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ささきいさお アニソンLIVE2018 【第2部】~タツノコ・宇宙ヒーロー編~  
18.10.13 Asakusa Gold Sounds

出演/ささきいさお

 

司会/ショッカーO野 
  
演奏/カラオケ

 


アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌をはじめとして数多くのアニメ、特撮の歌を歌われてきたささきいさおさん。 
毎年ライブやファンとのカラオケ大会などさまざまなイベントを開催されてきましたが、 
今回はショッカーO野さんを司会に迎え、昼夜二回公演のソロライブが催されました。 

第一部はいさおさんがうたわれてきた楽曲の中からロボットアニメ作品、特撮作品の楽曲を、 
第二部はタツノコプロ作品や宇宙を題材とした作品をそれぞれピックアップした内容ということで、 
いさおさんの楽曲をたっぷりと味わえるのをとても楽しみにしていました。

今回は「【第2部】~タツノコ・宇宙ヒーロー編~」のレポートです。

 

会場は2017年にそれまであったライブハウスからリニューアルオープンしたばかりのAsakusa Gold Sounds。 
入場するとバーカウンターやグッズ販売ブースが設置されたロビーがあり、 
その先にガラス張りの壁を隔てた先にホールがあるというライブハウスです。

 

ステージ上にはいさおさんとショッカーさん用の椅子が二脚とショッカーさん側にマイクスタンドが一本設置されていました。 
Asakusa Gold Soundsは公式サイトによるとスタンディングでは250人、椅子では60人規模の収容人数という事ですが、 
今回は前方に指定席の椅子が数列設けられ、その後ろはスタンディングに分かれている形式でしたので、 
収容人数は全部で100数十人といった印象。コンパクトな規模だけにステージと客席の距離が非常に近かったです。

 

-MC-

 

開演時間になるとそれまで流れていたBGMが大きくなり、客席が暗くなると司会のショッカーさんがご登場。 
ショッカーさんはこの年の8月にアキレス腱を断裂され、9月に入院、手術をされ、 
当時は目下リハビリ中でこの時も松葉杖をついてのご登場でした。

 

ショッカーさん「ようこそいらっしゃいました。ちなみに昼に行われた【第1部】からではなく、 
        今回の【第2部】からいらっしゃった方? ……それほどいませんね。じゃあこの状況の詳しくはブログを見てくださーい」 
観客笑。 
ショッカーさん「【第1部】ではささきいさお御大のロボットや特撮ヒーローを歌をお届けしました。 
        【第2部】では御大のアニメシンガーとしての原点ともいえるタツノコプロ作品と宇宙を舞台にした作品をお届けします。 
        それではさっそくはじめたいとおもいます。『ささきいさお アニソンLIVE2018 【第2部】』開演です!!」 
観客拍手


「たった一つの命を捨てて 生まれ変わった不死身の体 鉄の悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる!!」 
 

01:たたかえ! キャシャーン 
-MC-

 

いさおさんによる生ナレーションからアニメ「新造人間キャシャーン」よりオープニングのイントロと共にいさおさんがご登場。 
赤いジャケット姿のいさおさんは疾走感の塊のような曲調を伸びやかに歌われ、ライブのスタートにぴったりの一幕でした。

 

・いさおさん「今日はお越しいただきありがとうございます。小さい会場だけど人が入っていなかったらどうしようと思ってましたけど、 
      どうやら今日はチケットは早い段階で完売という事なのでほっとしております」 
・いさおさん「出る前までショッカーと打ち合わせしてたんだけど、ステージ出たら全部わすれちゃったね」 
 ショッカーさん「打ち合わせって言ってもほとんど与太話でしたからね」 
 観客笑。 
・ショッカーさん「今歌っていただいた『キャシャーン』からいさおさんのアニメソングのキャリアがスタートしたという事ですが」 
 いさおさん「当時は30代だったんだけど、『アニメソング歌いませんか?』声をかけてもらったのが自分の人生を変えたんだよね」 
 ショッカーさん「やはりそこが転機だったんですね」 
 いさおさん「そうだね。あの頃は"天気"だったけど今は"曇り"だね」 
 観客笑。

