2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
第26回調布観光フェスティバル
ガチョラ 「映画のまち調布応援キャラクター任命式」 & 就任祝い mickey-T 青空ハイパーライブライブ
17.8.27 調布市役所前庭広場 青空ステージ
出演/高寺成紀 ガチョラ
mickey-T
任命ゲスト/長友貴樹
司会/仁瓶あすか 高寺成紀
演奏/カラオケ
東京都調布市が開催している物産展や出店、市民団体によるパフォーマンスが行われるお祭り「調布観光フェスティバル」。
この年の9月に多摩地区最大級のシネマコンプレックス「イオンシネマ シアタス調布」のオープンが予定されている事や
映画スタジオ「角川大映スタジオ」を有する土地である事から「映画のまち調布」として盛り上げていこうという事で、
調布在住の怪獣、略して「調布在獣」のガチョラが「映画のまち調布応援キャラクター」として任命される事になりました。
今回はガチョラの「映画のまち調布応援キャラクター」の任命式が執り行われる事となり、
更にお祝いとして開催されたのがmickey-Tさんによるライブステージです。
ガチョラは、特撮「仮面ライダークウガ」や特撮「激走戦隊カーレンジャー」などの1990年代後半のスーパー戦隊シリーズ、
特撮「美少女仮面ポワトリン」などの不思議コメディシリーズや、「大魔神カノン」などのプロデューサーを務められた高寺成紀さんが
調布FMで不定期で放送されているラジオ番組「高寺成紀の怪獣ラジオ」でアシスタントを務めていた特撮「ガメラ」に憧れるチビッコ怪獣。
これまでラジオのイベントや調布市の催し物に参加した事が評価され、「映画のまち調布応援キャラクター」任命の運びとなったそうです。
mickey-Tさんは同じく高寺さんがプロデューサーを務められた特撮の挿入歌を歌われており、
特にスーパー戦隊シリーズの英語歌詞版での突き抜けるハイトーンの歌声が特徴的。
他にも"Mickey"や"神崎まき"名義でCMソングやアニメソングも歌われているほか、
現在はmickey-Tとしてバンドを率いてライブステージを中心に活動中されています。
これまでアニメソング関係のライブはおろか生でmickeyさんのステージを拝見した事が無く、
これはまたと無い機会だと思い楽しみにしておりました。
会場は調布市役所前庭広場に設けられた特設野外ステージ。
お祭りという事もあり、周囲は露店などが多く出店しており、家族連れを中心ににぎわっていました。
●ガチョラ 「映画のまち調布応援キャラクター任命式」
・開演時間になると調布FMでパーソナリティを務められている仁瓶あすかさんが司会としてご登場。
・ガチョラが「映画のまち調布応援キャラクター」任命の経緯をお話された後、ガチョラが登場。
・更にガチョラの通訳として高寺さんもご登場。
・ゆるキャラ界の階段を上っていくためには目立つ挨拶が必要という事で考案した
「こんにちは」と「こんばんは」を一緒にしたガチョラ流のご挨拶「こんガチョラ~」の挨拶を観客と一緒に。
・任命役の"偉い人の中の偉い人""調布のドン"調布市市長である長友貴樹さんもステージに登場されて「こんガチョラ」。
発展目まぐるしい調布駅前や「映画のまち調布」としての展望をお話されました。
・長友市長からガチョラに任命書が授与され、記念撮影が行われました。
●就任祝い mickey-T 青空ハイパーライブライブ
長友市長と仁瓶さんが退場され、ここからは司会は高寺さんにバトンタッチ。
ガチョラの就任祝いに駆けつけてくれたというmickeyさんのライブステージです。
01:FOR THE DREAM (1.5C)
-MC-
銀の衣装で登場されたmickeyさんが歌われたのは、アニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」エンディング。
曲の発表から20年経った今のmickeyさんの歌声は一層艶っぽくなってなっており、当時とはまた違った魅力でした。
ステージ上では高寺さんは退場され、ガチョラはmickeyさんの後ろでノリノリで動いていました。
・mickeyさん「ガチョラ君おめでとうございます。物凄く沢山動いてくれたね」
高寺さん「動きすぎでこっちが心配する位でしたよ」
・今回、約20年ぶりに再会されたmickeyさんと高寺さん。
・ここでガチョラが用が足したいとの事でスタッフさんに連れられて退場。
高寺さん「あなたの就任祝いなのに!」
mickeyさん「いいんだよ~」
02:装甲機GOURAM (1.5C)
-MC-
続いては特撮「仮面ライダークウガ」より、古代人リントが作り上げた"馬の鎧"装甲機ゴウラムのテーマ。
神秘的かつ重々しい楽曲を、裏声を織り交ぜた荘厳な歌声で歌われるmickeyさん。祈る様な姿勢で歌われていたのも印象的でした。
