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JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 "TOKYO DIVE" FINAL! 
18.2.17 日本武道館

 

出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)

 

演奏/B.山本直哉 G.横関敦 G.TAKEO Dr.青山英樹 Key.西村奈央 
   Ag.影山ヒロノブ Je.遠藤正明 B.きただにひろし Bon&Par.奥井雅美 Ag.福山芳樹

 


アニメソングらしいアニメソングを作り、歌う為に結成されたボーカルユニット、JAM Projectの皆さん。 
現在のメンバーは影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さん。 
さらにブラジル人のヒカルド・クルーズさんがAdditional Vocal/海外特派員として不定期で参加されています。

 

そんなJAM Projectの皆さんが2017年に「TOKYO」をコンセプトにしたオリジナル曲を多く収録したアルバム「TOKYO DIVE」を発売。 
その発売を記念した所謂「レコ発」ライブとして、

同年より「JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 "TOKYO DIVE"」を開催されておりました。 
今回は年を跨いだ2018年に開催されたライブツアーの千秋楽である日本武道館での公演ののレポートです。

 

会場は前途の様に東京にあるロックの殿堂、日本武道館。JAMとしては6回目の武道館公演です。 
当日は風が強く、晴れたり曇ったり、時折天気雨がパラついたりといった天候でしたが、会場には多くの観客が詰めかけておりました。 

入場するとステージには左右上の3辺のゲート状に組まれたメッシュディスプレイが、

ステージ奥に向かって大中小の3重に組まれていました。 

 

バンドセットは向かって右から横関さんのギター、ベース、ドラム、キーボード、TAKEOさんのギターの順で、 
左右に伸びたステージは一階席のすぐ近くまでの高さまであり、その後ろの壁には大型モニターがそれぞれ設置されていました。 
更に本公演は映像収録が行われており、アリーナ席後方にはカメラのレーンが設置されていたり、方々でカメラの準備が行われていました。

 

しばらくすると開演にあたっての諸注意がアナウンス。 
今回のライブは前年のライブ「JAM Project LIVE TOUR 2016 ~AREA Z~」に引き続いて 
曲の途中のトーク、アコースティックパート、アンコールをのぞいてスマートフォン、携帯電話での写真撮影が可能になっておりました。 
アナウンスが終わり開演時間を過ぎしばらくした所で照明が落ち、客席がペンライトの光と歓声にあふれ、いよいよ開演です。

 

00:Spinning Out of Control/SE 
01:TOKYO DIVE

 

アルバム「TOKYO DIVE」よりアルバムのオープニングを飾るインスト曲が流れる中バンドメンバーの皆さんが登場してセッティング。 
そしてJAMの皆さんが登場して並ばれると、歓声の中で流れ出したのイントロは、

アルバム「TOKYO DIVE」のタイトルチューン「TOKYO DIVE」。

JAMのみなさんの衣装はいくつかの発光するライン状の照明が仕込まれているネオンスーツで、原曲よりもエフェクトの効いた歌と、 
踊りに合わせて色とりどりに、時にソロパートでは他のメンバーとは別の色で発光したり、

曲の雰囲気に合わせたサイバー感を演出されていました。

 

02:EMG 
03:BAD CITY~We'll be alright!~ 
-MC-

 

観客の盛り上がりもそのままに、当時放送中のアニメ「牙狼<GARO>-VANISHING LINE-」より初代オープニング。 
ライブでは原曲より激しさが強調されていた印象で、間奏でのきただにさんのシャウトは実にしなやかかつパワフルでした。 
続いてはアルバム「TOKYO DIVE」より「BAD CITY~We'll be alright!~」。攻撃的なノリもよく、なかなかにライブ映えする本曲。 
「BAD CITY」の繰り返し等の箇所で遠藤さんがリズムに合わせて片ひざを膝蹴りの要領で突き上げていらっしゃったのが印象的でした。

 

・ここでJAM Projectのメンバー皆さんお一人ずつご挨拶。 
・遠藤さん「あーいたかったぜぶどーかあああああん! いけますかぁあぶどーかぁあああああん!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおおお」 
 遠藤さん「いっかぁあああああい!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおお」 
 遠藤さん「にぃかぁあああああい!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおお」 
 遠藤さん「あるぃいいいいなぁあああああ!」 
 観客「おぉおおおおおおおおおぉおおおお」 
 遠藤さん「ぶどうかぁん、どぉっからでもかかってきなすぁああああああい!!」

