2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
影山ヒロノブ 30周年記念ライブ 「30years3ounce」
07.8.12 Shibuya O-EAST
出演/影山ヒロノブ
演奏/BROADWAY(Key&Co.須藤賢一 B&Co.村上聖 Dr&Per&Co.岩田"GUNTA"康彦 G&Co.松尾洋一) 河野陽吾(G&Co)
影山ヒロノブ(Ag&harp) 井上俊次(Key&Vo)
影山さんの歌を聞こう。
1977年、ロックバンド"LAZY"としてデビュー以来、その歌声で多くの人を魅了し続けている影山ヒロノブさん。
LAZY解散後、"アニソン界のプリンス"としてコロムビア、エアーズなどで活動し印象深い曲を残し、
その後水木さん、堀江さん、MIQさんほか多くの先輩シンガーと共に"魂ライブ"ムーブメントの要となって多くの熱狂を呼びながら、
JAM Projectではリーダーとして後輩たちと共に若手アニソン界の活性化に奮闘しています。
その一方で野川さくらさんのプロデュースや様々なアーティストへの楽曲提供など、シンガーソングライターとしても活動しているほか
ブラジルをはじめ、スペインや韓国などに招待されるなど、世界的にも活動の幅を広げています。
そんな影山さんが2007年、デビュー30周年を迎えました。
30周年を記念して"手作り"をコンセプトにした記念アルバム「30years3ounce」がリリース。
今回はアルバムタイトルを冠した30周年記念ライブです。
影山さんのソロライブはいつか参加したいと思っていたので、30周年ということもあり、念願の初参加。
会場はShibuya O-EAST。
「雨男」の異名を持つ影山さんですが、当日は蒸しに蒸す晴天。
待機場所には各レコード会社やJAMが歌をカヴァーしたプロレス団体「DORAGON GATE」の選手一同様、
アニメ関連ではささきいさおさん、水木一郎さんをはじめ、
福山芳樹さん、遠藤正明さん、松本梨香さん、きただにひろしさんが四人連名で。
奥井雅美さん、松澤由美さん、野川さくらさん、高橋直純さん、そして小杉十郎太さんなどなど、物凄い数のお花の贈り物が。
ライブ会場に向かう階段には30周年を記念して影山さんの軌跡を追う写真パネルが展示されていました。
LAZY時代の写真はもとより、水着姿の写真には女性ファンの方の歓声が。
会場に入るとアルバム「30years3ounce」に収録されている「シモキタ」という曲のプロモーションビデオが
ステージ両脇のスクリーンで上映される直前でした。釘付けです。
プロモの後半に遠藤さんがちょっとだけ出演している嬉しいサービスに観客喜声&笑声。
その後も「シモキタ」とアルバムタイトル曲「30years3ounce」のプロモが交互に流れていました。
私達が陣取ったのはステージから向かって右側。
対角線上の二階席には関係者席があり、私達の所からはスクリーンとセットで見られる位置でした。
く、串田アキラさん! ☆MoJoさん! 宮内タカユキさん! おお!魂の三兄弟!! おおおおお! 水木さんだ!!
あれは…遠藤さん?きただにさん?
