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ウルトラマン魂2017"夏の陣"
17.8.11 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎  Project DMM(大門一也 松原剛志 KATSUMI) ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)

   石原慎一 山野さと子 濱田龍臣

 

司会/ボイジャー(TAKERU 瀬下千晶)

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Super Rescue BAND(G&Ag.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)


 

覆し目覚めた新しい魂。

 

1998年から開催されているアニメソングライブフェスの殿堂「ANIME JAPAN FES」。通称AJF。 
毎年8月の中旬に「"夏の陣"」として開催されおり、アニメソング、特撮ソング、ゲームソング、イメージソングといった 
広い意味でのいわゆる"アニメソング"をライブ形式で楽しむ事が出来る老舗のライブフェスです。 

今回は「ANIME JAPAN FES2017"夏の陣"」として東京、大阪での開催されました。

 

東京公演では毎年それぞれコンセプトの違ったライブが開催されています。 
今回、一日目に開催されたのは特撮「ウルトラマン」の楽曲のみで構成されるライブ「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」です。

 

「ウルトラマン」といえば円谷プロダクションが制作する放送開始から50年を越えた今も続く特撮作品の金字塔です。 
光の巨人と人間達が、怪獣や宇宙人を相手に繰り広げられるドラマは、現在までに数多くのシリーズが作られ、 
老若男女多くのファン増やし続けており、親子三代でファンという人も少なくありません。

 

これまで「ANIME JAPAN FES」では、過去に二年だけ開催された「SUPER LIVE GYM」というロック寄りのアニソンライブシリーズで 
2001年に田中昌之さん、ANIMETAL、Project DMMの皆さんが参加され、ウルトラマンの楽曲+αで構成されていたという 
「AJF2001 SUPER LIVE GYM 2001"ウルトラマン・トリビュート・ライブ"」が開催されたきりでした。 
「スーパーヒーロー魂」「スーパーアニソン魂」などでもライブ中の1コーナーとして「ウルトラマン」関係の楽曲が特集される事がある程度で、 
今回は「魂」を冠した所謂「魂ライブ」として初の開催であり、曲目が全てウルトラマンの楽曲というのはAJFでは初の開催、 
更に円谷プロダクションも企画に協力する公認ライブとして開催されました。

 

多くのアニメ、特撮作品の歌を歌われている水木一郎さんを筆頭に、「ウルトラマン」を制作している円谷プロダクション作品の楽曲を 
専属で歌うユニットであるProject DMMとボイジャーの皆さん、アニメの「ウルトラマン」を歌われている石原慎一さんと山野さと子さん、 
さらに2017年の最新作「ウルトラマンジード」に主人公のウルトラマンジード/朝倉リク役で出演し、主題歌も歌われている濱田龍臣さんと 
特撮、アニメそれぞれの「ウルトラマン」の楽曲を歌われた歌手の方だけがこれだけ集まる機会はとても珍しく、

とても楽しみにしていました。

 

会場は東京のお台場にあるライブハウスZepp Tokyo。 
ロビーにはダイナミック企画株式会社や中川翔子さんからの祝花が飾られていました。 
ステージの背面には銀色の幕が一面に張られ、その手前に今回のAJFのロゴマークがあしらわれた旗が掲げられていました。

 

 

開場時間になると客席が暗くなり、それと反比例に流れていたBGMが大きくなっていきバンドの皆さんがご登場。 
それぞれが楽器のブースに付かれ、準備が整いいよいよ「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」開演です。

 

00:メインタイトル (M1T2)~テーマ (M2)/Super Rescue BAND 

 

特撮「ウルトラQ」よりオープニングをバンドの皆さんの生演奏で。メインタイトルの音が聞こえると観客から感嘆の声が上がりました。 
ライブ開始時のSEをバンドの皆さんが生演奏というのも新鮮。

照明も「ウルトラQ」のミステリアスなマーブリングを再現されたのも印象的で、 ロックアレンジのメインテーマを聞きながら

これから三時間、観客の目は観客の体を離れ、 不思議な時間の中に入って行くのです。

 

01:オーブの祈り/水木一郎 with ボイジャー 
02:ウルトラマンX/ボイジャー feat. Project DMM 
03:Spirit/Project DMM

 

一曲目は水木さんと、揃いの衣装に「AJF2017"夏の陣"」Tシャツ姿ボイジャーのお二人が登場され、

特撮「ウルトラマンオーブ」よりオープニング。 ハードな曲調の中にシリアスなボイジャーのお二人と、

水木さんの重みの効いた歌声とが合わさって、ライブ冒頭から大盛り上がりでした。 
水木さんが見送られるとProject DMMの皆さんが合流され、特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンX」より、

力強さを感じるオープニング。 大いに盛り上がる中、間奏ではTAKERUさんの扇動でエックスのザナディウム光線よろしく

「X」ポーズを観客も一緒にユナイトする一幕も。 ボイジャーのお二人が退場され、Project DMMのお三方だけになり、

続いては特撮「ウルトラマンコスモス」のオープニング。 KATSUMIさんを中心とした優しく強い歌いぶりはもちろん、

揃いのフォーメーションやダンスを交え颯爽としたステージは見ごたえ抜群でした。

 

04:ウルトラマンコスモス~君にできるなにか/Project DMM 
-MC- 
05:心の絆/Project DMM 
-MC-

 

観客の熱気も冷めないまま、続いては特撮「ウルトラマンコスモス」より初代エンディングと二代目エンディング。 
「君にできるなにか」はDMMの皆さんが優しく語り掛けるように歌われ、サビの部分では観客も一緒になって大合唱していました。 
曲紹介を挟んで歌われた「心の絆」では、DMMの皆さんの弾けるような元気さと頼もしさを感じる歌声とスマートなお姿が魅力的でした。

 

