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340スズキ♪ presents 「歌祭51 ~渡部チェルの巻~」 
17.4.14 Naked Loft

 

出演/渡部チェル

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ Key.渡部チェル

 


日本特撮党党首を自任されている読売新聞記者の鈴木美潮さんが、特撮ヒーロー好きが高じて 
特撮作品の関係者を招いて開催されているトーク&ライブイベント「祭」シリーズ。 
その中でも歌手の方にスポットを当てたのが「歌祭」シリーズです。

 

大台の50回目を越え、51回目となる今回は、前回のRickyさんからのご紹介で、渡部チェルさんがご登場。

チェルさんはアニメ「デジモンアドベンチャー」シリーズ、アニメ「おねがいマイメロディ」シリーズ、 
アニメ「キン肉マンII世」、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」など様々なアニメソングを作曲、編曲されている他、 
アニメ「学級王ヤマザキ」では歌も歌われたり、Rickyさんと同じRIDER CHIPSでサポートキーボードを務められていらっしゃいます。 
今回は「歌祭39 ~IMAJOの巻~」のサイキックラバーのギタリストJOEさん以来となる歌手ではなく、 
どちらかというとクリエイター側の方のご登場という事で、どういった感じになるのか楽しみにしておりました。

 

「歌祭」は歌の祭りですが、基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。 
来場された方だけのお楽しみです。

 

会場は居酒屋形式のライブハウスNaked Loft。今回はテーブルが設けられ、ゆったりと楽しむ事が出来ました。 
開演までの間、会場内は新旧織り交ぜた特撮のオープニングとエンディングがランダムで流されており、 
当日はチェルさんが手がけられた楽曲にちなんだオリジナルメニューとして 
パッソアとカルピスのカクテル「チェル色パテシエール」と梅干サワー「よっしゃあ漢梅」が販売されていました。 

 

開演時間になるとNaked Loftの今後のスケジュール告知映像が流れた後、 
スタッフさんからお店の説明とイベントに関する諸注意がされ、司会の美潮さんがご登場。

今後の「祭」シリーズ予定等の告知をされた後、主役のチェルさんが拍手の中呼びこまれ、いよいよ開演です。

 

01:ELEMENTS (TVサイズ) 
-MC-

 

チェルさんが登場しながら歌われたのは、Rickyさんからのバトンという事で特撮「仮面ライダー剣」より二代目オープニング。 
高音を絞り出すように歌われていたチェルさんが印象的。Rickyさんと同じ振り付けをしている観客もちらほら。

 

・チェルさんは「チェル色パテシエール」、美潮さんは「よっしゃあ漢梅」でカンパイ。 
・梅が苦手なチェルさん。

・三兄弟の真ん中。家はいつもどたんばたん。 
・東京から神奈川を経て千葉に住む。 
・見ていたヒーローといえば「仮面ライダー」。ウルトラマンならAやタロウ。 
・特にハマったのは仮面ライダー。でも一話以降はしばらく見ていない。 
・チェルさん「ちょうど幼稚園くらいだったんですけど、一話の内容がよくわからなかったんですよ。 
      本郷猛が連れ去られて、緑川博士に助けてもらうけど、博士の娘さんが博士が襲われてるって勘違いして……とか 
      幼稚園やそこらだとなかなか理解できなかったんですね」 
 美潮さん「よくわからなかったにしてはすごく覚えてますね」 
 チェルさん「それはね、後々見直したんですよ」 
・幼稚園の話題についていけなくなって見てみてハマる。

 

02:レッツゴー!!ライダーキック -2016 movie ver.- (フルサイズ) 
-MC-

 

映画「仮面ライダー1号」よりチェルさんがアレンジされたRIDER CHIPS版の「レッツゴー!!ライダーキック」。 
劇中やサウンドトラックでは一番のみの「(movie edit.)」でしたが、今回はフルサイズを本邦初公開。 
チェルさんは「ELEMENTS」とは好対照な渋みの効いた歌声で歌われ、最後にはナレーションも披露されました。

 

