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スーパーヒーロー魂 2005“夏の陣” 

05.8.13 Zepp TOKYO

 

出演/水木一郎 串田アキラ 宮内タカユキ MoJo 影山ヒロノブ 高取ヒデアキ 遠藤正明 サイキックラバー

初参加/岩崎貴文 Sister MAYO 中島満雄

 

スペシャルゲスト/渡洋史 シージェッター海斗

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士)

ダンス/Sister's(荒川倫也子 豊川典子)

演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 B.三宅博文 Dr.瀧本裕 Key.河合英史)

 

 

会場は今年二度目のZepp Tokyo。

夏休みで週末でお盆でお台場冒険王な上、花火まで重なった為、とんでもない数の人でした。春は空いていたのに。

そういった事も考慮してか、開場はいつもよりかなり早い、16時でした。

230番台と上々の番号だったので、パンフレットを購入して待つ事45分程で開演時間に。

例によってショッカーさん登場。お約束の掛け合いでは、今回も歌詞引用で盛り上げ、

お馴染みの合言葉で締めると、手拍子と共に会場暗転。

80年代ヒーロー風SEと共にRescueの皆さんが登場。向かって左からG、Dr、Key、Bのスタンダードな配置。

“歌うドラマー”瀧本さんの音頭で曲がスタート。

 

01:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ

 

トップバッターは勿論この人。SHSの座長・クッシー。

定番の「ギャバン」ですが、一曲目になるのは00年冬以来。

 

02:特捜エクシードラフト/宮内タカユキ

03:大戦隊ゴーグルV/MoJo

04:時空戦士スピルバン/水木一郎

 

レギュラーナンバーを立続けに披露。

ブラジル帰りの宮内さんはいつも以上に元気。「魂の兄弟」のフレーズはやはり最高です。

MoJoさんはいい感じに馴染み、水木さんは音源以上の迫力。

 

-MC-

 

ここでショッカーさんが登場。「次は熱いヤツ、K・A・G・E、KAGE!」

 

05:電撃戦隊チェンジマン/影山ヒロノブ

06:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ

07:爆竜戦隊アバレンジャー/遠藤正明

08:特捜戦隊デカレンジャー/サイキックラバー

 

今回のAJFでは三公演連続出演で大変なKAGEこと影山さんですが、一切の手抜き無し。

若干抑え目なSSSから打って変わり、全快した高取さんはタイトルコールと共に現れ、ステージを縦横無尽。

遠藤さんは今回もアバレスピン有りでしたが、途中若干よろけていました。

サイラバは「S.P.D.スペシャル・ポリス・デカレンジャー。熱いハートでクールに歌う、サイキックラバー!」と登場。

流石にツボを押さえています。ちなみにJOEさんのギターがビートルだったのでネタばれ。

 

-MC-

 

ショッカーさん登場。「ハリケンジャー」から連続して順番通りに戦隊が続いているので、「マジレンジャー」特集へ。

 

10:魔法戦隊マジレンジャー/岩崎貴文

 

マジゴールド・岩崎さんの初登場です。勿論“マジギター”持参。

「グリーングランド…」から照明の色が緑、桃、青、黄、赤に変わったのはとてもいい演出でした。

ラストのサビではギターを下ろし、ハンドマイクで歌唱していました。

 

11:呪文降臨~マジカル・フォース~/Sister MAYO

 

こちらも初登場のSister MAYOさん。

噂どおりダンサー、Sister'sの二人を連れて登場。マジレンジャースペシャルTシャツの桃と青を着てらっしゃいました。

マジスティックやマージフォンが振り上げられる中、踊りながら歌唱。最後は若干吹き出してしまったご様子。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場し、岩崎さんを呼び込んで初登場のお二人とトーク。

岩崎さんは最初は作曲だけの予定で、歌手一年生であるとの事。

他にアニソンも歌っているSister MAYOさんは「LOVE▼トロピカ~ナ」の一番最後をほんの少し披露。

そして次は劇場公開される「マジレンジャー」の挿入歌を初披露。

 

12:Song For Magitopia/水木一郎 串田アキラ 影山ヒロノブ

 

