top of page

スーパーロボット魂2017"春の陣" ~20th Anniversary~ 2DAYS 一日目 
17.4.29 Zepp Tokyo

 

出演/MIQ 鮎川麻弥 森口博子 米倉千尋 福山芳樹 笠原弘子 ひろえ純 新井正人 飯島真理

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイハーフ(平山佳代子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B&Key.村上聖 Dr.板垣正美 Key.松原ひろし) 
   G.福山芳樹

 


見ろ! 聞け! 本物だ!!

 

1997年8月17日。往年のアニメ・特撮の再評価やリメイクが続き、通信カラオケブームの安定化や 
アニメソングをメタルアレンジにしたANIMETALが話題になり、アニメソングにも注目が集まる中、 
多くのロボットアニメが一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズが80万本のヒット。 
さらに新緑音のボーカルアルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」が発表され、こちらも大ヒット。 

それを受け、水木一郎さん、影山ヒロノブさん、MIOさん(現MIQさん)、ゲストに堀江美都子さんを迎え、 
ロボットアニメやゲームの歌のみで構成されたライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」が開催されました。

 

現在の様にアニメソングのライブが一般的でなく、歌手の方々のソロライブ以外は 
アニメソングライブといえばファミリー向けコンサートが一般的だった当時、 
各レコード会社を複数またぎ開催された事も含め、当時他に類を見ず、様々なファンを巻き込んで大反響を得たそうです。

 

「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」は翌年1998年からライブタイトルを「スーパーロボット魂」、通称SRSとしてシリーズ化。 
その後、毎年春と夏に開催されていましたが、2013年以降は東京公演は二日間に渡って開催されています。 
歴史を重ねる中で、特撮作品に特化した「スーパーヒーロー魂」、出演歌手が女性だけの「アニソン女子部」、 
アニメ・特撮・ゲームなんでもありの「スーパーアニソン魂」などのライブも次々と開催されて行きました。

 

前途の様にアニメソングをライブ形式で楽しむ事を一般化させた事や、多くの歌手の方々のカムバックや新人の発掘など、 
「スーパーロボット魂」をきっかけにした動きはひとつの大きなムーヴメントになりました。 
現在の大規模アニメソングライブの開催や、アニメソング歌手を志す人口の増加など、アニメソング業界の活発化のきっかけの一つは 
「スーパーロボット魂」からはじまる一連のライブシリーズといっても言い過ぎでは無い様に思います。 
そんな「スーパーロボット魂」が「ROBONATION SUPER LIVE'97」から数えて20年目を迎えました。おめでとうございます。

 

毎年東京公演は4月29日を中心に前後し二日間開催されていますが、今回は初日の29日のレポートです。

 

会場はお台場にあるZepp Tokyo。2004年にそれまで開催されていた赤坂BLITZから移って13年目でございます。 
前回までは一階はスタンディングでしたが、今回から指定椅子席にかわり、一階の後方のみスタンディングが残るという形式になりました。 
ステージ上の中央にはステージ後方から前方にかけて花道が用意され、左右にはバンドのブース。 
その後方には客席側から向かって左側にコーラスのブースが設置されていました。 
今回、女性コーラスのアップルパイは杉山小絵子さんは体調不良の為、出演されず、平山佳代子さんお一人でのご出演でした。 
ステージの後方壁面中央には今回のライブロゴをあしらった大きな旗が掲げられていました。

 

-MC-

 

開演時間を少し過ぎた頃に司会のショッカーO野さんがご登場。 
この間、バンドの皆さんがそれぞれの位置につき準備をされる中、本ライブでは定番の観客との掛け合いからスタート。

 

ショッカーさん「皆さんこんばんわぁあああ」 
観客「こんばんわぁあああ」 
ショッカーさん「元気ですかぁああああ!!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「魂は燃えているかぁあああああ」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」

1997年「ROBONATION SUPER LIVE」からはじまったムーヴメントが20周年。 
ショッカーさん「あっという間ですよ。生まれた子供が成人。子供がいてもおかしくない位ですからね。 
        ついこの前、10周年といっていたら20周年でからね。これも参加してくださる皆さんのおかげです」 
観客拍手。 
ショッカーさん「会場には様々な世代の方がいらっしゃって、思い思いのスーパーロボット達がいると思います。 
        今日はそれぞれの大好きなスーパーロボットのパイロットになって、 
        これからの楽しい戦いの時間を、共に歌い、共に盛り上がっていきたいと思います!!」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉおおお」 
ショッカーさん「さあ、皆さん、心の準備はいいでしょうかっ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「準備はいいかぁあああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:オープニング/SE 
01:熱風! 疾風! サイバスター/MIQ 
-MC-

 

1999年に開催されたライブ「スーパーロボット魂'99春の陣」のオープニングと同じと思われる 
雨音と雷と吠え声が行き交うオープニングが流れ、ステージ後方の中央にMIQさんが登場されると観客大歓声。 
一曲目はゲーム「第4次スーパーロボット大戦」およびゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より

風の魔装機神・サイバスターのテーマ。 スピーディーな曲調とMIQさんのシャープな歌声は高揚感を誘い、

観客も大いに盛り上がっていました。 現在も続くゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズ楽曲の最初の曲の一つであり、

