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影山ヒロノブバースデーライブ2018
18.3.18 Shibuya eggman

 

出演/影山ヒロノブ

 

演奏/BROADWAY (Key&Cho.須藤賢一 B&Cho.村上聖 Dr&Pa&Cho.岩田"GUNTA"康彦 G&Cho.松尾洋一) 
      Ag.影山ヒロノブ

 


アニメ「DRAGON BALL Z」のオープニング「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を筆頭に、数多くのアニメ、特撮の歌を歌われ、 
近年ではアニメソングを作り歌う為に結成されたユニットJAM Projectのリーダーとしても活動されている影山ヒロノブさん。 
毎年ご自身のお誕生日である2月18日にご自身のバンドBROADWAYを従えてのバースデーライブ開催されていますが、 
この2018年のお誕生日は、前日にJAM Projectのライブツアー最終公演が催された事もあって一か月後の3月18日に開催されました。

 

会場は東京渋谷にある老舗のライブハウスShibuya eggman。 
影山さんがバースデーライブをはじめ、これまで何度もライブをされているライブハウスです。

地下へと続く階段には多くの関係者やファンからの祝花の他に、2017年に通信アプリLINEの生放送アプリLINE LIVEで 
放送していた「~影山ヒロノブデビュー40周年記念番組~影生ヒロノブ」でパートナーだった人形「影生くん」からの祝花も。 
収容人数約350人の会場でチケットは完売という事で、ホール内は満員で人であふれかえっていました。 

開演時間を少し過ぎた頃に徐々に照明が暗くなっていき、一月遅れのバースデーライブいよいよ開演です。

 

00:Ray of Hope ~Anthem of KAGE☆STARS~/SE 
01:鬼神童子ZENKI 
02:HEATS 
-MC-

 

オーバーチュアとして影山さんのオリジナルアルバム「ROCK JAPAN」のオープニングが流れる中、

バンドのBROADWAYの皆さんがご登場。 BROADWAYの皆さんの準備が整うと、

アニメ「鬼神童子ZENKI」の初代オープニングの重々しいイントロの中、影山さんがご登場。 

赤黒いジャケット姿でパワフルかつ颯爽と歌われると、

そのままOVA「真 (チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」より二代目オープニングへ。 
からりとした歌声と躍動感あふれるパフォーマンスで、ステージせましと動き回り観客を盛り上げる影山さんが印象的でした。

 

・影山さん「いやぁ、今日も見事にみんな寿司詰め状態で……」 
 観客笑。 
 影山さん「でもねぇバースデーライブのeggmanってのは外せないんスよ。

     なんてったってオレが20代前半からほとんど毎年ココでやってますから」 
 観客拍手。 
 影山さん「35年くらい前だから……今のJAMのメンバーが誰もメジャーデビューしてないんすよ!?」 
・影山さん「バンドメンバーも入れ替わりはあってもBROADWAYってのは変わらないんすよ。 
     最長メンバーはそれこそ35年前から一緒の賢ちゃん、最新メンバーは聖くん。松っちゃんは長いよね」 
 松尾さん「30年くらい前からですね」 
 影山さん「そうそう。でぇ……」 
 ガンタさん「29年くら……」 
 影山さん「どうでもえぇわ!」 
 観客笑。 
 影山さん「あのね、このオッサン、リハーサルからずっとポケモンGO (スマートフォン向けゲームアプリ)でポケモン探してるんすよ!」 
 観客笑。 
 影山さん「別にポケモンが悪いとは言わへんけどぉ、いくつまでやってていいんすかね?」 
 ガンタさん「死ぬまでやり続けます」 
 観客笑。 
・影山さん「ずっと『POWER LIVE』(かつて定期的に行われていた影山さんのソロライブ)っていう出し物をやってないんですけど、 
     今年の2月にコロムビアとLantisのそれぞれのレーベルでベストアルバムが出ました。今日はその中の曲を中心にお届けします!」 
 観客拍手。

 

03:GET THE WORLD 
04:Fighters 
05:俺たちのエナジー 
-MC-

 

