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MoJo ~Take 10~
19.3.16 ライブハウス LANTERN

出演/MoJo (チョコっと♪とみたいちろうも)

ゲスト/宮内タカユキ

演奏/カラオケ Ag&Kaz.MoJo Ba.八木徹



"MoJo"としてアニメ、特撮、漫画のイメージソングなどを数多く歌われているほか、
フォークシンガー"とみたいちろう"としてご自身のオリジナルソングを作り、歌われたり、
スタジオミュージシャン、作曲家"富田伊知郎"としてCMソングを多く手がけられるなど、
多岐にわたってご活躍されているMoJoさんによるソロライブ「Take」シリーズ。

前身となるソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズ以来、アニメ、特撮ソングはもちろん、
多岐にわたるキャリアの楽曲や、アニソン、洋楽、邦楽問わず様々なカバー曲等も披露されており、
大規模ライブの時とはまた違う、MoJoさんの飾らない自由できままな雰囲気を味わえます。

今回はそんな「Take」シリーズの2019年初開催で、節目である10回目のレポートです。
この日の数日前にゲストとして宮内タカユキさんのご来場が告知されました。
宮内さんがMoJoさんのソロライブに来場されるのは2007年の「♪mojo×2 のど自慢 Vol.6」以来、約12年ぶり。
MoJoさんと宮内さんはお互いを「MoJo菌」「宮菌」と呼び合ったり、
ジョイントライブ「嬉しくってゴメンナサイ!」を開催される等の仲良し同士でございます。

会場は東京の渋谷にある京王線神泉駅のすぐ近のライブハウス LANTERN。
The Beatlesのグッズが方々に展示され、The Beatlesファンが多く通うという会場は
ステージと客席が地続きでとても近いのが特徴。プロアマ問わずライブが行われている他、
オーナーの小川武志さんによる楽器教室も開催されています。

開場するとギターを携えたMoJoさんが観客をお出迎え。
観客が次々と入場してく中、気ままにアコースティックギターを爪弾き、様々な曲を口ずさむMoJoさん。
スタッフさんと談笑される中、開演時間になるとMoJoさんからご挨拶。

-MC-

・最近のニュースのお話。
・MoJoさんの愛車遍歴。
・ご自身が考案したストレッチ。
・串田アキラさん「スクワットも取り入れた方がいいんじゃないか?」

01:光速電神アルベガス
02:戦いに赴く前に
-MC-
03:若さのフォーメーション
-MC-


2019年のMoJoさんのソロライブはアニメ「光速電神アルベガス」よりオープニングでスタート。
MoJoさんのアニメ作品での代表曲だけに、幕開けにぴったりの盛り上がり。そのまま挿入歌の「戦いに赴く前に」を歌われると、
「もう読まれてる気がする」と次の曲を観客に尋ねたりされながら、「アルベガス」のエンディングへ。
同じ作品の曲ながら個性の違う3曲をMoJoさんは見事に歌い分けられていました。

・マエマエが暑い。
・東日本大震災から8年。2011年3月11日当日のMoJoさん。
・「帰宅難民」という言葉が出てこなくて「帰国子女」と言ってしまう。
・天災に思う。
 MoJoさん「もっと平和な世界が欲しいよね」

04:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-
-MC-
05:明日の戦士たち
06:勇者が行く
-MC-


続いては特撮「バトルフィーバーJ」より、MoJoさん初めての主題歌。東日本大震災と近い時期という事もあってか、
サビの歌詞にグッとこられているご様子で、歌い終えると「この頃の歌って歌詞がシンプルでいいよね」とお話をされました。
続く挿入歌の「明日の戦士たち」とエンディングの「勇者が行く」でも歌詞をとても大切に歌われ、
コーラス部分では観客も一緒になって合唱していました。

・次に歌うのは久し振りに歌う"悪の歌"。
・"悪の歌"と聞くと悪の歌のレパートリーが多い宮内タカユキさんを思い出す。
 MoJoさん「今日はこの前、宮菌の40周年ライブに行ったから遊びに来てくれるんだって。
          後半くらいに来ると思うから、それまではオレで我慢してね」
 観客笑。
 MoJoさん「でも、なにしにくるんだろ?」
 観客笑。

