2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎 バースデーライブ2019 ~Just My Life~ バラードSP
19.1.5 よみうり大手町ホール
出演/水木一郎
ゲスト/串田アキラ 森口博子
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/G.松尾洋一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし
Z旗horns(Tr.Akuzawa Tr.KENITO Tb.Ozaki Sax&Fl&Ob.Chouemon) Pi.貴日ワタリ
アニメソング界の"アニキ"として、男性アニメソング歌手の象徴として業界を牽引し続ける水木一郎さん。
2018年8月にデビュー50周年を迎えられ、50周年記念年間に入り、益々精力的にご活躍されている水木さんは
毎年ご自身の誕生日である1月7日近辺にバースデーライブ開催されています。
2019年のバースデーライブは50周年記念アルバム「Just My Life」と同じタイトルを冠し、前年に引き続いての二日間開催となりました。
前回の2018年の二日間は、水木さんの楽曲を凝縮した「アニキSP」と、
「マジンガーZ」シリーズの楽曲のみで構成された「マジンガーSP」でしたが、
今回の一日目は水木さんの1500を越える持ち歌の中からバラードにスポットを当てた「バラードSP」。
スタンダード・ジャズを源流とされる水木さんの真骨頂とも称されるバラードをたっぷり聞く事が出来るライブというだけではなく、
ゲストに串田アキラさんと森口博子さんがご出演という事で、とても楽しみにしておりました。
会場はここ数年のバースデーライブが開催されているよみうり大手町ホール。
会場内に入ると舞台上には幕が下りており、ステージの中はわからないようになっていました。
開演時間になると、客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、いよいよ開演です。
01:わが友マジンガーZ/水木一郎
-MC-
「バラードSP」の一曲目は、アニメ「マジンガーZ」より「わが友マジンガーZ」。
水木さんの歌声に貴日さんの演奏による鍵盤ハーモニカが合わさり、哀しげな曲の世界観を一層際立たせる中、
曲中の「赤く染めて」や「血に染めて」では歌詞に合わせて照明が真っ赤になったのも印象深かったです。
・まずは水木さんから新年のご挨拶。
・50年のキャリアの中でも全編バラードのライブは初めての試み。
・水木さん「全部バラードってはじめてなんですよ。皆さんどれだけ眠らずに起きていられるでしょうね」
観客笑。
・水木さん「アニメソングにはエンディングや挿入歌で素晴らしいバラードが沢山あります。
当時見ていた方は僕と一緒にあの頃を思い出しながら聞いて見てください。
作品を知らない方は『この歌はどんなヒーローの歌なんだろう』って想像しながら聞いてみてくださいね」
・飼っているウサギのハッピーと共にとても穏やかなお正月を過ごされたという水木さん。
02:グレートマジンガーのバラード/水木一郎
03:平和の戦士たち/水木一郎
04:父をもとめて/水木一郎
-MC-
ここからロボットアニメのバラードが続きます。まずはアニメ「グレートマジンガー」より「グレートマジンガーのバラード」。
曲の盛り上がりにつれて情熱的になっていく水木さんの歌声を堪能した後は、アニメ「ゲッターロボ」より「平和の戦士たち」。
久し振りに聞けて嬉しかった本曲。水木さんは終始静かに朗々と歌われており、じっくりと聞き入りました。
続くアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりエンディングでは、一転して穏やかにかつ、寂しげに歌われており、
カインズの皆さんのコーラスも合わさって会場内が暖かな雰囲気になっていました。
・水木さん「今歌った曲は海外でも人気で、特に『ボルテス』はフィリピンでは国民的人気でね。
