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ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"
18.8.19 なんばHatch

 

出演/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 山本正之 影山ヒロノブ チャーリー・コーセイ

 

初参加/すぎうらよしひろ

 

司会/岩崎和夫 南かおり

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) 貴日ワタリ(ザ☆カインズ) 
演奏/Super Rescue BAND(G&Ag.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) 
     G.チャーリー・コーセイ Ag&Har.山本正之

 


1998年から開催されているアニメソングライブフェスの殿堂「ANIME JAPAN FES」。通称"AJF"。 
アニメ、特撮、ゲーム等のミュージックライブを中心に声優さんによるチャリティーオークション、 
アニメ関係者によるトークライブ等、これまで様々な催しものが開催されてきました。 
今でこそ珍しくはないフェス形式でのアニメソングライブの草分け的存在であり、 
近年、アニメソングフェスが新興しては消えていく中、90年代から2010年代の現在まで開催され続けています。 
東京公演での複数日複数公演を中心に大阪、名古屋などでは一日一公演で開催中。 
初演の1998年から2002年までは東京公演は渋谷を中心に三日間複数の会場で開催していましたが、 
2003年から現在まではお台場に場所を移し三日間三公演を一つの会場で開催しています。

 

この年、2018年に「ANIME JAPAN FES」が開催20周年を迎えました。おめでとうございます。 
今回は「ANIME JAPAN FES 2018 "夏の陣"」の千秋楽として開催された

大阪公演「ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"」レポートです。 
毎年「"大阪 夏の陣"」はラジオ関西で長く放送中の「青春ラジメニア」のパーソナリティーとして親しまれている 
岩崎和夫さんと南かおりさんを司会に迎え、東京公演を濃厚に凝縮した内容で展開されています。

 

弊サイトでは基本的に呼称を「○○さん」で統一していますが、岩崎さんと南さんに関しましては 
愛称の方がなじみ深いので"岩ちゃん"と"かおりん"で記述させて頂きます。ご了承いただけましたら幸いです。

 

今回の出演者は東京公演の「スーパーアニソン魂2018"夏の陣"」の出演陣をメインに 
「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」にゲスト出演された影山ヒロノブさん、 
「スーパーヒーロー魂2018"夏の陣"」で初参加されたすぎうらよしひろさんがご出演。 

「ANIME JAPAN FES 2018」20周年という事で久し振りの大阪遠征。

恥ずかしながら初"大阪夏の陣"という事で楽しみにしておりました。

 

会場は大阪難波にあるなんばHatch。 
会場内客席には多くの観客が詰めかけ、ステージ上は向かって左からベース、ドラム、キーボード、ギターの楽器ブースがあり、 
その一段奥、ベースの後方にはコーラス用のマイクが3本設置されていました。

 

-MC-

 

開演時間になるとANIME JAPAN FESの大阪公演で司会を務められている岩ちゃんとかおりんがご登場。 
その後ろでバンドとコーラスの皆さんがスタンバイ。

 

・岩ちゃん「みなさんこんばんは! "ひねくれ岩ちゃん"こと岩崎和夫です!」 
 かおりん「"ラジメニ小町・かおりん"こと南かおりでーす!!」 
・AJFは20周年。「ラジメニア」は来年の4月で30周年。 
 岩ちゃん「AJFがはじまった当初はこうやってアニメソングを生で、ライブ形式で聞くことなんでほとんどなかったですからね」 
 かおりん「今回は来年『ラジメニア』30周年という事で、私達のわがままも聞いていただけた選曲になっています!」 
 岩ちゃん「それではANIME JAPAN FES」 
 かおりん「"大阪 夏の陣"」 
 岩ちゃん&かおりん「スタートでーす!!」

 

00:SE 
01:ダッシュ! マシンハヤブサ/水木一郎 
02:恋は突然/堀江美都子 
03:ヤッターマンの歌/山本正之 
04:キン肉マンGo Fight!/串田アキラ 
-MC- 
05:たたかえ! ガ・キーン/水木一郎 堀江美都子 
-MC-

 

お二人が退場されると、暗くなったステージに響き渡る何台もの車の唸るような走行音。 
それを打ち消すイントロと共に登場された水木さん。歌われるのはアニメ「マシンハヤブサ」よりオープニング。 
観客と共に拳を挙げながらスタートダッシュを見事に決められました。続いて登場された堀江さんが歌われるのは、 
ご自身が主演を務められ、アニメ化からこの年で35年となる「愛してナイト」よりオープニング。 
堀江さんの透明感のある歌声に、会場がさわやかな雰囲気に包まれました。そこに山本さんが登場され、 
アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」より初代オープニングを腕をグルグル回しながらご披露。 
再びエンジンをかけられた観客の合いの手を一身に受けられていました。そして串田さんが登場されて歌われたのは、 
こちらもアニメ化から35年目となる「キン肉マン」より、ご自身の代名詞である初代オープニング。 
間奏でのセリフもコミカルに、逞しい歌声で観客を盛り上げられました。 
司会のお二人が登場されて「アニキとミッチのデュエットが聞きたい!」との声を受けて歌われたのは、 
アニメ「マグネロボ ガ・キーン」よりオープニング。水木さんと堀江さんは武器名や技名をシャープに決められ、 
お揃いの赤い衣装で抜群のコンビネーションで歌われました。

 

・司会のお二人がご登場。 
・打ち合わせをしなくても衣装が合う水木さんと堀江さん。 
・東京公演の初日に行われた「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」では 
 堀江さんが指揮を執られ、堀江さんと遠藤正明さんが作詞、影山さんが作曲をされた

