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アニソンカーニバル in UENO 2007

07.7.14 上野公園 不忍池 水上音楽堂 みずどりのステージ

 

出演/水木一郎 ☆MoJo チャーリー・コーセー 成田賢

   NoB 小森まなみ 石田燿子 岩崎貴文 谷本貴義

   アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 河野一郎 矢ヶ崎哲宏)

 

司会/ショッカーO野 NEY

 

特別前説&後説/宮田信

応援ゲスト/ねこ社長 ねこ姉さん 貝原怜奈 メロンブックスのメイドさん達(?)

 

友情出演/桜木健一 稲辺久美子 NEW JACK 拓郎

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 矢ヶ崎哲宏)

演奏/カラオケ

 

 

「うえの夏祭り」の一環として昨年から開催された「アニソンカーニバル in UENO」。

ショッカーO野さんの呼びかけで、魂ライブゆかりの出演者がSRSやSHSの垣根を越えて繰り広げられた怒涛の祭は、

どのライブでも味わえない感覚を体験させていただきました。

今回はその第二回。しかも出演は水木さんと☆MoJoさん以外は総入れ替え。未知数の期待は高まります。

 

会場は前回と同じく上野公園 不忍池 水上音楽堂 みずどりのステージ。

当日は台風四号が接近中というとんでもない状況でしたが、会場は屋根が付いているので安心。

 

-前説-

 

入場すると、昨年突然登場し、前説と後説を粋なトークで和ませてくれた"おいちゃん"宮田信さんが

名調子で開演前の諸注意とTシャツと手ぬぐいのセールスをしていました。

 

ショッカーさん「……おとうさん、おとうさん」

宮田さん「おおぉっ?なぁんだよ、出てきっちゃったのかよぉ~」

 

途中からショッカーさんとNEYさんも合流し、昨年のTシャツと手ぬぐいを格安でおとどけ。

 

さらに今回のライブの提供である「印刷会社ねこのしっぽ」の倉庫で眠っていたという

美少女戦士セーラームーンR、SS、新ビックリマン、きんぎょ注意報、ひみつのアッコちゃん(第二期)

夢のクレヨン王国、ウルトラ兄弟、レスキュー三部作、世界忍者戦ジライヤ、機動刑事ジバン、

ビーロボカブタック、テツワン探偵ボロタック、燃えろ!ロボコン、仮面ライダーBLACK RX、

それいけ!アンパンマン、ゲゲゲの鬼太郎(第四期)、などなどなど

ショーでのサイン会で使用された色紙が超安価、原価割れの先着順で販売されるという物凄いことに。

 

宮田さん「これ昨日やってたなぁ。ホウキ乗ってるやつ」

ショッカーさん「あ、これ同じ魔女は魔女でも『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』ですよ。

        でもオレ、これ見たこと無いんだよなぁ~」

このライブの前日にテレビで「魔女の宅急便」が放送されていました。

 

-CMタイム-

 

宮田さんが退場し、ショッカーさん、NEWさんが少しお話をされてから

今回のライブを支えてくださっている提供企業さんがそれぞれCMタイム。

 

まずはショッカーさんとの掛け合いでNEYさんによる「東京メイド喫茶Tiara」チェーン各店舗の紹介。

お二人が退場後は「メロンブックス」のメイドさん達(?)による企業やキャンペーンの紹介。

最後は今回のライブの尽力者である「印刷会社ねこのしっぽ」を"ねこ社長"みずからが紹介。

そして貝原怜奈さんやねこ姉さん、悪役(?)の方を交えたなんともほほえましい寸劇が。

まさにねこ社長体当たり。凄いぞ、ねこ社長!! がんばれ、ねこ社長!!

 

-MC-

 

再びショッカーさん、NEYさんが登場し、ライブの合言葉を新しく。

 

ショッカーさん「アニソンカーニバル インッ!!?」

観客「上野おおおおお!!」(この時突き上げる拳は自由だそうですが、ショッカーさんのお勧めはクッシーサイン)

 

さらに今回はお二人がやっているラジオ「アキバ系☆絶対領域 アキバ系世界征服」の

公開収録を本格的にやるということで、

 

NEYさん「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様!!」

観客「ただいまあーーー」

NEYさん「いってらっしゃいませ、ご主人様、お嬢様!!」

観客「いってきまーーーーす」

 

の練習。これが揃うこと揃うこと。

よき時間になったころ、いよいよライブ開始です。

 

00:アキバ系☆絶対領域 アキバ系世界征服 OPナレーション&SE

-MC-

 

NEYさん「おかえりなさいませっ、ご主人様、お嬢様!!」

観客「ただいまあぁあーーー」

 

ショッカーさん「アニソンカーニバル インッ!!?」

観客「上野おおおおお!!」

 

ショッカーさん「さぁ今宵も上野公園 不忍池 水上音楽堂から生放送のような感じでお送りしたいと思います!」

 

まずOPは「アキバ系☆絶対領域 アキバ系世界征服」の公開収録も兼ね、

ショッカーさんとNEYさんお二人でラジオ用トーク。

提供ナレーションやCMも流れるというなかなか面白い構成、と……。

 

ナレーション「アキバ系☆絶対領域 今夜は世界征服、ブロロロロォオオオオオオオーーーー!!」

 

突然の水木さんによるナレーション。これは驚き。

 

ショッカーさん「さあまずは昭和の戦隊シリーズを行きたいと思います!!

        トップはM・O・J・O!!、☆MoJoさんで『バトルフィーバーJ』!!!」

 

01:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/☆MoJo

 

昭和の戦隊シリーズ主題歌を語る上でなくてはならない☆MoJoさん。銀色にきらめくスーツ姿です。

戦隊は文句なしに盛り上がるだけに、ライブのオープニングを飾るのにぴったり。

しょっぱなから「フィーバァッ、フィーバァッ、J」が音楽堂に響くこと響くこと。

 

02:ああ電子戦隊デンジマン/成田賢

 

さぁさぁ、ときめく電子音と共に25年ぶりに復活した成田さんの登場です。

思えば、大きいステージで「バトルフィーバー」と「デンジマン」の連続は初だったりします。

初登場の成田さんへ向けられる歓声が物凄いってばありません。この嬉しさ。

 

-MC-

 

ショッカーさんとNEYさんが登場し成田さんとトーク。

 

ショッカーさん「25年ぶりに賢兄が帰ってきてくれたァアア!!」

観客「おおおおおお」

ショッカーさん「もぉう。いままでどこに行ってたんですかぁ」

成田さん「ちょっとね。海外に行ったり、世を忍んでいました」

ショッカーさん「ええええ! でも賢兄といえばCMを多く歌ってらっしゃいますね。

        皆さんもよくご存知のやつなんですけど、ちょっとよろしいですか?」

 