高寺さん「当時この曲のレコーディングに立ち会えなかったので、出来た曲を聞いた時に『あ、こっちだったんだ』って思ったんですよ」
mickeyさん「他に何かあったんですか?」
高寺さん「歌い方がね。ディレクターとはこの曲の歌い方をどうしようと話されたんですか?」
mickeyさん「そうですね。この曲はハードロック系なんですけどクラッシックも入ってるんです。三拍子、ワルツなんですよ。
ハードロックとクラシックって共通点が多くて、歌い方はクラシックの方がいいだろうって事になったんですよ」
高寺さん「最初、ゴウラムのテーマを作る事になった時、いわゆる通常の曲では無く、神々しさが欲しかったんですね。
なのでこの歌い方は成程と思いましたよ。しかもこの曲が生で聞けるなんてまず無い。超レアですよ。
今日は皆さんも初めて生で聞くような歌が沢山でてきますよー!」
mickeyさん「皆さんも初めてですし、アタシも初めて生で歌うものばかりですからね」
観客笑。
03:CARRANGER THE UNSTOPPABLE ~オープニングテーマ英語ヴァージョン~ (1.5C)
~MEGARANGER "THE CYBERDELIX" (1.5C)
~Rescue! Go Go Five (1.5C)
-MC-
ここでmickeyさんが歌われたスーパー戦隊シリーズの英語歌詞版オープニングをメドレーで。
まずは特撮「激走戦隊カーレンジャー」オープニングの英語詞版。イントロでの独特なリズムのとり方が印象的。
疾走感の塊のような曲調と爽快な歌いぶりが素敵。「カーレンジャー」の名乗り風な振り付けをされる場面も。
続いては特撮「電磁戦隊メガレンジャー」オープニングの英語詞版。観客も合いの手も「MEGARANGER "THE CYBERDELIX"」版。
しなやかハイテンションな歌いぶりの序盤も軽やかに、ラストのサビのハイトーンでは観客から喝采が起こっていました。
メドレーラストは特撮「救急戦隊ゴーゴーファイブ」オープニングの英語詞版。スポット的にオープニングにもなりました。
ドラマチックに展開するmickeyさんの歌声にとにかく圧巻。激しい曲調の三曲を休まず歌われたパワフルさにも圧巻でした。
・mickeyさん「この三曲の歌詞って英語だから気づかない方が多いと思うんですけど、結構似たような歌詞なんですよ」
高寺さん「そうなんですか」
mickeyさん「正義を守るというような意味の言葉を微妙に変えてるんです。あとみんなFIVEって出てくるんです」
観客笑。
・"神崎まき"名義で歌われたOVA「ピカチュウのふゆやすみ2000」主題歌のお話から他の名義でご活動のお話へ。
高寺さん「近年の活動の主戦場というのはどういった所なんでしょうか?」
mickeyさん「"神崎まき"での活動をやめてからはライブが中心ですね。たまにレコーディングに参加しますけど。
今のバンド形態は今時不経済な大人数編成でやってますよ。12月にはライブをやる予定でございます」
04:あなたへ
05:GOOD DAY I-N-G (1.5C)
-MC-
続いては現在のmickeyさんのオリジナル楽曲からミニアルバム「あなたへ」よりタイトルチューン「あなたへ」。
傍らに寄り添うような暖かな歌詞と包容力のあるmickeyさんの歌声は、野外ステージならではの開放感も相まってとても心地よく。
余韻をひきずりながらアニメ「ツヨシしっかりしなさい」より、"神崎まき"名義で歌われた三代目エンディング。
歌詞に合わせた身振りを交えポジティブに歌われるmickeyさん。アニメ放送当時を思い出し、懐かしさを強く感じました。
・mickeyさん「2011年の東日本大震災を受けてミュージシャンが集まった
『Song for Hope -希望のうた-』というチャリティーがありまして、
その中で提供した『祈り』という曲を元に更に作り変えたのが今聞いていただいた『あなたへ』という曲です」
・高寺さん「次の曲は再びヒーローソングなのですが」
mickeyさん「この曲は大好きな曲で、初めてアタシのキーに合わせて作ってくれた曲なんですよ」
06:勇気をなくせば
-MC-
特撮「救急戦隊ゴーゴーファイブ」より第九話「盗まれた能力 (ちから)」等で使用された「勇気をなくせば」。
小気味のいい曲調の中、レスキュー魂を感じる歌詞をシャープに力強く歌われるmickeyさんがとてもカッコよく、
原曲のラップ部分の変わりに観客とのコール&レスポンスが行われ、より一体感を味わう事が出来ました。
高寺さん「これまでのライブを振り返ってみていかがでしたか?」
mickeyさん「めっちゃ楽しかったです。一瞬で終わっちゃったみたいですね。皆さんこんな暑い中ありがとうございます!」
観客拍手。
07:Tomorrow Song ~あしたのうた~ (English ver.)