・ここでDMMの皆さんがそれぞれ自己紹介。 
・大門さん「今日はオレが楽しむぞ! 命尽きるまで歌うぞ!」 
・さらに水木さんとボイジャーのお二人を呼び込み六人でトーク。 
・水木さん「1997年に『ROBONATION LIVE』を始めて20年、次の年の1998年からこのAJFがはじまり、来年で20年目になります。 
     20年目を目前に初のウルトラマン縛りのライブが開催されたという事で、AJFにまた新しい夜明けが来たという思いがします」 
・今回の司会はボイジャーのお二人が担当。 
・水木さん「ライブの成功は彼らにかかっているといっても過言ではありませんよね皆さん」 
 観客拍手。 
 TAKERUさん「水木さん、そういうハードルの上げ方は良くないです」 
 千晶さん「なんか心拍数があがってきた」 
 観客笑。 
・ここで水木さんが退場され、DMMの皆さんとボイジャーのお三方だけに。 
・TAKERUさん「お兄ちゃん、コワい~。水木さんコワい~」 
 松原さん「僕らは黙って見守ってるからね」 
 観客笑。

 

06:Unite~君とつながるために~/ボイジャー feat. Project DMM 
-MC-

 

特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンX」オープニングおよび映画「劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」の主題歌。 
お二組が入り混じってアイコンタクトをしたり、肩を組みあったりと仲良く歌われており、チームワークの強さを目の当たりに出来ました。

DMMの皆さんが拍手で見送られ、ボイジャーのお二人だけに。

 

TAKERUさん「さあ続いては地底世界にいるあのヒーロー、ビクトリーに向かって皆さんの声を届けましょう!!」

 

07:ウルトラマンビクトリーの歌/ボイジャー 
08:キラメク未来~夢の銀河へ~/ボイジャー 
-MC-

 

続いてはハードな曲調特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガS」より「ウルトラマンビクトリーの歌」。 
緊迫感が心地よい曲調とお二人の力強い歌いぶりを堪能した後は、同じく「ウルトラマンギンガS」より「キラメク未来~夢の銀河へ~」。 
曲もお二人の歌いぶりも激しい序盤から、盛り上がるにつれてしなやかに変わる本曲は、ライブで体感すると一層臨場感があります。 
間奏の部分ではお二人が客席を半分に分けて手拍子合戦をするライブならではの場面も。

 

TAKERUさん「そういえばなんかわけわかんなくなっちゃって自己紹介するのを忘れてたね」 
千晶さん「ホントにね。もうアタシ、心ここにあらずだけど、今スッゴク楽しい!」 
観客拍手。 
千晶さん「ちょっと待って、お互い息切れしすぎじゃない?」 
観客笑。 
TAKERUさん「皆さんが全力でノってくれてるんだもん」 
千晶さん「そうだよね。こっちが、がーぁーっってなってもそれ以上に皆さんがぐぉーって返ってくるから」 
TAKERUさん「彼女、こうやって擬音が多くなると疲れてきた証拠です。ちょっと痩せた?」 
千晶さん「この数分で? ……ある。それある!」 
観客笑。 

改めて、お二人がお一人ずつ自己紹介され、観客から拍手が贈られました。 
TAKERUさん「さっきDMMの皆さんが歌われているのを舞台袖で見ていたんですけど、皆さん物凄い声援で、 
      こんなにもウルトラマンが大好きな人たちがいっぱいいてくれているんだと、涙が出そうになりました」 
千晶さん「もう涙出てるけどね、おデコとか頭から」 
TAKERUさん「それ汗ね」 
観客笑。 
千晶さん「汗ね。心の汗!」 
TAKERUさん「それホントに泣いた時に言うヤツね。汗には使わないヤツね」 
千晶さん「あそうだ、逆だ。そうだね。覚えます」 
観客笑。

TAKERUさん「こんなボイジャーですけど、DMMの皆さんから平成ウルトラマンソングの光の力を受け継ぎまして、 
      近年ではエンディングを作詞させてもらうようになりました」 
千晶さん「次に歌う曲は今から二作前のウルトラマンXのエンディングです」 
TAKERUさん「次に歌うのは一作前のエンディングだよね?」 
観客笑。 
千晶さん「あ、……時差?」 
TAKERUさん「時差じゃないよ!」 
観客笑。 
TAKERUさん「こうやってさ歌う曲がバレちゃうんだよぉ? ねーライブの醍醐味わかってるぅ?」 
観客笑。

 

09:Shine your ORB/ボイジャー 
-MC-

 

特撮「ウルトラマンオーブ」よりガイさんやSSPからジャグラーへの思いを、お二人が作詞を担当されたエンディング。 
前向きな歌詞をお二人が柔らかくも芯の強さを感じる歌いぶりで歌われ、穏やかな心地で、曲の世界に浸ることが出来ました。

 

TAKERUさん「凄くありがたい事なんですけど、このステージに毎回立ってたら、僕達ダメになる!!」 
観客笑。 
千晶さん「わかる! 皆さん凄く盛り上がってくれるし、笑ってくれるし。自分達が出来る人だって思っちゃう!」 
TAKERUさん「勘違いしちゃう。僕達が人気があるし、面白い人だって思っちゃう」 
観客笑。 
TAKERUさん「でもね。僕達は勘違いでいいんです。今日はここからも盛り上げてくれますか!?」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおお!」 
千晶さん「むしろずっと勘違いさせてくれますか!?」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」 
TAKERUさん「僕達は勘違いですけど、先輩方の人気は本物だから」 
千晶さん「あ、そうだね」 
観客笑。

 

10:ゾフィーのバラード/水木一郎 
-MC-

 

ボイジャーのお二人が退場され、ギターのナベさんがゆっくりとアコースティックギターを爪弾く中、水木さんがご登場。 
特撮「ウルトラマンA」当時に曲が作られ、20年後に歌になったというウルトラマンゾフィーのテーマを

