2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#15
17.10.29 よみうり大手町ホール
出演/水木一郎 堀江美都子
演奏/Key&Co.貴日ワタリ B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一
カラオケ
「ふたアニ」の愛称で親しまれている「ふたりのアニソン」。
水木一郎さんと堀江美都子さんというアニメソング界を黎明期から支え続けているお二人の代表曲はもちろん、
息の合ったデュエットやなかなか聞く事の出来ない楽曲、ここでしか聞けないカバー曲のほか、
気心の知れたお話も魅力なコンサートも今回で節目となる15回目。
東京公演は「#1」から「#11」までは東京新橋にあるヤクルトホールでしたが、
特別編「歌のあゆみ」以降から東京大手町にある読売新聞本社内にあるよみうり大手町ホールに移って開催されています。
落ち着いた雰囲気のホールに観客が続々と入場していく中、舞台には緞帳が下りており時折、諸注意を促すアナウンスが流されていました。
開演時間になるとゆっくりと照明が暗くなっていき、「水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン♯15」いよいよ開演です。
00:SE
01:君が創る詩 (1.5C)/水木一郎 堀江美都子
02:WELCOME SUPER GOLFWORLD/水木一郎 堀江美都子
-MC-
これまでの「ふたりのアニソン」ではオーバーチュアとして音楽が流れた事は無かったのですが、
今回は弦楽器による演奏と思われる音楽が流れる中、幕が上がり、バンドの皆さんがご登場されました。
バンドの皆さんの準備が整うと、水木さんと堀江さんが登場され、オープニングはお二人のオリジナル曲「君が創る詩」から。
お二人それぞれのやわらかな歌声に包まれる様な感覚でうっとりと聞き入っていました。
続いてはがらりと雰囲気が変わり、映画「プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦!!」よりオープニング。
明るい曲調と弾むようなお二人の歌いぶりに観客も手拍子で一緒になって楽しんでいる様子でした。
・今回は「ふたりのアニソン」15年目。思う存分歌いたい。
・当日は台風22号が接近中。
・水木さん「歌うニセ気象予報士の水木一郎としましてはですね、ちょうど夜の9時くらいがピークだそうで、
もしかしたら終演後、遠方の方は帰れなくなるかも知れないんですけど、その時は三時間でも四時間でもやりますから」
観客拍手。
堀江さん「会場が閉まりますよー」
観客笑。
水木さん「そうですね。それに新幹線の切符を買っちゃった方は使えなくなりますもんね。とにかく帰るまでがライブです」
03:キャンディ キャンディ (1C)/堀江美都子
~バビル2世 (1C)/水木一郎 堀江美都子
~花の子ルンルン (1C)/堀江美都子 水木一郎
~ぼくらのバロム1 (1C)/水木一郎 堀江美都子
~サザエさんのうた (1C)/堀江美都子 水木一郎
~マジンガーZ/水木一郎
-MC-
続いてはお二人の数多くある代表曲を順番にメドレーで。
まずは堀江さんが歌われるアニメ「キャンディ キャンディ」オープニングではつらつとした歌声を堪能。
続いての水木さんによるアニメ「バビル二世」オープニングでは堀江さんも一種に歌われる場面もありました。
更にアニメ「花の子ルンルン」オープニングになると逆転し「♪ルンルン」の部分で水木さんがコーラスとして参加。
「バロォオオム」の雄叫びと共に始まった特撮「超人バロム・1」オープニングでは水木さんの颯爽とした歌いぶりを味わえ、
続くアニメ「まんが名作劇場 サザエさん」初代オープニングは、堀江さんの歌声にアニメを見ていた当時を思い出ししみじみ。
