2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎 バースデーライブ2019 ~Just My Life~ 雄叫びSP
19.1.6 よみうり大手町ホール
出演/水木一郎
ゲスト/堀江美都子 影山ヒロノブ 遠藤正明
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/G.松尾洋一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし
Z旗horns(Tr.Akuzawa Tr.KENITO Tb.Ozaki Sax.Chouemon)
アニメソング界の"アニキ"として、男性アニメソング歌手の象徴として業界を牽引し続ける水木一郎さん。
2018年8月にデビュー50周年を迎えられ、50周年記念年間に入り益々精力的にご活躍されている水木さんは
毎年ご自身の誕生日である1月7日近辺にバースデーライブ開催されています。
2019年のバースデーライブは50周年記念アルバム「Just My Life」と同じタイトルを冠し、前年に引き続いての二日間開催となりました。
前回の2018年の二日間は、水木さんの楽曲を凝縮した「アニキSP」と
「マジンガーZ」シリーズの楽曲のみで構成された「マジンガーSP」でしたが、
今回の二日目は水木さんの1500を越える持ち歌の中から、シャウトや台詞の投げ込みのある雄叫び曲にスポットを当てた「雄叫びSP」。
強靭な喉による独特のシャウトや投げ込み等の"雄叫び"はその後のアニメソングにも多くの影響を与えた水木さんの代名詞。
今回はそんな"雄叫び"づくしのライブというだけではなく、堀江美都子さんと影山ヒロノブさん、遠藤正明さんという
水木さんととても親交の深い方々がゲストとしてご出演という事で、とても楽しみにしておりました。
会場は前日のバースデーライブ一日目「バラードSP」も開催されたよみうり大手町ホール。
会場内に入ると舞台上には幕が下りており、ステージの中はわからないようになっていました。
開演時間になると、客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、いよいよ開演です。
01:ぼくらのバロム1/水木一郎
02:嵐よ叫べ/水木一郎
-MC-
「ブロロロー!」幕が上がると共に高らかに演奏された特撮「超人バロム1」よりオープニングからライブスタート。
後に続いていく水木さんの雄叫びの元祖ともいえる本曲の勢いをそのままに、「見参!」特撮「変身忍者嵐」よりオープニングへ。
水木さんは勇ましい曲調を渋みの効いた歌い回しで歌われ、オープニングにぴったりの幕開けでした。
・まずは水木さんから新年のご挨拶。前日の「バラードSP」では落ちついた印象でしたが今回は元気に。
・前日の「バラードSP」を振り返る。
・水木さん「バラードだけって初の試みだったんですよ。皆さんが途中で寝ちゃったらどうしようと思いましたけど……」
観客笑。
水木さん「今日は『雄叫びSP』。こちらも初の試みです。皆さんも参加して一緒に歌ってくださいね」
・水木さん「続いてはですね。久々に山本一郎が来てくれてます…………どもー山本一郎ですーぅ」
観客「おぉぉおお」
山本さん「今日は久しぶりに歌いマスーぅ。『おはよう! こどもショー』の中で放送した『ゴッドマン』ですーぅ」
03:行け! ゴッドマン/山本一郎
-MC-
「ゴッドスパーク!」子供番組「おはよう! こどもショー」で放送された特撮「行け! ゴッドマン」オープニング。
水木さんが山本一郎さんとして歌われた本曲は、山本さんの軽妙な歌い回しと後半の快活な雄叫びの差が興味深く、
ライブ序盤からサプライズ気味に披露された驚きと、久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。
・山本さんから水木さんに戻ってトーク。
水木さん「さぁ、次は皆さん絶対参加ですよ!! 一緒に歌ってくださいねー! 『イナズマン』から『チェスト! チェスト! イナズマン』」