安倍晋三首相が前の任期の時に奥様と一緒にフィリピンに外交に行かれた時、
奥様が現地の子供達の施設を訪れたそうで、そこの子供達が『日本の曲を歌います』って言って
てっきり『さくらさくら』とかかなと思っていたんですけど、歌ってくれたのが『父をもとめて』で。
そのニュースを見て『あぁアニメソングを歌っていて良かった』と思いました」
05:マジンカイザーのバラード/水木一郎
06:TORNADO/JAM Project featuring 水木一郎
-MC-
ゲーム「スーパーロボット大戦F 完結編」のオリジナルロボットとして登場し、様々な展開をみせた「マジンカイザー」が、
ラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内でラジオドラマ化された「マジンカイザー傳」より「マジンカイザーのバラード」。
"魔神皇帝"の哀愁と力強さを静かに綴られた歌詞を、水木さんならではの歌声で情感たっぷりに歌われました。
続いてOVA「マジンカイザー」より、水木さんがJAM Projectの一員として歌われたエンディング「TORNADO」。
カイザーと兜甲児君の関係を硬派に歌ったロックバラードを、情熱的に歌われる水木さんの迫力は圧巻でした。
・水木さん「アップテンポの曲よりもバラードの方がエネルギーを使うんですよ。だから今回は神経を使います。
今の若い子達は一曲歌うごとに水を飲むんですよね。そりゃあ今と昔じゃあ鍛え方が違いますからね。
オレはあんまり飲まない方なんだけど、さすがに今回は飲みますよ。"水"木だけに」
観客笑。
07:レーサーブルース/水木一郎
-MC-
08:ルパン三世愛のテーマ/水木一郎
-MC-
ここからはアニメソングのバラード。まずはアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」エンディング。
色っぽい水木さんの歌声と平山さんのスキャットで魅惑のひと時を味わった後は、アニメ「ルパン三世(新)」より二代目エンディング。
水木さんのバラードの代表曲ともいえる本曲は、ムードある楽曲と艶っぽい歌声に終始うっとりと聞き入っていました。
・水木さん「乾燥しているのか、どうも今日は歌ってて咳が出そうになっちゃってね。
先輩のささきいさおさんに『お前ももうすぐ咳きこむようになるぞ』って脅されるんですよ
ウチの女房も歌手でしたし年上なので『あなたも近いうちに声が詰まるようになるわよ』って暗示かけられるんですよ」
観客笑。
・水木さん「いつもの僕のライブやイベントってメドレーが多いんですけど、今日は全曲フルコーラスです」
観客拍手。
水木さん「やるまではわからなかったけど、結構バテるもんですね。やらなきゃよかったなぁ」
観客笑。
09:キャプテンハーロック/水木一郎
10:ハーロックのバラード/水木一郎
11:愛のエレジー/水木一郎
-MC-
続いてはアニメ「キャプテンハーロック」シリーズの楽曲群から、まずは「キャプテンハーロック」オープニング。
壮大な楽曲を水木さんが凛々しく歌われ、続いてはアニメ「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」よりエンディング。
水木さんの伸びやかな歌声を堪能した後は、同じく「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」より「愛のエレジー」。
Chouemonさんのオーボエが物悲しさを誘う中、水木さんは歌詞の世界感を情感たっぷりに歌われていました。
・水木さん「僕が好きなアルバムは平尾正晃先生の『ハーロック』のアルバムと渡辺宙明先生の『マジンガーZ』のアルバムですね。
『むかしむかし』とか良い曲はいっぱいあって歌いたかったんですけど、スタッフが『多い』と」
観客笑。
水木さん「もし皆さんが眠らなかったら、またいつかバラードだけのライブもやってみたいですね」
12:北の狼南の虎/水木一郎
13:かあさんの灯/水木一郎
前半のラストはアニメ「野球狂の詩」の楽曲群から、エピソード「北の狼 南の虎」編よりオープニング。
