2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
スーパーロボット魂2017"春の陣" ~20th Anniversary~ 2DAYS 二日目
17.4.30 Zepp Tokyo
出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ
遠藤正明 アンディ小山 たいらいさお angela(atsuko KATSU)
特別出演/ささきいさお
司会/ショッカーO野
コーラス/アップルパイハーフ(平山佳代子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B&Key.村上聖 Dr.板垣正美 Key.松原ひろし)
Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.ケニートー Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki) G.KATSU
熱き血が勇気に。
1997年8月17日。往年のアニメ・特撮の再評価やリメイクが続き、通信カラオケブームの安定化や
アニメソングをメタルアレンジにしたANIMETALが話題になり、アニメソングにも注目が集まる中、
多くのロボットアニメが一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズが80万本のヒット。
さらに新緑音のボーカルアルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」が発表され、こちらも大ヒット。
それを受け、水木一郎さん、影山ヒロノブさん、MIOさん(現MIQさん)、ゲストに堀江美都子さんを迎え、
ロボットアニメやゲームの歌のみで構成されたライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」が開催されました。
現在の様にアニメソングのライブが一般的でなく、歌手の方々のソロライブ以外は
アニメソングライブといえばファミリー向けコンサートが一般的だった当時、
各レコード会社を複数またぎ開催された事も含め、当時他に類を見ず、様々なファンを巻き込んで大反響を得たそうです。
「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」は翌年1998年からライブタイトルを「スーパーロボット魂」、通称SRSとしてシリーズ化。
その後、毎年春と夏に開催されていましたが、2013年以降は東京公演は二日間に渡って開催されています。
歴史を重ねる中で、特撮作品に特化した「スーパーヒーロー魂」、出演歌手が女性だけの「アニソン女子部」、
アニメ・特撮・ゲームなんでもありの「スーパーアニソン魂」などのライブも次々と開催されて行きました。
前途の様にアニメソングをライブ形式で楽しむ事を一般化させた事や、多くの歌手の方々のカムバックや新人の発掘など、
「スーパーロボット魂」をきっかけにした動きはひとつの大きなムーヴメントになりました。
現在の大規模アニメソングライブの開催や、アニメソング歌手を志す人口の増加など、アニメソング業界の活発化のきっかけの一つは
「スーパーロボット魂」からはじまる一連のライブシリーズといっても言い過ぎでは無い様に思います。
そんな「スーパーロボット魂」が「ROBONATION SUPER LIVE'97」から数えて20年目を迎えました。おめでとうございます。
毎年東京公演は4月29日を中心に前後し二日間開催されていますが、今回は二日目の30日のレポートです。
会場はお台場にあるZepp Tokyo。
昨年までは一階はスタンディングでしたが、今回から指定椅子席にかわり、一階の後方のみスタンディングが残るという形式になりました。
ステージ上の中央にはステージ後方から前方にかけて花道が用意され、左右にはバンドのブース。
その後方には客席側から向かって左側にコーラスのブース、右側にブラス隊のブースが設置されていました
ちなみに今回のツアーでは女性コーラスのアップルパイ杉山小絵子さんは体調不良の為、
出演されず、平山佳代子さんお一人でのご出演でした。
ステージの後方壁面中央には今回のライブロゴをあしらった大きな旗が掲げられていました。
-MC-
開演時間になると司会のショッカーO野さんがご登場。
この間、バンドの皆さんがそれぞれの位置につき準備をされる中、本ライブでは定番の観客との掛け合いからスタート。
ショッカーさん「皆さんこんばんわぁあああ」
観客「こんばんわぁあああ」
ショッカーさん「元気ですかぁああああ!!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「魂は燃えているかぁあああああ」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜぇえええええ」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」
1997年「ROBONATION SUPER LIVE」からはじまったムーヴメントが20周年。
ショッカーさん「生まれた子供が成人ですからね。その間もスーパーロボット軍団も変わらずに来てくれてるもんなぁ」
客席にいるスーパーロボット達のコスプレをした方々をねぎらうショッカーさん。
観客もスーパーロボット軍団の方々に拍手を贈っていました。
ショッカーさん「会場には様々な世代の方が集まっていると思います。それぞれ心のスーパーロボット達がいると思います。
今日はそれぞれの思い思いのスーパーロボットのパイロットになって、これからの時間を楽しく戦いましょう!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉおおお」
ショッカーさん「さあ、皆さん、心の準備はいいでしょうかっ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「準備はいいですかぁあああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「準備はいいかぁあああああああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」