先輩と後輩両方から慕われている影山さんだけに関係者席も豪華。
開演時間から少し過ぎた頃ゆっくりとながれてきたのは…
00:卒業アルバムの中の無傷な夢 ~返信~(Instrmental)/SE
アルバムにも収録されている曲のインストで、影山さんを支え続けているBROADWAYの皆さんと河野さんが登場。
そしてステージ中央のマイクスタンドの前に人影が現れ、アコギとブルースハープをセット。
01:30years3ounce
オープニングはアルバムのタイトルチューンでもあるこの曲。
影山さんの多くの人への感謝の気持ちがぎっしり凝縮されているとても素敵な曲です。
途中からスクリーンに軌跡をたどるスライドショーが流れていました。
「星になった友のために」の部分には思わずこみ上げてくるものが。
02:シモキタ
影山さんがご自身で録音したという雑踏の音から始まる「シモキタ」。
25年以上暮らしている下北沢を歌った暖かく優しい曲。
BROADWAYの皆さんや河野さんのコーラスもとても心地よく。
スクリーンには下北沢の街の人々がスライドショーで映し出されていました。ここでも遠藤さんの姿が。
03:Bang! Bang! Bicycle
自転車愛好家である影山さんならではのスピード感のある軽快なノリが楽しい曲。
長年共にステージをこなしてきたバンドの皆さんとのセッションはとても楽しそう。
今回のアルバム「30years3ounce」はキャッチーな曲が多く、覚えやすく口ずさみやすいです。
歌詞にもちらと登場するギャバンを歌っている方も見に来ていることですし。
-MC-
影山さん「雨男返上!! 灼熱の影山ヒロノブです!!」
鳴り止まない拍手の中ハンドマイクに持ち替えご挨拶。
影山さん「スタンディングであれだけど、バラード二曲聴いてください……で、次の曲は猫を拾う歌なんだけど」
と、腕を目に当て泣く仕草をする河野さん。
影山さん「これが出来た時には思わずなきました…オレにもまだ純粋な部分が残っていたなんて…」
04:Welcome Toto…
影山さんのやさしくも哭きの効いた歌声が素敵過ぎるほど素敵。ちなみに鉄鋼の大好きなこの曲。
素朴ながらもドラマチックな内容で情景が浮かぶようです。
最後一気に盛り上がる部分では思わず目頭が熱くなりました。
05:Tomorrow
アルバムのラストを飾った"ラブソング"。
少し気だるそうな歌声と曲調は聴いていると
だんだんと不思議な気持ちになっていきます。
-MC-
影山さん「…アニソンやろうか」
ここで須藤さんフライングで演奏。
影山さん「早いなぁ~キミ」
影山さん「キッズステーションで僕の曲の人気投票をやってくれたんだけど
今回はその中から直感でこれとこれとこれって選びました。
なので結構マニアックです」
06:覚悟完了!
「覚悟のススメ」より。これは聴きたかった!!!
ソロライブではよく歌われており、密かに期待していただけにとても嬉しかったです。
「愛より熱い歌になりたい」はまさに影山さんにぴったり。
07:HEATS
「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」の二代目OP。
"魂ライブ"ムーブメントから生まれた人気曲であり、今や影山さんの代表曲の一つになっています。
突き上げられる拳拳。影山さんの歌声が持つパワーを実感しました。
-MC-
影山さん「みんなー、ミニ四駆やってるかぁああああ!!?」
ビクッと反応してしまいました。まさか…。
影山さん「ミニ四駆やろうやぁ…クラッシュギアはどこいったんやろ…。
時代に流されないで"世界を手に入れよう"や!!」
08:GET THE WORLD
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」のOP。まさか聴けるとは!! …もう直撃世代です!!
改めて影山さんの歌で育っていたことを実感。1番で泣きそうになりましたもの。
世界をまたに駆ける影山さん「分かってきたぜ これが世界だ おれたちの標的だ」が見事にはまります。
09:バ・ビ・ブ・ベ ビーストウォーズ/&バ・ビ・ブ・ベ BROADWAY 河野陽吾
間髪いれず大好きな「ビーストウォーズ」シリーズより「ビーストウォーズメタルス ~超生命体トランスフォーマー~」のED。
嬉しすぎる連続。気づけば大口あけて歌ってました。マーチ調でとても楽しいこの曲。
二番はBROADWAY&河野さん&観客で大合唱。これはやみつきになります。「覚悟完了!」や「GET THE WORLD」共々SASでも是非!