・当時は韓国の平昌にて冬季オリンピックが開催中。 
 当日はフィギュアスケートの羽生結弦選手が二大会連続で金メダルを獲得し、

 66年ぶりのオリンピック連覇という記録を樹立した日であり、 
 時を同じくして将棋では第11回朝日杯将棋オープン戦の準決勝で藤井聡太六段が15歳という若さで

 国民栄誉賞を受賞したばかりの羽生善治竜王に勝ち、 さらに同日行われた決勝戦で広瀬章人八段を破り優勝する記録的な快挙が

 達成された日でもありました。 
・きただにさん「世はまさにオリンピックと将棋で盛り上がっていますけど今日はここ武道館を日本で一番盛り上がる場所にしましょうね!!」 
・奥井さん「今日ちょっと外が雨が降ったらしいですけど、JAMらしいですね」 
 観客笑。 
 奥井さん「じゃあちょっとコレやりたいんですけど……おっとこのこー!?」 
 男性の観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおお」 
 奥井さん「おっんなのこー!?」 
 女性の観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおお」 
 奥井さん「みーんーなーぁあああ!?」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおお」 
・福山さん「いやいやいや元気ですね。もうツアーを10本以上やってきたのか。この衣装も最後だと思うとちょっと寂しいですね。 
     ツアーが始まったダンスとかあるんで当初は『こりゃあ痩せるな』と思っていたのですが、

     今、ベルトの穴が一本、外に増えました」 
 観客笑。 
 福山さん「(影山さんに近づきながら)しっかりとぽっこりお腹を維持しております」 
 影山さん「えぇ~。今日まだ一言も話してへんのに巻きこまれた~」 
 観客笑。 
 福山さん「今日も脂肪を燃やしてまいります。オレ達と一緒に大人の夜をアツく過ごしましょうよろしく」 
・影山さん「みんなのおかげでっ、またこの"ロックの殿堂"に帰ってこれて、っ最高でぇえええす!! 
     金メダルも出たことだし、オレ達も金メダルを目指します! みんなとオレ達にとって忘れられない夜にしようぜ!! 」

 

04:神ノ牙~The Fang of Apocalypse~ 
05:勝利の未来-とき- 
06:迷宮のプリズナー 
-MC-

 

影山さんの「NEXT SONG IS FOM GARO!! 『神ノ牙』」のコールで当時公開中の

映画「劇場版 牙狼〈GARO〉神ノ牙-KAMINOKIBA-」よりオープニング。 
へヴィな曲調と荘厳なコーラスが世界感たっぷり。間奏の「牙狼」コール部分ではステージ前方にある舞台装置から数本の火柱が立ち、

彩を添えていました。 続いては映画「HE-LOW」より主題歌。前奏をはじめ、

随所の西村さんのキーボードの印象的な音色はライブで体感すると一層高揚感を誘われます。 
ディスプレイに歌詞が映し出される中、結成以来脈々と歌い継がれているヒロイックさで魅せるJAM Projectの皆さんを受け、

観客も勇ましく拳を上げていました。 奥井さんの謎めきながらも透明感あるひと節からはじまったのは、

OVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」よりオープニング。 
緊張感あるスピーディーさとどこか物悲しさを感じるしなやかな曲調が魅力の本曲。久しぶりに聞く事が出来嬉しうございました。

 

・影山さんと福山さんをメインにトーク。 
 影山さん「さっき『神ノ牙』の炎で福ちゃんの髪が燃えやしないかと心配でしたけど」 
 福山さん「あのね、炎よりドライアイスが大変。もう床が見えないくらいだったから」 
 影山さん「せっかくツアーファイナルまで無事故無違反できたから安全にはくれぐれも気をつけて。 
     ……ハァイ、ここはホントは奥井ちゃんと話す予定だったんですけどね。オレ、ぼっちになってます」 
 奥井さん「今、水飲みに行ってました」 
 影山さん「いいんですいいんです。もう奥井ちゃんの喉が潤ってるかどうかだけが心配ですから」 
 観客笑。 
・影山さん「あのォ、ここからは懐かしい曲、オレ達が楽しんじゃってるんすけどぉ、通称『メモリアルコーナー』って勝手に呼んでます。 
     二人とか一人とかで何曲か聞いてもらいたいと思います。っまぁ、こういう時に一人で歌う人って一番偉い人なんすよね」 
 奥井さん「ちょっとちょっとぉ、にいさんが言うと影響力があるからぁ、世の中にぃ、こーんなに大きくなって伝わっちゃうでしょぉ?」 
 福山さん「なるほど。一人で歌うのは偉い人なんだなっ!!」 
 観客笑。 
 影山さん「っじゃあっ、まずは一番偉い人から。もう長老とか最年長とか言われてますけど、偉いのは奥井ちゃんですから」