ショッカーさん「はぁじまぁりまぁあああす!!」
00:SE -ROBONATION SUPER LIVE'97 summer オープニングSE-
01:鋼の魂/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ
-MC-
20年前のライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97」と同じくけたたましい警報と軋む機械音が鳴り響く中、
ステージ後方中央に水木さん、堀江さん、影山さん、MIQさんが登場されると大歓声。
一曲目はゲーム「スーパーロボットスピリッツ」のCMソングからスタート。
原曲を歌われている水木さんと影山さんを中心に堀江さんとMIQさんが要所要所に参加する形で歌われ、
後半には特殊効果で火薬を使用した爆発が仕掛けられるなど、オープニングから抜群の盛り上がりでした。
水木さん「今回のオープニングに流れたのは20年前の最初のライブで流したものと同じものを流しました」
観客拍手。
影山さん「あの時のライブ名は『ROBONATION』でしたね」
堀江さん「そうそうそうだったね」
水木さん「20年間来てくれた方も今日はじめて来てくれた方も楽しんでもらえるように全力でぶつかっていきます!」
観客拍手。
水木さん「……とはいえ、『お前は誰なんだっ!!!』っていう方もいると思うんですよ」
影山さん「あーびっくりしたー。急に怒られたかと思ったぁ」
MIQさん「そこで大きな声を出すぅ?」
水木さん「いや、オレ達の事を知らない人もいるかと思ってさぁ」
堀江さん「それはないでしょぉ?」
影山さん「特にアニキを知らない人はいないでしょ?」
MIQさん「アタシを知らない人はいると思うけど……」
堀江さん「いやいやいや」
水木さん「みんな知ってますよ。鳥取の人でしょ?」
影山さん「ナハハハ。鳥取の人ってぇ」
MIQさん「生まれは東京なのよぉ」
観客笑。
堀江さん「じゃあ最初だからちゃんと自己紹介しておこうか? ……年の順?」
MIQさん「まぁた~」
結局、年齢順ではなくそれぞれ立候補形式で自己紹介されました。
02:FIRE WARS/JAM Project featuring 影山ヒロノブ
03:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明
04:銀河旋風ブライガー/たいらいさお
ここからはレギュラー出演陣の皆さんによるソロコーナー。
まずは影山さんから、ご自身が率いるJAM Projectでのソロ楽曲OVA「マジンカイザー」よりオープニング。
この曲のフルサイズがリリースに先駆けて初披露されたのもライブ「スーパーロボット魂2001"夏の陣"」でした。
JAM Projectの楽曲の中でも特にストロングロックな本曲、影山さんのパワフルな歌声はライブで体感すると迫力満点です。
続いてはステージ中央から遠藤正明さんが登場され、アニメ「魔装鬼神サイバスター」のオープニング。
ムーヴメント初期から出演され、若手だった遠藤さんも今やアニメソング業界では中堅として多くのフォロワーを生み出しています。
パワフルでなめらかな歌いぶりとアジテートぶりに、観客も遠藤さんと一緒になって歌い、サビでは手を振って盛り上がっていました。
遠藤さんに続いてステージ後方からたいらいさおさんのご登場で前口上も軽やかにアニメ「銀河旋風ブライガー」のオープニング。
たいらさんが初めて出演されたライブ「スーパーロボット魂2000"春の陣"」で触りだけ歌われ、大いに盛り上がった記憶があります。
作品、曲とも人気が高いもあり、たいらさんの渋みのきいた歌いぶりとスマートなパフォーマンスに観客も大興奮でした。
05:不思議CALL ME/MIQ
06:鋼鉄のコクピット/堀江美都子
07:Jeeg Robot L'Uomo D'Acciaio (序盤のみ)
~鋼鉄ジーグのうた/水木一郎
-MC-
たいらさんが退場されるとすぐにMIQさんが登場され、アニメ「星銃士ビスマルク」よりオープニング。
開始当初から出演されているMIQさんですが、本曲の初披露はライブ開始から13年経った「スーパーロボット魂2010"春の陣"」。
今回はその初披露当時の興奮を思い出しながら、MIQさんのせつなくも凛とした歌いぶりに聞き入っていました。
続いては堀江さんが登場され、ゲーム「スーパーロボット大戦α」よりグルンガスト弐式のテーマ。
ムーヴメントと「スーパーロボット大戦」の相乗効果で生まれた本曲は、近年歌われる機会が多くなり有難い限り。
力強く颯爽とした堀江さんの歌声が高揚感をかきたて、ライブでは原曲以上の迫力を感じました。
堀江さんが退場されると松尾洋一さんがギターを静かに爪弾かれる中、水木さんがご登場。
アニメ「鋼鉄ジーグ」にインスパイアされたイタリアの映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のエンディングで流れるという
スローテンポにアレンジされた「鋼鉄ジーグ」オープニングのイタリア語版「Jeeg Robot L'Uomo D'Acciaio」序盤をしっとりと歌われ、
そのままオリジナルの「鋼鉄ジーグ」オープニングへとつながっていくのは心憎いサプライズでございました。
頼もしい水木さんの歌いぶりに、コーラスの皆さんと観客も一緒になってスキャットを大合唱する光景は素敵でした。
ショッカーさんも合流され、水木さんとトーク。
その間、スタッフさんによってステージ向かって右側にマイクスタンドがセッティング。
・スーパーロボット軍団の皆さんをねぎらう水木さんとショッカーさん。
水木さん「ほんとに20年間よく壊れずにねぇ。ちょっと直したりはしたのかな?」
ショッカーさん「アニキ、超合金Zですから。壊れません」
観客笑。
水木さん「あ、そうか!」
ショッカーさん「錆びる事もありません! 汗をかくくらいです」
観客笑。
・ショッカーさん「さっきの『鋼鉄ジーグ』の始まり方はちょっとこれまでにない感じでしたけど」