 「ハピネス」という歌を水木さんに歌ってもらうために作り、 
 その歌を40名近いアニソンシンガーでその場で歌うというサプライズが仕掛けられました。 
 堀江さん「感慨深かったんですけど、サプライズでみんなのいる楽屋がアニキにばれやしないかと疲れました」 
 観客笑。 
・「ハピネス」はこの年の10月に発売の水木さんの50周年記念アルバムでCD化予定。 
 かおりん「CDになるという事はこれで『ラジメニア』にリクエストしてもらえるワケですよ」 
 岩ちゃん「みなさん、わかってますね?」 
 観客笑。 
 堀江さん「みなさん、わかってますね?」 
 水木さん「みなさん、わかってますね?」 
 観客笑。 
 堀江さん「3回連呼したらヒットしますから」   
・堀江さんは来年が歌手デビュー50周年。 
 堀江さん「アニキが先に50周年で、『ラジメニア』は30周年でしょ? 
     20周年の時は50周年なんて考えてなかったけど、30周年の時に50周年あるかもって思いましたね 
 水木さん「それはあるね」          
 かおりん「そうなんですか」 
 堀江さん「20周年の時は30周年なんて考えられなかったんですよ」 
 かおりん「わかる気がします」 
 堀江さん「だから『ラジメニア』は50周年目指して頑張ってね。私は♪ひっと足お先 にいってるから」 
 岩ちゃん「じゃあサプライズ考えないといけませんね」 
 観客拍手。 
 堀江さん「いい! いい! ……そっとしといて~」 
 観客笑。 
 水木さん「こんな素敵な事されたからお返ししないと」 
 堀江さん「アニキにそんな大変な事させたくない」 
 観客笑。 
・当日は作曲家・渡辺宙明先生の93歳のお誕生日。 
 堀江さん「あとでアニキとお電話しようと思ってたんですよ」 
 水木さん「この前もライブに来ていただいて、4時間以上聞いていていただきまして……」 
 かおりん「4時間以上ライブをやったんですね」 
 観客笑。

 

06:ENGAGE!!! ゴーダンナー/水木一郎 堀江美都子 
07:神魂合体ゴーダンナー!!/串田アキラ 
-MC-

 

宙明先生のお誕生日という事で、「たたかえ! ガ・キーン」に続き、先生の作曲された曲を水木さんと堀江さんでデュエット。 
終盤のたたみかけるような他の宙明先生作品と一線を画すアニメ「神魂合体ゴーダンナー!!-SECOND SEASON-」よりオープニング。 
同じ赤い衣装なのも相まってお二人の息がとても合っていたように感じました。 
続いては串田さんが登場されて、アニメ「神魂合体ゴーダンナー!!」よりオープニング。 
宙明先生と数多くの曲でタッグを組まれてきただけに、串田さんのメリハリの効いた歌声が心地よかったです。

 

・串田さん「この前、宙明先生とお食事をした時、『串田君は85歳まで歌えるよ』って……そんなにもつかなぁ……」 
・串田さん「次は『青春ラジメニア』30周年という事で、リクエストをもらいました。多分、みなさんも好きな曲です」

 

08:乾いた大地/串田アキラ 
-MC- 
09:疾風ザブングル/串田アキラ 
-MC-

 

「青春ラジメニア」からのリクエストはアニメ「戦闘メカ ザブングル」よりエンディング。 
静かながらも力強い串田さんの歌声はとても逞しく、まるで観客一人一人に寄り添うようでした。 
串田さんが「これ唄ったらこの曲も唄わなきゃダメでしょう」と同じくアニメ「戦闘メカ ザブングル」よりオープニングも披露。 
串田さんは青と緑の照明の中、サビでは時折客席にマイクを向けられ、観客も一緒に唄う・ゾ。

 

・今まで「青春ラジメニア」で流した曲はざっと計算して2万曲以上。 
 岩ちゃん「そんな2万曲の中から色々な曲が『スーパーロボット魂』『スーパーアニソン魂』などで生で聞けているわけです」 
 かおりん「毎回幸せなんですが、そんな中でもなかなか生で聞けていない曲というのもあるんですね」 
 岩ちゃん「そんな曲を歌っているお一人がすぎうらよしひろさんです。歌っていただきましょう。

     『スーパーロボット マッハバロン』より『マッハバロン』!!」 
 観客「おぉぉぉおおぉお!!」

 

10:マッハバロン/すぎうらよしひろ 
-MC- 
11:眠れマッハバロン/すぎうらよしひろ 
-MC-

 

ナベさんのギターが唸り上げる中、すぎうらさんが登場されると大歓声。「スーパーロボット マッハバロン」よりオープニング。 
すぎうらさんはマイクを両手で持ち、力いっぱい歌われると、「40年以上前の歌をこうして歌えるのも、

みなさんがこの歌を好きでいてくれたからだと思います」 と話され、同じく「スーパーロボット マッハバロン」より、

ナベさんの奏でるアコギが冴えるエンディングへ。 東京公演の「スーパーヒーロー魂2018"夏の陣"」ではなかった

サビで左右に手を振る動きが加えられ、観客の一体感を誘っていました。 
すぎうらさんは両曲とも東京公演よりリラックスされている様子でした。

 