-MC-
ラストはアニメ「ハートキャッチプリキュア!」より二代目エンディングの英語歌詞版。
ゴスペル調のハッピーな楽曲はラストにぴったりで、mickeyさんの歌いぶりもゴージャスでソウルフル。、
更に二番以降になると歌のほとんどをフェイクやアドリブで歌われ、ライブならではの臨場感が素敵でした。
拍手の中、mickeyさんが退場され、高寺さんお一人になった所で、ガチョラが再びご登場。
高寺さん「今来たの? 君をお祝いする為にmickeyさん来てくれたのに終わっちゃったよ!」
観客笑。
ここで高寺さんがmickeyさんのCD物販やガチョラとのふれあいタイムなどの案内をされ、
次回への豊富や調布FMで放送される番組や「イオンシネマ シアタス調布」に関してのお話等をされ、
ガチョラの「映画のまち調布応援キャラクター任命式」と「就任祝い mickey-T 青空ハイパーライブライブ」は終演となりました。
初めて拝見したmickeyさんのパフォーマンスはとてもパワフル。
突き抜けるようなハイトーンはもちろん、クラシックの歌い方や静かな楽曲での抱擁感ある歌いぶりなども魅力的。
原曲よりもキーが下がってはいるものの、かえって迫力が増し、より躍動感ある歌声を体感できました。
これまでまさかmickeyさんのステージを生で拝見できる機会が来るとは思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。
「映画のまち調布応援キャラクター」に就任したガチョラの今後の活躍ぶりにも期待しております。
補足
・高寺さん「皆さん、昭和に子供時代を過ごされた方々でしょうから、よくわかってらっしゃる」
・ガチョラは筋トレはするけど緊張はしない。
・市長のお話中なのに高寺さんにちょくちょくちょっかいを出すガチョラ。
・高寺さん「ガチョラは僕が知る限り人見知りなんですけど、今日はよく頑張りました」
・高寺さんがmickeyさんに今回の出演を依頼したその日に下北沢の駅前でばったり出会う。
・mickeyさんと高寺さんが初めて会ったのは六本木。
高寺さん「しかもmickeyさんの指定で六本木。当時のmickeyさんって、こう言ってはなんですけど小娘風な感じで」
mickeyさん「多分六本木で歌の仕事してたからその流れで六本木ってお願いしたんだと思います。
でも当時は小生意気な小娘って感じだったんだと思いますねぇ。人を見かけで判断してましたし」
高寺さん「当時の私はどんな感じでした? 特オタ風だなあとか?」
mickeyさん「優しそうな感じで。優しそうイコール弱そうだなぁって思ってましたね」
観客笑。
高寺さん「確かに。六本木って場所がらにビビってましたね。男の方と一緒でしたし」
mickeyさん「あ~。後にアタシとご結婚して、ご離婚した人ですね」
高寺さん「言っちゃっていいんですか?」
観客笑。
・OVA「ピカチュウのふゆやすみ2000」のお話の際には同作のオープニング「アソビズム宣言」がBGMとして流れていました。
・mickeyさんはセミに負けない。
・高寺さん「mickeyさんがアニソン、特ソンを歌われるステージって最初で……最後って事は無いと思いますけど」
mickeyさん「お声がけいただければ歌うんですけど、アタシ今までアニメや特撮関係のイベントでオファーを頂いた事無いんですよ。
だからアタシのキャリアの中でアニメ、特撮系にスポットが当たっているのって今が初めてですもん」