02.5:東ハト キャラメルコーン/成田賢

-MC-

 

今年発売されたベスト盤にも収録されている皆さんご存知「キャラメルコーン」。

野外で聞くとなんとも爽快。トウモロコシ畑が目に浮かぶようで。

 

ショッカーさん「でね、オープニングが聞けたならエンディングも…」

 

03:デンジマンにまかせろ!/成田賢

 

大舞台で披露されるのは初のこの曲。大好きな曲です。

以前「☆MoJo Zone」で聞いたとき以上に成田さんの歌声が原曲に近くなっていました。

イントロから何からなにからもう文句なしに格好良く、その迫力たるや凄まじく。

 

04:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-/☆MoJo

-MC-

 

再び☆MoJoさんが登場。「☆MoJo Zone」で聞くのとはまた違った盛り上がり。

特にこの「オルタネートバージョン」は会場の特性もあるのか物凄い音の響き。

トークでは終始ニコニコな☆MoJoさん。

 

☆MoJoさん「じゃぁもう一曲! みんなで歌おう! ダイナマン!!」

 

05:科学戦隊ダイナマン/☆MoJo

 

前回はメドレーで聞けた三曲が今回はそれぞれをフルコーラス。

やはりカインズの皆さんがいるのでコーラスや「必殺!(必殺!)」の合いの手など

素晴らしくパワーアップ。やはりコーラスがあると違います。

 

-MC-

 

ショッカーさんとNEYさんが登場。

 

ショッカーさん「☆MoJoさんはこのライブが終わったらすぐにブラジルにいかれるんですよね」

☆MoJoさん「うん、影ちゃんとか遠ちゃんとか。NoBちゃんも石田さんも一緒にね。

      クッシーや宮菌はアマゾンに行くんだって」

ショッカーさん「アァーマァーゾォーンですね」

☆MoJoさん「でもアマゾンって言っても避暑地みたいな所なんだって。

      二人も一緒に行くんじゃないかなぁ」

 

☆MoJoさんが退場されお二人でトーク。

 

ショッカーさん「お次はアニメソング大行進と行きましょうかああ!!」

NEYさん「はぁい!」

ショッカーさん「アニソンといえばこの方に登場いただきましょう! 我らがアニキ、水木一郎さんの登場だ!!

NEYさん「アニキー!」

ショッカーさん「バビル二世!!」

 

06:バビル二世/水木一郎

 

ミスターアニメソング、水木一郎さんがここで登場。今回もアニメコーナーのトップはこの方&この曲。

07年に入ってから良く見る赤の皮ジャケ姿。もちろんアップルのお二人も一緒にコーラス。

観客を確かめるかのように全体を見渡しながら歌っていらしたのが印象的でした。

 

-MC-

 

歓声の中、水木さんのMC。

水木さん「次は久しぶりに「ジャングル大帝」から「サバンナを越えて」!」

 

07:サバンナを越えて/水木一郎

 

本当に久しぶりな「サバンナを越えて」。大っ好きなので、イントロから食い入るように聞き入っていたら…。

 

水木さん「♪走れもぉっと…………ごめん!!」

 

なんと、水木さんには珍しく歌を中断。

と、ショッカーさんが無言でいそいそと出てきて"カット"のジェスチャーをしてすぐに退場。

水木さんも無言でカットカット。

水木さん「…走れもぉっと…風の…向こぉぇ…よしっ!」

という事で仕切りなおし。そして見事に歌い上げる水木さん。が、最後の方でまたも歌詞が。

一昨日までフランスに行ってらした影響でしょうか、多少の歌詞間違いもライブという名のお祭りの醍醐味。

いろいろなビックリがあるからお祭りは楽し。

 

-MC-

 

水木さん「ふっり向かっずにぃ、ゆくんだぁ~…放送ではここは」とカットのジェスチャー。

 

ショッカーさん、NEYさんと共にフランスのお話。

水木さんはテレビ愛知の番組でアニソン親善大使としてイベントに行き、お偉い方々とも面会してきたとの事。

 

水木さん「フランスでは6曲くらい歌って、アンコールで『コン・バトラーVのテーマ』を歌ったんだけど、

         向こうでは放送されてないから大丈夫かなと思ってたら、みんな歌ってくれたんだよ」

ショッカーさん「放送されてなくてもCDやDVDをどうにか入手して聞いてくれてるんですねぇ」

 

水木さん「シャンゼリゼ通りを歩きながらテレビの撮影したんだけど、

     その時に『♪ッオォ~シャンゼリ・ゼェ~・ッオォ~シャンゼリ・ゼエエエエエエット!!!』ってやったら凄くウケたんだよ」

突然の大声に不意をつかれ観客爆笑。

そしてツボにはまりまくるショッカーさん。

 

大いに盛り上げ、水木さん退場。

ショッカーさん「さぁ、次の曲も思いっきり盛り上がる曲です。

        続いての曲はN・o・B、NoBちゃんの登場でございます『聖闘士星矢』から『ペガサス幻想』ぃ!!」

 

08:ペガサス幻想/NoB

 

細身の黒いパーカーに迷彩柄のズボンで登場したNoBさん。久しぶりに「ペガサス幻想」が聞けました!

ステージ狭しと盛り上げ、サビの「聖闘士星矢」は観客にマイクを向けていました。

改めて書くまでもないのですが、曲もそうですが、NoBさんも本当にカッコイイです。

 

-MC-

 

NoBさん「どうもありがとー! じゃあ次はあんまり歌わないEDを。『永遠ブルー』!」

 

09:永遠ブルー/NoB

 

NoBさんが勇ましい歌声で高らかに歌い上げる「永遠ブルー」。

生憎の天気に「未来(あした)の空はブルー」の歌詞が良い感じ。

最後の余韻はカインズとお客さんと一緒に。これが野外で聞くとまた一層素敵です。

 

-MC-

 

ショッカーさん「NoBちゃんは今後の予定とか…」

NoBさん「そうですね。さっきもおっしゃってましたけど☆MoJoさん達とブラジルに」

 

ブラジルでは「聖闘士星矢」は国民的人気。それだけに「ペガサス幻想」を歌うNoBさんのブラジル参戦は

物凄い反響だったそうで、おそらく計り知れない熱狂を持って迎えられると思われます。

NoBさんが退場後、おもむろにセットされる椅子とマイクスタンド。

 

ショッカーさんがつづいて歌われる作品を解説しようとしていると

アコギを手にチャーリー・コーセーさんがひょっこり登場。

 

ショッカーさん「今日は神戸から駆けつけてくれました、チャーリー・コーセーさんでーす!」

チャーリーさん「どうもありがとう」

 