・司会のお二人がご登場。 
 岩崎さん「『マッハバロン』は定期的に必ずかかる曲なんですよ」 
 すぎうらさん「オープニングとエンディングどっちが人気なんですか?」 
 岩崎さん「やっぱりオープニングが多いんですけど、オープニングがかかるとエンディングへの、 
     エンディングがかかるとオープニングへのリクエストが多くなりますね。

     『ラジメニア』のリスナーは僕と同じでひねくれ者が多いので」 
 かおりん「決めつけた!」 
 観客笑。 
・ある時不意にインターネットで自分の名前を調べてみて自分が歌ったアニソンの人気を知ったすぎうらさん。 
 すぎうらさん「それから今回こういう場で歌うまではそんなに間がなくて、みなさんのおかげですね」 
 かおりん「すぎうらさんが歌われている歌でまだまだ聞きたい歌がありますから」 
 岩ちゃん「……『ガンバ』、待ってます」 
 観客歓声。 
・すぎうらさんが退場され、スタッフさんによってマイクスタンドと譜面台がセッティング。 
 岩ちゃん「次の方は地元の方なんですけど」 
 かおりん「『ラジメニア』には一度も来られたことが無いんです。なぜかっていうとお店をやられているからですね」 
 観客笑。

 

12:ルパン三世その1 (ルパン・ザ・サードの歌) 「ルパン三世 主題歌I」/チャーリー・コーセイ 
-MC- 
13:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」/チャーリー・コーセイ 
-MC-

 

ギターを携えたチャーリーさんが登場され、軽快に挨拶をされてから披露されたのは、アニメ「ルパン三世」初代オープニング。 
繰り返されるフレーズと、チャーリーさんの歌声の異国感が合わさり、会場に大人のヤバさが漂いました。 
続くエンディングでもそのヤバさはそのままに、チャーリーさんはアンニュイな雰囲気で歌われ、最後の高音が鮮やかでした。

 

・チャーリーさん「一回店で最後の高音を歌ってて目の前真っ白になって」 
 観客笑。 
 チャーリーさん「いや、ホントの話なんですよ? それで演奏止まっちゃって。救急車で運ばれた事があるんですよ」 
 観客動揺。 
 チャーリーさん「まぁそれはウソですけど」 
 観客笑。 
・前日にチャーリーさんのお店「Uncle Charlie」を訪れたお客さんを客席から探すチャーリーさん。 
 「おった!」と見つけ、さらに名前を呼んで探すチャーリーさん。

 

14:オー・サンボーイ/チャーリー・コーセイ 
-MC- 
15:電撃ストラダ5/チャーリー・コーセイ 
-MC-

 

チャーリー・チェイ名義で歌われたアニメ「荒野の少年イサム」エンディング。 
のどかな曲調でのびやかな荒野の少年チャーリーさんの歌声を堪能すると、続いて披露されたのは特撮「電撃! ストラダ5」よりオープニング。 
チャーリーさんの歌われたアニソンの中ではアニソンとして正統派な曲で、「1・2・3・4・5」のカウントも楽しく、 
観客も聞くだけではなく、手でカウントをする振付をして楽しんでいました。

 

・チャーリーさんと入れ替わりに司会のお二人がご登場。そしてスタッフさんが別のマイクスタンドと譜面台をセッティング。 
 岩ちゃん「お店の雰囲気がわかりましたね」 
 かおりん「まるっきりお店のまんまでしたね」 
 岩ちゃん「足もとにからみつかれたい方は神戸にお越しの際はぜひお店に寄ってみてください」 
 観客笑。 
・岩ちゃん「『ラジメニア』がはじまった頃はアニメソングの生のステージはほとんど無くて、 
           そんな中で行われた山本正之さんのイベントをとてもよく憶えていますね」 
 かおりん「私が『ラジメニア』に来る前だから30年近く前ですね」 
 岩ちゃん「ここからはそれから番組にも頻繁に来ていただいて、CDも出してくれた山本正之さんのステージです!」

 

16:ドンファン節 (ドンパン節・さわりだけ) 
~ヤットデタマンの歌/山本正之 
-MC- 
17:銀河烈風バクシンガー/山本正之 
-MC-

 

アコギを携えた山本さんがゆっくりと登場されて口ずさまれたのは、アニメ「タイムボカンシリーズ ヤットデタマン」より、 
ご自身が演じられたドンファンファン伯爵が登場時に歌われていた秋田県の民謡「ドンパン節」の替歌。心憎い。 
そこからイントロの笛の音を鮮やかにつま弾かれ「ヤットデタマン」のオープニングへ。

東京公演同様、二番の後にサビを繰り返すアレンジで、 山本さんはマイクスタンドを離れ、生声で観客と共に合唱されていました。 
「どうなってしまったのか『ジンライガー(※)』。憎いヤツをゆるすと、そいつは死んだようなものだ……楽になるぞ~」 
と話されて観客の声援を受けられて歌われたのは、アニメ「銀河烈風バクシンガー」よりオープニング。 
山本さんは前口上でも「ジンライガー」に触れて観客を盛り上げ、かき鳴らすギターと熱の入った歌声でさらに盛り上げられました。 
2曲とも東京以上に観客の合唱が大きかったように感じました。

 

※「銀河神風ジンライガー」。2014年に脚本家の山本優さんが発起人となりアニメ化をはじめとしたメディア展開を目指すプロジェクト。 
  当初山本さんは音楽担当として参加されていましたが、方向性の相違を理由に降板。