 

02:おれは新造人間 
-MC-

 

いさおさんのジョークを軽く受け流してショッカーさんがご紹介されたのは、同じくアニメ「新造人間キャシャーン」よりエンディング。 
勇ましい管楽器と緊迫感を誘う弦楽器の中、じっくりと歌われるいさおさんでしたが、

三番の出だしを間違えてしまい早めに歌い出される場面も。

 

・いさおさん「歌い出すのがちょっと早かったねぇ。まあそれもライブの醍醐味かな?」 
 ショッカーさん「やっぱり普段歌っていないという事がわかりますよね。それだけレアな曲を歌ってもらったって事ですよ」 
・いさおさん「『キャシャーン』歌って次のシーズンに4作もアニメソングを歌えることになって、次はその中の一曲なんだけど、 
      これね、実は当時ステージと歌でほとんど歌わなかったんだよ。

      なんでかっていうと『破ぁああッ』って叫ぶから声が枯れちゃうの。 
      もう夏の野外で歌って、次のステージまでの間に冷たい水なんて飲んだら喉がひゃって絞まって歌えなくなっちゃうんだよね。 
      それがコワくてしばらく歌わなかったんだけど、歌ってくれ歌ってくれって声があって歌うようになったんだよ」

 

03:戦え! ポリマー 
-MC-

 

続いて歌われたのはアニメ「破裏拳ポリマー」より、いさおさんのパワフルな歌声が実に痛快なオープニング。 
二番終わりの「破ァッ! 裏ェ! 拳ェェン! ポリマー」はいさおさんと観客が一緒に。照明が真っ赤になっていたのが心憎かったです。

 

・当日のショッカーさんは「科学忍者隊ガッチャマン」のTシャツ姿。 
 ショッカーさん「ほらここにいさおさんが演じられたコンドルのジョーがいるでしょ?」 
 いさおさん「ぇえ? これ白鳥のジュンじゃないの? ショッカーが着てるからみんな太っちゃってるよぉ」 
 ショッカーさん「全部、みみずくの竜になっちゃったって? やかましいわっ!!」 
 観客笑。 
・いさおさん「やっぱり『ガッチャマン』が甦ってよかったのは、再婚相手が見つかったって事だね。ンフフフ」 
 ※いさおさんはアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」で共演された声優の上田みゆきさんと再婚されました。 
 ショッカーさん「実は今日も奥様と一緒にいらっしゃったんですけど、もうね、ラブラブ!」 
 観客「ひゅーぅ」 
 いさおさん「いやぁ、仕事先で何かあったら他の人に面倒掛けられないじゃない?」 
 ショッカーさん「もうね楽屋に一緒にいてね、ほほえましいったらないよ」 
 いさおさん「さっきはほほえましいなんて言わなかったじゃないか」 
 ショッカーさん「言えませんよ。そういうのはステージで言っちゃうんですよ」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「もうねラブラブなんですけど、さっき【第1部】で『闘将ダイモス』の話をしていたんですけど、 
        『エリカの声優さん誰でしたっけ?』って聞いたら『誰? 沢尻エリカ?』とかいってトボケるんですよー」 
 観客笑。 
 いさおさん「知ってるんだよ。だって請求書書くのオレだからね。『青二プロダクション殿 上田みゆき エリカ役』って」

 

04:われらガッチャマン 
-MC- 
05:ガッチャマンファイター 
-MC-

 

続いてのタツノコプロ作品は「科学忍者隊ガッチャマン」シリーズから、アニメ「科学忍者隊ガッチャマンⅡ」オープニング。 
曲中の「科学忍者隊出動せよ!」「ラジャー」という台詞はあらかじめカラオケに当時のいさおさんの声が入っている為、 
三番ではいさおさんが観客と一緒にコーラス部分の「♪ガッチャマーン ガッチャマーン」を歌われる珍しい場面もありました。 
ショッカーさんが当時「ガッチャマンテレビ隊員」だったというお話をされ、アニメ「ガッチャマンF」オープニングへ。 
いさおさんの軽快で勇ましい歌声が魅力的。後半の「ガッチャマーン」に応える様な観客の「ガッチャマーン」も勢いがありました。 

