』を歌ったり、
     NoBさんが『聖闘士星矢』を歌ったりしたかなっていう頃でしたから」
・とはいえ、歌った後、本当に自分の歌がテレビから流れるのかが気になる。
・当時バイトしていた八百屋さんの向かいにある焼鳥屋さんで「DRAGON BALL」のオンエアを見る。
・美潮さん「いかがでした? 実際に自分の声がテレビから聞こえてきて」
 高橋さん「ホッとしました。でも今もなんですけど、未だにピンときてない所があるんですよ。
     未だにずーっと人気があるでしょ。そのおかげで今ここでこうやっていられてる。
     ちょっと今から良い事言いますけど、年を重ねる毎に感謝の気持ちが増していきますね」
 美潮さん「その『ちょっと今から良い事言います』って余計でしたね」
 高橋さん「やあ、照れ屋さんなもんでして」
 観客笑。 
・高橋さんが日本一好きなボーカルは故・柳ジョージさん。

08:雨に泣いてる…~WEEPING IN THE RAIN~ (1.5C)
-MC-


柳さんの楽曲の中から柳ジョージ&レイニーウッドとして発表したドラマ「死人狩り」の主題歌をアコギで。
高橋さんのハスキーでどこか退廃的な印象の歌いぶりと演奏はとても迫力がありました。
個人的にとても好きな楽曲だったで、まさか今回聞けるとは思わずとても嬉しかったです。

・「DRAGON BALL」放送当時に出たイベント・営業は一度だけ。
・高橋さん「当時はイキッてましたからね。どうしてもバンドでデビューしたかったんですよ。
     だから事務所もそういった営業とかはずっと断ってたんですよね」 
・その最中にバンドCOME ON BABYが高橋さんを残して全員脱退。
 バンドを続ける為と経験を重ねる為に一度だけの営業に出る事に。
・一度だけの営業は長野県松本市のデパートで2ステージ。
・1ステージ目は真冬の屋上ステージ。寒いなんてもんじゃない。
・家族連れが二、三組だけの中でいきなり出ていって歌う。
・2ステージ目は渡り廊下で簡易的なステージで。同年代のカップルに笑われる。
・二度と営業に行かないためにバンド活動を頑張ろう。

・新メンバーを迎えて新生COME ON BABYとして再出発。
・バンドのデビュー日にフジテレビ系音楽番組「夜のヒットスタジオ」に出演。
・取材が嫌い。当時ラジオのレギュラー番組三本もっていたけどめんどくさい。
・高橋さん「当時は音楽だけやっていきたかったんですよ。イキッてましたね。
     今は逆にラジオ番組とかやりたくて仕方ないですもん」
・二枚目のアルバム「WAY OF LIFE」はアメリカのロサンゼルスでレコーディング。
・楽しかったロサンゼルスでの一ヶ月半。その分帰国後モヤモヤする。
・ちょうどバブル崩壊前後で事務所が合併するタイミングでバンドが首になりそのまま解散。
・バンドでの印税を使い果たしてしまうほどに荒れた生活をしていた頃に
 知人のツテでディレクターとして音楽業界に復帰され、そのタイミングでご結婚。
・超多忙のディレクター時代。
・将来の事を考えてディレクターを辞め、趣味でバンド活動は続けながらも
 ガテン系の職に付いて建築測量士として暮らす日々。

・2005年前後に冷めない「DRAGON BALL」人気を受け「魔訶不思議アドベンチャー!」再録の話が浮上。
 「高橋洋樹を探せ」という事になり、歌手としての活動を再開することに。
・美潮さん「その頃に、次の作品のオファーもあったという事ですね」

09:超星艦隊セイザーX (2C)
-MC-


高橋さんの代表曲の一つである超星神シリーズより、特撮「超星艦隊セイザーX」よりオープニング。
合いの手がふんだんに盛り込まれている本曲は、観客の盛り上がりもすさまじく、
高橋さんはしなやかで力強い歌声を披露されながら、笑顔で観客の合いの手をご覧になっていました。

・「魔訶不思議アドベンチャー!」再録時にレコーディングのデジタル化を体感。
・高橋さん「今聞くと再録版も『セイザーX』ももっと出来たのになぁって思いますね。
     歌はナマモノですし、ブランクもあったんですけど、聞いてる人はそんなのわからないですからね」
・その後、ライブ「熱烈!アニソン魂 『アニたまLive』at EAST VOL.2」や
 ライブフェス「ANIME JAPAN FES 2005夏の陣」の「スーパーアニソン魂 2005 "夏の陣"」にご出演。
・高橋さん「10年以上ほぼステージで歌ってこなかったんですよ。それがいきなり大きな会場で
     水木さんや串田アキラさん、影山ヒロノブさんとご一緒でしょ? バケモンに見えましたよ」
 観客笑。
 美潮さん「確かにあの方々はバケモンですね」
 高橋さん「リハーサルを見学してたんですけど、串田さんの第一声の声量でのけぞりましたよ。
     バンドでイキッてた頃って、自分の歌の敵う人なんていないと思ってたんですよ。
     それまでアニメソングのイベントにも出てなかったし、もう誰にも勝てる気がしないと思いました」
・高橋さんが復帰されて14年目。サイキックラバーのお二人はデビュー16年目。
 高橋さん「ボクの復帰より先に活動していた人達はみんな先輩ですからね。基本敬語ですよ
     YOFFYの事もずっと"YOFFYさん"って呼んでましたから」
 JOEさん「そしたらYOFFYの方が『勘弁してください』っていってましたからね」