-MC-
ここでBROADWAY&河野さんが退場しアコースティックコーナー。
ステージ前方に譜面台や椅子、そしてキーボードがセットされました。
今回はパーカッションとして"ガンちゃん"こと岩田"GUNTA"さんといっしょ。
影山さん「今日はガンちゃんにも歌ってもらうから。
今回のライブが終わったら燃え尽きて廃人になりたいんだけど
明日は相模大野でガンちゃんの学校がやる発表会のゲストで出るんだよなぁ~。
友達なんだから『うん、影ちゃん頑張ってるから、明日は出んでええよ』っていってくれないかなぁ」
GUNTAさん「……よろしくお願いします」
影山さん「この曲は"頭痛が痛い"みたいなタイトルなんだけど、素朴な曲です」
10:毎日はEVERYDAY(Acoustic Ver)/&岩田"GUNTA"康彦
アコースティックコーナーは再びアルバム「30years3ounce」から。
"何気ない日常が一番幸せなんじゃないか"と言う事を歌った綺麗な曲。
GUNTAさんは最後のサビでコーラスを担当。この二人のセッションはとても素敵。
-MC-
影山さん「君の歌はどうなん?」
GUNTAさん「…頑張ったつもりです」
影山さん「次の曲もガンちゃんと一緒にやりたいんですけど、これも素朴な曲です。
ガンちゃんも"ハクション大魔王"に持ち替えて…何が出んのかな?」
GUNTAさんが壺の形をした楽器に持ち替え、軽くデモンストレーション。
11:ぼくらはね…(Acoustic Ver)/&岩田"GUNTA"康彦
影山さんの切なく優しい歌声とアコギ、GUNTAさんのパーカッションが
聴いていてとても心地よく、こういったセッションの醍醐味を味わえました。
改めて影山さんは"聞かせる力"をもっている方なんだなぁと思いました。
-MC-
影山さん「おお、こんな所にキーボードが!」
キーボードがあると言う事は…
影山さん「じゃぁテーマ曲にのせて呼び込もう」
11.5:内気な夏(2C)(Acoustic Ver)/&井上俊次&岩田"GUNTA"康彦
アイドルバンド時代のLAZYで井上さんがボーカルを勤めた曲。
歓喜するファン声援の中、LAZY時代からの盟友であり、現Lantis会長である井上"Pocky"俊次さん登場。
途中まで影山さんが歌い、井上さんに振るも、しどろもどろな井上さん。
影山さんの水を飲んで「オレのやろ」としかられたり、手が震えて歌詞をカサカサ揺らす小芝居も面白く。
井上さん「いきなりなんでうまく出来なかったですねぇ」
影山さん「ちょっと高音が出なくなってるね。タバコ吸いすぎやでぇ」
影山さん「オリコン二位やもんなぁ…えっと…『らき☆すた』?…オレのアルバムも挿入歌扱いにならんかなぁ」
井上さん「いやぁ、カラーが違うからなぁ~」
影山さん「こう、帯の所に"イメージソング"って…」
井上さん「いやいや、30周年おめでとうございます」
影山さん「ありがとうございます」
井上さん「ボクも30周年なんですよ」
影山さん「ああっ、奇遇ですね。おめでとうございます」
井上さん「ありがとうございます」
影山さん「……」
井上さん「……」
影山さん「…ウッス」
井上さん「…ウッス」
なぜかよそよそしい30年来のつきあいのお二人。
-MC-
12:君はロンリーエンジェル(Acoustic Ver)/&井上俊次 岩田"GUNTA"康彦
影山さんが生まれて初めて作った曲をアルバム「30years3ounce」でリメイク。
レコーディングそのままのメンバーで演奏されるというのもまた素敵。
井上さんのキーボード演奏を聴くのも、水木さんのライブで初代JAMが集合した時以来です。
-MC-
ここでアコースティックコーナーは終了。
バンドの皆さんがセッティングする中…
井上さん「やっぱり、みんなも聞きたいと思うんやけどね」
影山さん「なにを?」
井上さん「いや…"頭巾"を」
観客「きゃぁあああああああ」
影山さん「え゛……"黒頭巾"ちゃん?」
観客笑。
影山さん「♪黒頭巾ち゛ゃぁああん。黒頭巾ちゃんにご用心」
と「黒頭巾」の一節をちょっとだけ。
13:赤頭巾ちゃんご用心(1C)
LAZYを一躍ヒットチャートに押し上げたこの曲。
井上さんのキーボードに完全即興で合わせるBROADWAY。
原曲の曲調で今の影山さんが歌うというのはなかなか無いだけにとても貴重。
生歌で聴くのは初めてなだけに嬉しかったです。
-MC-
井上さん、影山さんとガッチリ抱擁して退場。
影山さん「次はホントに30年ぶりに歌います」
14:Hey! I Love You!