この三人で「マジレンジャー」の挿入歌を歌うという情報はかなり前から知っていたのですが、まさか今回歌われるとは。

戦隊30作品目を前にしてこの面子での劇場版挿入歌。このままだと来年のコロムビアは何をするかわかりません。

とても雄々しく壮大な曲で、各個人の持ち味が発揮されている良曲だと思います。串田さんのアドリブが素敵過ぎ。

是非定番になって欲しい一曲です。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場。次は戦隊やライダーだけではない今年のヒーローの曲。

 

13:幻星神ジャスティライザー/中島満雄

 

圧倒的な力強さと若干クネった動きが特徴的な、初登場の中島さん。

番組は見ていないのですが、とても王道を行く良曲です。ライブではそのパワーに圧倒されました。

 

-MC-

 

中島さんとショッカーさんのMC。

子供の頃見ていたヒーローは「V3」や「ゴレンジャー」という事で、二人はほぼ同世代だと確認。

そして次も今年生まれたヒーローで、プロレス界から誕生したヒーロー(アステカイザーやムシキング・テリーに非ず)の曲。

ステージ右側にはアコースティックギターがスタンバイ。女性ファンキャーキャー。

 

14:いざ行け!ビートル/サイキックラバー

 

永井豪先生原作の映画「兜王ビートル」の主題歌。予想以上にライブで盛り上がる曲でした。

ギターは勿論“兜王ギター”。

 

曲が終わると暗転のまま、不穏なBGMが。

普通ならショッカーさんが現れるはずが、隈取のような模様の覆面を被った黒ずくめの丸い人が!

曰く、このZeep Tokyoは彼等に支配されたとの事。

 

「ヒーローヒーローって言ってるが、ヒーローっていうのは俺達悪の軍団がいるからいいんだよ」

そしてあの日本一有名な戦闘員の朝昼晩同じ動作の挨拶の講習を受け、

観客をも支配したと高笑いする丸い人。

 

と、舞台袖から出てきた金髪の人。

「ちょっとちょっと、何してるんですか?」「うるさいこの野郎!」「あぁっ! 助けてぇー」

なんと、遠藤さんが捕まってしまいました! 誰か、この窮地を救ってくれる人はいないのか!?

と、舞台左袖から海の色を見に纏った人影が!

「シージェッター海斗!!」

そう、あの宮城県は石巻生まれのヒーロー、8番目の冒険者(voyager)、シージェッター海斗がZepp Tokyoに現れたのです!!

同郷である遠藤さんを助け出し、丸い人に立ち向かう海斗!! (そしてそれをしゃがんで見ている遠藤さん)

二、三度拳を交わし、見事に丸い人を撃退した海斗は、遠藤さんとがっちり握手。

そして歌われるのはもちろんこの曲。

 

15:シージェッター海斗/遠藤正明&シージェッター海斗

 

故郷に錦を飾ったこの歌。ちなみに作曲は影山さんで、作詞は遠藤さん御自身。最初の投げ込みはありませんでした。

海斗は時たまポーズを変えながら、ベースの前から動かずにいました。そして曲の最後では決めポーズ。

 

-MC-

 

ショッカーさん登場。「なんか裏で黒い人達に取り押さえられてた」らしいです(黒い人達ってミャーガノイド?)

故・石ノ森章太郎先生のデザインされた“まぼろしのニューヒーロー”海斗の紹介。

そして次は、その石ノ森先生の産んだヒーローのパイオニア、「仮面ライダー」の歌へ。

 

16:はるかなる愛にかけて/水木一郎

 

SHS初披露の「仮面ライダー[新]」ED曲。「仮面ライダー」の中でも名曲中の名曲。

漫画「仮面ライダーSPIRITS」でもこの曲を思わせる台詞があり、ファンは必見です。

間奏やサビの部分で何度か変身ポーズを披露。

 

17:星雲仮面マシンマン/MoJo

 

この曲順は石ノ森先生つながりでしょうか? 二番のサビが終わるとすぐにラストのサビを歌ってしまったMoJoさん。

その為ラストのサビでは確認するように「あれは?」と歌っていました。

 

-MC-

 