観客「おぉおぉおおおおおおおおぉお」
04:チェスト! チェスト! イナズマン/水木一郎
-MC-
05:セタップ! 仮面ライダーX/水木一郎
06:勝利だ! アクマイザー3/水木一郎
ここからは石ノ森章太郎先生の作品が続きます。まずは「チェスチェスチェェス!」特撮「イナズマン」よりエンディング。
水木さんの「ディンダァアアン」に応えるように観客が「チェスチェスチェェス!」と合いの手を入れる本曲はとてもライブに映え、
今回も非常に盛り上がっていました。続いては「仮面ライダー」シリーズより「セッターップ!」特撮「仮面ライダーX」オープニング。
疾走感ある楽曲と水木さんのシャープな雄叫びを味わった後は「ザラード! イラード! ガラード!」特撮「アクマイザー3」オープニング。
戦う決意を勇ましく歌った本曲は、水木さんの歌に合わせて合いの手やコーラスが満載で、観客との一体感を強く味わう事が出来ました。
・このライブの翌日にお誕生日を迎える水木さん。
水木さん「毎年誕生日を迎える度に嬉しい半面、少し寂しかったんだけど、今年は楽しくてしょうがないんだよね。
声も出るし健康だし。やっと歌を歌う事が出来る楽しさを感じますね。ちょっと遅いのかもしれないけど。
若い時はわからなかった事がわかってきて、歌も若い頃とはまた違った感じ方をするんですよ」
07:輝く太陽カゲスター/水木一郎
-MC-
08:地獄のズバット/水木一郎
-MC-
09:タイムリミット/水木一郎
「カゲェッ!」特撮「ザ・カゲスター」よりオープニング。カゲスターを彷彿とさせる様な怪しげな照明がステージを彩る中、
水木さんは颯爽とした歌声でエンディング「スター! スター!! カゲスター」を思わせる「カゲェ!」という雄叫びも交えられていました。
「ズッバァアアット!」特撮「快傑ズバット」オープニングでは、水木さんがアウトロ―のならではの孤高さを痛快な節回しで歌われ、
続く「レッツチャージ!」特撮「超人機メタルダー」エンディングでは、緊張感あふれる楽曲の中、
水木さんは陰と陽の掛け合いをそれぞれ異なる表情で歌い分けられており、ライブではその歌い分けを一層強く堪能することが出来ました。
・特撮「ボイスラッガー」の思い出。
・声優の水樹奈々さんは水木さんの娘ではない。
・水木さん「僕はボイスラッガーゴールドとして出てたんですけど、水樹奈々ちゃんもマネージャー役で出てたんですよ。
ロケバスでも一緒になってね。まだこんなに有名になる前だったんですけど……サインもらっとけばよかった」
観客笑。
水木さん「16歳の時にアメリカのシュープリームスっていうグループが日本に来た時に付き人をやった事があるんですよ。
それでメンバーのダイアナ・ロスにハンカチにサインしてもらったんですよ。でも無くしてしまいましてね。
……まさか世界的有名になると思わなくてさ。縁があればマイケル・ジャクソンにも会えたかもしれないのに」
観客笑。
水木さん「あと松田聖子ちゃんがデビューしたばかりの頃に群馬のデパートの屋上で一緒になったんだけど……まさかねぇ」
観客笑。
10:ほえろ! ボイスラッガー/水木一郎
-MC-
「シュババババーン!」続いては石ノ森章太郎先生の遺作である特撮「ボイスラッガー」よりオープニング。
アニメソングムーブメントの中で生まれ、水木さんの雄叫びのある種の集大成ともいえる本曲はとてもヒロイック。
照明がボイスラッガー達それぞれの色で照らされる中、基調となっていたのがゴールド風な照明だったのが印象的でした。
・観客にカワイイと言われて照れる水木さん。
水木さん「聞いた? オレがカワイイってっ」
笑顔でベースの吉岡さんに近づく水木さん。
吉岡さんも笑顔で応えていましたが、ふいに吉岡さんに背を向けた水木さん。
水木さん「オレの背中に立つんじゃねえ!!!」
11:ゼブラーマンの歌/水木一郎
-MC-
水木さんの迫力の台詞からはじまったのは「ゼアァッ!」映画「ゼブラーマン」挿入歌であり、劇中劇「ゼブラーマン」のオープニング。