ショッカーさん「この前CSでルパン三世が一挙放送していましたよ」

チャーリーさん「ああ、そう」

ショッカーさん「思わず見ちゃいましたよ。『さらば愛しき魔女』とか『雨の午後はヤバイゼ』とか

        『魔術師と呼ばれた男』とか『ルパンは燃えているか…?!』とか。

        もうサブタイトルを言えちゃうくらい大好きなんですよ」

 

10:ルパン三世その1(ルパン・ザ・サードの歌)「ルパン三世 主題歌I」(Acoustic Ver)/チャーリー・コーセイ

-MC-

 

まさに「雨の午後はヤバイゼ」。

この曲の良さは説明不要ですが、これがアコギと言う事もあり更に更に更に格好良く。

「♪LUPIN THE THIRRRR…」ではなく「♪ルパン・ザ・サァー"ド"」と音源に近い感じで歌っていました。

 

チャーリーさん「この曲は初めてアコギで歌います。だからみなさん初めて聞いた事になるね」

観客「おおおおお」

 

11:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」(Acoustic Ver)/チャーリー・コーセイ

 

アニメソング至上、指折りの名ED。

この曲を野外で聞けるという事自体、なんという贅沢なことでしょう。

新ルパンとはまた違った大人な雰囲気とチャーリーさんの無国籍な歌声にうっとりです。

 

12:ルパン三世 愛のテーマ/水木一郎

 

チャーリーさんが退場し、流れてきたのは新ルパンのこちらも名ED。

久しく生で聞けず、今回歌われるのを期待していただけにとても嬉しく。

大野雄二さんの曲と水木さんの歌声は見事マッチしており、こちらも野外にとても映えます。

 

-MC-

 

水木さん、ショッカーさん、NEYさんでチャーリーさんを呼び込み四人でトーク。

 

ショッカーさん「この前、某公共放送でチャーリーさんが出てらっしゃいましたけど、

        全然しゃべってくれなかったので、今回はたっぷり話していただこうと」

水木さん「オレもさ、あの時結構しゃべったんだけど『楽しかったゼェエエッット』しかOAされなかったよ」

観客大笑。

水木さん「うそ、うーそ。オレも全然しゃべってないよ」

 

ショッカーさん「現在チャーリーさんは神戸でバーのマスターをなさってるんですよね。

        今度関西でトークライブやるので寄らせていただきますね」

水木さん「前に神戸に行った時にお店に行ったことがあるんだよ」

チャーリーさん「ええ、いらっしゃってくれましたよね」

水木さん「その後にも一回行こうとしたんですけどやってなかったんですよ」

チャーリーさん「たぶん定休日だったんじゃないですかね」

ショッカーさん「年中無休では?」

チャーリーさん「いえ月曜定休ですね」

ショッカーさん「じゃぁアニキ、月曜だったんじゃないですか?」

水木さん「そうか!」

 

水木さんが次の曲の準備のために退場後もチャーリーさんとトーク。

 

ショッカーさん「チャーリーさんといえば、こういった曲を歌ってらっしゃるんですが、

        準備よろしいですか?」

と音響さんに合図をおくり、流れてきたのは…

 

 

「電撃ストラダ5」

 

 

唸る観客。

チャーリーさんが"チャーリー・チェイ"名義で歌われた曲。

なかなか味わい深い曲でルパンとは違ったチャーリーさんの一面を伺えます。

 

ショッカーさん「今回、参加していただけると言う事で、是非歌っていただきたかったのですが

        チャーリーさん全然記憶にないそうなんですよ」

チャーリーさん「でも今聞いてみると俺の声だよねぇ」

 

そんなチャーリーさんのお店「Charlie's」はライブ当日も営業中とのことですが

台風などの関係もあり、チャーリーさんとはここでお別れしなければならないとか。

 

ショッカーさん「でもせっかく来ていただいたのでもう一曲歌っていただきたいのですが…」

 

13:オー・サンボーイ/チャーリー・チェイ

-MC-

 

「荒野の少年イサム」よりED。これも"チャーリー・チェイ"名義で発表されました。

OPは聞いたことがあったのですが、EDは初めて聞くことができました。

チャーリーさんの歌声がカントリーウェスタン調のアコギに見事にハマリます。これが屋外で聞くとまた映えること。

 

「Thank you so much!」と会場を後にするチャーリーさんと入れ替わりにお二人が登場。

 

ショッカーさん「この曲を是非歌っていただこうと思って、カインズの貴石さんと音源を探し回りまして。

        ですが、音源が1コーラス分しか残っていないんですね。そこでパイロット版と歌詞を

        つなぎ合わせて、今回お届けいたしました」

 

これまでの出演者は男性だらけ。ということで、これからはきれいどころ。女性出演者のコーナーです。

 

ショッカーさん「そろそろここで華を添えていただきたいところ。かわいくこの方に。

        とっても夏向きな格好で登場してくれます!」

 

14:乙女のポリシー/石田よう子

-MC-

 

女性陣トップはお祭りらしく、朝顔柄の藍染(?)の浴衣で登場の石田さん。

子供のころ見ていた「セーラームーン」のEDの中でも特に記憶に残っているこの曲。

同世代の女性がこの曲にどれだけ勇気付けられたことか。もちろんアップルのお二人と一緒に振り付け。

 

石田さん「続いても皆さんよろしければ一緒に踊ってみてください」

 

15:Sugar Baby Love/石田燿子

 

「ちっちゃな雪使いシュガー」より。The Rubettesのカヴァーなだけに耳に馴染み深いものです。

原曲はドラマ「WATER BOYS」シリーズで使用されたので"夏"というイメージがありますが、

こちらも石田さんの歌声と曲がピッタリ合わさりさわやかな"夏"の印象をうけました。

 

-MC-

 

ショッカーさん、NEYさんと石田さんでトーク。

 

ショッカーさん「デビューして15年になるんだよねぇ。アップルがこの前15周年ていってたし、早ぇなぁ

        今後の予定とかは?」

石田さん「☆MoJoさん達とブラジルに行ったり、バンド組んでライブやったり、ソロでやったりしてます」

 

石田さんが退場し、花を続けてという事で赤いチェックエプロンドレス姿で小森まなみさんが登場。

早速トークをしようとするも、マイクが入らず。

小森さんが魔法の呪文をかけるも効かず、マイクを交換。無事にトークへ。

 

ショッカーさん「もうねマミちゃんとはよく名古屋のイベントを一緒にまわったね」

小森さん「そうですねぇ」

ショッカーさん「オレとマミちゃんとあともう一人、ミンキーモモのコスプレをしたおじさんが一緒にね」

観客大笑。

"ミンキーモモのコスプレをしたおじさん"とは誰あろうミンキー・ヤスさん。

ショッカーさんと一緒に毎週日曜にラジオをやっていらっしゃいます。

 