 

・いさおさん「『ガッチャマンⅡ』を作る時に森功至が大反対したんだけど大平透さんにたしなめられてたね」 
 ショッカーさん「あらら、大鷲の健が南部博士に怒られたんですか」 
 いさおさん「森功至も思う所あったんだろうね。しばらくしてパーティがあって森功至がGパンで来たんだけどまた大平透さんに怒られてた」 
 ショッカーさん「また南部博士に怒られたんですか」 
 観客笑。 
 いさおさん「やっぱりオレ達にとって大平さんって凄くコワい先輩だったんだよ。体も大きいし、凄くいい声でさ。 
      最初、はじまった時なんか口きけなかったもん。『ガッチャマン』ってアイキャッチがあるじゃない?」 
 ショッカーさん「♪パーパラパパッパッパパ ガッチャマンってやつですね」 
 いさおさん「そうそう。試しに全員が順番にやって、結局オレのが採用されたんだけど、それからだもんねちゃんと話せるようになったの」 
 ショッカーさん「『ハクション大魔王』の魔王なのにね」 
 観客笑。 
 いさおさん「オレ達にとっては『スーパーマン』のスーパーマン/クラーク・ケント役(ジョージ・リーヴス)が印象的でさ。響く良い声で憧れだったんだよね。 
      それが後年、自分がスーパーマン役(クリストファー・リーヴ)で、お父さん役が大平さんで共演した時は嬉しかったよ」 

・メロドラマに出演していたいさおさん、隣のスタジオで撮影中だった「ウルトラマン」を見学された事があるとか。 
・青島幸男さんが主演されたTBSドラマ「いまに見ておれ」で若き日のいさおさんを目撃したショッカーさん。 
・ショッカーさん「『ウルトラマン』といえば特撮ですけど、これはアニメなんですよね」 
 いさおさん「そうなんだよね。しかもこの曲の作詞って阿久悠先生なんだよね。先生って他にも『ウルトラマン』の作詞されてるよね」 
 ショッカーさん「『ウルトラマンタロウ』とかですね。息子さんのお名前が"タロウ"だそうで息子さんへの思いを込められたという話ですね」 
 いさおさん「この前、阿久悠先生のコンサートがあってね、息子さんが来てくださったんですよ。阿久悠先生のお孫さんも連れて。 
      ご挨拶したら、そのお孫さんに『素敵です』って言われちゃったよォ。ンフフフ」 
 観客笑。

 

06:ザ☆ウルトラマン 
-MC- 
07:スタージンガーの歌 
-MC-

 

ここからはタツノコプロ作品から宇宙を題材とした作品へ。まずはアニメ「ザ☆ウルトラマン」よりオープニング。 
明るい曲調といさおさんの爽やかな歌いぶりが素敵。間奏部分で早めに歌いだされてしまい、

ショッカーさんがタイミングを教えるという珍しい場面も。 「昨日カラオケ聞いていたのにすっかり忘れてなぁ」と

お話されてから続いてはアニメ「SF西遊記スタージンガー」よりオープニング。 
ロマンを感じる序盤からサビでのはつらつとしたいさおさんの歌声と観客との大合唱が実に楽しく心地よく。

久々に聞く事が出来嬉しうございました。

 

・「スタージンガー」で曲のテンポに会わせてじゃんけんをして遊んでいたいさおさん。 
 いさおさん「『行け行け飛雄馬』でも同じ事やったら歌詞が飛んじゃってねぇ。遊ぶもんでもないしね。ンフフフ」 
・宮川彬先生推奨の「宇宙戦艦ヤマト」レコーディング裏話。届いた譜面が間違っていた。 
・レコーディング当日に慌ててフラット記号を書きこむプロデューサー。 
 いさおさん「今フラット書きこんだってもう覚えちゃったから意味ないよね」 
 観客笑。 
・宮川泰先生「ささき君。誰が何と言おうとオレの言う通り歌ってくれ。哀愁とかは全部メロディに入ってる。とにかく元気に歌ってくれ」 
・いさおさん「やっぱり苦労したから今でも覚えてるよね。まるで『君が世』を歌うような感覚でさ。 
      自分の中では今思うともっとふくらませられたと思うけど、当時は夢中だったからね」

