2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
Friends of Disney Concert 2018 昼公演
18.4.15 東京国際フォーラム・ホールA
演奏/Friends of Disney Band カラオケ
コーラス/Friends of Disney Singers (高尾直樹 渕上祥人 斎藤妙子 浅井麻里)
ゲストアーティスト(50音順)/石橋陽彩 入野自由 昆夏美 斉藤慎二 (ジャングルポケット)
DAIGO 田代万里生 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic
Little Glee Monster (芹奈 アサヒ MAYU かれん manaka)
山寺宏一
ナビゲーター/斉藤慎二 (ジャングルポケット) Miracle Vell Magic
2015年より毎年春に開催されているコンサート「Friends of Disney Concert」。
世界的人気のウォルト・ディズニー社が制作したアニメ作品をはじめ、実写ドラマ、ミュージカル、
東京ディズニーランドや東京ディズニーシー等のテーマパークと、ディズニー作品にまつわる歌と音楽を、
"オール・フレンズ・オブ・ディズニー"という合言葉のもと、出演者と観客の垣根を越えて楽しむコンサートです。
出演者はフレンズ・オブ・ディズニー・コンサート・バンド&シンガーズの皆さんによる演奏と歌をメインに、
日本語吹替版で歌唱や声を担当された声優さんや俳優さん、ミュージカルで活躍されている俳優さんの他、
ディズニーの楽曲をカバーされているアーティストさん等をゲストに迎えて開催されています。
毎年昼の部、夜の部と開催されており、今回は昼の部のレポートです。
会場は東京国際フォーラムのホールA。
ステージ上は楽器ブースは弦楽器や管楽器のブースも見られる豪華なバンド編成。
バンドのブースの向かって左側にはシンガーズの皆さん用の譜面台やマイクスタンドが用意されていました。
ステージの後方上部には大型ビジョンが設置されており、コンサートのメインビジュアルが映し出されていました。
開演時間になると煌びやかな鐘の音が鳴り、しばらくすると場内が暗くなっていき、
演奏を担当されるフレンズ・オブ・ディズニー・コンサート・バンドの皆さんと
歌とコーラスを担当されるフレンズ・オブ・ディズニー・コンサート・シンガーズの皆さんがご登場。
シンガーズのメンバーはディズニーのコーラスワークの他にもアニメや特撮ソングも歌われている高尾直樹さんや、渕上祥人さん、
ディズニーの楽曲をはじめ、幅広いジャンルでご活躍中の斎藤妙子さん、浅井麻里さんといった顔ぶれで
2015年の初演「Friends of Disney Concert ~歌がみんなをひとつにする~」以来の座組となりました。
バンドの皆さんとシンガーズの皆さんの準備が整った所で指揮者の方がご登場。
指揮者の方の合図で全員で一礼されると観客から拍手が贈られ、いよいよ「Friends of Disney Concert 2018」昼公演開演です。
●第1部
00:Overture/Friends of Disney Band & Singers
-MC-
大型ビジョンにディズニー作品の様々な場面が映し出され、弦楽器の穏やかで煌びやかな音色が
軽快な音楽に変わると、観客の拍手の中、ゲストシンガーの皆さんがおひとりづつ順番にご登場。
ビジョンにはその都度ゲストの方のお名前と登場される光景が映し出されていました。
・今回の司会はディズニーが大好きなお笑いトリオのジャングルポケットの斉藤慎二さんと
「Friends of Disney Concert 2016」以来のご登場になる"Vellちゃん"ことMiracle Vell Magicさんがご担当。
・ここで出演者の皆さんの何人かにコメントをいただく事に。
・まずは山寺さん。第一声からご自身が声を担当するドナルドダックの声で挨拶され観客大沸き。
山寺さん「ごめんなさい! テンション上がってアヒルになっちゃった! あんまり他所でやっちゃいけないって言われてるのに!