正真正銘LAZYのデビュー曲。青年的なラブソングが今歌われると良い感じに大人な雰囲気に。
再結成LAZYの時(HAPPY TIME TOUR ~黒頭巾のなすがまま~)と同じスローなテンポから一気に盛り上がるたまらない構成。
当時からのファンの皆さんの振り付けや掛け声がそろうことそろうこと。30年支え続けたファンの方々は凄い!
-MC-
影山さん「今度歌う曲は大事な曲です」
15:この世の果て~Eden~
アルバム「Cold Rain」から。良い意味で肩の力を抜いた歌い方から一気に盛り上がる構成は絶品。
世界的規模のラブソングであるこの曲は、ある意味では今回のアルバムの「Tomorrow」とは兄弟曲のような印象。
ラストにかけての影山さんの搾り出すようなシャウトが切なくも素敵。
-MC-
影山さん「やっぱ戦隊は"マン"やろぉ~、"ジャー"もええけど。
ブラジルでは『チェンジマン』を歌っただけで大統領にもなれるでぇ」
16:電撃戦隊チェンジマン
影山さんがKAGEとして歌ったアニソン主題歌デビュー曲。文句なしに盛り上がります。
ソロライブではあまり歌われないそうですが、今回は30周年記念ライブ。歌わないわけには。
加えて今年のSHSには影山さんが参加されないので、そういった意味でもとても嬉しかったです。
危うくチェンジマンのいない夏になる所だった。
17:鬼神童子 ZENKI
鳴り響く太鼓、唱えられる経文。鬼神前鬼、ここに現臨!!
この曲も影山さんの代表曲の一つです。つのごうじさんの和テイストのロックと影山さんの歌声が絶妙!
子供の頃見ていた作品の主題歌をこうしていくつも聴く事が出来るというのは嬉しい限りです。
-MC-
影山さん「コロムビアでアニソンを歌ったのがもう20年位前で、その頃は先輩ばっかりで
僕が一番後輩で下がいなかったんですけど、いまランティスでは先輩が誰もいないという…」
観客大笑。
影山さん「でも先輩達はみんな素敵な方で、今日も水木さんや宮内さん、クッシー、☆MoJoさんが見に来てくれて。
ホントにいい先輩達です。遠藤とか奥井ちゃんとか後輩たちもみんないいヤツらで。
アニメソングに出会えて本当に感謝しています。なのでチェンジマンはとても大事な曲です」
影山さん「次はJAM名義のソロ曲なんだけど。駆け回るばかりじゃない、年取ったから歌える歌っていうのがあるわけで…。
派手な作品じゃないけど、この作品に携われて光栄でした」
18:エンブレム~名も無き英雄達へ~
続いては航空救難団を描いた「よみがえる空-RESCUE WINGS-」EDでJAM Projectでの燻し銀なソロ楽曲。
現在の影山さんの真骨頂ともいえる聞かせるロックバラード。コーラスがとても素敵。
人を救い、命を守るといったレスキューシリーズに通じる使命感と哀愁感は影山さんだからこそ表現できる世界です。
19:TIME~2036の選択~
一ヶ月前ブラジルでも披露された「聖闘士星矢」より静かながら力強さを感じるこの曲。まさか聞けるとは思いませんでした!!
