top of page

JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK [Later numbers] 
19.1.26 東京 豊洲PIT

 

出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹) 

 

演奏/B.山本直哉 G.横関敦 G.TAKEO Dr.青山英樹 Key.西村奈央


 

アニメソングらしいアニメソングを作り、歌うボーカルユニット、JAM Projectの皆さん。 
2000年に結成後、現在残っている当時のメンバーである影山ヒロノブさん、遠藤正明さんのお二人に加え 
2002年から加入されたきただにひろしさん、2003年から加入された奥井雅美さん、福山芳樹さんで活動中。 
更に2004年よりAdditional Vocal/海外特派員としてヒカルド・クルーズさんが不定期で参加されています。

 

結成以来、アニメ、ゲーム、特撮、フィギュア、企業等に関する様々楽曲を発表されており、 
2018年の秋にベストアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XⅢ A-ROCK」を発表。 
結成前にユニット名の候補として挙がっていた「A-ROCK」の名前を冠した本アルバムと同じ、 
「A-ROCK」という名前を冠して開催されたのが、今回の「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」です。

 

大阪と東京で二日間づつ開催された今回のライブは、前期の楽曲で構成された一日目[Early numbers]と 
後期の楽曲で構成された二日目[Later numbers]というそれぞれの異なる内容であり、 
結成20周年を目前に控え、歴史を凝縮したライブになるという触れ込みがされておりました。 
JAM Projectをはじめ多くのアーティストのライブツアーがアルバム発売に端を発する所謂レコ発ライブな為、 
今回のライブはレコ発ライブとは違うものになると予想され、興味津々でした。

今回はJAM Projectの多彩さを感じる後期の楽曲で構成された二日目[Later numbers]のレポートです。

 

会場は東京豊洲にある大型ライブハウス豊洲PIT。 
近年のJAM Projectのライブはあらかじめ座席が指定されていたものがほとんどで 
今回はチケットには整理番号の他に「全自由」という表記がされており座席の有無がわからなくなっていましたが、 
入場してみると客席は前日の「[Early numbers]」に引き続いてのスタンディングスタイル。 
この日は土曜日という事もあり、前日以上に観客が多く、客席エリアの一番後ろまで鮨詰め状態でした。

開演までは前日同様にこれまでのJAM Projectの楽曲群がノンストップでリミックスされたBGMが流れており、 
楽曲に合わせて合いの手を入れている観客も多く見てとれました。

 

ステージには紗幕がかかっており、向かって左の後列にドラム前列にギターとベース、 
「A-ROCK」のロゴが切り抜かれた板をライトボードの前にはめ込んだDJステージを挟み、 
右後列にキーボード、前列にギターがそれぞれセッティングされていました。

開演時間になると会場内の照明がゆっくりと暗くなっていき、 
いよいよ「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」東京公演二日目[Later numbers]開演です。

 

00:Overture

 

音楽と共に紗幕にまず「SINCE 2000」の文字が映し出され、続いて現レギュラーメンバーの名前がローマ字で映し出されると、 
近年のMVやライブ映像、そして2000年にShibuya eggmanで行われたJAM Projectの結成会見の写真から、 
2019年現在までのアルバムのジャケットや集合写真と共に一年ずつ年代を経ていき、 
今回のライブタイトルが「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK [Later numbers]」の文字が映し出されました。

 

01:鋼のWarriors 
02:The Brave 
03:慟哭の彼方 
-MC-

 

紗幕が落ち、観客の歓声の中、JAM Projectの皆さんと観客と合唱で始まったのは、ゲーム「スーパーロボット大戦X」のオープニング。 
ステージ上も客席も一緒になって「X Cross!!」コールで盛り上がった後は、ドラマ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」のオープニング。 
独特の疾走感とライブだと更に際立つムードあるハーモニーを堪能した後は、特撮「神ノ牙-JINGA-」よりオープニング。 
JAM Projectの皆さんのきりりとした歌声は緊張感を誘い、[Later numbers]はどこか大人な雰囲気を感じる三曲で幕開けとなりました。

 

・紗幕が降りたステージ上にはバンドブースの他にステージ中央にはDJブースが設けられており、 
 DJブース正面には「A-ROCK」のアルバムロゴが切り抜かれたライトボードが曲ごとに様々な発色をしておりました。 
・更にステージ背面はスクリーンになっており、