水木さん「そうなんです。イタリアで『鋼鉄ジーグ』を題材にした『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』という映画があって、
これが大ヒットしているそうで、去年のイタリアのアカデミー賞を沢山受賞されたらしいんですよ。
その映画の最後に今歌ったイタリア語でバラード調の『ジーグ』が流れるんですよ。歌ってるのは現地の人なんですけどね」
ショッカーさん「イタリアで人気なんですかぁ」
水木さん「凄いんだって。嬉しいよね。自分の歌が世界の人が歌ってくれてるって。
今度イタリアに言ったら1番だけでもイタリア語で歌ってみたいね」
ショッカーさん「日本のスーパーロボットが世界中で親しまれて、歌われてるって凄いですよね。
でも、オリジナルはアニキ達です。まさに見ろ! 聞け! 本物だぁああああああああああ!!!」
観客拍手。
・水木さんが拍手で見送られショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「さぁ、ムーヴメントが続く中、いろいろな人が仲間になってくれました。本日の一番若手のご登場です。
続いては先日、日本武道館でのワンマンライブを大成功させたこのお二人! angelaのご登場です!!」
08:DEAD OR ALIVE/angela
-MC-
ステージ後方からatsukoさん、KATSUさんが登場され、アニメ「蒼穹のファフナー EXODUS」二代目オープニング。
攻撃的な曲調の中、白い華やかな衣装で軽やかに歌い回るatsukoさんが印象的。
観客との「Follow me Follow you」の掛け合いも圧巻でした。
曲が終わると、マーチ調のドラムが鳴らされる中、直立されるお二人。
atsukoさん「Zepp Tokyoに集いしスパロボの騎士達よ! 情熱はそこにありますかぁあああ!!?」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおおおおぉおお」
atsukoさん「今宵、諸君らと共に歌いたいっ!!」
観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおお」
atsukoさん「総員、敬礼!!」
09:シドニア/angela
-MC-
atsukoさんの号令でバンドとコーラスの皆さんも観客ともに敬礼しアニメ「シドニアの騎士 KNIGHTS OF SIDONIA」オープニング。
小気味よく鬼気迫る曲調とatsukoさんの独特の高揚感誘う歌声で観客を盛り上げ、二番が終わり演奏が続く中、お二人がそれぞれ自己紹介。
atsukoさん「angelaのボーカルのatsukoです。アツコにおまかせでいきますよー。アツコにー?」
観客「おまかせぇえぇええええええええええ!! (手はピース)」
KATSUさん「やれますかスパロボの騎士達よっ!!」
観客「おぉぉぉおおおおおおぉおおおお」
KATSUさん「宇宙世紀……0079……諸君らの愛してくれたガルマ・ザビは死んだっ。なぁあぜだっ!!」
atsukoさん&観客「坊やだからさぁあああああああああああああ!!」
KATSUさん「立てよっ国民っ。立てよスパロボの騎士達よっ!! ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「あえて言おう! KATSUであるとッ!!」
アニメ「機動戦士ガンダム」第12話「ジオンの脅威」よりジオン公国軍地球方面軍司令ガルマ・ザビ大佐の国葬における
ジオン公国総帥でありガルマの兄であるギレン・ザビによる演説の印象的な場面を用いて会場を一体にされると再び「シドニア」に戻り、
大いに沸いていた観客との全機掌位での「KNIGHTS OF SIDONIA」は涙が出る程の凄い勢いでした。
改めてお二人が自己紹介。
atsukoさん「『スーパーロボット魂』20周年という事で、私が生まれる前から開催されていたんですねー」
KATSUさん「安心してください。皆さんと同じ1970年代生まれです」
観客笑。
atsukoさん「すみませーん。今日、生まれてはじめてウソをつきましたー。あは」
KATSUさん「もう40年近くこのウソを聞いています」
観客笑。
ここでatsukoさんから次の曲を一緒に楽しむための振り付け講座。
atsukoさん「あ、まだタオルは使いませーん。あは」
観客笑。
KATSUさん「僕達そんなにレパートリーがないんでこの曲もロボット数えさせてください。一応活躍するんで」
観客笑。
10:明日へのbrilliant road/angela
-MC-
続いてはご自身達の再メジャーデビュー曲であるアニメ「宇宙のステルヴィア」よりオープニング。
世界観ある独特のatsukoさんの歌声に合わせ、KATSUさんも最後のサビでは観客と一緒に振り付けをして一緒になって楽しんでいました。
angelaのお二人のお二人を見送りながらショッカーさんがご登場。
ショッカーさん「今日はKATっちゃんと楽屋が一緒なんですけど、楽しいヤツですね。
いつもは終わった後に集合写真を撮るんですけど、今回は20周年と言う事でアニキが『20年前いた人写真撮ろうぜ』って
20年前ステージにいた人だけで記念写真を撮ったりしました。後でネットにアップされると思うんでぜひ見てくださいね」
観客拍手。
ショッカーさん「20年やってると仲間がどんどん増えていきます。次の方もその中で仲間になってくださいました。
たいらいさおさんの登場です! その目でしかと見よ!! 『最強ロボダイオージャァアアアアアアアア』」
11:最強ロボダイオージャ/たいらいさお
-MC-
高らかな前奏が奏でられる中、ステージ後方からたいらさんが登場されアニメ「最強ロボダイオージャ」オープニング。
きりりとしたたいらさんの歌声に合わせて随所に合いの手やコーラスが盛り込まれており、ライブならではの一体感がたまりませんでした。
たいらさん「このコーナーは三曲歌わせていただくんですけど、残り二曲はスパロボでは初めて歌います」
観客「おぉぉぉおおおおおぉおお」
たいらさん「今日、ライブが終わって帰る時、みんなが♪ヨカッタネ ヨカッタネ ヨカッタネ~ ヨカッタネ~」
観客「おぉぉぉおおおおおぉおぉおおおおおおおお」
たいらさん「そう思ってくれたら嬉しいです。ちょっと練習して歌ってみましょうか?」