後の「ROBONATION SUPER LIVE」へとつながる一曲が 
20周年の一曲目に歌われるというのはなんとも感慨深いものがありました。

 

・拍手の中、ショッカーさんも合流され、MIQさんとトーク。その間、スタッフさんがステージにマイクスタンドをセッティング。 
・ショッカーさん「いやぁ、姐さん、20周年ですよ!」 
 MIQさん「そうなのよ! あの頃、アタシは10代だったのよ」 
 ショッカーさん「ぇっくしゅん」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「花粉症には気をつけましょうね」 
 観客笑。 
・ライブでは水木一郎さん、影山ヒロノブさん、堀江美都子さんと共に歌われている印象が強い「サイバスター」の話。 
 MIQさん「知らない人がいっぱいいると思うけど、元々はアタシが最初に歌ってる歌なのよ」 
 ショッカーさん「そうなんです。その後、アニキと影ちゃんがカバーして、

        しばらくしてライブで姐さんとミッチも一緒に歌うようになったんだもんね」 
 MIQさん「アタシがライブで歌う前に、あのアツい男二人がライブで歌い出しちゃったのよぉ」 
 ショッカーさん「それが今日はオリジナルの姐さん版で聞けちゃう。これぞ『見ろ! 聞け! 本物だぁあああああああ!!』」 
 観客拍手。

 

・MIQさんを送り出してショッカーさんお一人に。 
 ショッカーさん「さあ続いては今年35周年を迎えたシリーズです。マイクスタンドがあるという事は、あの男の登場です。福山芳樹!!」 
 ショッカーさんに呼びこまれて、ギターを携え福山さんがご登場。 
 福山さん「いやぁ『マクロス』35周年ですって?」 
 ショッカーさん「そうなんですよ。今も色々シリーズが続いてますけど、初代から35年」 
 福山さん「すごいなぁ。さっき"あの男"って言ってくれて有難かったんですけど、今『マクロス』で歌ってる男ってオレだけなんですよ」 
 ショッカーさん「さらに今日出演の男性アーティストでは一番若手ですから」 
 福山さん「そうなんです。二日間に分かれてからオレが年上の事が多かったんですけど、今日は年上がいるんすよ」 
 ショッカーさん「だからね、さっきジュースを買いに使いっパシリしてましたけど」 
 観客笑。

・ショッカーさん「『マクロス』も35周年ですけど、福ちゃんが歌っているこのシリーズも今年で20周年なんだよね」 
 福山さん「そうそう。懐かしいですよ。だってさ今日のお客さんの中には生まれてない人も…………いや、みんな結構歳いってるなぁ」 
 観客笑。 
 福山さん「じゃあ10代の人ってどれくらいいる? ……………………いねえじゃん!! ざんねんだよっ!!」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「いいんです。みんな『マクロス』と一緒に大きくなったんですから」  
 福山さん「そうだ!!」

 

02:DYNAMITE EXPLOSION/福山芳樹 
-MC-

 

「オレの歌を聞けぇええ!!!」という主人公熱気バサラさながらの福山さんの叫びから

OVA「MACROSS DYNAMITE SEVEN」のオープニングをHUMMING BIRDのアルバム「UNSWEET」に収録されているバージョン。

SRSで披露される機会が多い曲だけに、福山さんの扇動で観客も一緒に「DYNAMITE!!」の大合唱となり大いに盛り上がりました。

 

福山さん「毎回この一日目ってのが肩身が狭いんですよ。もう右を向いても、左を向いても『ガンダム』ばっかり」 
観客笑。 
福山さん「それがどうです。今日は『マクロス』35周年ですから。大先輩が来てますからね」 
観客拍手。 
福山さん「いつか男の後輩も生まれて欲しいですね」 
観客笑。

 

03:SEVENTH MOON/福山芳樹 
-MC-

 

続いてはアニメ「マクロス7」よりオープニング。歌詞中の「紫のパノラマ」よろしく照明がステージを紫色に彩る中、 
福山さんは色気を感じる高音で歌われつつ、間奏では圧巻のギター演奏で観客を魅了していました。

 

福山さん「この曲が朝の11時に流れていたんですね。毎週ビデオをセットして正座で見入っておりました」 
観客笑。 
福山さん「『マクロス』という作品は他のアニメとちょっと違いましてね。主題歌以外に歌がたくさん劇中に登場するんですね。 
    二日で10曲くらいレコーディングしたのを記憶しております」 
どよめく観客。 
福山さん「アニメの後半にも同じく二日で10曲くらい歌ったと思います。時間に余裕はあっただろうはずなのにね」 
観客笑。 
福山さん「レコーディングまで時間がなくて、キーを確かめないままだったんで、全曲凄く高いんですね。 
     今思えばあの時『キーが高いです』って弱音を言っていればよかったのですが……あ、もうオケが完成していたから無理か。 
     でも、あの時キーを合わせなかった事で、皆さんは53歳の怒鳴り声を聞いてくれているという。素晴らしいですね」 
観客笑。 
福山さん「でもね、主人公の熱気バサラという男は歌う時に口から火を噴くんですね。ゴォジラかよ。 
     まあイメージだと思うんですけど。続いては口から火が出る曲です。マイクを燃やしてしまわないか心配ですね」

