2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
KING SUPER LIVE 2018
18.9.24 東京ドーム
出演/蒼井翔太 鮎川麻弥 angela(atsuko KATSU) 板垣奏太郎 上坂すみれ 内田雄馬 小倉唯 can/goo(TAPIKO POM HIDE)
高橋洋子 林原めぐみ Prits(桑谷夏子 望月久代 小林由美子 水樹奈々) 保志総一朗
堀江由衣 水樹奈々 ミス・モノクローム 水瀬いのり 宮野真守 森口博子 (五十音順)
演奏/KING SUPER LIVE BAND(G.河合英嗣 Dr.髭白健 Ba.二家本亮介 Key.佐藤雄大 G.三沢崇篤)
G&Dr.KATSU can/goo(Key.TAPIKO G.POM Dr.HIDE) Ba.森口翔太
cherry boys(Dr.渡辺豊 G.北島健二 G.渡辺格 Ba.坂本竜太 Key.大平勉 Dr&Par.福長雅夫 Vio.門脇大輔) (登場順)
ダンサー/篠原沙織 MADORI SAKI KOZUE MAYU HASSE 岩熊俊介 FUMI TOSHI HIDE NOSUKE (登場順)
2015年に開催されたキングレコードの主催による初のアニメソングに特化した大規模ライブ「KING SUPER LIVE 2015」。通称キンスパ。
キングレコードのアニソン・声優部門であるスターチャイルドや、第三クリエイティブ本部所属のアーティストを中心に
かつてキングレコードに所属していたり、キングレコードから楽曲を発表されたアーティストの方々22組が出演され、
往年の楽曲から最新の楽曲まで幅広く披露されるだけでなく、その時だけのコラボレーションもあり、大いに盛り上がりました。
その後、スターチャイルドと第三クリエイティブ本部がキング・アミューズメント・クリエイティブ本部として統合。
2017年に開催された「KING SUPER LIVE 2017 TRINITY」では出演者を三名に絞り開催。
よりそれぞれの楽曲を深堀しつつ濃縮された内容で、こちらもまた違った盛り上がりだったそうです。
そして2018年、再び全体公演ともいえる大規模なライブ「KING SUPER LIVE 2018」が開催されました。
前回出演された方々はもちろん、この三年間でキングレコード所属になった方々も含め、総勢17組がご出演。
会場は前回のさいたまスーパーアリーナから規模を拡大して東京ドーム。
入場してまず目に入ったのは、超大型のモニターが中央と左右の三か所に設置してあった事と、
その合間にキングレコードのシンボルであるライオンに翼が生えた「有翼の獅子」の巨大な装飾が狛犬の様に左右に、
更に中央モニターの上部には有翼の獅子を王冠の左右にあしらった今回のライブのロゴの装飾が設けられていました。
ステージは左右に広く伸びており、中央には凸型の出っ張り、いわゆるデベソがあり、アリーナ席の中頃まで続いていました。
中頃にバンドのブースがあり、中央には前方ステージと後方ステージをつなぐ階段が中央のモニターすぐ前に設けられていました。
更にメインステージと対象側のアリーナ席後方には今回のライブロゴがあしらわれた巨大な幕が四方を囲み、何かを隠している様子。
全体的に黒と金を基調にしており、西洋の中世期を思わせる装飾が方々に設けられたステージで、落ち着いた雰囲気でした。
開演までの間はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」やアニメ「蒼穹のファフナー」など、
キングレコードが携わった作品の音楽の中からシンフォニックな趣のものが場内BGMとして流されていました。
開演時間からしばらく過ぎた頃、開演にあたっての諸注意がアナウンスが行われ、客席の照明がゆっくりと暗くなりいよいよ開演です。
00:SE
観客による期待の歓声がおこり、シンフォニックなオーバーチュアが流れる中、モニターには地球の自然の様々な風景が次々と映し出され、
途中、1シーンだけ東京ドームが映されました。アリーナ席後方の巨大な幕の囲みが取れるとサブステージが確認出来、
更にその近くには二台のライオン型の山車にそれぞれ乗ったangelaのお二人のお姿が。
01:Shangri-La/angela
02:全力☆Summer!/angela
-MC-
「KING SUPER LIVE 2018」のオープニングを飾るのはアニメ「蒼穹のファフナー」より、angelaの代表曲ともいえるオープニング。
原曲はとてもシリアスな印象ですが、ライブではコール&レスポンスや振り付けなどの観客が参加するポイントが要所で設けられており、
特に今回は曲の中盤でお二人が山車でアリーナ席の左右を移動メインステージに到着した後の観客3万人でのサビの大合唱は壮観でした。
余韻を残す間もなく演奏されたのは、アニメ「アホガール」よりatsukoさんの早口やコミカルな歌いぶりが楽しいオープニング。
KATSUさんは獲物をギターから太鼓の一種であるスルドに持ち替えられ、atsukoさんと共にデベソへと繰り出してのパフォーマンス。
前奏や間奏が原曲よりも長めになっており、観客が「ウッ! ハッ!」のコールを沢山入れる事が出来るライブならではの試みがされており、
特に間奏ではatsukoさんの指示で観客の半分が「ウッ!」、もう半分が「ハッ!」を担当し、コールが徐々に早くなるやりとりが行われました。
・atsukoさん「みなさーん、こーんにーちはー?」
観客「こーんにちはー!」
atsukoさん「……あれれーおかしいぞー。今日は3万7千人いるって聞いたのにー360人くらいの声しか聞こえないぞー」
観客笑。
atsukoさん「それじゃーもう一回ー。こーんにーちはー?」
観客「こーーーーーーーーんにーーーーーちはーーーーーーーー!」
atsukoさん「おぉ! 急に3万7千人に増えた!」
・KATSUさん「宇宙世紀……0079……諸君らの愛してくれたガルマ・ザビは死んだっ。なぁぜだっ!!」
観客「坊やだからさぁあああああああああああああ!!」
KATSUさん「……あれ? 370人くらいしかいない。なぜだぁっ!」
KATSUさん「立てよ国民!! キンスパの騎士たちよ!! ジィイイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「バラバラやないかいっ!! もう一回!! ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「あえて言おう!! KATSUであるとぉっ!!」
atsukoさん「自己紹介芸が長すぎ!!」
観客笑。