独特の包容感でしっとりと歌われました。

 

水木さん「昨年、ウルトラマンが放送50年を迎え、それまで映画の歌くらいしかウルトラマンに関わる事ができなかったのに 
    『オーブの祈り』で初めてテレビのウルトラマンの主題歌をボイジャーの二人と一緒に歌わせてもらい、 
     今日のようなライブへとつながりました。ありがとうございます」 
観客拍手。

 

11:ウルトラ・愛の鐘 (1.5C)/水木一郎 
-MC- 
12:ウルトラマン物語 (1C)/水木一郎 
-MC-

 

続いて水木さんが歌われたのは映画「ウルトラマン-怪獣大決戦-」より「ウルトラ・愛の鐘」と「ウルトラ物語」を連続で。 
「愛の鐘」は冒頭のカインズとアップルの皆さんによる鐘の音のスキャットがとても幻想的で、水木さんの凛々しい歌いぶりも素敵。 
間奏ではキーボードの松原さんへ向けてスペシウム光線を放つアクションをされる場面もありながら「物語」へ。 
「物語」では悠々とした曲調と水木さんの暖かな声とが合わさって、会場がなんとも穏やかな雰囲気に包まれました。

 

水木さん「この曲をレコーディングした当時は赤いマフラーもしてませんでしたし、ゼェェェッ!! なんて言ってませんでしたね」 
観客笑。 
水木さん「なんと爽やかな水木一郎でしょうね。暑苦しく夏にはふさわしくない男なんて言われるので、たまには爽やかなのもいいですね」

 

13:ウルトラマン物語~星の伝説~/水木一郎 
-MC-

 

ダイナミックで勇壮な曲調と水木さんの雄々しい歌いぶりがたまらない映画「ウルトラマン物語」のエンディング。 
ウルトラマンの頼もしさを象徴するような本曲。個人的に大好きな曲なので初開催の「ウルトラマン魂」で歌われとても嬉しかったです。

 

水木さんを見送りながら、青を基調とした衣装に着替えられたボイジャーのお二人がご登場。 
TAKERUさん「さあ続いては、普段のウルトラマンのイベントには出演されていない方のご登場です。山野さと子さんです!!」 
拍手の中、山野さんがご登場。 
山野さん「どうも! よろしくおねがいしまーす!」 
TAKERUさん「山野さんにウルトラマンのお話をお伺いする前に、一言よろしいでしょうか。 
      僕達ボイジャー、山野さんが歌われた『ドラえもん』で育っています!!」 
山野さんに向かって一礼されるボイジャーのお二人。 
山野さん「あらー嬉しいー。大きくなってー」 
TAKERUさん「初めて共演させていただくのでとっても嬉しいです!」 
山野さん「わたしもー。実はね、わたしAJFも初めてで、ウルトラマンのイベントも出させてもらうの初めてなんですよー。 
     ウルトラマンでもアニメの作品なので、いいのかしらぁ? って思っていたのでホントに嬉しかったんですよ!」

 

14:コスモス アドベンチャー/山野さと子 
-MC-

 

ボイジャーのお二人を見送り、山野さんが歌われたのはアニメ「ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年」よりオープニング。 
当時より更に磨き抜かれた山野さんの弾ける歌いぶりが素敵。

観客の「Oh! yeah!」等の合いの手が予想以上に大きく、人気ぶりを体感しました。

 

山野さん「わたしも、歌い続けて……35年っ (ブルゾンちえみさんのネタ調に) になるんですけど、

     初めてAJFに出させてもらってとても嬉しいです」 
観客拍手。 
山野さん「続いては『ウルトラマンキッズ』の主人公のマーがパパとママを探して旅をする中で、ちょっと寂しい気持ちを歌った曲です」

 

15:Twinkle Twinkle Wink~お願い Shooting star~/山野さと子 
-MC-

 

続いてもアニメ「ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年」より、ミディアムテンポが心地良いエンディング。 
ミラーボールが回る中、切なくも前向きな意思の強さを感じる歌詞を山野さんがしなやかに歌われ、会場内が優しい雰囲気に包まれました。

 

山野さんにボイジャーのお二人が合流され、お三方でトーク。

千晶さん「ありがとうございましたー。かわいいー。舞台袖でずっと揺れながら聞いてました」 
TAKERUさん「いやーなんか清涼飲料水の様な爽やかさでしたけど、いかがでしたか?」 
山野さん「皆さん凄く盛り上げてくれて気持ちよかったし、仲間に入れてもらったんだなあって嬉しかったです」 
観客拍手。 
TAKERUさん「更にもう一方、レアなウルトラファミリーが来てくださってるんです。あの足の長い! 背の高い!」 
千晶さん「顔が小さい! 眼がぱっちり!」 
TAKERUさん「石原慎一さんです!」 
拍手の中、星条旗のインナーに真っ赤なジャケット姿の石原さんがご登場。 
石原さん「出にくいよ!」 
観客笑。

 

TAKERUさん「お二人は一緒のステージで共演されたことはあるんですか?」 
石原さん「お互いキャリアが短くはない方なので、よくレコーディングスタジオですれ違ってたよね」 
山野さん「そうですね。『あ、石原さん、お疲れ様ですー今レコーディング終わりましたー』」 
石原さん「『あ、そうですか―お疲れ様ですーまたー!』なんてしょっちゅうでしたね。 
     それが昨年ライブでご一緒させていただいてから、僕が企画した作品にも出て頂きましたしね」 
山野さん「コンビ名も決めましたから」 
石原さん「そうなんですProject DMMに対抗して、"Project YIS"っていうね。お互いの名前のYとI、共通するSで」

 

16:時の中を走りぬけて/石原慎一 
-MC-

 