 

07:Divine love/featuring 奥井雅美 
08:疾風になれ/featuring 遠藤正明 きただにひろし 
09:星空のレクイエム/featuring 影山ヒロノブ 福山芳樹

 

ここからはJAM Projectの皆さんが何組かに別れ、ライブで歌われるのが久し振りの楽曲を披露される「メモリアルコーナー」。 
まずトップは奥井さん。アニメ「セイント・ビースト~光陰叙事詩天使譚~」より、ご自身が手がけられ、

きただにさんがメインで歌われたオープニング。 ギターのTAKEOさんとショルダーキーボードに持ち変えた西村さんを引き連れ、

ステージを練り歩き、奥井さんならではのシャープなステージを披露されていました。 
続いては遠藤さんときただにさんがご登場。遠藤さんの「JAMの一番最初の曲を歌ってやろうじゃないのぉ!」という声から、 
JAM Projectのはじまりの曲であり、影山さんと松本梨香さんが歌われたOVA「eX-D エクスドライバー」よりオープニング。 
勢いのある爽快さがたまらない本曲。

歌はもちろん途中のラップでもお二人ならではの歌声とコンビネーションでパワフルに歌われていました。 
ステージの右端と左端にそれぞれ移動され歌い終ると、ステージ中央にはアコースティックギターを携えた影山さんと福山さんのお姿が。 
本コーナーのラストはOVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」より、

影山さんと福山さんのお二人が歌われた三代目エンディング。 お二人のアコギだけというしっとりとした演奏の中で、

透明感のある福山さんと希う様な影山さんという好対照の歌声が会場全体を包み込みました。 
「迷宮のプリズナー」以降久しぶりに聞く事が出来た曲が続き嬉しく、更に今回ならではの組み合わせというのも興味深かったです。

 

10:アレクサンドリア 
11:Believe in my existence 
-MC-

 

ステージ上が暗くなり、スタッフさんがアコギ等を撤収すると、続いてはアルバム「TOKYO DIVE」より「アレクサンドリア」。 
火柱が上がる中、異国情緒漂う曲調と厚みを感じるコーラスが緊張感を誘い、

間奏での横関さんの妖艶なギターソロは不思議なトリップ感でした。 
がらりと雰囲気が変わり、奥井さんのすらりとした歌声からはじまったのはアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」よりオープニング。 
小気味のいいスピーディーさとJAM Projectの皆さんのせつなげな歌いぶりと観客の熱気が相まって一種独特な一体ぶりを感じました。 
ゲート状のディスプレイには「Believe in my existence」のPVを彷彿とさせる白地にスピーカーの映像が映されていました。

 

・ここでスタッフさんによってアコギ等の楽器やマイクスタンド等が運び込まれ、続いてはアコースティックコーナー。 
・福山さんの「着席!!」という号令で観客着席。 
・影山さん、福山さんがアコギ、遠藤さんはジャンべ、きただにさんはベース、奥井さんはボンゴとパーカッションをご担当。 
・影山さん「今日でツアーファイナル。きただに君のデカいギターも見納めです」 
 きただにさん「いやいやいや、ベースですって」 
 観客笑。 
 福山さん「影さんも身長そんなに変わんないじゃないか」 
 影山さん「それは全然違います。全然違います」

 

12:I KILL-イキル- 
-MC- 
13:Growing up 
-MC-

 