 

08:宇宙戦艦ヤマト 
-MC- 
09:真っ赤なスカーフ 
-MC-

 

いさおさんの代表曲中の代表曲といってもいいアニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりオープニングとエンディング。 
「宇宙戦艦ヤマト」は何度も生で聞く機会に恵まれた曲ながら、レコーディングの裏話を聞いた後に聞くと魅力を再確認した心地です。 
続く「真っ赤なスカーフ」は歌われる前にいさおさんがサビ部分における歌い方の難しさをお話された事もあり、 
いさおさんが一言一言に思いを込めて歌われている様に感じられ、こちらもじっくりと聞き入らせていただきました。

 

・いさおさん「面白いもので『宇宙戦艦ヤマト』『真っ赤なスカーフ』は何度も新しく歌ってるんだけど、 
      原曲と同じ様に譜面を起こしても、宮川泰先生と彬先生の親子でも違う印象になっていくんだよね。……もう時間無い?」 
 ショッカーさん「進行具合は普通です。そういっちゃうと変な方向に脱線しちゃいますからね」 
 いさおさん「大丈夫。オレ、水木と違ってちゃんと行き先決めて話すから」 
 観客笑。 
 いさおさん「アイツの場合、行き先決めないで話しだすからさ、どこ行くんだよってなっちゃう」

・ショッカーさん「次の曲は『宇宙戦艦ヤマト2』の曲ですね」 
 いさおさん「これ実は『宇宙戦艦ヤマト2』の為に作られたんじゃ無くて、別の時に作られた曲なんだよね(※)」 
 ショッカーさん「そうなんですよね」 
 ※映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の挿入歌として使用される予定だったそうです。 
 いさおさん「この曲もレコーディングに苦労してね。あんまりウマく抜ける感じの歌い方になら無くてね。 
      そしたら宮川泰先生が『大丈夫。コーラスをいれてアレンジでなんとかしとくからね』って言ってくれて。 
      やっぱり先生は天才だからさ、もう頭の中で完成版が出来てるんだよ。今聞くと良い曲だよね」

 

10:テレサよ永遠に 
-MC- 
11:ヤマト!! 新たなる旅立ち 
-MC-

 

続いてはアニメ「宇宙戦艦ヤマト2」エンディング。しっとりとした曲調と冒頭の「テーレサー」という女性コーラス、 
そしていさおさんのどこか物憂げな色っぽい歌いぶりはとても雰囲気があり、うっとりとして聞き入りました。 
ショッカーさんが「ヤマト」にまつわる思い出を話された後は、テレビスペシャル&映画「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」主題歌。 
ステージとの距離が近い会場だけに、いさおさんの荘厳で伸びやかな歌声の迫力を浴びる様に聞く事が出来、ただただ圧倒されました。

 

・ショッカーさん「続いては『銀河鉄道999』のコーナーになりますが、『999』といえば一大ブームになって映画にもなりましたね」 
 いさおさん「あの主題歌はあの主題歌でいいよね」 
 ショッカーさん「そうなんですよね。あの曲も軽快でワクワクするし大好きなんですけど、僕らはテレビ版を最初に見てますから。 
        ひな鳥は最初に見たものを親鳥と思う様に、やっぱりテレビ版の方が思い入れが強いですね」 
 いさおさん「やっぱり最初ってのはどれもそうだよね。吹替も最初にその役をやった人のイメージが強いもの」 
 ショッカーさん「かの野沢雅子さんもアニメで『怪物くん』の声をされた時言ってましたもん。

        『やっぱり怪物くんはチャコ(白石冬美さん)のものよ』って」 
 いさおさん「そうなんだ? マコさん(野沢雅子さん)は坊やの役が多いけど、

      海外ドラマの『ナイトライダー』かな? 女性役で共演した事があってね。 
      ちょっとハスキーな感じでなまめかしく演じられて、やっぱりすごいなあって思った事があるよ」