中盤の「オレの背中に立つんじゃねえ」等の水木さんのドスの効いた台詞も雄叫びの一種で、ライブで聞くとその迫力に圧倒されます。
・「ゼブラーマンの歌」レコーディングの思い出。
・レコーディングには「ゼブラーマン」の監督である三池崇史さんもレコーディングディレクションに参加。
水木さん「三池さんって見た目が結構コワいんだよね。色んな俳優さんが大尊敬して頭が上がらない方なんですよ。
そんな方がオレの前に来て『あのっ、サインしていただいてよろしいですか?』って色紙を出してきたんですよ。
ビックリしましたね」
・テレビ東京系バラエティ「THEカラオケ バトル」に水木さんが出演されると評判が良い。
12:東北合神ミライガー/水木一郎
-MC-
続いては「ヤルド! ヤルッペ! ヤルベッチャ!」東北六県のローカルヒーローの力を合体させたヒーロー「東北合神ミライガー」のテーマ。
水木さんの優しく寄り添う様な優しい歌声も本曲の魅力で、曲の盛り上がりに連れ一層の思いを込めて歌われているように感じました。
・水木さん「次は石ノ森章太郎先生の故郷のヒーローの歌です。次の曲が終わりましたら第一部終了で15分間の休憩となります。
……昨日もこういう風に言ったらスタッフに『水木さん、後半、司会者みたいでしたよ』って言われちゃいました」
観客笑。
水木さん「いつもはショッカー(O野さん)がいるからいいんだけど、今日は自分一人でやらなきゃいけないんですよね」
13:たたかえ!! シージェッター海斗/水木一郎
-MC-
「海原ババッバァーン!」続いて宮城県石巻市にある石ノ森萬画館限定上映の映画「シージェッター海斗 特別編」より劇中歌。
序盤から痛快さ満点で高揚感が誘われ、中盤にスローテンポになる際の水木さんの歌い方は特にドラマチックでした。
~休憩~
水木さんに拍手が贈られる中、緞帳が勢いよく下がり、第一部が終了。約15分間の休憩時間が設けられました。
休憩時間が終わると客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、緞帳が上がり第二部のスタートです。
14:マジンガーZ/水木一郎
15:空飛ぶマジンガーZ/水木一郎
-MC-
「マジィーンゴォウ!」第二部の幕開けは水木さんの代表曲であるアニメ「マジンガーZ」オープニングと
「スリーツーワンゼロ発射!」アニメ「マジンガーZ」挿入歌で映画「マジンガーZ対デビルマン」のエンディングから。
二曲とも雄叫びの代表的な曲であり、水木さんのライブではとても盛り上がる曲として頻繁に披露されているだけに
水木さんに応える合いの手や、アップルパイのお二人との合唱等、観客の盛り上がりも盤石のものでございました。
・水木さん「まだまだ雄叫び行くよー! みんなも行けるかーい?」
観客「おぉおおおおおおおぉおおおおお」
水木さん「鋼鉄ッジィイイイイイイイイグ!!」
16:鋼鉄ジーグのうた/水木一郎
-MC-
17:コン・バトラーVのテーマ/水木一郎
-MC-
ステージと観客との一体感が味わえる楽曲が続きます。「ビルド・アァアーップ!」アニメ「鋼鉄ジーグ」よりオープニング。
独特のスキャットや頼もしい水木さんの歌声を堪能した後は、「ブイブイブイ!」アニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」オープニング。
颯爽とした水木さんの歌声の他、随所の振り付けやコーラスも見所。貴日さんやChouemonさんもこっそり振り付けをされていました。
・水木さん「嬉しいね。一緒に歌ってくれる人がいる、振り付けしてくれる人がいる、コーラスばっかりしてる人がいる」
観客笑。
水木さん「日本は本当に災害が多いですね。でもこのロボットがいてくれたら、きっと多くの人が救われると思います」
18:行くぞ! ゴーダム/水木一郎
-MC-
「ファーイブ!」続いてはアニメ「ゴワッパー5ゴーダム」オープニング。ガッツのある勇ましさを感じるイントロから抜群の高揚感。