ショッカーさん「マミちゃんとは20年くらい前からの付き合いでね。

        ラジオのDJにエッセイストにと大活躍ですけど、ラジオも長いよね~」

小森さん「RADIコミ(東海ラジオ mamiのRADIかるコミュニケーション)は今年で23年ですね」

ショッカーさん「という事は3歳の頃からDJをやっていると。東北ラジオの方は?」

小森さん「Pop'n!(東北ラジオ 小森まなみのPop'n!パジャマEYE)は13年ですから、

     5歳の頃からやっているという…私は一体いくつなんでしょう?」

 

ショッカーさん「歌っていただく曲には振りがあるんですよね?」

小森さん「はい。歌詞で『ち・か・ら』っていうところがあるんですけど、

     そこでこう、おにぎりを前にしてノックするように『ち・か・ら』ってやって欲しいんですけど…」

と拳をつくり手の甲を前にする小森さん。

ショッカーさん「おにぎりって。鮭とかおかかとか?」

 

16:夢みるハート(ハートフル・コーラス・ヴァージョン)/小森まなみ

 

「魔法のプリンセスミンキーモモ」の91年版、いわゆる"海モモ"のOPです。

リアルタイムで見てましたのでとても懐かしく。EDもまた楽しい曲です。ダバダバ。

小森さんは小柄ながら軽快なステージングでとても楽しそうでした。

 

-MC-

 

ショッカーさん「マ"ァアアミ"ぢゃあああああああん」

 

再びショッカーさん、NEYさんが登場。

 

小森さん「今回のカラオケは大親友の岡崎律子ちゃんがコーラスしてくれた特別バージョンなんですよ」

ショッカーさん「岡崎さんに届くといいねぇ」

 

そして小森さんが以前、リカちゃんのイメージガールをしていた話や

当時のリカちゃんのCMソングも少し流れました。

 

ショッカーさん「マミちゃんといえばね声優さんもやってるんですよね。SPTレイズナーとかで」

小森さん「はぁい。今も『地球へ…』でやってるんですよ」

ショッカーさん「へー。マミちゃんといえばね、『桃太郎伝説』のかぐや姫が印象に残ってますが」

小森さん「はい、"モモちゃん"っって」

ショッカーさん「こういうのがあるんですよ…」

 

と取り出したのは「桃太郎伝説」のショー用の色紙。

 

ショッカーさん「桃太郎もショーやってたんだね」

小森さん「びっくりです」

 

ショッカーさん「今は"桃太郎電鉄"というゲームになってますけど、やってる人ー?はーい」

会場の方々であがる手。

ショッカーさん「出てる人、はーい」

小森さん「出てるんですか?」

ショッカーさん「らしいよ。原作者のさくま先生に『今回も出てるからー』って言われましたよ」

 

この曲も「もぉもももももも・桃太郎ぉっ」で拳をくるくる回す振り付けがあります。

 

ショッカーさん「このおにぎりはウメですか」

 

17:桃変化でいこう!/小森まなみ

-MC-

 

今回是非とも聞きたかったこの曲。モモの字ィ。子供の頃見てましたもの。生で聞くことが出来て素直に嬉しかったです。

小森さんに合わせてカインズの皆さんがぎこちなくも楽しいステップを披露していたのも見所。

OPでの桃の字よろしく、最後は両手でピーチサインの小森さん。

 

ショッカーさん「この『桃太郎伝説』の原作のさくまあきらさんも今日こちらに

        遊びに来てくださるはずだったんですけど、この天気なので残念ながら。

        『おれも年だからねぇ~』なんて言ってましたけど」

 

ショッカーさん「さぁ花に続きましてはイケメンの登場です」

 

続いては"タッキー"こと谷本さん登場。

 

ショッカーさん「我々は親愛の情をこめて"タッキー"と呼ばせていただいています。みんなでせーのっ」

観客「タッキッィー!!!」

谷本さん「あーりがとぉーう!!」

18:君にこの声が 届きますように/谷本貴義

-MC-

 

ある意味きれいどころ。

歌うは「金色のガッシュベル!!」の二代目OP。いい曲です。

谷本さんのしなやかな歌声がたっぷりと堪能できました。

 

谷本さん「では次は、ボクのアニメデビュー曲、聞いてください」

 

19:One Vision/谷本貴義

 

「デジモン」シリーズの中ではこの「テイマーズ」が特に好きな作品。

INであるこの曲も今回、ひそかに期待していました。いやぁ、聞けて嬉しい!!

子供達とパートナーデジモンとの関係を見事に表した詞が最高です。

 

-MC-

 

谷本さんが退場後、ショッカーさん、NEYさんが登場。おもむろにセットされるマイクスタンド。

 

ショッカーさん「えー、これまで歌われた曲は全部で19曲。

        だいたい普通のライブならここで終わりという所ですが……まだ半分も終わっていません!!」

まだまだカーニバルは続くとあってボルテージがあがります。

ショッカーさん「マイクスタンドがセットされ、なんか凄い人たちが出てきそうですが…」

 

おまちかね。ザ☆カインズの皆さんの登場です。

 

ショッカーさん「あのー、なかなか魂ライブで前に出てこないからさ」

貴日「いや、もう眩しいですもん」

ショッカーさん「はは、定位置に行きたいでしょ?」

貴日さん「ハハハ」

ショッカーさん「そうはいかねぇや。出てきたら最後だ」

 

ザ☆カインズの皆さんといえば、水木さんのボーカルスクール出身で魂ライブでは重厚なコーラスを響かせていらっしゃいます。

ユニットとしても定期的にライブ活動を行っています。そのライブが凄い! なにが凄いかというと、その選曲。

公式サイトのセットリストを見る限りでは、普段ライブでは絶対に聞くことが出来ないようなディープな選曲がされており、

そこで毎回繰り広げられる濃密な曲の数々はファン落涙ものという話を聞き及んでいました。

そんなカインズの皆さんが今回、出演者としてクレジットされていたので、もう何が来てもおかしくない状態。

 

ショッカーさん「カインズの皆さんといえば色々な曲をカヴァーされていますが

        今回は今年40周年を迎えるこの作品の英語版主題歌を歌っていただきたいと思います」

20:ULTRA SEVEN/ザ☆カインズ

-MC-

 

ハードボイルドな雰囲気漂うこの曲。「スーパーヒーロー作戦」のアルバムに収録。

以前にもカインズの皆さん版を生で聞けましたが、男性複数でのコーラスというのは、

いつ聞いても奮い立たされるような気持ちになり、とても魅力的です。

 

ショッカーさん「せっかくなのでボクがナレーション、カインズが歌で

        一緒にコラボできるものをやってみたいと思います」

 

 

ショッカーさん「光ある所に影がある。真、栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった。命をかけて歴史を作った影の男達。

        だが人よ名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える、それが忍者の定めなのだ……

       『サスケェッ!!…お前を斬ィィるッ!!』」

 

21:サスケ/ザ☆カインズ ナレーション/ショッカーO野

-MC-

 

この曲が! この曲がカヴァーとはいえ生で聞けるとは!! しかもナレーション入りで!! たまにカラオケで歌います。

随所にちりばめられた、低音の抑え気味のところから、ぐぁっっと盛り上がるのがたまらなく好き。

「サスケッ、覚悟ォ!!」などの台詞は矢ヶ崎さんが担当。

 

ショッカーさん「時代劇アニメがあったんだからさぁ…実写の時代劇なんかもいいんじゃない?