 披露される曲によって歴代のシングルやアルバムなどのジャケット写真が上映されていました。 
・福山さんの元気なご挨拶からはじまり、JAM Projectの皆さんが順番にご挨拶。 
・福山さん「♪トントントントン ヒゲじいさんっ ♪トントントントン JAMじいさんっ、ハイ、ここまでぇー!」 
・きただにさん「今日は天気がいいし。昨日も楽しかったし。お酒もおいしかったし」 
 影山さん「やっぱり呑んだんや」 
・奥井さん「今日は昨日以上に人がいっぱいいますけど、周りの人が辛そうだったらいたわってあげてね。特に女の子……」 
 影山さん「なんでそこで止んねん。さてはLAZYファンのマダムたちをバカにしているな?」 
 観客笑 
・影山さん「昨日もお客さんの数が凄かったけど、今日は更に700人の人が来てくれてるそうです。 
     もうこっからの景色がすごいんすよぉ。人のツブが。ツブツブ感がハンパねえ!」

・影山さん「ぉおし、そいじゃあ、昨日はここで『スーパーロボット大戦』の曲をメドレーでやったんですけど、 
     『スパロボ』と共に初期の頃から音楽をオレ達に委ねてくれている作品をメドレーでやります! もちろん『牙狼』です!!」 
 観客「おぉぉおおおおぉおお」 
 影山さん「しかも今日はキャストの方々も見に来てくれてるそうです。初めて見に来てくれてるんですよ」 
 観客「おぉぉおおおおぉおおおおぉおおお」 
 奥井さん「そうそう。カッコイイ人とキレイな人とカワイイ人」 
 影山さん「なんやそれ。ざっくりやなぁ」 
 観客笑。 
 奥井さん「神牙(井上正大さん)とアミリ(松野井雅さん)と楓沙(向里憂香さん)」 
 観客「おぉぉおおおおぉおおおおぉおおおおぉおおおぉお」 
 関係者席にいらっしゃった井上さん、松乃井さん、向里さんに観客から拍手がおくられていました。

 

04:神ノ牙~The Fang of Apocalypse~ (1C) 
~一触即発 ~Trigger of Crisis~ (1C) 
~雷牙 ~Tusk of thunder~ (サビのみ) 
~風 ~旅立ちの詩~ (1C) 
~EMERGE~漆黒の翼~ (冒頭のみ) 
~炎ノ刻印-DIVINE FLAME- (1C) 
~B.B. (1C) 
~紅蓮ノ月 ~隠されし闇物語~ (1C) 
~DRAGONFLAME (1C) 
~EMG (1C) 
~我が名は牙狼 (1.5C)

 

シリーズ開始当時からJAM Projectの皆さんが歌に出演にと関わられている特撮「牙狼」シリーズのメドレー。 
まずは重めの曲調が緊迫感を煽る映画「牙狼<GARO> 神ノ牙-KAMINOKIBA-」よりオープニングからスタート。 
続いて男性陣の重低音からの奥井さんのしなやかな歌声が魅力の特撮「牙狼<GARO> ~闇を照らす者~」より二代目オープニング、 
そこから特撮「牙狼<GARO> -魔戒ノ花-」より二代目オープニングの叩き付けるような勢いでサビへとつながっていき、 
映画「牙狼<GARO> ~蒼哭ノ魔竜~」エンディング。冒頭や最後の異国情緒感じるハーモニーは観客も一緒になって歌い、 
雰囲気が変わって遠藤さんによる特撮「牙狼<GARO> -GOLDSTORM- 翔」二代目オープニングの冒頭部分をブリッジ的に挟みつつ、 
特撮からアニメへと変わり、アニメ「牙狼<GARO> -炎の刻印-」より、疾走感ある初代と荒々しい二代目のオープニングが連続で披露。 
情熱的な前奏とシリアスさがたまらないアニメ「牙狼-紅蓮ノ月-」では各メンバーがソロでも歌われた六代目オープニングを経て 
特撮に戻ってへヴィなギターの音色とJAM Projectの皆さんの迫真の歌声の特撮「絶狼<ZERO> -DRAGON BLOOD-」オープニング、 
更にアニメ「牙狼<GARO> -VANISHING LINE-」より、男性陣それぞれのシャウトが随所で堪能できる初代オープニングへとつながり、 
メドレーのラストは特撮「牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~」二代目オープニングで締めくくられる11曲約15分越えのメドレーは 
ほとんど一番のみで、間に曲の冒頭やサビのみが披露される変則サイズで次々と演奏されていく中、 
前日の「スーパーロボット大戦」メドレーと同じく、時系列もバラバラなので何が出てくるかわからなかったので、 
久し振りに聞けた曲も多くて嬉しく、観客も曲が変わる毎に歓声が起こていました。