歌われる前の水木さんのお話を受けてから聞くと、序盤の歌詞や元気な曲調と頼もしい水木さんの歌声にグッとくるものがありました。
・水木さん「オレは自分が歌っている番組はなるべく見るようにしているんだけど、皆さんの中には歌だけ知ってる方もいると思います。
そうだよね『マジンガーZ』だって45年以上前だもん。でもそういう方は歌を聞いて『どんな作品なんだろう』って
頭の中で想像しながら聞いていただけると嬉しいです」
19:トライアタック! メカンダーロボ/水木一郎
20:超人戦隊バラタック/水木一郎
-MC-
「トライアターック!」アニメ「合身戦隊メカンダーロボ」オープニング。本作の主人公ジミー・オリオン役の神谷明さんが
本曲の水木さんの雄叫びを参考に演じられたという逸話があるだけに、印象的な雄叫びとして本曲を上げるファンも多く、
今回久し振りにフルコーラスで聞く事が出来て嬉しく、当方もアップルパイのお二人に合わせて合唱しておりました。
続いても久し振りに聞けて嬉しかった「バラタァアアック!」アニメ「超人戦隊バラタック」よりオープニング。
畳掛ける様な水木さんの歌声とドラムのガンタさんのエネルギッシュな演奏は実に迫力がございました。
・水木さん「『メカンダー』も『バラタック』もタイトルを言わなくても歌を聞いていると何の歌かわかりますよね。
次の歌はどうかなぁ? わかるかなぁ? じゃあ行ってみましょう、この歌です!」
21:斗え! ゴライオン/水木一郎
-MC-
22:ゲッターロボ號/水木一郎
-MC-
Z旗ホーン隊の皆さんの高らかなイントロから始まったのは、こちらも久々の「ゴライオン!」アニメ「百獣王ゴライオン」オープニング。
小気味よい曲調と水木さんの頼もしい歌声、コーラスの皆さんの颯爽とした厚みのあるハーモニーを浴びるように体感しました。
続いては「ゲッタァアアア! ワンツースリー! ラァアアアイ・オン!」アニメ「ゲッターロボ號」より二代目オープニング。
水木さん歌われる前に「大好きな曲」と話されており、シリアスな雰囲気漂う楽曲を気合たっぷりに歌われているご様子でした。
・ここで水木さんがゲストの皆さんをお一人づつ呼び込まれました。
・まずは遠藤正明さんが登場され、水木さんとハグ。水木さんがチューをしようと試みるも遠藤さんにかわされてしまいました。
・続いて影山ヒロノブさんが登場され、水木さんとハグ。水木さんが再びチューをしようと試みるも再びかわされていまいました。
・最後に堀江美都子さんが登場され水木さんとハグ、と思いきや水木さんをかわして通りすぎ遠藤さんとハグされていました。
・毎年水木さんのバースデーライブにゲスト出演されている堀江さん。初詣ならぬアニキ詣。
遠藤さん「なんかイイ事ありそうですもんねー」
・水木さん「ミッチも影ちゃんも遠ちゃんも来てくれた『1000曲ライブ』からもう20年経ちましたよ」
遠藤さん「そんなになりますかぁ」
水木さん「そうだよ。君と影ちゃんがずっと見てくれてると思ってたら、抜けだして温泉に行ってたあれから20年だよ」
影山さん「今、裁判するのォ? もう時効でしょう?」
観客笑。
水木さん「そうだねもう20年経ってるからね。……それに関係して何か言う事があったんだけど忘れちゃったから話を変えます」
遠藤さん「変えるんすね?」
観客笑。
・堀江さんは今年デビュー50周年。
影山さん「これからみんなで考えて凄いものを贈りますよ。きっと」
・水木さん「じゃあまずは遠藤から一曲歌ってく?」
遠藤さん「そりゃあ歌いますよ。その為に来たんですから」
影山さん「そうだよアニキ。歌いに来たんだからね。笑わせに来たんじゃないんだから」
観客笑。
水木さん「そうだよね。じゃあ順番はじゃんけんで決める?」
遠藤さん「いやいやいや、どう考えたって僕でしょ?」
観客笑。
水木さん、堀江さん、影山さんを見送り遠藤さんお一人に。
遠藤さん「このステージで歌いはじめです。そいじゃあ"ガガガ初め"させてもらっていいですかぁあー?」
23:勇者王誕生!/遠藤正明
24:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ
25:紅三四郎/堀江美都子
-MC-
ゲストコーナーの先陣は遠藤さんによる「ゴォォオルディオンハンマァアアアアア!!」アニメ「勇者王ガオガイガー」よりオープニング。
水木さんの雄叫びの正統後継的な快活な台詞の投げ込みが評価の高い遠藤さん。笑顔で観客を盛り上げながらパワフルに歌われました。
続いては遠藤さんに「にーさーん」と呼びこまれ、影山さんが登場され「スパーァキン!」アニメ「DRAGON BALL Z」より初代オープニング。
「オレもSparking! 初めしちゃっていいっすか!?」と言われた影山さんは盤石の元気さで歌われながら観客を魅了されていました。
影山さんに「ねーさん! 堀江美都子さんです!!」と呼びこまれ、堀江さんが登場され「ヤァ!」アニメ「紅三四郎」より二代目オープニング。
デビュー50周年を迎えられる年に、ご自身のアニメソングデビュー曲から歌い初めをされた堀江さんのしなやかな歌いぶりに
観客もコーラスの皆さんと一緒になって合いの手や追いかけをしておりました。
・水木さんが合流され堀江さんとトーク。
・水木さん「さっきの話思い出しましたよ」
堀江さん「思い出しちゃったの?」
観客笑。
水木さん「『1000曲ライブ』が終わった後、みんな疲れてるのにオレだけ元気でみんなにお酒注いでまわってたんだよ」
堀江さん「それが今も変わらず元気ですもんね。みんな、ついてくんだよー?」
観客拍手。
26:今がその時だ/水木一郎
-MC-
27:マジンカイザーのテーマ/水木一郎
-MC-
堀江さんを見送って「チェンジ! ゲッタァアアアア!」アニメ「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」初代オープニング。
聞く度に背筋が正される本曲は、テレビサイズ版に「チェンジゲッター」の雄叫びが盛り込まれており、
今回もここぞという所で水木さんは観客と一緒になって雄叫びを披露されました。
続いては真・ゲッターロボからマジンカイザーへ。「カイザァアアアアア!」OVA「マジンカイザー」より挿入歌。
ダイナミックな楽曲を水木さんが鬼気迫る様に歌われる本曲は、ライブで体感するとその迫力にただただ圧倒されます。
・水木さん「昨日、今日と二日間ありがとうございました。来年は……たぶん一日かな?」
観客「ぇぇえええええええ」
水木さん「やりたかったことが今年やれたんで来年は……昼間から夜までやってみるのはどうかな?」
観客拍手。
水木さん「今回歌っていない曲をメインにして。タイトルは『水木一郎バースデーライブ2020 エトセトラ』ってのはどうかな?」
28:ダッシュ! マシンハヤブサ/水木一郎
本編のラストは「ダァッシュダァッシュ!」アニメ「マシンハヤブサ」よりオープニング。
疾走感の塊のような曲調を、序盤は凛々しく、後半は情熱的に力いっぱい歌われる水木さんが印象的でした。
-アンコール-
-MC-
水木さんをはじめバンドやホーン隊、コーラスの皆さんが退場されると、拍手がアンコールを表す手拍子に変わり、
しばらくすると水木さんがお一人でご登場。挨拶をされている間に演奏陣、コーラスの皆さんがスタンバイ。
・ここで演奏陣、コーラスの皆さんを水木さんがお一人づつご紹介。
・水木さん「バンド、コーラスのみんなも長い付き合いになりましたね。彼らがいると安心しますよ。
ではアンコールにお応えしてみんなで一緒に雄叫びしましょう『おれはグレートマジンガー』!!」
29:おれはグレートマジンガー/水木一郎
-MC-
アンコールは流れるようにはじまった「ダダッツダァアア!」アニメ「グレートマジンガー」オープニングから。
軽快なロックに乗せた頼もしい水木さんの歌声が魅力的な本曲は、水木さんの雄叫びの代表格ともいえるだけに大盛り上がりでした。
・ここで水木さんが来場されていた渡辺宙明先生をご紹介。
・水木さん「先生にはまだまだ曲を書いて頂きたいですね。串田君に是非バラードを作ってあげてください」
観客笑。