ここからは"アニメシンガー"としての影山さんを見出し、育てたレーベル、日本コロムビアの楽曲群を立て続けに。 
まずはとにかく最初から高揚感の塊のようなスピーディーさが心地いい、アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」よりオープニング。 
まるで影山さんそのもののこの曲を元気さとポジティブさたっぷりに歌われた後は、

ぐっとシリアスにアニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」より二代目エンディング。 

影山さんのどこか切なげで希うような歌いぶりは使命感の強さを感じ、

BROADWAYの皆さんのコーラスで電脳的な幻想感で彩られていました。 
続いてはアニメ「DRAGON BALL Z」より主人公・孫悟空の技の一つ「元気玉」のテーマともいえるバラード「俺たちのエナジー」。 
バラードをじっくりと歌われる影山さんも実に格好良く。間奏では原曲での孫悟空役の野沢雅子さんの台詞もそのまま流されました。

 

・影山さん「えー残念ながら、今日、野沢雅子さんは来てません」 
 観客笑。 
 影山さん「何がええって、野沢さんの台詞に被った松っちゃんのギターソロを誰も聞いてへんのがええよね」 
 観客笑。 
 影山さん「しょうがないよなぁ、松っちゃんが凄くても相手は国宝だよ。相手が悪いもん。 
     いつかボクもオトナになったらあの台詞の為だけに野沢さんを呼べるようになりたいです」 
 観客笑。 
・影山さん「次はLantisで歌った曲達です。何が違うかっていうと圧倒的に自分で作った曲が多くなります。 
     別に自分で作るのがいいってワケじゃ全然ないッス。やっぱりプロの作詞家、作曲家の方の作品は凄いものがあります。 
     でも、毎日歌っていく中で、出来れば自分が作ったものの方が気持ちを入れやすいんじゃないかなぁとも思うんですね」

 

06:翼 
07:呀~Tusk of Darkness~ 
08:KO・BU・SHI~鉄拳~ 
-MC-

 

続いては影山さんが歌以外にもクリエイターとして多くの楽曲を手がけるきっかけになったレーベル、Lantisの楽曲群。 
まずはゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ」より「翼」。壮大な世界感のロックバラードを、

ドラマチックに嘆くような歌いぶりで披露され、 後半の「OH OH」ではBROADWAYの皆さんと観客も大合唱。

続いては特撮「牙狼<GARO>」シリーズのパチンコ「CR暗黒騎士呀鎧伝」より「呀~Tusk of Darkness~」。 
ハードな曲調の中、ダーティな雰囲気を含んで歌われる影山さん。ラストの振り絞るような「ギバ」がたまらなく魅力。 
続いてはパチンコ「CR鉄拳」より、冒頭から随所に散りばめられた「拳」の連呼が個性を際立たせるパワフルな「KO・BU・SHI~鉄拳~」。 
とても激しい本曲。影山さんは首を前後に降ったり、体を捩じらせながら歌われている様子は迫力満点でした。

 

・影山さん「あぁ~しんどい。ちょっとおじさんたちヤバいんで休憩に入ってもらいます。BROADWAYに拍手を!!」 
 ここでBROADWAYの皆さんが拍手で見送られ、スタッフさんがアコースティックギターを準備され、

 影山さんお一人によるアコースティックコーナー。 
・影山さん「去年は40周年ということで、一年間、アルバム作ってコンサートやって、JAMのツアーもやってLAZYもやって、 
     で、ひょんな事から自叙伝(「ゴールをぶっ壊せ 夢の向こう側までたどり着く技術」)も書く事になっちゃって