・チェルさん「実はこの曲ってRIDER CHIPSが歴代の主題歌をカバーしたアルバム『改造』ってのがあるんですけど、 
      そのオケに僕がアレンジしたブラスやストリングスを重ねて作ったんですよ。  
      だからRickyも完成したから知らされたし、メンバーみんなも後々知ったんですよ」 
・「仮面ライダー」を見ていた記憶はあるものの、途中から裏番組の「突撃! ヒューマン!!」を見ていた記憶も。 
 チェルさん「だから『ライダー』のオープニングが『ライダーアクション』に変わったのもしらなかったんですよ。 
      『仮面ライダー』がパチンコになる時にオープニングをアレンジし直したんですけど、 
      なぜか『ライダーアクション』が入っていてそこではじめてオープニングだって知ったくらいですもん」

 

03:ライダーアクション (1C) 
-MC-

 

美潮さんからのリクエストは「ヒューマン」ではなく、あえて特撮「仮面ライダー」より三代目オープニング。 
チェルさんは本曲のオリジナルを歌われている子門真人さんのニュアンスを踏襲して歌われていました。

 

・美潮さん「チェルさん、子門さんっぽい歌い方されますね」 
 チェルさん「実は10年くらい前、すごい太ってたんですけど、その時の方が似てたんですよ。 
      当時は子門真人さんとささきいさおさんのモノマネが得意だったんですよ」 
・仮面ライダーは「アマゾン」で見なくなる。 
・チェルさん「今でいう一話切りってやつですよ。元から理系人間なのでファンタジーが苦手で。 
      科学に基づいていない、理由がないものってちょっと納得できなくて。 
      『宇宙戦艦ヤマト』も大気圏突入する時は羽根出るでしょ? 申し訳程度でも。 
      羽根だけじゃどうしようもないけど、出しておこう見たいな心意気が好きなんですよ。 
      だからアマゾンもちょっと現実離れ過ぎの感がありましたからね」 
 美潮さん「納得できない感じですか?」 
 チェルさん「納得できないというか、興味が沸かないんですよね」 
・「宇宙戦艦ヤマト」世代。

 

04:真赤なスカーフ (1C) 
-MC-

 

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりエンディングをチェルさんの生演奏による弾き語りで。 
チェルさんの低音の歌声も味わい深く、ピアノ演奏のみというのもとても魅力的でした。

 

・アニメ「学級王ヤマザキ」のエンディング「パイあるかぎり」はスタッフの意向で「真赤なスカーフ」を丸々拝借。 
・「ヤマザキ」では途中まではチェルさんがオープニング、エンディングを歌われ、途中から山崎邦正(現・月亭方正)さんに交代。 
・チェルさん「これは何でかていうと、『ヤマザキ』のアニメの放送準備をしている段階の時期で 
      当時『ポケモン』が例のポケモンショック事件で休止しちゃって、前倒しで放送したんですよ。 
      その時はまだ歌う人が決まってなくて、僕が歌ったデモがそのまましばらくの間流れてたんです」

・トマト、キュウリ、ナス、貝、キノコなどなど好き嫌いが多い。 
・チェルさん「キノコはね、嫌いの次元が違う。食べる事が出来ても数分経ったら戻しちゃうくらい」 
・それでもかつて嫌いだった酢やマヨネーズは現在克服。むしろマヨラー。

・太っていた時期の話。 
・ボディーブレードと食事制限だけで10キロ以上痩せる。 
・美潮さん「数ある器具の中でなぜボディーブレードだったんですか?」 
 チェルさん「単純に屋内で出来るというのと、どこででも出来るじゃないですか。 
      あとキーボードケースに丁度収まるんですよ。だからツアーにも持っていけるんですよ。 
      当時、ダンスマンのバックバンドやっていたんですけど、ダンサーの女性が変装をするんで二時間位かかるんです、 
      だからリハーサルが開演二時間前に終わっちゃうからヒマで。ずっと舞台袖でボディーブレードやってましたね」 
 観客笑。