 それに伴い、以後山本さんは「J9シリーズ」をはじめとした 山本優さんと共に作ってきた作品の楽曲をライブでは歌わない旨を

 発表されていましたが、昨年のSASで解禁。大いにJ9シリーズを歌われました。 
  2018年現在、ジンライガーのプロジェクトは水面下では進行している様子ではあるものの、アニメ化には至っておりません。

 

・山本さん「変なタイムボカンをやったタツノコも許した……ある日、タツノコプロの重役から山本さんに謝りたいとメールが来た。 
     場所は三鷹の料亭……最高級割烹が出てきた……おいしいおいしい。簡っ単に許しちゃった」 
 観客笑。 
 山本さん「色んな大人の事情があったけども、タツノコプロとしては、いつか、山本正之さんの主題歌で返り咲きたい、と」 
 観客「おぉぉぉぉおおお!!」 
 山本さん「いつになるかわかりませんが楽しみに待っています」 
・「青春ラジメニア」30周年という事で、次は山本さんが手がけられた「ラジメニア」の曲を。 
 山本さん「では、岩ちゃんとかおりんを、司会の岩崎さんとかおりんとしてではなく、歌手として、みんなで呼ぼう! 
          まずは岩ちゃんから。せーの!」 
 観客「岩ちゃぁあぁああん!!」 
 岩ちゃん「岩崎和夫でーす!」 
 山本さん「続いてかおりん。せーのっ!」 
 観客「かおりぃいぃいいん!!」 
 かおりん「どうもっ、歌手のかおりんです……先生出づらい」 
 観客笑。 
・山本さん「私がAJFに出るようになって、アコギコーナーをやるようになった時から、ずっとこの日を夢見てました」 
 かおりん「ホントですかっ! ありがとうございます」

 

18:リスナーたずねて三千里/岩崎和夫 南かおり 
-MC-

 

「青春ラジメニア」で岩ちゃんとかおりんが近畿以外の地域のリスナーと交流するイベント 
「リスナーたずねて三千里」のテーマを、曲を作られた山本さんのギター一本で。 
パトカーや酔っ払いが来たという事実を基にした歌詞となごやかな曲調のギャップが素敵。 
曲間では次回の告知も。こういった曲が演奏されるのも大阪公演ならでは。

 

・山本さん「これで二人が解放されると思ったら大間違い。このコーナーはあと一曲ありますから 
     『降臨! アニメの大王』を歌うので……」 
 観客「おぉっ!?」 
 山本さん「岩ちゃんとかおりんは手伝ってください。 
     今日はささきいさおさんがいないので『アニメの大王』が歌えます」 
 観客笑。

 

19:降臨! アニメの大王/山本正之 岩崎和夫 南かおり 
-MC-

 

アニメ業界やファンを、憧憬と怒りと愛を込めて歌われた、山本さんのオリジナルソング。

岩ちゃんとかおりんもピンクピッキーズになって参加。セクシーなヴォイスはかおりんが担当。

20年以上前の楽曲ながら今も通じる内容で、間奏では「アニメがなんだ」の一説も披露されました。

 

・山本さんを見送り、スタッフさんがマイクスタンドや譜面台を片付ける中、お二人でトーク。 
・岩ちゃん「あぁ~。むっちゃくちゃ緊張したぁ。何回聞いて練習したか『リスナーたずねて三千里』」 
 かおりん「私も一週間前から緊張してましたよ」 
 岩ちゃん「僕は10日前からですけどね」 
 観客笑。 
・岩ちゃん「さ、続いて登場いただく方は本当に久しぶりに出て頂くんですよ」 
 かおりん「っていうかよく晴れたよね」 
 観客笑。 
 かおりん「しばらく会わないうちに体質改善されたのかな?」 
 観客笑。 
 岩ちゃん「色んな所でお世話になってる方なんですけど、『AJF大阪』には久しぶりに出て頂くんですよ。影山ヒロノブさんです!!」 
 観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおお」

 

20:鬼神童子ZENKI/影山ヒロノブ 
-MC- 
21:覚悟完了!/影山ヒロノブ 
-MC-

 

重々しい読経の中、影山ヒロノブさんが登場され、独特のパワフルなシャウトからアニメ「鬼神童子ZENKI」より初代オープニング。 
激しいロックサウンドと重厚な太鼓の音色が合わさった和魂洋才な本曲を、雷のような鋭さを感じる歌いぶりで披露されました。 
大阪出身の影山さんの「ただいま大阪―」という言葉に観客が「おかえりー」と応える大阪ならではのやりとりの後は

OVA「覚悟のススメ」エンディング。 AJFやSASでの歌われるのはおそらく初めて。

古風な言い回しの歌詞とじわじわと盛り上がる曲調を射貫くような力強さで歌われる影山さんが印象的でした。

 

・影山さん「今日は『ラジメニア』の30周年も一緒にお祝いっていう事で、

     ボクの歌う曲は岩ちゃん、かおりん、リスナーの皆からの選曲です。 
     どの曲もね。すっごく歌いやすくて歌ってて気持ちいい曲ばかりなんすよォ」 
 観客拍手。 
 影山さん「次の曲は自分にとってとても大きい大切な曲なんすけど、ボクのアニソンのデビュー曲です。『夢光年』」

 

22:夢光年/影山ヒロノブ 
-MC-

 

影山さんのソロコーナーラストはアニメ「宇宙船サジタリウス」よりエンディング。この曲もおそらくAJF、SASでは初披露。 
「ラジメニア」の20周年企画アルバム「青春ラジメニア 20周年記念アルバム アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲~」にも収録されています。 
曲間にアドリブをふんだんに織り交ぜながら、穏やかな曲調を少し悲し気な雰囲気を織り交ぜつつ