メドレーのラストはアニメ「マジンガーZ」オープニング。水木さんの厚みのあるヒロイックな歌声はいつ聞いても格好良いです。
お二人の代表曲が惜しみなく一気に聞く事が出来、15年目ならではのスペシャルさを感じる事が出来ました。
・続いてのコーナーはお二人がそれぞれの歌の中で感動した曲をリクエストする「感動の一曲」。
・堀江さんの「キャプテンハーロック」分析。
堀江さん「意外にテンポが早いんですよ。感情を乗せたいんだけど、そうするとどんどん曲が進んでいっちゃうんです。
それなのにアニキは遅れる事も無く、感情をぐぁ~っと乗せられるんです」
水木さん「……考えた事なかったよ今まで」
堀江さん「スゴイんですよ。あなたは」
04:あしたがすき/堀江美都子
05:キャプテンハーロック/水木一郎
-MC-
お互いの「感動の一曲」。まずは水木さんのリクエストであるアニメ「キャンディ キャンディ」よりエンディング。
堀江さんの優しく少しせつない歌声はとても透明感があり、会場全体に歌声が広がっていくような感覚でした。
続いてマント姿で水木さんが登場され、堀江さんからのリクエストでアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」よりオープニング。
原曲より更に渋みを増し、男の世界を感じる歌声が魅力。ラストで照明によりステージが真っ赤になったのも鮮烈でした。
・堀江さんが合流され、水木さんのマントをスタッフさんが受け取り、ここからは用意されていたソファに座って
「ふたりのアニソン」ならではの本コーナー。お二人ともテーブルの上にある水を飲みながら、ゆったりとトーク。
・ルームコーナー? ソファコーナー?
・堀江さんのグラスに水を注がれる水木さん。
水木さん「あんまり多く注がない方がいいですか?」
堀江さん「少なすぎると飲む時にグラスをすごく上げて、アニキのマイクさばきみたいになっちゃう」
水木さん「ぇえ? オレそんなにマイク上げるかなぁ?」
堀江さん「上げる上げる。♪ミライガァァアアアって (マイクの下部分を上げながら)」
水木さん「それあれじゃん、影ちゃん(影山ヒロノブさん)じゃん」
堀江さん「影ちゃんはクルッと回るの。クルっと回ってスパーキン!!ってやるの」
観客笑。
・水木さんが出演される来年放送予定のNHKドラマ「真夜中のスーパーカー」のクルッと回らなかったお話。
・続いてはお互いの持ち歌を交換して歌う「持ち歌取り替えっこバトル」。
・水木さん「オレ、いっつもミッチに負けるんだよなぁ。それでミッチの持ち歌がどんどん増えていく」
・ここからしばらくはじゃんけんで歌う順番を決定。堀江さん勝利。
06:時空戦士スピルバン/堀江美都子
-MC-
07:ビューナスAの歌/水木一郎
-MC-
「持ち歌取り替えっこバトル」先行は堀江さんが特撮「時空戦士スピルバン」よりオープニングをカバー。
颯爽さはそのままに、曲が進むにしたがって歌声の張りが強まっていき、堀江さんの迫力に圧倒されました。
続く水木さんは冒頭の台詞も軽やかにアニメ「グレートマジンガー」よりビューナスAのテーマ。
哀愁を感じる本曲を歌われた水木さんの歌いぶりは情感たっぷり。サビ部分の勢いは凄まじいものがありました。
・キーボードでBGMを演奏される貴日さんを残してバンドに皆さんが退場され、ここからはカラオケ。
・「ビューナスAの歌」のレコーディングの思い出。
・堀江さん「凄くキーが高くて大変だったんですけど、『こういう歌はね、叫びなさい』って言われたのを覚えてる」
・「ふたりのアニソン」のきっかけは千葉で行われたディナーショー。
・続いてはお互いの曲をリクエストする「リクエストバトル」。
・レコーディングが大変で涙したという堀江さん。
水木さん「レコーディングじゃなくて人間関係で泣いたんじゃないの?」
堀江さん「中には厳しい人もいますけど、そう言う人も思い出に残りますよ。今ならめげちゃうよぉ」
観客笑。
水木さん「今は優しい人が多いからね。すぐに椅子をさしだしてくれたりしてさぁ。