たいらさん&観客「♪ヨカッタネ ヨカッタネ ヨカッタネ~ ヨカッタネ~」
たいらさん「素晴らしいです! それでは。スケさん、カクさん、今日も一日ありがとう! 『ヨカッタネ宇宙』」
12:ヨカッタネ宇宙/たいらいさお
-MC-
続いても「最強ロボダイオージャ」エンディング。のびやかで郷愁を誘うたいらさんならではの歌声には心が穏やかになります。
サビの部分ではたいらさんの優しい扇動で観客と一緒になっての「ヨカッタネ」の大合唱は素敵な一幕でした。
たいらさん「ありがとう。みんなが笑顔で帰れるようにね。次はサプライズ中のサプライズです」
観客「ぉぉおお?」
たいらさん「作品は『宇宙戦士バルディオス』!!」
観客「ぉぉおおぉおおおおお!!!」
たいらさん「僕はオープニングやエンディングには縁がなかったんですけど、挿入歌を歌わせてもらってるんですね。
この曲がとても力強いマーチ調の曲でいつかスパロボで歌いたいと思っていました。『立て! バルディオス』!!!」
13:立て! バルディオス/たいらいさお
-MC-
Z旗hornsの皆さんによる勇壮なブラスがたまらないアニメ「宇宙戦士バルディオス」より挿入歌。待ってました。
ダイナミックな世界観の曲調をシリアスかつしなやかに歌われるたいらさんのお姿は格好良いの一言です。
・たいらさんを見送りながらショッカーさんがご登場。スタッフさんによってアコースティックコーナーの準備が進められます。
・今回のユニット名は「SRLG (SUPER ROBOT LEGEND GAKUDAN)」。
メンバーは水木さん、堀江さん、MIQさん、影山さん、たいらさん、遠藤さん。
楽器は水木さん、影山さん、たいらさんがアコースティックギター、遠藤さんはジャンべを担当されました。
・メンバー全員が登場する中、堀江さんは少し遅れ、背中にリボンがついた何かを背負われてご登場。
堀江さん「影ちゃん。デビュー40周年おめでとーう!!」
観客拍手。
影山さん「まぁじでぇ? オレぇ!!?」
この年にロックバンドLAZYのボーカルとしてデビューされてから40周年を迎える影山さんへサプライズでお祝い。
アニメソング関係の歌手仲間やスタッフの皆さんの有志で影山さんに折り畳み式のアコースティックギターをプレゼント。
実際に組み立てて少し爪弾いたり、更にお祝いのメッセージを水木さんが読み上げられたりしました。
・影山さん「毎月二本くらいアコギでライブやってるんすけど、こんなに持ち運べるギターもらっちゃったら、
もっといろんな所に行けちゃいます。うれしいっす! ありがとうございます!!」
・水木さん「さあ皆さん、実はねもう一方、お祝いしたい方がいらっしゃいます」
影山さん「ですよねっ!」
ショッカーさん「とってもカンゲキする事ですよ」
一旦ステージ袖へ退場された水木さん。戻ってきた水木さんの手には赤い紙袋が。
この年の三月に"暦が一周還った"堀江さんへサプライズでお祝い。
アニメソング関係の歌手仲間やスタッフの皆さん有志で堀江さんにピンクダイヤのアクセサリーをプレゼント。
・水木さん「こちらは海外から取り寄せたんですよ。英語だったんでbless4の四人が担当してくれたんだよ」
堀江さん「あ、だからかぁ。この前、あたし以外のアニソン女子部の皆がみんなでご飯食べてたんだよぉ」
影山さん「ヤバい。ばれかけてた!」
ショッカーさん「もう、ミッチは勘がいいんだからっ!」
観客笑。
14:行け! ザンボット3/SRLG (SUPER ROBOT LEGEND GAKUDAN)
-MC-
アコギコーナー一曲目は40周年の影山さんと同期の作品という事で、
この年に放送40年目を迎えたアニメ「無敵超人ザンボット3」オープニング。
男性陣を中心に一節ずつ順番に歌われていき、随所に設けられている「ザザンザーザザン」は観客も一緒に大合唱になりました。
ショッカーさん「影ちゃんと同期の『ザンボット3』は1977年の作品ですよ。
77年と言えば僕、高校生で横浜でアニメ大行進みたいなイベントがあって、当時アニメ四天王と呼ばれてた
アニキ、ミッチ、いさおさん、大杉久美子さんのステージを見に行った思い出がありますよ」
水木さん「オレたち、そんな古いんだぁ……」
観客笑。
ショッカーさん「77年でしたから、その時にミッチがピンクレディーの『カルメン'77』を歌って踊られたんですよ」
堀江さん「ホントに? アタシが覚えてなくてショッカーが覚えてるって凄いわね」
ショッカーさん「その時にはもう影ちゃんはLAZYでデビューしてたんですもんね」
影山さん「そうそう。高校生。キミと一緒や」
水木さん「二人は同い年だもんね」
ショッカーさん「『ザンボット3』がせっかく聞けたんでエンディングも聞きたいですね」
観客「おぉぉおおおおぉおおおお」
水木さん「この曲はね、イントロがないんですよ。だからいつ歌い出すかわからないんですよ。皆さんも合わせてくださいね」
15:宇宙の星よ永遠に/SRLG (SUPER ROBOT LEGEND GAKUDAN)
-MC-
二曲目は同じくアニメ「無敵超人ザンボット3」エンディング。水木さんの予告通り不意にはじまり、あわてて合わせる皆さん。
皆さんはパワフルな曲はもちろんですが、バラードの歌いぶりもとても魅力的で、
特に間奏のたいらさんを中心にしたハーモニーにはうっとりと聞き入っていました。
拍手の中、SRLG (SUPER ROBOT LEGEND GAKUDAN)の皆さんが退場され、
スタッフさんが次の準備をされる中、ショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「いやぁ、サプライズ無事成功です。ここまでバレちゃいけないと思って大変でしたからね」
観客笑。
ショッカーさん「こういったチームワークも20年で培ってきたんだと改めて感じました。
皆さんもお祝いしていただきありがとうございます」
観客拍手。
ショッカーさん「続いては久しぶりに帰ってきてくださいました、アンディ小山さんの登場です!」
16:失われた伝説を求めて/アンディ小山
-MC-
ギターが印象的なイントロの中、ステージ後方からアンディさんが登場され、アニメ「機甲創世記モスピーダ」オープニング。
アンディさん独特のハスキーな歌声と長身を活かしたパワフルかつシャープなパフォーマンスに観客も大いに盛り上がって大合唱でした。
