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340スズキ♪ presents 「歌祭59 ~橋本みゆきの巻~」 
18.11.29 Naked Loft

 

出演/橋本みゆき

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ 

 


読売新聞の記者として活動される傍ら、ご自身の特撮ヒーロー好きが高じて 
疑似政党「日本特撮党」の党首を自称されている鈴木美潮さん。

 

15年前より持ち前の企画力、行動力で特撮作品の様々な関係者を招いて

トーク&ライブイベント「祭」シリーズを開催されています。

 

特撮関係の俳優やスーツアクター、監督などをゲストとして招き、生い立ちを中心にしたトークと、 
トークになぞらえた様々な楽曲を歌ってもらう「祭」シリーズ。 
その中でも特撮やアニメの歌を歌われている歌手の方々を招き、 
リレー形式に開催されて行くのが「歌祭」シリーズです。

 

59回目を数える今回は、美郷あきさんからのバトンで橋本みゆきさんがご登場。

「歌祭」初登場となる橋本さんは、ゲーム「私立アキハバラ学園」のエンディングテーマ「LINK」でデビューされて以降、 
アニメソングはもちろん、様々なPCゲームの楽曲を歌われています。作詞作曲や楽曲提供もされていて、 
近頃、美郷さん、CooRieのrinoさん、yozuca*さんと共にボーカルユニット「M.A.R.Y. 4 TUNES」を結成される等、 
精力的に活動されており、この年、「祭」シリーズ同様にデビュー15周年を迎えられました。

 

「歌祭」は歌の祭りですが、基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。 
来場された方だけのお楽しみという事でご了承いただけましたら幸いです。

 

会場は新宿にある居酒屋形式のライブハウスNaked Loft。 
開演までの間は特撮作品のオープニングがテレビサイズなどでBGMとして流れていました。 
ステージ上にはトーク時用のテーブルと椅子、テーブルの上にマイクスタンドがあり、トーク用のマイクが設置。 
テーブルのすぐ横には譜面台が設置してありました。

 

当日は橋本さんにちなんだメニューとしてスペシャルカクテル「シンフォニック・みゆき」という名前で 
アルコール入りのカルピスサワー、ノンアルコールのカルピスソーダがそれぞれ販売されていました。

 

開演時間の少し前になるとNaked Loftのスタッフさんからお店の説明があり、 
ステージの壁面にスクリーンが張られ、今後のスケジュール告知映像が流されました。

映像を流し終えるとスタッフさんに呼びこまれて司会の美潮さんがご登場。 

年内の「祭」シリーズのお話や、早くも来年の12月までのスケジュールが決まっているお話、 
会場のNaked Loft等を手がけるロフトプロジェクトがこの年にオープンした新店舗ROCK CAFE LOFTより 
新しい企画の打診がかなりの頻度できているというお話等をされた後、 
美潮さんに呼びこまれていよいよ今回の主役、橋本みゆきさんのご登場です。

01:君が空だった (1C) 
-MC-

 

橋本さんが登場され歌われたのは美郷さんからのバトンという事でアニメ「舞-HiME」よりエンディング。 
ゆったりとした曲調をしなやかに歌われる橋本さん。後々の事を思うと実に穏やかな幕開けでございました。

 

・客席との距離の近さに緊張する橋本さん。 
・まずは橋本さん、美潮さんと「シンフォニック・みゆき」のアルコール入りでカンパイ。 
・今回の打ち合わせではじめてちゃんとお話したお二人。 
 美潮さん「まぁ、会って10分でムチャ振りしましたけどね」 
 橋本さん「美潮さんの話の引きだし方が上手いんですよね。話してすぐに『しまった!!』って思いました。 
     ノせられてしまいましたぁ。美潮マジックに」 
 美潮さん「まぁ一度言ったものは取り戻せませんからね」 
 観客笑。

 