山野さん、ボイジャーのお二人を見送り、石原さんが歌われたのは映画「ウルトラマンUSA」よりエンディング。 
シリアスな歌詞と曲調、石原さんのスマートなステージング、颯爽としつつも哀愁を感じる歌いぶりは格好良いの一言に尽きます。

 

石原さん「この作品はウルトラマンの中でも変わった映画で、海外に進出するきっかけにもなった作品ですね。 
     制作発表の時も国際的で、海外のバイヤーが多くて、その中でウルトラ兄弟に囲まれながら歌ったのを思い出します。 
     この楽曲は作詞が阿久悠先生、作曲が都倉俊一先生、僕の世代としてはゴールデンコンビなんですよね。 
     凄くシンプルな曲なんですけど、未だに大好きな曲なんですよね。めぐり合う事が出来て本当によかったです」

 

17:スカイ・ハイ・ヒーロー/石原慎一

 

ミラーボールが幻想的な空間を作り出す中、続いても映画「ウルトラマンUSA」より「スカイ・ハイ・ヒーロー」。 
軽快でノリのいい曲調で、石原さんの独特のハードボイルドな歌声が特徴的。久しぶりに聞く事が出来て嬉しうございました。

 

18:GO AHEAD~すすめ! ウルトラマンゼロ~/水木一郎 with ボイジャー 
-MC-

 

続いては水木さんがボイジャーのお二人を従えて登場され、特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」オープニング。 
シリアスな魅力の曲調と三者三様の熱の籠った歌いぶりで歌われ、観客もサビでは一緒になって大合唱していました。

 

・「GO AHEAD」は親指、人差し指、小指を出すゼロポーズ。 
・水木さん「TAKERU君、千晶ちゃんの様子を楽屋のモニターで見てたんだけどね、二人のやりとりが何かの番組を見てるみたいでさ。 
     上手いんだよね。TAKERU君のインタビューの仕方とか上手だもん」 
 千晶さん「TAKERUはそういう所が上手なんですよ」 
 水木さん「やっぱりさ、AJFといえばショッカーO野が司会じゃない? ショッカーはショッカーでいい味を出すんだよ」 
 TAKERUさん「ショッカーさんは司会はもちろん、盛り上げるのも素晴らしいですよね」 
 水木さん「やっぱりお客さんはショッカーが司会だと安心する人が多いもんね。でもTAKERUはTAKERUで良いんだよ。 
     特に女性のお客さんにとってはこう母性をくすぐられるね。千晶ちゃんは千晶ちゃんでさっぱりしてるからまた良いんだよね」 
 TAKERUさん「ありがとうございます。ちなみに今日の出来栄えはお肉何グラム分ですか?」 
 観客笑。 
 水木さん「ンナッハッハッハッ。まぁた肉かい!? じゃあ今度は300グラムご馳走しましょう。千晶ちゃんにはビールもつけましょう!」 
 千晶さん「後半がんばれます!!」 
 観客笑。 
  
・水木さんが拍手で見送られ、ボイジャーのお二人だけに。 
 TAKERUさん「さて、ここから後半ですが、続いてはお待ちかねのあの方のご登場です!」 
 観客「ぉぉおぉおおおおおおお」 
 TAKERUさん「今が旬の、ウルトラマンジードに登場するあの方です!!」 
 観客「ぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおお」 
 TAKERUさん「ご紹介しましょう、この方です!!」 

 「ジーっとしてても、ドーにもならねえ!!」 


 キメ台詞も軽やかに舞台袖から当時放送中の特撮「ウルトラマンジード」より 
 ウルトラマンジード/朝倉リク役の濱田龍臣さんが駆け足でご登場。

・TAKERUさん「改めまして濱田龍臣くんでーす!!」 
 当日の龍臣さんは朝倉リクの衣装に変身アイテム・ジードライザーを片手に、かなり緊張されているご様子。 
 千晶さん「うわー本物だー。リク君だーあ。いつも『ジード』をテレビで見てるからなんか不思議な感じ」 
 TAKERUさん「わかる。一緒にレコーディングしたのはテレビのオンエア前だったんですよ。 
      オンエアが始まってみると単純にファンになってるから、リクだ! ホンモノだ! って思うもんね」 
 千晶さん「そうそう。初めて会った時とはまた違った感動だよね」 
 TAKERUさん「どうですか、ライブに出演するという気持ちは?」 
 龍臣さん「ハイ。歌に関わるのも初めてでしたし、ライブに出るというのも初めてなので、緊張ちゃって……脚がガクガクですもん」 
 TAKERUさん「じゃあ緊張をほぐす為にも、歌ってからお話しましょうね。じゃあ、タイトルコールをお願いします」 
 龍臣さん「では聞いてください。『ジードの証』!!」

 

19:GEEDの証/朝倉リク (濱田龍臣) with ボイジャー 
-MC-

 

ライブでお三方が揃って歌われるのは今回が初めてだという特撮「ウルトラマンジード」よりオープニング。 
龍臣さんは緊張された面持ちながら、ボイジャーのお二人と共にフレッシュな歌声を披露され、 
間奏ではフュージョンライズ時の一連のセリフやポーズ、更にジードの名乗りも披露され、観客も大いに盛り上がっていました。

 