        せっかくだから関連のある人が出てるやつとかさ」

貴日さん「そっすね」    

ショッカーさん「そしたらさ、ボクらのライブにはさ、御大がいらっしゃるじゃないですか」

貴日さん「はいはいはいはいはい」

ショッカーさん「ささきいさおさんが時代劇に主演されていたドラマがございました」

貴日さん「はい。ありました」

ショッカーさん「その昔、♪タケダ、タケダ、タケダーでウルトラマンとかと同じ枠でやっておりました『妖術武芸帳』という。

        これを彼らがやるとまたカッコいいんですよぉ。なぜいいかというとオープニングにナレーションがある」

観客笑。

 

 

ショッカーさん「そも妖術とは心の技。深く沈むれば万人その掌中にあり。

        海仙から天を読み、風を嗅ぎ、地の音を聞く。

        森羅万象、己が意のまま。……げに、恐るべし、恐るべし…」

22:誠之介武芸帳/ザ☆カインズ ナレーション/ショッカーO野

 

時代劇ドラマということで「赤影」かな、とおもったのですが、まさかこの曲とは。

こういった曲まで聞けてしまうあたり「アニソンカーニバル」の幅の広さ、底の深さを感じました。

ザ☆カインズ&ショッカーO野…げに、恐るべし、恐るべし…。

 

-MC-

 

舞台左端から無言でじりじりとステージへ近づく方が。

 

……水木さんでした。

しかも手にはなにやら書かれた紙には

 

「ちょうど半分」。

 

裏には「折り返し地点」と。

 

昨年のアニソンカーニバルでカラオケが流れないというアクシデントがあった際、

それを見事に笑いに変えたのが「そろそろ次へ」という紙を手にした水木さんでした。

今回もそのネタを使い、またもや観客の笑いをさそっていました。

ふんぞり返っていてもいい立場なのに、すすんでこういった事をやってしまえるから水木さんは凄い。

 

ショッカーさん「どんなラウンドガールですか!」

水木さん「今日さ、オレの友達が遊びに来てるんだよ、呼んでいいかな? ケンちゃぁあああん!!」

 

水木さんの呼び込みで登場したのは「柔道一直線」で主役・一条直也を演じられた

 

桜木健一さん!

 

ショッカーさん「あああ!一条直也だぁ!!」

サプライズ友情ゲスト沸き立つ観客&ショッカーさん。

まさかあの曲が聞ける!?

 

桜木さん「ショッカーとも久しぶりだよね」

ショッカーさん「ホントですよね。さっき思わず一条直也だぁっって叫んじゃいましたよ」

水木さん「健ちゃんはいろいろお芝居してて、今日たまたま空いてて来てくれたんだよ。

     こんどは新宿コマだっけ?」

桜木さん「新宿コマもあるけど、その前に新橋演舞場の舟木一夫さん45周年記念公演で

    『銭形平次』がありまして。僕はハチ役で出るんですよ」

ショッカーさん「えぇ! ガラッパチをやられるんですか!!」

 

水木さん「せっかく来てくれたんだから健ちゃんも一曲」

ショッカーさん「けっ『刑事くん』!?『熱血猿飛佐助』!??」

桜木さん「じゃぁ『柔道一直線』を。これ水木ちゃんも歌ってるんだよね」

水木さん「ええ、コロムビア版のカヴァーで」

桜木さん「だから世間では水木ちゃんが歌ってると思ってる人が多いんだよ」

水木さん「なぁあにをおっしゃいますかぁ」

 

いつの間にかコーラスポジションで待機しているカインズの皆さんに

少しコーラス指導をする水木さん。「お前らわかってるか? アーアーアアアアアだぞ!」

23:柔道一直線/桜木健一

 

サプライズ中のサプライズ。作品は概要しか知らないのですが曲は覚えやすく好きな曲です。

まさかのまさかこの曲をご本人の生歌で聞くことが出来る何で思ってもみませんでした。

朗々と、しかしながらたくましい桜木さんの歌声は原盤からさらにイブシ銀に。

最後は桜木さんもとい一条さんの「ッゥアアアアアアアアアアアアアッ!!!」の気合も聞けるという贅沢さ。

 

-MC-

 

ショッカーさん「今度は是非とも『刑事くん』歌ってほしいなぁ~」

 

桜木さんの次はカインズの皆さんと同じく、魂ライブや水木さんのソロライブなどで

女声から少年少女まで変幻自在にコーラスを担当していらっしゃるアップルパイのお二人の登場です。

 

平山さん「去年は客席で見ていたんですよ、私」

ショッカーさん「あ、そうなんだ」

杉山さん「私も見てて、なんで呼んでくれないんだろうって思ってました」

ショッカーさん「で、オレは藁人形に釘打たれてたと…」

 

24:アップルカーニバル/アップルパイ

-MC-

 

タイトルも今回のライブにピッタリの女性ボーカルアニソンのメドレー。

今回久々に生で聞けました。つぎつぎに登場するヒロイン達の曲がとても楽しいです。

今回はカインズの皆さんも一緒に。「怪物くん」のあの三人の掛け合いや、

「ジムボタン」でのお師匠様友情出演などからおそらく昨年発売されたベスト盤バージョンかと。

 

平山さん「今のメドレー全部わかった人ー?……おお結構いますねー」

杉山さん「ねー」

平山さん「この曲は結構前から歌っていたんですが、この前ベストが出まして。

     やっと人前でいっぱい歌えるなぁ、と」

 

25:ACE ATTACKER/アップルパイ

-MC-

 

続いては「スーパーロボット大戦α」よりヒュッケバインMk-Ⅲのテーマ。

とても人気が高く、アップルのお二人の魅力がぎっしり詰まった曲です。

キメの振り付けもお二人をはじめ客席のそこかしこでピッタリあっていました。

 

アップルのお二人と入れ替わりにショッカーさん、NEYさんが登場。

 

ショッカーさん「『ACE ATTACKER』はスーパーロボット大戦からでしたが

        ここから流れよくロボットコーナーに行きたいと思います!!」

 

26:光速電神アルベガス/☆MoJo

 

クールな「ACE ATTACKER」から一転、一気にボルテージが上がります。

突き上げられる拳と、「ガンガンガン!!」の声が音楽堂に揃う響く。

「まっ、まっ、まァッ、ぷたぁあつゥ」での☆MoJoさんのアクションが格好いいことこの上ないです。

 