でも、今日は『Friends of Disney Concert』だから許してくれますよね?」
観客拍手。
・この時の斉藤さんは付けヒゲにコック帽姿。
斉藤さん「一応、シェフのルイのつもりなんですけどさっき石橋君にこの格好を見られて、『ぅうわ!』って驚かれました」
観客笑。
・入野さん「僕は『キングダムハーツ』というディズニーとコラボしたゲームのシリーズでソラという役を演じていて、
ドナルドやグーフィーと一緒に旅をしているんですけど……」
山寺さん「(ドナルドの声で)ソラ! ソラ! 今日は一緒に頑張ろうね!」
入野さん「(ソラの声で)ドナルド、よろしくなっ!」
観客大拍手。
・ここでゲストの皆さんは退場され、入野さんお一人に。
入野さん「みなさん、ちょっと緊張してますか? はじまったばかりですよね? わかってますよ、よくわかってますよー」
01:俺のおかげさ/入野自由
02:レ・ポワゾン/斉藤慎二
03:A Dream Is A Wish Your Heart Makes/Beverly
04:悪の力を呼び覚ませ/Miracle Vell Magic
05:いつまでも幸せに/中川翔子
-MC-
一曲目は映画「モアナと伝説の海」より、半神マウイが歌った歌を入野自由さんがカバー。
観客への投げかけから歌へとつながる始まり方がとてもおしゃれで、
映画で吹き替えを担当された尾上松也さんを彷彿とされる凛々しい歌いぶりで、軽快かつ頼もしく歌われました。
続いては斉藤さんが登場され、映画「リトル・マーメイド」よりシェフのルイが料理の際に歌っていた歌をカバー。
この年の2月に開催されたコンサート「Disney on CLASSIC Premium『リトル・マーメイド』イン・コンサート」でも
同曲を歌われているだけに、斉藤さん持ち前のよく通る美声とシェフのルイさながらのパフォーマンスで観客を和ませていました。
がらりと雰囲気がかわり、Beverlyさんのご登場で映画「シンデレラ」よりメインテーマともいえる「夢はひそかに」を
アルバム「ウォルト・ディズニー・レコード・セレクション:夢はひそかに・カバー・ソングス・コレクション」で
ご自身がカバーされているバージョンで。 しっとりとして煌びやかな曲調を伸びやかな高音で披露され、
観客もうっとりと聞き入った後は、Vellさんのご登場。 「ディズニー・ヴィランズ(悪役)に子供がいて、
彼らがもし十代だったら…」というコンセプトの映画「ディセンダント2」より劇中歌の日本語歌詞版。
ハードでミステリアスな曲調を軽々と歌いつつ、ピンヒールで軽快なステップを踏まれている光景は圧巻でした。
続いては中川翔子さんのご登場でアニメ「ラプンツェル ザ・シリーズ」よりご自身が演じるラプンツェルが歌う劇中歌。
満ち足りている中に垣間見える不安を綴った内容の楽曲を、しなやかで少々のせつなさを感じる歌いぶりでご披露されました。
・中川さんが退場されると入れ替わりに斉藤さんとVellさんがご登場。
・映画「ディセンダント2」やアニメ「ラプンツェル ザ・シリーズ」の解説を振り返っている中、
スタッフさんがステージ上にマイクスタンドを5本セッティング。
・斉藤さん「続いてはわくわくする冒険や友情を描いた世界感の曲をお楽しみください」
Vellさん「まずはLittle Glee Monsterの皆さんの五人ならではのコーラスをお楽しみください」
06:I WAN’NA BE LIKE YOU/Little Glee Monster
07:サークル・オブ・ライフ/田代万里生
08:ユール・ビー・イン・マイ・ハート/山寺宏一
09:ゴー・ザ・ディスタンス/DAIGO
10:時は永遠に/昆夏美
-MC-
Little Glee Monsterの皆さんのご登場で、映画「ジャングル・ブック」アニメ版/実写版双方で歌われているキング・ルーイが歌う楽曲を
アルバム「Dream2 ~Disney Greatest Hits~」収録のLittle Glee Monsterの皆さんが歌われた英語版。
ジャズ色が強いアレンジで、皆さんの厚みのあるコーラスとスキャットが特徴的。
マイクスタンドを巧みに使用したパフォーマンスも見所でした。 シンガーズの皆さんのサバンナを思わせる壮大なスキャットの中、
田代万里生さんが登場され映画「ライオンキング」よりオープニング。
ご自身もコンサートでよくカバーされている楽曲という事で、田代さんオリジナルの雄大な節回しで披露されました。
続いては山寺宏一さんが登場され、映画「ターザン」より、日本ではV6の坂本昌行さんが歌われていた主題歌をカバー。