03:SURVIVE!/angela
04:POP TEAM EPIC/上坂すみれ
05:ヤバい○○/上坂すみれ
-MC-
「次が最後の曲になってしまいました」というatsukoさんの一声でKATSUさんがギターをかき鳴らされてはじまったのは、
映画「K SEVEN STORIES」よりオープニング。 先程までの賑やかで楽しいステージとは好対照に、
シリアスでハードな二の線のステージで観客をを盛り上げ、中盤からはatsukoさんが後方ステージへ移動。
中央モニターには炎の翼が映し出され、そのすぐ前のatsukoさんにさながら翼が生えているように見える仕組みになっていました。
angelaのお二人が退場されると、後方ステージに「今日も一日、キンスパ、がんばるぞーい!」と上坂すみれさんが登場され
アニメ「ポプテピピック」よりオープニング。 2018年の人気作にして問題作であるアニメのテーマだけに、
観客の盛り上がりも凄いもので、上坂さんの独特の歌いぶりと踊りも相まって不思議な高揚感でした。
続いて披露されたのはバラエティ「上坂すみれのヤバい○○」よりオープニング。
中央モニターには同番組のオープニングや名場面が再編集されたものが流れていました。
サビ部分後半は様々な「ヤバい」を上坂さんが色々な声色で歌わているのですが、
生で聞くと上坂さんの表情も合わさり圧巻でございました。
・上坂さん「Здравствуйте! ……あぁ、あの『なんだその暗号は?』って思う方もいらっしゃると思いますが、
私が巷で噂のロシアのスパイ、上坂すみれでーす! ちょっとお水をいただきたいのですが、
あぁ、angelaさんはどの水を飲まれたんだろう」
ステージの端に複数のペットボトルが置かれてた台が設置されていたのですが、ペットボトルには名前等がかかれていなかったご様子。
上坂さん「……水を飲んだのがatsukoさんかどうか、そ、それによって問題が……」
観客笑。
・上坂さん「あぁ、まだもう一曲あるんですよ。あの、日も高いうちなんですけど、下ネタ大好きっていう歌なんですけど」
観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおぉおお」
上坂さん「あ、皆さんも、あの、おっぱいとか好きでしょう? 私も最近好きになってきたんですよぉ。
あぁ、いいんですもう。日本の文化として誇っていきたいと」
06:Inner Urge/上坂すみれ
07:バニラソルト/ミス・モノクローム
08:PRESENTER/堀江由衣
09:YAHHO!!/堀江由衣
-MC-
上坂さんのソロコーナーラストはアニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」よりエンディング。
作中の下ネタテロ組織である「SOX」を上坂さんの扇動で3万7千人規模で連呼する様子は、なかなかにパンチの効いた光景でございました。
ステージが暗くなり、しばらくするとステージ中央とモニターにミス・モノクロームさんのお姿が映し出され、
歌われたのはアニメ「とらドラ!」より、ご自身の原案者である堀江由衣さんが歌われたエンディングのカバー。
ノリのイイ曲調を右手を基調とした小気味よいダンスを交え、完璧なパフォーマンスを披露される様子は新感覚でございました。
続いてステージの向かって右上空に風船付きのゴンドラに乗った堀江さんが登場されて歌われたのは、
アニメ「DOG DAYS」よりエンディング。 観客の多くが色を多彩に切り替えられるペンライト(所謂キングブレード)を持っており、
堀江さんが登場されると客席がピンク一色になっており、 さながら堀江さんがピンクの海の上をめぐる冒険をされているよう。
曲中盤にゴンドラから山車へ乗り換え移動しながらそのままオリジナル曲「YAHOO!!」。
演奏されたのはオリジナル版「YAHOO!!」なのですが、観客の声援や合いの手でアニメ「かなめも」エンディングの「かなめもver.」に。
・山車からメインステージに到着しながら堀江さんおひとりでトーク。
・堀江さん「先程は高い所から失礼しました。今回はゴンドラに乗って皆さまの近くで歌う事が出来て嬉しかったのですが、
私は昔から飛行機や高い所が苦手って言ってきたんですけど、何で今回ゴンドラに乗ったんだろう…」
観客笑。
堀江さん「私も水を飲みたいんですけど……どれがangelaさんと上坂さんが飲んだんですよね。どれだろう?」
観客笑。
堀江さん「あ、お水は美味しいです。大丈夫です」
堀江さんの左右にダンサーの方々がスタンバイ。
堀江さん「次の曲は久しぶりに歌います。一緒に歌っていただけると嬉しいです」
10:Love Destiny/堀江由衣
11:まぼろし/can/goo
12:Sakura Revolution/Prits
-MC-
イントロが流れるや観客大歓声。アニメ「シスター▼プリンセス」よりオープニング。手の表と裏を交互に見せる独特な振り付けが印象的。
ダンサーの方々を従え、メインステージからデベソへと移動されながら繊細な歌いぶりの堀江さんに観客も
「ほっちゃん」コールや合いの手を入れて盛り上げるていました。堀江さんがセリから退場されると、
少々のしっとりとしたピアノ演奏の後、続いてcan/gooの皆さんがメインステージにご登場。
アニメ「シスター・プリンセスRe Pure」よりオープニング。疾走感あふれる曲調とTAPIKOさんのせつなげな歌いぶりが独特の高揚感を誘い、
それまでの堀江さんのコーナーとはまた違った盛り上がりに。can/gooの皆さんの心地よいトリップ感の余韻が残る中、
モニターに「シスター・プリンセス」から生まれたユニットPritsのロゴが映ると観客大歓声。
メインステージからデベソにつながる通路に桑谷夏子さん、望月久代さん、小林由美子さん、水樹奈々さんのPritsの皆さんがご登場。
まず歌われたのはラジオ「シスター・プリンセス~お兄ちゃんといっしょ」より「Sakura Revolution」。
四人そろってのステージは久しぶりという事もあってか、Prits皆さんはとても楽しそうに歌い振り付けされてました。
このブロックはさながら「シスター・プリンセス」シリーズコーナーとなり、3万7千人のお兄ちゃんたちも大いに盛り上がっていました。
・桑谷さん「みなさーん、そして、お兄ちゃぁああああん!! ついにこの日がきましたよー」
観客「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおお」
望月さん「おぉにぃちゃまたちー! ひさしぶりー!!」
観客「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおお」