 

・メドレーが終わるとJAM Projectとバンドの皆さんがご退場。

・少しするとダンサブルな音楽と加工した音声に呼びこまれ、スタッフさんによってライトボードの前の板が 
 「A-ROCK」のロゴから「DJKG」に取り換えられるとステージ中央のDJブースにシークレットゲストのDJKGさんがご登場。 
・きらきらとしたジャケットに「DJKG」と書かれたキャップに派手な色メガネ姿のDJKGさん。影山さんに良く似ていらっしゃる。

・DJKGさん「Hallo TOKYOOOOOOOOOOOOOOOOO!! DJKG!!! COME BACK HERE AGAIN!!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおおお」

 

●DJタイム 
-MC-

 

ここからはDJKGさんによるJAM Projectの楽曲を繋げていく、イルでドープなDJタイムがスタート。 
DJKGさんは[Early numbers]ならではの楽曲群をスクラッチやピッチ、テンポを変える等のテクニックを交え、 
時に観客を煽り、時にご自身も歌われながら様々な楽曲を繋げていらっしゃいました。 
観客もDJKGさんが繋ぐ楽曲毎に手拍子をしたり、身を任せたり、歌ったりとDJタイムを楽しんでいました。

曲数も多く、とても覚えきれたものではありませんでしたが、今回はオリジナル楽曲が多めな印象。 
「NAWABARI ~背徳のシナリオ~」での「Vampile」の大合唱からDJに映える「TOKYO DIVE」へとつながったり、 
DJKGがテンポをどんどん上げてから「Growing up」での「カンパイコール」からの「Growing up」大合唱は壮観。 
「COME ON ノブナガ・ザ・フール!」というDJKGの一声で「Breakthrough」へとつながっていったり、 
「鋼のレジスタンス」の「ザンザンザザンザンザ……ゼェッ」を沢山繰り返してからのサビで大盛り上がりな中、 
JAM Projectの皆さんとバンドの皆さんがステージにご登場され。少し送れて影山さんが合流されていました。

05:Shining Storm ~烈火の如く~ 
06:豪腕パンチ (1C) 
~Burning Blue ~蒼炎のソルジャー~ (1C) 
~残像のリベンジャー (1C) 
~ENTER THE HEROES 
-MC-

 

DJKGさんによるDJタイムが終わると、そのままゲーム「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」よりオープニングへ。 
好戦的でジェットコースター級の勢いの本曲は、近年のライブで頻繁に披露されているだけに、今回も強力な盛り上がりでした。 
続いてはアニメ「ワンパンマン」よりCD「ワンパンマン マジCD DRAMA & SONG」に収録されているキャラクターソングをメドレーで。 
まずは福山さんのシャウトからはじまった"ハゲマント"サイタマのテーマ「豪腕パンチ」では観客も合いの手を入れて大盛り上がり、 
続いて"鬼サイボーグ"ジェノスのテーマ「Burning Blue」ではノリのイイ曲調で、奥井さんの扇動で観客も拳を上げていたり、 
さらに音速のソニックのテーマ「残像のリベンジャー」ではJAM Projectの皆さんのシャープな歌声に観客全体が身を揺らしてる様、 
そして最後の「ワンパンマン」に登場する"ヒーロー達"のイメージソング「ENTER THE HEROES」は小気味の良い言葉の応酬が特徴的で 
中盤には小気味の良さにハーモニーまで加わり、ちょっとしたトリップ感を味わう事が出来ました。 
歌詞の「そんなの関係ねえ」で芸人・小島よしおさんの持ちギャグの「そんなの関係ねえ」を振り付けで行われる福山さん。

 