・貝が嫌いなのにアニメ「貝社員」の音楽や歌を手がける事に。 
・「貝社員」は映画館TOHOシネマズで幕間上映された「キャラクターバトルクラブ」で流されたショートアニメーション。 
 2016年から日本テレビ系列朝のニュース番組「ZIP!」内でレギュラーアニメ化されています。 
 チェルさん「『ZIP!』も最初は半年っていう話だったんですけど、あれよあれよと一年以上放送してますね」 
・チェルさん「歌の最後に貝を料理してしまいたいって歌うんですけど、世界で一番心が籠ってない」 
 観客笑。 
 美潮さん「よく心を込めて歌えって言いますけどね」 
 チェルさん「心が籠ってなかったのが逆に良かったみたいですね。元々自分が歌う予定じゃ無かったんですけど、 
      仮歌を歌ったらスタッフさんに気にいられたみたいで。オーディションしたみたいなんですけどね」 
・ここでサポートとしてサイキックラバーのギタリストJOEさんがご登場。 
・とりいそぎカンパイ。 
・JOEさん「でも珍しいっすよね、チェルさんが歌ってるのとか。どんな感じです?」 
 チェルさん「わかんないよ! おじちゃんはコワくなちゃったんだよ」 
 観客笑。 
・美潮さん「今日はその『貝社員』をそのまま演じてくださるという事ですけど」 
 チェルさん「はい。その為にJOEを呼んだといっても良いくらいです」 
 JOEさん「そうなんすか?」 
 チェルさん「そうだよ。だってやろうと思えば一人で出来るもん」 
 JOEさん「えー。台詞とか超緊張するんだけど」 
 観客笑。

 

05:【貝社員】その7 「カモ貝」/& IMAJO 
-MC-

 

アニメ「貝社員」の中からカモ貝と課長のやりとりをオープニング、本編、エンディングを全編再現。 
カモ貝をチェルさん、課長をJOEさんがそれぞれ演じられ、演奏もそれぞれが担当されました。 
語尾の「かもしれないっスねえ」をチェルさんが見事に再現され、JOEさんはご自身独自の気だるげな課長でした。

 

・サイキックラバーでは課長的なポジションのJOEさん。 
・JOEさん「YOFFYが正社員ですね」

・クラシックを聞いていた父の影響でインストゥメンタルが好き。歌詞のある歌が苦手だった。 
・中学校、高校は吹奏楽部。渡辺貞夫さんに憧れるもサックスではなくチューバ。 
・チェルさん「低音を担当したおかげで曲の全体を見る事が出来たんだと思いますね」 
・「宇宙戦艦ヤマト」やドラマ「太陽にほえろ!」は作品だけではなく、サウンドトラックを聞きまくる。 
・生まれてはじめてかったレコードは「太陽にほえろ! 100回放映記念主題曲集」。

 

06:ロッキー刑事のテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
07:ジーパン刑事のテーマ (青春のテーマM1) (さわりのみ) 
-MC- 
08:マイコン刑事のテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
09:殿下のテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
10:山さんのテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
11:スコッチ刑事のテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
12:ラガー刑事のテーマ (さわりのみ) 
-MC- 
13:ラガーの青春 (さわりのみ) 
-MC-

 

その場で観客からリクエストを受け、ドラマ「太陽にほえろ!」より歴代刑事のテーマを生演奏。 
歴代刑事のテーマは大体覚えているというチェルさんは一人一人の刑事の解説を交えつつ、 
即興で次々と刑事たちのテーマを演奏されていく様子には圧巻でした。

 

・聞いていると新宿を走りたくなる。 
・後付けで「○○刑事のテーマ」になった曲たち。 
・テーマ曲が無い七曲署の人たち。

14:太陽にほえろ! メインテーマ/& IMAJO 
-MC-

 

美潮さんの「せっかくなのでメインテーマを聞きたい」という事で、JOEさんを交え「太陽にほえろ!」メインテーマ。 
チェルさんの颯爽とした鍵盤さばきと疾走感を誘うJOEさんのギターが相まって聞き応えがありました。

 

・歌詞のある歌が苦手でも英語歌詞はすんなり入ってくる。 
・NCAAカレッジフットボールの試合「ミラージュボウル」のテーマソングを聞いて以来、ゴダイゴにハマる。 
・チェルさん「英語詞だったからでしょうね。それからゴダイゴの曲を色々聞くようになって、 
      やっと新曲が出るぞって事で喜び勇んで買って、聞いてみたら日本語で『そこぉ~にい~けばぁ~』ですよ」 
 観客笑。 
 チェルさん「てっきり英語だと思ったからビックリするやらがっかりするやら」

 

15:THE GALAXY EXPRESS 999 (English Version)  (1C)/& IMAJO 
-MC-

 

前半のラストはゴダイゴの楽曲の中から、映画「銀河鉄道999」より主題歌の英語版を引き続きJOEさんと共に。 
チェルさんの甘い歌声と流れるような英語の発音が素敵。JOEさんの小気味のいいギターも高揚感満点でした。