小林さん「一夜限りの大復活っ! 楽しんでねぇええ!!」
水樹さん「まだまだ、盛り上がっていくぜぇええええええ!!」
観客「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおおおお」
13:Private Emotion/Prits
14:Shining Tears/保志総一朗
15:NEW WORLD/内田雄馬
-MC-
「シスター・プリンセス」シリーズコーナーの締めくくりはラジオ「シスター・プリンセス~お兄ちゃんといっしょ」より「Private Emotion」。
「Sakura Revolution」での元気さとはまた好対照に、ぐっと大人な雰囲気の中、
それぞれの個性を感じる歌いぶりとダンスを披露されていました。 Pritsの皆さんが退場されると、三つのモニター全面に星空が映り、
流れ星が流れ落ちた後方ステージに保志総一朗さんがご登場され「ぱっぴぃー!!」とご挨拶。
ゲーム「シャイニング・ティアーズ」およびアニメ「シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド」より
オープニングを優しさを感じる歌声でしっとりと歌われ、 間奏では「一曲入魂!! 保志総一朗!! 『Shining Tears』!! 歌ってまあああす!!」と
観客を盛り上げられ、最後のサビを力強く歌われていました。
続いて山車の乗って登場されたのは、この年にアーティストデビューされたばかりの内田雄馬さん。
歌われたのはご自身のデビュー曲「NEW WORLD」。
パワフルでシャープな歌いぶりは瑞々しさを感じ、間奏になるとキレのいいダンスを披露され観客を盛り上げていました。
・内田さん「今歌いました『NEW WORLD』でデビューしまして、なんとこのステージが初のライブです!!」
観客拍手。
内田さん「初ライブという事で、皆さんも『NEW WORLD』を初めてライブで聞いた方々なんです。
ということは皆さんも『NEW WORLD』状態。つまり、皆さんは全員、内田雄馬です!!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおお」
内田さん「この会場の上から下まで、全員、内田雄馬です!!」
16:Before Dawn/内田雄馬
17:夢現乱舞抄/板垣奏太郎
18:夢色チェイサー/鮎川麻弥
-MC-
続いて内田さんが歌われたのは、当時発売されたばかりの2ndシングル「Before Dawn」。
声を枯らさんばかりに力いっぱいに歌われている内田さん。 本曲でも間奏でキレのあるダンスをご披露。
ステージ上の内田雄馬さんの熱の入ったパフォーマンスに3万7千人の内田雄馬さんも大盛り上がりでした。
内田さんが退場されるとモニターに和風のイメージ映像が映し出され、後方ステージに板垣奏太郎さんがご登場。
ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」より主題歌。 穏やかな序盤から小気味よくなるわびさびの聞いた本曲を、
なめらかな歌いぶりの颯爽としたパフォーマンスで披露される板垣さんが印象的でした。
板垣さんに続いてはアニメ「機甲戦記ドラグナー」より初代オープニングのイントロと共に鮎川麻弥さんがデベソにご登場。
疾走感の塊の様な曲調の中、凛とした歌いぶりの鮎川さん。
ラストの「I Love You」でロングトーンとシャウトを披露されると観客大歓声でした。
・2019年にデビュー35周年を迎える鮎川さん。
鮎川さん「長生きしてよかったー。これからも歌の道をしっかり進んでいきたいと思います」
観客拍手。
鮎川さん「皆さんも大好きなアニソンを沢山愛して、沢山歌ってください!!」
19:風のノー・リプライ/鮎川麻弥
20:真実の黙示録/高橋洋子
-MC-
続いて鮎川さんが歌われたのはアニメ「重戦機エルガイム」よりご自身のデビュー曲である二代目オープニング。
鮎川さんの扇動で曲中の「ノー・リプライ」や「SAY Mark II」では振り付けをしたり間奏では手を左右に振ったりと一体感が味わえました。
清涼感たっぷりの鮎川さんの歌声が会場に広がっていきました。原曲は二番までですが、
もう一回サビを繰り返す今回ならではのアレンジになっていました。
モニターには歌詞にある「金の砂時計」を思わせる映像が流されていたのも心憎かったです。
鮎川さんが退場されると後方ステージに高橋洋子さんが登場され、
アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」より二代目オープニングを披露。
緊張感漂う荘厳な曲調を、神事を司る巫女の様な衣装の高橋さんが凛とした歌いぶりで披露される様子は雰囲気満天でございました。
・高橋さん「伝説の『KING SUPER LIVE』。まさかもう一度、皆さんとお会いできるとは、思いませんでした!!」
観客拍手。
高橋さん「今回は海外公演もあります。世界に羽ばたきます!! みなさんどうぞ、応援を、よろしくおねがいします!!」
21:魂のルフラン/高橋洋子
22:Give a reason/林原めぐみ
23:サクラサク/林原めぐみ
-MC-
続いて高橋さんが歌われたのは、劇場版「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生」主題歌。
ダンサーお二人を従え歌われる高橋さんを受けて、観客のペンライトが作品の世界観を反映してか真っ赤に。
一番が終わり讃美歌調の間奏の中、ダンサーのお二人が作中に出てくる「ロンギヌスの槍」を高橋さんに手渡すと観客大興奮。
「ロンギヌスの槍」を片手にダンサーお二人を従えてデベソを進みながら歌われる高橋さんの様子は、圧倒的は存在感でした。
高橋さんが退場されると、興奮冷めやらぬ空気が漂う会場内に、ゆっくりとイントロが聞こえてくると観客声援が凄まじくなり、
爆発音と共に林原めぐみさんがご登場。歌われるのはアニメ「スレイヤーズNEXT」オープニング。
林原さんが飾らない歌いぶりでステージの向かって右側の端まで向い客席を見渡すように歌われているのが印象的。
当日のご衣裳がキャップに白シャツにジーンズというラフな出で立ちながらシャツの背中がバックりと開いており、
モニータにその姿が映し出されると観客大歓声。
続いて歌われたのはアニメ「ラブひな」よりオープニング。間髪入れずに流れてきたイントロで観客は地響きのような盛り上がり。
先程とは反対側のステージ向かって左端まで向かい歌われていた林原さんでしたが、二番の途中で歌詞を忘れてしまったらしく、