MoJoさん単独のMC。「ショッカー、水持ってきて」と袖で見ていたショッカーさんに要求。

ミスをした事について「君を見てたんだ」と、会場にいたゾル大佐(のコスプレをしていた人)を指し

「スゴイ格好だなぁ」と感心している様子。「狼作戦」成功。(ちなみに私達はその方のすぐ後ろにいました)

「おっと、こんな所になにか落ちてる」と自分で落とした紙を拾うMoJoさん。

「なになに…アキラと…MoJoと…タカユキの…なかよしコンサート?」と、10月に行われるジョイントコンサートの告知。

そして次の曲へ。

 

18:バトルフィーバーJ/MoJo

 

今回はすべてのバトルジャパンに「1・2・3」を入れていました。ちなみにミス・アメリカはいつもの様に杉山さん。

 

19:こころはタマゴ/影山ヒロノブ

 

「鳥人戦隊ジェットマン」EDの大人気曲。サビで手を振るのはお馴染み。

 

曲が終わると影山さん「じゃぁ作曲者と歌います!」

 

20:いま、風のなかで/影山ヒロノブ 高取ヒデアキ

 

02年のSAS旗揚げ以来のお披露目。以前からSHSでの歌唱を切望していただけに嬉しかったです。

ちなみに高取さんはZ旗Tシャツを着てらっしゃいました。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場。「主題歌のみならずEDや挿入歌にもいい曲はたくさんある」

そして曲紹介。その時、前身が総毛立ちました。

 

21:星よ、にじむな!/宮内タカユキ

 

「忍者戦隊カクレンジャー」第16話「赤猿の鬼退治」で使用されたこの曲。

曲の内容といい、使用されたシチュエーションやタイミングといい、特撮作品の中でも屈指の名曲として名高い曲です。

この曲はとにかく格好いい。聴いた事無い人は是非一聴していただきたいです。

ちなみに福山芳樹さんはこの曲が大好き。

 

-MC-

 

「たまにはこんなのもいいよね?」と宮内さん。良過ぎます。

「さっきMoJoさんが言ってたけど、ライブやります。でも題名はなかよしこよしコンサートではありませんよ」会場大笑。

うろ覚えですが正式名は「魂の兄弟! 俺とおまえのヒーロー伝説」らしいです。

そして次の曲。

 

22:特急指令ソルブレイン/宮内タカユキ

 

レスキューシリーズ直撃世代なので、この歌には堪えられないものがあります。

ついMHS版のコーラスをしてしまいそうになったり。

 

23:機動刑事ジバン/串田アキラ

 

ここで「ジバン」というのは少し意外でした。強弱がある為、ライブでは非常に盛り上がる曲。

 

-MC-

 

「さっき二人が言ってたから、俺も何か言わなきゃだめか!」と串田さん。

「今日はヒーローが来てるんだぜ! 宇宙刑事が来てるんだぜ!!」という事でそのヒーローの曲。

 

24:宇宙刑事シャリバン/串田アキラ

 

「来ている」という事で否が応でも期待が高まります。この次に予期せぬ事態が。

 

25:ゼブラーマンの歌/水木一郎

 

まさかの「ゼブラーマン」。今年も歌われるとは思ってませんでした。

曲を風化させない為なのか、あの人が来ているからなのか。

 

26:ぼくらのバロム1/水木一郎

 

煙の噴射と共にこの位置への返り咲いた「バロム1」。本編ラストがこの曲だとSHSという感じが際立ちます。

相変わらず水木さんの雄叫びの凄いこと凄いこと。途中やっぱりアップル・パイのお二人を確認。

 

拍手のなかバンドメンバー、コーラスの皆さんが退場。

そして沸き起こるアンコール。

 

-アンコール-

 

暗転の中バンドメンバー登場。

そして歌われたのはこの曲。

 

27:星空のメッセージ/串田アキラ

 

この位置で歌われるのは意外と初めての事。

ちなみに最後のサビが一番の「スーパーヒーロー作戦」バージョンでした。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場し、串田さんと観客と共に合言葉で出演者全員の呼び込み。海斗も遠藤さんと登場。