・橋本さんは三人姉妹の長女。 
・妹を背負い投げした幼少期。 
・橋本さん「できるかなって思ったんですよね」 
・目立ちたがりだけど内気。 
・絵を描くのが好き。得意科目は図工や国語。 
・父親の方針でピアノとバレエを習う。 
・練習は嫌いだけど発表会は好き。 
・橋本さん「本番に強い方だったんですね、きっと」 
 美潮さん「じゃあ今日もきっと大丈夫ですよ」 
 観客笑。 
 橋本さん「話してるうちに美潮さんのハードルがどんどん上がって緊張するんですよ」 
 美潮さん「それが楽しみなんですよ」 
 橋本さん「私もドSって言われるんですけど、美潮さんはホンモノのドSですよ!」 
 観客笑。

 

02:私はピアノ (1C) 
-MC-

 

ピアノつながりでサザンオールスターズが発表し、後に高田みづえさんによってカバーされた「私はピアノ」。 
橋本さんは少し斜にかまえたような、陰のある歌い方でとても大人っぽい雰囲気でした。

 

・小学校ではバドミントンを習う。 
・美潮さん「じゃあ運動が得意だったんですか?」 
 橋本さん「やぁ、それが、私、疲れるのが嫌だったんですよ」 
 美潮さん「子供でしょ? そんな子供いるんですか?」  
・歌う事が自然な家族。 
・父親がギターを弾いたり、母親が歌が好きだったり、おじがアコーディオンを奏でたりと音楽好き一家。 
・歌の練習は好き。 
・美潮さん「ピアノは続けなかったんですか? 今日もキーボード用意できますよって言ったんですけど即断りましたよね」 
 橋本さん「指が疲れるんですねぇ」 
 観客笑。 
 美潮さん「ちなみに美郷あきちゃんはここでタンバリンを披露されましたよ。ぶつけて『痛っ』とか言いながら」   
 橋本さん「めちゃくちゃカワイイじゃないですか」 
 美潮さん「事前にちゃんと動画を見て練習したらしいんですけど、それがなぜかタンバリン芸人のゴンゾ―さんっていうね」  
 橋本さん「私、あきちゃん凄く知ってるんですけど、あきちゃんはどっかおかしいですよね」  
 観客笑。 
・不思議な不思議な美郷あき。

 

03:キャンディ キャンディ (1C) 
-MC-

 

母親が好きだったアニメの曲として橋本さんが歌われたのはアニメ「キャンディ・キャンディ」オープニング。 
橋本さんは序盤は一言一言をはっきりと弾むように、曲の盛り上がりに連れぐんとしなやかに歌われていました。

 

・「ねっ」を可愛らしく言うのがトラウマの橋本さん。  
・橋本さん「美潮さんって『ねっ』って可愛く歌えます?」 
 美潮さん「考えた事無いっすねぇ」 
・半ば強制的に美潮さんに「キャンディ キャンディ」の「ねっ」を含む一部を少し歌ってもらう。 
・美潮さん「序盤に仕掛けてくるとはやりますね。まぁ、やられたものは倍にして返しますからね」 
 橋本さん「……もしかしたら橋本、途中で体調不良により途中退場するかもしれません」 
 観客笑。 
・見ていた覚えのあるスーパー戦隊シリーズは「超電子バイオマン」、「電子戦隊デンジマン」。 
・美潮さん「打ち合わせの時にもう一つどうしても思い出せない戦隊があるって言ってましたね」 
 橋本さん「見てたって言うよりかは、本か何かで見たんですよね。確か、アメリカの人が……」 
 観客「あーー」  
 美潮さん「それを聞いた私は0.5秒で当てましたからね。『バトルフィーバーJ』と」  
 観客笑。

 

04:バトルフィーバーJ (1C) 
-MC-

 

話題に上がった所でスーパー戦隊シリーズより特撮「バトルフィーバーJ」よりオープニング。 
橋本さんは歌われながらも序盤から合いの手やコーラスを入れる観客に興味津々のご様子でしたが 
「バトルジャパン」からの合いの手を受けて思わず「すごい!」と口にされた後は 
ご自身の歌もそこそこに観客の勢いに圧倒されていた様子でした。

 