 

12:銀河鉄道999 
13:青い地球 
-MC-

 

アニメ「銀河鉄道999」よりオープニングとエンディングを連続で。「銀河鉄道999」ではミラーボールの光が彩る会場内は、 
いさおさんの優しくも少しせつない歌声もあって、さながらに宇宙空間のような心地でした。 
小休止しての「青い地球」では、穏やかでひろがりを感じるいさおさんの歌声に郷愁を誘われる思いで聞き入っていました。

 

・ショッカーさん「名残惜しいんですけれど、次の曲でラストです」 
 観客「ぇええええぇえええええええ」 
 いさおさん「ぇええーってオレもあと10曲くらい歌いたくなっちゃったよ」 
 観客拍手。 
 ショッカーさん「じゃあ、みなさん全員でマネージャーさんに交渉してみてください」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「まあ名残惜しさを感じながらの方が次回また来たいって思っていただけるんじゃないかと思います」

 

14:銀河鉄道は遥かなり

 

本編のラストはアニメ「銀河鉄道物語」よりオープニング。今回是非聞きたかった曲でした。期待感を煽るイントロから 
いさおさんが小気味よく歌われ、サビになるにしたがって躍動感あふれる歌声に変わり、締めに至るまで抜群に格好良かったです。

 

-アンコール- 
-MC-

 

・いさおさんがご挨拶をされて退場されると、ステージ上が暗くなり、観客からアンコールと手拍子がおこりました。 
・しばらくすると観客のアンコールに合いの手を入れながら、いさおさんのライブグッズのタオルとTシャツ姿のショッカーさんがご登場。 
・ショッカーさん「凄いですね。アンコールの揃いぶり。まるで練習したみたいですね」 
 観客笑。 
 【第1部】ではアンコールは手拍子のみで、ショッカーさんの言葉を受けて観客からすぐに「アンコール」がおこりました。

・ショッカーさんに呼びこまれ、観客の拍手の中、いさおさんがご登場。 
・いさおさん「張り切って歌ったら後半ちょっと声がひっくり返っちゃいましたけど、まあこれもライブですから、 
      レコードやCDとは違うというのも一種の醍醐味ですので、楽しんでいただけましたら幸いです」 
 ショッカーさん「いやいやいや今日は昼夜合わせて約30曲ですよ」 
 いさおさん「最初30曲って聞いた時はできるかどうか不安だったんだよね。もう70……ウン才だし」 
 ショッカーさん「そこでごまかしちゃうんですか」 
 観客笑。 
 いさおさん「76歳ね。でも自分より年上の加山雄三さんが元気に歌われてるのを見ると自分も頑張ろうって思えるよね」 
・2016年に行われた「ささきいさお デビュー55周年記念スペシャルライブ・アンコール」を収録した 
 DVD「ささきいさお デビュー55周年記念 スペシャルライブ」がこのライブの数週間後に発売されるお話。 
・いさおさん「徳光和夫さんはね、ロカビリーの頃からファンでね。オレが歌う前に前口上をつけてくれるんだよ」

 

15:宇宙戦艦ヤマト2202

 

「【第2部】~タツノコ・宇宙ヒーロー編~」ラストは当時放送中のアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」よりオープニング。 
オーケストラを一堂に集めて同時に録音されたというだけに、迫力を感じるカラオケに乗せて颯爽と歌われるいさおさんに 
観客も一緒になって歌う光景は、ライブのラストにぴったりの光景でした。


閉演BGM:今の向こうの今を

 

いさおさん「またお会いしましょう、ありがとうございました!」

拍手の中、ショッカーさんがいさおさんを紹介され、観客の拍手でいさおさんをお見送り。 
今後のライブのアナウンスがあり、ショッカーさんも退場され、 
「ささきいさお アニソンLIVE2018 【第2部】~タツノコ・宇宙ヒーロー編~」は終演となりました。

 