JAM Projectの皆さん全員揃ってのアコースティックコーナー、一曲目はアルバム「TOKYO DIVE」より「I KILL-イキル-」。 
アコ―スティックならではのシンプルな伴奏の中、シリアスなメッセージを力強く歌われている様子に、観客もじっと聞き入っていました。 
アコギコーナー続いてはアルバム「AREA Z」よりハッピー&ポジティブなカンパイソング「Growing up」。 
間奏部分では影山さん、きただにさん、奥井さん、遠藤さん、福山さんの順番で楽器のソロコーナーが設けられ、 
遠藤さん、福山さんはソロ演奏に加えてコール&レスポンスが行われ、終始ご陽気かつ賑やかな一幕となりました。

 

・スタッフさんによって楽器やマイクスタンドなどが撤収され、バンドの皆さんも合流し、ここからはバンドスタイルに戻ります。 
・影山さん「今日はツアーファイナルなんすけど、この後、アジアにも行きます。 
     予定してるのは、韓国と台湾です。で、あんのォ……今日、発表できるのが、

     ッもう一ヵ所ッあります……後でちゃんと言います」 
 福山さん「今はあやふやなんですね?」 
 影山さん「そう。さっき『ちゃんと教えろよ!』って言ったのに誰も教えてくれなかったんです。なので後でちゃんと言います」 
 きただにさん「モヤモヤやん」 
 観客笑。 
 影山さん「ひろち、ギターデカいよ」 
 きただにさん「ギターちゃうわ、ベースベース!」 
・影山さん「次は今回のアルバムから二曲続けて聞いてもらいたいんすけど、まだ座っててイイっすよ。 
     若者が東京に出てきた時に味わう不安とかを思い出しながら作った曲です」

 

14:シュワッチ! ~キミを護りたい~ 
15:Everything 
-MC-

 

後半はアルバム「TOKYO DIVE」より特撮「ウルトラマン」をモチーフに組みこんだラブソング「シュワッチ! ~キミを護りたい~」から。 
客席のアリーナ部分には10個の色が変化する巨大なバルーンが登場し、観客やスタッフの皆さんによって方々に弾んでいく演出の中、 
JAM Projectの皆さんは小気味よい穏やかな曲調を柔らかに歌われておりました。曲が終わりバルーンが撤収されるのに少々の時間があり、 
続いても同じくアルバム「TOKYO DIVE」より「Everything」。

穏やかなで優しい歌いぶりと曲調で観客を心地よい空気で包みこんでいました。

 

・きただにさん「『Everything』を歌ってる時っていつも山口県から上京した頃の事を思い出すんすよ」 
 福山さん「そうか、みんな上京してミュージシャンになったんだもんね。オレ、まだ上京してないんだよ。神奈川だから。 
     だからこの歌を本当の気持ちで歌えてるのかなって心配になるんだよ。なし崩し的にプロになったようなもんだから」 
 観客笑。 
・ここで福山さんの「起立!」の号令で観客が再び立って鑑賞。 
・きただにさん「今日はなんと! 新曲初披露です!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおぉおおお」 
 きただにさん「『スーパーロボット大戦X』の主題歌をどこよりも早くおとどけします! 曲紹介お願いします!」 
 福山さん「『鋼のWarriors』です! どうぞ!」

 

16:鋼のWarriors 
17:豪腕パンチ 
17:THE EXCEEDER 
18:THE Brave 
-MC-

 

ここでこの年の三月末に発売予定のゲーム「スーパーロボット大戦X」のオープニング「鋼のWarriors」を初披露。 
重々しい前奏から緊張感を保ちつつ曲が進むにつれ伸びやかになる歌いぶりと曲調は「これぞ」という感じ。CDの発売が楽しみです。 
流れるようにアニメ「ワンパンマン」より

「ワンパンマン マジCD DRAMA & SONG VOL.01」収録の主人公サイタマのテーマ「豪腕パンチ」へ。 
終始パワフルで激しい本曲は、きただにさんがメインに立たれ、客席を扇動しまくり、非常に観客の熱気を感じるステージでした。 
続いてはゲーム「スーパーロボット大戦V」よりオープニング。二番終わりには「Fire!」のシャウトがリレー形式で行われていき、 
一人一人のシャウトに合わせて火柱が上がっていったのはライブならではの歌と舞台演出による迫力を感じました。 
息つく暇もなく間髪入れずにはじまったのは、ドラマ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」よりオープニング。 
前奏や間奏での独特なスキャットや、歌部分の大人な雰囲気はJAM Projectの皆さんのステージングも相まって実におしゃれでした。

 