・感心しっぱなしの橋本さん。 
・橋本さん「皆さん、どんな戦隊でも……?」 
 美潮さん「そうですねー」 
・中学校では美術部ではなく吹奏楽部。 
・ユーフォニアムを担当。ひとりでやってもそんなに……。 
・同級生の兄経由でいろいろなバンドの曲を借りてバンドに傾倒していく。 
・美潮さん「ちなみにその頃ってCD?」 
 橋本さん「CDですね。あとMD」 
 美潮さん「………………そうですか」 
 観客笑。 
 橋本さん「あ、あとカセットテープ!」 
 美潮さん「……」 
 橋本さん「もちろんレコードもありましたよ……えっと、何回転でしたっけ?」 
 美潮さん「……」 
 観客笑。

05:MOON (1C) 
-MC-

 

橋本さんが当時聞いていて熱中していたバンドの中からレベッカの「MOON」。 
アンニュイでどこか緊張感漂う橋本さんの歌声に引き込まれる様であっという間でした。

 

・高校では運動部のキラキラに憧れて弓道部。 
・矢を弾いた時に髪が引っ掛かって断念。 
・軽音部の友人に誘われてバンド活動。ベースを演奏したり。 
・美潮さん「バンドでは昭和歌謡も披露されていたと」 
 橋本さん「……なんでこれ言っちゃったかなぁ」 
 美潮さん「たぶんファンの方もこの曲を歌うみゆきさんを初めて見ると思いますよ」 

06:狙いうち (1C) 
-MC-

 

当時バンドで歌われていた歌謡曲から、美潮さんのリクエストで山本リンダさんのヒット曲「狙いうち」。 
橋本さんは振り付けを交えて情熱的に歌われながら、観客にも「振り付けやって!」と扇動されておりました。

 

・美潮さん「いい選曲でしたよ。我ながら」 
 橋本さん「打ち合わせの時、他の曲もやってるって言ったんだけどなぁ」 
 美潮さん「聞こえなかったですよ。『狙いうち』一択でしょ?」  
 観客笑。 
・地理が苦手。ユニコーンの影響で広島と山形はお隣同士だと思いこむ。 
・美潮さん「高校のバンド活動中では長めの間奏が苦手だったとか?」 
 橋本さん「……なんでこれ言っちゃったかなぁ」 
 美潮さん「間奏では観客を楽しませる為にある事をされていたとか?」 
 橋本さん「長めの間奏って何をしたらいいかわからなくなるんですよね。だから…………手品を」 
 美潮さん「では前半の締めくくりにここで間奏長めの曲で手品をして頂きましょう」 
 橋本さん「鬼ーぃ!」 

 

07:ウィーアー!

 

前半の最後は所属事務所の先輩きただにひろしさんの代表曲であるアニメ「ONE PIECE」より初代オープニング。 
「やけくそです!」と言われた橋本さんは、一番は来るべき手品披露に緊張しながら歌われていましたが、 
長めの間奏になると読売新聞を用いた手品を見事成功させガッツポーズ。観客も拍手喝采でした。 
その後は歌詞になぞらえて身振り手振りされたり、一部では客席にマイクを向け観客に歌わせる場面もありました。

 

~休憩~ 
-MC-

 

・拍手の中、橋本さん、美潮さんが一旦退場され、前半が終了。ここから約15分間の休憩タイム。 
・休憩時間が終わると美潮さんが登場され、後半がスタート。 
・トーク中の美潮さんの眼に何かさらにムチャ振りをされるのではという疑心暗鬼が生じてきた橋本さん。 
・改めて「歌祭」の趣旨を説明。  
・お酒はたしなむ程度のお二人。 
・後半はビールでカンパイ。呑まなきゃやってられなくなる橋本さん。 
・一人でワインを三本空ける美潮さん。 
・親にあまり誉めてもらえず、目立つのが好きだけど自信がないので高校卒業後の進路も歌手を選べず。 
・大学では心理学部を専攻を目指す。ミステリーが好きなので。

 

08:Woman "Wの悲劇"より (1C) 
-MC-

 

橋本さんのミステリー好きという話を受けた美潮さんの選曲は、映画「Wの悲劇」より主演の薬師丸ひろ子さんが歌われた主題歌。 
ゆったりとした曲調を橋本さんは繊細な歌声で披露され、先程手品を披露された方とは別人の様でした。

 

