2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
串田アキラ・MoJo・宮内タカユキ 「魂の三兄弟」2017 ~ヒーローたちの応援歌Vol.2~
17.3.18 よみうり大手町ホール
出演/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ
司会/鈴木美潮
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/Super TANOSHI BAND/SPIRITS BROTHERS
(G.&Ag.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
Z旗horns(Tr.Ryusuke Tr&Pa.KENITO Tb.Ozaki Sax&Fl.Chouemon) カラオケ
東京のよみうり大手町ホールではオープン当初から「よみうり大手町ホールからアニソンを」という言葉を掲げ、
読売新聞記者の鈴木美潮さんの企画&プロデュースで多くのアニメ関係の歌手を招いてイベントが催されてきました。
その中でも特撮ソングに特化し、2016年に企画されたのが「ヒーローたちの応援歌 2016」です。
串田アキラさん、高取ヒデアキさん、大西洋平さんのお三方がZ旗の皆さんの演奏で大盛り上がりでした。
2017年の第二回目となる今回は、前回に引き続きご出演の串田アキラさんに加え、MoJoさん、宮内タカユキさんがご出演。
宮城県石巻市の石ノ森萬画館でのイベントでの共演以来、親交を深められ"魂の三兄弟"とも称されるお三方の
2015年「吠えろ! 熱き兄弟達」以来のお三方でのライブ。しかもバンド編成でのライブとなると2007年に開催された
「AKIBA CULKET FESTIVAL 2007 かるJAM! in ROPPONGI Hills [LIVE・俺たちの魂は燃えている!]」以来。
さらにバンドとコーラスは「スーパーヒーロー魂」や「スーパー戦隊"魂"」でお馴染みの方々という事で楽しみにしていました。
会場は前途のよみうり大手町ホール。客席で多くの観客が開演を待つ中、ステージ上は幕が下りていました。
開演時間の5分程前になると開演を促すブザーが鳴り、しばらくすると客席の照明がゆっくりと落ちていきました。
00:サイバリアン発進/SE
01:チェイス!! ギャバン/串田アキラ
特撮「宇宙刑事ギャバン」より魔空空間での戦いの時によく流れていた「サイバリアン発進」がオーバチュアとして流れ、
「サイバリアン発進」が終わると同じく「ギャバン」より「チェイス!! ギャバン」のイントロが高らかに演奏されながら幕が上がり、
暗闇にギャバンの武器である光るレーザーブレードを構えた串田さんの姿が見えると、観客から大歓声が沸き上がりました。
串田さんは一番を歌い終るとレーザーブレードを置き歌われていましたが、ラストには再び持ちながら歌われていました。
02:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo
03:仮面ライダーBLACK RX/宮内タカユキ
-MC-
余韻をそのままにMoJoさんが元気よく登場され歌われたのは、特撮「バトルフィーバーJ」オープニング。
MoJoさんははつらつと歌われ、揃いの振り付けで一体感を味わった後は、
宮内さんのご登場で特撮「仮面ライダーBLACK RX」オープニング。
一気に雰囲気が引き締まり、宮内さんのシャープな歌いぶりに観客も一緒になって歌い盛り上がっていました。
・ここで串田さん、MoJoさんが合流され、さらに美潮さんもご登場。
・当日の美潮さんのご衣裳は胸が大きく開いたワンピース姿。
MoJoさん「今日は美潮さん刺激的だなぁ。目のやり場に困っちゃうなあ」
美潮さん「目線が顔から下がってくるのがわかりますよね」
観客笑。
・今年はお三方が歌われたVシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」よりエンディング「伝説」から10年目。