 

04:HOLY LONELY LIGHT/福山芳樹 
-MC-

 

ハードなギターと福山さんのシャウトからはじまったのは同じくアニメ「マクロス7」より「HOLY LONELY LIGHT」。 
小気味よい曲調と独特の濁声の混ざった福山さんの高音はライブで体感すると一層魅力的に感じました。

 

福山さん「えー……『SEVENTH MOON』と『HOLY LONELY LIGHT』は続けて演奏する予定だったのですが、

      耄碌してMCを挟んでしまいました」 
観客笑。 
福山さん「バンドの皆さんもビビったと思います、申し訳ありませんね。長くやってるとこういう事もあるんですね」 
観客笑。 
福山さん「えー続いてはですね。コラボでございます。何年か前にこのライブで初めてお会いしたのですが、 
     出会えた事で素晴らしいコラボをさせて頂いております。お呼びしましょう。笠原弘子さん!!」 
拍手の中、笠原さんがご登場。 
福山さん「お会いするのは一年ぶり?」 
笠原さん「そ、そうですね。一年ぶり」 
福山さん「そうなんですよね。去年はコラボはしなかったんですよ。だからなんかちょっと物足りなかったんですよ。 
     この『マクロス』チームでは大先輩がいらっしゃるので、笠原さんは中先輩ですね。確か『マクロスII』ですよね」 
笠原さん「そう……ですね」 
福山さん「二代目ですよ。僕なんて3、4、5、6で『7』ですから」 
観客笑。 
福山さん「え? あ、そういうんじゃないか。いきなり『7』でしたね。間に『プラス』とか『マイナス』とか入ったんでしたね」 
観客笑。 
福山さん「すみませんね。ちょっと調子にのっていましてね。なんせこのコラボが楽しみでしたから」 
笠原さん「私もそうなんですー」 
福山さん「実は僕が次の曲を歌いたいとリクエストしようとしたら、笠原さんも同じ曲をリクエストしてくれてたそうなんですよ」 
笠原さん「それが嬉しかったんですよ。大好きな曲だし、グッとくるんですよ」

 

05:ヴァージンストーリー/福山芳樹 笠原弘子 
-MC-

 

映画「マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!」より、

福山さんがFIRE BOMBERとしてチエ・カジウラさんと歌われた「ヴァージンストーリー」。 

パワフルな歌声の福山さんとしなやかな歌声の笠原さんが好対照の素敵さ。

福山さんがマイクスタンドにギターをこすりつけて演奏する場面も。

 

福山さんが見送られ笠原さんお一人に。 
笠原さん「『マクロス』35周年、『スパロボ』20周年おめでとうございます。笠原弘子も歌手デビュー30周年です」 
観客拍手。 
笠原さん「ありがとうございます。今度、ソロライブをやるので、ぜひ、いらして下さい」

 

06:もういちどLove You/笠原弘子 
-MC- 
07:約束 (プロミス)/笠原弘子 
-MC-

 

笠原さんのソロでの一曲目はご自身が歌巫女・イシュタル役で出演されたOVA「超時空要塞マクロスII-LOVERS AGAIN-」より挿入歌。 
やらわかく包み込むような歌声に観客も酔いしれ、余韻を引きづりつつ曲紹介をされたのは、同じく「マクロスII」より二代目エンディング。 
笠原さん独特のシルキーではかなげな歌いぶりに観客もうっとりとした様子で聞き入っていました。

 

笠原さんを見送りながらショッカーさんがご登場。

ショッカーさん「35周年を迎えた『マクロス』シリーズ、続いては、久し振りにリン・ミンメイが降臨します!」 
観客「おぉぉおぉおおおお」 
ショッカーさん「飯島真理さん、『私の彼はパイロット』!!」

 

08:私の彼はパイロット PartI/飯島真理 

09:0-G LOVE/飯島真理 
10:SUNSET BEACH/飯島真理 
-MC-

 

アニメ「超時空要塞マクロス」よりご自身が演じられたリン・ミンメイのデビュー曲である劇中歌「私の彼はパイロット」。 
ミンメイのイラストが描かれたシャツを着られた飯島さんは、原曲より若干スローなアレンジで、ムードたっぷりに歌われました。 
そのまま同じくミンメイの楽曲から「0-G LOVE」。楽曲のアレンジも飯島さんの歌いぶりもよりロックさを強調した印象で、 
後半は観客とトリップを味わえる「0-G LOVE」のコール&レスポンスが行われた後は「SUNSET BEACH」へ。 
映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」で輝とミンメイのデートシーンで使われた本曲。 
海岸沿いでのバカンス気分を感じる軽快な曲調で、時折裏声を交えて伸びやかに歌われる飯島さんが印象的でした。

 

飯島さん「さっき、ショッカーさんが久し振りって言ってくれたんですけど、実は去年も出演させてもらってるんですよね」 
観客笑。 
飯島さん「でも、それ以来ですから一年ぶりっていったら久し振りですよね。

