2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
スーパーアニソン魂2017"夏の陣"
17.8.13 Zepp Tokyo
出演/水木一郎 堀江美都子 山本正之 尾藤イサオ チャーリー・コーセイ
特別出演/ささきいさお
司会/ショッカーO野
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
Z旗horns(Tr.ヤッシー Tr&Pa.KENITO Tb.Ozaki Sax&Fl.Chouemon)
Ag.山本正之
1998年から開催されているアニメソングライブフェスの殿堂「ANIME JAPAN FES」。通称AJF。
毎年8月の中旬に「"夏の陣"」として開催されおり、アニメソング、特撮ソング、ゲームソング、イメージソングといった
広い意味でのいわゆる"アニメソング"をライブ形式で楽しむ事が出来る老舗のライブフェスです。
今年の東京公演最終日に開催されたのは「スーパーアニソン魂2017"夏の陣"」。SASです。
「ANIME JAPAN FES」開催20周年を目前となった2017年は、「スーパーアニソン魂」が
2002年に「スーパーアニソン魂 "夏の陣" 史上最強のライブ宣言ダ!」として開催されて15周年目になります。おめでとうございます。
水木一郎さん、堀江美都子さんが座長を務められ、広い意味のアニメソングなら何でもありの、幅の広さを楽しめるのが本公演。
今回の出演者は、特別出演のささきいさおさんを筆頭に、レギュラーの山本正之さん、一作年に初めて出演された尾藤イサオさん、
昨年に引き続きのご出演となったチャーリー・コーセイさんと、アニメソングの歴史を語る上で欠かせない方々ばかり。
例年に比べ、出演される人数が少なめという事もあり、どういった内容になるのか楽しみにしておりました。
会場は東京のお台場にあるライブハウスZepp Tokyo。
ステージの背面には金色の幕が一面に張られ、その手前に今回のAJFのロゴマークがあしらわれた旗が掲げられていました。
-MC-
開演時間になると司会のショッカーO野さんがご登場。
ショッカーさん「みんな元気ですかぁああああ!!!」
観客「ぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおぉぉおお!!」
ショッカーさん「魂は燃えているかあぁあああああああい!!!」
観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」
ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜぇえええぇええええええ!!!」
観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」
ショッカーさん「スーパーアァニソォオオオン!!!?」
観客「スピリィいいィィィイイイッッ!!!」
ショッカーさん「…レジェンド」
・今回の出演者は全員レジェンド達ばかり。あの水木さんが若手。
・国をあげてのイベントがあっても「コミックマーケット」と「ANIME JAPAN FES」は無くならない。
ショッカーさん「さあ今日も思いっきり楽しんでってくださいねぇぇえええ!!!」
観客「ぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおぉぉおお!!」
ショッカーさん「一緒に盛り上がってくれますかあぁあああああああ!!!」
観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」
ショッカーさん「一緒に歌ってくれますかあぁあああああああ!!!」
観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」
ショッカーさん「スーパーアァニソォオオオン!!!?」
観客「スピリィいいィィィイイイッッ!!!」
ショッカーさん「はじまりまあああす!!」
00:SE
01:おれたちの船出/水木一郎
02:キャンディ キャンディ/堀江美都子
03:逆転イッパツマン 3C/山本正之
-MC-
緊張感漂うSEが流れた後、一曲目は黒いマント姿の水木一郎さんの登場され、
アニメ「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」よりオープニング。 マントを翻し凛々しい表情と歌声でライブの船出を飾られると、
続いて堀江美都子さんのご登場でアニメ「キャンディ キャンディ」よりオープニング。
堀江さんは客席を眺めながらチャーミングな歌声で涼やかに彩られました。次は山本正之さんのご登場。
アニメ「逆転イッパツマン」よりオープニングを同番組に出演された声優の故・富山敬さんと故・鈴置洋考さんを追悼し、
3番を新しく作られ、06年の「SAS06"夏の陣"」で初披露されたバージョン。
「さぁこぉい!」「もぅいっちょぉ!」など観客を扇動する山本さんの熱の入ったパフォーマンスに観客も大いに合いの手を入れていました。
・山本さんを見送りながらショッカーさんがご登場。改めて水木さんを「アニキ」コールで呼び込まれました。
・水木さんはAJF17"夏の陣"東京公演三日間皆勤賞。
・水木さん「最初はオレと影ちゃん(影山ヒロノブさん)とミッチとMIQとで1997年に『ROBONATION』として初めて20年。
AJFは来年で20年になるけど、色んな人に出てもらって。それまで出てきてくれなかった人達もオレがお願いして。