・ミステリー好きだから心理学部という事は恥ずかしくて言えなかったものの、当時興味があった 
 同じ商品でも関東と関西でパッケージの色によって売り上げが異なるのはなんでだろう、その心理を学びたい。 
・塾の先生から「それは心理学じゃない。マーケティングだ」と言われて経営学部へ。でも違った。 
・広告関係の仕事をやってみる。でも違った。 
・早世してしまった妹から言われた一言に背中を押されて歌の道を志すように。 
・オーディション番組に出たり、ボイストレーニングをしたり、仮歌を歌ったり。 
・アルバイトの一環の仮歌レコーディングだと思って歌った曲がゲームの主題歌。気づいたらデビュー。 
・橋本さん「今思うと様子が変だったんですよね。仮歌なのにスタジオが広いし、いっぱい人いるし」  
・今まで知らなかった美少女ゲーム、大人向けのPCゲームの世界。 
・橋本さん「『これのテーマでデビューしたから』って渡されたのがゲームのパッケージだったんですよ。 
     凄く分厚いんですよね。辞書くらい。『可愛い女の子が沢山いるー』と思って裏返したら……」 
 観客笑。 
 橋本さん「絵にもモザイクってかかるんですね」 
 美潮さん「名言でました『絵にモザイク』」 
 観客笑。 
・アニメソング界の印象はクリーンでシンプル。音楽に集中できる素敵さ。 
・所属事務所の大先輩、影山ヒロノブさんと初めて会った時。 
 「わー! Sparking!! の人だー!」と握手してもらう。

・これまで歌ってきて印象的だったアニメソングはアニメ「ガンパレード・オーケストラ」のオープニング「Faze to love」。 
・橋本さん「それまで美少女ゲームやそれが原作のアニメとか、可愛い女の子が出てくるアニメを中心に歌ってきたんですけど、 
     『ガンパレード・オーケストラ』ってそういったものはまた違った作品だったんですよね」  
・アニメ「咲-Saki-」のオープニング「Glossy:MMM」はもちろん、作品も印象的。 
・橋本さん「可愛い女の子達が部活で麻雀をして青春だっていうのがとても新鮮だったんですよ。 
     それまで私の中で麻雀って言ったら『ざわ…ざわ…』だったんです」 
 観客笑。 
 美潮さん「なるほど。『ざわ…ざわ…』ですか」 
 橋本さん「そうなんです。こんな爽やかな麻雀があるのと。血も抜かれない」 
 観客笑。

09:時間の誘惑 (1C) 
-MC-

 

小さい頃に見ていて内容は覚えていないけどエンディングが印象的だったアニメソングという話から 
アニメ「ゴッドマジンガー」よりエンディング。はかなげな歌声を披露される橋本さんでしたが、 
サビ後半の「いま風になり」等の追いかけの部分を観客が行うと驚かれているご様子でした。

・「時間の誘惑」は当時「ドラえもん」等を好んで見ていただけに、曲の雰囲気が衝撃的だったとか。 
・小さい頃はカワイイ玩具を買ってもらえなかった。 
・三人姉妹なのに光って音が鳴るパトカーを買ってもらう。 
・アニメ「アルプスの少女ハイジ」のハイジの人形は買ってもらった記憶がある。 
・橋本さん「その人形って中がシャリシャリした手触りで、足が痺れる時の感覚に似てるんですよ。 
     だから足が痺れると『あ、足が動かなくなった。私も人形になっちゃう』って思ってましたね」 
 美潮さん「それは面白い感覚だね。まぁ、足が動かなくなるのはクララですけどね」 
 観客拍手。 

 

10:ルパンレンジャーVSパトレンジャー (1C) 
-MC-

 

パトカーの玩具を買ってもらったというお話から当時放送中のスーパー戦隊シリーズである 
特撮「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」オープニングを吉田達彦さんのパート入りのカラオケ。 
シャープで小気味よい歌声を披露される橋本さん。ラストのキメ所では吉田仁美さんと同じ振り付けをされていました。

 