~休憩~

 

拍手の中、チェルさん、JOEさん、一旦ご退場され10分間の休憩タイム。 
再び新旧織り交ぜた特撮のオープニングとエンディングがランダムに流れていましたが、 
時間になるとまずは美潮さんがご登場。再びチェルさんとJOEさんを呼び込まれて後半がスタートです。

 

16:夢にエール! パティシエール♪ (1C) 
-MC-

 

後半一曲目は美潮さんからのリクエストでチェルさんが作られたアニメ「夢色パティシエール」よりJOEさんと共にオープニング。 
チェルさんが実際にご自身が作られた楽曲をセルフカバーで歌われる機会はなかなか無くこういった事も「歌祭」ならでは。

 

・美潮さん「かわいかったですねー」 
 チェルさん「可愛いとかねえ。どうしてくれるんすかねえ」 
・後半もチェルさんは「チェル色パテシエール」、美潮さんとJOEさんはビールでカンパイ。

・高校時代はミュージシャン、バイクの技術者、漫画家などやりたいことだらけ。 
・大学付属高校で進学希望の学部は常に定員割れだったので、進学もらくらくかと思いきや、 
 その年に限って希望していた学部が定員オーバーで別の学部へ。でもつまらないから学校に行かない。 
・二年生の中ごろに仕事もやり始めていたので休学を希望するも学費を納めていなかったので、退学するも抹席扱い。 
・七つのバンドを掛け持ち。バイトも沢山。 
・建築業のバイトで高所恐怖症に。 
・音楽プロデューサーの伊秩弘将さんのバックバンドを担当した事がきっかけで歌詞のある歌に興味を持つ。

17:White Love (1C) 
-MC-

 

伊秩弘将さん関係の楽曲をという事で、伊秩さんがプロデュースされたユニットSPEEDの代表曲の一つ「White Love」。 
元来が10代の女性曲であるだけに高音の曲なので、チェルさんは絞り出すように歌われていたのが印象的でした。

 

・チェルさん「カラオケの音源で歌うとカラオケ感ハンパないですね」 
・その後、通信カラオケの音楽を作る仕事をするように。 
・チェルさん「ちょうど通信カラオケが始まった時期だったので、色々な曲をカラオケにしなくちゃいけないので大変でしたね。 
      その間に新曲も沢山発表されますから、3年くらいはずっと通信カラオケのカラオケを作ってましたね」 
 美潮さん「ちなみに一番簡単だったのは何の曲ですか?」 
 チェルさん「QEENの『WE WILL ROCK YOU』10分位で出来ましたね。ドラムを作ってコピペして、あ、出来たって」 
 観客笑。 
・「魔法の天使クリィミーマミ」や「幽☆遊☆白書」などその後仕事で関わる事になる作品や人のカラオケも制作。 
・チェルさん「どうやら僕が作る弦楽器メインのロックのカラオケが評価されていたみたいで、 
      LINDBERGの曲のカラオケもよく依頼されたんですけど、

      まさかその後再結成したLINDBERGのサポートするとは思わなかったですよ」 
 JOEさん「僕もボーカルの渡瀬マキさんのサポートをした事があるんですけど、

     自分が『WOW WOW』って合いの手入れてるって感動的ですよね」 
 チェルさん「わかる! オレ、合いの手入れてるよぉって思うもんね」

 

18:GAMBAらなくちゃね (1C) 
-MC-

 

通信カラオケを多く作られ多というバンドLINDBERGの楽曲の中からチェルさんがお好きだという「GAMBAらなくちゃね」。 
本曲も高音ながらしなやかに歌われていましたが、「気を抜くと合いの手やハモリのパートを歌っちゃう」との事。

 

・通信カラオケの楽曲がほぼ作り終わり、新曲以外の依頼が来なくなり仕事が激減。 
・チェルさん「やばい。カラオケ出つくした。死ぬ!」 
・方々で仕事を探す中、飛びこんできたアニメ「ポケットモンスター」オープニング曲のアレンジ。 
・放送開始目前に依頼の電話。しかも締め切りまで半日というとても短い期間。 
・半年以上前に歌詞と曲が出来ていたものの、レコード会社が決まらず。