・TAKERUさん「全然緊張してないじゃないのぉ~」 
 千晶さん「ほんとだよ~」 
 龍臣さん「いやいや……緊張しましたよー」 
 TAKERUさん「ちなみに『ウルトラマンジード』は今度5話が放送されますけど、今後の展開はどうなっていんですか?」 
 龍臣さん「そうですねぇ。あんな事やこんな事があったりするんですよ」 
 千晶さん「ちなみにちょっとだけ教えてくれない?」 
 龍臣さん「ん~やっぱり本編をお楽しみにっ」 
 TAKERUさん「ぇぇ~。いじわるぅだなぁ。じゃあせっかくなんで最後に一言お願いします。」 
 龍臣さん「ハイ。今日は凄く緊張していたんですけど、皆さんのおかげで凄く楽しかったです。 
     『ウルトラマンジード』は毎週土曜日朝9時からテレビ東京系列で絶賛放送中です! 是非見てください!!」 
 観客拍手。 
 TAKERUさん「ありがとうございました。今日はいつものイベントと違っておおきいおともだちが多くて様子が違うと思うけど、 
      皆さんで『バイバイ』、野太い声の『バイバイ』でリク君をお見送りしましょうか!」 
 観客拍手。 
 TAKERUさん「リク君はパトロールが忙しいからね。じゃあみんなは、おおきなこえでばいばーいっていうんだよぉ~。わかったかなぁー?」 
 観客「はあああああああい!」 
 千晶さん「よいこばっかりだー!」 
 TAKERUさん「じゃあいくよー! せーのっ!」 
 観客「バイバアアアアアアアイ」  
 龍臣さん「バイバイ! ありがとうございました!」

 

20:キボウノカケラ/ボイジャー 
21:High Hope/Project DMM 
-MC-

 

龍臣さんを見送り、ボイジャーのお二人が歌われたのは、同じく特撮「ウルトラマンジード」よりエンディング。 
お二人のポジティブな歌声はエンディングらしい余韻をじっくり噛みしめる事が出来る、素敵な友情賛歌でした。 
拍手の中、ボイジャーのお二人が退場され、入れ替わりにDMMの皆さんが登場され、 
歌われたのは映画「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスTHE FINAL BATTLE」よりエンディング。 
希望と切なさが入り混じる歌詞ととても穏やかな楽曲で、お三方それぞれが優しく語り掛けるように歌われていました。 
とても大好きな曲なのですが、まさか今回聞く事が出来るとは思わなかっただけにとても嬉しい不意打ちでした。

 

松原さん「ウルトラマンの歌はとてもパワーを持っていて、カッコイイとか勇ましいとか魅力があるのですが、 
     特撮の歌の中でも優しい歌が多いと思います。歌詞の世界感がウルトラマンのヒーロー像と重なっていて 
     僕達に勇気をくれる、そして僕達は歌を歌う中でも勇気づけてもらっています」

 

22:ウルトラマンマックス/Project DMM 
-MC- 
23:ウルトラの奇跡/Project DMM 
-MC-

 

続いてはがらりと雰囲気が変わり、特撮「ウルトラマンマックス」よりパワフルなオープニング。 
パンチの効いたサビ部分ではお三方に合わせて観客も一緒になって拳を突き上げて「マックス」を連呼していました。 
同じく特撮「ウルトラマンマックス」の挿入歌であり、イベントで頻繁に歌われている人気曲「ウルトラの奇跡」。 
松原さんの言葉にあるように、カッコよさの中に優しさを感じるウルトラマンの魅力を凝縮したような素敵な一曲。 
サビ部分で手を左右に振る仕草と大合唱で、ライブならではの一体感はなかなかにたまらないものがありました。

 

ここで松原さんに呼びこまれ、「ウルトラの奇跡」のサビを口ずさみながら水木さんがご登場。 
・師弟関係の水木さんと松原さん。衣装の色合いが若干似ている。お互い嬉しそう。 
・水木さん「カインズやアップルは松原の先輩ですからね」 
 松原さん「はい。アップっパイさんは僕が弟子入りする前から結成されていましたし……」 
 水木さん「今、先輩の名前を噛んだろ?」 
 観客笑。 
・アップルパイとザ☆カインズの命名話。

・DMMの皆さんを見送られて水木さんお一人に。 
・水木さん「龍臣君は『ゼロ』の時(※)に見てたけど、あんなに大きくなってね。彼もボイジャーと同じく好青年でさあ。 
     みんな歌がうまいのはもちろんだけど、性格でファンになる人達も多いんじゃないかな。良い子ですよ」 
 ※龍臣さんは朝倉リクより以前に映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」において 
  "鋼鉄の武人"ジャンボットと共に戦う少年ナオ役でご出演。その模様は「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」でも放送されました。 
・水木さん「やっぱりフレッシュな人達ばっかりだといいね。その点、明日明後日はなぁ……」 
 観客笑。 
 水木さん「ナベちゃん、新鮮な人いる?」 
 ナベさん「幡野智弘君すかね」 
 水木さん「そうだそうだ。でも明後日なんかさ、オレより先輩が二人もいるんだよ。オレ、やっと若手だよ」 
 観客笑。

 

24:アンドロメロス (1.5) 
~帰って来いよアンドロメロス (1.5)/水木一郎 
-MC
-

 

ウルトラマンシリーズの流れを組む特撮「アンドロメロス」よりオープニングとエンディングをメドレーで。 
「アンドロメロス」では最初から観客も一緒に大合唱となり、軽快ではつらつな曲調も相まって楽しい一幕になり、 
「帰って来いよ」では一転して水木さんの哀愁漂う情感たっぷりな歌いぶりにじっくりと聞き入っていました。

 

・水木さん「『帰って来いよアンドロメロス』良い曲ですよね。『帰って来いよ』。次は"帰ってきた"曲なんですね」 
 観客「おおぉおおおお」 
 水木さん「この曲は凄い人気があるんですね。ホントは主題歌になる予定だったんですよ。 
     オレはだいぶ経ってからレコーディングしたんで、実はこれオレはカバーだと思ってたんです。それでググったんですよ。 
     オリジナルの方はどうやって歌ってるんだろうって。そしたらオレがオリジナルだったんですって」 
 観客笑。

 

25:帰ってきたぞウルトラマン!/水木一郎 
26:ウルトラマンギンガの歌/ボイジャー 
-MC-

 