・影山さん「『ワンパンマン』も知らない間に曲が溜まってたけど、遠藤君の作った曲(ENTER THE HEROES)ヤバいね。キツイ。 
     でも、あの曲やってるとき奥井ちゃんが飛んでたけどさ。オレ、奥井ちゃんが飛んでるの初めて見た」 
 観客笑。 
 影山さん「いつもは、オレ達が飛んでるのを後ろで見ながらこうやってタバコ吸ってるのに」 
 奥井さん「いやいや吸ってないですよ。元々吸わないし。みんなわかってると思うけど。にいさんが言うと信じる人がいるから」  
・ここでこの年の3月20日に発売される予定のゲーム「スーパーロボット大戦T」のオープニングを東京初披露。 
・影山さん「タイトルは『Tread on the Tiger's Tail』。『虎の尾を踏む』って意味なんすけど、 
     これは寺田さん(※「スーパーロボット大戦」総合プロデューサー寺田貴信さん)からもらった資料に書いてあったんすけど、 
     今回のゲームの精鋭チーム達の名前です。元々は『とても危険なことをする』っていうことわざです。 
     わかります? 例えば、もし寝ている遠藤君の事をきただに君が履んだらぁ!」 
 遠藤さん「こらぁあ!!」 
 きただにさん「ワンパンチですね」 
 観客笑。 
 影山さん「なんでちょっと笑顔やねん!」 
・「Tread on the Tiger's Tail」のCDの発売は4月24日に決定。 
 影山さん「もちろん、CDにはエンディングも入ってます。でも今日は歌いません。 
     寺田さんが言うには、まず自力でエンディングを見れた人が一番最初に聞くべきだと。 
     CDが出るのはゲームが発売して約一か月後なので、その頃にはみんなは自力でエンディングを見ているだろうと」 
・CDにはスマートフォン向けゲームアプリ「スーパーロボット大戦DD」の主題歌も収録されるとの事です。 
・影山さん「じゃあ今日は『スーパーロボット大戦』の新しい主題歌と、一個前のエンディングを一緒にきいてくださぁい!!」

07:Tread on the Tiger's Tail 
08:NEW BLUE

 

今回のツアーで初披露となるゲーム「スーパーロボット大戦T」よりオープニング。 
近年のJAM Projectの楽曲で顕著だった荒々しい重低音ではなく、スッキリとした印象のシャープなロックで、 
「スーパーロボット大戦」系楽曲の「SUPER ROBOT」連呼系を踏襲している部分もあり、観客もすぐに一緒に歌う事が出来ていました。 
一転してしっとりとしたピアノからゲーム「スーパーロボット大戦V」エンディング。どこか郷愁を誘う曲調のなか、 
それぞれが寂しげな歌声で歌い継がれていき、中盤の英語詞部分ではなんとも物悲し気な雰囲気になった所から 
一気に激しい曲調になり、最後に元の悲し気な雰囲気になって福山さんが締めくくられる展開はとてもドラマチックでした。

 

・再びJAM Projectとバンドの皆さんがご退場。 
・この間、再びスタッフさんによってライトボードの前の板が「A-ROCK」のロゴから「DJKG」にチェンジされました。 
・少しすると再びダンサブルな音楽と加工した音声に呼びこまれ、再びDJKGさんがステージ中央のDJブースにご登場。

・DJKGさん「DJKG!! 最後のDJタァアイム!! 準備はいいかぁああああああ!!?」 
 観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおおお」

 

●DJタイム 
-MC-

 

「NEW BLUE」の余韻をがらりと変えてここからは再びDJKGさんによるイルでドープなDJタイムがスタート。 
DJKGさんは一回目以上にスクラッチやピッチ、テンポを変えつつ、時に観客を煽り、時に悪戯っぽいテクニックで翻弄。 
観客もDJKGさんが繋ぐ楽曲毎に手拍子をしたり、身を任せたり、歌ったりとDJタイムを楽しんでいました。

今回も曲数も多くとても覚えきれたものではありませんでしたが、 
バンド演奏で披露されてもいいような楽曲がDJで次々と披露されていく所に惜しみなさを感じました。 
「Glorious Days ~10th anniversary of Ragnarok~」の「OH OH!」が繰り返される所からはじまったDJタイム。 
「この二日間やりとげられるか心細かったけど、みんなのおかげでやり遂げる事が出来たぜ!!」とDJKG。 
続く「Believe in my existence」では観客の合いの手が勢いよく入れられながら展開。 
今回もオリジナル楽曲が多めで、合いの手を入れたりする曲が少なめで音楽に身を任せる曲が多い印象ながら、 
「Victory Soul」では観客が「V! V! V!!」を連呼したり、「アルティメットバトル!!」を何度も繰り返すDJKGさんの遊び心もあり、 
ラストの「THE EXCEEDER」では観客がJAM Projectの皆さんのシャウトをマネて「FIRE!!」と声を上げる中、 
その様子を眺めながらJAM Projectの皆さんとバンドの皆さんがステージにご登場。少し遅れて影山さんが合流。