・ここでMoJoさんの提案で宮内さんへちょっとしたサプライズを仕掛ける事に。
・内容は宮内さんの故郷である茨城県を代表する有名人である「水戸黄門」こと徳川光圀を描いたドラマ「水戸黄門」になぞらえ、
 宮内さんが来場されたタイミングでドラマの主題歌「ああ人生に涙あり」を流し、宮内さんを"ご老公"水戸黄門に見立て、
 MoJoさんが助さんと格さんさながらの口上で宮内さんをご紹介し、観客が「ははー」とひれ伏すというもの。
・MoJoさん「アイツ、驚いて帰っちゃうかもしれないけど……」
 観客笑。
・ここで実際に音を流してサプライズの練習。見事に応じる観客達。
 MoJoさん「じゃあ本番はみんな練習通りに緊張して。集中してね。MoJoの歌なんてどうでもいいから」
 観客笑。
・いい加減に見える
・ラジオのお話。「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」「中川家のオールナイトニッポンPremium」が好き。

07:Crystal Knights NECRIME
-MC-
08:Maybe
-MC-


続いてはお話されていた悪の歌という事でアニメ「未来警察ウラシマン」より挿入歌を続けて。
まずは犯罪組織ネクライム極東支部、通称、クリスタル・ナイツ・ネクライムのテーマ。
ベースの効いたいぶし銀の人気曲で、サビの最後は観客と共に大合唱。
続いてカラオケでは久し振りの披露となるバラードの「Maybe」では、
サビでの観客のコーラスを受け、MoJoさんは気持ちよさそうに歌われていました。

09:Aoi-Tategami(青いたて髪)
-MC-
10:彷徨人
-MC-


続いて春という事でバラードを続けて。漫画「リングにかけろ」のイメージアルバムより、
久石譲先生作曲のバラード「Aoi-Tategami」を。「大先生になられたよね」とMoJoさん。
のびやかでたくましくも哀愁のこもったMoJoさんの張りのある歌声を堪能できました。
続いては漫画「南京路に花吹雪」のイメージアルバムより「彷徨人」。
こちらは寂しい陰のある繊細さを感じる歌声を堪能。同じバラードでも作品に合わせて
見事に歌い分ける事が出来るMoJoさんの巧みさを体感できました。

・人間譜面台を頼まれるも、普通に譜面台を用意するランタンの店長竹内さん。
・ランタンスタッフの森谷さんが生やされているヒゲに憧れるMoJoさん。
 MoJoさん「オレ生えないんだよ。水木(一郎)のアニキも生えないんだよ。
     楽屋で腕を見せ合ったりしてんだよ……まぁ、どうってことない話だけど」
 観客笑。
・次はカバーコーナー。「人の歌だから失礼の無い様に」と譜面台を出し、メガネをかけられたMoJoさん。

11:燃えてヒーロー
12:超獣戦隊ライブマン
-MC-


2006年に放送されたNHK-BS「BS永遠の音楽大全集 アニメソング大全集」に出演された際にカバーされ、
アニメ「キャプテン翼」より沖田浩之さんの歌われた初代オープニング。
2018年のリメイク版でもエンディングなった程、アニソンファンにはおなじみの曲だけに、
観客も息の合った合いの手を入れていました。
続いて「元祖・どっかん(※)」と紹介されたのは特撮「超獣戦隊ライブマン」のオープニング。
MoJoさんは「"どっかん"はこっちが元祖だぜ! ……ごめん嶋さん」と
観客と共に"どっかーん"と大いに盛り上がり、盛り上がり過ぎで間違えてしまう場面もあり。

※MoJoさんは「超獣戦隊ライブマン」を別レーベルでカバーされており、
ソロライブで歌われていくうちに、観客が曲中の効果音に合わせて「どっかーん」と両手を上げるのが定番になっていきました。
ライブ「スーパー戦隊"魂"2017 大阪」にてオリジナル歌手の嶋大輔さんの許諾を受け、
その後はご本人が歌われる際にも観客の「どっかーん」という合いの手が解禁となりました。

・MoJoさん「今日はありがとうございました。これ以上歌うのは無理みたいです。
     ……どうしたんだろう? 自分の曲は歌詞見ないで歌えてるのに、
     人の歌を歌詞見て歌ってて間違えるんだろ……」
 観客笑。

13:データスハイパー 天使と共に

前半ラストは特撮「天装戦隊ゴセイジャー」より"御使い"データス&データスハイパーのテーマ。
投げ込みやコーラスだけでなく、演奏の管楽器を口で再現したりと、観客参加型の曲だけあり、
MoJoさんはそれらを大いに受けながら歌われる光景は、前半の締めにはぴったりでした。