静かながらも力のこもった迫力の歌声を披露された後は、三代目エンディング「かあさんの灯」。
母を思う青年の思いの強さと一種の照れを、優しく暖かに歌われる水木さんの穏やかな表情が印象的でした。
~休憩~
水木さんに拍手が贈られる中、緞帳が勢いよく下がり、第一部が終了。約15分間の休憩時間が設けられました。
休憩時間が終わると客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、緞帳が上がりながら第二部のスタートです。
14:ムーへ飛べ/水木一郎
15:信じるかい/水木一郎
-MC-
第二部はアニメ「ムーの白鯨」よりオープニングとエンディングからスタート。緞帳が上がると共にイントロが奏でられた
「ムーへ飛べ」は、水木さんのバラードの中でも人気の高い楽曲で、優しく包容力のある歌声をじっくり堪能。
続く「信じるかい」では物悲しさをはらんだ歌詞を静かに切々と歌われており、好対照の魅力でございました。
・「ムーの白鯨」は水木さんご自身も歌っていて勇気づけられる曲が多い。
・水木さん「次の曲はコミックのイメージソングでゴールデンディスク賞とゴールデンLPテープ賞を頂きました。
歌が良かったのか、作品が良かったのか、歌手が良かったのか、全部が良かったのかはわからないんですけど、
昔は『お前じゃ無くて作品が良かっただけだよ』って言われたんですけど、その言葉を肥やしにして頑張りましたね」
16:ロマンティック・アゲイン/水木一郎
-MC-
水木さんの楽曲の中でも大人の空気が漂う楽曲の代表格である漫画「エロイカより愛をこめて」よりイメージソング。
アーバンな曲調をスマートな歌声でムードたっぷりに歌われ、終始うっとりとして聞き入っておりました。
・水木さん「10代の頃からジャズが大好きでね。自分がまさかアニソンでここまでこれるとは思わなかったので、
いつかジャズだけでライブをやりたいと思ってましたけど、『まあいいかジャズは年取ったらで』て言ってたんです。
そしたらマネージャーに『もう十分年ですよ』って言われました」
観客笑。
・水木さん「続いては特撮のバラードを行ってみましょうか。男の哀愁が込められた曲ばかりです。
三曲続けて聞いてもらおうと思います。まずはこの曲から」
17:ハカイダーの歌/水木一郎
18:男はひとり道をゆく/水木一郎
19:はるかなる愛にかけて/水木一郎
-MC-
ここからは特撮のバラード。まずは特撮「人造人間キカイダー」より、キカイダーの好敵手である至高のダークヒーロー・ハカイダーのテーマ。
ここでハカイダー。選曲の妙と前奏の颯爽とした不穏さ、水木さんの沸々とした情念を感じる歌声がたまらなかったです。
がらりと雰囲気が変わり、特撮「快傑ズバット」より、エンディングでは水木さんがアウトロ―ならではの孤高さを清々しく歌われ、
続く特撮「仮面ライダー(新)」の初代エンディングでは、きりりとした使命感を情感たっぷりに歌われていました。
・水木さん「さっきも言いましたけど『1000曲ライブ』から20年ですよ。あれから僕も皆も20年の年を重ねたんですねぇ」
観客笑。
水木さん「二日目の明け方かな? ちょっとトイレ休憩でステージを降りたら影山ヒロノブ君と遠藤正明君が来てくれてたんですよ。
『あーありがとう! ずっと見ててくれたんだね』って言ったら『いえ、さっき途中で抜けて温泉に入ってました』だって」
観客笑。
水木さん「あの二人は正直なんだよねぇ。言わなくてもいいのによォ」
観客笑。
水木さん「それでその時間帯に歌った歌がレコーディングや他のライブの中でも一番うまく歌えたんですよ。
欲望が全部そぎ落とされて、歌だけを純粋に歌えていたっていうんですかね。次はその時に歌った曲を歌ってみようと思います」
20:我が心のロゼッタ星/水木一郎
21:帰って来いよアンドロメロス/水木一郎
-MC-
特撮のバラード続いては特撮「炎の超人メガロマン」よりエンディング。久し振りに聞く事が出来ました。
希う様な水木さんの歌声や、随所の宇宙を思わせる音色が幻想的で、そのまま特撮「アンドロメロス」よりエンディングへ。
どこか郷愁を誘うようなしっとりとした曲調と、浪々とした水木さんの歌声がとても魅力的でした。