後半の「シャララ」部分は観客にマイクを向け大合唱。松尾さんのコーラスもノリノリ。
舞台袖からあの方が登場されるのかとドキドキしたのは内緒です。
-MC-
影山さん「残す所あと2曲。LAZYの曲とJAMの曲です。両方とも魂込めて作った曲です」
20:Young&Innocent(Cold Rain Ver)
「HAPPY TIME」版ではなく、影山さんの前アルバム「Cold Rain」のカヴァー版。
2番でインサートしてくるバンドや、魂込めての叫びは打ち震えんばかりに響きました。
「Young&Innocent」が終わり、流れてきたイントロは……
21:In my Heart(Cold Rain Ver)
影山さんがさかもとえいぞうさん、遠藤さんと共に歌ったJAM屈指の名バラード。
「In my Heart」の部分は観客&BROADWAY&河野さんで大合唱。
昨年急逝した盟友・田中宏幸さんへ捧げたのではと思うと、くるものがありました。
-EC-
影山さんに次いでBROADWAYと河野さんが拍手で見送られた所でアンコール。
拍手がアンコールにそして「影山コール」になりバンドの皆さん登場。
再び拍手に変わり河野さんがアジるアジる。
そして流れてきたのは
22:CHA-LA HEAD-CHA-LA(1.5C)
~聖闘士神話~ソルジャードリーム~(1.5C)
~CHA-LA HEAD-CHA-LA(1C)(最後のサビ)
俺の小宇宙がSPARKING!! 影山さんの代表曲を代表曲で挟むというこの粋な構成。
影山さんはじめバンドメンバー全員が30周年記念Tシャツでの登場です。
説明不要の曲だけに勝手知ったる会場、これで盛り上がらないわけが無いです。
間奏では河野さん、村上さん、松尾さん入り乱れて魅惑の三弦奏。これがまたカッコイイ!!
-MC-
ここでバンドの皆さんをご紹介。
順番は松尾さん、村上さん、岩田さん、須藤さん、河野さん。それぞれ一言ずつコメントをされていました。
と、用意される複数のマイクスタンド。
舞台袖から続々と流れるように現れる影山さんゆかりの皆様。うろ覚えですが、メンバーは
ステージ向かって左から
谷本貴義さん、渡辺美佳さん、KUKOさん、緒方恵美さん、鮎川麻弥さん、まつざわゆみさん、美郷あきさん、
☆MoJoさん、水木一郎さん、遠藤正明さん、影山さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、栗林みな実さん、
やまけんさん、野川さくらさん、JOEさん、YOFFYさん、近江知永さん KENNさん
といったそうそうたるメンバー。こいつぁ凄いぜ。
水木さん「30周年おめでとうございます……おめでとうだゼェエエエェエットッ!!」
影山さん「こんなに揃うのはアニサマでもないで! あとはアニキの還暦ぐらい!!」
水木さん「突然ステージに呼ばれたんでこんな格好だけど」
☆MoJoさん「普段着でごめんね」
遠藤さん「大丈夫ですよぉ」
終始ご機嫌な水木さん、☆MoJoさん、遠藤さん。
影山さん「美郷ちゃん、そこ気ぃつけぇよ」
影山さん「え~今日ここに来てくれたみんなは忘れません!」
水木さん「…伝言です。クッシーと宮ちゃんは帰りました」
影山さん「…憶えとくから…」
遠藤さん「こわっ」
きただにさん「こわぁ」
やまけんさん「黒い手帳にっ、黒い手帳にィ名前がぁ!」
影山さん「やまけんもありがとうな」
やまけんさん「なんかスンマセン。こんなところに上がってきちゃって。
今着てるのユニクロなんですけど。しかも上下」
影山さん「ええて。今度二丁目つれっててな」
やまけんさん「へ? あぁオカマバーね」