昔はぺーぺーだったし、"まんがの歌手"なんて言われて邪険にされていた頃もあったからね」
08:別離/堀江美都子
-MC-
09:明日に向かって走れ/水木一郎
-MC-
「リクエストバトル」は今回も先行の堀江さん。水木さんがラジオで聞いて惚れこんだアニメ「宇宙戦艦ヤマトIII」より二代目エンディング。
触れれば崩れてしまいそうな程に繊細な歌いぶりの堀江さんの歌声にどんどんと惹きこまれていきました。
対する水木さんはアニメ「マシンハヤブサ」より挿入歌「明日に向かって走れ」。
穏やかで広がりを感じる曲調を伸びやかに歌われる水木さんもまた素敵で、じっくりっと聞き入らせていただきました。
・水木さん「よくオレのトークが聞きたいって人がいるんだけど、ミッチがいるからのびのびトーク出来てる部分はあるよね」
堀江さん「まぁアニキを止められる人はなかなかいませんからね。
アニキが話しながら下手(ステージ向かって左側)に歩いて行ったら要注意なんです」
観客笑。
・以降、ステージ向かって左側に移動しないように注意される水木さん。
・続いてはなかなか歌われる機会が無い曲が歌われる「超レアバトル」。
・堀江さん「今まで『超レア』っていいながらファンの皆さんが知らなかった曲はないんですよね。知りすぎよぉー」
・堀江さんが歌い出そうとした時に話の続きをしだして叱られる水木さん。
・釈明をしようとするもマイクを使わなかったので再び叱られる水木さん。
10:Colors of dream ~虹の道標~/堀江美都子
-MC-
11:ロボミのテーマ (1.5C)/水木一郎
-MC-
「超レアバトル」今回もやっぱり先行の堀江さんが歌われたのは、2001年の「北九州博覧祭2001」で上映され、
ご自身も出演されたアニメ「銀河鉄道999~虹の道標~」よりエンディング。やわらかい堀江さんの歌声は包容力たっぷりで素敵でした。
水木さんはソーシャルゲーム「GRANBLUE FANTASY」のイベント「ロボミ」と「ロボミ外伝」に登場するキャラクター・ロボミのテーマ。
小気味のいい曲調の中をどっしりとダイナミックな歌いぶりで魅せられる水木さんは実に格好良かったです。
・バンドの皆さんも合流され、続いては他の歌手の方が歌われた歌をカバーする「カバーバトル」。
・カババトル。
・曲を決めてしまった後、改めて聞きなおして歌えるかどうかがとにかく不安な水木さん。
・堀江さん「スリー・グレイセスが歌ってるんですけど、他にアニソンは歌ってらっしゃらないかと思います……どうかしら?」
ちなみにスリー・グレイセスの皆さんはの初代「魔法使いサリー」のオープニングを歌われています。
だもので、この際の貴日さんの「えっ!?」という反応がとても早かったです。
・じゃんけんで勝っても負けても堀江さんが先行。
12:さすらいの太陽/堀江美都子
-MC-
13:炎のさだめ/水木一郎
-MC-
「カバーバトル」も先行の堀江さんはアニメ「さすらいの太陽」より
スリー・グレイセスの皆さんとボーカル・ショップの皆さんが歌われたオープニング。
ご自身のアルバムでもカバーされている本曲。はかなげながらも思いの強さを感じる堀江さんの歌声は、オリジナルとはまた違った魅力。
水木さんが歌われたのはオリジナルとは別レーベルでカバーされたアニメ「装甲騎兵ボトムズ」より
TETSUこと織田哲郎さんが歌われたオープニング。 歌いだされるまでとても不安そうなご様子でしたが、
歌いだされると水木さん独特の悲哀と色気漂う歌いぶりで歌われ、とても素敵でした。
・水木さん「いやぁ。ホットしましたぁ……やっぱりコーヒーはホットの方が……」
観客笑。
水木さん「これから寒くなりますからねぇ。さてこれからはソロコーナーですまずはミッチのソロコーナーです」
14:野球狂の詩 (1C)
~勇気のテーマ (2C)/堀江美都子
-MC-
ここからはそれぞれのソロ―コーナー。まずは堀江さんがアニメ「野球狂の詩」初代オープニングと初代エンディングをメドレーで。