27:Calling you/谷本貴義

-MC-

 

「トランスフォーマー・スーパーリンク」のED。イントロが始まったとき思わず声が。

まさか今回「One Vision」も聞けて「Calling you」も聞くことができるとは思いませんでした。選曲最高。

サビで一気にまくし立てた後の伸びのある歌声がとても力強く、谷本さんの力量を感じさせます。

 

ショッカーさん「先ほどタッキーが歌った曲は『トランスフォーマー・スーパーリンク』のEDですね。

        トランスフォーマーというのは微妙なラインでSRSで歌えないんですよ。超生命体なので。

        一応"ロボットに乗り込む"という定義があるんですね。でも上野ではなんでもありですよ!!」

 

続いてはショッカーさんプレゼンツ、野外で聞くと魅力倍増「バラードゾーン」です。

 

ショッカーさん「盛り上がる曲もいいのですが、野外という事でしっとりと聞く感じの曲を集めてみました」

 

28:ムーへ飛べ/水木一郎

 

バラードゾーン一曲目は「ムーの白鯨」より、水木さんの曲の中でも屈指の名バラード。

多くのファン、そして水木さん自身も勇気付けられたという名曲です。私たちも例外ではありません。

子供に優しく語りかけるような歌声は、先ほどの「愛のテーマ」とは違ったバラードの魅力です。

29:永遠の花/石田燿子

 

続いては「藍より青し」よりOP。作品は未見ながら画は見た事があるので、浴衣姿の石田さんが見事にハマリます。

以前「アコギな仲間たち」のレポートで「~浴衣とかに~」と書きましたがまさか実現するとは。

石田さんが一言一言しっかりと歌っていたのが印象的です。

 

30:コスモス・ドリーム COSMOS DREAM−宇宙をかける夢−/成田賢

 

おぉぉおおぉおおおお!!!

「新竹取物語 1000年女王」より。コロムビア盤で成田さんがカヴァーしているのですが、

今回「野外で聞けたら素敵だろうなぁ」と思っていただけに、イントロで思わず声が出て乗り出してしまいました。

詩のメッセージの深さと成田さんの伸びが見事にマッチし、歓喜と同時にぐっと引き込まれます。

 

31:若き旅人/☆MoJo

 

バラード特集の最後は☆MoJoさんで「釣りキチ三平」より。

今回のバラード特集はどれも野外で聞くと映える素敵な曲ですが、

この<り~つ~ペイさん>のカラオケヴァージョンは特に野外に映えるように感じました。

 

-MC-

 

ショッカーさん「好きな曲ばっかり集めてしまいました。次もちょっと趣味に走ってしまったんですが

        来年生誕70年と同時に10周忌を向かえる、石ノ森章太郎先生の特集を組んでみました。

        このコーナーもやはりトップはアニキに。

        この曲はアニキにとっても忘れられない曲でございます。アニメソングのデビュー曲になります」

 

32:原始少年リュウが行く/水木一郎

 

前々からSASやSHSで石ノ森先生特集を期待していまして、

今回特集が組まれたことも嬉しいのです。そしてこの曲が最初というのも感慨深いです。

水木さんはより原曲に忠実に、静かながらも雄々しく歌っていらっしゃるようでした。

 

-MC-

 

水木さん退場後にセットされる数本のマイクスタンド。

 

ショッカーさん「続いては、この作品が漫画にハマるきっかけになった方も多いと思います。

        『サイボーグ009』の白黒版の主題歌をお届けしたいと思います。

        そういえば、アップルも今日お友達を連れてきてくれているそうですが、お呼びしましょう」

 

ショッカーさんの呼び込みで稲辺久美子さんが登場。

稲辺さんは以前アップルパイのメンバーとして活動しており、現在は北海道で活動中。

今回は上野の翌々日に開催されるザ☆カインズの皆さんのライブにコーラスとして参加のため上京したとか。

 

ショッカーさん「せっかく稲辺さんが来てくれたので、カインズ、アップル、ボクも含めても足りなかった

        九人の名乗りの『セブン!!』を手伝っていただきたいのですがいいですか?」

稲辺さん「はい!」

 

33:サイボーグ009/ザ☆カインズ アップルパイ 稲辺久美子 ショッカーO野

-MC-

 

成田さんが参加され、カインズの皆さんもいると言う事で期待していた曲。

冒頭のそれぞれがつぎつぎに名乗っていく場面、最後の「0・0・9!!」はショッカーさんが担当。

"加速装置"よろしくこぎみよく疾走感ある曲は時に勇ましく、時に哀愁たっぷりに。これも上野ならでは。

 

ショッカーさん、NEYさんだけになり、トーク。

 

ショッカーさん「やはり白黒もいったらねカラーもいかないとね!」

 

34:誰がために/成田賢

-MC-

 

まさに不朽の名曲。この連続、待ってました!!

石ノ森先生ご自身による、無情を振りきって戦う戦士達の悲しさ、闘志を描いた詩が最高!

生で聞くごとに成田さんの歌声が原曲に近くなってきているのが凄い!

 

ショッカーさんとNEYさんで先ほど登場された稲辺さんを呼び込みトーク。

 

ショッカーさん「稲辺さんも石ノ森先生の作品を歌ってらっしゃいますよね」

稲辺さん「ええ。でもアレは主役の女の子達が歌っていると思われてるんですよね」

ショッカーさん「雪子、月子、花子ですね。本当は稲辺さんと岩永雅子さんと徳垣とも子さん」

稲辺さん「以前、ステージで歌ったときもファンの方に『雪子?』『月子?』『花子?』ってきかれちゃいましたよ。

     『…いやいや、久美子です』って言いましたけど」

ショッカーさん「ははは、で、アップルとあわせてちょうど三人ですし…今回その曲を歌ってほしいよね!?」

観客「おおおおおおおおお!!」

 

35:思いたったが吉日!/稲辺久美子 アップルパイ

-MC-

 

「有言実行三姉妹シュシュトリアン」のOP。もう、サプライズにも程があります!!

20代中盤~10代後半の世代のファンにはむせび泣くほどうれしいサプライズ!! まさか今回生で聞けるとは!

まさに"凛とした勇ましさ"という表現がピッタリの曲で、稲辺さんのパワーボーカルでさらに魅力倍増です。

 

36:星雲仮面マシンマン/☆MoJo

 

心に☆を持つ男"マシンマン"の歌を、心に星を持つ男"☆MoJo"さんが歌います。

昨年の上野ではトラブルのあったこの曲も今回は無事に流れました。あたりまえですが。

日も暮れてきた頃に大野雄二さんの曲というのもまた素敵。今回も最後の「☆ア・レ・はッ?」はコミカルな☆MoJoさん。

 

37:地獄のズバット(1C)

~勝利だ!アクマイザー3(1C)

~オー!!大鉄人ワンセブン(1C)/水木一郎

 

唸る旋律、轟く琵琶、そして響く「飛鳥ぁアアアアアアアア!!!」コール。久々の生ズバットです!!