もぉう、クッシー(串田アキラさん)にいさおさん、尾藤さんと口説き落としたんですよ。オレの魅力で」
観客笑。
・新鮮だった「ウルトラマン魂」。
水木さん「ボイジャーの二人も濱田龍臣君も良い子でね、オレも心が洗われました。清らかな水木一郎でスタートすることが出来ました」
ショッカーさん「それが昨日になると?」
水木さん「壊れました。いつもの水木一郎になりました」
観客笑。
水木さん「先輩方もいるので、今日は何とか初日の感じを取り戻したいですね。でもいさおさんのツッコみが入ると壊れてしまいます」
観客笑。
・ショッカーさん「先程、山本正之さんが『逆転イッパツマン』を歌われましたが、
イッパツマンといえばタイムボカンシリーズでございます。
このタイムボカンを手がけられているのが、タツノコプロ。なんと今年創立55周年を迎えます」
観客拍手。
水木さん「ウルトラマンより5年早いんだ。いさおさんとほとんど同期じゃん」
ショッカーさん「そうなんです。という事で、創立55周年記念としてタツノコプロの作品を一気にお届けします!!」
観客「ぉぉぉおおおおぉおおおおお」
04:紅三四郎/堀江美都子
-MC-
05:アクビ娘/堀江美都子
-MC-
ここからはタツノコプロ特集。まずは堀江さんのご登場。ご自身のアニソンデビュー曲でもあるアニメ「紅三四郎」二代目オープニング。
当時を感じさせるのびやかな歌いぶりをたっぷり味わった後は、
アニメ「ハクション大魔王」より、堀江さんの玉の様な歌声が魅力のエンディング。
堀江さんの歌に合わせて観客もアップルパイ、カインズの皆さんと共にスキャットやコーラスを楽しんでいる様子でした。
堀江さん「タツノコプロさん55周年。凄いですね。あたしも随分とタツノコ作品を歌わせてもらいました。
あたしのデビュー初期のアニメってほとんどタツノコですからね」
06:ぼくらきょうだい てんとう虫/堀江美都子
-MC-
07:けろっこデメタン/堀江美都子
-MC-
続いてはアニメ「てんとう虫の歌」オープニング。曲が始まるとステージ前方にホーン隊の皆さんが演奏&行進しながらご登場。
堀江さんも何十年ぶりかに歌うという事でしたが、はつらつと弾むような歌声で観客を魅了されていました。
「涙ちょちょギレそう。いい歌詞なのよね」と目を潤ませてしみじみされた後は、アニメ「けろっこデメタン」オープニング。
切なくも鼓舞する歌詞を堀江さんが迫力のロングトーンで歌われている様子は圧巻の一言でした。
・堀江さんを「カワイイカワイイ」と絶賛しながらショッカーさんがご合流。
・ショッカーさんのバンダナがアクビちゃんなのを見逃さない堀江さん。
・当時小学生でありガッチャマンテレビ隊員だったショッカーさんの「けろっこデメタン」の思い出。
・自転車かキャラメルか。
・ここからは、この年の七月に脊柱管狭窄症の手術を受けられたささいいさおさんを迎え入れてお話。
・いさおさんさん「無事生還しましたっ。コンドルのジョーと同じくサイボーグになっちゃったねンフフフ」
観客拍手。
・神の手を持つ名医との出会い。
・いさおさん「手術でさ、こんなにでかい針金、ワイヤーを入れてね。こんなの入るのかなって思ったよ」
ショッカーさん「でもまさにリアルコンドルのジョーなんですね」
いさおさん「筋金入りだよンフフフフ」
観客笑。
・神の手で不死鳥の様に復活。まさにゴッドフェニックス。
・いさおさん「なんならこれから一時間位トークでもいいよ」
ショッカーさん「怒る後輩がいらっしゃいますので」
観客笑。
08:明日夢みて/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
ここからは「科学忍者隊ガッチャマン」コーナー。まずはいさおさんと堀江さんでアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」エンディング。
緊張感ある曲とお二人のさわやかな歌声はライブで聞くとまた魅力が増します。久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。
・堀江さんを見送っていさおさんお一人に。
いさおさん「タツノコプロが55周年。僕がタツノコプロと出会ったのが『ガッチャマン』でした。
最初はずいぶん変な名前だと思いましたが、さすが吉田竜夫さんですよね。スタイリッシュでカッコよくてね。
最初、僕が演じたコンドルのジョーは台詞が少なくて
『くそぅ、ベルク・カッツェめ』『バードミサイルをぶち込んでやる!』とかだけで。
『くそっ』『くそっ』ばっかりで随分と品の無いヤツだと思ったこともありましたね」
観客笑。
いさおさん「どんどん人気が出てきてね。演じ方も最初は低く声を作ってたんだけど、少しずつ地で演じるようになりました」
09:われらガッチャマン/ささきいさお
-MC-
10:ガッチャマン ファイター/ささきいさお
-MC-
続いては同じくアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」より観客の「まってる」の合いの手も軽やかなオープニング。
いさおさん独特の頼もしい歌声を堪能しました。ガッチャマンコーナーの最後はアニメ「科学忍者隊ガッチャマンF」オープニング。
軽快な曲調といさおさんの伸びやかな歌声に「今日も大空駆け巡る」からのサビ部分では観客も一緒になっての大合唱となりました。
・いさおさん「しかし良く声が出るようになりました。手術は全身麻酔だったもんだから、声に影響がある可能性もあって。
ミッチなんか手術前に『気をつけてくださいね』って言ってくれたんですよ。……まあ気をつけようがないんだけどね」
観客笑。