      今日はちゃんとミンメイを自分の中に降りてきてもらって歌っています」 
観客拍手。 
飯島さん「じゃあ次の曲は、爆発するよっ! 『天使の絵の具』!!」

 

11:天使の絵の具/飯島真理 
-MC-

 

1、2、3、4、1、2、3、4……1! 2! 映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」よりエンディング。 
明るく軽快な楽曲ながらどこかさみしさも感じる本曲は、今の飯島さんの歌声で聞くと一層際立ちます。 
後奏での手拍子が飯島さんの扇動で揃っていく様子はなかなかの一体感でした。

 

飯島さん「昨日、アメリカから帰ってきたので、今日はぶっつけ本番なんですけど、バンドの皆さんありがとうございます」 
観客拍手。 
飯島さん「世界ではいろいろな事が起こっていますが、ミンメイが宇宙戦争を止めたみたいに、平和な日が来ることを祈っています。 
     私の歌が、少しでも皆さんの心の安らぎにつながってくれたら嬉しいです」

 

12:愛・おぼえていますか/飯島真理 
-MC-

 

同じく映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」より"何万年も昔に異星人達の街で流行った、当たり前のラブソング"。 
サビ部分になると飯島さんの合図で観客も一緒になって歌っている光景はとても素晴らしく、うっとりして聞き入っていました。

 

飯島さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「さて、続いてはこちらの作品のコーナーです。『重戦機エルガイム』より『スターライト・シャワー』」

 

13:スターライト・シャワー/MIQ 
14:COOL/ひろえ純 
15:風のノー・リプライ/鮎川麻弥 
-MC-

 

MIQさんがゆっくりと登場され、アニメ「重戦機エルガイム」よりエンディング。物憂げな曲調とMIQさんの哀愁を感じる歌声は、 
会場を雰囲気一杯に包みこみました。続いてはひろえ純さんのご登場でOVA「重戦機エルガイムIII フルメタルソルジャー」より挿入歌「COOL」。 
ハードロックな曲調とひろえさんの颯爽とした歌いぶりが心地よく。こういった楽曲の披露にはSRSの醍醐味を実感しました。 
がらりと雰囲気が変わり、鮎川麻弥さんのご登場でアニメ「重戦機エルガイム」より二代目オープニング。 
鮎川さんの透き通る様な歌声に合わせ、振り付けや手拍子が揃うのはライブならではの一体感でした。

 

・ショッカーさんが登場され、スタッフさんによってアコースティックコーナーの準備が進められます。 
・「スーパーロボット魂2017"春の陣"」東京二公演、大阪公演共々指定席はソールドアウト。 
・今回のユニット名は楽曲のレコードレーベルにちなんで「勝利の王様」。 
 メンバーはMIQさん、鮎川さん、森口博子さん、米倉千尋さん、福山さん、笠原さん。 
 楽器は福山さんと米倉さんによるアコースティックギター。 
・出番が直前だったので鮎川さんは衣装を変えて遅れて合流。ライブグッズのTシャツが逆。 
・ショッカーさん「福ちゃん、♪女の中に男がひとりぃー」 
 福山さん「いい気分だぜぇ~」 
 観客笑。 
・"先生"鮎川さんの指導の元、コーラスやハーモニーをしっかり練習された皆さん。 
 鮎川さん「もぉうほんとにねぇ、みんな時間がない中で集まってリハーサルしてね」 
 ショッカーさん「そうですよね。ポール・マッカートニーの誘惑と戦いながらね」 
 観客笑。 
 当時、The Beatlesのポール・マッカートニーさんが来日してライブツアー「ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017」を開催中。 
 大のBeatles好きの福山さんはリハーサルが終わってすぐにライブに直行されたそうです。 
 米倉さん「『ポールがポールが』って言うから、あたしたち、めっちゃ急いでリハーサルしましたもんね」 
 森口さん「『ポールによろしく』ってね」 
 ショッカーさん「そうそう、ピロコと僕とでポールって言ったらポール牧さんって言ったりしてね」 
 森口さん「世代よね~」 
 福山さん「すみませんねえ」 
 観客笑。

・ショッカーさん「鮎川先生の指導の元、確かな仕上がりのアコギコーナーですが、まず一曲目は今年30周年の作品です。 
        まあ、鮎川先生といえば『ドラグナー』です。まあ先生の方は後々に歌って頂くとしまして、 
        今回はもう一つのオープニング、あの『新婚さんいらっしゃぁ~い』的な番組に出ていらっしゃる……」 
 鮎川さん「もうひとりの"マミちゃん"ね」 
 ショッカーさん「そうそう。ちょっと鼻詰まりな声でね」 
 森口さん「そうだんでず。ぎょぐべいば『スダーダイド・セデダーデ』っでいいばず」 
 観客笑。 
 森口さん「びだざんがうだっでぐだざどぅのはうでじでぃでず」 
 ショッカーさん「すげえー本人が降りてきた。いやぁ似てるなぁ」

 

16:スターライト・セレナーデ/勝利の王様 
-MC-

 