舌をぺろりと出している様子がモニターに映し出されると観客またまた大歓声。最後「両手あげて」ではロングトーンを披露されていました。
・林原さん「それではここで出席を取ります! 歳、聞きます。パワハラとかになるんでやりたくない人はやらなくてOKですからね。
ペンライト持ってる人は自分の年齢にあった色、持ってない人は手をあげてくださいね」
・10代以下と10代は黄色。20代は緑、30代は赤、40代は青、50代から50代以上はあえて可愛くピンク。
林原さん「50代以上はちょっと挙げづらいけど大丈夫、私も一緒だから」
・林原さん「3年前はスターチャイルドでしたけど、今はキング・アミューズメント・クリエイティブ本部? ……長えわ!」
観客笑。
林原さん「でも、幅広い年代が知らない曲もある中、こうして一緒に楽しんでるのはまさにアミューズメントパークだね」
24:Fifty/林原めぐみ
25:Starry Wish/水瀬いのり
26:アイマイモコ/水瀬いのり
-MC-
林原さんのソロコーナーラストはアルバム「Fifty~Fifty」より節目の年である50代を迎えられた時に作られたという「Fifty」。
泡の様な効果がはらはら降り、デベソへ移動しながら明るく歌われる中、
間奏では年代別コール&レスポンスを行い「めっちゃキレイ!」と林原さん。
歌が終わり後奏が続く中、「林原めぐみでしたー!」と挨拶をされてご退場。
続いては水瀬いのりさんのご登場でアニメ「ViVid Strike!」よりエンディング。
水瀬さんは観客のペンライトで客席一面が青く光る中、後方ステージで芯の強さを感じさせるしっとりとした歌声を披露されました。
続いて後方ステージからメインステージへ移動され、がらりと雰囲気が変わり穏やかな曲調のアニメ「徒然チルドレン」よりオープニング。
等身大を思わせる歌いぶりでしなやかに柔らかく歌われる中、
サビ部分での高音の裏声に水瀬さんのポテンシャルの高さを垣間見る思いでした。
・水瀬さん「私も皆さんと同じく見る側として東京ドームには何度も来ているのですが、
そのステージに自分が立っているとは不思議な気持ちです。
でも、ドームという事で、皆さんに包まれている様な感じがして、とても暖かく包まれています」
・水瀬さん「次の曲は皆さんと一緒に楽しめればと思います。皆さんお持ちでしたら、タオルを。
お持ちでなかったら手でも全然問題ないです。
コール&レスポンスとかもありますし、もしかしたら、皆さんの近くに行けちゃうのかなー?」
27:Ready Steady Go!/水瀬いのり
28:零/蒼井翔太
29:イノセント/蒼井翔太
-MC-
水瀬さんのソロコーナーラストはオリジナル曲「Ready Steady Go!」。
曲前のお話の通り、途中から山車に乗り客席の合間を移動されていました。
ご自身の1stライブ用に制作された楽曲という事で、タオルを回したり、コール&レスポンス、合いの手等、
ライブに映える要素満載で終始大盛り上がりでした。 水瀬さんが退場されると、
モニターに和のイメージが映し出され蒼井翔太さんのご登場。二枚目のオリジナルアルバム「Φ」よりオープニング曲「雫」。
間奏ではデベソへ移動されながら「お声を拝借!」と観客を扇動しながら持ち前のハイトーンボイスで会場を艶やかに彩られていました。
そのまま間髪入れずにアニメ「初恋モンスター」よりオープニング。
デベソの先にあるステージがせり上がり、蒼井さんは地上から数メートルの高さに。
激しい曲調をシャープに歌われながら、間奏では「もっと声張れるだろぉぉおお!?」と激しく観客を扇動する場面もありました。
・蒼井さん「僕はまだキングレコードさんとはお付き合いが短いのですが、
大先輩の方々が築き上げてきた歴史があってこのステージがあるので、
その中で自分も立たせてもらってるというのは本当に光栄です。
その分、皆さまに一人残らず笑顔になっていただきたいと思っております」
観客拍手。
蒼井さん「なのでさっき『もっと声張れるだろ』なんて暴言吐いてゴメンナサイ」
観客笑。
・蒼井さん「僕も皆さんと同じでアニソンを聞いて育ってきました。
先程めぐみねえさんが歌われた『Give a reason』。カラオケでよく歌うんですよ」
観客拍手。
30:Eclipse/蒼井翔太
31:Raise/小倉唯
-MC-
蒼井さんのソロコーナーラストはアニメ「デビルズライン」よりオープニング。
それまでのスマートな歌声やトークでの物腰の柔らかさと好対照に
濁声を交えて荒々しくパワフルに歌われる様子は圧巻。曲中の「切なさのkiss」やラストのロングトーンでは
観客から黄色い歓声が上がりました。 続いてはがらりとラブリーに雰囲気が変わり、小倉唯さんが山車に乗ってご登場。
アニメ「カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~」よりオープニング。
客席のペンライトがピンク一面になり、山車に乗って歌われる小倉さんを包むように合いの手やコールが猛烈な勢いで贈られていました。
・小倉さん「次に歌う曲はですね。現在放送中のアニメ『音楽少女』のオープニングテーマなんですけれど、
この曲は私自身が振り付けを担当しましたので、ダンスにも注目してみて下さい。
サビにはタオルを振れる箇所もあるので全力で盛り上がってください!!」
32:永遠少年/小倉唯
33:Honey▼Come!!/小倉唯
34:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
-MC-
続いて小倉さんが歌われたのは、お話の通り、当時放送されていたアニメ「音楽少女」よりオープニング。
清涼感ある曲調の中、軽やかなダンスを交えて爽やかに歌われる小倉さんのお姿に、観客もうっとりとしつつ応援している様子。
そのまま小倉さんのソロコーナーラストへ。アニメ「城下町のダンデライオン」よりエンディング。
曲のイメージに合わせて観客のペンライトも黄色に替わり、小倉さんの歌いぶりも先程までの爽やかさとはまた違って
ぐっとスウィートな雰囲気になり、実にキュートなステージとなりました。 続いてはイントロが流れると観客から感嘆の声が。
がらりと雰囲気が変わり、後方ステージに森口博子さんが登場され、映画「機動戦士ガンダムF91」より主題歌。
モニターが星空を映し、観客のペンライトも青一色になる中、森口さんが優しく芯の強さを感じる歌いぶりを披露されていました。
・森口さん「キングレコード87年の歴史があります。そんな中でこういった大規模なアニソンフェスが開けるのも、
ずっとアニソンを愛し続けてくれている皆さんのおかげです。ありがとうございます」
観客拍手。
森口さん「そんな中で、皆さんに嬉しいお話があります」