・いさおさん「今度は空手ですよ。今年実写映画が公開されましたね。僕も見に行こうと思って調べていたんですけど、
手術のどたばたで気づいたら終わっちゃったんですよね。いやあ参りましたね」
11:戦え! ポリマー/ささきいさお
-MC-
いさおさんのタツノコソングのラストはアニメ「破裏拳ポリマー」より冒頭のタイトルコールも勇ましいオープニング。
いさおさんの豪快な歌いぶりは聞く度に感嘆しますが、今回は特にエネルギッシュに感じました。間奏の擬音の連呼も実に痛快。
・いさおさんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「続いての方は本当に沢山のタツノコ作品を歌われています。今日は超超レアな曲も歌ってくださいます」
観客「おぉぉおおおぉお」
ショッカーさん「水木一郎さんの登場です!! まずは『宇宙の騎士テッカマン』!!」
12:テッカマンの歌/水木一郎
-MC-
13:ゴワッパー5の歌/水木一郎
-MC-
ショッカーさんの紹介を受けて水木さんが登場され、アニメ「宇宙の騎士テッカマン」よりオープニング。
雄々しさの中に色気を感じる歌いぶりの水木さんは、海外のお話や小林亜星先生とのレコーディングお話をされ、
アニメ「ゴワッパー5ゴーダム」よりオープニングへ。亜星先生を参考にされたという歌い出しが印象的ですが、
中盤の颯爽とした水木さんの歌いぶりも聞き所。久し振りにフルサイズで聞く事が出来て嬉しうございました。
水木さん「続いてはAJFでは多分初めて歌うんじゃないかなぁ? 『ウリクペン救助隊』」
観客「おぉぉおおおぉおおおおお」
水木さん「知ってます? これをですねフルサイズ歌います。もうアップルに頼りっきりです」
観客笑。
14:がんばれ! ウリクペン救助隊/水木一郎
-MC-
水木さんのNHK「おかあさんといっしょ」仕込みのうたのおにいさん的歌声が魅力のアニメ「ウリクペン救助隊」オープニング。
曲調も水木さん、アップルのお二人の歌いぶりもとても楽し。まさかこの曲が聞く事が出来るとは思わなかったので驚きました。
水木さん「次はですね、渡辺宙明先生のスキャットが素晴らしい曲です。この曲はシンセドラムですよね、ガンちゃん?」
水木さんの問いに頷くドラムのガンタさん。
水木さん「ですよね。アニソンにシンセドラムをいち早く取り入れた曲です」
15:ローラーヒーロー・ムテキング/水木一郎
-MC-
水木さんのタツノコソング最後はアニメ「とんでも戦士 ムテキング」より水木さんのスタイリッシュな歌声がステキなオープニング。
一番終わりの間奏での水木さんの「What's your name?の後にみんな名前を言うんだよ!」という言葉を受けて、
二番の水木さんの「What's your name?」の後に観客が口々にそれぞれの名前を言っていました。
・退場される水木さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさんのアニメ「いなかっぺ大将」の思い出。
・その間、スタッフさんによってステージ中央にマイクスタンドと譜面が用意されて行きました。
・ショッカーさん「続いては、お待たせしました山本正之さんのアコギコーナーです!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
・山本さんがアコースティックギターを携え静かにご登場。
山本さん「………タツノコプロ……55周年だそうですが………このごろ、ご縁が無い…」
観客笑。
山本さん「……だから……話題を変えよう」
観客笑。
山本さん「……………ところで、どうなっちゃんでしょうね。ジンライガー…(※)」
観客大笑。
山本さん「元気のないあのプロジェクトに変わって、元気いっぱいの私がJ9を歌おう!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉおおおおおおおおおおお」
※「銀河神風ジンライガー」。2014年に脚本家の山本優さんが発起人となりアニメ化をはじめとしたメディア展開を目指すプロジェクト。
当初山本さんは音楽担当として参加されていましたが、方向性の相違を理由に降板。それに伴い、
以後山本さんは「J9シリーズ」をはじめとした山本優さんと共に作ってきた作品の楽曲をライブでは歌わない旨を発表されていました。
16:銀河旋風ブライガー/山本正之
-MC-
山本さんのアコギコーナー一曲目は前口上も軽やかに「J9シリーズ」一作目のアニメ「銀河旋風ブライガー」よりオープニング。
フルコーラスを歌い終ると「じょんがら行くぞぉ!」とギターをかき鳴らし、再びサビを繰り返して観客も一緒になって歌っていました。
・歌い終ると歌詞カードが掛かれた紙を客席前方の観客にプレゼントされるのが通例でしたが、
件の一件以来、J9シリーズの歌詞は全部処分してしまった為、レコードのジャケットをコピーしたものをプレゼント。
・山本さん「細かい話はやめておこう。みんなの夢が壊れる……………ひどい目にあったよ」
観客笑。
山本さん「……なのでまだまだ『J9シリーズ』。『バクシンガー』よりエンディング『アステロイド・ブルース』」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお」
17:アステロイド・ブルース/山本正之
-MC-
続いては「J9シリーズ」二作目となるアニメ「銀河烈風バクシンガー」より人気の高いエンディング。
山本さんのブルージィな歌声とギターに合わせ観客も一緒になって歌っており、山本さんがフルコーラス歌い終ると