特撮「帰ってきたウルトラマン」より使われなかった主題歌。

曲は放送当時の1971年に作られ、1992年に水木さんがレコーディングされたそうです。 
まさかこの曲をライブで聞ける日が来るとは思いませんでした。マーチ調の楽曲をダイナミックに歌われている水木さんが印象的でした。 
水木さんと入れ替わりにボイジャーのお二人が登場され、特撮「新ウルトラマン列伝/ウルトラマンギンガ」より「ウルトラマンギンガの歌」。 
疾走感あふれるギターやお二人とカインズ、アップルの皆さんのコーラスが宇宙の広がりを感じさせる重厚なハーモニーがたまりません。 
お二人の振り付けも印象的なサビの部分は、観客も合わさり一層厚みのある合唱になる中で、

ラスト周辺の千晶さんのソロパートは圧巻でした。

 

27:ウルトラマンメビウス/Project DMM with ボイジャー 
28:ウルトラ六兄弟/水木一郎 Project DMM ボイジャー 
-MC-

 

余韻をそのままにDMMの皆さんも合流され、

特撮「ウルトラマンメビウス」よりオープニングを、同曲をカバーされているボイジャーのお二人と共に。 
全編を通して観客も一緒に大合唱状態になっており、作品と楽曲の人気を改めて目の当たりにしました。 
一番ではDMMの皆さん版、二番はボイジャーの皆さん版の振付とコーラスをされていたのは、なんともいえない素晴らしさでした。 
さらに水木さんも合流され、特撮「ウルトラマンタロウ」より「ウルトラ六兄弟」を六兄弟さながらの総勢六名で。 
六兄弟をはじめウルトラマン全員に通じる歌詞は、シンプルだからこそ伝わってくるものがあり、

観客も巻き込んでの大合唱はグッときました。

 

・TAKERUさん「ホントだー。ちょうど六兄弟と同じ六人だー」 
 千晶さん「うれしー」 
 水木さん「でも今日は六人だけじゃ無かったよね」 
 TAKERUさん「そうなんです。今日のライブを盛り上げてくれたのは六人ではなく、九人です!」 
 水木さん「えっ! 九!? キュウ!?」 
 松原さんを指さす水木さん。 
 松原さん「いやいやいや。それは明日ですから」 
 観客笑。 
 TAKERUさん「今日はウルトラマン魂ですから」 
 松原さん「キュウは明日です」 
 水木さん「そうなの? アレいい歌だよねー」 
・ここで石原さん、山野さん、龍臣さんが拍手で向い入れられました。 
・水木さん「いやー龍臣君大きくなったねぇ。さっきも言ったけど『ゼロ』見てたから感慨深いですよ。慎ちゃんも大きくなったね」 
 観客笑。 
 石原さん「アニキのおかげでここまで大きくなりました。随分ゴージャスにして頂きました」 
 観客笑。 
・水木さん「さと子ちゃんはデビュー前から知ってるもんね」 
 山野さん「ハイ。お世話になりました」 
 水木さん「オレとか堀江美都子、ミッチでデビュー後も可愛がってたんだよ。デビュー後に贈ったプレゼントも覚えてくれてたんだよ」 
 山野さん「バラの形の綺麗なブローチをいただいたんですよ」 
 石原さん「ほぉーいいですねー。じゃあ今度ブランデーグラス買って下さい」  
 観客笑。 
・龍臣さんが出番前に舞台袖ですごく緊張していた様子を目撃した水木さん。言わないでほしかった龍臣さん。

 

29:ウルトラマン昭和主題歌メドレー 
ウルトラセブンの歌 (1C)/水木一郎 Project DMM ボイジャー 石原慎一 山野さと子 濱田龍臣 
~帰ってきたウルトラマン (1C)/Project DMM & 水木一郎 ボイジャー 石原慎一 山野さと子 濱田龍臣 
~ウルトラマンエース (1C)/石原慎一 山野さと子 & 水木一郎 Project DMM ボイジャー 濱田龍臣 
~ウルトラマンタロウ (1C)/水木一郎 & Project DMM ボイジャー 石原慎一 山野さと子 濱田龍臣 
~ウルトラマンレオ (1C)/ボイジャー 濱田龍臣 & 水木一郎 Project DMM 石原慎一 山野さと子 
~ウルトラマンのうた (1C)/水木一郎 Project DMM ボイジャー 石原慎一 山野さと子 濱田龍臣

 

ラストはボイジャーのお二人のナビゲートで進行する昭和のウルトラマンシリーズメドレー。 
まずは本年が放送50周年の特撮「ウルトラセブン」のオープニングからスタート。冒頭の「セブン」の連続は 
水木さん→石原さん&山野さん→DMMの皆さん→ボイジャーのお二人&龍臣さんの順番で勇ましく歌われ、 
続いてはDMMの皆さんがメインになって特撮「帰ってきたウルトラマン」のオープニングを爽やかに歌われると、 
石原さんと山野さんが「本日の北斗と南」と紹介され、特撮「ウルトラマンA」よりオープニングを歌われました。 
続く特撮「ウルトラマンタロウ」オープニングではアップルのお二人のタイトルコールから水木さんがメインに、 
更に特撮「ウルトラマンレオ」のオープニングではボイジャーのお二人と龍臣さんがフレッシュに楽し気に歌われ、 
メドレーのラストは特撮「ウルトラマン」よりオープニングを出演者全員と観客とで大合唱しての大団円となりました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

出演者の皆さん、コーラスの皆さん、バンドの皆さんが順番に退場されると観客からアンコール。 
しばらくアンコールが続くと出演者の皆さんが登場され、バンド、コーラスの皆さんもそれぞれ登場されました。

 