希望を感じる歌いぶりの影山さんに引き込まれる思いでした。

 

・影山さんを見送りながら岩ちゃんとかおりんがご登場。 
・岩ちゃん「影山さんは本当にお忙しくて、JAM Projectもおやりになってるし、お一人でアコギで日本全国ライブされてて、 
     この前、ラジオ関西が入ってるビルの地下のライブハウスでアコギライブをされてたんですけど、立ち寄ってくださったんですよ」 
 かおりん「そのまま上がってきてくださったんですよ。この曲をバンドでこのステージで歌うってなかなか無いんですよね」 
 岩ちゃん「アコギで歌われることはあるんですけど原曲に近いアレンジでっていうのは少ないんですよね」 
 かおりん「っはぁー、アニソンってええなっ」 
 岩ちゃん「次は『こころはタマゴ』をリクエストしたいと思います」 
 観客拍手。 
・岩ちゃん「水木のアニキは『ラジメニア』では600曲くらいな流してるんですけど、

     アニキがいないと『ラジメニア』はここまで続かなかったですよ。 
     次はそんなアニキに、こんな曲を歌って頂きたいと思います」 
 かおりん「これ岩ちゃんのリクエストでしょ?」 
 岩ちゃん「そうです。『白獅子仮面の歌』」

 

23:白獅子仮面の歌/水木一郎 
-MC- 
24:サバンナを越えて/水木一郎 
-MC- 
25:夢を勝ちとろう/水木一郎 
-MC-

 

水木さんが登場され、特撮「白獅子仮面」よりオープニング。

スカッとした水木さんの歌いぶりとアップルのお二人のはつらつとしたコーラスを堪能。 
トークでは「今歌ったのは白い獅子でした。次は白いライオンです」と紹介され、

歌われたのはアニメ「ジャングル大帝 レオ」よりオープニング。 壮大な水木さんの歌いぶりと躍動感を増したバンド演奏が迫力。

「次も動物つながり……じゃねえな。人間だもんね」と話され歌われたのは 
アニメ「プロゴルファー猿」よりオープニング。爽やかかつポジティブな水木さんの歌いぶりをたっぷりと堪能しました。

・水木さん「岩ちゃんがさっき言ってましたけどAJFも20年を越えました。

     オレとミッチと影ちゃんとMIQではじめたロボネーションが最初でした。 
     今はいろんなライブが出来ました。スーパーヒーロー、スーパーアニソン、スーパー戦隊。

     ……スーパー戦隊には呼んでもらえませんけど」 
 観客笑。 
 水木さん「これはねバースデーソングの愛情なんですよ。

    『アニキ、全部のライブに出ちゃうと疲れちゃうでしょ。休んで下さい』っていう。 
     ……でもねぇ。スーパー戦隊"魂"のチラシを見てるでしょ? オレの名前、無いんですよ……出てぇええええええええ」 
 観客笑。 
 水木さん「そりゃあ思っちゃうよねぇ。出れないのかなぁ」 

 

26:ムーへ飛べ/水木一郎

 

「オレのコーナーは動物つながりになりましたね。次は白い鯨です」水木さんのソロ―コーナーラストは

アニメ「ムーの白鯨」よりオープニング。 やさしさを感じるお声で歌われている水木さんがとても素敵で、

なんとも清々しい一幕となりました。最後には「飛べるよ」と水木さん。

 

・水木さんを見送りながら岩ちゃん、かおりんがご登場。 
・岩ちゃん「続いてのご登場は堀江美都子さんです」 
 かおりん「今回ね『何を歌ってほしいですか?』って聞かれた時にね、ミッチは悩みました。聞きたい曲が多すぎて。 
     その中でも『ラジメニア』的には1995年の阪神淡路大震災と

     2011年の東日本大震災の時に特にリクエストが多かった曲を選びました。 
     当時すっごく沢山リクエストを頂戴しましたし、私達もすっごく聞きたいと思い、今回お願いしました」

 

27:あこがれのアンソニー (M-13) 
~あしたがすき/堀江美都子 
-MC-

 

アニメ「キャンディ・キャンディ」より、牧歌的なのどかさを感じるBGM「あこがれのアンソニー」が流れる中、堀江さんが登場され、 
「キャンディ・キャンディ」よりエンディング「あしたがすき」。普段のライブでは堀江さんの歌声にうっとりとしている事が多いのですが、 
震災後にリクエストが多いという岩ちゃんとかおりんお二人のお話を聞いた後に聞くと、この曲の見方が変わりました。 
多くの方が堀江さんの歌声やこの曲が持つ力を感じているという事を改めて考えつつ、じっくりと聞き入っておりました。

 

・堀江さん「なんかこの順番で歌うのはちょっとムズムズしますね。アニキの後に歌うってちょっと緊張します。 
     やっぱり大阪は特別で『ラジメニア』があるので、東京公演とはちょっと変えてみようと」 
・堀江さん「次に歌うのはこれはたぶん岩ちゃんからのリクエストかな? 『猫目小僧』」 
 観客「ぉおぉおおおぉおお」 
 堀江さん「久し振りだし、原作の梅図かずお先生を思い出して歌おうかなと思ったんですけど、どうせならちょっとあんまり歌わない、 
     レアな曲も一緒にメドレーにして歌ってみようかなと思って、今日はメドレーでお届けします」 
 観客拍手。 
 堀江さん「合いの手が入る所も沢山あるので是非、一緒に盛り上がってくださいね。あ、若い人は知らないかもなぁ。 
     どっちかというと一緒に大人になってきた人の方が合いの手入れられるかな?