堀江さんの「野球狂の詩」でのはつらつとしたハミングと「勇気のテーマ」での清らか伸びやかな歌いぶりを一緒に味わえ嬉しうございました。
・テレビ朝日「題名のない音楽会」に渡辺宙明先生、渡辺俊幸先生親子、水木さんと一緒にご出演予定の堀江さん。
・堀江さん「本日も宙明先生にお越しいただいているんですが、だからという訳ではないんですけど、今日は先生の曲が多くて、先生祭です。
しかも今回の曲を決めた後で今の『野球狂の詩』を『題名のない音楽会』で歌う事になりまして、ミラクルなご縁ですね」
・「UFO戦士ダイアポロン」「ブロッカー軍団IV マシーンブラスター」「合身戦隊メカンダーロボ」「超合体魔術ロボ ギンガイザー」の4作品が
制作会社もレーベルも越えて集結した「ミラクルロボットフォース」のテーマ歌う事になった堀江さん。この曲も宙明先生。
・堀江さん「メカンダーは知ってます。アニキの歌ですよね。♪メッカンダー メッカンダー メッカンダーロボ! ですよね。
『ギンガイザー』は知らないなぁ……コロムビアじゃないのかな……え? いさおさん?」
観客笑。
堀江さん「そうだったんですねえ~……やっぱりあのお二人からは離れられない運命なんですね」
15:勇躍! ミラクルロボットフォース/堀江美都子
-MC-
堀江さんと宙明先生のタッグ最新曲、
ロボットアニメ四作の集まったコラボレーションプロジェクト「ミラクルロボットフォース」のテーマソング。
壮大な曲調と力強い堀江さんの歌いぶりが抜群に格好良く、さらにとても覚えやすい曲調で、後半は一緒になって口ずさんでいました。
16:東北合神ミライガー (1C)
~MIRAIGAR T1 (1C)/水木一郎
-MC-
続いては水木さんのソロコーナーは東北六県のローカルヒーローの力を合体させたヒーロー「東北合神ミライガー」のテーマと
タイで活躍する「MIRAIGAR T1」のシーズン2のテーマソングをメドレーで。「ミライガー」ではストレートで頼もしいヒーローぶりで、
よりロックサウンドが強調された「MIRAIGAR T1」では激しく攻撃的にと、水木さんの歌いぶりはそれぞれ魅力的でした。
・水木さん「『MIRAIGAR T1』では趣向を凝らしまして、タイの歌手の方とコラボしたりもしているんですが、
この曲もタイ語で歌っているバージョンもあります。今後も世界で日本のアニメの歌を歌っている方とコラボしてみたいですね」
17:ムーへ飛べ/水木一郎
-MC-
多くの人が元気づけられ、水木さんご自身も励まされた曲というお話からアニメ「ムーの白鯨」よりオープニング。
いつ聞いても心が洗われる本曲。今回は観客一人一人に優しく語りかけるようにして歌われている水木さんが特に印象的でした。
・堀江さんも合流されお二人でトーク。
・日本でアニメが制作されて丁度100年目になる事を記念して田中公平先生が発起人になり、
水木さん、堀江さんを筆頭に総勢23組の歌手の方々、
声優さん達が集まり歌った「翼を持つ者 ~Not an angel Just a dreamer~」のお話。
・一番最初にレコーディングをしたのが堀江さん。
水木さん「オレはミッチの歌を参考に歌いたかったのに全く別のパートでさぁ。まいっちゃったよぉ」
・続いては今聞きたいお互いの歌をリクエストする「名曲コーナー」。
18:キミのひかり/堀江美都子
-MC-
19:いつも未来が/水木一郎
-MC-
「名曲コーナー」まずは堀江さんによる映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」の挿入歌。
堀江さんのお声はクリアな中にもどこかせつなさを感じさせられ、心が温かく包まれるようでした。
続く水木さんは「東北合神ミライガー」のテーマのカップリング。歌詞がヒーロー達の歌を歌い続けてきた水木さんが
ヒーロー達へ向けて歌っている様に感じる事も出来、力強く歌われる水木さんのお姿は凛々しく雄々しいものでした。