影山さん「今、遠藤が『赤いポロシャツなのにユニクロ』って言ってるんですけど…面白いですか?」
水木さん「なにが面白いの?」
そんなやまけんさん、隣にいた野川さんのために高めに設置されていたマイクスタンドを少し低くする心配り。
そして美郷さんの為にマイクスタンドを下げる水木さん。
影山さん「そんなに下げたら届くのきただにぐらいやで」
きただにさん「んぬえ゛ぇえええええええええ」
すかさずと影山さんのマイクスタンドを下げる水木さん。
影山さん「ベテランがそんなふざけんでも…って、これじゃランティスの社長用じゃん」
観客大笑。
23:宇宙は僕らを待っている/&水木一郎 ☆MoJo 遠藤正明 きただにひろし 鮎川麻弥 KUKO 渡辺美佳 奥井雅美
緒方恵美 まつざわゆみ サイキックラバー(YOFFY JOE) やまけん
鈴木達央 KENN 栗林みな実 野川さくら 美郷あき 近江知江
影山さんとゆかいな仲間達によるアンコールラストソング。
渾身のステージングの影山さん。率先してコーラスをする奥井さん。水木さんに手話を教える美郷さん。
終始楽しそうに手拍子&手話をする☆MoJoさん。水木さんの肩を抱いて一緒に歌うこれまた楽しそうな遠藤さん。
ギターソロになるとかがんで松尾さん、村上さんを観客から見えるようにしていた向かって右側の皆さんなどなど見所満載。
ゲストの皆さん、バンドの皆さん、影山さんの順番で退場され、会場は一時暗転。
-EC2-
鳴り止まないアンコールの拍手にこたえるように影山さんが登場。
-MC-
影山さん「みんなホントにありがとう!!」
何度も感謝の言葉を口にする影山さん。
特にこのMCでは胸がいっぱいだったらしく、涙をこらえているように見えました。
影山さん「本当に今日はありがとう……ホントは10代の頃のバンドでやろうって話もあったんだけど
…………まだちょっと時間がかかるかもしれないけど………でも、LAZYはまだ解散してないんで、必ずやります」
田中さん不在のLAZYは難しいのかもしれませんが、いつか天国の田中さんに届く歌を、LAZYが奏でることを願っています。
影山さん「今年は大切な人が亡くなって10年経ちます……
最後に歌う曲は…コロムビアでアニソンを歌い始めた頃に小暮さん(※)と一緒に作った曲です」
※小暮一雄氏。コロムビアのディレクター。
アニメソングにおける"影山ヒロノブ"の育ての親であり、後の影山さんの進路を決定付け
この方がいなければ現在の影山さんの活躍もLAZYの再結成もJAM Projectの隆盛も無かったといっても過言ではない方。
常に前向きな姿勢と温厚な人柄で影山さんが慕っていた方でしたが、97年に交通事故によりおしまれつつも逝去。
24:夢光年(Acoustic Ver)
「宇宙船サジタリウス」よりEDの「I'm in you」バージョン。小暮さんと先頃亡くなられた作詞家・阿久悠さんへの思いを込めて。
30周年記念ライブの最後を飾るにふさわしい名バラード中の名バラード。
会場では影山さんの思いを受けて涙ぐむ方も多く、無論私達も例外ではありません。ああ夢見るしあわせふたたび。
影山さんご自身もありったけの思いで歌われていました。
鳴り止まない拍手の中、何度も何度もお辞儀をする影山さん。
ステージから退場する際も深く深く一礼をしていらっしゃいました。
25:Fin…(Instrumental)/SE
会場が暗転し、流れてきたのはアルバムのラストナンバー。
スクリーンには今回のライブを作り上げた方々のスタッフロールが流れ
影山さんの30周年記念ライブ「30years3ounce」は静かに終了しました。
閉演BGM「30years3ounce」