     でも大丈夫! 若い人はどこで合いの手入れてもOKです!!」 
 観客笑。 
 堀江さん「それじゃあ一緒に参加して歌ってくださいね。まずは、シンドバットのぼうけーん!」

28:シンドバットの冒険 (1C) 
~ジムボタンの歌 (1C) 
~猫目小僧 (1C) 
~ペペロの冒険 (1C)/堀江美都子 
-MC-

 

堀江さんのソロコーナー後半はアニメ「アラビアンナイト シンドバットの冒険」からはじまるメドレー。 
東京公演ではアップルのお二人との掛け合いからスタートするのですが今回は堀江さんがお一人でタイトルコール。 
これがどうやら堀江さんが段取りを間違えてしまったらしく「あちゃー」という表情でアップルのお二人と顔を見合わせていました。 
「シンドバッド」が終わると汽笛が鳴り、堀江さんの「出発進行ー!」という一声からアニメ「ジムボタン」オープニングへ。 
堀江さんのちょっと蓮っ葉な歌いぶりに観客も大盛り上がり。

随所の合いの手や「イヤッホゥ」や「ドーリンガー」等は貴日さんがおひとりでご担当。 
続いては「岩ちゃんにプレゼント」と堀江さんが話され、歌う前にお話された劇メーション「妖怪伝 猫目小僧」よりオープニング。 
物悲しさを振り払う様な健気さを感じる歌声で歌われた後は、一転してアニメ「アンデス少年 ペペロの冒険」よりオープニング。 
エキゾチックな曲調が魅力の本曲を、堀江さんが伸びやかに涼し気にうたわれ、雰囲気たっぷりなメドレーのラストとなりました。

 

・堀江さんを見送りながら岩ちゃんとかおりんがご登場。 
・「猫目小僧」はの20周年企画アルバム「青春ラジメニア 20周年記念アルバム アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲~」にも収録されています。 
・岩崎さん「それを生で聞けるっていうのがね。ありがたいことですよ」 
・岩崎さん「皆さん、まだまだ盛り上がれますかっ!?」 
 観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおお」 
 岩崎さん「ここから一気に行きますよっ!?」 
 観客「おぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおお」 
 岩崎さん「それではまずは串田アキラさんのご登場。『宇宙刑事ギャバン』!!」

 

29:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ 
30:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ 
31:黄金戦士ゴールドライタン/山本正之 
32:魔女っ子チックル/堀江美都子 
33:グランプリの鷹/水木一郎


ラストブロックのトップバッターは串田さんのご登場。ご自身の代表曲のひとつである特撮「宇宙刑事ギャバン」よりオープニング。 
ギャバンの名乗りや変身する際の「蒸着」のポーズを交えながら、

持ち前の頼もしい歌いぶりの串田さんに観客も一緒になって歌っていました。 
続いては影山さんが登場され、ご自身の代表曲であるアニメ「DRAGON BALL Z」よりオープニング。

オリジナル版で聞けるのも久し振りな感じがしました。 影山さんの元気で明るい歌いぶりと抜群に格好良いパフォーマンスを受け、

観客もパワフルな盛り上がりぶりをみせました。 アニメ「ゴールド・ライタン」よりオープニングのイントロと共に

きらめくスーツ姿で山本さんが登場され、高揚感あふれる歌声をご披露。 間奏からはハープを取り出し、

ナベさんはじめバンドの皆さんの方へ赴いてセッションされている様子に、ライブならではの熱気を感じました。 
続いては堀江さんによるアニメ「魔女っ子チックル」よりオープニング。「マハール ターマラ フーランパ」という堀江さんお一声から大歓声で 
堀江さんが軽快なステップや振り付けを交えて歌い踊られる様子に、東京公演とはまた違った勢いを感じる盛り上がりぶりでした。 
「ラストソォオング!!」と水木さんが登場され、本編のラストはアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」よりオープニング。 
スピード感あふれる本曲を迫真の歌いぶりで歌われる水木さんのステージに、

改めてデビュー50周年目を迎えられてなお歌い続けられる凄みを感じました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

水木さんに続いて、バンドの皆さんが退場されると拍手がだんだんとアンコールへ。 
しばらくアンコールが続く中、岩ちゃんとかおりんが登場され、今回の出演者の皆さんをお迎えします。 

・バンドの皆さんは岩ちゃん、コーラスの皆さんはかおりんがそれぞれご紹介。 
・それぞれが紹介される中、水木さんと影山さんがドラムのガンタさんには「骨折」、

 貴日さんには「かっこいい」等ちょっとした野次を入れられていました。 
・ここで出演者の皆さんから一言づつコメントをいただく事に。 
・水木さん「すぎうらさん、まだ『ガンバの冒険』のエンディング歌ってないですよね。聞きたいなぁ」 
 堀江さん「聞きたい聞きたーい」 
 観客拍手。 
 すぎうらさん「また呼んでいただけるならぜひ」 
・チャーリーさん「アニソンのライブに初めて出たのがAJFでもう10年以上になるんですね。

        ありがたいです。I Love you Baby. Thank you so much!」 
・影山さん「久し振りに大阪の夏に帰ってこれて嬉しかったです。I Love you Baby!」 
・山本さん「今年も大阪で歌えて嬉しかったんですけど、同じくらい嬉しかったのは、