アンディさん「Ladies and gentlemen. thank you everyone! Great! Great! Great!…ぇえ、Zeppにお越しの皆様、アンディ小山です」
観客拍手。
アンディさん「沢山のご声援ありがとうございます。『機甲創世記モスピーダ』といいますと、もう一曲、Closingがあるわけですが、
皆様ご存知の通り、この曲は一人では歌えない、Duetの曲なのでね。ここでMIQさんに参加していただきたいと思います」
観客「ぉぉおおぉおおおおお」
アンディさん「皆様どうでしょう、ここで一緒に"MIQ姐"とお呼びするのは? いきますよっ」
観客「MIQ姐ぇええええええええええええ」
17:ブルー・レイン/アンディ小山 MIQ
-MC-
イントロと共にMIQさんが歌いながら登場され、アニメ「機甲創世記モスピーダ」より大人のムード漂う素敵なエンディング。
アンディさんの包容力ある歌声、MIQさんのはかなげな歌いぶり、Chouemonさんの雰囲気たっぷりなソロと、
全編通して聞きほれていました。
ショッカーさんも合流して、アンディさんとMIQさんをご紹介。
ショッカーさん「……今日はスパロボのコンサートですよね」
観客笑。
ショッカーさん「ミラーボールが回って、Chouemonの良い演奏があって、お二人の良い歌声なもんですから、
高級クラブに来ているような、昔の大映映画を見ているような感じがしましたね」
観客笑。
ショッカーさん「いかがですかアンディさん、久しぶりに出演されてみて」
アンディさん「やはりこういったライブが自分の生き甲斐なんだという事を感じましたね」
MIQさんとアンディさんが退場され、ショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「さあ、ここから後半戦に突中です!! トップを飾ってくださるのは"大王降臨"!!!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉおおおおおお」
ショッカーさん「みんなこの曲を聞いて、思いっきり泣けェエエエエエエ!!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉおおおおおお」
ショッカーさん「いざ行け! ロボット軍だぁあああああああああん!!!」
18:いざ行け! ロボット軍団/ささきいさお
-MC-
ガツンとくるイントロがたまらない映画「決戦! 大海獣-グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー-」のオープニング。
20周年にこの曲が歌われるというのはとても感慨深く、ロボット達の雄姿をいさおさんがダイナミックに歌われる様子は実にカッコイイ。
「♪グレートマジンガー」からの部分はコーラスの皆さんがロボット名を歌われ、いさおさんは武器や技名の投げ込みを担当されていました。
いさおさん「いよいよ来月で75歳ですからね、100歳まで生きるとしてももう折り返しだからね。
もうどのステージが最後になってもおかしくないようになってきましたね。ンフフフ」
観客「ぇぇぇええええええぇええええええ」
いさおさん「でもね。昨日とその前はね、大食いのナレーションだったんですよ(※テレビ東京系バラエティ『元祖!大食い王決定戦』)
みんなよく食うんだよなぁ……。二日とも10時間以上座りっぱなし。もう腰がシビレちゃってね大変だったよンフフ」
観客笑。
いさおさん「じゃあ、『ロボット軍団』のロボット達を順番に歌っていきます。まずは『ゲッターロボ』!! ッゴォウ!!」
19:ゲッターロボ!/ささきいさお
-MC-
続いては変形合体ロボットの金字塔であり、今もサーガが続いているアニメ「ゲッターロボ」よりオープニング。
高らかなイントロからはじまる疾走感たっぷりの曲調と、いさおさんのパワフルな歌いぶりに観客も盤石の盛り上がりでした。
いさおさん「次は本当は『グレートマジンガー』なんだけど、水木のヤツが忙しいんで、代わりに別の作品を、えーロマンポルノ……」
観客笑。
いさおさん「もといロマンロボットシリーズ。長浜さんという方が監督の作品ですけど、あの方はロマンチストでね。
ロボットアニメの中に男女の恋愛を描いたり、脱いだり……脱いではいないかっンフフフフフ」
観客笑。
20:立て! 闘将ダイモス/ささきいさお
-MC-
いさおさんのジョークの余韻を残しつつ、長浜忠夫さんを総監督に迎えた所謂「長浜ロマン三部作」より、
アニメ「闘将ダイモス」オープニング。 緊張感ある曲調の中、シリアスで渋みを感じるいさおさんの歌いぶりは、
実際にライブで聞くと一層魅力的に感じます。
いさおさん「『ダイモス』の頃はよく冗談を言っていましてね。巨大な台の上に立ってると敵が火をつけるんですよ。
燃やせ燃やせ真っ赤に燃やせ。『台燃す』ってね。ンフフフフフフ」
観客笑。
いさおさん「さあ、もう一曲行きましょう。この曲は歌詞が好きなんですよ。地球は宇宙で一つの緑の星だ。
放送から30年以上経っていますけど、未だに緑がある星は確認されていないんですよね。
ホントはあるんだろうけどね。僕が生きているうちには発見されないかなぁ。そんなに生きれいらんないし」
観客笑。
いさおさん「それくらい緑というのは貴重なんですね。平和が一番ですね」
21:とべ! グレンダイザー/ささきいさお
-MC-
いさおさんのコーナーラストは現在も続く「マジンガー」シリーズの中からアニメ「UFOロボ グレンダイザー」オープニング。
軽快なテンポの曲調とはつらつとしたいさおさんの歌声に合わせ、観客も一緒になって大合唱となりました。
いさおさんを見送りながらショッカーさんがご登場。
ショッカーさん「すげえなあ。いさおさん舌好調。恐れを知らないエネルギーですよ」
観客笑。
ショッカーさん「1972年12月。この作品が生まれたから今日のムーヴメントがあるといっても過言ではありません。
今年45周年を迎えるこの作品、まず登場していただくのはもちろん我らが水木一郎アニキ!! 『ぼくらのマジンガーZ』!!」
22:ぼくらのマジンガーZ/水木一郎
23:勇者はマジンガー/水木一郎
24:TORNADO/JAM Project featuring 水木一郎