     ……買ってくれた人ー!?」 
 観客の方々で手が上がりました。 
 影山さん「……この期に及んで買ってない人もおるんや~。もぉう安いんやから買ってぇ~(定価864円)」 
 観客笑。 
 影山さん「こんなに薄いし、きただに(ひろしさん)よりもちょっと漢字が読めたらすぐに読めますから」 
 観客笑。 
・40周年記念のオリジナルアルバム「A.O.R」で憧れのデイヴィッド・フォスターさんに曲を書いてもらえたお話。 
・影山さん「夢って思い続けてれば叶うんすね。デイヴィッド・フォスターが作ってくれた『Beginning』って曲は 
     ギターはマイケル・トンプソンっていう人が弾いてるんすけど、さっき歌った『GET THE WORLD』も弾いてるんすよ。 
     この人は安室(奈美恵)ちゃんが自分のステージに呼んで共演するくらいの人で、もちろんギターも素晴らしいんですけど 
     めっちゃ細くて、髪のふっさふさで見た目もカッコイイんすよ。で、この時会ったら普通におじいちゃんになってました」 
 観客笑。 
 影山さん「でもそれが感動だったんすよね。ドラムもオレやLantisの社長が憧れたジョン・ロビンソンって人にお願いしたんすけど、 
     この人もアメリカのおじいちゃんって感じになってて。昔ほどの派手さはないけど、

     味わい深い円熟味のあるプレイだったんすよ。 自分は日本で『長老』とか呼ばれてますけど、

     あの人たちに比べりゃまだまだ赤子同然なんで、あの域を目指したいです」

 

09:Beginning 
-MC-

 

影山さんお一人によるアコギコーナー。一曲目は40周年記念のオリジナルアルバム「A.O.R」よりオープニング曲「Beginning」。 
ギター一本だと曲の印象も変って、より素朴な魅力が増し、影山さんの柔らかい歌いぶりが一層際立って、しっとりと聞き入りました。

 

・アニソンカバーアルバム「誰がカバーやねんアニソンショー」のお話。 
・影山さん「次に歌うのは(ささき)いさおさんの『好敵手』って歌なんすけど。この曲を薦めてくれたのが奥井(雅美)ちゃんなんすよ。 
     奥井ちゃんのフェイバリットアニソンの一曲らしいんすけど、何年か前に『Lantis祭り』をやったのと同じお台場の会場でやった 
     『ANIME CAMP』(TOKYO アニメパーク BANDAI NAMCO ANIME CAMP 2014)で

     いさおさんと『ヤマト』のステージで一緒になったんすよ。 
     その時に奥井ちゃんから『……にいさん! いさおさん紹介して!!』って」 
 観客笑。 
 影山さん「で、いさおさんに『いさおさん、今、一緒にやってるJAMのメンバーですー』って紹介したら、 
          奥井ちゃんが『あのっ! いさおさん! 私っ! 「好敵手」好きなんです!!』っていきなり言ったんすよ」 
 観客笑。 
 影山さん「したらいさおさん『ンフフフフ。随分古い曲好きだねぇ。ンフフフフ』だって。

     ……なんかあの感じ、いいなあと思いましたね」 


10:好敵手 
-MC-

 

40周年記念の一環として発表されたカバーアルバム「誰がカバーやねんアニソンショー」の楽曲の中から 
アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」より、ささきいさおさんが主人公・古代守とデスラーの関係を歌った「好敵手」。 
影山さんが男同士の矜持を、ハーモニカとギターで静かに渋みを効かせて歌われる様子をじっくり見入り、聞き入りました。

 

・影山さんはまだアコギを携えられたまま、ここからはBROADWAYの皆さんも合流。 
・影山さん「もう一曲ちょっとアコースティックっぽい曲をバンドでやります。覚えてますかね『キャシャーン』っていうOVAなんすけど」 
 観客「おぉぉおぉおおお」 
 影山さん「そのエンディングをやってみようと思います」

 

11:STAND ALONE~涸れ果てた心に~ 
-MC-

 

続いてはOVA「キャシャーン」より二代目エンディング。

個人的に思春期に何度となく聞いていた曲だけに、今回聞けて実に嬉しうございました。 
序盤の嘆きを感じる様な寂しげさから、徐々に激しくなっていく影山さんの歌いぶりは、ライブで聞くと一層溜まらないものがあり、 
後半の「Can't you hear me crying」は影山さんの扇動でBROADWAYの皆さんと観客も一緒に合唱する光景が素敵でございました。

 

●お祝いメッセージ/影生くん

 