アコギコーナー一曲目はアニメ「機甲戦記ドラグナー」より山瀬まみさんが歌われた二代目オープニング。 
順番に歌われサビで全員の歌声がハーモニーとして響く様子はとてもドラマチックで圧倒されました。

 

鮎川さん「次の曲は初の試みとして、バトンをつなぐように二人ずつで歌って順番に繋がる様に歌い次いでいきます。 
     例えば最初は米倉さんと笠原さん、次は笠原さんとMIQさん、MIQさんと森口さん、森口さんと私とつないでいきます」 
ショッカーさん「素敵なCOMMUNICATIONが繰り広げられていくんですね」 
鮎川さん「よくぞおっしゃってくれました。『JUST COMMUNICATION』です」 
観客「ぉおぉぉおぉおおおおおお」 
ショッカーさん「『真実はいつも一つ!!』」 
観客笑。 
ショッカーさん「なるほど、"二"人の歌声を"MIX"していくわけですね」 
鮎川さん「上手い!」 
米倉さん「さすが!」 
ショッカーさん「もう出てくる出てくる。山瀬まみさんも出てくりゃあ、そりゃいろんなものが出て来ますよ」 
森口さん「さっぎの『スダーダイド・セデダーデ』はがんどぅででぃだ」 
観客笑。

 

17:JUST COMMUNICATION/勝利の王様 
-MC-

 

アニメ「新機動戦記ガンダムW」よりTWO-MIXが歌われた初代オープニング。前途の通り二人ずつ数珠つなぎで歌われて行き、 
サビの部分では全員で歌われました。最後のサビは観客が歌ったり、ラスト部分をスキャットで表現されていたのも印象深かったです。

 

拍手の中、勝利の王様の皆さんが退場され、スタッフさんが次の準備をされる中、ショッカーさんお一人に。

ショッカーさん「ちなみの今回のアコギの構成は僕と、カインズの斉藤淳一君で担当しました」 
観客拍手。 
ショッカーさん「主催のバースデーソングさんと会議をするんですけど、やっぱりそれぞれ世代差があるもので、 
        若干の丸投げをされまして。淳ちゃんと話したら、彼がイイ曲を選んでくれました。彼はやる男ですよ!」 
観客拍手。

ショッカーさん「さあ続いてはやはりコレ行きたいと思います」 
そう言ったショッカーさんのTシャツはアニメ「機動戦士ガンダム」のRX-72ガンダム。 
観客「ぉぉぉぉぉおおぉおおおおお」 
ショッカーさん「『機動戦士ガンダム』コーナーまず一人目は元気娘"ちっひー"こと米倉千尋さんの登場です!!」

 

18:嵐の中で輝いて/米倉千尋 
19:10 YEARS AFTER/米倉千尋 
-MC-

 

「スパロボ20周年輝いて行こうゼーッ!」と米倉さんが登場され、OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のオープニング。 
小柄ながらもパワフルで弾けるような歌いぶりで魅了した後は、そのまま流れるように「第08MS小隊」エンディングへ。 
はつらつとした明るくしなやかな歌いぶりと歌詞そのままに身振りを交えたパフォーマンスで観客を盛り上げていました。

 

米倉さん「楽しんでますかっ!」 
観客「おぉぉぉおおおおおおぉおおおお」 
米倉さん「まだまだもっともっと輝けますかっ!」 
観客「おぉぉぉおおおおおおぉおおおお」 
米倉さん「じゃあちょっとここで皆さんの元気さを確かめたいと思います。じゃあ皆さん、ちょっと静粛に。 
      ……スパロボ20周年を喜ぶ国民よっ。その喜びを力に替えて、立てよ国民っ!! ジィイイイイク・ジオン!!」 
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」 
米倉さん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」 
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」 
米倉さん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」 
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」 
米倉さん「ありがとうございます!!」

 

アニメ「機動戦士ガンダム」第12話「ジオンの脅威」よりジオン公国軍地球方面軍司令ガルマ・ザビ大佐の国葬における 
ジオン公国総帥でありガルマの兄であるギレン・ザビによる演説の印象的な場面を用いて会場を一体にされました。

 

20:永遠の扉/米倉千尋 
21:MEN OF DESTINY/MIQ 
-MC-

 

続いて「スパロボが永遠に続く様に」と歌われたのは映画「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」よりエンディング。 
サビの部分での米倉さんののびやかな歌いぶりがとても清しいです。

続いてはMIQさんのご登場でOVA「機動戦士ガンダム0083」二代目オープニング。 
がらりと雰囲気が変わり、緊張感ある曲調とMIQさんのシリアスな歌いぶりはいつ聞いても抜群に格好良いです。

 

MIQさん「この曲を作ってくれたのは最初のオープニングを歌っている松原みきさんなんですけど、 
    少し前に自分のライブで彼女の代表曲『真夜中のドア~Stay With Me』をリクエストいただいて歌ったんですよ」 
ここで「真夜中のドア~Stay With Me」を一節だけ歌われました。 
MIQさん「とても才能のある素敵な方だったんですけど、惜しい事にガンで亡くなってしまいました。 
    『MEN OF DESTINY』を歌う度に思い出して、生きているというのはとても大切な事だと思いました。 
    やっぱり生きてみんなで音楽で一緒に楽しめるというのは素晴らしいことだと思います。 
    その思いを込めて思いっきり歌わせていただきます」