シンガーズの皆さんのやらわかなハーモニーと共に、山寺さんは優しく包容力のある歌声でダイナミックに歌われていました。
余韻もそのままにDAIGOさんが登場されると、映画「ヘラクレス」より、日本では藤井フミヤさんが歌われた主題歌をカバー。
静かで穏やかな曲調の本曲を、ほのかに色気漂うロックな歌いぶりで伸びやかに歌われるDAIGOさんに、
じっくりと見入り聞き入っておりました。 続いては昆夏美さんのご登場で、実写版映画「美女と野獣」より
ご自身が吹き替えを担当されたベルが歌った劇中歌。
昆さんがしなやかな中に意思の強さを感じる透明感の塊のような歌声で歌われている様子に、
観客の多くがうっとりとして聞いているのが伺えました。
・昆さんを見送りながら斉藤さんとVellさんがご登場。
・この間スタッフさんがステージ上にマイクスタンドやテーブルなどをセッティング。
・実写版映画「美女と野獣」の話題から実写版映画の製作が決定している「アラジン」の話題に。
・Vellさん「なんどジーニーは、あのウィル・スミスが演じる事が発表されています。どうなるんでしょう!」
11:朗読「アラジン」/朗読・山寺宏一 入野自由 昆夏美
~アラビアン・ナイト/Friends of Disney Band
~フレンド・ライク・ミー (僕は大親友)/山寺宏一
~ホール・ニュー・ワールド/田代万里生 Beverly
今回の朗読は日本での公開から25年目の「アラジン」。主人公のアラジンを入野さん、ヒロインのジャスミンを昆さんがご担当。
山寺さんは朗読の他、作中でご自身が演じられたジーニーの他、ジャファー、ジャファーが化けた老人、
アグラバー国王サルタン等を担当されました。 今回は山寺さんがジーニーの自己紹介曲「フレンド・ライク・ミー (僕は大親友)」を
楽曲直前の台詞も織り交ぜてご披露。今回も観客が大いに沸いていました。
アラジンとジャスミンが絨毯に乗る場面で歌われる「ホール・ニュー・ワールド」を田代さんとBeverlyがとてもロマンチックに歌われました。
朗読は物語の進行にそってゲストシンガーの方々が登場され、作品を彩った様々な楽曲が披露されるのが恒例になっておりますが、
今回は前途の本作を代表する楽曲二曲が歌われるに留まり、
代わりにオープニングの「アラビアン・ナイト」のインストゥメンタルが生演奏で披露されました。
朗読が終わり、入野さん、昆さんが拍手で見送られ、山寺さんお一人に。
山寺さん「これから休憩です! 二部でお会いしましょう! チャーオー!」
~休憩~
拍手の中、山寺さんに続いてバンドとシンガーズの皆さんもご退場され休憩時間。
休憩時間中の大型ビジョンにはコンサートのメインビジュアルや各種CMが流れていました。
●第2部
12:The Main Street Electrical Parade
-MC-
休憩時間が終わるとバンド、シンガーズの皆さんが登場され、客席が暗くなり第2部のスタートは
世界のディズニーランドが夜に行っているパレード「エレクトリカルパレード」の生演奏から。
曲が始まると観客から感嘆の声が漏れていました。
・演奏が続く中、斉藤さんとVellさんがご登場。
・斉藤さん「今日まさに東京ディズニーリゾート35周年"Happiest Celebration!"がスタートしました。これから行くよーって人?」
客席の方々で手が上がっていました。
斉藤さん「いますねー。明日行くよーっていう人!?」
ここでも客席の方々で手が上がっていました。
斉藤さん「明後日行くよーって人!?」
ここでも客席の方々で手が上がっていました。
斉藤さん「毎日行くよーって言う人ー?」
ここでも客席の方々で手が上がっていました。
斉藤さん「ちゃんとお仕事も行ってくださいねー」
観客笑。
・Vellさん「ここからは東京ディズニーリゾート35周年を記念してメモリアルソングをメドレーでお届けします!」
13:「東京ディズニーリゾート」アニバーサリー・ソング・メドレー
東京ディズニーランド・イズ・ユア・ランド (Short size)/入野自由 中川翔子 Miracle Vell Magic
~ハピネス・イズ・ヒア (Short size)/Miracle Vell Magic
~Brand New Day (Short size)/入野自由 中川翔子 Miracle Vell Magic
-MC-
コンサートが開催された当日に開園から35周年を迎えた東京ディズニーランドを寿ぐディズニーリゾートメドレー。