「STAND ALONE~涸れ果てた心に~」が終わるとアルバム「誰がカバーやねんアニソンショー」版「薔薇は美しく散る」が流れる中、 
前途のLINELIVE「影生ヒロノブ」のパートナー「影生くん」からのお誕生日お祝いメッセージが流れました。

 

影生くん「長々とメッセージを言うのもアレなんで、この気持ちはどこかの居酒屋で打ち明けたいと思います。 
     皆さんで『ハッピーバースデー』を歌いたいと思います。バンドの皆さんお願いしまーす!!」

 

12:ハッピーバスデー/BROADWAY 遠藤正明 やまけん 喜多修平 影生くん 観客 
-MC-

 

影生くんの合図でBROADWAYの皆さんが「ハッピーバースデー」演奏しはじめ、観客が歌う中、 
ケーキを持った喜多修平さんに続き、影生くんを操りながら遠藤正明さん、最後尾にやまけんさんがご登場。 
サプライズ的に登場された皆さんと観客が一緒になって影山さんのお誕生日をお祝いされました。

 

・駆けつけた皆さんがそれぞれ影山さんへ「おめでとう」の言葉を送られました。 
・遠藤さん「にいさん、喜多修平、今年10周年なんですって」 
 観客拍手。 
 影山さん「もうそんなに経つん!?」 
 喜多さん「ハイ『アニソングランプリ』で影山さんの前で『夢光年』を歌ってから10年になりました」 
 影山さん「そぅなんやぁ。なんかやらへんの?」 
 喜多さん「ハイ、あの……」 
 遠藤さん「あのぉアルバム出したいって思っててぇ」 
 影山さん「なんで遠ちゃんが答えんねん? 修平はお前のパペットか?」 
 観客笑。 
 遠藤さん「あとライブもやろうかなって思ってて」 
 口を動かして遠藤さんの言葉に合わせる喜多さん。 
・お祝いゲストの皆さんをお見送りする影山さん。 
 影山さん「遠ちゃんありがと! やまけんありがと! 影生くんもありがと! ショーヘイありがと!」 
 喜多さん「修平です!」 
 影山さん「修平でもショーヘイでもどっちでもええわぁ!」 
 観客笑。 
 影山さん「……ナハハハ、修平ありがと!! 野沢雅子さんは来ないと思ってたけど……でも嬉しいです! ありがと!」

 

・影山さん「あのぉ、この前ね、YouTube見てたら鋼鉄兄弟が出てきたんすよ」 
 当時、東映株式会社のYouTube公式チャンネル「東映特撮YouTube Official」にて特撮「テツワン探偵ロボタック」が配信中。 
 このライブの少し前に配信された第30話「フラれ男の一発逆転」に影山さんに良く似た鋼鉄1号 (RM01)さんと 
 遠藤さんに良く似た鋼鉄2号 (RM02)さんによる音楽ユニット鋼鉄兄弟がご出演されていました。 
 影山さん「あんなにお芝居してたんやね。どっかのショッピングモールでロケだったんすよ。……じゃあ、その」 
 観客「ぉぉおおおおぉおおお」 
 影山さん「いやいや鋼鉄兄弟の曲はやらへんよ」 
 観客「えぇぇえぇえええええええええ」  
 影山さん「どっかで鋼鉄兄弟の赤い方のジッパーがバチィンって弾け飛んだんすけど、その時に鋼鉄兄弟は亡くなりました。 
     まぁ鋼鉄兄弟の40周年の時にはきっと甦るんじゃないかと思います」 
 観客笑。 
 影山さん「じゃあ、その鋼鉄兄弟が出てた作品の歌を歌います!」

 

13:なせばなるほどロボタック 
14:鳥人戦隊ジェットマン 
15:いま風のなかで 
-MC-

 

続いてのブロックは特撮作品の歌を立て続けに。まずはメタルヒーローシリーズより特撮「テツワン探偵ロボタック」よりオープニング。 
親しみやすいカッコよさが楽しい本曲を軽快に歌われた後は、

そのままスーパー戦隊シリーズから特撮「鳥人戦隊ジェットマン」よりオープニング。 
からりとした熱気で爽やかに影山さんが歌われると、続いては同じくスーパー戦隊シリーズより