・美潮さんがお三方を招いて行われたイベント「340 Presents 『三兄弟祭』」からも10年目。
そのイベントでは茨木出身の宮内"ご隠居"に知らせ、串さん(助さん)、MoJoさん(格さん)が
悪を懲らしめるという「水戸黄門」の寸劇が繰り広げられました。
かげろうお銀役を美潮さんが担当され、入浴シーンの振りをされる場面もありました。
MoJoさん「今回、何かやりたいことはあるかって聞かれたんですけど、すぐに『水戸黄門』って答えました。
入浴シーンがあるからねっ」
観客笑。
美潮さん「ちょっとヒーローものとかけ離れるんじゃないかと思ったんですよ」
MoJoさん「ヒーローですからね」
串田さん「水戸さんね」
美潮さん「でもいきなり『ああ人生に涙あり』が流れたらお客さんもびっくりしますよね」
MoJoさん「いいんです。入浴シーンがあれば」
美潮さん「入浴シーンばかりでなく、お銀さんは忍びですから」
観客笑。
MoJoさん「……なぁんかオレばかり三枚目な役回りじゃない? クッシーもノリノリで話してたのにさぁ」
観客笑。
・串田さん「曲にはそれぞれエピソードがあるんですけど、ここからは『えぇ! そうだったんだ』って思うような曲を織り交ぜます。
もしかしたら聞いた事ある話もあるかもしれませんけど、たぶん皆さんは初めて聞いたように驚いてくれるんだと思います」
観客笑。
04:宇宙刑事シャリバン (途中まで)
~科学戦隊ダイナマン (途中まで)/宮内タカユキ
-MC-
コーナーのトップは宮内さん。歌われたのは串田さんが歌われた特撮「宇宙刑事シャリバン」オープニング。
途中まで歌われたところで突然MoJoさんが歌われた特撮「科学戦隊ダイナマン」オープニングへと変わりましたが、
宮内さんは二曲とも一言一言をしっかりと確認されるように歌われておりました。
宮内さん「実は『バイオマン』のオーディションはクッシーの『シャリバン』とMoJoさんの『ダイナマン』だったんだよね。
クッシーはオーディションを受ける前からディスコとかでチェンジバンドで一緒になって知ってたんだけど、
MoJoさんの事は知らなくてね。♪ダイダイダイダイダイナマンって歌ってるのは誰なんだろうって思ってました」
観客笑。
05:超電子バイオマン/宮内タカユキ
-MC-
06:海賊たち~宇宙海賊のテーマ~/宮内タカユキ
07:出撃! ゴーグルロボ/MoJo
-MC-
オーディションの再現からそのオーディションで勝ち取られた特撮「超電子バイオマン」よりオープニング。
スタイリッシュな曲調と近未来を思わせる宮内さんの歌いぶりを堪能すると、
「オレが歌う事を前提に高取(ヒデアキさん)巨匠が作ってくれた曲」と紹介され特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」より
「海賊たち~宇宙海賊のテーマ~」。 ダイナミックな楽曲と男気を感じる宮内さんの歌いぶりが実に壮大。
続いては特撮「大戦隊ゴーグルV」よりゴーグルロボのテーマでMoJoさんがご登場。 Z旗ブラスの皆さんの荘厳な演奏も魅力。
サビでのMoJoさんとカインズの皆さんの小気味よい歌いぶりは頼もしさあふれる逞しさでした。
MoJoさん「特撮は『バトルフィーバー』が初めてだったんですけど、
実は戦隊のロボットソングは今の『ゴーグルロボ』が初めてだったんですよ。
さっきタカユキ君がクッシーとオレの歌をオーディションで歌ったって言ってましたけど、
オレの時はオーディションは無かったんですよ。
なんせ、当時オレは超有名なスタジオミュージシャンでしたから……」
観客笑。
MoJoさん「ふふふふ。言ったもん勝ちだからね。何言ってんだろうね。でもね当時はCMを沢山歌ってて、
こういうのを歌ってたんですよ……」
08:パッ! とサイデリア (1C)/MoJo
-MC-
08.5:お~い北海道(I'm A 北海道 Man) (さわりだけ)
~セガサターン、シロ! (さわりだけ)
-MC-