まずは穏やかで荘厳なはじまり方が印象的な東京ディズニーランドメインテーマを入野さん、中川さん、Vellさんがカバー。
これぞディズニーランドというわくわく感あふれる楽曲をお三方がはつらつと歌われた後、入野さんと中川さんが退場され、
Vellさんお一人で東京ディズニーリゾートの30周年テーマソング「ハピネス・イズ・ヒア」をカバー。
煌びやかな楽曲を弾ける様な歌声と堂々とした歌いぶりを披露されると、再び入野さん、中川さんが合流され、
東京ディズニーリゾート35周年"Happiest Celebration!"テーマソング「Brand New Day」をお三方でカバー。
はつらつとした曲調の英語詞の本曲をそれぞれの個性を感じる歌いぶりで元気いっぱいににぎやかに歌われました。
・ここで斉藤さんとVellさんが登場され、メドレーの楽曲を改めてご紹介。
・斉藤さんが雰囲気たっぷりに曲名を英語で言うものの、Vellさんの発音の流暢さにさらりと追い抜かれる。
・当時公開中の映画「リメンバー・ミー」のお話に。
・斉藤さんが面白くて二回見に行ったというも、Vellさんの四回にさらりと追い抜かれる。
斉藤さん「私の二回が薄まってしまった……」
・主人公ミゲル役の吹き替えを演じた石橋陽彩さんがご登場。
・石橋さんの衣装は作中のミゲルと同じパーカー、シャツ、ジーンズ姿。
●映画「リメンバー・ミー」吹き替え声優陣メッセージ
映画「リメンバーミー」の吹き替えを担当された藤木直人さん、松雪泰子さん、横山だいすけさんからのメッセージが大型モニターに上映。
観客へ向けて映画の魅力を話されつつ、これから歌を歌われる石橋さんへの激励の言葉を送られていました。
・斉藤さん「陽彩くん、皆さんからのメッセージを受けていかがですか?」
石橋さん「(大型モニターへ向けて手を振りながら)がんばりまーす!」
斉藤さん「うん、もう映像は流れていないんだけどね」
観客笑。
石橋さん「今すっごく緊張していたんですけど、皆さんの言葉をいただいて緊張がふっとびましたね」
斉藤さん「すばらしいコメントだ」
観客笑。
14:リメンバー・ミー/石橋陽彩
-MC-
当時絶賛公開中であった映画「リメンバー・ミー」より、物語のカギになる楽曲「リメンバー・ミー」。
とにかく石橋さんのステージが素晴らしい。それまでは緊張したご様子に、
観客もほほえましく見守っている様子だったのが歌い出された途端、
13才ならではの瑞々しい歌声と、それに反比例するような歌いぶりの達者さ凄さにぐいぐいと惹きこまれているのが伺える程。
ひたすら圧倒されました。
●振り付け講座/Miracle Vell Magic 入野自由
ここで毎回恒例になっている観客参加型のダンスコーナー。今回は映画「リメンバー・ミー」のエンディングでダンス。
ダンスの心得があるVellさんが全3ブロックある振り付けを指導され、要所要所で補足するサポート役として入野さんが参加。
ゲストの皆さんはもちろん、バンドやシンガーズの皆さんも起立され、観客と一緒にダンスをするのが特徴です。
途中でお笑いコンビ、にゃんこスターのアンゴラ村長さんのネタ中のダンス風の振り付けが登場すると
斉藤さんが「ウチらはあのコンビにコントで負けたからね」と「キングオブコント2017」での恨み節を話し、観客を沸かせていました。
Vellさんが丁寧に教えるもなかなかに難しい振り付けが続く中、観客を置いていかない様に話しかけたり、ゲストの皆さんへコメントを求めたりと
要所要所で入野さんが大活躍。更に山寺さんや斉藤さんもボヤいてみたりして観客を和ませていました。
15:リメンバー・ミー (エンドソング) (Short size)/石橋陽彩 入野自由 昆夏美 斉藤慎二
DAIGO 田代万里生 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic
Little Glee Monster 山寺宏一
Friends of Disney Band Friends of Disney Singers
-MC-
一通りの振り付けを教え終り、本番前に一度音楽を流してリハーサルをしてから、いよいよ本番。
「リメンバー・ミー (エンドソング)」が流れる中、出演者と観客とが文字通り一体になって踊られ、
終ると達成感に満ち溢れた拍手が自然と発生しました。
・斉藤さん「『リメンバー・ミー』のテーマは『絆』。これまでのディズニー作品にも絆をテーマに様々な作品が作られてきました。
ここからはそんな『絆』をテーマにした作品、楽曲を集めたメドレーをお届けします!」