・ここで「ふたりのアニソン」15周年を記念し、お二人に縁のある方々から届けられたお祝いのメッセージを
お二人が順番に代読されました。
・メッセージを贈られたのは、渡辺宙明先生、影山ヒロノブさん、森口博子さん、中川翔子さんそうそうたる面々。
・森口さんは当日来場されており、お二人が客席に呼びかけると客席からお二人に向けて手を振っていらっしゃいました。
20:たたかえ! ガ・キーン (1C)/水木一郎 堀江美都子
~ボルテスVの歌 (1C)/堀江美都子
~コン・バトラーVのテーマ (1C)/水木一郎
~CROSS FIGHT! (1C)/水木一郎 堀江美都子
21:ENGAGE!!! ゴーダンナー/水木一郎 堀江美都子
ラストはお二人が歌われてきたロボットソングをメドレーで。
まずはお二人で歌われたアニメ「マグネロボ ガ・キーン」のオープニングで、抜群のコンビネーションをご披露され、ソロで歌われた楽曲へ。
堀江さんはアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」、水木さんはアニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」オープニングと"超電磁"なつながり。
二曲ともライブでは頻繁に歌われている楽曲なだけに、観客との一体感、盛り上がりも盤石なものに感じられました。
盛り上がりは続いてOVA「破邪大星ダンガイオー」よりお二人の颯爽とした歌いぶりのデュエットによるオープニングへ。
観客も「CROSS FIGHT!」の合いの手で一緒になって盛り上がり、
ラストはアニメ「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」よりオープニングへ。
時折歌詞に合わせて顔を見合わせたり、薬指を挙げたりされながら、叩き付けるようなラストは迫力満点でございました。
-アンコール-
拍手が続く中、堀江さんと水木さんが退場された後に、バンドの皆さんもご退場。
ほどなく拍手がアンコールを表す手拍子に変わり、しばらくしてバンドの皆さんが登場されてスタンバイされました。
22:戦え! 七人ライダー/水木一郎 堀江美都子
-MC-
アンコールの一曲目は特撮「仮面ライダーストロンガー」より"栄光の七人ライダー"を歌った挿入歌。
お二人の息の合った歌いぶりはもちろん、「カセットアーム」や「大切断」での揃いのパフォーマンスも見所でした。
・水木さん「『七人ライダー』は最初に一緒に歌った曲だっけ?」
堀江さん「最初はあれですよ。エンディングの方」
お話の流れでエンディングの「きょうもたたかうストロンガー」をお二人で一節だけご披露。
・ここで水木さんがバンドの皆さんをお一人ずつコメントを交えながらご紹介。
・休憩中にお弁当をしっかり食べられた村上さん。巻き寿司だったとか。
・水木さんの取り計らいで愛用のドラムに永井豪先生直筆のマジンガーZとサインをもらって以来、水木さんに頭が上がらないガンタさん。
・貴日さんとは30年のつき合いになる水木さん。
水木さん「よく30年も一緒にいて支えてくれましたねぇ。ホントならとっくにオレなんかに愛想をつかしてるよねぇ」
・堀江さんとは38年の付き合いになる松尾さん、村上さん、ガンタさんらBROADWAYの皆さん。
・水木さん「あの頃はみんなシュッとしてたもんねぇ。ガンちゃんだけだよ変わらないのはよぉ。オレも人の事言えないし」
堀江さん「いいんですよ。みんなそのままで」
水木さん「でもねお腹は気になるんですよ。だから隠してるんですよ影山みたいに。影ちゃんは上手いんだよなぁ。お腹隠すの」
観客笑。
23:Dear Friend/堀江美都子 水木一郎
「ふたりのアニソン」のラストといえばアルバム「Dear Friend」より表題曲「Dear Friend」。
イントロで水木さんが「All right!」等の掛け声をされるのが通例になっているのですが、