・遠藤さん「たのしんでますかぶどぉうかあああああん!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおぉおおおおお」 
 遠藤さん「このまま最後までぶぅっちぎるぜぇえ!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおぉおおおおおぉおおおおお」 
 遠藤さん「タオル回しますよ!! いけますかぶどうかぁあああああん!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおぉおおおおおぉおおおおおぉおおおお」 
 遠藤さん「いきますよぉ!『東京スキャンダあああああル』」

 

19:東京スキャンダル 
20:Shining Storm ~烈火の如く~ 
21:Crest of Z’s -STRONG ver.- 
22:THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~

 

JAM Projectの皆さんがライブグッズのタオルを手にし、続いてはアルバム「TOKYO DIVE」より「東京スキャンダル」。 
ステージ上も客席も楽曲に合わせてタオルを振ったり回したりして盛り上がる所謂「タオル曲」となった本曲では 
タオルを武道館中で振り回すのはもちろん、間奏でバンドメンバーの皆さんの紹介とソロパートが設けられたりと盛りだくさんでした。 
影山さんの「このまま一気に行くぞ!」という一言とシャウトからゲーム「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」よりオープニング。 
歌声、曲調とも力強さを全面に感じる本曲。タイトルの「烈火の如く」よろしく火柱が上がる演出も相まって実に迫力満点でした。 
まだまだ力強い楽曲が続きます。流れるようにゲーム「スーパーロボット大戦」つながりでゲーム「スーパーロボット大戦Z」のオープニングの 
15周年記念アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再度録音盤。 
JAM Projectの楽曲群の中でも指折りの骨太さと激しさを併せ持つ本曲は、

JAMのみなさんの振り付けや観客の合いの手や歓声も相まって、 ライブならではの臨場感でした。

本編のラストは、遠藤さんの突き抜けるようなロングトーンからアニメ「ワンパンマン」よりオープニング。 
ストイックなまでに"力"を押し出したゴリゴリの曲調をパワフルに歌われ、観客も大盛り上がり。

最後の福山さんのシャウトも実に痛快でした。

 

-アンコール-

 

JAMのメンバーの皆さん、バンドの皆さんが拍手と声援で見送られると、ディスプレイにJAM Projectの現在のロゴや 
今回のライブのロゴ、「Motto Motto」の文字が散りばめられた映像が流れる中、

客席からアンコールを表す「Motto Motto」コールが起こりました。 
しばらくすると、今回のライブTシャツを思い思いに着こなされたバンドの皆さんがご登場され、アンコールの準備が行われました。 

 

23:HERO -STRONG ver.- 
-MC-

 

ライブTシャツ姿のJAM Projectの皆さんも合流。影山さんはライブグッズであるサイクルジャージとサイクルパンツ姿。 
アンコールはオリジナルシングル「No Border」よりカップリング「HERO」から。 
JAM Projectの皆さんが見てきたり歌ってきたヒーローやヒロイン達への思いが込められた本曲は、いつ聞いてもじみじみとします。 
本編ラストとアンコールが「HERO」つながりというのも心憎く、「ララララ」の部分では観客が手を左右に振る光景も壮観。 
間奏部分では影山さんが今回のライブツアーを総括しつつ、観客へ向けて感謝の言葉を送られていました。

 

・ここでJAM Projectのメンバー皆さんお一人ずつご挨拶。 
・遠藤さん「ツアーは長かったですけど、最終日の今日、無事にここに立ててほっとしています。 
     支えてくれたスタッフ、メンバー、そしてみんなのおかげです。結成18年目、このメンバーになって15年ですか。 
     今まで与えられた状況が当たり前のように感じていましたが、当たり前の事が本当は特別なことであって、 
     こうしてみんなが来てくれる事も当たり前じゃないですから。これからも日々感謝していきます!」 
・2016年の夏に突発性難聴のため入院されていたきただにさん。 
 きただにさん「まさか入院するとはね。原因も治療方法よくわかっていないんですけど、無事ツアーをやり遂げる事が出来ました。 
       ちょっと恐れ多いんですけど、人間というのは試練を越えて、ぎゃっこーを越えると強くなれるんだと感じました!」 
 影山さん「"ぎゃっこー"じゃなくて"逆境"な」 
 きただにさん「逆境でした。のびしろひろし、まだまだ頑張ります!!」 
・奥井さん「ひろしくんも入院して、何年か前も福ちゃんが骨折とかしましたけど、健康は当たり前じゃないんだと感じました」 
・福山さん「ツアーのそれぞれが特別で一つも同じライブはないんですけど、やっぱり武道館ってのは特別ですね。 
     今日もリハで色んな客席に座ってみたけど、自分にとって武道館は客席で見るものであって、憧れの対象でもなかったんすよ。 
     最初にここで見たのはQUEENでした。ほかにもビリー・ジョエルやジェフ・ベック、最近ではポール・マッカートニーも見ました。 
     ロック小僧なもんでリハーサルの音を壁に耳当てて聞いてた事もありました。だからみんなの気持ちがすっごくわかるんですよ。 
     昔は『武道館は音が悪い』なんて言いましたけど、僕はこの音で育ったんで、ここの音が一番ロックを感じます。ここでできて幸せです!」 
・サイクルジャージを脱がれた影山さん。 
 影山さん「めっちゃアツい……。ナハハハ。ッまぁ、去年デビュー40周年だったんすけど、その半分近くがJAMでした。