またステージの照明が「ロゼッタ星」では赤、「帰って来いよ」では緑と曲に合わせた色が意識的に的に取り入れらていた様に感じました。
・ここで水木さんがゲストの森口博子さんを呼び込まれ、お二人でトーク。
・森口さん「さすがアニキのファンの皆さん、拍手が熟練されてる。拍手にも歴史がありますね」
観客笑。
水木さん「ボクのファン、アニソンファンって暖かいんですよ。僕が何やっても怒らないもん」
観客笑。
・楽屋にいる間、都度都度で水木さんの言葉を金言としてメモる森口さん。
・森口さんは「ルパン三世愛のテーマ」や「ロマンティック・アゲイン」での水木さんのエロい歌い方が好き。
22:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
-MC-
水木さんを見送られ、森口さんが歌われたのは映画「機動戦士ガンダムF91」より主題歌「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」。
宇宙空間さながらにミラーボールが会場を彩る中、芯の強さを感じる透き通るような森口さんの歌声が会場を包みこみました。
・「うわー本物だわぁ」とつぶやきながら水木さんが合流。
・歌詞を間違えてしまった森口さん。
森口さん「昔は歌い終った後、ずっと引きずってたんですけど今は『大丈夫、誰も死にゃしない』と思うようになりましたね」
観客笑。
水木さん「前向きで良いよ。ライブだからね。人間だし間違えるよ。いさおさんは黙っちゃうし、オレなんか勝手に作っちゃうもん」
観客笑。
・森口さんが拍手で見送られ、続いて水木さんに呼びこまれて串田アキラさんがご登場。
・マイクを通さずに「うおぉーっすぅ! おたんじょうびっ、おめでとぉおおおおお」と水木さんにご挨拶された串田さん。
・串田さん「いつもは腕を出す衣装なんだけど、今日は長袖で来たよ」
水木さん「そうだよね。今日はバラードだから腕出して『キン肉マン』って訳にも行かないもんなぁ」
・水木さん「クッシーはバラードってどれくらいあるの?」
串田さん「片手で足りるくらいかなぁ?」
水木さん「じゃあ今回みたいな『バラードSP』って……」
串田さん「出来ないね。やるとしたら誰かの曲をカバーしなきゃね。イケイケどんどんばっかり」
水木さん「なんでだろうね。クッシーのバラードってすっげーいいのにね」
串田さん「大体オープニングとエンディングだとエンディングがバラードだったり、挿入歌でバラードがあったりするけど
おれ、ほっとんどないんだよね。なんでだろう。ガンガンいくのばっかり」
観客笑。
水木さん「クッシーはいい歌ばっかりもってんだよね。大ヒット曲ばかりだし。いつもステージ一緒になると羨ましいんだよね。
そんな中から今日歌ってもらうのは僕のリクエスト。バラードで大ヒット曲、名曲だもん」
23:星空のメッセージ/串田アキラ
-MC-
串田さんが水木さんを見送られて歌われたバラードは、特撮「宇宙刑事ギャバン」より、エンディング「星空のメッセージ」。
聞いている人を鼓舞してくれる串田さんのパワフルで優しい歌声は、いつ聞いても勇気づけられ、じっくりと噛みしめました。
・水木さんも合流され、お二人でトーク。
・この年は串田さんがデビュー50周年。
・水木さん「せっかくなんだからさ、渡辺宙明先生にバラード書いてもらいなよ」
串田さん「そうだよね。バラード欲しいね。しかも哀愁とかしんみりするんじゃなくて、バラードでも元気なやつ」
水木さん「いいよね。クッシーらしくてさ。50周年だからプレゼント考えないと。ガムとかキャラメルじゃ失礼だもんね」
串田さん「まぁ、それでもいいけどね」
観客笑。
水木さん「しかし君もこの世界長いよね」
串田さん「うん、長い」
水木さん「皆さんね。この人は日本の三大ソウルシンガーなんですよ。それをオレがライブハウスに通って口説いてさ。
やっと『スーパーヒーロー魂』に出てもらって。それからずっとこの世界に残ってもらえるようになったんだよ」
串田さん「そうだね。あれからステージにずっと立ててるもんね。あれから20年なんだよね」