25:マジンガーエンジェルのうた/堀江美都子
26:守護神-The guardian/JAM Project featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明
27:おれはグレートマジンガー/水木一郎
-MC-
放送45周年を迎え、この年には劇場用の新作アニメの製作が発表されたアニメ「マジンガーZ」シリーズの楽曲をノンストップで大特集。
まずはミスターマジンガー水木さんのご登場で、アニメ「マジンガーZ」とアニメ「グレートマジンガー」のエンディング。
二曲ともはつらつとした水木さんの歌いぶりやZ旗hornsの皆さんのブラスサウンドをたっぷり堪能できる楽しい一幕でした。
そしてしっとりとしたピアノ演奏からOVA「マジンカイザー」より水木さんがJAM Projectで歌われたエンディング。大好きな一曲です。
激しさと哀愁を感じるロックバラードは水木さんの真骨頂ともいえ、表現力の奥深さに惹きこまれる様に聞き入りました。
続いてはステージ後方から堀江さんが登場され、漫画「マジンガーエンジェル」よりイメージソング。
颯爽としていながら少し斜にかまえたような堀江さんの歌いぶりが実に格好良く。久し振りに聞く事が出来て嬉しかったです。
影山さんが遠藤さんと共に登場され、アニメ「真マジンガー 衝撃! Z編」よりお二人を有するJAM Peojectが担当された二代目オープニング。
序盤、影山さんはプレゼントされたギターケースを背負って物凄く楽しそうに歌われていましたが、
途中からはそれをスタッフさんに託し、身軽になって歌唱。 お二人の抜群のコンビネーションで盛り上げた後、
水木さんがZ旗hornsの皆さんを引き連れてアニメ「グレートマジンガー」よりオープニング。
間奏ではZ旗hornsの皆さんをピックアップし、圧巻のブラスサウンドに観客も大沸きでした。
水木さんを見送りながらショッカーさんがご登場。
ショッカーさん「アニキが登場したなら、続いてはミッチの登場ですね。じゃあ20年前と同じく、せーのでミッチ、せぇえええのぉおっ」
観客「ミッチィイイイイイイイイイイイイイイイイ」
堀江さんがアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」のTシャツとキャップ姿に先程贈らえれたアクセサリーを身に着けてご登場。
ショッカーさん「あの国に行ったんですねっ?」
堀江さん「行きました。フィリピンに! 17年ぶりに」
フィリピンでは現地の世相も相まってアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」が約40年間にわたって根強い人気を保っており、
主題歌を歌われた堀江さんは国賓待遇で迎え入れられているそうです。
堀江さん「何年にもわたって繰り返し再放送されているので、上は60代から下は小さい子まで全世代が知ってくれてるんですよ。
で、17年前に行った時はパチもののグッズしか無かったんですけど、今回言ったらおしゃれなファッションブランドが
『ボルテス』をデザインモチーフにつかってて、売り出すとすぐ売れちゃうんですって。
だから大人の力で手に入れてもらいました」
観客拍手。
28:ボルテスVの歌/堀江美都子
29:Shangri-La/angela
30:勇者王誕生!/遠藤正明
31:TIME TO COME/MIQ
32:HEATS/影山ヒロノブ
33:今がその時だ/水木一郎
34:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子
ラストコーナーはボルテスファッションの堀江さんによるアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりオープニング。
堀江さんがハリのある歌声で高揚感たっぷりに歌われた後は、angelaのお二人のご登場でアニメ「蒼穹のファフナー」オープニング。
タオルを用いた振り付けやコール&レスポンスで会場を盛り上げられると、
続いては遠藤さんによるアニメ「勇者王ガオガイガー」オープニング。
ムーヴメント初頭から歌い続けられた遠藤さんの代表曲中の代表曲は、武器名の投げ込みの鮮やかさもあり、大盛り上がりでした。
続いては影山さんと水木さんによるOVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目と初代オープニングを立て続けに。
躍動感の塊のような歌声とパフォーマンスの影山さんと、どっしりとしていて凛々しく使命感を感じる水木さんの歌声は好対照の魅力。
そして水木さんに呼びこまれ、影山さん、MIQさん、堀江さんが登場され
コーナーラストはゲーム「スーパーロボット大戦」より「時を越えて」。
「スーパーロボット大戦」シリーズを象徴する一曲であり、水木さん、影山さん、MIQさん、堀江さんの歌声とパフォーマンスも圧巻でした。
-アンコール-
拍手の中、水木さん、影山さん、MIQさん、堀江さんとバンドの皆さんが順番に退場され、拍手が手拍子になりアンコールへ。
アンコールが続く中、しばらくするとステージ上が明るくなり、バンドの皆さんが登場され、それぞれ準備に入られました。
35:熱風! 疾風! サイバスター/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子
-MC-
アンコール一曲目はゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマを
アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」で水木さんと影山さんがカバーされたアレンジ版。
全編にまき散らされた疾走感と力強さで、水木さん、影山さん、MIQさん、堀江さんそれぞれの個性あふれる歌いぶりを堪能しました。
・ショッカーさんが合流され、観客と一緒に「スーパーロボット」「スピリィイッツ」の掛け声で出演者の皆さんを呼び込みます。
・バンド、ブラス、コーラスの皆さんをショッカーさんがそれぞれご紹介。
・毎回ショッカーさんが紹介される後ろで遠藤さんがぼそりとつぶやいているのですが、