特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」よりエンディング。 影山さんは終始笑顔で観客を眺めながら歌われており、

サビ部分では手を左右に振るパフォーマンスを観客も一緒になって行われていました。 
近頃は影山さんが歌われた特撮の楽曲をまとめて聞く事が出来る機会が減ってきていたので、

このコーナーは選曲もあってとても嬉しうございました。

 

・eggmanでの思い出と日本全国でライブをしていた頃のお話。 
・月に30本のライブをしたお話。北海道だけで7か所。 
・eggmanで怒涛の一日二回ライブ。 
・影山さん「今考えたら、浮世の鬼かと思いますよね。ナハハハ。でも今考えるとホントに音楽が好きなんだなと思いますね。 
     そう思えたのはLAZY解散してからでした。LAZYの頃はワケも分からず上京して、顔がいいからアイドルになって……」 
 観客「えぇぇえええええ」 
 影山さん「思ってねーよ!! なんでそこで反発するの? ナハハハ」 
 観客笑。 
 影山さん「んっまぁ、でも10代なんて何も考えてませんでしたからね。鼻くそ食ってましたよ」 
 観客笑。 
 影山さん「曲も歌詞も書けないし、何がやりたいかもうっすらでしたからね。 
     やりたい事が決まってるLOUDNESS/ラウドネスと比べると、そりゃあ躓きますよね。 
     でも賢ちゃん達と少しずつライブやって行く中で、曲も歌詞も書けるようになって、やるべき事もわかってきました。 
     そういうのがここeggmanでがむしゃらにライブをやっていた頃なんですよね。 
     自叙伝ではそういった事やバイトの事とかも包み隠さず書きました。

     中には『こんな事、書いていいの?』って言われた事もあります。 
     でも、JAMでは『長老』とか呼ばれてるし、JAMファンは若い子達が多いので、

     オレが経験してきた事を伝えたかったんですよ。 
     一回きりの人生で簡単に自分の夢を諦めて欲しくないし。

     良くも悪くもオレがサンプルになってみんなの自信になればと思ったんですね。 
     そんなものも入って800円は安いよね~」 
 観客拍手。

 

16:Stellar Compass 
-MC-

 

続いてはアニメ「ID-0」よりエンディングをBROADWAYの皆さんのバンド演奏で初披露。 
ミラーボールが回る中、ゆったりとひろがりのある影山さんの歌声が会場内を包み込んでいき、うっとりと聞き入っていました。

 

・影山さん「おーしっ、そいじゃあ最後までぇえ~~……」 
 影山さんがお話される中、ベースを別のものに持ち替える村上さん。 
 影山さん「危うく聖君を置いていくところでした」 
 観客を和ませている間に村上さんの準備が整いました。 
 影山さん「ぉうし! じゃあ最後まで大騒ぎしようぜぇええええ!!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおぉおおおお」

 

17:CHA-LA HEAD-CHA-LA (2005 ver.) 
18:僕達は天使だった 
19:覚悟完了! 
20:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~

 

ラストブロックはアニメ「DRAGON BALL Z」より、初代オープニングを2005年にリアレンジ&リレコーディングしたバージョン。 
影山さんの代表曲なだけに圧倒的な盛り上がりぶり。そのまま流れるようにアニメ「DRAGON BALL Z」より2代目エンディングへ。 
優しく少しせつない影山さんの歌いぶりが魅力。「空の広場で缶蹴りして」の部分で缶蹴りをするパフォーマンスをされると観客から歓声が。 
続いてはがらりと雰囲気が変わり、OVA「覚悟のススメ」よりエンディング。緊張感漂う曲調の中、影山さんのシャープな歌いぶりが 
サビになると思いの強さを感じる熱の入ったものに変わっていくのが魅力。ラストはアニメ「聖闘士星矢」より二代目オープニング。 
この曲も影山さんの代表曲の一つだけに、観客も影山さんに応えるように合いの手やコーラスを入れ、会場全体で大盛り上がりでした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

影山さん、BROADWAYの皆さんが拍手の中で退場されると拍手が次第にアンコールを表す手拍子に。 
しばらく手拍子が続くと、今回のライブTシャツに着替えられ、「KAGE」と書かれたキャップを被って影山さんがご登場。