・ボーカルユニット「M.A.R.Y. 4 TUNES」のお話。 
・10月に行われた橋本さんのアコースティックライブ「MIYUKI HASHIMOTO ACOUSTIC LIVE "みゆきの部屋"~from scratch~」に 
 ユニットでゲスト出演。トークに花が咲いて予定時間を大幅にオーバーする。 
・話していたのはほどんど橋本さんとリーダーのyozuca*さん。 
・美郷あきさんのマイペースぶりから放たれる爆弾発言に時間が止まる。 
・橋本さんも美潮さんの「祭」も15周年。美郷さんはこれから15周年。

・JR武蔵野線の話。 
・走行中の音がかなり大きいので歌ってみる。気づかれない様子なので音量を上げてみる。 
・どんどん歌声が大きくなる女子大生。 
・これから歌ってみたいジャンルは子供向け。 
・NHK「みんなのうた」が好き。 
・いつかは女児向けの作品を歌いたい。

 

11:We can!! HUGっと!プリキュア (1C) 
-MC-

 

子供向け女児向けの作品を歌いたいという事で、プリキュアシリーズから当時放送中のアニメ「HUGっと!プリキュア」よりオープニング。 
歌われる前に観客を見渡し「ちいさいおんなのこが見えます」と観客を和ませた橋本さんは、明るい曲調を弾む様に歌われ、 
時折オリジナルの宮本佳奈子さんを想起させる節回しもあり、それまでとはまた違った歌声を披露されていました。

 

プレゼント抽選会

 

ここで入場時に配られた番号札を用い、橋本さん自らがクジを引かれていくという形式のプレゼント抽選会。 
今回は橋本さんのライブグッズであるTシャツやサンダルの他、手品で使った読売新聞にサイン色紙を添えて。

お友達紹介

 

・次回の「歌祭」へバトンをつなぐべく、橋本さんがその場で生電話をする事に。 
・なかなか電話が繋がらなかったのですが、しばらくお話をする中で電話が繋がり、 
 次の主役は橋本さんと同じく声優の緒方恵美さん率いる「緒方会」に所属されている繋がりでAiRIさんがご登場。 
・橋本さん「ごめん、もう出演が決まってるのに言うのはあれだけど、大変だよ」 
 観客笑。 
 電話のAiRIさん「え、何するの?」 
 橋本さん「頑張って! 私にはそれしか言えない」 
 美潮さん「大丈夫ですよ。なんて事無いから」 
 橋本さん「笑顔の鬼が隣にいます」 
 観客笑。

 

12:秋色 
-MC- 
13:シンフォニック・ラブ 
-MC- 
14:Faze to love

 

ラストブロックは橋本さんが歌われた楽曲コーナー。まずはゲーム「秋色恋華」よりオープニング。 
せつなさを感じる歌詞と曲調と、好対照な橋本さんの明るめな歌声は晩秋の11月末にぴったりでした。 
続いて歌われたのはゲーム「ましろ色シンフォニー」より、今回のオリジナルカクテルの由来になったオープニング。 
橋本さんは観客の合いの手やコールを受けながら、テンポの良い楽曲をとてもポジティブに歌われていました。 
ご挨拶をされ、ラストに歌われたのはトークにも出てきたアニメ「ガンパレード・オーケストラ」よりオープニング。 
それまでの二曲とはまた雰囲気ががらりと変わり、シリアスな曲調とシャープな橋本さんの歌声が魅力的。 
ラストの曲というだけ観客による曲中序盤の「みゆき」コールや間奏のコーラスに勢いが感じられました。 
橋本さんはどの曲でも間奏部分で手品をする仕草をされつつ照れていらっしゃり、観客の笑いを誘っていました。

 

橋本さん「今日はた、た、楽しかったです。こんな風に人生を掘り下げられる事は今まで無かったですし、 
     他では出来ないようないい経験も沢山できました。でも『歌祭』って聞いたら若干トラウマになりそうです」 
観客笑。 
美潮さん「大丈夫。人生何があるかわからない。一寸先は闇!」 
橋本さん「闇じゃん!」 
美潮さん「闇を抜ければ光がある。トンネルを抜ければそこは雪国!」 
橋本さん「雪じゃん! 埋もれちゃう!」 
観客笑。

 