16:「絆」で紡ぐ「ディズニー」名曲メドレー
ミッキーマウス・マーチ (Short size)/石橋陽彩 入野自由 昆夏美 斉藤慎二
DAIGO 田代万里生 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic
Little Glee Monster 山寺宏一
~スーパーカリフラジリスティックイクスピアリドーシャス (Short size)/DAIGO 中川翔子 Miracle Vell Magic
~君がいないと (Short size)/石橋陽彩 斉藤慎二
~So Close/入野自由
~Can You Feel The Love Tonight/Beverly
「絆」をテーマにしたメドレー。まずはテレビ番組「ミッキーマウス・クラブ」テーマソングをゲストの皆さん全員でカバー。
広く知られた楽曲だけに観客も一緒になって歌われました。みなさんが退場される中、DAIGOさん、中川さん、Vellさんが残られ、
映画「メリー・ポピンズ」より早口の呪文が楽しい劇中歌をカバー。それぞれがステージ上を入り乱れて楽し気に歌われました。
続いては斉藤さんと石橋さんが登場され、映画「モンスターズ・インク」よりエンディングをカバー。照明も青と緑に。
斉藤さんはサリー、石橋さんはマイクのパートを歌われ、穏やかにのんびりをした雰囲気で歌われていたのが印象的でした。
がらりと雰囲気が変わり、入野さんが登場され、映画「魔法にかけられて」よりジゼルとロバートのダンスシーンの劇中歌をカバー。
入野さんがひろがりを感じる歌声で原曲版の英語詞を流暢に歌われる様子はとてもロマンチックでした。
続いてBeverlyが登場され歌われたのは、映画「ライオンキング」より
アルバム「Thank You Disney」収録のご自身がカバーされているアレンジで。
どこかサバンナの雰囲気を感じられるアレンジとBeverlyさん独特の高音域の張りの力強さは実に圧巻でした。
~美女と野獣/昆夏美 田代万里生
~パート・オブ・ユア・ワールド/Little Glee Monster
~アンダー・ザ・シー/石橋陽彩 入野自由 斉藤慎二 DAIGO 田代万里生 山寺宏一
~ゼロ・トゥ・ヒーロー/昆夏美 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic Little Glee Monster
~みんなスター!/石橋陽彩 入野自由 昆夏美 斉藤慎二
DAIGO 田代万里生 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic
Little Glee Monster 山寺宏一
昆さんと田代さんが登場されて歌われたのは、実写版映画「美女と野獣」より主題歌「美女と野獣」。
ミュージカルの舞台でご活躍中のお二人ならではの、ステージでの優雅さと歌声の美麗さをたっぷりと堪能いたしました。
続いてはLittle Glee Monsterの皆さんが登場され、映画「リトル・マーメイド」よりアリエルが歌う劇中歌のカバー。
歌はもちろん台詞もそれぞれがご担当。表情豊かに歌われるのはもちろん、
サビの盛り上がりにつれ厚みを増すハーモニーはとても彩り豊かでした。
入れ替わりにゲストの男性陣が登場され、同じく「リトル・マーメイド」よりセバスチャンによるトロピカルな海中賛歌。
テレビシリーズやショー、ゲームで三代目セバスチャンを演じる山寺さんがセバスチャンそのままの声で歌われたのを皮切りに
それぞれがソロパートが設けられている中、斉藤さんのソロパートが「いいぞ! ヤッホー!」だけだったのも大変興味深く。
続いては軽快なテンポの中、ゲストの女性陣が登場され、映画「ヘラクレス」よりヘラクレスを讃えに讃えた「ゼロ・トゥ・ヒーロー」。
とにかく躍動感ある本曲を女性陣の皆さんがシンガーズの皆さんと共にそれぞれの個性でパワフルかつゴージャスに歌われていました。
そして男性陣の皆さんも合流し、中川さんの合図でラストは映画「ハイスクール・ミュージカル」より「みんなスター!」。
過去のコンサートでも本編のラストに歌われている本曲はとてもノリがよく、男女に別れての歌唱や掛け合いがふんだんにあり、
とても明るく賑やかなのでラストにぴったり。途中でパーカッションのソロパートも設けられていたのが新鮮に感じました。
~アンコール~
-MC-
「みんなスター!」のインストゥメンタルが奏でられる中、ゲストの皆さんが退場され、ステージ上が暗くなると