10:宇宙刑事ギャバン (1C)
-MC-


串田さんの話題が出たところでメタルヒーローシリーズより特撮「宇宙刑事ギャバン」よりオープニング。
オリジナルの串田さんを彷彿とさせる節回しと高橋さんならではの男気を感じる歌声が魅力的でした。

・宮内タカユキさんとの出会い。
・高橋さん「当時出ていた『DRAGON BALL』の全曲集ってボクの歌が最初の方に入ってるんです。
     『なかなか歌えてんじゃん』イキって聞いてての『レッドリボンアーミー』ですよ」
 観客拍手。
 高橋さん「この人、超ウマい。これがプロだ。って鼻っ柱おられました」
・「レッドリボンアーミー」は宮内さんがWonderland Gangとして歌われていた事を知らず。
・高橋さん「誰なんだろうって。ちょっと町田義人さんにも似てる感じがあるんですよね」
・高橋さんが復帰後の2015年にイベント「アニソンコスプレアドベンチャー2014 FINAL」において
 カラオケの審査員として宮内さんと共演された際に宮内さん=Wonderland Gangとわかり驚かれたとか。

・高橋さん「その時に初めて宮内さんがご病気(小脳梗塞発症)をされていた事を知ったんですけど、
     ステージで歌われている姿を見て魂を感じまして。めちゃくちゃ感動したんですよ」
・そのまま直談判して宮内さんの還暦ライブ「宮内タカユキLIVE2015~感謝! 還暦! 60曲!~」にご出演。
 宮内さんが「レッドリボンアーミー」を歌う前に「魔訶不思議アドベンチャー!」を歌われ共演を果たされました。

11:レッドリボンアーミー
-MC-


高橋さんが「心の師匠」と称する宮内さんの楽曲から、アニメ「DRAGON BALL」よりレッド総帥率いるレッドリボン軍のテーマ。
オープニングを歌われている高橋さんが敵役の歌をカバーされるというのもなかなかにオツなもので、
ステージが真っ赤照明でたらされる中、高橋さんは荒々しく渾身の歌いぶりでフルコーラス披露されていました。

・近年はフルオーケストラによるフィルムコンサート「DRAGON BALL SYMPHONIC ADVENTURE」で
 歌唱パートを担当され、世界各国でのコンサートが多い高橋さん。
・夢だったフルオーケストラとのコンサート。
・日本でもやってほしい。
・まるでサッカーのゴールの瞬間の様な海外のオーディエンスの盛り上がり。
・一番盛り上がるのはクリリンが殺された事で孫悟空が初めてスーパーサイヤ人になるシーン。
 二番目は「セルゲーム」での孫悟飯が覚醒するシーン。
・高橋さん「海外に行って現地のファンの方々の熱気を体感したことで
     日本の文化の一部になれた気がしてとても誇りに感じましたね」 


プレゼント抽選会

ここで入場時に配られた番号札を用い、高橋さん自らがクジを引かれていくという形式のプレゼント抽選会。
今回はフィルムコンサート「DRAGON BALL SYMPHONIC ADVENTURE」のパンフレットや
特撮「超星艦隊セイザーX」のイラスト、更についつい買ってしまうというエレキギター等でした。

お友達紹介

・ここで次回の「歌祭」へバトンをつなぐべく、現在海外にいるという次回の主役にその場で生電話。
・高橋さん「どうもどうもー」
 電話の声「いやーはははどうもどうもー」
 美潮さん「ちなみにあなたはどなたでしょうか?」
 電話の声「あ、どうもー福山雅治ですー。どわははははは」 
 美潮さん「ちがうでしょう?」
 電話の声「どうもーX JAPANのYOSHIKIですー。どわははははは」 
 高橋さん「もうずっと考えていたのがバレバレですよ」
 電話の声「どわはははは。はいっ、JAM Projctの福山芳樹ですー」 
 観客拍手。
・次回は高橋さんと同じ事務所のMOJOSTに所属されている福山芳樹さんが遂に「歌祭」ご登場。

12:めざせ天下一
-MC-
13:ドラゴンボール伝説
-MC-
14:魔訶不思議アドベンチャー!