     すぎうらさん。同じ愛知県の同じ安城市出身なんですよ」 
 観客「へぇええええええ」 
 山本さん「しかも、同じ中学校出身」 
 観客「へぇええええええぇえええええ」 
 山本さん「中学校一年生の時、すぎうらさんが三年生だったんですよ」 
 観客「へぇええええええぇえええええぇえええええええ」 
 山本さん「家も800mくらいしか離れてないの」 
 観客「へぇええええええぇえええええぇえええええええぇええええ」 
 すぎうらさん「ほんと凄い偶然」 
 山本さん「アニキは水木のアニキがいるじゃない? 安城ではアニキの事"にぃちゃん"て呼ぶんだけど、オレ、にぃちゃんが出来て嬉しい」 
 観客拍手。 
 水木さん「それって東京ではわかんなかったんだ?」 
 山本さん「うん。東京では会ってないんだ」 
 水木さん「アレ? すぎうらさん……東京もお出になってますよね」 
 堀江さん「……アニキ?」 
 影山さん「……アニキィ?」 
 水木さん「…………オレ、すぎうらさんとお会いしてますもんね?」 
 堀江さん「アニキ、I Love you Baby!」 
 観客笑。 
 かおりん「なんか丸くおさまった!」 
 ※山本さんは東京公演三日目にご出演、すぎうらさんは東京公演二日目にご出演。水木さんは両日ともご出演されていました。 
・串田さん「大阪は個人的にも何度も何度も来てるけど、新曲も出たことだし、また来たいなぁ」 
・堀江さん「今年は『アニソン女子部』がファイナルを迎えるんですけど、

     これまで『出たい』って言い続けた人が出るんです。ミズキイチコって人が」 
 観客笑。 
 堀江さん「どんな格好で登場するんでしょう?」 
・堀江さん「『ラジメニア』が30年ということですが、これから40年、50年と続く事を願っています。ついて来いよぉぅ!」 
 かおりん「ハイ!」 
 堀江さんの言葉に泣きそうな顔になるかおりん。 
・水木さん「デビュー50周年目にAJFに出れた事を誇りに思います。『ラジメニア』もね。30周年という事で応援してます」 
 岩ちゃん「ありがとうございます!」

 

34:バビル2世/水木一郎 
       堀江美都子 串田アキラ 山本正之 チャーリー・コーセイ 影山ヒロノブ すぎうらよしひろ  
       岩崎和夫 南かおり 
-MC-

 

「ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"」のラストを飾るのは水木さんがアニメ「バビル二世」よりオープニングを出演者全員で。 
水木さんが中心に歌われる中、出演者の皆さんは時に歌われ、時に観客にマイクを向けられ、観客は終始おおいに元気に歌い 
会場全体がラストという名残惜しい空気はらみつつ、賑やかに盛り上がる様子はライブの締めくくりにぴったりの一幕でございました。

 

・曲が終わると岩ちゃんの誘導でバンド、コーラスの皆さんもステージ前方に集まる事に。 
・かおりん「じゃあ、大阪公演が無事終了した事と、また来年も大阪に帰ってくるよっていう思いを込めて

     アニキにアレをやってもらって締めにしましょうか」 
 演奏陣も含めて出演者の皆さんがステージ前方に集合する中、怪訝な顔でかおりんを見つめる水木さん。 
 かおりん「アニキが『かおりん何言ってんの?』って顔してるけど大丈夫かな? 毎年やってる事やねんけど」 
 観客笑。 
 水木さん「じゃあね、今年もAJFが無事終了したという事で、みんなで手をつないで万……」 
 堀江さん「いやいやいや。(Zのポーズをしながら)コッチでしょ?」 
 水木さん「あ、そっちか」 
 観客笑。

・締めくくりとしてとてもありがたい「三本締めZ」を行う事になり、マイクを通さない生声で挨拶される水木さん。 
・水木さん「いいですか? 皆さん幸せになりますよー。Million、Billion……影ちゃん、次は何? いってごらん?」 
 影山さん「えっ、ここでオレっすか? あのォ、アレっすよ。……Zillionでしょ?」 
 水木さん「そう。ホンットにおめでたいんですよー」 
 この間、水木さんにさりげなくマイクを向け、水木さんの声が会場全体に聞こえるようにしていらした串田さん。

 

35:三本締めZ

 

「ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"」および「ANIME JAPAN FES 2018"夏の陣"」全公演の締めくくりとして 
水木さんの音頭で出演者、観客全員でとてもありがたく、とてもおめでたい「三本締めZ」が行われました。

 

・出演者の皆さんがお一組ずつ見送られ、最後に水木さんが「行ってきまぁああああす!」と退場すると 
 観客が「行ってらっしゃぁああああい」と返し、さらに水木さんが「愛してるゼェエエエエエエエエッ!!」と返されていました。 
・出演者の皆さんを送り出し、岩ちゃんとかおりんのお二人に。 
・岩ちゃん「『ラジメニア』30周年という事で、出演者の皆さんには色々なワガママを聞いてもらいました」 
 かおりん「それを許してくださった皆さん、本当にありがとうございました」 
 岩ちゃん「我々もアニキやミッチ達を見習って40年、50年と頑張っていきたいですが、

     それには皆さんのリクエストがないとはじまりません。 
     今後ともよろしくおねがいします。今日はありがとうございました!!」 
 かおりん「気をつけてお帰り下さい!」 
 観客拍手。