出演者それぞれが今回の感想を述べていく中、やたら隣のサイキックラバー・JOEを妖しくいじめる影山さん。

中島さんと話していた水木さんに気付かれ、「そこ何してんだ!」と言われる影山さん。サングラスがなお妖しい。

そして余計にJOEさんをいじる影山さんに「『風と木の歌』じゃないんだから…」とショッカーさん。古い。

そのショッカーさん、バンド紹介を忘れてしまいそうになり、ついついバンドを「BROADWAY」と紹介。

どうやら博多でもやってしまったらしく、水木さんに散々怒られていました。

「なんかBROADWAYって言っちゃうんだよなぁ」と呟くショッカーさん。

そんなこんなで最後の曲に。

 

28:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ&ALL CAST

 

前奏の「ウッ!」は毎度お馴染み影山さん。メインギターは鍋島さんではなくJOEさん。

そして間奏ショッカーさんのポーズもご自身が25周年という事でいつもよりキレがありました。

 

最後のラインアップの時、先程の串田さんのMCでも触れられていた宇宙刑事を呼ぶ事に。

という事で渡洋史さんが登場。JACに入る前に熱中していた「バトルフィーバー」や「マシンマン」を聴けて良かったとの事。

そして水木さんを「パパ~」と呼ぶ渡さん。「どこいってもパパ、パパって呼ぶんだよ」と水木さん。

年齢的におかしくないと言われる中、隣の串田さんを「パパ~」とよぶ水木さん。

串田さんに「気持ち悪いよ」と言われると、「じゃぁ明日は俺より年上の人に言ってみる」と水木さん。いさおさんピンチ。

そんな事があり、無事ラインアップも終わり、出演者退場。

「スーパーヒィロォッ!」「スピリィィッツ!!」でライブは終演。

客席からの自発的三本締めで終了となりました。

 

補足

・全体的にオーソドックスなメニュー。

 

・串田さんと宮内さんはブラジルから元気を吸い取ってきたのか、いつも以上に歌に力があったように感じました。

 

・大佐の一件から小芝居と、MoJoさんの良い意味での壊れっぷりが凄まじかったです。

 

・影山さんは夜の事を考えてかEDがメイン。手首には噂のホワイトバンド。

 そしてレイザーラモンのHGさんと神無月さん(影山さんは大好き)の武藤敬司がお気に入りの様子。

 水木さんに「それは何だ?」という顔をされていました。

 

・水木さんは「バロム1」の前に少し喋ろうとしたけれど、煙の噴射される事が気になって喋れなかったとの事。

 

・変身“した”ヒーローが登場したのはSHS初。

 

・中島さんと水木さんが話していたのは「中島君は色っぽいよね、変な意味じゃなくて」という話。

 

・24時間1000曲ライブ経験者から今夜オールナイトライブをする義弟にアドバイス

 「目が赤くなったらサングラスかけてごまかしてもいい」

 

・松任谷正隆さん似のキーボード・河合英史さんは初参加。これが明日に響く事に。

 

・スーパー渡洋史魂。

 

・2005年のヒーローという事でK山さんかEん藤さんから、某Jの金のアレの話があるかと思ったのですが…。

 

少し苦言

 

・客はお金を払って見に来ているので、どう楽しもうと勝手ではあるのですが、

 今回のライブ中で跳ねる、飛ぶ、回る、前にのめる、ハイタッチという行為は決して誉められる行為ではないと思います。

 仲間同士の間で特定の歌手の時だけ、前列に移動するといった行為もどうかと思います。

 仲間内のカラオケや、こういった行為が容認される場においてならまだしも、不特定多数の人が集まる場において、

 周囲の人や出演者に眉を顰めさせるような行為は、迷惑行為以外の何ものでもありません。

 私自身、こういった行為で嫌な目をみた経験があります。

 獣や幼い子供ではないのですから、高揚した気分で我を忘れるといった事は、自己管理の不行き届きであり、

 どう楽しんだっていいだろう等という、行為自体を正当化しようとする逆ギレは論外です。

 大声で歌うの結構。振り付け・掛け声大いに結構。しかし人の迷惑になる行為だけは、

 どんなに自由な場においてもしてはいけないと思います。

 ライブを楽しむ為、公共マナーやモラル、常識云々の前に、こういった事をしっかりとわきまえて頂きたく、切に願います。

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