観客「おぉおおおっ」
森口さん「結婚じゃありません」
観客笑。
森口さん「なんか、今のどよめき、最初に出てきた時より声が大きくない!?」
観客笑。
森口さん「今年の5月にNHK BSで放送された『発表! 全ガンダム大投票』という番組があったんですけど、
その中でガンダムソングの人気投票がありまして、『ガンダム』40年で何百曲もある中で、
なんと私の歌った『機動戦士Zガンダム』の『水の星に愛をこめて』が一位になったんですよ!!」
も~嬉しいっ! まさか一位になるなんて! これも応援してくれている皆さんのおかげです!! ありがとうございます!!」
観客拍手。
森口さん「しかもそんな『機動戦士Zガンダム』がCRフィーバーとしてパチンコになりまして、
33年ぶりに『機動戦士Zガンダム』帰ってくる事が出来ました!」
観客拍手。
35:鳥籠の少年/森口博子
36:EXCITING!/宮野真守
37:テンペスト/宮野真守
-MC-
森口さんのソロコーナーラストは、お話されていたパチンコ「CRF機動戦士Zガンダム」より搭載曲「鳥籠の少年」。
客席が青一色になる中、デベソを白いドレスを翻して進みながら歌われる森口さんの様子は、まるで宇宙のなかで歌われている様でした。
森口さんが退場されると、短く間テンポの良い音楽が流れていましたが、
デベソの最先端から宮野真守さんが飛び出して登場されると観客大歓声。
ダンサー四人を従えて歌われたのは、宮野さんのベストアルバム「MAMORU MIYANO presents M&M THE BEST」より、
軽快な曲調が印象的な「EXCITING!」。 曲中では宮野さんが観客に左右を指さす振り付けを扇動されたり、
腰をくねらせセクシーなダンスを見せて観客から黄色い声援が上がる場面もありました。
続いて歌われたのはアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」よりオープニング。第一声から観客の歓声が凄い。
ドラマチックな曲調を持ち前の色気を感じるしなやかな歌声でしっとりとした宮野さんにぐっと引き込まれる思いでした。
・今年音楽活動10年目の宮野さん。
宮野さん「キングレコードの歴史にとってみれば僕の10年は微々たるものですが、僕にとっては大事な10年でした。
そんな節目をこんなにステキなステージで迎えることが出来て本当に嬉しく思っています!」
観客拍手。
宮野さん「なので、今日ちょと気合入ってんスよ!」
観客「おぉおおおおぉおおおおおおおおぉおお」
宮野さん「もう一曲歌っていいですかぁああ!?」
観客「おぉおおおおぉおおおおおおおおぉおおおぉおおおおおおおぉお」
38:SHOUT!/宮野真守
39:Play/水樹奈々
40:SCARLET KNIGHT/水樹奈々
-MC-
気合たっぷりの宮野さんが歌われたのは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」よりオープニング。
ダンサーの皆さんを従えてスタイリッシュに歌い踊る宮野さんに、観客も「OH-OH-OH-OH-OH」の大合唱で応えていました。
後半は山車に乗ってサブステージへ移動され、「OH-OH-OH-OH-OH」を全体、客席左右、男女等に別れての大合唱を扇動されていました。
宮野さんが退場されると、メインステージに置かれたグランドピアノを
水樹奈々さんの座付きバンド"cherry boys"のキーボード大平勉さんがしっとりと演奏。
ピアノソロが終わるとアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の挿入歌「Play」が演奏され、観客のペンライトが一面の青になり、
後方ステージには、数メートルの高さまでせり上がった、まるで巨大なドレスを着ている様な水樹奈々さんのお姿が。
のびやかな歌いぶりで観客を魅了しつつ、せり上がりから降りられてメインステージに移動されると、
続いてはアニメ「DOG DAYS」よりオープニング。 観客のペンライトが真っ赤になる中、
水樹さんは力強く観客を扇動しつつ、しなやかな歌いぶりを披露されていました。
・水樹さん「キングレコードにはちょうど2000年に所属したので18年目になります。あの頃は新人だった水樹ですが、
今こうして大先輩方や後輩達、普段なかなか会えないアーティストの皆さんやスタジオでしか会えない声優仲間と
一緒にステージに立っているとキングレコードの絆を感じます。次の曲はそんな絆をテーマにした曲です。
今日歌う曲の中で一番新しい曲、出来立てホヤホヤです! 聞いてください『結界』!!」
41:結界/水樹奈々 feat. 宮野真守
-MC-
雅やかな前奏で水樹さんが艶やかに歌いだされると、後方ステージに宮野さんが飛び出され、
アプリゲーム「陰陽師本格幻想RPG」よりテーマソング。
この日の数日前に本曲でお二人のデュエットされるという事が発表されたばかりで、まさに本邦初公開でした。
疾走感の塊のような曲調をお二人それぞれの鋭い歌いぶりが絡み合うように展開し、実にパワフルな一幕となりました。
・宮野さん「奈々さんに召喚されました」
観客笑。
水樹さん「しかも『SCARLET KNIGHT』の後だからね」
宮野さん「意味深ー!」
水樹さん「あります! 勇者様であります!!」
観客「おぉぉおおおぉおおおおおおおおおおおぉおおおおおお」
宮野さん「懐かしー!」
※「SCARLET KNIGHT」がオープニングのアニメ「DOG DAYS」では宮野さんが主人公シンク・イズミ役を演じられており、
水樹さんがとリコッタ・エルマールとナナミ・タカツキの二役を演じられており、「~であります」は前者のリコッタの口癖です。
・宮野さんが退場され、水樹さんお一人でトーク。
水樹さん「絆のコラボレーションはまだまだ続けます。次は皆さんとのコラボレーションです! まだまだ元気はありますかぁあああああ?」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおおおおお」
水樹さん「次の曲は皆さんのエネルギー"フォニックゲイン"が必要です!!」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおおおおおぉおおおおおおおお」
水樹さん「いくぜっ!! 『TESTAMENT』!!」
42:TESTAMENT/水樹奈々
水樹さんのソロコーナーのラストであり本編のラストはアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」よりオープニング。