新興産業の外壁材「さいでりあ」のCMソングを無伴奏でご披露され、続いてサッポロビール「北海道」のCMソング、
ゲーム機「セガ サターン」のCMで藤岡弘、さんが演じた「せがた三四郎」のテーマもさわりだけ歌われました。
一定の年齢以上なら多くの人が聞いてた事がある曲だけに、驚きの声を上げている観客も多くいた様に思えました。
MoJoさん「こういうのを色々歌ってた頃に『CMばっかりじゃなくてこういうのを歌ってみない』って
声をかけてもらったのが『バトルフィーバー』でした。
でも当時はイベントに出た事がなかったから、"MoJo"ってさ、
当時は誰? バンド? こおろぎ'73の一部? とか色々噂されてたんだってね。
ところがですね、1999年の『スーパーヒーロー魂』で初めてM・o・J・oとして出たり、
2005年に三人で石巻で歌ったりして、クセになっちゃいましてね」
観客笑。
MoJoさん「いつも暗いスタジオでヘッドホンして歌ってたもんですから、歓声もらったり、
中には黄色い声で応援してもらったりして、
そりゃあ、あーた、たまらないじゃないですか」
観客笑。
MoJoさん「そうしたらMoJoの再デビューとも言うんでしょうかね。2001年にほら、黒い人いるじゃないですか? (※山形ユキオさん)
彼が歌った『ガオレンジャー』で久々のロボットソングをレコーディングしたんですね。殺人的な歌でしたね」
09:EYES OF JUSTICE/MoJo
10:強さは愛だ/串田アキラ
-MC-
ギターのナベさんのうねりの様なギターからはじまる特撮「百獣戦隊ガオレンジャー」より"天空に舞う精霊の王"ガオイカロスのテーマ。
激しいテンポの曲調を畳み込む様に歌われるMoJoさんの歌いぶりが印象的。間奏ではガオイカロスさながらに手を大きく広げる場面も。
熱気の余韻からがらりと雰囲気が変わって串田さんが登場され、特撮「宇宙刑事シャリバン」よりエンディング。
多くのファンから愛される楽曲なだけに、串田さんの頼もしい歌いぶりに観客も一緒になって大合唱になる光景に
ライブの醍醐味を感じました。
串田さん「色んな人から、つらい時にこの曲に励まされたという話を聞きましたし、海外でもリクエストをもらう曲です。
海外のファンも歌詞の意味がわかるんですね。
ちょっと前までは一緒に歌うだけだったんですけど、意味調べてくれてるそうなんです。
次の曲は僕の音楽人生の分かれ道ともいえる曲ですね。この曲がなかったら今の自分はいないと思います」
11:Rollin' Into The Night (冒頭のみ)/串田アキラ
-MC-
映画「MAD MAX」より串田さんが歌われた日本公開版エンディング「Rollin' Into The Night」を冒頭部分のみご披露。
アニメや特撮を歌われる時とはまた違う、ブラックで寂し気な歌声と歌いぶりは当時そのままで、
その変わりぶりにハっとさせられました。
串田さん「この曲を聞いた渡辺宙明先生が『太陽戦隊サンバルカン』という作品の歌手に僕を推薦してくれました。
後で聞いたらレコード会社の人達は結構難色を示してたらしいんですけど、宙明先生がプッシュしてくれたそうです。
最初は『お子様向けだよね』って思ってレコーディングに行ったら
レコード会社の人から『ゴレンジャー知ってるか?』って聞かれたんです。
『知らないです』って言ったら『五色のヒーローでねカッコイイんだよ。
今回はそれが三色になっただけだから』って……わからなかったんですよ」
観客笑。
その後、レコーディングに挑み、様々な歌い方を試されるも「格好良く」としか言われず、とても苦労されたそうで、
串田さんはソウル風やくずし気味など、当時の様々な歌い方をその場で再現されながらお話されていました。
串田さん「とにかく『格好良く』としか言ってもらえないし、毎回一番丸々歌うから疲れちゃって。
もうやめちゃおうかなと思ったんですよ。 でもやっぱり諦めるのも嫌だったし、もう少し頑張ってみようと思って、
素直に譜面通りに歌ったんですよ。そしたら『串田君、それだよ!』って」
観客笑。