拍手の中、美潮さんが改めて橋本さんをご紹介。橋本さんが観客をハイタッチでお見送りする旨がアナウンスされ、 
スタッフさんが準備を進めていき340スズキ♪ presents 「歌祭59 ~橋本みゆきの巻~」は終演となりました。

橋本さんのステージは何度か拝見する機会に恵まれてきましたが、じっくりとお話を伺うのは初めて。 
ご自身が歌われたオリジナル曲をはじめとした色々な歌を様々な声の表情で歌われる凄みを感じながら、 
一方で手品の披露を皮切りに、トークでのムチャ振りに翻弄される中で疑心暗鬼が生じるほどに狼狽され、 
反撃を試みてみるも結局は美潮さんの手の中にいる感じは、これまでの「歌祭」シリーズにない趣を感じました。


 

補足

 

・リハーサルで「バトルフィーバーJ」のコーラスを歌うべきか合いの手を歌うべきかを 
 悩んで心配したという橋本さんとマネージャーさんに美潮さんが一言「ノープロブレム」。

 

・橋本さん「まさかの髪の毛があるっていうね。ヘルメットじゃない」 
 美潮さん「アレで髪の毛がなかったらミス・アメリカじゃないですもんね」

 

・橋本さん「こんなに緊張する『ウィーアー!』ありますぅ!?」

 

・♪今度会えたら話すつもりさ これがどれだけひどいかっ

 

・橋本さん「高校で弓道部をはじめたのは、他の競技だと中学からやってる人とかもいると思うんですけど、 
     弓道部ならみんなスタートが高校からで一緒じゃないのかなって思ったんですよ」 
 美潮さん「バドミントンと羽根つながりとかじゃなくて?」 
 橋本さん「!! それはじめて気づきました」 

 

・2019年に行われるレーベルの一大フェス「ランティス祭り」でも手品をしてほしい美潮さん。 
 美潮さん「お祭りにはぴったりじゃないですか?」 
 橋本さん「絶対却下されますから」 
 美潮さん「今度、ランティスの方と『ご飯食べよう』って話してるんで言っておきましょうか?」 
 観客笑。

 

・テーブルに置いてあった正方形のコースターをそういう付箋だと思っていた橋本さん。

 

・打ち合わせで当時の橋本さんの記憶だけを頼りに「ゴットマジンガー」にたどり着くまでが大変。 
 トラック的なものが変形した記憶があれど「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」じゃない。 
 ヒロインが異星人、異世界人だったような記憶があれど「闘将ダイモス」じゃない。

 

・美潮さん「そんな疑心暗鬼に怯えた表情で私や会場を見渡さなくてもいいんですよ」  
 橋本さん「なんでしょう。みなさんも、グルなんじゃないかって」 

 

・橋本さん「トークして歌ってってなんか『歌祭』ってミュージカルみたいですね」 
 美潮さん「まぁ、ミュージカルは呑みはしませんけどね。あと手品も」

 

・美潮さん「このイベント、はじめましての人でも特撮を歌ってもらい、踊ってもらいますからね」  
 橋本さん「……踊り?」 
 美潮さん「このイベントは毎回後半にはゲストの方に何かを踊ってもらうんですよ。 
     今回は踊りが無かった分、実はだいぶ優しいというか、我ながら手心を加えているんですよ」 
 橋本さん「………なんだろ、具合が悪くなってきた」 
 観客笑。

 

・当世引田天功さんがかつて朝風まり時代に行っていた「マジックをする歌手」というポジションが開いているので 
 橋本さんにそのポジションを狙うように強く勧める美潮さん。

 

・美潮さん「どうですか? もう間奏で手品をしなければ気が済まない体になったんじゃないですか?」 
 橋本さん「なんか強迫観念にかられるといいますか……頑張って『ランティス祭』までにカッコよくならなくては」 
 美潮さん「それで『ランティス祭り』当日にお客さんが客席から新聞を差しだしてきたらどうします?」 
 橋本さん「………………鬼ーぃ!」 
 観客笑。 
 美潮さん「でも元々はご自身が学生時代にやっていたのが呼び戻されたんでしょ?」 
 橋本さん「マジシャンとしてのォ!?」

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