※この日の前日の「バラードSP」で串田さんが「元気なバラードが歌いたい」とお話されていました。
・水木さん「昨日は歌えなかったんですけどね、宙明先生が作られたバラードでいい歌があるんですよ。
父を思った『誓い』っていう曲(特撮「獣拳戦隊ゲキレンジャー」挿入歌)なんですけどね。……それはまた"近い"うちにに」
観客笑。
・ここでゲストの堀江さん、影山さん、遠藤さんを水木さんが「さん付け」で呼びこまれました。
・2018年に行われたライブ「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」で
プレゼントされた堀江さん、遠藤さん作詞、影山さん作曲のデビュー50周年記念曲「ハピネス」制作裏話。
・影山さん「あの曲はね、曲先なんすよ。堀江さんと色々話してモチーフをもらって」
堀江さん「そうなの。同じ時代を一緒に過ごした私だけの視点じゃなく、後輩からの視点の歌詞も欲しくて。
そしたら遠ちゃんが良い歌詞を書くから一緒につくって、いいトコどりで作りました」
水木さん「『ハピネス』っていうタイトルはどっちが作ったの?」
遠藤さん「それはねえさんですね」
堀江さん「でもね、カタカナにしようっていったのは遠ちゃんなの」
遠藤さん「あの、読めないかなって思って」
観客笑。
影山さん「何? アニキが? ひどいなアイツ~」
遠藤さん「違いますよぉ、小さい子がですー」
・ライブ「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」サプライズの裏側。
・水木さん「あの時は35人の後輩達が来てくれてたんだよね。オレに内緒で」
遠藤さん「アニキ、この話する時いつも35人っていうけど36人ですよ」
影山さん「誰? 忘れられてる人誰よ?」
堀江さん「この前は38人って言ってたでしょ?」
影山さん「増えたり減ったりやなぁ」
観客笑。
・総勢36人が二つの楽屋で潜むのは狭い。オーラを消すのが大変。スタッフさんに「うるさい」って怒られる。
・遠藤さん「最悪ボクは見つかってもアニキなら『あぁ来たんだな』って思ってくれるかなって」
水木さん「そうね。遠ちゃんは来てくれても不思議じゃないよね。影ちゃんも不思議じゃないし」
影山さん「だぁってオレ、ゲストだったじゃん! 一緒に歌ったじゃん!」
観客笑。
影山さん「わかった! 忘れられてた一人って、オレじゃね!?」
観客笑。
30:ハピネス/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ 遠藤正明
-MC-
バースデーライブ二日目「雄叫びSP」のラストを飾るのは堀江さん、影山さん、遠藤さんと一緒にデビュー50周年記念曲「ハピネス」。
水木さん、堀江さん、影山さん、遠藤さん全員がそれぞれに目配せをされながらコーラスも担当されていたのも印象的でしたが、
メインを水木さんが歌われる中、堀江さん、影山さん、遠藤さんそれぞれにもソロパートが設けられていて、
それぞれのソロパートの歌詞が水木さんへ送られているメッセージの様に受け止められて感じ入るものがありました。
・演奏陣、コーラスの皆さんもステージ前方に集合され、ここで水木さんの提案で出演者と観客全員で一緒に記念撮影。
客席に背を向け写真撮影をしようとした所、最前列の観客が隠れてしまう為、出演者の皆さんがほぼ床に伏せた姿勢に。
・影山さん「もう、これ、ほふく前進じゃないっすか」
水木さん「オレ、今日メインなのにほふく前進だよ。まぁこういうのがあってもいいっか」
・水木さん「遠ちゃん、そんなに近くにいると襲うよォ」
遠藤さん「え、なんすか、正月早々」
観客笑。
・水木さんの美尻自慢。
31:三本締めZ/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ 遠藤正明 平山佳代子 杉山小絵子 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一