串田さん「変に自分を出すんじゃなくて、子供にわかりやすく素直に歌えばいいんだって言うのがわかったんですよ。それがこの曲です!」
12:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ
-MC-
串田さんのアニメ・特撮デビュー曲である特撮「太陽戦隊サンバルカン」よりオープニング。はれやかでからりとした串田さんの歌声と
軽快で明るい曲調でライブでもよくご披露されて親しまれている楽曲なだけに、観客も一緒になって大盛り上がりでした。
串田さん「さて、次はいつも歌わないようなレアな曲、珍しい曲をやります! まずはタカユキ! よろしく!!」
13:STOP THE WARS/宮内タカユキ
14:俺のハートは夢じかけ/MoJo
15:Regret nothing~Tighten Up~ SKA arrange ver./串田アキラ
-MC-
なかなか歌われない曲コーナー。まずは宮内さんのご登場で特撮「救急戦隊ゴーゴーファイブ」より「STOP THE WARS」。
程よい疾走感と颯爽とした宮内さんの歌いぶりが魅力的。久し振りにライブで聞く事が出来て嬉しうございました。
続いてはMoJoさんのご登場で特撮「科学戦隊ダイナマン」より「俺のハートは夢じかけ」。ご自身のソロライブで聞く事が出来る曲ですが、
大規模なライブやバンドでの演奏となるとまた違った味わい。
「ジャンプ、ダッシュ、ファイトゴー」の振り付けも客席のそこここで見られました。
MoJoさんが退場されると「ギター! オルガン! トロンボーン!」の掛け声の後、Z旗の皆さんが観客に手拍子を促すなか、
串田さんが登場され、 特撮「仮面ライダーオーズ」よりタトバコンボのテーマ「Regret nothing~Tighten Up~」を
串田さんをメインに迎えアレンジした「SKA arrange ver.」。 少ない単語の繰り返しのトリップ感と、
Z旗の皆さんによるブラスの魅力をたっぷり味わえるグルーヴ感はライブで味わうと溜まらないものがありました。
串田さん「やー楽しかったー。なんでこの曲を選んだかって言うとね、やっぱりZ旗のホーンがいるからさ。
いつもバックバンドとして頑張ってくれてるから、目立って欲しかったんだよね」
観客拍手。
串田さん「やっぱりさ、ブラスっていいよね。おれも吹きたい。でも、ホラくらいしか吹けないっ」
観客笑。
串田さん「さあ次は、珍しい曲、新曲をやっちゃおうかなっ!」
観客「ぉぉぉぉおおおお」
串田さん「よろしくっ! 『スペース・スクワッド』!!」
16:スペース・スクワッド/激突兄弟
-MC-
初夏公開予定の特撮「宇宙刑事 NEXT GENERATION」と
特撮「特捜戦隊デカレンジャー」のクロスオーバー映画「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」より
串田さんとサイキックラバーのYOFFYさんが"激突兄弟"として担当されるという情報が解禁されたばかりの主題歌をライブで初披露。
冒頭部分を串田さんが歌われるとYOFFYさんがサプライズでご登場され、観客も大喜び。串田さんと共に力強く歌われていましたが、
更に客席の通路からデカレッドとギャバンtype.Gも登場すると、さらに観客は大盛り上がり。
最後はそれぞれのキメポーズを歌手のお二人も共に披露されました。
・美潮さんが登場され、改めてYOFFYさんとデカレッドとギャバンtype.Gをご紹介。
・美潮さん「自分の会社のビルにギャバンとデカレッドが来るなんて、天下を取った気分ですよ」
・YOFFYさん「ボクの分のレコーディングが終わってブースの外に出たら
『名前決まったよ。激突兄弟』って言われたんですよ。串田さんが付けてくれたんですって」
串田さん「最初はね"激突ブラザーズ"とか思ったんだけど、ブラザーズより兄弟の方がいいかなって。
だいぶ年の離れた兄弟だけど。"激突親子"も変だしね」
観客笑。
●「スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー」予告編上映