 

・影山さん「今日さ、DJブースがすっげえ揺れてて、針飛ぶんじゃないかってちょっと焦ったよォ」 
 観客笑。 
・影山さん「さぁ、最後のワンセクション、昨日もこのセクションが凄かったけど、今日はもっと凄いよォ!!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおおぉおおおお」 
 影山さん「まずは、懐かしいこの曲だぁああああああああああ!!」

 

09:Vanguard 
10:ヒカリへのカウントダウン 
11:GOING 
12:THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~

 

本編ラストブロックのはじまりはアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」より初代オープニングから。 
この曲も披露されるのは久しぶりの様に感じましたが、JAM Projectの皆さんの歌い出しと共に観客は大合唱状態で、 
その後も合いの手を含め終始盛り上がりっぱなしで改めて本曲の人気の高さが伺えました。 
影山さんの「一緒にヒカリになろうぜ」という言葉から、そのままフィギュアメーカーGOOD SMILE COMPANYの10周年記念曲へ。 
サビになるに従いとても速いテンポで展開されて行き、中盤にJAM Proectの皆さんがバンドの皆さんの紹介されていました。 
続いてアルバム「JAM Project BEST COLLECTION VIII GOING」よりタイトルチューンであるオリジナル曲「GOING」。 
2011年の東日本大震災を受けて作られた本曲は、ポジティブに乗り越えて行こうというメッセージが詰め込まれており、 
東北の復興支援活動を行っているチームスマイルが運営する豊洲PITで聞く事が出来たというのも実に感慨深かったです。 
本編ラストは遠藤さんの痛快なロングトーンに合わせて観客が拳を突き上げるアニメ「ワンパンマン」オープニング。 
JAM Projectの現行のサウンド路線を決定づけた会心の一曲なだけに、ステージ上も観客席もパワフルな一体感でした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

拍手の中、JAM Projectの皆さんとバンドの皆さんが退場されると 
程無くして観客からアンコールを表す「Motto Motto」コールが起こり出し、しばらくすると、 
今回のライブTシャツを思い思いに着こなされたJAM Projectの皆さんがご登場。 
その後にバンドの皆さんが続いてご登場されアンコールの準備が行われました。 

 

・影山さん「なんかみんなと一緒だったらなんでも出来そうな気がします!!」 
・ここで前日に引き続き、JAM Projectの皆さんからお一人づつご挨拶と今年の抱負を話されました。 
・遠藤さん「今回はいつもと違った催しもので昔の曲も何曲か歌いましたけど、まだ歌いたい曲があります。 
     だから、またこういった催しものをやってもいいのかなって思ってます」 
・きただにさん「個人的な話ですけど、今年デビュー25周年なんすよ。そんな年のはじまりにぴったりのライブができました!」 
・奥井さん「今日はDJKGのステージもありましたけど、にいさんてデビュー何周年です?」 
 影山さん「ボク? ボクは節目の42周年ですよ」 
 奥井さん「42年目でまだまだ新しい可能性に挑戦していけるんだという事を今日目の当たりにしました」  
・福山さん「♪トントントントン ヒゲじいさんっ ♪トントントントン JAMじいさんっ ……ハイ、ここまでぇー!!」 
・福山さんが敬愛するバンドQueenとボーカルの故フレディ・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が当時話題沸騰中。 
・きただにさん「今日はやらないんすか?」 
 福山さん「何を?」 
 影山さん「フレディのマネ」 
 福山さん「EEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOO!! (※フレディ・マーキュリーの観客とのコール&レスポンス)」 
 観客「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOO!!」 
 福山さん「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 観客「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 福山さん「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 観客「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 福山さん「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 観客「EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEHOOOOOOOOOOOOOOOO!!」 
 福山さん「EHO!!」 
 観客「EHO!!」 
 福山さん「REEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEROREROEROREEEEEEEEEEEEEROOO!!」 
 観客「REEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEROREROEROREEEEEEEEEEEEEROOO!!」 
 影山さん「『ボヘミアン・ラプソディ』見ると福ちゃんのステージングのルーツがわかるよなぁ。 
     なぁーんでこの人、ずっと足をこんな風に出してんやろぉって思ってたわ 
     そのうち、フレディみたいなタンクトップ着だしたりして」 
 観客笑。 
・影山さん「JAM Projectは2019年、2020年はセットで考えてます。『スパロボ』とか『ワンパンマン』をこなしながら、 
     20周年の記念アルバムの制作にも入ります。今回はじっくりと作ります」 
 観客「おぉおぉおおおおおぉお」 
 影山さん「それこそ『ボヘミアン・ラプソディ』でのレコーディングみたいに何度も何度も同じ事を積み重ねる様な 
     オレ達にしかできない音楽を作っていきたいと思います」 
 観客拍手。 
 影山さん「そして、遅くとも来年頭にアルバムを発表して、今までで一番でっかいツアーをするぞぉおおおおお」   
 観客「おぉぉおおおおおおおおおおぉおおお」