 

22:Evergreen/MIQ 
-MC-

 

照明が緑色になる中、しっとりとはじまったのは同じくOVA「機動戦士ガンダム0083」より二代目エンディング。 
静かな序盤から盛り上がっていき、サビでのダイナミックながらも暖かく包み込むようなMIQさんの歌いぶりには

うっとりしっぱなしでした。

 

MIQさんを紹介しながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「このムーヴメントが20周年という事で、初期の頃はアニキ、ミッチ、MIQ姐、影ちゃんの四人ではじまりました。 
        当初は皆さんが色々な曲をカバーされていました。アニキが『伝説巨人イデオン』の『復活のイデオン』を歌われたりね。 
        ♪聞こえるか聞こえるだろうはるかなとぉおおどぉおおろきぃいいいいいっ、って地面掘るようなドスの効かせ方でね」 
観客笑。 
ショッカーさん「かと思えばMIQ姐が『新世紀エヴァンゲリオン』の『残酷な天使のテーゼ』をカバーされたりね。これもレアですよ。 
        そんな中で続いての曲は初期の頃、影ちゃんがよく歌ってくれていた曲です。 
        やはり20年になると色々なつながりでオリジナルシンガーの方が出てくださるようになりました。

        新井正人さんのご登場です!!」

 

23:アニメじゃない-夢を忘れた古い地球人よ-/新井正人 
-MC-

 

久しぶりのご登場の新井正人さんが歌われるのはアニメ「機動戦士ガンダムZZ」より初代オープニング。

新井さんがティーンな歌声でファンキーに歌われる中、 観客も「アニメじゃない」の掛け声を入れて参加。

新井さんの「大きく!」という声を受けて後半の「アニメじゃない」はとても大きな掛け声でした。

 

新井さん「20周年、長かったようで短かったでしょうね。おめでとうございます!」 
観客拍手。 
新井さん「去年ね『ZZ』が30周年だったんですよ。

      それを記念してひろえ純さんと一緒に『ガンダム』の曲をカバーしたアルバムを出したんですよ。 
    『アニメじゃない』をデュエットしたり『翔べ! ガンダム』のサウンドも三代目J Soul Brothersを意識して作ってみたんで

     聞いてみてくださいね」 
観客拍手。 
新井さん「現実もアニメも様々な問題があって、地球も世界も泣いているよね。『時代が泣いている』!!」

 

24:時代が泣いている/新井正人 
25:サイレント・ヴォイス/ひろえ純 
-MC-

 

続いては同じく「ガンダムZZ」より、発表から30年以上経った今も色あせないテーマを感じる初代エンディング。 
サビでは新井さんの力のこもった歌いぶりに観客の歌声も強まっていき、ライブならではの一体感をしみじみ味わえました。 
新井さんが退場されるとひろえさんが登場され、「ガンダムZZ」よりシリアスな雰囲気の二代目オープニング。 
凛としながら哀愁を感じるひろえさんの歌声に合わさる様に観客も一緒になって歌う様子は印象深い一幕でした。

 

ひろえさん「さっき、新井さんもお話してましたけど、

       去年『ガンダムZZ』30周年を記念して二人でCDを作ってみました。よかったら聞いてください」 
観客拍手。

 

26:一千万年銀河/ひろえ純 
-MC-

 

続いては「ガンダムZZ」より銀河を思わせるひろがりを感じる曲調の二代目エンディング。久々に聞けて嬉しうございました。 
「ガンダム」シリーズ全てに通じる様な歌詞をひろえさんは強さを感じる歌声で歌われ、会場全体を包み込んでいました。

 

ひろえさんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「さきほどひろえさんが歌われた『サイレント・ヴォイス』も当初はアップルパイがカバーしてくれてました。 
        20年の間にこうしてオリジナルの方々をお呼びする事が出来て『機動戦士ガンダムZZ』コンプリートです!!」 
観客拍手。

27:Ζ・刻をこえて/鮎川麻弥 
-MC
-

 

「ガンダムZZ」から遡ってテンポのイイドラムの中、鮎川さんが登場されアニメ「機動戦士Zガンダム」初代オープニング。 
鮎川さんのしなやかな歌いぶりはもちろん間奏中の観客との「Z」コール&レスポンスはライブならではの一体感で素敵でした。

 

鮎川さん「スパロボ20周年という事で、私が初めて出させていただいたのが2002年。丸15年になります。 
     その間、出させてもらっている間に先程の『Ζ・刻をこえて』の間奏でのコール&レスポンスが誕生したんです。 
     スパロボに育ててもらって、本当に感謝してます!」 
観客拍手。

 

28:星空のBelieve/鮎川麻弥 
29:水の星へ愛をこめて/森口博子 
-MC-

 