バンドの皆さんの時は下の名前、Z旗hornsの皆さんの時は「イケメン」や「コワい」などつぶやかれていました。
・杉山さんは今回のツアーはお休みという事で、今回はアップルパイハーフとしてご紹介。
・カインズ常見さんの髪の色がロマンスグレーになっていて驚く影山さん。
影山さん「いやぁ、常見君、老けたねぇ……」
遠藤さん「ロマンスグレーって言ってくださいよぉねえ」
ショッカーさん「そっか二人は久しぶりに会うから。夏とかは深夜ばっかりだもんね」
・続いて出演者の皆さんがそれぞれ一言づつコメント。
・atsukoさん「ありえない事なんですが、イベントによっては大御所といって頂けるんですけど、ここでは若手と呼んでいただけます。
大御所と若手の間で素晴らしい経験をさせていただきました。色々ウソをつきますが本当はangelaです!」
・KATSUさん「昨今はやわらかいアニメが流行ってるじゃないですか? 僕に言わせればここに集まっている皆さんも、
そしてステージ上のレジェンドの皆さんも、"けもの"ならぬ"ばけものフレンズ"ですよ!」
観客笑。
atsukoさん「スミマセン、ウチのKATSUがっ。楽屋で土下座します!」
KATSUさん「おこられたフレンズです」
観客笑。
・たいらさん「♪今日ぉもめーでたしーめーでたーしでー」
たいらさん&観客「♪ヨカッタネ ヨカッタネ ヨカッタネ~ ヨカッタネ~」
たいらさん「その笑顔で気をつけて帰ってくださいねっ!」
・遠藤さん「20周年おめでとうございます! あと、ねえさんと、にいさんのお祝いがついでに出来て嬉しかったです」
ショッカーさん「ついでってどういう事だよっ」
遠藤さん「え、あ……ダメだぞぉKATSUぅ~」
ショッカーさん「ホントだぞ、KATSU」
atsukoさん「ホント、スミマセン!」
観客笑。
・アンディさん「今日は皆様と再会出来た事をとても幸せに感じます。そしてグループ・サウンズをやっていた頃、
よく楽屋ですれ違っていてお互い面識はありましたが、
なかなかお話する機会がなかった水木のアニキとこうして再会できた事、
そして僕の事を覚えていてくださった事、この場を借りてお礼を申し上げます」
水木さん「とんでもございません」
アンディさん「そしてもう一方。僕がまだ神戸でアマチュアで活動していた頃、テレビでお姿を拝見して憧れだった"和製Elvis Presley"」
観客「ぉぉぉおおおおぉおおおお」
アンディさん「ささきいさおさんとこうして同じステージに立てた事、とても幸せに思っています」
・影山さん「今日はねえさんにプレゼントを用意して『しめしめやってやるぜ』と思ってましたけど、
自分の知らない所で同時進行で計画が進められていたのにやられました。今日は忘れられないライブになりました」
・MIQさん「昨日今日と最高の時間を経験できて幸せです。スパロボ20周年、ミッチと影ちゃんのお祝いにも参加できて幸せです!」
・いさおさん「ちょっと張り切りすぎて足が痺れてんだよ」
観客笑。
いさおさん「でも皆さんの声を聞いて今日も元気に歌う事が出来ました!」
ショッカーさん「いさおさん、元気の秘訣は青汁ですか?」
いさおさん「そうだねっ。ンフフフ」
※当時、いさおさんは株式会社アサヒ緑健「緑効青汁」のCMとミニ番組ご出演されていました。
・堀江さん「昔観た映画みたいに自分が入る世界と同時進行で別世界があるんだという事を体感しました。
影ちゃんの事ばかり気をつけてたのに」
観客笑。
堀江さん「でも、長く続けていくと良い事があるもので、やって来てよかったなぁと思いました」
・水木さん「20周年、影ちゃんの40周年、ミッチの成人×3とお祝いできました。
そして高校時代から憧れてきたささきいさおさんとご一緒できたし」
いさおさん「調子のいいこというなよ。ンフフフ」
観客笑。
・ショッカーさん「20周年という事ですが、これは水木一郎"アニキ"が誕生して20周年なんですよ」
水木さん「それまで"うたのおにいさん"とか『コサキン』(小堺一機さん、関根勤さん)の二人が"アニィ"って呼んでくれてたけど、
アニキは20年になるんだね」
36:マジンガーZ/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ
遠藤正明 アンディ小山 たいらいさお atsuko KATSU
ささきいさお ショッカーO野
「スーパーロボット魂2017"春の陣" ~20th Anniversary~」東京公演を締めくくるのはアニメ「マジンガーZ」オープニング。
イントロでの水木さんの「マジンゴー」を影山さんが伸ばしに伸ばすように合図し、遠藤さんがキューを出すのも見所。
水木さんをメインに出演者、観客が一緒なって歌う光景をムーヴメント20年間の歴史を思いながら感慨深く感じていました。
バンド、コーラスの皆さんもショッカーさんの誘導でステージ前方に合流され、今回の出演者全員が勢揃いしました。
ショッカーさん「やはり縁起物ですから。万歳ではなく『三本締めZ』でいきましょうか」
水木さん「そうですね。今更いさおさんと手とかつなぎたくないんですよ」
観客「ぇぇええええぇええええええええ」
KATSUさん「見たいです。見たいです」
いさおさん「つなげばいいじゃねえか」
水木さん「あら先輩ホントに―? 昔の東京駅を思い出しますねぇ。芝生の上で二人で寝ころんで夜空を見上げたんですよ」
37:三本締めZ
水木さんの音頭で出演者、観客全員で縁起のいい「三本締めZ」が行われた後は、
ショッカーさんの案内で出演者の皆さんが順番にご退場されていきました。
最後に水木さん、堀江さん、影山さん、MIQさんとショッカーさんだけに。
ショッカーさん「すべてはこの四人からはじまり、そして20年の間に多くの方が仲間になってくれました。
おかげ様で指定席は東京二公演、大阪公演共、全て完売でございます!!」
観客拍手。
改めて、お一人ずつ順番に退場され、水木さんとショッカーさんだけに。
ショッカーさん「これからもずっとアニキについていこうなああああああああ」
観客「おぉぉおおおおおおおおおおおおおぉおおお」
水木さん「ありがとう! 愛してる……ゼェエエエエエエエエエエエツ!!」