 

13:A-ROCK ~電脳Wars~ 
-MC-

 

アンコール一曲目は影山さんのタイトルコールのシャウトからアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XIII A-ROCK」より「A-ROCK」。 
前日も披露された楽曲なだけに、リズム合わせて観客が手拍子をする一体感は前日以上の迫力でした。 
結成前にユニット名の候補として挙がっていた「A-ROCK」を冠した曲だけに、歌詞はどこか結成当時の2000年代初頭に席巻していた 
作品と関係無い楽曲が跋扈していたアニメソング界への設立声明文にも通じるものがあり、

20周年を目前に改めての決意表明の様にも感じました。

 

・影山さん「ありがとぉう! みんなのおかげで最高のスタートをきれた気がします!! 
     最後は言葉はいりません、この曲で一緒に燃えつきようぜぇえええええええええええええ!!」

 

14:SKILL-2015- 
-MC-

 

「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」ツアーのラストはゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」よりオープニング。 
今回は間奏での「SKILL部長」と称されきただにさんによる観客とのコール&レスポンスは設けられなかったものの、 
ラストなだけにJAM Projectの皆さんの圧巻のパフォーマンスを受けて観客も大いに盛り上がり、 
遠藤さんのロングトーンからの楽曲の締めくくりとしてDJブースからの福山さんによるジャンプが行われました。

 

閉演BGM:HERO -STRONG ver.-

 

JAM Projectのオリジナルソング「HEOR」が流れる中、バンドの皆さんもステージ前方へ登場され、出演者全員で万歳三唱。 
バンドの皆さんがJAM Projectの皆さんとハイタッチされてから拍手で見送られ、ステージ上はJAM Projectの皆さんだけに。 
「HERO」に合わせて観客が手拍子をする中、

残ったJAM Projectの皆さんがステージを端から端まで移動され観客との別れを惜しまれていました。

 

影山さん「今日もオレ達を支えてくれたスタッフに、そしてずっと支えてくれている今年20周年を迎えるLantisにも拍手を!! 
     そして最も感謝している、みんなにも心からの拍手を! みんな今度会う時まで元気でねェエエエエエエ!!」

 

観客に見送られてJAM Projectの皆さんが退場され、

「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」東京公演最終日[Later numbers]および 
「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」ツアーは全公演終演となりました。

 

JAM Project19年の歴史を、2019年の段階で後期、後半の楽曲で構成された今回のライブ。 
前日に引き続いてバンド演奏による従来のライブに加え、新しい試みとしてDJタイムが設けられたのはとても新感覚でした。

今回は[Later numbers]という事で、前日以上の観客が詰めかけ、身動きが取れなくなる程の会場内の熱気の凄さを感じつつ、 
これまで発表されたものの、ライブではレコ発ライブで一度披露された以降ほとんど聞く事が出来なかった曲や、 
楽曲発表後、今回が初披露となった楽曲、そしてこれからの発売される新しい楽曲も聞く事が出来ました。 

またこの二日間、DJKGさんによるカリスマDJによって近年の楽曲を何曲も連続して聞く事が出来た事により、 
ここ数年のJAM Projectの楽曲の傾向や、この19年間での音楽の変遷等を如実に感じる事が出来たのも大変に興味深かったです。

 

2020年の結成20周年を目前にしたJAM Projectの皆さん。 
既に20周年記念のオリジナルアルバムや大規模なライブツアーが企画されており、いちファンとしてはとても楽しみです。 
一方でやはりアニメの為の歌を作る為に結成されたユニットですので、