ラストブロックは高橋さんご自身が歌われたオリジナル楽曲をご披露。
まずはアニメ「DRAGON BALL」より第21回「天下一武道会」のテーマ。持ち歌の時は眼鏡を外される高橋さん。
夢の武道大会を鮮やかに歌った歌詞を、高橋さんが躍動感たっぷりの歌声でスピーディーに歌われた後は、
アニメ「DRAGON BALL」の挿入歌であり、映画「DRAGON BALL 摩訶不思議大冒険!!」のエンディングテーマ。
のびやかでドラマチックな高橋さんの歌声に観客も一緒になって歌い、合いの手を入れていました。
ラストは高橋さんの代表曲中の代表曲であるアニメ「DRAGON BALL」よりオープニング。
アニメソング史でも欠かせない一曲だけに、サビのラストは観客一体のなっての大合唱で締めくくられました。

高橋さん「めちゃくちゃ楽しかったです。今年54歳。50を越えるとは思ってなかったんですけど、
     こんなに楽しい所に呼んでもらって幸せです! ありがとうございました!」

拍手の中、美潮さんが幡野さんをご紹介。その後高橋さんが観客をハイタッチでお見送りする旨が告知され、
スタッフさんがその準備を進めていき、「340スズキ♪ presents 『歌祭64 ~高橋洋樹の巻~』」は終演となりました。

今回は高橋さんご自身が思い入れのある曲や、美潮さんからのリクエスト曲を中心に披露。、
アコギによる弾き語りで前半と後半をつなぐ形で披露されたのは、長い「歌祭」の歴史の中でもなかなか新鮮でした。
トークではあまり語られる事が少なかったアニメソングデビューからバンド解散までのお話を聞く事が出来、
紆余曲折を経てからアニメソング界に復帰され、50歳を過ぎて世界各国をまたにかけて活躍されている高橋さんが、
ラストに観客と大合唱した「そうさ今こそ アドベンチャー」には感じ入るものがございました。


観覧ゲスト/JOE 幡野智弘 吉田達彦



補足


・高橋さん「弟を寝かしつける時に水木一郎さんの歌とか歌ってましたね」
 美潮さん「寝るときにアニキの歌ってけっこうな事ですね」
 高橋さん「自分の自己満足したね。『兄ちゃん、歌ウマいだろ?』って」 

・高橋さん「『黄色い日本』っていう歌詞はどこから別の国からの目線なんですかね?」
 美潮さん「それを話すと長くなりますので後程終ってからゆっくりと。 
     しかもイベントの趣旨が変わっちゃいますので。
 観客笑。

・中学校の頃の彼女は特撮好き。あだ名が「シュワッチ」。
 高橋さん「女の子にひどいあだ名つけますよね」

・「金八先生」放送時は高橋さんは中学二年生。どストライク世代。
 ご自身の卒業式で生徒たちが「贈る言葉」を歌いたいと提案した所、
 「こんな流行歌は卒業式にはそぐわない」と却下されたとか。  
 美潮さん「今では卒業式の定番になってるのに」 

・高橋さんが初めて買ったレコードはゴダイゴの「Monkey Magic」というのには
 後に同じ「西遊記」をベースにした「DRAGON BALL」のオープニングを歌われるようになるのは奇縁。

・高校時代に職業適性試験を受けた高橋さん。
 高橋さん「だいたい適正職業ってでるじゃないですか。ボクだけ『適正なし』だったんですよ。
     先生も気を遣ってくれて、皆には教室で結果を配布してたけど、オレだけ職員室で。
     でもイキってたから、教室戻ってすぐ『オレはお前らパンピーとは違う』なんて言い降らしてた」
 観客笑。

・JOEさんとは10数年前にちょっとしたご縁で仲良しに。

・美潮さん「バンド名のCOME ON BABYはどこから?」
 高橋さん「ポール・ロジャースっていう歌手がいてよく『COME ON BABY』って言ってたんでそこからですね。
     前に雑誌で『今年の変なバンド名大賞』みたいな特集でCOME ON BABYともう一組選ばれたんです。
     もう一組は誰だと思います? たぶんみんな知ってますよ」
 美潮さん「誰なんですか?」
 高橋さん「DREAMS COME TRUE」
 観客「ぇぇえええぇえぇえぇえええ」

・高橋さん「自分はあんまり人に覚られたくないというか。着メロとかもできれば鳴らしたくない。 
     着メロで誰かの曲が流れて『この人○○が好きなんだ』とか思われたくないんですよ」

・特撮「侍戦隊シンケンジャー」のオープニングのサビを着メロにされていた美潮さん。
 割と偉い人のデスクの近くで爆音で「♪チャンチャンバラ」となってしまい大慌てだったとか。

・高橋さん「アニメソングの先輩方が現役感を保っていらしてずっと続けてこられたから、
     ボクみたいな荒れた生活をして一種出戻りでも暖かく迎えてくれるんですよね。感謝しかないです」

・高橋さん「ホントに新人の気持ちですからね。自分の無駄なベテラン感をどうにかしたいんですよ」

・「レッドリボンアーミー」のカラオケは宮内さんからお借りしたものだとか。

・「魔訶不思議アドベンチャー!」を歌われる前、「ANIME JAPAN FES」等に出演された際に
 「つっかもうぜ」の後に「フュー」、「ドラゴンボール」の後に「フッフー」という観客の合いの手に感動し、
 海外のコンサートで本曲を歌われる際、「AJF」での合いの手を観客にレクチャーするというお話をされていました。

・高橋さん「自分がサイコーにラッキーでハッピーでしたので、
     エブリバディもサイコーにラッキーでハッピーでいられますように!
     最後にちょっとロックっぽい事をいってみたりして」
 観客笑。 

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