【第2部】も約1時間40分と短めの時間の中にタツノコ、宇宙とそれぞれオープニングだけではなくエンディングも聞ける嬉しさ。 
【第1部】と合わせると約30曲とボリュームたっぷりで、【第1部】【第2部】でいさおさんのベストアルバムの様なラインナップ。 
昼夜といさおさんのライブを楽しむ事が出来、とても距離の近い場所でいさおさんのステージを味わえた、

実に豪華な一日でした。

 


補足

 

・「キャシャーン」の主題歌を歌うきっかけになったのはアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」でコンドルのジョー役を演じたから。 
 いさおさん「ジョーさんって最初は台詞が『ベルク・カッツェの野郎っ』『バードミサイルをぶち込んでやるぜ』

      『クソックソゥ』くらいで段々人気が出てきちゃって、沢山しゃべらなきゃいけなくなってね。苦労しましたね。 
      一旦死んだのに『ヤマト』のブームを受けてじゃあもう一回『ガッチャマン』をやろうって事になったら

      生き返っちゃったんだよ。 
      夕陽を背に帰ってきてね。アニメやなんかで帰ってくる時ってのは、なんでだいたい夕陽なのかね?」 
 ショッカーさん「夕陽で帰ってくるといえば『巨人の星』の星飛雄馬もそうですからね。いさおさんって帰ってくる担当なんですかね?」 
 観客笑。 
 いさおさん「たぶんねロカビリーブームが終わって人気が無くなったけど『ヤマト』でまた芸能界に帰ってきたような印象なのかな? 
      『ヤマト』も海に沈んだ戦艦大和が甦る話だから、当時それにひっかけて『甦ったささきいさお』なんて言われてたんだよね」 
 ショッカーさん「まさに新造人間ですかね」 

・ショッカーさん「さっきの『キャシャーン』の最後の伸び。凄いですよね」 
 いさおさん「昔はもう一小節くらい伸びたんだけどね。今はあれ以上やると声が伸びずに自分が伸びちゃう。ンフフフ」 
 観客笑。

 

・いさおさん「『われらガッチャマン』の歌詞を最初に見た時はビックリしてね『まっているまっているガッチャマンはまっている』でしょ? 
      でもそれをちゃんとメロディに乗せてカッコよくしちゃうんだから、すぎやまこういち先生って凄いよね」

 

・いさおさん「オレがクリストファー・リーヴを演じたから『ロッキー』のシルヴェスター・スタローン役が出来なかったんだよ」 
 ショッカーさん「そうなんですか。いさおさんはテレビ版で『ロッキー』をやられてますけど、DVDとかだと羽佐間道夫さんですもんね」 
 いさおさん「テレビ朝日の日曜洋画劇場版では何本か『ロッキー』をやってたんだけど、別の局のプロデューサーが 
      『ささきは「スーパーマン」をやってるから「ロッキー」はやらせない』って言ってたんだって」

 

・CSムービープラスでいさおさんも吹替を担当された映画「ランボー」の吹替版全5種類一挙放送をたまたま見かけたいさおさん。 
 いさおさん「渡辺謙さんとかもやっててね。演じる人によって役の見方が違うから演じ方も違うし面白いよね。 
      玄田哲章なんかずるいよね。スタローンやったと思ったらアーノルド・シュワルツェネッガーをほとんどやってさ。 
      何かあると『 I'll be back』ってずっと言っててさ。困ったら『I'll be back』って言えばいいんだもん」 
 観客笑。

 

・いさおさん「『ウルトラマン』を歌う事になった時はやっぱり緊張したね。歴史あるシリーズの一員になるってのは責任を感じるからね」

 

・「ザ☆ウルトラマン」は古代進がデスラー総統になる画期的な作品。

 

・いさおさん「松本零士先生の絵柄って独特な歪みがあって、それが魅力なんだよね。 
      あれを今の技術でアニメにする事が出来ると、もっと味のあるものになるんだと思うんだよね」

 

・いさおさんが出演されているアサヒ緑効「緑効青汁」のCM。本来は放送終了予定でしたが、 
 アサヒ緑効の社長さんがアニメがお好きらしく、このライブ当時も期間が延長されて放送されていました。 

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