・中にはアイドルとのタイアップを提案するレコード会社もあったそうですが、ポケモンスタッフが話が断ったとか。
・結果、アニメの出資者であるメディアファクトリーがインディーズレーベル「ピカチュウレコード」を設立。 
・CD発売時はインディーズだったので、発売後半年はオリコンの売り上げにカウントされていない。 
・チェルさん「オリコンでは100何十万枚売れたって事になってますけど、

      実際はその前に100万枚くらい売れててホントはダブルミリオンなんです。 
      実は、インディーズのチャートが発表されるようになったのってポケモンのおかげなんですって」

 

19:めざせポケモンマスター (TVサイズ) 
-MC-

 

ポケモンの話から2017年に放送から20周年を迎えたアニメ「ポケットモンスター」よりオープニング。 
チェルさんはご自身のアレンジしたカラオケで歌われるのが少し不思議との事。観客の合いの手もいい勢いでした。

 

・「ポケットモンスター」に関わった後、「デジモンアドベンチャー」に携わる事に。 
・音楽制作会社が一緒。 
・メインプロデューサーがポケモンのアシスタントプロデューサー。打ち合わせにピカチュウのシャツを着てきちゃう。 
・オープニング曲が決定したのはアニメ放送開始目前。しかもさらに決定がひっくり返る。 
・劇場版と同時発表だったのでTVサイズや映画サイズなど様々なサイズを作ることに。 
・チェルさん「知らない間に若者がカラオケで沢山歌ってくれて。ランキングも上位だし。

 僕は編曲なんで一銭も入ってこないんですけど」 
 観客笑。 
 チェルさん「でも『デジモン』がこれだけ人気で支持し続けてもらえるなんて当時は思いませんでしたからね。 
      『ポケモン』のパチモンって言われてましたけど、

      パチモンはパチモンなりにやってやろうじゃないかっていう気合で作ってましたから」

 

20:Butter-Fly (1C)/& IMAJO 
-MC-

 

デジモンの話からアニメ「デジモンアドベンチャー」よりオープニングをチェルさんのキーボードとJOEさんのギターで。 
チェルさんの軽快な歌声に合わせて、観客も大いに盛り上がり、会場全体一体となっての大合唱となりました。

 

・RIDER CHIPSのお話。 
・結成当初からキーボードを設けずに半オケを流していたものの、 
 ライブ「MASKED RIDER LIVE 2000」でアクシデントがあり、サポートとしてキーボードを迎える事に。 
・オーディションを経て気づいたらサポートメンバーに確定。 
・美潮さん「野村義男さんはじめ、メンバーの皆さんとは最初どんな感じだったんですか?」 
 チェルさん「野村さんはあんまり話してくれなくてコワかったですね。『わーヨッチャンこっち見ねぇー』ってビビりましたけど、 
      初対面の人へ必ずやる威嚇行動らしいですよ」

・朝の情報バラエティ「おはスタ」に黎明期から関わり、ハロー! プロジェクトの楽曲にも携わっているという事で 
 映画「ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!」に関わる事に。 
・チェルさん「この作品って樋口真嗣監督のデビュー作なんですけど、少し前まで黒歴史扱いだったみたいですね。 
      監督名も"ヒグチしんじ"だったし。今はプロフィールにちゃんと明記されてますから何か理由があるみたいですね」

 

21:真夏のSounds good! (サビのみ)

 

「歌祭」シリーズでは出演者がAKB48の「Everyday、カチューシャ」を踊られるのが通例になっておりますが、 
今回は樋口真嗣監督のお話の流れから、同じAKB48の楽曲でも樋口さんがPVの監督をされた「真夏のSounds good!」。 
曲を途中から音を流し、サビの部分からダンス開始。チェルさんはしっかりとした踊り振りでした。

 

・チェルさん「いやぁ、ちょっと悔いが残りますねぇ」 
 美潮さん「じゃあ次はフルサイズで」 
 チェルさん「次って何?」 
 観客笑。

 

プレゼント抽選会

 

ここで入場時に配られた番号札を用い、チェルさん自らがクジを引いていくという形式のプレゼント抽選会。 
今回使用された楽譜や「真夏のSounds good!」の振付けアンチョコ等にサインを添えて。

順番にクジが引かれる中、関係者として来場されていたアニメ「DRAGON BALL」や特撮「超星艦隊セイザーX」のオープニング等を 
歌われている高橋洋樹さんがクジに当選されてステージへご登場。