~休憩~
-MC-


前半が終了し、休憩時間へ。 
休憩時間中のMoJoさんはお召し物を変えられたり、アコギを調整されたりと後半の準備をされていました。 
しばらくすると休憩時間が終了し、宮内さんがご来場される予定の後半へ。

・アコギを携えて「ああ人生に涙あり」を爪弾いたり、なぜか嘉門達夫さんの代表作「鼻から牛乳」を連呼したりと
 若干ソワソワされているご様子のMoJoさん。
・ここで宮内さんへのサプライズをおさらい。
・台詞の「みなのもの」が上手く言えない。

13.5:ああ人生に涙あり/BGM

宮内さんご来場の一報が入り、和やかにライブを行っている雰囲気を醸し出すMoJoさん。
そんな中で宮内さんが入場されるタイミングで「ああ人生に涙あり」が流れ出し、
MoJoさんの合図を受けてひれふす観客たち。状況を把握しようとされている宮内さん。

・宮内さん「突然、雨が降っちゃってさ。濡れて大変だったよ」
 MoJoさん「諸国漫遊の旅は楽ではないのう。最近、茨城ではアンコウが美味しいらしいね」
 宮内さん「最近でもないよ。昔からだよ」
 観客笑。
・MoJoさん「今日はどうして来てくれたの?」
 宮内さん「なんか楽しいことやってるっていうからさ、ちょっと遊びに行っちゃおうかなってね」
 MoJoさん「有難いねえ。ね、どうしてそんなにカッコイイの? 脚も長いしさぁ。オレよりいいメガネしてるしぃ」

・ここからは宮内さんをゲストに迎えてのアコギコーナー。MoJoさんの提案で一緒に何曲かセッションをする事に。
・このセッションの提案も、打ち合わせが行われていないぶっつけ本番だった様子で
 MoJoさんが譜面をめくり、宮内さんに様々な曲を提案されていました。
・この時、宮内さんは椅子に座り、MoJoさんはアコギを携え立っていました。

14:The Sound of Silence (序盤だけ)/宮内タカユキ MoJo
-MC-


MoJoさんの「一人が立って、一人が座ってると、なんかサイモンとガーファンクルみたいだなぁ」という言葉から
おもむろにはじまったのはサイモン&ガーファンクルの「The Sound of Silence」。
宮内さんがメインで歌われ、MoJoさんは演奏とコーラスを担当されていましたが、サビ前まででおあずけ。

15:見上げてごらん夜の星を/宮内タカユキ MoJo
-MC-


その後、いつくかの曲が候補に上がる中、歌われたのは故・坂本九さんの代表曲「見上げてごらん夜の星を」。
一番を宮内さんが歌われ、二番からMoJoさんが合流され、お二人は柔らかい歌声でしっとりと歌われていました。

・MoJoさん「途中で宮菌が上を向いてオレの方を向くと思ったよ。これがホントの『見上げてごらん』」
 観客笑。

16:俺とおまえと大五郎 (さわりだけ)/MoJo
-MC-


ここでMoJoさんが手がけられたCMソングの中から焼酎「大五郎」CMソングをCMサイズでさわりだけご披露。
観客も手拍子や拍手で参加する中、MoJoさんは「♪俺とおまえと黄門さん」と歌詞を替えて歌われていました。

・2005年に串田アキラさんを交えてお三方で開催されたライブ「魂の兄弟! 俺とおまえのヒーロー伝説」の思い出。
・「魂の兄弟! 俺とおまえのヒーロー伝説」は当初、お二人のライブとして開催する予定。
 ゲストとして串田さんをお呼びする予定だったとか。
・MoJoさん「あの時に二人で『大五郎』歌ったの覚えてる?」
 宮内さん「なんとなくね。アレはよかったねぇ」
 MoJoさん「あれから……2年ったんだっけ?」
 宮内さん「あっというまの2年だったね」
 観客笑。
・水木さん、串田さん、MoJoさん、宮内さんの楽屋で生まれたヒーロー「ハイカイダー」。

17:街の灯り (1C)/宮内タカユキ MoJo
-MC-


「いつも歌っている曲とは違う曲をやってみたい」という事で、堺正章さんが歌われたドラマ「時間ですよ」劇中歌。
宮内さんがメインで歌われ、MoJoさんは演奏とポイントポイントで参加。穏やかに歌われていた宮内さんでしたが、
楽曲の盛り上がりにつれて力の入った歌いぶりを披露されていました。