・1999年のライブ「スーパーヒーロー魂'99 "見参"」の思い出。
・串田さん「一曲目は確か『宇宙刑事ギャバン』だったんだけど、いざステージに出て歌ってもおれの声が聞こえないの。
おかしいなと思ってふとマイクを見たら、マイクに『水木』って書いてあったんだよ」
観客笑。
水木さん「オレのマイクを間違えて渡されたんだ。そりゃ声出ないよ」
串田さん「そうなんだよね。でもお客さんが凄い勢いでみんな歌うんだよ。マイクが入ってないのがわからないくらいに」
・串田さんを見送って水木さんお一人に。
・東日本大震災を受けて生まれたヒーロー達のお話。
24:いつも未来が/水木一郎
-MC-
25:まほろばの群青/水木一郎
-MC-
東北六県のローカルヒーローの力を合体させたヒーロー「東北合神ミライガー」のテーマのカップリング曲「いつも未来が」。
広がりを感じるおおらかな水木さんの歌声とアップルパイのお二人による童謡風のコーラスに郷愁を刺激されます。
続いて石ノ森萬画館でしか見る事が出来ない映画「シージェッター海斗 特別編」より、劇中歌のカップリング「まほろばの群青」。
水木さんは父と子それぞれの視点で綴られた歌詞を、じっくりと歌詞を噛みしめるように重みのある歌声で披露されました。
・父親への思いを語る水木さん。
・水木さん「ラストはデビュー曲『君にささげる僕の歌』を歌うべきなんでしょうけど、あえて幻のデビュー曲を。
とても情熱的な曲で、もしかしたらこの曲でデビューしていたら天狗になってたかもね。当時は美少年でしたから」
観客笑。
水木さん「でも『君にささげる僕の歌』を歌ったからアニソンに出会えたわけですからね」
26:くちづけ/水木一郎
本編のラストは50周年記念アルバム「Just My Life」に収録されている幻のデビュー曲「くちづけ」。
情熱的に歌われていた水木さんは、キメどころでは跪いて手を差し伸べるパフォーマンスを披露されていました。
-アンコール-
水木さんをはじめバンドやホーン隊、コーラスの皆さんが退場されると、拍手がアンコールを表す手拍子に変わり、
しばらくした所で再びバンド、ホーン、コーラスの皆さんがそれぞれの位置にスタンバイされました。
27:明日に向かって走れ/水木一郎
-MC-
アンコール一曲目はアニメ「マシンハヤブサ」より、穏やかな夜明けを感じる「明日に向かって走れ」。
水木さんはアップルパイとカインズの皆さんの厚みのあるコーラスを従え、豊かな歌声で伸びやかに歌われていました。
・明日の「雄叫びSP」へ向けての思いを込めて「明日に向かって走れ」。
・ここで水木さんが、バンド、ホーン隊、コーラスの皆さんをご紹介。
・ガンタさんは岩田だから"GUNTA"というニックネームだという事を最近気づいた水木さん。
・当日はZ旗の頭目・高取ヒデアキさんもご来場。
・演奏陣の皆さんを紹介している際、ステージ上のプロンプターが早く進行するように促す点滅をして焦る水木さん。
その為か、アップルパイのお二人を合わせて「杉山佳代子」と紹介してしまった水木さん。
・全員紹介した所でゲストの串田さんと森口さんが水木さんに呼びこまれてご登場。
・水木さん「言いたい事がいっぱいあるんですけど、プロンプターがチカチカしちゃってるんですよ」
観客笑。
28:ハピネス/水木一郎 串田アキラ 森口博子
-MC-
バースデーライブ一日目「バラードSP」のラストを飾るのは、串田さんと森口さんと一緒にデビュー50周年記念曲「ハピネス」。
水木さんがメインに歌われる中、ゲストのお二人にもソロパートが設けられ、串田さんがグルーヴを感じる歌声で、
森口さんが晴れやかな歌声で歌われました。皆さんが終始笑顔で楽曲のタイトルや曲調通りの幸福感、
多幸感をしみじみと噛みしめられたステージでした。
・ここで水木さんが来場されていた渡辺宙明先生をご紹介。
・水木さん「宙明先生も93歳でお元気だし、アメリカのトニー・ベネットという歌手も92歳で現役なんですよ。
オレもまだまだ負けられないよね」
・更に水木さんの提案で出演者と観客全員で一緒に記念撮影。
カメラを指さす「Zポーズ」をやさしめに行って記念写真が撮影されました。