マイクスタンドから離れられましたが、演奏は続けられ、マイク無しの肉声でサビを繰り返され、観客もそれに伴い大合唱状態に。
ラストは再びマイクスタンドに戻られ、熱の入った歌いぶりで締められると観客から大歓声が贈られました。
・山本さん「……もう一曲『J9シリーズ』。なんか『山本正之がJ9の封印を解いた』とtwitterに書かれそうですが……」
観客笑。
山本さん「それもいいでしょう……半年後には『おかえりJ9』なんてコンサートもやるかもしれない」
観客「おおぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおお」
山本さん「でも歌う歌は『ABAYO FLY BYE』。『めぐるめぐる』の追っかけヨロシクね。『何が何が』の追っかけヨロシクね」
18:ABAYO FLY BYE/山本正之
-MC-
「J9シリーズ」ラストはアニメ「銀河旋風ブライガー」より最終回「ABAYO(後編)」に流れた挿入歌「ABAYO FLY BYE」。
山本さんの言葉通り、「めぐるめぐる銀河」等の追っかけ部分やサビでは観客も大いに歌っておりました。
・山本さん「……例年ではオベーションコーナーは三曲で終わりだし、今『ABAYO FLY BYE』なんて曲を歌っちゃったけど、
今年はお上の方から『もう一曲歌っていいよ』と言われた」
観客拍手。
山本さん「……しかも先程、アニキが舞台袖で『正之ちゃん、ゆっくりやっていいよ』と言ってくれた」
観客「おおぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおお」
山本さん「……最後はタツノコプロに敬意を表して……『黄金戦士ゴールドライタン』」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお」
19:黄金戦士ゴールドライタン/山本正之
-MC-
山本さんのソロアコギコーナーラストはアニメ「黄金戦士ゴールドライタン」よりオープニング。
独特の高揚感をかきたてられる山本さんの歌声と音色に、2000人規模の観客が元気よく一緒に歌っている様子は
他のライブではなかなか体感できない一体感であり、アニメソング楽しみ方の一つだと改めて感じました。
・山本さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・この年の10月に放送予定のタツノコプロの最新アニメ「Infini-T Force (インフィニティ フォース)」のご案内。
・ショッカーさん「ここからは後半戦。まだ登場されていないレジェンドの方々がいらっしゃいますね。
続いては神戸から駆けつけてくれましたあのお方。しかもいきなりレアな楽曲で登場です!!」
観客「おぉぉおおおおお」
ショッカーさん「チャーリー・コーセイさん、『荒野の少年イサム』より『オー・サンボーイ』!!!」
20:オー・サンボーイ/チャーリー・コーセイ
-MC-
ハミングをくちずさみながらチャーリー・コーセイさんが登場され、アニメ「荒野の少年イサム」エンディング。
牧歌的な曲調とチャーリーさんの穏やかで伸びやかな歌声にうっとりしながら聞き入っていました。
チャーリーさん「今日、朝早くに東京に着ました。私も年をとりました。新幹線、疲れました。椅子が固い」
観客笑。
チャーリーさん「去年までブロック注射打ってたんですよ。増えてもヘルニアといいまして……笑うとこやで」
観客笑。
チャーリーさん「すみませんね一応神戸やからね。しゃれこうべって事でどうかひとつ」
観客笑。
21:ルパン三世その1 (ルパン・ザ・サードの歌) 「ルパン三世 主題歌I」/チャーリー・コーセイ
-MC-
22:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」/チャーリー・コーセイ
23:ルパン三世愛のテーマ/水木一郎
-MC-
飄々とジョークで観客を和ませたチャーリーさんが歌われたのはご自身の代表曲であるアニメ「ルパン三世」初代オープニング。
心地よいトリップ感を覚える独特の曲調とチャーリーさんのミステリアスな歌声が抜群に格好良いです。
続いてもアニメ「ルパン三世」よりエンディング。チャーリーさん独特の多国籍な歌声を聞きながら曲の世界感にたっぷりと浸りました。
チャーリーさんと入れ替わりで水木さんが登場され、アニメ「ルパン三世 (新)」よりエンディング。
ミラーボールが会場を照らす中、原曲より更に艶っぽくアダルトな水木さんの歌いぶりに酔いしれながら聞いていました。
・ショッカーさんが水木さんを見送りながら登場され、これまでの曲紹介。
・ショッカーさん「『ルパン三世』は漫画原作が今年で50周年。今もなお愛されている作品、楽曲でございますが、
続いての作品の歌も長く愛されています。二年ぶりに尾藤イサオさんが帰ってきてくださいました。『あしたのジョー』」
24:あしたのジョー (2C)/尾藤イサオ
-MC-
丹田にずんとくるたまらないイントロの中、ゆっくりと尾藤さんが登場され、アニメ「あしたのジョー」よりオープニング。
矢吹丈のイメージを歌声にした様な、泥臭さの中のハングリーさと哀愁を感じる尾藤さんの歌声は、
今も変わらずぎらぎらしていてたまりません。 最後は尾藤さんの「ッッジョォオオオオオオオオォオ」という叫びが
会場全体を覆い尽くすほどの迫力で思わず息を飲みました。
・ショッカーさんも合流し、観客と一緒に尾藤さんに「おかえりなさああああい」と歓声が贈られました。
・尾藤さん「ショッカーさんはどちらかというと丹下団平みたいな感じですけど……」
観客笑。
ショッカーさん「よくぞ言ってくださいました。