 

・影山さん「ちょっとステージ暗くなる?」 
 照明さんがステージ上を暗くすると、影山さんが帽子のスイッチを入れ、「KAGE」の文字が青白く光りました。 
 影山さん「いえーい。テンション上がるぜー。なんか知らねえけどテンション上がるぜー」 
・再びステージ上が明るくなるとライブTシャツ姿のBROADWAYの皆さんを影山さんがお一人づつ呼びこまれ

 それぞれの位置へつかれました。

・影山さん「今頃、きただにが来ました」 
 観客笑。 
 影山さん「『遅ぇえよ』って言ったら『間に合わなかったかー間に合わなかったかー』って

     国会議員ばりの上から目線で言ってきました」 
 観客笑。 
 影山さん「八つも九つも年下とは思えませんよ。『間に合わなかったかー間に合わなかったかー』っすからねぇ」

・影山さん「今年もまた年末LAZYやるんじゃないかと思って、今日はLAZYの曲はやめました」 
 観客「ぇぇぇぇええええええええ」 
 影山さん「って言ったらマネージャーから『暴動が起きます』って言われたのでやります」 
 観客笑。 
 影山さん「お前ら暴動おこすのかよー。ガッツリ系はまた今度、今回はカワイイ系をやります。

     あ、ちなみに踊らんでね。それこそ暴動みたいになるから」 
 観客笑。

 

21:ハローハローハロー 
-MC-

 

アンコールはLAZYの6枚目のシングルである「ハローハローハロー」からスタート。イントロで黄色い歓声が。 
影山さんが片足でステップを踏む当時の振り付けを少々交えつつ、軽快に歌われる様子はとても楽しそうでした。

 

・改めて歌詞を見ると「ハローハローハロー」は楽しく明るい歌なのに凄い歌。  
・影山さん「これを10代のオレ達に歌わせる当時のスタッフの計算高さ。ねー。やっぱりアイドル業界ってコワいっすね」

 

22:ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション 
-MC-

 

ガンタさんの笛からはじまったのはLAZYの8枚目のシングル「ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション」。 
明るく軽快な本曲はサビ部分の振り付けがあり、今回も影山さんはもちろん観客の殆どが行っていました。

 

・ここでBROADWAYの皆さんが拍手で見送られ、影山さんがアコギを携えてお一人に。 
・花粉症に効くのはヨーグルト。試してみれば? 
・自分がアコギを続ける理由。行った事の無い大好きな日本の風景を留めたい。 
・影山さん「一か月遅れのバースデーライブですけど、今は卒業シーズンなので、最後は卒業関係の歌にしました。 
     卒業って別れじゃないっすか、寂しいって事もあるんだけど、勇気をもって踏み出すって事でもあるんすよね。 
     っじゃあ聞いてください。『卒業アルバムの中の無傷な夢』」

 

23:卒業アルバムの中の無傷な夢~返信~

 

ラストは30周年記念オリジナルアルバム「30years3ounce」から、声優の野川さくらさんに提供した曲のアレンジ版。 
アコギ一本で柔らかく切なく歌われる影山さんに、観客も惹きこまれている様子で、名残惜しそうにしんとして聞き入っていました。

 

閉演BGM:卒業アルバムの中の無傷な夢 (カラオケ)

影山さん「一か月遅れだったんすけど、今日がホントの誕生日のような感じがしました。ありがとう!」 
観客拍手。 
影山さん「今年も全部頑張ります! 応援してください!! ありがとう! Thank you so match !!」

 

野川さくらさん版の「卒業アルバムの中の無傷な夢」のカラオケが流れる中、影山さんがご挨拶され、 
拍手が贈られる中、影山さんが退場していき「影山ヒロノブバースデーライブ2018」は終演となりました。

 