今回は「雨よ止め!」「風よ吹くな!」と台風を意識したものになっていました。
ラストならではの晴れやかさと名残惜しさが入り混じった中で明るく歌われているお二人が印象深かったです。
曲が終るとバンドの皆さんがそのまま「Dear Friend」サビ部分の演奏を繰り返し続けられ、
お二人揃ってステージの右、左、最後に中央とそれぞれでお辞儀をされ、ラストは仲良く腕を組んでご退場されました。
観客の拍手でお二人が見送られた後も演奏は続き、演奏の終わりに合わせて幕が下り、
バンドの皆さんに拍手が贈られる中、「水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン♯15」は終演となりました。
15回目という節目である今回の「ふたりのアニソン」。
そしてお二人の穏やかで楽しいトークを堪能できる「ふたりのアニソン」の空気はそのままに、
ほかのライブ等で比較的聞く機会に恵まれている代表曲の数々は贅沢にメドレーで一気に披露され、
その分、普段はあまり聞く事が出来ないような楽曲が数多く歌われるというプレミアムなステージでした。
ここ数年で色々節目を迎えられるお二人ですが、まだまだ様々な曲が聞けると思うと
これからの「ふたりのアニソン」がとても楽しみになりました。15周年おめでとうございます。
補足
・「花の子ルンルン」での堀江さんの振り付けを見様見真似する水木さん。
・水木さん「おかげさまで来年公開の映画『マジンガーZ/INFINITY』でもオープニングを歌わせていただく事になりました」
堀江さん「そりゃそうよね。水木さん以外が『マジンガーZ』を歌わないでしょ?」
水木さん「これがね、僕が歌った歌が映画になると別の人が歌ってる事って意外と多いんですよ」
堀江さん「その頃はね、若かったから。今はほら、ブイブイ言わせてるじゃない」
観客笑。
・水木さん「しかしアナタは歌がうまいよねえ。それぞれ個性はあるけど、こういう人はなかなか出てこないよ」
堀江さん「いやいやぁ。こういう状況でね、育てられて今まできた人ってのは、後にはなかなか出てこないと思うけど」
・当初はインドネシアから帰ったその日に「ふたりのアニソン」をやり、その後すぐにフランスに行く予定だった水木さん。
諸事情あって、インドネシア、フランスのスケジュールはキャンセルに。
堀江さん「よかったよ。台風で戻ってこれなさそうだもん。あたしひとりでここで歌ってたかもしれないし」
・「私この曲知ってるんだ~」と、緊張する水木さんをよそに「炎のさだめ」をくちずさみながら退場される堀江さん。
・「ミラクルロボットフォース」では堀江さんが教鞭をとる「ミッチ・シンガーズラボ」と「洗足学園音楽大学」の生徒さんと
ご子息の浅見諒介さんがコーラスとして参加されているそうです。
・堀江さん「完璧な歌って無いんですよ。無いからこれからも歌っていきたいんですよね」
・影山さんのメッセージ「アニソンBIG3メチャクチャ楽しいです。もっとやりましょう。クッシーと浮気しないでください」
※水木さん、堀江さん、影山さんによる「アニソンBIG3」は日本全国で主要都市以外を中心に開催しているライブシリーズで、
影山さんの代わりに串田アキラさんを招いての「アニソンヒットパレード」というライブも行われています。
水木さん「これ、影ちゃんの本心だね」
堀江さん「でもスケジュールがとれないのは影ちゃんだからねー」
観客笑。
水木さん「そう。影ちゃんがJAM Projectとかで忙しいから全然一緒にやれなくて、代わりにクッシーに来てもらってるんだもん」
堀江さん「まぁでもクッシーと一緒の『ヒットパレード』は別の演目なんだけどね」
・堀江さん「年齢の事をあたしたちが中途半端に色々言ってもしょうがないんですよ。すべては宙明先生についていけばいいんです」
・水木さん「今日はみんなの笑顔がよく見えるんですよ」
堀江さん「こんな嵐の中でも来て頂けたんですもん。筋金入りの笑顔ですよ」