カッコよさに酔いしれて二番に差し掛かる直後にいきなり曲調が変わり、なんと地獄から悪魔に。

合いの手、コーラスも楽しく大好きなアクマイザー3。この曲も久しぶりに聞くことが出来ました。

ラストは大空の大鉄人。イントロから嬉しくってニヤニヤです。抑え目な水木さんの歌声が素敵。また観客のコーラスが凄いこと凄いこと。

おそらく石ノ森先生の作品を最も多く歌っている水木さんだからできる珠玉のメドレー。

しかも「ライダー」「嵐」「ロボコン」「K」「ハカイダー」を外しているあたり、今後への期待が高まります。

 

-MC-

 

ショッカーさん「いよいよラストのブロック、平成の戦隊コーナーだぁああ!!」

観客「おおおおおお!」

ショッカーさん「まずトップはなんと石田燿子さん!! 」

 

38:風の戦士/石田燿子

-MC-

 

「五星戦隊ダイレンジャー」より"天風星"リン のテーマ。ドびっくりです。

ショッカーさんの言葉を借りるなら「ドキッ!!サプライズだらけのアニソンカーニバル in UENO」。

今回の石田さんは元気・健気・凛と3タイプの女性の歌を歌うというまさに八面六臂の大活躍。

 

これだけでは終わらないサプライズ。

 

ショッカーさん「今日は東京ドームスカイシアターでのイベントも中止になったので

        業界関係者が結構来てるのですが。ボクも友達を紹介したいと思います。

        …えー、業務連絡。客席のNEW JACK 拓郎、至急ステージまで来てくれる~?」

観客騒然。開演前にお姿を拝見したのですがまさか…。

 

客席後方からステージに登場したNEW JACKさん。

 

NEW JACKさん「やっぱりこうなるんスか」

ショッカーさん「当然」

NEW JACKさん「でもマイクが…」

ショッカーさん「マイク? こんなこともあろうかと。ハイ」

ポケットからマイクを差し出すショッカーさん。桃太郎伝説の色紙といい、四次元某ですか。

 

NEW JACKさん「でもオレ、カラオケ持ってきてないよ」

ショッカーさん「あっ、そうかー。……音響さん、☆MoJoさんのMDのマシンマンの後、最後に曲が入ってると思うんですけど」

なんて用意周到。

 

39:五星戦隊ダイレンジャー/NEW JACK 拓郎

-MC-

 

静かなイントロから一気に「転身だぁあああああああああああああああああああああああ!!!!」「ゥWOW WOW WOW WOWッ!!!」

原曲より更に磨きがかかり鍛え上げられたハスキーヴォイスNEW JACKさんのシャウトは最高!!

「まだまだそんなもんじゃねぇだろぉおお!?」と煽る煽る。そして盛り上がる盛り上がる。

間奏での観客のアジり方も物凄く、本当にサプライズなのかと思うほどライブに溶け込んでいました。

 

NEW JACKさんが退場後も更につづくサプライズ。

 

ショッカーさん「さあ、ライブも後半ですが、まだ紹介していない出演者がいらっしゃいます!」

 

最後の出演者、岩崎貴文さんの登場です!!

 

ショッカーさん「貴文くんといえば、戦隊シリーズの主題歌を作曲してますよね」

岩崎さん「はい、やらせてもらってます」

ショッカーさん「作曲家の先生なんだよなぁ。『アバレンジャー』とか現在放送中の『ゲキレンジャー』も彼の作曲なんですよ。

        去年はここで本物が歌いましたが、今日はせっかくなので"作曲者によるカヴァー"というのを聞いてみたいんですが」

 

40:爆竜戦隊暴アバレンジャー/岩崎貴文

-MC-

 

こんな後半までサプライズ。作曲者・岩崎さん版のアバレンジャーセルフカヴァーです!!

岩崎さんが一曲だけでは少々物足りない、もしかしたら歌ってくれるやもと妄想していましたが、まさかの的中。

より爽やかに、軽やかな高音が心地よく、オリジナルの遠藤さんとはまた違った良さがあります。原曲キーで歌えてしまうのは流石作曲者。

 

ショッカーさん「どうでした、歌ってみて」

岩崎さん「いやぁ、高い。キツイっすね」

ショッカーさん「でしょ? みんなカラオケでハァハァ言ってるんだから」

 

とスタッフさんによってギター(マジギターではなく)がセッティング。

 

ショッカーさん「やっぱり貴文くんといえばギターと一緒というイメージがありますね」

岩崎さん「そぉですね」

ショッカーさん「こう、ギターと合体することが魔法という事で。

        せっかくだから…立っちゃおうか!?」

 

ショッカーさんの声かけでそれまで座っていた観客が総立ちに。

 

41:魔法戦隊マジレンジャー/岩崎貴文

 

高く掲げるマジサイン。まさにファンタスティック・マジゴールド。

この曲もとても盛り上がり、「レッドファイヤー」のコール&レスポンスが会場に響き渡ります。

最後はおなじみの手でマジサインをつくったまま華麗にお辞儀。

 

42:轟轟戦隊ボウケンジャー/NoB

 

間髪いれずに冒険の旅立ち。NoBさんの登場です。今回はマイクスタンド無し。

力強く、爽やかな曲調とパワフルでハスキーなNoBさんの歌声は

熱く迅く高く強く深くそして眩い冒険者たちにピッタリで、生で聞くと更にに魅力的で元気付けられます。

 

43:獣拳戦隊ゲキレンジャー/谷本貴義

 

大陸の歴史を感じさせるイントロから、白いゲキレンジャケットを着た谷本さんがシャウト一発!!!

現役戦隊でありライブも後半なだけに、物凄い盛り上がり。ニキニキでワキワキです。

後半の咆哮にあわせたアクションやキメの振りなど、獣拳を取り入れたような谷本さんのアクションも見所です。

 

43:道-タオ-/水木一郎

 

「ラスト、ソォオング!!」と水木さんが登場。初めて生で聞けました!

31年の戦隊の歴史の中で水木さんがOP・EDを歌うのはこれが初。EDの踊り風の振り付けも。

極みの向こうへたどり着いたマスター達からの視線と思わせるような詩の曲。

雄叫びだけではない、静かな強さを歌う水木さんの魅力がギッシリつまっています。

 

-MC-

 

水木さんがステージに残り、ショッカーさん、NEYさんと共に今回の出演者を呼び込むことに。

 

ショッカーさん「アニソンカーニバル インッ!!?」

観客「上野おおおおお!!」

 

ショッカーさん「前回は54曲でしたが、今回はそれを更に上回りメドレーをいれて66曲!!