・MoJoさん「きのう何食べた?」
 宮内さん「カレーライス食べた」
 MoJoさん「カレーライス? ……そう」
 観客笑。
・造り酒屋の生まれながらお酒が呑めない宮内さん。
 MoJoさん「酒蔵の桶の中に落っこっちゃったんだろ?」
 宮内さん「小さい時ね。三日三晩意識不明だったんだって」
 MoJoさん「それで生きてるんだからね。生命力が凄いんだよね。
     でもそれで呑めないなんてね。オレとかクッシーだったらよかったのに」
 観客笑。
・かつてのアニソン界のタバコ事情。銘柄それぞれ。

18:夕陽が泣いている/宮内タカユキ MoJo
-MC-


最後に一曲という事で、MoJoさんが前奏を演奏されたのはザ・スパイダースの「夕陽が泣いている」。
宮内さんがメインで歌われ、MoJoさんは随所で参加。もの悲し気な雰囲気に浸ってしみじみと聞き入っていました。
ラストはMoJoさんのちょっとしたいたずらで「夕焼け」を何度も繰り返し、最終的に「♪タカユキ ありがとう」と歌われていました。

・宮内さんが退場され、続いては"とみたいちろう"さんの楽曲が味わえるコーナー。
・MoJoさんに呼びこまれ、バンド"とみたいちろうと Big Beat"以来のお付き合いで、
 毎回ライブでカラオケの音出し等の音響やその他諸々も担当されている
 ベーシストの"シロヤギさん"こと八木徹さんがご登場され、お二人のセッション。 
・八木さんをベーシストの山内テツさんとして紹介するMoJoさん。
・MoJoさん「八木さんは昔からいつ見ても裕福そうな顔してるよね」

19:河向こうの日々/とみたいちろう 八木徹
-MC-


とみたいちろうコーナー一曲目はオリジナル曲「河向こうの日々」をお二人の演奏とカラオケで。
夢とあこがれに駆られた若者を歌った本曲は、MoJoさんが若干の寂しさをはらみつつ伸びやかに歌われ、
どこか乾いた印象のギターと八木さんとベースが相まって旅立ちのシーズンであるこの時期にぴったりでした。

・八木さんが拍手で見送られ、MoJoさんお一人に。
・MoJoさん「八木さん、今日は一曲だけど、今度いっぱいベース弾こうね。
     もし今日アンコールがあったらもしかしたらもうちょっと弾いてもらうかも。
     『The Esper Has Blue Hair (青い髪のエスパー) 』とか『ライバル』とかもいいなぁ」
・レーコーディングしたもののお蔵入りになった三枚目のアルバムのお話。
・参加していたミュージシャン陣のお話。ムーンライダーズのギタリスト白井良明さんや
 古井戸、RCサクセションのギタリスト仲井戸"CHABO"麗市さんなど。

20:ホーボーズデキシーブルース/とみたいちろう
-MC-
21:春はそこまで/とみたいちろう
-MC-


続いてもとみたいちろうさんのオリジナル曲「ホーボーズデキシーブルース」をアコギとカズーとカラオケで。
ゆったりとした曲調にカズーを吹き鳴らしながら様々な節回しと歌声で歌われるMoJoさんの奔放さを味わいました。
椅子に座られ、とみたいちろうコーナーのラストはソロアルバム「TAKE1」より「春はそこまで」をアコギ一本で。
これまでの雰囲気とがらりとかわり、若い男女のつつましやかな暮らしを歌った所謂"四畳半フォーク"で、
MoJoさんのノスタルジックな暖かみのある歌声に、観客もしみじみと聞き入っている様子でした。

・MoJoさん「こういうのもたまにはイイかなっ。それではとみた君が退場してMoJoに戻ります」
・ゲスト席で観覧されている宮内さんに笑顔で手を振るMoJoさんと笑顔で振り返す宮内さん。

22:星雲仮面マシンマン
22.5:OH! チャイルド (序盤まで)
-MC-


「この後も元気だして行きましょう!」というひと声で始まったのは特撮「星雲仮面マシンマン」オープニング。
近年は2015年のアルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」収録の前奏のキラキラとした音色が特徴的な
新緑バージョンのカラオケが持ち入られていましたが、今回はオリジナルのカラオケでのご披露でした。
MoJoさんの颯爽とした歌声と観客との「あれは!」の掛け合いを楽しんだ後は、そのまま「マシンマン」挿入歌「OH! チャイルド」へ。
雄大な前奏で「こんばんは兼高かおるでございます」とTBSで放送されていた「兼高かおる世界の旅」を思わせるトークで
観客を和ませていましたが、歌詞を間違えてしまい、序盤でストップしてやり直す事に。