29:三本締めZ/水木一郎 串田アキラ 森口博子 平山佳代子 杉山小絵子 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一
松尾洋一 吉岡満則 岩田"GUNTA"康彦 松原ひろし Akuzawa KENITO Ozaki Chouemon
閉演BGM:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~ (カラオケ)
写真撮影が終了すると、最後に縁起のいい「三本締めZ」を出演者と観客全員で行われました。
「三本締めZ」が終わると「マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~」のカラオケが流れ出し
拍手の中、出演者の皆さんが続々と退場されていき、残った水木さんが「愛してるっ、ッゼェエエッ!」と決められ退場され、
「水木一郎 バースデーライブ2019 ~Just My Life~ バラードSP」は終演となりました。
初の試みというバラードのみで構成された今回の「バラードSP」。
哀愁漂うものから、暖かみを感じるもの、悲しいもの、穏やかなもの、優しいものなど様々なバラードを
奥深さを感じる豊かな表現で歌われ、バラードが水木さんの真骨頂とも称されることを改めて実感しました。
水木さんお誕生日おめでとうございます。
補足
・会場に向かうロビーには森口博子さん、中川翔子さん、ボイジャーのお二人や
NHK-FM「アニソンアカデミー」など様々な方面から贈られた祝花が飾られていました。
・水木さん「毎年お正月は『今年は頑張ろう』という思いが強かったんですけど、今年は歳を重ねるのが楽しくて。
みなさんとも毎年会えて、好きな歌も歌えるし。今年は一曲一曲の歌を楽しみながら一年を過ごしていこうと思います」
・「TORNADO」が歌われる際は後奏のピアノが省略される事が多かったのですが、今回は省略されず。
さらに間奏では松尾さんがステージ前方に登場されギターソロを披露されファンとしては嬉しい限りでした。
・生涯現役歌手を目指す水木さん。
水木さん「なるべく倒れないように。日々精進しております…………まぁ、ほとんど何もしてないんですけど」
観客笑。
水木さん「登山くらい。足腰が鍛えらますね。声は『24時間1000曲ライブ』をやれたって自信だありますからね。
今年であれから20年ですって。体は枯れても声は枯れないようにしたいね」
・水木さん「『北の狼南の虎』は双子の話で、オレも双子の父親なんですけど。あの作品では生まれてすぐに離れ離れになって
再会したのが甲子園だったというのがとてもドラマチックなんですよね」
・水木さん「格好良く『男はひとり道をゆく』って歌ってますけど、普段の僕はひとりじゃなにもできませんからね。
色んな人に支えてもらって日々を過ごしています」
・水木さん「歌を習っていた先生やアニソンを作っている作曲家の先生によく言われたんだけど
『アニソンは歌詞が大事だからはっきり歌いなさい。歌詞が伝わらないとアニソンじゃ無いよ』ってね」
・廃業寸前だったとある声優さんを勇気づけ再起させた「ムーへ飛べ」。
・水木さん「博子ちゃんにゲストに来てもらうのってダメもとだったんだよ。だって忙しい方だからさ」
森口さん「いやいやお正月は暇ですよ」
観客笑。
水木さん「そうなの? 年末年始ずっとテレビに出てたからさ、忙しいのかなって思ってたよ」
森口さん「あれは録画ですよ」
観客笑。
・観客から水木さんと串田さんのデュエットの提案。
水木さん「そうだよね。クッシーは宮内君(タカユキさん)とかMoJoとかと一緒に歌ってるけどオレとは無いよね」
串田さん「こんなに長く一緒にいるのにね」
観客「『マジトピア!』(※特撮「魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁」挿入歌)」
水木さん「ああ! でもアレはほら、もう一人、影山と三人だもんね?」
串田さん「そうだなぁ、影山は明日ゲストだもんね」
・水木さん「クッシーは一家に一台欲しいよね」
・水木さん「家に帰るまでがライブだからねー」