 


岩ちゃんとかおりんが深々とお辞儀をされ、観客から拍手が贈られる中、お二人が退場されると客席が明るくなり、 
「ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"」は終演となり、これにて「ANIME JAPAN FES 2018"夏の陣"」全公演が終了しました。

 

当方初参加となった「ANIME JAPAN FES 2018 "大阪 夏の陣"」は東京公演の「スーパーアニソン魂2018"夏の陣"」をベースに展開。 
SASに引き続き、水木さん、堀江さん、串田さんがこれまであまり歌われてこなかった楽曲を披露されましたが、

その選曲理由のひとつが 「青春ラジメニア」の岩ちゃん、かおりんがリスナーの思いも交えてのリクエストという事が興味深かったです。 

トピックとして東京公演には水木さんの50周年特別記念公演へのゲスト出演にとどまった影山さんの、

およそ7年ぶりにSASを母体とするライブへの参加。AJFではおそらく初披露となる「覚悟完了」、

バンドでの「夢光年」が披露された事は、影山さんが多忙の為、AJFに出演されてこなかった溜飲が少々下がる思いでした。 
さらにこれまでアコギコーナーはお一人で演られてきた山本さんが岩ちゃん、かおりんとともに楽曲を披露されるという

今回ならではの一幕は「ラジメニア」のお膝元である大阪公演だからこそ聞く事が出来るコラボレーションであり、

大阪公演だからこそ歌う意味のある曲だと感じました。 

 

観客は長年にわたるアニメソングファンが多い印象で、ライブ中の雰囲気も東京公演の三日間を凝縮された様な濃さを感じるものでした。 
特に山本さんのアコギ時の手拍子の揃いぶりや、堀江さんのステージの際の盛り上がり等

独特の熱気を感じる盛り上がりぶりで大変興味深かったです。 

「ANIME JAPAN FES」20周年、そして「青春ラジメニア」もうすぐ30周年おめでとうございます。

 

 

補足

 

・出演者の皆さんのご衣裳が東京公演と少し違うのも魅力。

 

・東京公演初日「水木一郎 デビュー50周年記念 特別公演 ~原点オンパレードだゼーット!~」でのサプライズの話。 
 堀江さん「第一部はみんな2階席で見てたんですけど、第二部からは楽屋に隠れてて、 
     私が見張りになって『アニキが来たぞー』って言ったらみんなが隠れるっていう感じでしたね」 
 水木さん「俺も歌いながら2階席見たりするんだけど、照明がうまい具合に2階席を見えないようにしてたんだよ」 
 かおりん「チームワークですね」

 

・かおりん「『マッハバロン』の時、ステージ横のモニターでステージと客席の様子を見てたんですけど、 
          イントロが流れた時のみなさんの顔がとてもいいんですよ」 
 岩ちゃん「これぞアニソンのすばらしさ。ずっと続けていきたいですね」

 

・「チャーくん」と呼んで欲しいチャーリーさん。

 

・チャーリーさん「Thank you! ……(照明を指差し)電球」 
 観客笑。 
 チャーリーさん「このネタ45年くらいやってる」

 

・最初にANIME JAPAN FESに出演した時は緊張していたチャーリーさん。 
 チャーリーさん「ロックとかブルース歌う時は緊張しないのにアニソンだとするんですね。足が震えてましたから。 
                今日は緊張してませんよ?」 
 観客笑。

 

・かおりん「さっきチャーリーさんが初めての時は緊張したって話されてましたけど、 
     以前、馬渡松子さんがいらした時は楽屋でずっと『緊張する~緊張する~』って言ってらしたんですよ。 
     それがステージに出られた時にお客さんの歓声を聞いて吹っ飛んだって言われてましたね」

・山本さんの譜面台調整に出たり入ったりするスタッフさん。

 

・水木さん「おかげさまで50年歌ってきましたけど、声の衰えは感じないんですよ。これもアニソン、特ソンを歌ってきたおかげですね。 
     あと『24時間1000曲ライブ』を成功させたっていうのが、声帯の強さへの自信にもなりましたからね。 
     それとオレより先輩のささきいさおさんがまだ声も枯れずに元気でいるから、まだオレも大丈夫かなと。 
     いさおさんが元気だから頑張れるオレを影山や遠藤(正明さん)が見て

     『アニキが大丈夫ならオレ達も大丈夫だ』って思ってるみたいです」

 

・水木さん「オレはJAM Projectの立ち上げメンバーですけど、未だにメンバー全員が慕ってくれてね。嬉しいですよ。 
     一番距離を感じるのはね。きただに(ひろしさん)ぐらいですよ」 
 観客笑。 
 水木さん「アイツは照れ屋さんだからねぇー。面と向かって慕うのが恥ずかしいのかな。でもそこがきただにの可愛い所なんだよね」

 

・堀江さん「さっきのアニキのコーナーは動物つながりって言ってましたね。猿(主人公・猿谷猿丸)は動物ちゃうわー」 
 観客笑。

 

・堀江さん「影ちゃん、今回最年少だって」 
 影山さん「でしょお?」 
 堀江さん「てことは影ちゃんがいなければ、あたしが最年少だったの」 
 影山さん「ぇええ~それだけの為にオレ、抹殺されないですよねぇ?」 
 観客笑。

 

・堀江さん「ちょっと体調が悪い時でもアニメソングを聞けば元気になれます。歌が助けてくれるから、歌が元気をくれるから」

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