続いても「Zガンダム」よりエンディング。軽快な鮎川さんの歌いぶりもコーラスの皆さんと観客の合いの手も聞き所。 
鮎川さんの余韻をそのまま残しつつ森口さんが登場され、同じく「Zガンダム」より二代目オープニング。 
透き通るようでどこか憂いも感じる歌声で歌われている森口さんに観客もうっとりと聞き入っている様子でした。

 

森口さん「楽しんでますかっ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおぉおおお」 
森口さん「これこれ! これがスパロボよぉ!! アコギコーナーでも出てきたのに初めて出てきたような声援!」 
観客笑。 
森口さん「これを聞かないとゴールデンウィークが来たって感じがしないのよっ!」

 

30:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子 
-MC-

 

続いて森口さんが歌われたのは映画「機動戦士ガンダムF91」より主題歌。本曲でNHK「紅白歌合戦」にも初出場されました。 
想いを込めて歌われている様子の森口さんの柔らかくも芯の強さを感じる歌いぶりはライブで体感すると一層魅力的でした。

 

森口さん「10代で『Z』に出会い、20代で『F91』に出会い、30代で『Gジェネ』に出会い、 
     40代ギリギリで25年ぶりにガンダムの映画に帰って来れました!!」 
観客拍手。 
森口さん「ホントに嬉しいっ! みんなやスタッフの皆さんが叶えてくれた夢だと思います。この作品はファーストガンダムの前日譚で、 
     歌の中に『争い』という歌詞が出て来ますが、それはファーストガンダムのあの戦争を意味しているんです」

 

31:宇宙の彼方で/森口博子 
-MC-

 

映画/OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」より作品の音楽を担当された服部隆之さんのfeaturingで歌われたエンディング。 
映画「機動戦士ガンダムII 哀・戦士」主題歌「哀・戦士」に通じるような本曲。はかなく歌われる森口さんにぐいぐいと惹きこまれていきました。

 

森口さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「ちょうどピロコちゃんのデビュー当時に近い所でお仕事をしていましたから、『水の星』を聞くと色々思い出します。 
        さあ、ここからはラストまで一期に行きたいと思いますが、準備はいいですかぁああああああ!?」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉおお」 
ショッカーさん「それでは30周年の『機甲戦記ドラグナー』からっ、鮎川麻弥さんのご登場で『夢色チェイサー』!!」

 

32:夢色チェイサー/鮎川麻弥 
33:コンディション・グリーン~緊急発進~/笠原弘子 
34:キングゲイナー・オーバー!/福山芳樹 
35:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ

 

ラストブロックトップは鮎川さんのご登場でアニメ「機甲戦記ドラグナー」より疾走感が痛快な初代オープニング。 
色気を感じる鮎川さんの歌いぶりに大いに盛り上がった後は、

笠原さんのご登場でテレビアニメ「機動警察パトレイバー」2代目オープニング。 
照明がステージを緑色に染める中、しなやかに笠原さんが歌われた後は、

福山さんによるアニメ「OVERMANキングゲイナー」よりオープニング。 
福山さんの突き抜ける歌声に合わせてオープニング映像よろしく観客が軽快に踊る様子はラストブロックにぴったりの高揚感でした。 
締めはMIQさんのご登場でアニメ「重戦機エルガイム」より、宇宙を思わせつつ一種の緊迫感を思わせる曲調の初代オープニング。 
哀愁を感じるシリアスな歌いぶりから、サビのラストで一気に高音になるMIQさんの歌いぶりに観客も大いに盛り上がっていました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

拍手の中、MIQさんとバンドの皆さんが退場され、しばらくすると拍手が手拍子になり、アンコールへ。 
しばらくすると観客のアンコールに合いの手を入れながらショッカーさんがご登場。 
観客と一緒に「スーパーロボット」「スピリィイッツ」の掛け声で出演者の皆さんを呼び込みまれました。 
  
・ショッカーさんによってバンド、コーラスの皆さんをそれぞれご紹介。 
・杉山さんは今回のツアーだけお休みという事で、今回はアップルパイハーフとしてご紹介。 
・続いて出演者の皆さんがそれぞれ一言づつコメント。 
・福山さん「こうやって『マクロス』の三人が並べてるってホントにうれしいですね。あと今後はトークは短めにします」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「でもその後は飯島さんの楽屋に入り浸ってたっていうじゃない?」 
 飯島さん「そうですね45分くらい」 
 観客笑。 
 福山さん「そんなにいたの? 海外の色んなお話を聞いてあっと驚いてましたよ」 
・米倉さん「私は去年デビュー20年目だったんですけど、ここに来るといつまでも新人に戻るんです。身が引き締まってとても幸せです」 
・新井さん「今回出させてもらったのは3回目かな? 最初に感じたのは出演者もバンドもお客さんもファミリーなんですよね」 
・森口さん「来てくれる皆さんも年齢層が高いじゃないですか? いい意味でよっ!」 
 観客笑。 
 森口さん「やっぱりアニソンの歴史を一緒に盛り上げてきたんだと。何年経ってもアツくなれるスパロボってやっぱり最高よね」 
・森口さん「10代、20代、30代、40代でガンダムに出会えたので、50代、60代でもガンダムに出会いたい!!」 
・MIQさん「毎回チームリアルの時に感じるのは凄い絆が強いのよね。明日は明日で個性が強くて頼もしい皆さんばかりで素敵なのよ」