        まさにテンコモリでお送りしました」

水木さん「今、テンコモリって言った?」

ショッカーさん「はい」

すかさず☆MoJoにアイコンタクトをする水木さん。

水木さん「どうもー"テン"でぇえす」

☆MoJoさん「…コモリです………アニキ、やっぱだめだよぉ~」

水木さん「さっき楽屋でね」

☆MoJoさん「二人でやろうねって言ってたんだよ」

ショッカーさん「いやいや、小森(コモリ)はここにいますから」

水木さん「アッ!!」

 

ショッカーさん「アニキ、やっぱり最後はキュッと締めて欲しいですが」

と、一足早く"Z"を描く☆MoJoさん。

 

最後はやっぱりこの曲。

 

-EC-

45:マジンガーZ/水木一郎 ☆MoJo 成田賢 NoB 小森まなみ 石田燿子

        岩崎貴文 谷本貴義 アップルパイ ザ☆カインズ

        稲辺久美子 NEW JACK 拓郎 ショッカーO野 NEY

 

四時間にわたるライブもこの曲でラスト。マジィィィィンゴォオウ!!

一番が終わる間際、軽快なステップの小森さんに触発されて踊る水木さん。

そしてあわせる☆MoJoさん。とても楽しそうです。

さらに成田さんまで。カッコイイ。

 

出演者の皆さんが順々に紹介され、一言挨拶をしながら退場。

最後は来年も再び開催することを願い、NEYさんのこの言葉で締め。

 

 

NEYさん「いってらっしゃいませ、ご主人様、お嬢様!!」

 

 

観客「いってきまーーーーす!!」

 

 

-後説-

 

ショッカーさんとNEYさんが退場し程よい余韻を残しつつ帰路につこうとする観客。

 

すると「なんだよ、帰っちゃうのかぁあ~?」と宮田さん登場。

 

宮田さん「実は今日が"うえの夏祭り"の初日。今回のイベントはそのオープニングなんだぜぇ!」

 

粋で軽妙な語り口で観客をお見送り。

 

宮田さん「俺、普段なにやってかしってっか? 浅草でバァナナの叩き売りだぜ」

 

そして最後のセールストーク。これがまたライブの後ということもあってイイ心地よさ。

宮田さんも来年の参加を約束して退場され、「アニソンカーニバル in UENO 2007」は終了しました。

 

"野外"で"めったに聞けない曲"が聞けて"飛び入り"もあって"メイド"のNEYさんもいて"江戸っ子"宮田さんさんがいる。

なんとも不思議な空間ですが、なんでもありが祭りの醍醐味。

前回は「こんなに歌が聴けるとは」でしたが今回は「こんな歌も聴けるとは」という盛りだくさんのライブでした。

ショッカーさんならではのツボを抑えた素晴らしい構成であっという間の四時間でした。あー楽しかった。

何の縛りもない自由度の高いライブなだけに可能性は無限大。

来年はどんな構成とサプライズがまっているのかとても楽しみです。

 

 

補足

 

・宮田さんを「お父さん」と呼ぶショッカーさん。なんかいい感じ。

 

・開演前と閉演後のちょっとした時間時流れる音楽が「名探偵コロンボ」や「バットマン」だったりと

 海外ドラマの曲が流れていたのにはひそかにヒヤリ。

 

・「サバンナを越えて」や「夢見るハート」、「桃変化で行こう!」、「思いたったが吉日!」、「ダイレンジャー」と

 子供の頃見ていた作品が多く歌われとても嬉しかったです。

 

・そして開演前に販売されていた色紙も子供の頃に見たものが多く。

 

・「昭和と平成の戦隊をまたにかける男」水木一郎さん。

 

・時折カウボーイの銃のようにマイクを回すNoBさん。かっこいい。

 

・「オー・サンボーイ」と「乙女のポリシー」はそれぞれ発表当時の名前表記にしてみました。

 

・これで大好きな「AFRO"LUPIN68"」が歌われたら個人的に鼻血出して倒れてました。

 

・「乙女のポリシー」の振りの直前、アイコンタクトをする石田さんとアップルのお二人。そしてピッタリ揃う揃う。

 

・小森さんが唱えた魔法はもちろん「魔法のプリンセスミンキーモモ」のアレ。

 

・そんな小森さんは最後ではスクールガール風な衣装で登場。MCでは会場の熱気に感極まって泣きそうになる場面も。

 

・谷本さん今回は見事に噛まず。

 

・今回は時代劇もスポ根ドラマもありというなんという贅沢さ。アニソンじゃないというのは野暮です。

 

・カインズの皆さん、コーラスでは貴日さん、常見さん、矢ヶ崎さんの三人でしたが

 メインでの登場では河野さんを加えて四人体制に。メインパートは矢ケ崎さん。

 

・ナレーション担当のショッカーさん。今度は戦隊シリーズのナレーションも是非!

 

・アップルのお二人にはカインズのようなカバーも期待してたりして。

 

・そしてカインズ&アップルコーナーを魂ライブでダークホースとして是非!!

 

・桜木さんのジャケットの胸には、なぜかアニキキーホルダー(黄)がぶらんぶらん。

 

・「コスモスドリーム」は完全シークレット。音漏れでネタばれになってしまうためリハーサルもしなかったとか。

 こういった粋な演出も上野ならでは。

 

・岩崎さんはSHIPSのカバーとかも邪推していたり。

 

・ショッカーさん「拓郎ちゃん、最後に一言」

 NEW JACKさん「お前らぁあああああッ………………………………まずはマイミクからはじめよう…」

 ショッカーさん「ハハハハ。でもこれで結構増えたんだよねマイミク」

 NEW JACKさん「うん」

・ブラジルへ行かれる☆MoJoさん

 ショッカーさん「飛行機の中ではタバコが吸えないんでつらいんじゃないですか

         今日もタバコ吸いの仲間"ヤニーズ"のチャーリーさんも帰っちゃいましたし」

 ☆MoJoさん苦笑い。

 ショッカーさん「でも昨年(正確には一昨年)はそれで宮内タカユキさんが禁煙に成功しましたから」

 観客「おおおおおおおお」

 水木さん「遠藤もそれで禁煙成功しました」

 さぁ☆MoJoさんの運命やいかに。

 

・NEYさんはMCでは終始聞き役に徹するも、最初と最後できっちりと締め。

 

・会場のスタッフにはライブ常連の方々がボランティアとしてお手伝いをされていました。

 風雨の中、本当におつかれさまでした。

 

・そして今回も司会や構成など最大の尽力となったショッカーさん

 この方がいたからこそ今回のような素晴らしいライブを楽しめたと思うと改めて感謝感謝。

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