実はボク、パチンコの『CRあしたのジョー』で丹下団平の声をやらせてもらってるんですよ」
尾藤さん「僕もね、『ジョー』のおかげでパチンコのお仕事を沢山頂きましてね。家が一戸買えるんじゃないかってくらい頂きましてね」
観客「ぉぉぉおおおおお」
・アニメになる前から原作漫画「あしたのジョー」に熱中していた尾藤さん。
・サッポロラーメンと少年マガジンとダンヒルのライターと。
・ながら喰いが出来ない尾藤さん。
・尾藤さん「自分にもやましい気持ちがあったんですよねぇ」
・まさか自分が「あしたのジョー」の主題歌を歌える日が来るなんて。
・「ルルルル~」のお話。
・ショッカーさん「せっかく尾藤さんにいらっしゃったので。まあ先程パチンコというお話がありましたけど、
尾藤さんはアニメ以外にもゲーム等も歌われていますね。続いては『ジョー』と格闘つながりと言いますか、
格闘ゲームがありますね。『私立ジャスティス学園』という」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「こちらがアーケードゲームから家庭用ゲームになった際の主題歌を尾藤さんが歌われているんですよね」
尾藤さん「そうなんですよ。でもこれが難しい曲でね。レコーディングしただけでライブで歌うのは今回が初めてなんですよ」
25:熱き鼓動/尾藤イサオ
-MC-
26:未来の行方/尾藤イサオ
-MC-
ゲーム「私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROE」よりオープニングとエンディングを連続で。
「熱き鼓動」では「あしたのジョー」の重厚なステージングから一転、激しいステップを交えステージを動きまわられ、
楽曲が発表された約20年前と変わらないパワフルでロッケンな歌いぶりのハイテンションなステージングを披露されました。
尾藤さんならではのジョークを交えたお話をされた後、一変、「未来の行方」ではせつなさを感じる歌いぶりはもちろん、
曲中の高音部分も当時と変わら無い歌声に、年齢を感じさせない尾藤さんの凄みを体感した思いでした。
十代の多感な時期に聞き入っていた大好きな曲で、ライブで聞けることはまず無い思っていたので、
涙眼のまま膝から崩れ落ちそうな程に感激致しました。
・尾藤さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「継続は力と申しますが、やはり長きにわたりこのアニソン界を両輪として引っ張ってこられ続けたお二方、
毎年開催している『ふたりのアニソン』も15周年を迎えます。ここからはお二人のデュエットの数々をお届けします!」
27:猛と舞のうた/水木一郎 堀江美都子
-MC-
ここからは水木さんと堀江さんによるデュエットコーナー。まずはアニメ「マグネロボ ガ・キーン」エンディングから。
アニソン界を牽引されているお二人ならではの息の合った表現力で、
哀愁と使命感を力強く歌ったバラードにどんどん引き込まれて行きました。
・水木さん「皆さんご存知かもしれませんけど、堀江美都子さんはアニソン界では私の先輩でございますから」
堀江さん「一番先輩で一番若輩だよ」
水木さん「そうなんだよね。今日の出演者中でも一番先輩で一番後輩なんだもんね」
堀江さん「今日はね! びっくりだよ。今朝から緊張してましたもん。でもこういうのっていいなあって思いました」
水木さん「オレ達、後輩ですからね。今日は。なかなか無いですよ」
堀江さん「なんかもうどきどきしちゃって」
水木さん「今も尾藤さんのステージを横で見られましたからね。凄い高い所まで声が出て。オレもまだまだ歌っていけるなって思いましたよ」
堀江さん「それって個人差があるんじゃない?」
水木さん「あ、高音が出るとかそういう事じゃ無くて、先輩達の姿を見てまだまだ自分も歌っていけるなって事。
前に影ちゃんが言ってたり、昨日も石原の慎ちゃんが言ってたんだよ。
『10年後アニキくらいの年まで歌っていけるかなぁ』って」
堀江さん「そうか。そういう事か」
水木さん「ところが堀江さんは女性でそういう先輩がいないじゃない? どうしましょうね」
堀江さん「いいよ。そしたらあたしも男性の先輩たちを目標にしますよ。とりあえず手近にいるから」
水木さん「あ、オレかい?」
観客笑。
28:WELCOME SUPER GOLFWORLD/水木一郎 堀江美都子
-MC-
29:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子
-MC-
続いてお二人が歌われたのは映画「プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦!!」よりオープニング。
お二人のジョイントライブ「ふたりのアニソン」の最初期に歌われたきりでなかなか聞く事が出来なかったのでとても嬉しかったです。
はつらつとした曲調と爽やかな歌声が実に素敵。間奏ではお二人がゴルフをする仕草をされ、堀江さんが水木さんに「ファー」と言われたり。
お二人のデュエットコーナーのラストはOVA「破邪大星ダンガイオー」より、国内外で人気が高い初代オープニング。
ライブで披露される機会が多い楽曲だけに観客も大盛り上がり。お二人の阿吽の呼吸のデュエットをがっつりと堪能させて頂きました。
・水木さんと堀江さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「さあいよいよラストブロックです。まずご登場頂くのは山本正之さんのご登場です。
名古屋にアニソンバーというアニソンが聞けるバーがあるそうです。その名も『熱血正義』というそうです。