作中に登場するエネルギー"フォニックゲイン"さながらの観客の盛り上がりを受けて、水樹さんのは絶唱されていました。
-アンコール-
「ありがとうございましたー!」という水樹さんのご挨拶の後、ステージ上が暗くなり、一方の客席は少しだけ明るくなると、
観客からアンコールや手拍子が起こりました。しばらくすると客席が徐々に暗くなりアンコールへと繋がっていきました。
43:Twinkling star/ドロップスターズ (小倉唯 水瀬いのり 上坂すみれ)
アンコールはアニメ「ポプテピピック」のフェイク作「星色ガールドロップ」より小倉さん、水瀬さん、上坂さんが歌われたオープニング。
途中から小倉さんはデベソ、水瀬さんは客席向かって右側に山車、上坂さんは客席向かって左側に山車に乗られて客席の合間へ。
今回のライブグッズであるTシャツを各々で着こなされ、それぞれの弾ける歌いぶりを披露されており、とてもドロップドロップでした。
44:Z・刻をこえて (1.5C)
~水の星に愛をこめて (1.5C)/鮎川麻弥 森口博子
鼓動を思わせるテンポのドラムが演奏される中、鮎川さんが赤、森口さんが青の色違いのお揃いのドレス姿でご登場。
アニメ「機動戦士Zガンダム」より、お二人の代表曲である初代と二代目のオープニングをデュエットで。
「こんな日が来るなんて!」と鮎川さん。 お二人が歌われたオープニングをそれぞれがソロで歌われるのではなく、
それぞれの楽曲がしっかりとパート分けされて歌われ、 「水の星に愛をこめて」のサビ部分では片方がメインで歌われると、
もう片方がコーラス部分を歌われるという、嬉しいデュエットでした。
45:革命デュアリズム/angela×宮野真守×蒼井翔太×内田雄馬
続いてはangelaのお二人、宮野さん、蒼井さん、内田さんが水樹さんとT.M.Revolution西川貴教さんが歌われた
アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」より、二代目オープニングをご披露。人気の高い楽曲だけに、前奏のKATSUさんのギターから凄い歓声。
水樹さんパートはatsukoさんと蒼井さん、西川さんパートは宮野さんと内田さんがそれぞれにご担当。
スピーディーな楽曲をそれぞれがパワフルに歌われ、二人ずつで歌われる場面ではどの組み合わせでも歓声が起こっていました。
46:未来形アイドル/堀江由衣 水樹奈々
-MC-
アニメ「VS騎士ラムネ&40炎」より宮村優子さん、氷上恭子さんが歌われたオープニングを堀江さんと水樹さんのお二人で。
イントロと共に堀江さんと水樹さんのお姿が確認されると、地響きのような大歓声で観客がモーレツに熱血していました。照れるぜ。
パート分けはオリジナルとは若干違っておりましたが、お二人それぞれがアイドルな歌いぶりを披露される中、
間奏ではお二人がじゃんけんをされた後、負けた堀江さんが水樹さんの手を引いてデベソを全力で走られ、
先端で最後のサビを歌われていました。
・歌い終られるとその場に膝をつく堀江さん。
堀江さん「もうだめだ。もうだめ」
水樹さん「由衣ちゃん、だいじょうぶ? この後もまだあるから」
堀江さん「ほんと? そっか。ちょっと深呼吸しなきゃ」
・デベソからメインステージに移動される中、お二人でお話。
堀江さん「でもさすがだね。走っても平気だもんね?」
水樹さん「鍛えてるからね。筋トレした?」
堀江さん「少しだけね。水樹さんはやっぱり今日も腹筋やった?」
水樹さん「やったよ。朝から 4、50回くらいかなぁ」
堀江さん「やっぱりすごいねー」
・水樹さんの音頭で今回の出演者の皆さんを呼び込む事に。
・ミス・モノクロームさんを除く出演者の皆さんがライブグッズのTシャツ姿で続々とご登場されお一組づつコメント。
・小林さん「今日はありがとうございました…………」
順番を間違えてフライング気味に挨拶をしようとしてしまう小林さん。
小林さん「…………失礼いたしましたっ! なんでもないです!!」
観客笑。
・TAPIKOさん「来年can/gooは結成20年を迎えます。その節目にこうして東京ドームで歌わせてもらって嬉しいです。
今回、我々を思い出してくださったスタッフの皆さん、集まってくれた観客の皆さんには感謝しかありません!」
・挨拶もそこそこにクールに腹芸を披露されるcan/gooのPOMさん。
・蒼井さん「次こそはトリニティの皆さん (※小倉さん、水瀬さん、上坂さん)とコラボしたいです。いつできるかなー?」
蒼井さんのラブコールを受けて小倉さん、水瀬さんを守る様に立ちはだかる上坂さん。
宮野さん「なんかコワがってるじゃん!」
内田さん「なんでそんなガードを……」
上坂さん「あぁ、すみません。ちょっと性別の制限が……」
観客笑。
蒼井さん「アハっ。そうですよねっ。……飲みこみますっ」
観客笑。
上坂さん「次は是非、蒼井さんと私を交代して頂いて……」
蒼井さん「四人でやりましょう。四人で」
上坂さん「あぁ、いやああの私はちょっとこのへんに。ゆ、融合してぇ……」
小倉さんの後ろに立って隠れる上坂さん。
・上坂さん「あぁ、学生時代はソ連の勉強をしている暗い人間でぇ…コンビニの人とも眼を合わせられず、あ、それは今も同じでぇ……」
観客笑。
上坂さん「そんな人間が、素晴らしいレコード会社に所属して、こんな大きい……ここって野球場なんですか?」
観客笑。
上坂さん「野球場。……男道。……野球に疎い私も野球場に入れるんですね。ホームラン20点!! 上坂すみれでした!! 次、唯ちゃんどうぞー!!」
観客笑。
小倉さんにぐいぐい迫る上坂さん「どうぞー!」
小倉さん「ぎぃやぁあああああああ」
観客笑。
・KATSUさん「蒼井翔太ですっ」
観客笑。
KATSUさん「真面目な事を言いますと前回の2015年は三クリ(第三クリエイティブ本部所属)の皆さんに食らいつくのがやっとでした。
2016年に自分達の所属していたスターチャイルドや第三クリエイティブ本部所属が合併するんですけど、不安でした。
両部署の偉い人に『心配なのはわかるけどそれぞれが無くなるわけじゃなくて、
次のステップへ連れて行く為の手段なんだよ』と言われました。
それに僕も『面白いじゃん』と思いましたし、僕と同じく賛同した人達が今このステージに立ってるんですよね。
今日、みんなの前で誓いたいんですけど、僕は絶対音楽をやめないですし、angelaは絶対解散しません!!」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおお」
KATSUさん「お前らをこれからもずっとウッ! ハッ! 言わしてやるよォ!!」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉおお」