今回はLAZY、再結成LAZY、アニメソング、特撮ソング、オリジナル、モノリス、般若エンタープライズ、JAM Projectと
影山さんの30年の軌跡をぐっと凝縮した曲目で、余す所なく堪能できました。
やはり影山さんの歌声を聞いて少年期を過ごした私達にとってはたまらないものがありました。
とても暖かい余韻の残る、素晴らしいライブでした。
改めまして30周年おめでとうございます。
今後のさらなるご活躍を楽しみにしています。
スペシャルゲスト/井上俊次
水木一郎 ☆MoJo 遠藤正明 きただにひろし 鮎川麻弥 KUKO 渡辺美佳 奥井雅美
緒方恵美 まつざわゆみ サイキックラバー(YOFFY JOE) やまけん 谷本貴義
KENN 栗林みな実 野川さくら 美郷あき 近江知永
補足
・会場の雰囲気はとても暖かくそしてパワフル。影山さんのお人柄を感じさせるライブでした。
・要所要所で感慨深そうにかみ締めるようなため息をつく影山さん。
・影山さん「今日はいろんな人が来てくれてて、先輩とか後輩とか…裏から入ろうとしてつまみ出されたきただにひろしとか…」
・すっかりギタリストなキーボード奏者河野さん。
・「バ・ビ・ブ・ベ ビーストウォーズ」で口笛を吹く須藤さん。
それに対し「俺口笛ふけへんし」と影山さん。
・影山さん「アニメソングを歌うようになって"アニソン界の王子(プリンス)"って呼ばれた頃もあって…
そういった意味じゃぁ"王子"は俺の方が先輩なんだよなぁ。今じゃカミカミ王子だけど…」
・M木さん→Kげ山さん→Kただにさん→T本さんと受け継がれるカミカミの系譜。
・影山さん「今まで歌った曲が500曲以上あるんだけど、アニキみたいに24時間は出来ないよなぁ
これまで歌っただけでもう声ががらがらだし。」
・アンコールでアジる河野さんに乗る村上さん。客席へサムズアップ!
・松尾さん「なんか…グッと来ちゃって」と、思わず涙ぐむ場面も。
・須藤さん「30周年のうち25年は一緒にやってるんですけど。
ここまで一緒にやってこれたのも、ひとえに僕の人柄かなぁと……」
・それに対して影山さん。「その通り!!」
・影山さん、河野さんに「この人もデビューあんまオレと変わらんし…」
・アンコールで登場されたゲストの皆さん。本当に当日関係者席でステージにあがることを聞いたようです。
・緒方さんは「ZENKI」で後鬼を演じられたつながり?
・KENNさんはデュエルつながり?
・水木さん「今日は本当は来れないかもしれなかったんだよ。中学のクラス会でさ、結構飲んじゃってね」
とは言うものの。実際は大切な弟分の記念ライブにお酒を飲んでくるはずは無く。
水木さんご自身で後日開催された「スーパーヒーロー魂2007"夏の陣"」において「冗談だよ」といっていました。
イッツ・ミズキング・ジョーク。
・そんな水木さんは「宇宙は~」でものすごく真面目に歌う一方、ラストでは影山さんのステージングを真剣に見守っていました。
・その「宇宙は~」のラストで影山さん絶叫。その言葉は
「Thank you ANISON World!!」
その叫びでは足りないほどの気持ちの入りようがビシビシと伝わってきました。
・アンコールは「motto! motto!」じゃないです。JAMのライブならまだしも、今回は影山さんのライブです。どうぞ区別を。
・今回はドリンク付きだったのですが、閉演後空き缶を潰して置き捨てはどうにもいただけません。マナーを守って楽しいライブを。
・閉演後写真パネルが展示されているところには多くの方が写真の嵐。とくに水着。きゃー。
・何度も何度も感謝の気持ちを伝える影山さん。
こちらこそいつも元気を分けていただきありがとうございます。感謝してもし足りないほどです。