なんとそのお店には主題歌があるそうで、その主題歌を作り、歌われているのが山本正之さんなんです。
そのお店の主題歌を今日、この場で歌っちゃうのが、我らが山本正之さんではないですかあああああああ!!」
観客「ぉぉぉおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「その名も、『オトナのアニソンバー熱血正義の歌』ぁあああああああ!!」
30:オトナのアニソンバー熱血正義の歌/山本正之
31:銀河鉄道999/ささきいさお
32:ニュームーンに恋して/堀江美都子
33:キャプテンハーロック/水木一郎
思わぬ選曲。この年の5月にオープンした愛知県名古屋市栄にある「大人のアニソンバー 『熱血正義』」テーマソング。
初めて聞きましたが、山本さんならではの高揚する曲調や合いの手、アニソンへの思いを感じる歌詞がとても魅力的でした。
雰囲気が変わり、いさおさんのご登場でアニメ「銀河鉄道999」オープニング。
いさおさんは冒頭で「宇宙に旅立たれた平尾昌晃先生に届けましょう」と この年の7月に逝去された歌手、
作曲家であり本曲を手がけられた平尾先生を忍ぶ一言を添えられ、暖かみのある歌声を披露されました。
続いては堀江さんのご登場でアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal デス・バスターズ編」より二代目オープニング。
ライブで聞く度に堀江さんが楽曲をご自身のものにされているのが感じられ、
しなやかで力強い歌声は今回も一層パワーアップされていました。
静かに水木さんが登場され「ラストソングです。平尾先生に捧げましょう」と歌われたのは、
平尾先生作のアニメ「キャプテンハーロック」オープニング。
ダイナミックな楽曲を水木さんならではの凛々しくも影のある歌いぶりで、
原曲を彷彿とされる節回しできりりと締めくくられていました。
-アンコール-
水木さんに続いて、バンド、ホーンの皆さんも退場されると拍手がだんだんとアンコールに変わっていきました。
しばらくアンコールが続く中、再びバンドの皆さんが登場され、ホーン隊の皆さんはステージ前方にスタンバイ。
34:マジンガーZ/水木一郎
-MC-
演奏されたアニメ「マジンガーZ」オープニングのイントロと共に水木さんが「マジィイイン、ゴォオウ!」とご登場。
例年ならアニメ「バビル二世」のオープニングが歌われるのが常だったので嬉しい誤算。多くの観客も驚いていた様子でした。
ホーン隊の皆さんの躍動感あふれる演奏と共にパワフルに歌われている水木さんはとても楽しそうでした。
・ショッカーさんも合流され、ホーン隊の皆さんが定位置に戻られる中、
観客とショッカーさんの「スーパーアニソン魂」の合言葉で出演者の皆さんがステージにご登場されました。
・ショッカーさん「見よ! これが日本のアニソンレジェンド達だ!!」
・毎回出演者が10名以上になる事もあるSAS。今回は総勢六人で通常より公演時間が長め。
・東京公演三日間のべ100曲以上を演奏されたバンドの皆さん、ホーン隊の皆さん、コーラスの皆さんをご紹介。
・ショッカーさんに「ポーカーフェイスだけど山本先生の『ゴールドライタン』を袖でニコニコしながら歌っていた」とバラされたナベさん。
・「ぼくらきょうだい てんとう虫」でずっと行進をされていた吉岡さん。
・病気療養中だった杉山さんが今回のAJFで復帰という事で、ショッカーさんの扇動で観客から「おかえり」コールが贈られました。
・常見さんが魅惑の低音から魅惑のロマンスグレーへ。
・ショッカーさんの案内で出演者の皆さんから一言ずつコメント。
・山本さん「今日は『ゴールドライタン』を歌わせてもらったんですけど、今日の打ち合わせでいつも三曲の所、
四曲歌っていいって聞いて どうしようかって話になった時、丁度コロムビアの担当の方が近くにいて
『僕、ゴールドライタン聞きたいです』って言ってくれたんですよ。
でも『ゴールドライタン』のレコードってビクターから出てるんですよ」
観客笑。
水木さん「その人誰かわかった。山本さん、その人ね。
オレの時もコロムビアじゃないレコード会社の曲をよくリクエストしてくるんですよ」
山本さん「じゃあビクターに移ってもらいましょうかね」
観客笑。
・チャーリーさん「個人的には尾藤さんの大ファンでして。あの御年であのキーを歌えるって凄いです。握手してもらっていいですか?」
尾藤さんとチャーリーさんがっちり握手。
・尾藤さん「今回はスタッフの方が僕も全然覚えてなかった曲をリクエストして頂いて。これが歌詞が難しくてね。
でも、皆さんの前で歌わせて頂けて嬉しかったです」
・いさおさん「今日は尾藤君と同じ楽屋で、いつもは昔話に花が咲くんだけど、
今日は彼が歌詞を覚えるのに必死だったんでずっと静かにしてました」
観客笑。
いさおさん「でもね。もしかしたら今日は皆さんに会えないかもと思ってたんだけどおかげで乗り切りました。もう大丈夫です!」
・堀江さん「あたしがデビューした頃は一番子供でしたが、今気づいたら出演者もスタッフも全員年下なんて事もよくある様になりました。
でも今日はなんかとっても居心地が良くて、先輩達の雰囲気が漂うステージってやっぱりいいなあって思いました」
・ショッカーさん「さあトリは我らがアニキ、お願いします!」
水木さん「ハイ!」
いさおさん「短くな」
観客笑。
水木さん「オレ、いさおさんのギャグで好きなのが『水木、お前、足短いくせにトーク長ぇな』ですから」
観客笑。
・水木さん「三日間、100曲以上、リハも含めるとそれ以上演奏してくれたバンドの皆さん、ありがとうございます!