ご自身のバンドであるBROADWAYの皆さんを率いたバンドスタイルでのライブ自体が、バースデーライブ以外はほぼなくなり 
また近年はご多忙からか、ライブ「スーパーロボット魂」以外の「ANIME JAPAN FES」系列のライブにも出演されなくなり、 
影山さんが歌われてきたアニメソング、特撮ソングが聞く事が出来る機会もめっきり少なくなって、寂しい思いでした。 
影山さんのソロライブという以外にそういった意味でも、バースデーライブはとても貴重な機会だと改めて感じました。 

今回の影山さんのバースデーライブは日本コロムビア、Lantis、「A.O.R」、「誰がカバーやねんアニソンショー」、 
特撮、代表曲、LAZYと、影山さんのそれぞれでのフィールド毎での様々な楽曲を聞く事が出来ました。 
個人的には「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を筆頭に、小さい頃から親しんでいる曲、アニメソングに傾倒しだした頃に熱中していた曲、 
是非とも聞きたかった曲が沢山聞く事が出来て嬉しうございました。影山さん、一月遅れのお誕生日おめでとうございます。

 


お祝いゲスト/遠藤正明 やまけん 喜多修平 影生くん

 


補足

 

・影山さん「こうして客席見てると『あぁ、あの人、立ってるのつらそうだなぁ』って思う人もいますね。特にLAZY系の人達とか……」 
 観客笑。 
 影山さん「そういった人達を見ながら進行していかないとね。誰も見捨てるわけにはいかないんですよ」 
 観客笑。

 

・影山さん「『Fighters』は『ウェブダイバー』っていう、たぶん河野 (陽吾さん)がアレンジした曲だと思うんやけど、 
     大ヒットしたって作品じゃあ無いんだけど、ええ曲で。この頃に自分のスタイルみたいなのが出来上がっていったと思います。 
     そんな経験の上に今のJAMとかがあるし、今も歌ってられます。だから80年代、90年代とかに歌った曲はとても大事な曲です」

 

・影山さん「『KO・BU・SHI』はサビがめっちゃ長いんすよね。……半分にならないかなぁ」 
 観客笑。 
 影山さん「最初が二回繰り返しで、次も二回繰り返し。次も二回。……最初の方は一回で最後二回とかになんないかなぁ」

 

・遠藤さん、やまけんさん、喜多さんは当日販売されたライブグッズのTシャツ姿でした。

 

・遠藤さん「声が遅れて聞こえるよー」

 

・やまけんさん「おれじゃねえよ!」

 

・影山さん「タフな夜ですね。無事に今年もここでライブが出来ました。みんなのおかげですありがとう!」 
 観客拍手。

 

・影山さん「暑ぅ~。『聖闘士星矢』の時にちょっと気を失いそうになりました」 
 観客笑。

 

・影山さん「たっかん(高崎晃さん)が今年はLAZY再結成20周年だからライブやるって言ってます」 
 観客拍手。 
 影山さん「随分遠い存在だと思ってたけど、最近、晃君を近くに感じます。結構LINEしてます」

 

・影山さん「10代の頃の思い出ってそこだけ真空パックで保存されてるんですよね。やってるコッチはどんどん年取ってるのに」 
 観客笑。 
 影山さん「でもね、言わせてください。そっちだって同じなんだよ、と」 
 観客笑。 
 影山さん「決して、悪い意味じゃ無いんですよ。40年も一緒にいたんだから、この先も一緒にいましょう」 
 観客拍手。

 

・影山さん「20代の頃からeggmanでライブしてますけど、最初はびっくりしました。なんでど真ん中に柱があんねん!」 
 観客笑。 
 影山さん「なんで柱を見て歌わなあかんねん! って思いました。でも、今はその柱すら愛おしいです」

 

・憶測なのですが、「卒業アルバムの中の無傷な夢~返信~」は、影山さんの前・所属事務所であるバースデーソング時代から 
 現・事務所のハイウェイスターまで影山さん達を支え続けたスタッフの宮本英樹さんが 
 独立された事が選曲された理由なのでは、とも思いました。

 

・影山さん「アニキ(水木一郎さん)、今年70歳なんすよ。70っすよ? めっちゃ元気で、めっちゃ登山に誘いまくってくるんすよ。 
     オレも70歳になったら、アニキみたいに仕事と趣味に頑張れる大人になりたいと思います」

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