松尾洋一 吉岡満則 岩田"GUNTA"康彦 松原ひろし Akuzawa KENITO Ozaki Chouemon
閉演BGM:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~ (カラオケ)
写真撮影が終了すると、出演者全員が一列に並び、水木さんのマイクを通さないご挨拶の後、縁起のいい「三本締めZ」。
「三本締めZ」が終わると「マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~」のカラオケが流れ出し、
水木さんの挨拶の途中で幕が勢いよく下りていき、幕が下りきる直前に水木さんが「愛してるゼェエエエエエッ!」と雄叫ばれ
「水木一郎 バースデーライブ2019 ~Just My Life~ 雄叫びSP」は終演となりました。
初の試みという雄叫びのみで構成された今回の「雄叫びSP」。
水木さんによる様々な雄叫びを堪能できた他、今回は例年に比べて客席にマイクを向ける機会が多く思え、
観客も水木さんと一緒になって歌い、雄叫ぶ参加型のライブの様に感じ、ライブならではの一体感も味わえました。
前日に三時間30曲近くを歌われたと思えないパワフルさで歌われるご様子は、強靭な喉をお持ちだとしても脱帽。
また、雄叫びにスポットを当てた事で、ここ長らくフルサイズで聞く事ができなかった楽曲が多く披露されたのもとても嬉しかったです。
水木さんお誕生日おめでとうございます。
補足
・会場に向かうロビーには前日と同じく森口博子さん、中川翔子さん、ボイジャーのお二人や
NHK-FM「アニソンアカデミー」など様々な方面から贈られた祝花が飾られていました。
・更に当日はJAM Projectのみなさんや、影山さん、遠藤さんらが所属する音楽事務所である
ハイウェイスターのアーティスト一同からのお花も追加されていました。
・水木さん「バラードって歌う方もそうですけど、聞いている方も結構神経を使うんですよね。
昨日は気持ちと気持ちで通じ合う感じでしたけど、今日は一緒になって盛り上がっていく感じですね」
・水木さん「『仮面ライダー』当時、ボクは後楽園ゆうえんちで『仮面ライダーショー』の司会のおにいさんをしてましたね。
でもまだ主題歌は歌ってなかったので子門真人さん、当時は藤浩一さんのマネをして♪せぇまるぅショッカーって歌ってました」
・「カゲスター」を歌うと影山さんを思い出す水木さん。
水木さん「影ちゃんが最初にアニソン歌った時は『KAGE』だったっていうのもあるのかなぁ」
・水木さん「声優って難しくてゴールドの時は囁く感じでもよかったんですけど、他の役の時はダメですね。どうも下手になっちゃう」
・「たたかえ!! シージェッター海斗」では松尾さんがステージ前方に登場されギターソロを披露されました。
・水木さん「アニソンって歌詞をはっきり歌わなきゃいけないから歌詞を間違えたらすぐわかるんだよね」
観客笑。
水木さん「ごまかせないんだよね。まぁ、ライブはナマモノだからね。今日のバージョンという事で」
・途中から水木さんの50周年記念グッズのバンダナを首に巻かれていたKENITOさん。
・水木さんが一月、影山さんが二月、堀江さんが三月とお誕生日が続き、遠藤さんは八月。
水木さん「なんか遠いなぁ」
堀江さん「離れてるねー」
影山さん「半年は無ぇなぁ」
遠藤さん「そんな。苦情はオレの両親に言ってくださいよー」
観客笑。
遠藤さん「でもゲーテと同じなんですよ。八月二十八日。"はにわ"の日ですよー」
水木さん「あらあらあら。すごいわねー」
遠藤さん「すごいわねって」
観客笑。
・お正月に見たテレビで80代の人間国宝の方々がお琴を演奏されているのを見て驚かれた堀江さん。
水木さん「宙明先生も93歳で元気だしね。我々も負けてられませんよ」
堀江さん「いやぁーあたしはむりだなー」
・水木さん「オレ、アニソン界でチューした事あるの遠ちゃんだけだからね」
影山さん「えっ。そんな事をしたんすか?」
水木さん「二回も。遠ちゃんが顔を近づけるから『あぁそう?』ってチューしちゃったんだよ」
観客笑。