     今思うとやって来てよかったなぁと思います。 LAZYの時もソロでアニソン歌い出した時も、

     

海外で歌うというのが一つの夢で、武道館に立つのも夢でしたけど、まさか叶うと思いませんでした。 
     でもJAMのメンバー、スタッフと一緒にやっていく中で一つずつ叶っていきました。本当にやって来てよかったです!」 
 観客拍手。 
 影山さん「で、さっきの話なんすけど。5月に中国の広州に行きます!! 2008年にワールドツアーをした時から感じている 
     見た目や言葉は違うけど、アニメやアニソンが好きな気持ちに国境はないという事を持ち続けて頑張っていきます!!」

・影山さん「それじゃあ、ラストはJAMのデビューから18年間、ずっと主題歌を任せてくれた作品の歌のメドレーです!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおおお」 
 影山さん「このゲーム無くしては今のJAM Projectはありません!!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおおお」 
 影山さん「Thank you!! スゥウウウパァアアアアアロボットォたいせぇえええええええええん!!!」

 

24:Rocks -STRONG ver.- (1C) 
~VICTORY -STRONG ver.- (1C) 
~GONG -STRONG ver.- (1C) 
~SKILL-2015- 
-MC-

「JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 "TOKYO DIVE" FINAL!」のラストを飾るのは

ゲーム「スーパーロボット大戦」の楽曲をメドレーで。 どれもアレンジ具合やパート分けから

アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再度録音盤と思われます。 
まずは奥井さんと遠藤さんによる迫力の歌声からはじまるアニメ「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」よりオープニング。 
疾走感の塊のようなサウンドと高揚感を誘う「SUPER ROBOT」の連呼で、

あっという間に次のゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニングへ。 
本曲も発表以来ライブでは欠かせない一曲となっているだけに、JAM Projectの皆さんも観客も終始ハイテンションな盛り上がりぶり。 
続くゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」よりオープニングでは、

いつの頃からか観客がメインで大いに歌うのがお馴染みになっており、今回もJAM Projectの皆さんが客席にマイクを向け、

観客が大いに歌っている光景は、なかなかに壮観なものでした。 
メドレーのラストはJAM Projectの代表曲の一つであるゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」のオープニングをフルコーラスで。 
熱気と名残惜しさを含みながらの大盛り上がりぶりは、長く続いたライブツアーの最後の最後であるという事を感じさせるものでした。 
最後は遠藤さんのロングトーンから福山さんによるドラムブースからのハイジャンプで締めくくられました。

 