ここで美潮さんから上映やDVD・Blu-ray販売の宣伝があり、更にステージ後方の壁面をスクリーンにして、予告編が上映されました。
上映が終わり、改めて告知があり、拍手の中、YOFFYさん、デカレッド、ギャバンtype.Gは拍手で見送られました。
●3人の魂の記念日
改めてMoJoさんと宮内さんがご登場され、バンド、コーラスの皆さんは一旦ご退場。
ここからはお三方の特別な日を新聞記事で振り返るという読売新聞社内ならではコーナー。
今回はお三方にまつわる様々な記念日の記事を中心にしたもので、権利上使用できない写真がある為、
合間合間に美潮さんのお写真が散りばめられていました。
・まずは「初めてのヒーローソング」。お三方の特撮デビュー作放送開始日の新聞記事から。
・「バトルフィーバーJ」は定年制。「サンバルカン」は初の東京マラソン。「バイオマン」は宮内さんのお誕生日に放送開始。
・MoJoさん「なんか二人の時だけカッコイイ記事じゃない?」
串田さん「おれじゃなくて『サンバルカン』がカッコイイんだからね」
・赤ちゃんだから顔を隠すのも赤い丸でいい。
・続いては「魂の記念日」。お三方の忘れられない日の記事。
・「スーパーヒーロー魂」に初出演された日。石ノ森章太郎先生との思い出の日。小脳梗塞から復帰された日。
・MoJoさん「大野浩に呼ばれたんですよ。M・o・J・oって」
・串田さん「ちょっと先生の方がアフロが大巻きだったんですけどね」
・宮内さん「退院して十日目でしたね。忘れられないですね。助けてもらいました」
・ラストは次に歌われる曲の作品の放送開始日の記事。あえて作品名は言わずに想像してみる事に。
・大雪だったり、すごい厄日だったり、串田さんの記事はオリジナル版の作品が放送開始日。
・MoJoさん「ちょっとちょっと、さっきからなーんでオレばっかりさー。二人はイイ記事なのにさぁー」
観客笑。
MoJoさん「オレ、三人の中で唯一読売新聞とってるのになぁー」
美潮さん「よく考えたら新番組をすごい厄日に放送するってのも度胸がありますよね」
串田さん「大丈夫だよ。MoJoがやったわけじゃないんだから」
MoJoさん「クッシーなぐさめてるつもり? 眼が笑ってるもん!」
串田さん「ばれたかぁ」
観客笑。
・串田さん「よく言わない? 立ちあがる時、よっこい庄一とか」
美潮さん「言いますね。私もつい言っちゃいますよ」
MoJoさん「言うよ。水木のアニキ(※水木一郎さん)もよく言うよ。『ジジ臭いからやめよう』とか言ってるけど」
観客笑。
ここで美潮さんが拍手で見送られお三方だけに。バンド、コーラスの皆さんが合流。
串田さん「いやー振り返ってみるといろいろな事件とか出来事があったんだね」
宮内さん「こういうのもいいよね」
MoJoさん「なんで二人はオレをそういう眼で見るの?」
観客笑。
宮内さん「すごい良かったなあって思ってさ」
MoJoさん「ウソつけよぉー!! 長い付き合いだからちょっとは暖かい眼で見てくれよ」
観客笑。
17:生命はひとつ/宮内タカユキ
18:おれの名はマシンマン/MoJo
19:ライオン丸のバラードロック/串田アキラ
-MC-
続いては先程挙げられた日付に始まった作品の曲からバラードコーナー。
まずは宮内さんによる特撮「特捜エクシードラフト」より「生命はひとつ」からスタート。
柔らかく包み込むような曲調と伸びやかな宮内さんの歌いぶりは会場を優しく包み込む様でじっくりと聞き入りました。
続いてはぐっと大人な雰囲気に。帽子をかぶったMoJoさんが登場され、特撮「星雲仮面マシンマン」よりエンディング。
MoJoさんの歌声がロマンチックなムード満点のZ旗の皆さんのブラスが混ざることで一層際立ち、うっとりしました。
がらりと雰囲気が変わり、バラードコーナーラストは串田さん特撮「ライオン丸G」より「ライオン丸のバラードロック」。
激しい曲調の文字通りバラードロックなだけに歌われる串田さんの力強くも哀愁がたっぷりと味わう事が出来ました。
三者三様のそれぞれに個性を感じることが出来るバラードコーナーでした。