・水木さん「さと子ちゃんと龍臣君以外はみんなAJFに出てるけど、こうやってウルトラマン魂として集まるのは初めてだもんね」 
 TAKERUさん「そうですね。ウルトラマンは元々人気のあるヒーローですけど、近年は更に盛り上がってるんですね。 
       それもやっぱりウルトラマンソングを歌われてきた先輩方や、こうして来てくださる観客の皆さんのおかげですよね。 
       まだまだ若造の我々ボイジャーも一員として同じステージに立たせて頂けている

       ……ちょっと今観客皆さんの顔見たら泣いちゃうかも」 
 横を向いて観客側を手で隠して見ないようにするTAKERUさん。 
 水木さん「皆さん、今、TAKERUは眼が潤んでますよ」 


・ここでボイジャーのお二人の案内で出演者の皆さんから一言ずつ。 
・パトロールから帰ってきたリクこと龍臣さん。リクのTシャツを着ていたり、ジードライザーやフィギュアを持っている観客を見て喜ぶ。 
・TAKERUさん「続きましてYISのSの方、石原さん」 
 石原さん「Sは両方ですよー」 
 観客笑。 
・DMMが2000年の「スーパーヒーロー魂2000"冬の陣"」でAJF初参加してから17年、「ウルトラマン魂」の開催が感慨深い年松原さん。 
・水木さん「AJFの歴史を考えると新しい夜明けに感無量です。ウルトラマンは永遠に続くファミリーですから

     歌も永遠に続いていってほしいです」 
・TAKERUさん「続いては今日の僕等のステージを支えてくださった、スーパーレシュッキュ…ゥ」 
 水木さん「あ、噛んだ!」 
 観客「あぁああああああああああ」 
 石原さん「噛んだついでに、ボイジャーさんはご挨拶しなくていいんですか?」 
 TAKERUさん「いやいやいや、僕らなんかが最後にご挨拶させていただくのは…」 
 水木さん「何言ってんの?」 
 石原さん「今日一番頑張ったんだから」 
 TAKERUさん「じゃあ、僕がこれ以上話しちゃうと泣いちゃうんで、瀬下さんしっかりお願いします」 
 千晶さん「ハイ! しっかり! 初のウルトラマン魂、新しい試みにこんな素晴らしい方々とご一緒させて頂き本当に光栄でした!」 
 観客拍手。 


・改めてボイジャーのお二人がバンドをお一人ずつご紹介。 
・コーラスの皆さんは弟弟子である松原さんがご紹介されていました。 
・龍臣さんの大ファンという事を水木さんにバラされる平山さん。

・TAKERUさん「せっかくアンコールをいただいたのでもう一曲、みなさんで歌いたいのですが」 
 水木さん「オレの独断と偏見でわがままを聞いてくれる? ここにいるみんな大好きなあの曲がいいなあー」 
 千晶さん「みーんなの気持ちを代弁したあの曲ですね?」 
 TAKERUさん「こんなに先輩方がいらっしゃるのに、最後が僕達の曲で良いんですか?」 
 石原さん「いいじゃないですかー」 
 山野さん「いいよねー」 
 水木さん「いいんだよー! なんでー? この業界、縦社会だからさー。オレがイイって言ったらいいんだよー」 
 石原さん「今、ちゃんとハンコ押してもらいましたよ」 
 千晶さん「守られている! 神に守られている!」 
 TAKERUさん「ありがとうございます!」

 

30:みんな大好きなウルトラマン/ボイジャー 水木一郎 Project DMM 石原慎一 山野さと子 濱田龍臣

 

ラストはウルトラマンの一大イベントとして毎年夏に開催されている「ウルトラマンフェスティバル」の20周年記念ソング。 
ウルトラマンへの憧れをとてもピュアな視点で歌われた、とてもキラキラした楽曲で、名残惜しさを感じるあたりラストにぴったり。 
千晶さんを中心に歌われながら、それぞれが順番にソロパートが設けられており、サビは全員で一緒になって歌われていました。 
後半のサビが何度も繰り返される部分にあるTAKERUさんのソロでは力を込めた歌いぶりを見る事が出来ました。 
最後は「シュワーッチ」の掛け声でスペシウム光線のポーズで締められました。

 

・最後は、バンド、コーラスの皆さんもステージ前方に登場され、今回の出演者全員が集合しました。 
・水木さん「最後はTAKERU、真ん中に来る?」 
 TAKERUさん「いえいえいえいえいえ」 
 水木さん「だって今日、主役だったじゃん?」 
 龍臣さん「いってらっしゃい!」 
 TAKERUさん「いってらっしゃいじゃないよ! 主役はあなたじゃない!?」 
 水木さん「じゃあ龍臣君、来なさい」 
 龍臣さん「え!! いきなりそんなブチかましてくるんですね」 
 水木さんの提案で龍臣さんを中心に迎え、締めの音頭をとる事に。 
 水木さん「せっかくだからね。でもバンザーイとかじゃあ芸がないしなぁ」 
 龍臣さん「じゃあ、懐かしい所で"ジャンファイト"とかどうですか? (※)」 
 ※映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」で龍臣さん演じた少年ナオが発した、とあるきっかけになる一声。 
 観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」 
 TAKERUさん「ジャンファイトもいいよねー。でもせっかくなんでリク君の決め台詞ってどうかな?」 
 龍臣さん「あ、やっぱりそうですよね」 
 TAKERUさん「あれはどうかな? 『ジーっとしてても、ドーにもならねえ!!』三唱!」 
 千晶さん「あたらしい!」 
 松原さん「長いけど面白いね」 
 龍臣さん「そうですね。ジーっとしてても、ドーにもならないんでやりましょう!!」 
 出演者全員で手をつなぎ、龍臣さんの掛け声で「ジーっとしてても、ドーにもならねえ!!」三唱が行われました。