皆さんもう一度拍手をお願いします!」
観客拍手。
水木さん「僕が15歳の時、新宿のACBというライブハウスで尾藤イサオさんに出会いました。
ジーンズでマッシュポテトを踊り歌う姿に衝撃を受けました。
高校生の時にささきいさおさんの『G.I.ブルース』という曲に出会い歌手を志しました。
そして堀江美都子さんに出会いアニソンに出会いました。
アニソンを歌う中で山本正之さんに出会い、最近では山本さんがつくった中日ドラゴンズの歌を歌わせてもらいました」
いさおさん「水木が歌ったくらいから中日が弱くなっちゃったじゃねえか」
観客笑。
水木さん「更に、チャーリー・コーセイさんにも出会いました。僕はゆくゆくはチャーリーさんみたいになりたいと思っていました。
でもその事を本人に話したら『いや、僕の方が年下で水木さんの方が年上ですよ』って言われました」
チャーリーさん「これホントの話ですよ」
観客笑。
水木さん「そしてアップル、カインズら弟子ができたり、ショッカーも20年も一緒につき合ってくれています。
AJFも来年20年目になります。今年はそれを目前にしてとても新鮮な新しい夜明けを感じました。
これからもよろしくお願いします!」
・ショッカーさん「今日はタツノコプロ55周年という事ですが、今日は初代『ガッチャマン』は歌われてないんですよね。
でもコンドルのジョーがいらっしゃるので、せっかくですから一言だけ台詞を頂きたいと思うんですね。
PAさんすみませんトランペットのKENITOのマイクをONにして頂けますか?」
34.5:ガッチャマン/ささきいさお KENITO
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」より、アイキャッチをKENITOさんの生演奏といさおさんの生台詞でご披露。
不意打ち気味の嬉しいサプライズに観客も拍手喝采。これにてタツノコ特集の締めとなりました。
35:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお 水木一郎 堀江美都子 山本正之
尾藤イサオ チャーリー・コーセイ ショッカーO野
「スーパーアニソン魂2017"夏の陣"」を締めくくるのはいさおさんと中心にアニメ「宇宙戦艦ヤマト」オープニング。
二番の「期待の人がオレ達ならば」という箇所でいさおさんと水木さんとがお互いを見合って歌われていたり、
AJFで復帰となった杉山さんが楽しそうに歌われていたのが印象的でした。
拍手の中、ショッカーさんの誘導でバンド、ブラス、コーラスの皆さんがステージ前方に集まり、出演者全員が揃いました。
36:三本締めZ
水木さんの音頭で出演者、観客全員で今後の発展と健康を祈って縁起のいい「三本締めZ」が行われた後は、
ショッカーさんの案内で出演者の皆さんが順番にご退場されていきました。
最後に水木さんを見送った後はショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「これからもバースデーソング主催のイベント、遊びに来てくれますかぁああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「遊びに来てくれますかあああああああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「絶対また会おうぜええぇぇええええええええええええ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「それでは約束っ、スーパーァーアニソォン!!?」
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!! また会いましょう!!」
ショッカーさんがステージマイクを置き、駆け足で退場され、
「スーパーアニソン魂2017"夏の陣"」および「ANIME JAPAN FES 2017 "夏の陣"」東京公演は終了となりました。
出演者の皆さんがそのままアニメソングの歴史に直結する方々ばかりだった今回のSAS。
タツノコプロ創立55周年を主軸に、ルパン三世連載50周年、ふたりのアニソン15周年とメモリアルコーナーが設けられる中で、
これまでAJFはもちろん、ご自身のソロライブでもなかなか聞く機会に恵まれなかった楽曲が惜しみなく披露されていきました。
どちらかというと定番曲のルーティーンになりがちな傾向にあったSASだっただけに、今回は新鮮な驚きと感動ばかりでした。
また、重ね重ねになってしまいますが、尾藤さんが歌われた「熱き鼓動」「未来の行方」は