20周年の節目にふさわしい、ビッグタイトルのアニメソングを聞きたい所。 
ライブ中にお話されていた通り、現段階ではまだ発表出来ない事や確定していない事が数多くあるとは思いますし 
JAM Projectの皆さんのファンへ向けたオリジナルの曲はもちろん期待しております。しかし、JAM Projectファンだけではなく、 
夢を忘れない大人達、何より、未来を担う子供達に届くパワフルでスピリットに溢れたアニメソングの発表を

何よりも楽しみにしております。

 


シークレットゲスト/DJKG a.k.a 影山ヒロノブ

 


補足

 

・福山さん「19年の歴史を二日間に凝縮しようというこのユニークな試み!」

 

・二日間にわたってほぼノンストップでステージに立たれていた影山さんのタフさに脱帽。 
 あと一言もご自身を「長老」と言われなかったのも印象的でした。

 

・JAM Projectのライブグッズで複数色に色を変えられるペンライトが販売されており、 
 いざライブがはじまると、ペンライトの色はほぼ赤だったりするのですが、 
 「ワンパンマン」のキャラクターソングでは"ハゲマント"サイタマでは赤色&黄色、ジェノスでは青色、 
 音速のソニックでは緑色&紫色とそれぞれのイメージに合ったカラーが多かったのが印象的でした。

 

・当日は肩を出したご衣裳だったきただにさん。 
 影山さん「なんでお前、肩出てんねん?」 
 きただにさん「衣装、衣装」 
 観客「かわいいいい」  
 きただにさん「……うっ嬉しいやないかい!」

 

・更に4月からはじまるアニメ「ワンパンマン」の第2期オープニングのタイトルも決定。 
 影山さん「まだレコーディングもやってないんすけど、タイトルは『静寂のアポストル』!」 
 観客から「もう一回タイトルを言ってほしい」という旨で人差し指で「1」が掲げられていました。 
 影山さん「え? 上を見ろ?」 
 きただにさん「もう一回って事っすよ」 
 遠藤さん「上からタライが落ちてくるの?」 
 きただにさん「ぇぇえ~あの高さからァ?」 
 影山さん「『静寂のアポストル』。アポストルってのは"使徒(しと)"。よくアニメにも出てきますよね」 
 遠藤さん「あの人(しと)、この人(しと)……」 
 影山さん「ちゃうわ! あーさてはお前、東北出身だなぁー?」 
 遠藤さん「えーーっ!! ひどーい……あ、オレ東北出身だ」 
 観客笑。

 

・「静寂のアポストル」はキーが高い。 
 影山さん「きっと今年の夏ごろ、遠藤君、死んでますよ」 
 遠藤さん「もう決まってるんすか? にいさんじゃないんですか?」 
 影山さん「オレはあんなの出ぇえへんよ」 
 奥井さん「出てるじゃないですか。LAZYの曲歌う時とか」 
 影山さん「ちょっとまって、ボク、低音担当だから」

 

・「SKILL」最後の合唱前の一瞬の無音の間で「あー楽し!」ときただにさん。

 

・遠藤さん「今日はスペシャルなゲスト、DJKGも来てくれました」 
 ポーズをとる影山さん。 
 遠藤さん「今度はDJKGだけのライブをやってもいいのかなって思います。みんなも歌えるし」 
 影山さん「なんでやねん」

 

・歴史を総ざらいするとJAM節が構築されて来たのがわかるもののでございまして、 
 一度、会心の一曲が出来た以降の曲は路線が偏向していくのが伺えました。 
 特に二日目のDJタイムを聞いているとメロディラインに共通性が見えて興味深かったです。

 

・福山さん「みんなヒゲはやそうよ」

 

・福山さん「今日さ、古いズボン履いて来ちゃって、チャックが降りちゃうんだよ。ずっと気になるんだよなぁ」 
 きただにさん「チャックがリーロリロリロリーロっすね」 
 観客笑。

 

・影山さん「この前、オレが『じゃあ東京ドームでライブやろう』って言ったらスタッフに変な顔されました」 
 観客笑。 
 影山さん「でも無理じゃないでしょう? 『ラブライブ!』の子達に出来てオレ達に出来ないことはないでしょう!?」 
 観客「おぉぉおおおおおおおおおおぉおおお」 
 影山さん「女の子たちに出来て、オジさん達に出来ないことはないでしょう!?」 
 観客「おぉぉおおおおおおおおおおぉおおお」 
 影山さん「んまぁ、それぐらいの気持ちで、東京はでっかい所でやる予定です!! しっかり見守ってください!!」

bottom of page