・MoJoさん「『兼高かおるです』なんてふざけるからいけなかったんだよなぁ……」

23:OH! チャイルド
-MC-
24:希望のサイレンビルダー
25:究極サムライハオー降臨!
-MC-


改めて「マシンマン」挿入歌「OH! チャイルド」。さわやかでからりとしたMoJoさんの歌声で会場全体が晴れやかな雰囲気に。
後奏では両手を広げて飛行機をマネる一幕も。続いては「この作品は宮菌も挿入歌を歌ってたよね」というお話から
スーパー戦隊シリーズコーナーへ。特撮「轟轟戦隊ボウケンジャー」より緊急轟轟合体サイレンビルダーのテーマ。
独特の重低音での伸びやかな歌声は、ライブで味わうと一層臨場感があります。続く特撮「侍戦隊シンケンジャー」より
侍合体モウギュウダイオーと全侍合体サムライハオーのテーマでもMoJoさんの迫力のある凛々しい歌声を堪能しました。
「大地を蹴立て」の部分ではMoJoさんが軽やかな蹴りが披露される場面もありました。

・MoJoさん「……ハァ、ハァ……まだまだ元気だぞ! 日頃の鍛錬が大事ですよ!」
 観客拍手。
 MoJoさん「……でもね、あたしゃあ、66歳だよ。今年67になるんだよ。いつまでもこんな歌うたってたら死んじゃうよぉ~。
     日頃の鍛錬が大事とはいえさぁ……なかなか応えるよォ。クッシーじゃぁないんだからさぁ」
 観客笑。

27:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-
28:燃える男ゴーグルレッド
29:エンドレスウェイ
-MC-


スーパー戦隊シリーズコーナー続いては、MoJoさんの代表曲の一つである特撮「大戦隊ゴーグルV」よりオープニング。
MoJoさんの歌声と観客による合いの手やコーラスから生まれる一体感がたまらない本曲は、今回も見事な盛り上がりを見せており、
歌詞の「ブルーイエローピンク」の「ピンク」の部分では「ももいろちゃん」と歌詞を替えて一、二番を歌われ、観客の笑いを誘っていました。
「次の曲は戦隊ソングの中でも"演歌"です。まさに"炎歌"ですね」と紹介されて「ゴーグルV」よりゴーグルレッドのテーマ。
ふつふつとした闘志を感じる本曲を情感たっぷりに歌われ、「"演歌"に続いては"フォーク"にいきましょうか」と紹介されたのは、 
特撮「科学戦隊ダイナマン」より、ご自身が"富田伊知郎"名義で作曲された挿入歌「エンドレスウェイ」へ。
独特の緊張感と哀愁を感じる曲調とシリアスに歌われるMoJoさん。ラストには圧巻のロングトーンを披露されました。

・MoJoさん「今日は色々イベントが重なる中、MoJoのライブに来てくれてありがとうございました。
     みんなが来てくれるからこのライブを続けていられます。一緒に歌えるって幸せですよ」

30:夢をかなえてダイナマン
31:科学戦隊ダイナマン


ラストブロックは引き続き、特撮「科学戦隊ダイナマン」よりエンディングからオープニングへ。
「夢をかなえてダイナマン」では小気味よく歌われながら観客をじっくりと眺めていらっしゃるMoJoさんのお姿が印象的でした。
本編のラストとなるオープニングは、MoJoさんの代表曲の一つであるだけに、毎回盤石の盛り上がりぶりなのですが、
今回はライブ終盤ながらステージ上を縦横無尽に動きながら歌われるMoJoさんのパワフルさに改めて脱帽しました。

-アンコール-
-MC-


32:炎神合体エンジンオーG6

MoJoさんがご挨拶されると観客からアンコールがおこり、何が聞きたいかを観客に尋ねるMoJoさん。
観客からの「ライバル」というリクエストを受け、MoJoさんが八木さんに「助けて。ベース弾いてよ」と話しかけ、
八木さんが「これ歌おうよ」と流した曲は特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
"平成の戦隊酸欠ソング"と称される激しい楽曲だけに、歌いながら選曲した八木さんをにらみつけられていたMoJoさんでしたが、
息もつかせぬハイスピードな本曲をステージを動き回りながら颯爽と歌われ、観客も大盛り上がり。
八木さんはそんなMoJoさんの様子を素敵な笑顔で見守っていらっしゃいました。