十代の多感な時期に聞きまくっていた曲であり、ライブで聞ける事は無いと思っていたので感無量でした。
「スーパーアニソン魂」15周年と言う区切りの年にアニメソングライブの老舗の底力を見せつけられた様な
予想を裏切り期待に応える様な曲目と構成に「継続は力」という事を実感した心地でした。
「ANIME JAPAN FES 2017 "夏の陣"」東京公演は三日間とも素晴らしい内容で大変楽しませて頂きました。
その分、「ANIME JAPAM FES」開催20周年を迎える来年2018年の公演への期待が高まります。
補足
・AJF恒例グッズのパンフレットは今回は無し。残念。
・「イッパツマン」ではアップルパイとカインズの皆さんも「パパパパパパパパパッ」等の振り付けをされていました。
・堀江さん「懐かしい曲がなんで涙が出るかっていうと、歌と一緒に一緒にその頃を思い出すからなんだよね」
・いさおさん「手術する前はステージに立つ事も皆さんにお会いする事も無くなってしまうのかと思いましたけど、
こうして無事に戻ってこれました。『ターミネーター』じゃないけど『I'll be back』ですね」
観客拍手。
いさおさん「まあ、玄田哲章みたいないい声じゃないけどねンフフ」
・いさおさん「なんで『ガッチャマン』が復活したのかっていうと、消えたはずの『ヤマト』が復活したからですね。
アニメブーム真っ只中でしたから『ヤマト』が復活したなら『ガッチャマン』もってなったんですよ。
『巨人の星』もそうでしたね。コンドルのジョーも帰ってきてファンの中には賛否両論だったそうですね」
・水木さん「オレも94年にガッチャマン歌ってるんだよねー。忘れがちですけど。
今日は子門さんがいないので歌えればよかったんですけどね。」
・チャーリーさん「『ルパン』のエンディングは神戸の自分がやってる店でもよく歌うんですよ。
オープニングは歌詞ほとんど無いでしょ? ……飽きてくる言うたら申し訳ないんやけど……」
観客笑。
チャーリーさん「今日みたいにバンドの皆さんがいてくれると雰囲気が違ってきてええんやけどね」
・水木さん「『WELCOME SUPER GOLFWORLD』は『プロゴルファー猿』劇場版の主題歌ですね」
堀江さん「若葉ちゃん、若葉ちゃんよ。久しぶりの若葉ちゃんよ~」
水木さん「…………?」
アニメ「プロゴルファー猿」で堀江さんが演じられた若葉を演じられるも、よくわかっていないご様子の水木さん。
堀江さん「なんでもないです」
水木さん「あのね、オレどうも昨日から誰が何を言ってるかさっぱりわかんなくなっちゃってぇ」
観客笑。
・水木さん「もうダブルいさおさんと一緒に楽屋にいる時がホントに楽しくてぇー。ルンルンでしたよ」
・アンコールで登場された山本さんのTシャツが堀江さんが主題歌歌われているアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」。
堀江さん「ほんとだー!」
水木さん「どうしてボルテスVを着てきたの?」
山本さん「中野で安く売ってたの」
観客笑。
ショッカーさん「たぶん中野のそのお店、僕も贔屓にしてます」
山本さん「ブロードウェイの二階のね」
・チャーリーさん「AJF出させてもらって10年以上になるんですね。みなさん飽きもせずよう来てくれはるわ」
観客笑。
チャーリーさん「私、実は実写も歌ってまして。知らないと思うんですけど、『電撃!! ストラダ5』って知ってます?」
観客拍手。
チャーリーさん「結構ご存知なんですね。じゃあ今度来た時に歌いましょ」
観客「おぉぉおおおおおおおぉおおおおおお!!」
・NHK-FM「アニソン・アカデミー」でいさおさんと水木さんでデュエットされた校歌「アニソンアカデミー校歌」が
この年の10月にCDとして発売される事が決定されたお話。
ショッカーさん「これまでお二人だけで一緒に歌われた事って実は無かったんですってね」
水木さん「『ドカベン(※)』とかで大勢と一緒に歌った事はあるんだけどね。いさおさんがオレとはNGだって」
いさおさん「そんな事、言ってないよ!」
観客笑。
いさおさん「ホントは今日歌おうかって話があったんだけどね、その時丁度入院だなんだで新曲どころじゃ無かったんだよ」
※アニメ「ドカベン」三代目オープニング「青春フィーバー(コンバット・マーチ)」
お二人はコロムビア・オールスタ―ズとして、堀江さん、大杉久美子さん、かおりくみこさん、こおろぎ'73の皆さんと歌われています。
・水木さん「尾藤さん、今のお気持ちを一言」
尾藤さん「いやぁ、感無料、ビンは10円……」
観客笑。