・観客の拍手の中、バンドの皆さんもステージ前方に合流。 
・全ての演目が終わっているものの、千秋楽公演からの名残惜しさからなのか、なかなか終わらせたくないご様子の皆さん。 
・影山さん「オレ達はいつも来てくれる人一人へ向けて歌おうという気持ちなんすけど、みんなもそうなんすよね。 
     一人の人がオレ達のライブに行こうと思って来てくれてこんなに集まってくれる。最高です!」 
・影山さん「今回は無事故……だったよね」 
 きただにさん「そうですね」 
 影山さん「奥井ちゃんのアレは事故?」 
 きただにさん「じゃあないですね」 
 福山さん「あぁ、9時50分?」 
 奥井さん「新幹線の時間に起きちゃったんですよね」 
 影山さん「あぁんのォ、大阪に行く時に、乗る新幹線の発車時間に奥井ちゃんが起きて遅刻したんすよ。 
     その新幹線が9時50分発だったから、それからしばらく"奥井9:50"って呼ばれてたんです」 
 観客笑。 
・タイツつながりで江頭2:50さんが好きなきただにさん。 
・不意に素足自慢をする影山さん。 
 影山さん「夏に若い女の子が素足出すじゃないっすか? ぶっちゃけアレクラスなんすよ」 
・ツアーをしているとJAM Projectをやっている実感が沸く。実は一年中ツアーがしたい。 
・ここで影山さんの発案でライブに携わるスタッフさんへ向けて観客から拍手が贈られました。 

・結成から18年間、JAM Projectを支え続けてきたレコード会社Lantisが2018年4月1日付でバンダイビジュアルと統合し 
 株式会社バンダイナムコアーツを設立。それにに伴い、会社ではなくなるものの、音楽レーベルとしてLantisは存続。 
 影山さん「統合はまだ先なんで、言わせてください! 俺達の会社、Lantisに拍手を!!」 
 観客拍手。 
 影山さん「これからもLantisと力を合わせてアニソン界がいつまでも活気に満ちた業界であるように、

     明日からメンバーと一緒に頑張ります!!」 
・ステージ前方に出演者が全員一列に揃ったところで万歳三唱。

影山さんの発案で武道館に一番思い入れのある福山さんがマイクを通さず生声でご挨拶。 
 福山さん「今日は本当にありがとぉおおおおおう!! 『SKILL』の後のラーメンは美味いぜぇえええええええええ!!」

 

閉演BGM:sweet SWEET home

 

福山さんの音頭による万歳が終わるとアルバム「TOKYO DIVE」より、

ヒカルドさんの思いが込められた一曲「sweet SWEET home」が流れ出し、 
観客が曲に合わせて手拍子をする中、バンドの皆さんが退場されていき、ステージ上はJAM Projectのメンバーの皆さんだけに。 
しばらく名残惜しそうにステージを端から端までゆっくりと歩かれ、観客に手を振りながら順番に退場されて行きました。

 

影山さん「また会える時まで、みんな元気でねええええええええええ!!!」

 

ステージ上に誰もいなくなると、観客有志による三本締めが行われ、

ライブツアー「JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 "TOKYO DIVE"」および 
千秋楽公演「JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 "TOKYO DIVE" FINAL!」は終演となりました。

アルバム「TOKYO DIVE」の楽曲を中心に構成された今回のライブ。アルバムのテイストを反映したネオンスーツや、 
デジタルやネオンのビビット感を押しだした映像、豪快な火柱等、視覚的にもとても賑やかな演出も相まり、 
「TOKYO DIVE」の世界感に浸ることが出来ただけではなく、人気の高い曲はしっかりと踏まえつつ、新曲の初披露もあってさらに賑やか。 
中でも「メモリアルコーナー」では久し振りに歌われる楽曲を今回ならではの組み合わせで聞く事が出来たのが興味深かったです。

 


補足

 

・当日のライブグッズやCD等の物販テントでは影山さんの著書「ゴールをぶっ壊せ」も販売。 
 本書の編集者でもあり、JAM Projectを応援している読売新聞の記者の鈴木美潮さんも売り子さんとしてテントに立たれていました。

 

・影山さん「あのォ、何度か武道館に立たせてもらってますけど、毎回最後なんじゃ無いかって思う事もあるんですよ。 
     だってみんなが来てくれないと武道館に来れないよ? なので、みんなが来てくれるからこの景色が見れるんすよ」

 

・「疾風になれ」はオリジナルのパートわけではなく、それぞれのソロパートがより増えた今回独自のものでした。

 

・この日初めて羽生(はにゅう)と羽生(はぶ)が同じ漢字だという事を知ったという影山さん。  
  

・「Growing up」のソロコーナーそれぞれ。

 

・速弾きを得意とする為"ジェットフィンガー"の異名を持つ横関さんを越える"スーパージェットフィンガー"を名乗る影山さん。 
 その"スーパージェットフィンガー"ぶりはライブ「スーパーアニソン魂」での山本正之さんを彷彿とさせる熱の入った演奏でした。

 