・美潮さんが合流され、MoJoさん、宮内さんを呼びこまれてトーク。
・ここで先程の新聞記事コーナーの答え合わせ。「ライオン丸」は初代の「快傑ライオン丸」放送開始時の記事。
・初・よみうり大手町ホールのMoJoさんと宮内さん。とても歌いやすいとの事でした。
・当日はチケット完売。カメラスタッフも入れないほど。
・串田さんの発案で観客が聞きたい曲を聞いてみる。
・串田さん「そういえば、今日はあんまり主題歌を歌ってないよね」
美潮さん「実はそうなんですよ。ひねってひねって選曲してるんですよ」
串田さん「やっぱりみんな知ってる曲聞きたいよね。バンドさんも慣れてる曲がイイだろうし」
観客笑。
MoJoさん「素晴らしいクッシーの構成ですね」
串田さん「いやぁどうしようかと思ってさ、どうやって進行しようとか、どうやったら楽しんでもらえるのかとか考えて。酒も飲まずに」
観客笑。
美潮さん「では次のコーナーいきましょうか」
MoJoさん「じゃあタカユキ君から」
串田さん「若者から……」
観客笑。
MoJoさん「ねえ、串田さん最近面白くない!? 驚いちゃうよ!」
串田さん「三人の中ではって事だからね」
美潮さん「さっきもオヤジギャグ飛ばしてましたもんね」
串田さん「あれ、言ったっけ?」
MoJoさん「よっこい庄一とか」
串田さん「あー。年取るとねすぐ忘れちゃうんだよ」
観客笑。
串田さん「…………はいっ」
観客笑。
美潮さん「もう面白すぎる」
21:特警ウインスペクター/宮内タカユキ
22:大戦隊ゴーグルV/MoJo
23:宇宙刑事シャイダー/串田アキラ
24:特急指令ソルブレイン/宮内タカユキ
25:星雲仮面マシンマン/MoJo
26:宇宙刑事シャリバン/串田アキラ
27:特捜エクシードラフト/宮内タカユキ
28:科学戦隊ダイナマン/MoJo
29:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ
ラストのコーナーはお三方の代表曲を入れ替わり立ち代わりで立て続けに怒涛の九曲連続でご披露。
まずは"若手"の宮内さんから。レスキューポリスの第一作特撮「特警ウインスペクター」よりオープニング。
観客の「SOS」や「MAYDAY」や最後の「ウィンスペクター」を大合唱する空間は言葉に出来ないうねりを帯びているようで、
ライブの醍醐味を感じました。
続いてのMoJoさんによる特撮「大戦隊ゴーグルV」よりオープニングもMoJoさんの歌声に合わせて観客が合いの手や合唱、
コーラスで参加する事で一体感が生み出されるのもライブならではの醍醐味で盤石の楽しい一幕でした。
アップルのお二人のスキャットも軽快な特撮「宇宙刑事シャイダー」よりオープニングで串田さんのご登場。
串田さんの頼もしく親し気な歌いぶりが魅力的。「ブルーフラッシュ」の投げ込みはカインズの斉藤さんが担当されていました。
特撮「特急指令ソルブレイン」よりオープニングでは願いが込められた歌詞を宮内さんの使命感あふれる歌いぶりで魅せられ、
続く特撮「星雲仮面マシンマン」よりオープニングではMoJoさんの颯爽とした歌いぶりと「すっくと立った」の振り付けが見所聞き所。
「ソルブレイン」と「マシンマン」の二曲ともアップルのお二人がコーラスや合いの手で大活躍でした。
特撮「宇宙刑事シャリバン」よりオープニングでは串田さんが「赤射」のポーズや「シャリバン」の名乗りを交えられる一幕も。
続いては放送から25年目を迎えた特撮「特捜エクシードラフト」よりオープニングでは宮内さんに先導されて観客の大合唱、
特撮「科学戦隊ダイナマン」よりオープニングでは、MoJoさんの激しい歌いぶりに合わせて観客がテンポよく拳をつき上げて大盛り上がり。
「最後の曲だああああ!」と串田さんが登場され、ラストは宇宙刑事シリーズ第一作、特撮「宇宙刑事ギャバン」よりオープニング。
二番が終わり、最後のサビになるとMoJoさん、宮内さんが合流され、観客と一緒になって大合唱となりました。
-アンコール-