KATSUさん「ウゥッ!!」
観客「ハァッ!!」
KATSUさん「ウゥッ!!」
観客「ハァッ!!」
KATSUさん「ウゥッ!!」
観客「ハァッ!!」
KATSUさん「KATSUでした!!」
・atsukoさん「ウチのKATSUが長い時間をとりまして申し訳ありませんでした」
観客笑。
atsukoさん「私は短くホームランを打って終わりたいとおもいまーす!」
バットを振る仕草でエア・ホームランを軽やかに決められたatsukoさん。
・保志さん「まだいました保志総一朗です。東京ドーム、来たかったぜえーい」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉおお」
保志さん「来たぜぇーい」
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉおお」
保志さん「僕は声優活動25周年になりまして、それを記念したアルバムも発表しています。皆さんがチェックして頂けたら、
次回は『Shining Tears』以外も歌えるかもしれません。コラボもやりたいです!! よろしく! きんすぱっぴーーーーー!」
・鮎川さん「なんかお母さんみたいな感じです。感無量です。これからももっともっとアニソン業界を盛り上げていきたいと思います!」
・堀江さん「私も蒼井さんとおんなじで、トリニティさんに入れないのかなぁなんて思っていま…」
上坂さん「入れます!! 入れます!!」
観客笑。
KATSUさん「翔ちゃんと待遇が違うじゃないか!」
上坂さん「あっ、最大10名まで入れます!!」
atsukoさん「ホントにぃ!!?」
堀江さん「不動のセンターだからね、atsukoさんはね。でも私、偉い人にしっかり断られちゃいまして……」
観客笑。
堀江さん「その変わりにね、水樹さんと一緒に歌う事が出来て」
水樹さん「ホントにね! 嬉しかったー」
堀江さん「こちらこそー。私達、アイドルだったんだねー。これからも"みずほり"? "ななゆい"? で頑張ろうね」
水樹さん「そうだね!!」
・宮野さん「正直、前回は緊張して緊張して。でも今日は素直に自分のステージとコラボをやらせてもらってね。
水樹さんとも一緒に歌えて。これからも"ななまも"でやっていこうと思います」
水樹さん「なんでみんなユニットを組みたがるの?」
観客笑。
堀江さん「どうします? 水樹さん?」
水樹さん「どうしよう?」
宮野さん「"ななまもゆい"でいきましょう。"ななまもゆい"で」
・話に入ろうとするも、宮野さんに「来んなぁっ! いっぱいしゃべったんだから来んなっ!」と止められるKATSUさん。
・高橋さん「大きい会場なので『ゆっくりと話しなさい』と言われまして、その通りにしたら、『選挙演説みたい』って言われました」
観客笑。
高橋さん「一回目の時は『このライブ、二度はないからね』って言われてたんですけど、
はじまる前からみんなで『またやりたいね』って話てたんですよ」
森口さん「言ってました。昭和チームは言ってました」
観客笑。
高橋さん「チームS(昭和)ね。でもこうしてまたライブが出来るのは皆さんがあっての事と思います」
・林原さん「……新人っの私がっ、っこんな大きなステージ立てるなんてっ、夢の様ですっ」
宮野さん「声細。気使う、気使う」
観客笑。
林原さん「えーぇ、こんなベテランの私がぁーあ」
観客笑。
宮野さん「声のトーン、低っ、もっと外向きのトーンで!」
林原さん「ごめんなさい。こんな時、どんな顔したらいいかわからないの(※)」
※アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」より林原さん演じる綾波レイの印象的な台詞。
この時の林原さんはレイといいうよりご自身の声でさらっとした口調でした。
観客「おぉおおおおおおおおおおおぉおおおぉおぉおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおお」
宮野さん「笑えばいいと思うよ (※綾波レイの言葉を受けて緒方恵美さん演じる碇シンジの印象的な返事)」
林原さん「あはっはっはっはっはっはっはっ (胸張って)」
宮野さん「そんな笑い?」
観客笑。
林原さん「長引くからやめよう。皆さん、帰るまでがイベントです。
これから帰る時に退場規制で押し合いへし合いになるのが現実。大変ですよ。
夢から現実に戻るわけですよ。でも、夢見た時間とか楽しかった時間とかをエネルギーにして
明日からの現実を乗り切って生きましょう。 みんなだけでなく、ステージに立つ側もいろんなことがあります。
でもみんなからもらったエネルギーで頑張れるんですよ」
・森口さん「最後はこの曲で盛り上がりましょう!!」
と森口さんの言葉から少し間があって歌いだされたのは……。
47:残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
蒼井翔太 鮎川麻弥 atsuko KATSU 板垣奏太郎 上坂すみれ
内田雄馬 小倉唯 TAPIKO POM HIDE
林原めぐみ 桑谷夏子 望月久代 小林由美子
水樹奈々 保志総一朗 堀江由衣 水瀬いのり 宮野真守 森口博子
「KING SUPER LIVE 2018」のラストを締めくくるのは、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」オープニング。
オリジナルシンガーである高橋さんを中心に水樹さんとatsukoさん、林原さんと堀江さんなど今回ならではの組み合わせで順番に歌われ、
トリニティのお三方のパートでは上坂さんが水瀬さんをくすぐって水瀬さんが歌えなくなるといういたずらをされていたり、
一番終わりの荘厳なコーラス部分はコーラスを得手とされる鮎川さんと高橋さんに加えて森口さんが担当されていたり、
望月さん、桑谷さん、小林さんが歌われる場面では少し離れた所にいた水樹さんも合流されPritsとして歌われていたりと見所満載でした。
閉演BGM:残酷な天使のテーゼ (カラオケ)
拍手の中、出演者の皆さんが手をつなぎ、万歳が行われると「残酷な天使のテーゼ」のカラオケが流れ出し、
出演者に皆さんがそれぞれに観客に言葉を残しながら退場されていき、「KING SUPER LIVE 2018」は終演となりました。
三回目となった「KING SUPER LIVE」。
出演者の皆さんがレーベルメイトならではのアットホームな雰囲気の中、今回の開催をとても喜ばれ、
次回開催を願っていた事も印象的。 初演「2015」ではそれぞれの代表曲を惜しみなく披露され、キングレコードの楽曲を、