 

・TAKERUさんの案内で出演者の皆さんが順番に退場していき、水木さんとボイジャーのお二人だけに。 
・水木さん「見事な司会をしてくれましたボイジャーのお二人にもう一度拍手を!!」 
 観客拍手。 
 水木さん「また、来年もやろうね、泣いてるんじゃないよぉ!」 
 TAKERUさん「はい泣いてます!」 
 水木さん「あ、千晶ちゃんも泣いてる?」 
 千晶さん「……泣いてないです! "心の汗"です!」 
 TAKERUさん「そうその言葉はここで使うヤツ!」 
 観客笑。

 

水木さんとボイジャーのお二人が一緒に退場されていき、 
「ANIME JAPAN FES 2017 "夏の陣"」東京公演初日「ウルトラマン魂2017"夏の陣"」は終演となりました。

 

 

「魂ライブ」初の試みとなったウルトラマンシリーズだけのライブ。昨年2016年に「ウルトラマンフェスティバル2016」で行われた 
「ウルトラマンソングフェスティバル2016」のフォーマットをベースに、更にライブとしての可能性を引きだした印象。 
同じ2016年にAJFに初出演されたボイジャーのお二人が歌に司会進行にと大活躍。

様々なステージに立たれているだけに対応の軽やかさを感じました。 

オープニングSEの生演奏、テレビ作品だけではなく劇場作品やアニメ作品もとりあげた選曲、

ウルトラマンイベントへの理解の深さを感じる選曲、 それでいてウルトラマンのイベントでもAJFでも聞く機会がなかったような楽曲も

披露、さらにライブならではのここだけの競演もあったりと初開催というビギナーズラックを差し引いたとしても

とても素晴らしいライブでした。 

ライブ中、既に出演者の皆さんから第二回を希望する声も多く出ていたので、次回開催も今から期待しております。

 


補足

 

・AJF恒例グッズのパンフレットは今回は無し。残念。

 

・TAKERUさん「大門さん、リハーサルの時からずっとアイコンタクトしてくれているんですよ。KATSUMIさんは一回もしてくれないのに」 
 観客笑。 
 千晶さん「でもアタシはKATSUMIさんと何度も目を合わせてもらってるよ」 
 TAKERUさん「ほんとにぃ? 立ち位置の問題?」

 

・TAKERUさん「やっぱり水木さんが歌われると重厚感が違うね。

       さっき水木さんをご紹介する時に次が『ゾフィーのバラード』だって忘れてて 
       『皆さん盛り上げてくれますかぁあああ!!?』って言っちゃったから、なんかもうお恥ずかしい」 
 観客笑。 
 千晶さん「水木さんに怒られるでしょうか」 
 TAKERUさん「きっと怒られるでしょう。覚悟しておきましょう」 
 観客笑。

 

・山野さん「『ウルトラマンキッズ』大好きで、今日出かける前にDVDで初回と最終回、 
      あと、わたしもドリスという役で声優として出させてもらった22話の『不思議の国のキッズ』っていう回を見てきました。 
      見ながらライブで『ウルトラマンキッズ』の歌が歌えるんだという喜びを噛みしめて来ました」

 

・石原さん「『ウルトラマンUSA』は当時の事務所の社長に手を引かれて日本コロムビアさんのオーディションを受けて合格して 
     はじめて歌ったアニメ、特撮の曲なんですよ。

     先程当時の宣伝担当の方と『ぼちぼち30年になるね』なんてお話したんですけど、 
     何年経っても名曲というのは色あせませんね」 

 

・曲中で山野さんがイヤリングを落としてしまい、ご本人はそのまま退場されましたが、 
 次の曲の時に石原さんが見つけられ、歌いながらさりげなく拾ってポケットにしまわれていて、その仕草がとてもスマートで素敵でした。

 

・「GO AHEAD」のイントロで原曲の「すすめ! ウルトラマンゼロ」の口笛部分を吹かれていた水木さん。 
 以前にご自身が原曲の「すすめ!」がお好きだと話されていただけに嬉しい思いでした。

 

・「オーブ」「ゼロ」と良い曲に恵まれたとしみじみされる水木さん。 
 水木さん「オーブやゼロを見た子供達が大人になるまで歌っていたいね。現役最高齢歌手を目指します」 
 TAKERUさん「水木さんなら500歳くらい、1000歳まで生きられていそうですよね」 
 水木さん「そうね。僕はせんさい(繊細)だからね」 
 千晶さん「いただきました」 
 観客笑。

 

・TAKERUさん「『キボウノカケラ』は皆さんが戦いじゃなくても、

       お仕事や学校で疲れたなあいう時の、明日への行進曲になればと思います」

 

・水木さん「『アンドロメロス』は1999年の8月30日、31日にやった『24時間1000曲ライブ』の31日の明け方に歌ったんですけど、 
     体は結構疲れていたんですけど、体の中の余分な力が全部抜けて凄く新鮮な気持で歌ったのが思い出されます」

 

・「ウルトラ六兄弟」の二番「ウルトラ父の教え子が」で松原さんを見つめながら歌われる水木さん。

 

・水木さん「ウルトラマンのいい所ってウルトラの父から続くファミリーだっていう所だよね。……君のお父さん、いいよぉ~(※)」 
 龍臣さんを指さす水木さん。 
 ※龍臣さん演じるウルトラマンジードは悪のウルトラマンであるウルトラマンべリアルの血を引くとされています。

 

・水木さん「"老いては子に従え"っていうからこれからは若手の言う通りにしようかなと。もうAJF20年も引っ張ってきたし」 
 石原さん「いえいえ、"老いては"ですから。老いてないんでこれからもよろしくお願いします」

 

・TAKERUさん「ありがとうござました! これからもウルトラマンをよろしくおねがいしまーす!!」

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