ステージ上の皆さんが続々と退場されると照明が落ち、観客から手拍子とアンコールの声が上がりました。
少しするとステージの照明が点いてお三方が登場され、バンド、コーラスの皆さんが位置につく中、美潮さんを呼びこまれました。
・ここでバンド、コーラスの皆さんをご紹介。
バンドメンバーの皆さんは串田さん、Z旗の皆さんはMoJoさん、アップルのお二人は串田さん、カインズの皆さんはMoJoさんがご紹介。
・今回のバンド名をどうしよう。SUPER TANOSHI BAND。SPIRITS BROTHERSなどなど。
30:伝説/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ
アンコールはお三方が歌われたVシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」よりエンディング。
勇ましい曲調の中、お三方はそれぞれのソロパートになると入れ替わり立ち代わりでステージの中心で歌われており、
「仲間とつないだ手は離さない」で串田さんを中心にお三方が手を重ねられると観客から拍手がおこりました。
軽快な曲なので観客も一緒になって歌っており、アンコールにぴったりの素敵な光景でした。
閉演BGM:伝説 (カラオケ)
拍手の中、串田さんの「また会いましょう!!」という一言でお三方が退場され、次いでバンド、コーラスの皆さんも退場していき、
「串田アキラ・MoJo・宮内タカユキ 「魂の三兄弟」2017 ~ヒーローたちの応援歌Vol.2~」は終演となりました。
美潮さんがよみうり大手町ホールでプロデュースされた企画の中でも特撮ソングに特化した「ヒーローたちの応援歌」。
今回は"魂の三兄弟"のお三方がご出演という事で、ライブではお馴染みとなっている楽曲はもちろん、サプライズの新曲初披露や
なかなかバンド演奏や大規模のライブでは聞く事が出来ない楽曲も多く聞く事が出来て、盛りだくさん内容でした。
さらに美潮さんプロデュースならではの新聞記事を交えたコーナーではお三方それぞれの個性の感じられ終始和気あいあい。
ソロライブや「スーパーヒーロー魂」などではなかなか見られない、お三方ならではの雰囲気はとても朗らかで楽しませて頂きました。
ゲスト/YOFFY デカレッド ギャバンtype.G
補足
・ロビーには水木さんから送られたお花が飾られていました。
・今回はオリジナルライブタオル、ポスター、閉演後の握手会付きのSS席が販売されました。
・「スペース・スクワッド」は渡辺宙明先生作曲。作詞は串田さんとYOFFYさんの共作。
串田さん「『この星守るため、あの星守るため』って簡単でしょ。印象に残ってわかりやすい歌詞がいいなって思ったんですよ」
・美潮さん「『ヒーローたちの応援歌』ですけどヒーローたちが応援に来てくれましたね」
・MoJoさん「それが今じゃ蹴とばしたりしてますもんね」
・貴日さんのベルトのバックルがバットマン。
・串田さん「お互い『なんでいるの?』ってなって、周りのスタッフがハラハラしてましたね」
・美潮さんのお写真はアニメ「ハートキャッチプリキュア!」でキュアムーンライトの格好だったり、ピンクレディーだったり、
仮面ライダーアマゾン柄風のスーツ姿だったり、特撮「手裏剣戦隊ニンニンジャー」モモニンジャー/百地霞の胴着姿だったり。
・MoJoさん「やっぱりオレ、厄日だった。わかる人にはわかるよなぁ」
・美潮さん「これが勤務なんですから幸せですよ」
・松原さんのお姉さんとはご縁のあるMoJoさん。
・串田さん「美潮さんがいなかったらどうなるかと思いました。おれ、あんまり喋らないし」
美潮さん「今日は結構しゃべられてましたよ」
串田さん「本当? いやぁ、おれ進行するのとか凄く苦手でさぁ」
MoJoさん「今日は100のうち、クッシーが80、オレとタカユキ君が5づつくらいだよ」
串田さん「そうかなぁ?」
MoJoさん「素晴らしいトークでしたよ。夏あたりのライブも喋りっぱなしかもしれませんよ」
美潮さん「しゃべる人が何人もいると司会のお兄さんが大変だと思います」
観客笑。