それまでの拍手がアンコールをあらわす手拍子に代わり、しばらくするとステージ上が明るくなり、ゲストの皆さんが再びご登場。
・アンコールは山寺さんが進行。まずは司会のお二人へ拍手が贈られました。
・挨拶された後、アンゴラ村長さん風のステップをされた斉藤さん。
山寺さん「それに負けたんだよね」
斉藤さん「面白かったけど負けてないです。自分の中では勝ってますから」
観客笑。
・さらにオープニングでお話をされていない方々に一言づつコメントをいただく事に。
・中川さん「夢と魔法の王国が誕生して35年目の今日、春の嵐の中の今日、一生忘れる事はありません。
(ラプンツェルの声で)今日は、人生最っ高の日だわぁっ!!」
・DAIGOさん「今回、初めてこのステージに立ったんですけどぉ、簡単に言うとアレですね。DSKですね」
山寺さん「来た! なんだろう、DSK。まったくわからない。なんだろう?」
DAIGOさん「(D)ディズニーぃ、さ(S)いこ(K)ーぅ!!」
17:小さな世界/石橋陽彩 入野自由 昆夏美 斉藤慎二
DAIGO 田代万里生 中川翔子 Beverly Miracle Vell Magic
Little Glee Monster 山寺宏一
アンコールはディズニーランドのアトラクションで、東京ディズニーランドではコンサート当日にリニューアルオープンした
「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマを出演者全員で。大型モニターには歌詞が映し出され、観客も歌えるように配慮されておりました。
会場全体で大合唱する様子は明るい中に少々の名残惜しさもあり、コンサートの締めくくりらしい一幕でした。
BGM:小さな世界
「小さな世界」のインストゥルメンタルが演奏され、それに合わせて観客が手拍子をする中、順番にゲストの皆さんがご退場。
ゲストの皆さんが退場され後も演奏は続き、演奏が終了するとバンドとシンガーズの皆さんにも拍手が贈られました。
しばらくすると客席が明るくなると共にステージ上が暗くなり、「Friends of Disney Concert 2018」昼公演は終演となりました
今回で四年目の「Friends of Disney Concert」。作品のオリジナルキャストである声優、歌手、ミュージカル俳優、お笑い芸人と
とてもバラエティ豊かなゲストの皆さんを迎え、それぞれの個性を感じる歌いぶりでディズニーの楽曲を歌われていました。
前回はなかなかに渋めのラインナップでしたが、今回は公開中の「リメンバー・ミー」が歌われたのはもちろんの事、
比較的知名度の高い楽曲を、ゲストの方々それぞれのアレンジで歌われていたのが大変興味深かったです。
また、東京ディズニーランド開園35周年を迎えたその日に記念のメドレーが披露されたというのも心憎いものでございました。
個人的には朗読コーナーが思い入れの深い「アラジン」だったのが嬉しうございました。
映像ゲスト/藤木直人 松雪泰子 横山だいすけ
補足
・会場のロビーには今回のコンサートのロゴや映画「リメンバー・ミー」のフォトスポットが設けられていました。
・Overtureでゲストの皆さんが登場される際はその都度拍手と歓声が上がっていたのですが、
体感的に一番歓声が大きかったのは石橋さんでした。
・第一部の序盤で楽曲が歌われる際は大型モニターに作品のダイジェスト映像が流れていました。
・山寺さん「ゲストの皆さんは豪華で凄く若い方もいるので、なんか付き添いのお父さんのような気持ちです」
・ヴィランズの子供達の視点で悪の心を肯定した「悪の力を呼び覚ませ」から
プリンセスが物語のハッピーエンドを迎えた後の物足りなさを歌った「いつまでも幸せに」というのも興味深く。
・朗読では文字通りの七色の声を披露される山寺さんを、生で見る事が出来てうてしうございましたが、
とてもタフな「フレンド・ライク・ミー (僕は大親友)」を歌われた後、すぐに朗読に戻られていたのには脱帽でした。
・「リメンバー・ミー (エンドソング)」では高尾さんがノリノリで踊られていました。
・2015年の初演以来のご出演のLittle Glee Monsterの皆さん。当時は注目の若手といった感じでしたが、
この3年の間に日本武道館でのソロライブやNHK「紅白歌合戦」へのご出演を経てコーラスの厚みに磨きがかかっていた印象。
・「アンダー・ザ・シー」の「粋なジャズバンド」でバンドの皆さんの方を振り向く入野さん。
・司会と歌で活躍された斉藤さん。観客の和ませ方や切り返しの速さにお笑い芸人さんの凄みを垣間見ました。