・福山さん「横関さん楽屋でぜったい怒ってる」

 

・きただにさん「きただに、いきまーす!」 
 影山さん「お前は"何フィンガー"なん?」 
 きただにさん「えっ、"ファイブフィンガー"。ウィスキーみたいっすけど」

 

・タンバリン片手に観客と一緒に三々七拍子をされる奥井さん。

 マイクフォローをしていたきただにさんがどんどん上体が低くなっていきました。

 

・遠藤さんはジャンべのソロに加え「Growing up」と「Motto Motto」のコール&レスポンスを交え観客を盛り上げていました。

 

・福山さんは「武道館」からはじまり「ぶどう」「みかん」「いちご」「バナナ」「バナナはおやつに入りますか」など 
 とても自由なコール&レスポンスをされていました。

 

・影山さん「このままいけば今回のライブDVDもカッコよくなるかと思ったら、福ちゃんはぶっかましましたね」 
 きただにさん「ぶどうとかみかんとかいってましたよ。

       すぐに武道館関係無くなっちゃってましたし。しかもバナナはおやつに入りますかて!」 
 福山さん「いちごとか、リンゴとかね。リンゴは言ってないか。とにかく美味しそうでしたっ!!」 
 観客笑。

 

・影山さん「っえ~今頃っ、外は大雪だと思いますけど」 
 きただにさん「うぇぇえええ」 
 福山さん「マジかよ? JAM Projectやっぱすげえなぁ!」 
 影山さん「っまぁ、それが遠藤正明の力ですよ」 
 遠藤さん「……おれぇ?」

 

・「シュワッチ! ~キミを護りたい~」ではディスプレイに 原色+怪獣らしいシルエットの映像が複数映し出されており、 
 初代ウルトラマンのオープニング映像を思わせる演出が行われておりました。

 

・更に「シュワッチ!」では遠藤さんが途中から初代ウルトラマンのSDタイプの人形を携えていました。

 

・初公開の「鋼のWarriors」はどこか「鋼の救世主」を思わせる感じの曲。

 

・昨今のスキャンダラスな報道を歌った「東京スキャンダル」。 
 週刊誌沙汰になった事のあるJAM Projectの皆さんからの皮肉だと思って聞くと感じ入るものがございました。

 

・バンドの皆さんに寄るソロコーナーは遠藤さんが横関さん、きただにさんが山本さん、奥井さんが青山さん 
 福山さんが西村さん、影山さんがTAKEOさんをそれぞれご紹介されて行きました。

 

・素足がキレイな山本さん。JAM Projectの皆さんにズボンを捲し上げられ素足をご披露。 
 足には「I LOVE JAM Project」とマジックで書かれていました。

 

・「東京スキャンダル」のサビ部分でリズムよく飛び跳ねる西村さん。

 

・「THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~」の要所要所で遠藤さんがステージに膝をつかれしばらく屈まれたままに。 
 ステージ上でのパフォーマンスかもしれませんが、体調不良ではない事を祈るばかりございます。

 

・福山さん「武道館ってみなさんとステージとの目線が大体同じなんですよ。これって実は他の会場にはあまりないんですね」

 

・影山さん「結成当時からJAMはオレ達の所有物ではなくてアニソン界で永遠に続いて欲しいと思っていたから 
     オレがジジイになったら抜けようと思ってたんすよ。すっげえ若いヤツらが来て『コイツらなら大丈夫』って思ったら 
     リーダーを遠藤に譲って、オレは温泉巡りでもしようと思ってたんです」 
 観客「ぇええええぇえええ」 
 影山さん「でも、楽しすぎてやめられねええええええええええええ」 
 観客拍手。 
 影山さん「もう健康に気をつけて、最年長で飛んだり跳ねたりしてるユニットを目指します!!」

 

・ライブでよく観客のペンライトを拝借して振りまわす福山さん。今回は自前のものをご用意されたとか。

 

・残念だったのは、アンコールでは観客の写真撮影は不可という決まりだったにも拘わらず、 
 アンコールの「VICTORY」の「We will never die」の箇所などで多くの観客が写真撮影を行っていました。 
 せっかくの写真撮影可のライブなので、約束事は守ってライブを楽しみたいと思いました。

 

・福山さん「みんなありがとーう! また会おうぜぇー! ごきげんようさよーならぁあああああああ!」

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