その時ならではの組み合わせでのカバーが披露されました。 今回は代表曲やカバーに加え、アニメソングはもちろん、
ソロライブ以外ではなかなか聞く事が出来ないオリジナルソングも披露され、
アニメソング縛りのライブではなく、キングレコードの楽曲縛りという自由度の高さが
「KING SUPER LIVE」ならではだと感じました。
また、ステージの装飾が金、黒、赤を基調に、キングレコードの象徴であるライオンの他は西洋風の装飾が華美になりすぎず、
ライブでよくある入場時や退場時に配布されるチラシの類や、開演前にモニターにCMが流れるといった宣伝的な事は一切無かったり、
出演者の皆さんのそれぞれの衣装がアンコール以外はドレスやスーツ、
ジャケットとちょっとしたパーティに行く様なセミフォーマルだったりと、
アニメソングのイベントだからといって変にビビットな派手さにならない、
どこか格調の高い雰囲気なっていたのにも独自性を感じました。
そういったライブ全体のコンセプトの統一感を感じることが出来たのも
キングレコード一社の主催イベントだからこそだったのでしょうか。
初演「2015」ではキングレコードに所属する方々が続々と登場され、アニメソングムーブメントの旬と歴史を一緒に体感できる
まさに夢の様なライブとなりました。夢の様なライブだっただけに、その後、キングレコードのアニメソング部門の合併や、
所属アーティスト、声優さんが大量に移籍されたり、出演者やターゲットを絞った「TRINITY」の開催等々もあっただけに、
全体公演的なライブは「2015」一度きりのものだと思っておりましたので、
今回の「2018」開催の報を知った際は驚きと嬉しさがあいまったものでした。
いざ「2018」がはじまってみると東京ドームという規模の大きさと、3万7千人の観客の歓声やペンライトが作りだす鮮やかな迫力の中で
アニメソングムーブメントのトップランナーである方々、現在に至るまでの歴史を作ってきた過去に所属されていた方々、
頭角を表してきているルーキーの方々が、一堂に会する様子は、
「2015」と変わらない楽しさと高揚感をもう一度味わう事が出来嬉しうございました。
補足
・「KING SUPER LIVE 2018」の「2018」は「にーまるいちはち」と読む様です。
・ライオンの顔面の造形物を胸部にあしらったご衣裳のatsukoさん。"キングスーパーライオン"を自称されていました。
・atsukoさん「パンフレットに『トップバッターはきんくりんです(※)』って書いてごめんなさい! ウソです!!」
※きんくりん:キング・アミューズメント・クリエイティブ本部公式キャラクター兼宣伝部長であるライオンのマスコット。
当日の東京ドーム前の物販ブースにも姿を現していましたが、ライブ本編には登場しませんでした。
・上坂さん「前回、出させていただいた時は『うわーなんかすげーなー。
キングってすげーなー私なんでクビにならないんだろう』と思ってました」
観客笑。
上坂さん「キングレコードといえば正統も正統ですよ?
戦前、戦中は軍歌を出しまくり、戦後は演歌を出しまくり、今は水樹奈々さんがCDを出しまくり」
観客笑。
上坂さん「キング・オブ・キングですよ。
……まぁ、他にもレコード会社はりますけど…、あの、ポニ…とか……あと南米っぽい名前のとか……」
観客笑。
・ミス・モノクロームさんはモットマエニデルのかと思いきや、メインステージ中心でのパフォーマンスに留まり。
・堀江さん「いやぁー私、つい最近、17歳になったばかりなんですよ」
・様々なライブで一部のファンによる「お水美味しい?」という声に対し、
逆に「お水美味い?」と観客に尋ねる先制攻撃の上坂さん、言われる前に「お水は美味しいです。大丈夫です」とばっさり斬り捨てる堀江さん。
・水瀬さん「『KING SUPER LIVE 2017 TRINITY』では、唯ちゃんと、ぺさん……すみぺさんと三人でやったので、
先輩方とのステージは初になります。
なので、私の事を初めて見るよという方が多いと思いますが……どうか、優しくして下さい」
・蒼井さんはトークでマイクは基本両手持ち。
・蒼井さん「二組目の上坂さんの『POP TEAM EPIC』。コラボ出来なくてゴメンナサイ(※)」
観客笑。
※アニメ「ポプテピピック」最終回において蒼井さんはとても重要な役でご出演されています
蒼井さん「楽しみにしていた方も、『もういいよ』という方もいらっしゃると思うんですけど……」
・森口さん「ちょと拍手でアンケートとってみようかしら。33年前生まれてなかったひとー?」
33年前生まれていなかった観客拍手。
森口さん「……ほとんどねっ!」
観客笑。
森口さん「それじゃあ33年前生まれていたひとー?」
33年前生まれていた観客拍手。
森口さん「昭和臭、昭和臭。いっしょいっしょ!」
・宮野さん「今日ヤバくない? 超楽しくない? こんな伝説的なライブないと思ってたけど、二回目なんだよね。
またこうして開催される事、そしてその場に立てる事、とても嬉しいです!!」
・ドームという名前がつくと叫びたくなる水樹さん。
・水樹さん「今日前半にはちょっと初々しい所もお見せしまして……まだいけるかしら?」
観客拍手。
水樹さん「ありがとうございます。思い起こせば、十……ォッホん年前に結成したPritsですけど、8年前に一度再結成してるんですよ。
でも先程歌った二曲をちゃんと歌ったのは十……ンッフォン年前なので、わかんないですよね」
観客笑。
水樹さん「実際は8年周期で再結成してるんですけど、またこのライブが8年後にあれば再結成するかもしれないですね」
・アンコールでは観客も一緒に歌う事を考慮されてか各モニターに全編歌詞の字幕がついていました。
・「Twinkling star」では中央モニターが小倉さん、向かって右側のモニターが水瀬さん、左側が上坂さんをそれぞれ固定で映していました。
・KATSUさんの音楽活動をやめない、angelaは解散しないという宣言は、
「2015」に共演された際に最後のトークでKATSUさんが叱咤激励され
その後、2016年に解散してしまったバンド、カスタマイZへの思いも込められていたのかとも思ったり。
・小倉さん「先輩方の迫力あるパフォーマンスに刺激されました。本当に……個性豊かな……方々ばかりで……」
上坂さん「なんで私しか見てなかったの?」
観客笑。
宮野さん「個性が。個性が凄いから」
上坂さん「『悪目立ちしてたって』言ってイイんだよ?」
観客笑。
・POMさんのお腹芸はきんくりんがダイナミックに描かれていました。
・水樹さん「『革命デュアリズム』で蒼井くんが私のキーでそのまま歌っててビックリしました」
・高橋さん「アニソンは国境を越える最大のパスポートだと思っています」