 

21.5:魔訶不思議アドベンチャー! (サビのみ)/高橋洋樹

 

せっかくステージに来られたという事で、アニメ「DRAGON BALL」オープニングのサビ部分をアカペラで歌唱。 
思わぬサプライズに観客も大喜びで大合唱。その後、改めて高橋さんがクジが引き、一般の方がご当選されていました。

 

お友達紹介

 

さらに次回の「歌祭」へバトンをつなぐべく、チェルさんがその場で生電話する予定でしたが、 
次回の主役の方が現在舞台に出演中という事で、チェルさんから次回の主役のお名前をご紹介。

次回はチェルさんが楽曲に携わったアニメ「おねがいマイメロディ」シリーズで 
ヒロインの夢野歌役を演じられた榎あづささんのご登場。「榎祭」です。 
名前が発表された後、チェルさんが榎さんからのメッセージを代読されました。

 

22:覚醒 
-MC- 
23:よっしゃあ漢唄

 

ラストコーナーはチェルさんが作られた楽曲を歌われるコーナーまずは特撮「仮面ライダー剣」より「覚醒」。 
チェルさんはRickyさんを思わせる歌いぶりと前かがみで歌われているお姿が印象的でした。 
最後はパチンコ「CR花の慶次~斬」よりシリーズを通して根強い支持を集めている「よっしゃあ漢唄」。 
「覚醒」とはまた違ったドスの効いた歌いぶりや口上を見せる傾奇ぶりで観客も大盛り上がりでした。

 

チェルさん「いやぁ……疲れますねえコレ。人前で何十曲も歌う機会なんて無いのでちょっとビビりました」 
観客笑。 
チェルさん「でも面白かったです。ただのキーボード弾くだけ人間なのにこれだけの人が集まってくれるなんて。ありがとうございます」 
観客拍手。

 

観客とチェルさんがハイタッチでお見送りされて340スズキ♪ presents 「歌祭51 ~渡部チェルの巻~」は終演となりました。

これまでCD等で歌声を聞く機会はありましたが、実際に歌われている様子を拝見したのは初めて。 
さまざまなジャンルの楽曲を高音から低音まで幅広い音域で歌われている様子は圧巻でした。 
JOEさんとの演奏での共演はもちろん、「貝社員」を一編丸々と表現されたのも今回ならではの一幕でした。 
また、淡々飄々とした語り口でご自身の生い立ちや楽曲の裏話をお話されているお姿も個性的で、お話の内容にも興味津々でした。


 

ゲスト/IMAJO 高橋洋樹

 


補足

 

・「侍ジャイアンツ」は初めて原作を買うほどハマった作品。

 

・チェルさん「『ルパン三世』も見てたらしいんですよ。でも開始10分位でお袋がテレビを消しに飛んできたらしいですよ。 
      やっぱり当時の僕には早かったんでしょうね」 
 美潮さん「ウチもお母さんと一緒に『キューティーハニー』は同じような事になりましたね」 
 チェルさん「『キューティーハニー』ははなっから見せてくれませんでしたね。どっからか内容を聞きつけてきたんでしょうね」 
 美潮さん「なんかウチの母親は『女性が自立する物語』だと思ってたらしいですよ」 
 観客笑。

 

・チェルさん「ポケモンは実際に歌になるとサトシの松本梨香さんとオーキド博士の石塚運昇さんに歌ってもらって、 
      『ポケモンいえるかな』は社員のイマクニ?が仮歌を歌ってて、それはイマクニ?のままでいいやって事になったんです」 
 観客笑。

 

・チェルさんはJOEさんやmanzoさんや内田稔さんなどとよくプールに行く。 
 JOEさん「チェルさん凄いんすよ。流れるプールで本気のバタフライするんですよ」 
 観客笑。 
 チェルさん「人がいなかったんですよ。久々にバタフライ出来るかなって思ってやってみたんですよ」 
 JOEさん「しかもすんごい速いんすよ。それこそ、あそこですよ。よみうりランド」 
 美潮さん「あんな所で!」 
 観客笑。

 

・美潮さん「今日は踊りも披露していただきましたもんね」 
 チェルさん「踊りはね、悔いが残りますねえ」 
 美潮さん「じゃあもしかしたら今度フルサイズを踊る?」 
 チェルさん「いやいやいや……かもしれないっスねぇ~」

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