・「今日はこの辺で……」とMoJoさんが話されると再びアンコールがおこりそのまま「八木さんコール」へ。
・MoJoさん「八木さんみんな待ってるよ。何歌う?」
・MoJoさん「宮菌、見たろ? みんなこうやってイジメるんだよ。でもMだからなぁ」
 宮内さん「MoJoだから"M"なの?」
 観客笑。
・MoJoさん「で、八木さん、何歌う?」
 八木さん「えっ? 何言ってんの? 歌わないよ」
 MoJoさん「良いよ歌って。遠慮しないでさ」 
 観客笑。
 
-アンコール2-
-MC-
33:ライバル/とみたいちろう 八木徹
-MC-
34:EYES OF JUSTICE


続いてのアンコールはベース演奏に八木さんを迎えて"とみたいちろう"名義の楽曲の中から
サッポロビール「びん生」のCMソング「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」。 
こういった楽曲が聞けるものソロライブならでは。MoJoさんの歌声と八木さんのベースはとても痛快。
ラストはMoJoさんの案内で八木さんの指裁きに観客の多くが注視していました。
八木さんが見送られ、MoJoさんお一人になり、観客との問答があり、「MoJo ~Take 10~」を締めくくるのは
"平成の戦隊酸欠ソング"の一つである特撮「百獣戦隊ガオレンジャー」より天空の精霊王ガオイカロスのテーマ。
テンポの速さと激しさが魅力ながら、とてもタフさが要求される本曲を、またもステージを動き回って歌われるMoJoさん。
三時間以上の長丁場で30曲以上を歌われたとは思えないそのステージングに感嘆するばかりでした。

・拍手の中、MoJoさんが宮内さん、八木さん、LANTERNのスタッフの皆さんをお一人づつご紹介。 
・MoJoさん「みなさん、またイジメに来てください。今日はありがとう! 気をつけて帰ってね!」

MoJoさんが深々と一礼され、「MoJo ~Take 10~」は終演となりました。

2019年初のMoJoさんのソロライブは、大きい規模のライブでもおなじの楽曲はもちろん、
挿入歌やイメージソング、カバー曲も披露され、"MoJo"名義の多彩な楽曲を凝縮して堪能できました。
今回はアンコールに至るまでMoJoさんの歌声がいつも以上にとても伸びやかでパワフルな印象で、
激しい曲を歌う為に日々の練習を重ねられているのが伺え、大変感じ入りました。
"とみたいちろう"名義のオリジナル曲は久しぶりに聞く事が出来た曲が多くてとても嬉しかったです。
そしてゲストの宮内さんとのアニメソング以外でのセッションというも大変貴重。
その場のぶっつけ本番で選曲されていたというのも興味深かったですし、お二人の和やかなトークも素敵。
MoJoさんは宮内さんが退場された後も折に触れて観覧席の宮内さんに手を振っていらっしゃり、
宮内さんも手を振り返していた様子にお二人の仲の良さを改めて目の当たりにいたしました。


補足

・階段を利用するリッチな腹回り。

・「戦いに赴く前に」と言えるかどうか。

・トイレには行かせない。

・「LONELY:ザ・ブッチャーのテーマ」は疲れる。

・消毒がキツい。

・MoJoさん「宮菌のこの前の40周年ライブも凄かったよなぁ。やっぱお前カッコイイよ」
 宮内さん「とみたいちろうさんだって長いじゃないっすか」
 MoJoさん「オレは途中でステージとか表舞台からスタジオミュージシャンって裏家業になったからさ」
 宮内さん「途中からコマーシャルソングとかを作る側になったんだよね」 

・宮内さんはコーヒー派。MoJoさんはお茶派。
 MoJoさん「オレ、あんまりヒーコーは好きじゃないんだよね」
 宮内さん「ヒーコ―はみーのーしないの?」
 観客笑。

・MoJoさん「宮菌が楽屋にいるとみんな来るんだよ。慕われてるよな」
 宮内さん「そうかなぁ」
 MoJoさん「『宮内さーん』って来るじゃん。影ちゃん(影山ヒロノブさん)とか、遠藤(正明さん)とか」

・有線マイクのコードがよく絡む。

・MoJoさん「宮内タカユキとMoJoがギター一本でこういう曲をやるってちょっと新鮮だったでしょ?
     またこういうライブをやってみるのも面白いかもね」

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