 

36:ダンバインとぶ/MIQ 鮎川麻弥 森口博子 米倉千尋 福山芳樹 笠原弘子 
         ひろえ純 新井正人 飯島真理 ショッカーO野

 

アンコールは一日目の座長であるMIQさんの代表曲の一つであるアニメ「聖戦士ダンバイン」よりオープニングを全員で。 
MIQさんを中心に出演者、観客が一緒になって歌う中、二番の「二つの腕を」で両手を上げて顔を見合わせる米倉さんとショッカーさん、 
更に三番の「肉を切らせてとどめを刺せば」では米倉さんがショッカーさんに剣を突き刺すような仕草をされている場面もありました。

 

37:三本締め

 

バンド、コーラスの皆さんもショッカーさんの誘導でステージ前方に合流され、今回の出演者全員が勢揃いしました。 
最後にMIQさんの音頭で出演者、観客全員による三本締めが行われました。

 

三本締めが終わると、ショッカーさんの案内で出演者の皆さんがお一組ずつ順番にご退場されていく中、 
最後にMIQさん、鮎川さん、森口さんだけに。ショッカーさんに「キング三人娘」「姉様キングス」と呼ばれたりしながら、 
改めておひとりづつ紹介され、順番に退場されて行きました。

 

ショッカーさん「さあ、みなさん今日は楽しかったですかぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「盛り上がりましたかぁあああああああああああああああ?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「絶対にまた会いましょうねええええええええええ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「それでは約束のぉスーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。また明日!!」

 

ショッカーさんが拍手で見送られ、「スーパーロボット魂2017"春の陣" ~20th Anniversary~」一日目は終演となりました。

二本柱である「機動戦士ガンダム」シリーズと「超時空要塞マクロス」シリーズを中心に披露されていく中で、 
ひろえさんのご出演で「重戦機エルガイム」から思わぬ楽曲が聞く事が出来たり、 
アコギコーナーでは今回の出演者の皆さんならではのチームワークによるコーラスやハーモニーが堪能できたのが特徴的でした。

 

一日目の出演者の皆さんはMIQさんとショッカーさん以外はムーヴメントが続いていく中、2000年代、21世紀から出演された方々。 
SRSへの出演をきっかけにアニメソング業界に本格的にカムバックされたり、歌手活動を再開されたり、 
アーティストの方々同士が交流を深められて合同ライブを行ったりと皆さん活動の幅を広げられています。 
また、出演当初は森口さんや飯島さんの生歌をこういったアニメ系のライブで聞く事はまず考えられなかっただけに、 
月日を重ねたからこそ実現できた有難さを再認識しました。


 

補足

 

・ショッカーさん「今回20周年という事で過去のライブの内容を調べてみたんですよ。当初って全部で18曲くらいだったんですね。 
        今、18曲しかやら無かったらぶっ飛ばされるでしょ?」 
 観客笑。

 

・福山さん「皆さんよく歌詞間違えないで歌えるなあ。ここに来ると皆さんの知識量に頭が下がりますよ」 
 観客笑。 
 福山さん「いや、ほんとですよ。だってオレの事を初めて見るって人もいると思うんですよ。でも正しい歌詞で歌えてますもんね。 
      そしてこのエネルギーね。これから三時間ですよ。みんなもう若くないのに」 
 観客笑。 
 福山さん「オレもよく言われるんですよ。『いい年なのにすごいですねー』って。まあいい年とは言われないけどそれに類する感じでね。 
      でも、今日は年齢は上から五番目ですからね。年上で凄い人って沢山いますからね」

 

・アコギコーナーで演奏を担当された福山さんと米倉さん。ショッカーさんに「ダブルギター漫談兄妹」と呼ばれたり。

 

・MIQさん「明日のアコギは大人の癒しのほんわかした感じなんだけど、今日のチームリアルは真剣ですよ」 
 福山さん「えーあっちは真剣じゃないのぉ?」 
 MIQさん「いやいやいや、向こうはね、余裕の癒しの空間なのよ」

 

・ショッカーさん「さあ先生、次なんですけど」 
 鮎川さん「ハイ!」 
 ショッカーさん「あ、先生って自分で認めちゃったね。じゃあみんなで"先生"。せーのっ」 
 観客「せーんせー!!」 
 鮎川さん「いやいやいやいや。やめてー」

 

・森口さん「今年から椅子があるのね。ほらみんなも同じように歴史を重ねてるからね」

 

・「キングゲイナー・オーバー!」では間奏の松尾さんのギターソロをわくわくとした表情で見ていた福山さん。

 

・それに応えるように、通常のいぶし銀の演奏からは考えられない、とんでもない超絶ギターテクを見せる松尾さん。

 

・森口さん「ありがとうございましたっ! 幸せでしたぁああああ!!」 
 ショッカーさん「"でした"じゃだめよ!」 
 MIQさん「幸せになってッ!」 
 森口さん「幸せになりたあああい! 白馬の王子様はどこぉおおおおお」 
 観客笑。

bottom of page