水木さんを見送りショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「さあ皆さん、楽しかったですかぁああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「盛り上がってくれたかあああああああああ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「ホント楽しかったね。絶対また会いましょうねええええええええええ!?」
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「それでは約束のぉ、スーパーァーロボットォ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!!」
ショッカーさんが拍手で見送られ、「スーパーロボット魂2017"春の陣" ~20th Anniversary~」東京公演二日目は終演となりました。
今回はある程度固まった構成で、水木さん、堀江さん、影山さん、MIQさん、遠藤さんらレギュラーメンバーが序盤と終盤を固め、
angelaのお二人、たいらさん、アンディさん、いさおさんのソロコーナーをそれぞれの個性で鮮やかに彩られました。
今回ならではのトピックであるところの堀江さんと影山さんのお祝いも華やかに、
リアル系メインの一日目が「機動戦士ガンダム」シリーズならスーパー系メインの二日目は「マジンガーZ」といった感じで
5曲ノンストップの怒涛の勢いで披露された「マジンガー」コーナーは圧巻でした。
まだアニメソングをライブ形式で楽しむ文化が根付いていない頃にはじまったムーヴメントですが、
20年の間にアニメソングを廻る環境も大きく変わり、今やアニメソングをライブで楽しむのは一般的なものになってきました。
その中でロボットアニメに特化した独自の立ち位置で変わらずにアニメソングを盛り上げる
「スーパーロボット魂」の強さを改めて感じました。
20周年おめでうございます。
補足
・影山さん「オレも40年歌ってますけど、その半分がスパロボという事なんで、つくづく自分はラッキーだと思います」
・KATSUさん「angelaもう14年やってますけど、今日は最年少です」
atsukoさん「さっき、遠藤正明さんに言われました『お前らが来てくれたから最年少を脱出できた』と」
観客笑。
KATSUさん「この前出た時は男性陣は僕が最年少だったんですけど、その上がヒロノブ兄さんでしたからね。間、間」
観客笑。
・影山さんへのプレゼントであるギターを実際にその場で組み立てて見る事に。
遠藤さん「すごいですよ。ロボットみたーい」
ショッカーさん「なんかこう、『大鉄人17』みたい。新堀和男さんだ」
観客笑。
・影山さん「このギターさ、あさみさん(※あさみあきおさん 堀江さんの旦那様)が使ってていいなぁと思ったんですよ」
堀江さん「あさみが選んできたんだよ」
水木さん「実際にあさみさんが楽器屋さんで弾いて一番イイのを選んでくれたんだって」
影山さん「まぁじで?」
・ショッカーさん「新しいギターでこれからやる曲をすぐに弾けないもんね。調律しないと」
遠藤さん「調律て」
影山さん「調律って言うなよ。古ぅっ!」
観客笑。
・その後も「調律」というキーワードを押していくショッカーさん。
・堀江さん「あたし影ちゃんへのサプライズで、皆にずっーと『ナイショだよ』って言ってたのにぃ」
ショッカーさん「そうなんです。ミッチは影ちゃんを驚かす為に関係者に気を配っていた反面、
影ちゃんはミッチをお祝いするチームに入っていたんです」
影山さん「めっちゃ仕掛け人のつもりやったんですよ」
水木さん「大変だったんですよ。今日の本番前にサイキックラバーのIMAJOが来てくれたんですけど、
『どっちの楽屋に行っていればいいっすか』って混乱しちゃってたんですよ」
観客笑。
・堀江さん「影ちゃん、ひどいよー。黙ってたなんてー」
影山さん「いやいや。お互い様じゃないっすかぁ」
観客笑。
・いさおさん「『ゲッターロボ』で初めてロボットを歌ってから、歌ったロボットが立て続けに菊池俊輔先生の曲でね。
歌詞も結構似てるもんだから、今になると覚えるのに苦労するんだよね。何回、緑の地球を守ったかわからない」
観客笑。
いさおさん「でも、僕もそうだけどその歌詞に励まされた人も多くて、
中川翔子ちゃんなんかもスランプになった時に僕らの歌をよく聞いていたんだってね。
だからテレビとかで共演する度に土下座する勢いなもんだから、
こっちもどうしていいかわかんなくなっちゃうんだよ。ンフフフフフ」
観客笑。
・atsukoさん「こんばんは! angelaです! あー間違えました。『TWO-MIXです』って言おうとして本当の方を言っちゃいましたー!」
観客笑
atsukoさん「いつもは『fripSideです』って言うんですけど、今日は『TWO-MIXです』の方が面白いかなと思いましたー!!」
観客笑
atsukoさん「まだまだ皆さんとJUST COMMUNICATIONしたいと思いまーす!」
観客「ぉぉぉおおおおおおお」
atsukoさん「みんなぁ、RHYTHMでEMOTIONしてるぅうう?」
観客「ぉぉぉおおおおおおお」
atsukoさん「ジーク・ジオンもそうですけど、全部ニセモノです!」
・アンコールではショッカーさんが「アニキ、締めの曲といえば?」と聞き、
水木さんが「これかい?」と指でZの文字を書くのがお馴染みになっていますが、
他の出演者の皆さんも指でZの文字を書く中、
水木さんがナレーションをされているCM「花王 メンズビオレ 肌男Z」のポーズをされるいさおさん。
・先輩が話している時は背筋を伸ばし、「マジンガーZ」は2番までちゃんと歌えているatsukoさんの姿勢に感服。
・水木さん「たった四人で初めて、ショッカーやアップル、カインズもいましたけど。まさか20年続くとは思いませんでした。
ロボットからヒーロー、アニソンと広がって沢山の仲間が出来て、
これから先何年続くか分かりませんが……行ってみようじゃねえか」
観客「おぉぉぉおおおおおおおおぉおおおおお」
水木さん「20年前に言った事をもう一度言ってみます。これからもオレ達についてくるかぁああああああああああい!!?」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおお」
水木さん「ありがトーォオオオオオオゥ!!」