2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
アニソンBIG3 年明けプレミアムライブ
17.1.27 よみうり大手町ホール
出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ
ゲスト/鈴木美潮
演奏/カラオケ Ag.影山ヒロノブ
水木一郎さん、堀江美都子さん、影山ヒロノブさんのアニメソング界を代表するお三方が
2007年ごろから日本全国津々浦々で開催しているアニメソングライブシリーズ「アニソンBIG3」。
お三方の代表曲や最新曲、デュエットなどを中心に開催されている「BIG3」。
大都市やライブハウスで行われるアニメソングファン向けたタイプのライブではなく
地方のホールでライブに足を運ぶ機会が少ないファンやファミリーへ向けて開催している印象があります。
今回は東京の読売新聞本社内にあるよみうり大手町ホールで「年明けプレミアムライブ」として開催されました。
読売新聞記者であり、よみうり大手町ホールのプロデューサーであり、無類の特撮好きである鈴木美潮さんが
「大手町からアニソンを」をコンセプトによみうり大手町ホールにアニメソングを歌われている歌手の方々を招き、
様々なライブ、コンサートを開催されており、今回はその一環としての開催です。
会場に入るとステージには紗幕が下り、ステージ上がうっすらと見えており、
ステージ後方の壁面にあるモニターには「アニソンBIG3」のロゴが映されていました。
諸注意を促すアナウンスが流れ、開演時間になるとゆっくりと照明が消えていきました。
00:HERO OF HEROES/SE
01:熱風! 疾風! サイバスター/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子
-MC-
暗くなった会場を青いレーザー照明が行き交う中、影山さんのソロライブ「POWER LIVE」等で
ライブのイントロダクションに使用されているゲーム「DRAGON BALL FINAL BOUT」より超サイヤ人4の孫悟空のテーマが流れ、
ステージ所にお三方の影が見えると観客から拍手がおこりました。
曲が途中で終わるとゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より
アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」で
水木さんと影山さんがカバーされたアレンジ版のサイバスターのテーマのイントロが流れると紗幕にお三方の影が大きく映し出されました。
水木さんの「サイバスタァアアアア」の掛け声と共に紗幕が下ろされ、
黒の衣装で統一されたお三方が登場されると観客から拍手が贈られました。
お三方とMIQさんが共に歌い続けてこられた楽曲だけに冒頭から息の合った盤石の歌いぶりでございました。
・水木さん「2017年初の『BIG3』ですけど、新年早々このよみうり大手町ホールで出来るっていうのは嬉しいですね」
堀江さん「『BIG3』もグレードが上がりましたね」
水木さん「普段はクラシックとかがメインのホールなんですけど、こけら落としからアニソンを取り上げてくれて、我々が出たんですよ」
堀江さん「そうですね」
影山さん「へー」
水木さん「今、言ってて思い出した。影ちゃんはその時いなかったんだ」
影山さん「ナハハハハハ」
水木さん「影ちゃん、そう言う時は話を合わせるんだよ。もう一回。こけら落としからアニソンを取り上げてくれて、我々が出たんですよ」
影山さん「ですよねー」
観客笑。
・影山さん「アニキ、今日も絶好調っすねー。声の伸びが凄いもん」
水木さん「あのー私、今年はロック(69)な年でね。もう調子がいいんですよ。この間、このホールでバースデーライブやって絶好調で、
そのまま先週はミッチと台湾での『ふたりのアニソン』も大成功。ソロ、二人と来て今日三人でしょ。もう元気でよ」
堀江さん「そうですねー」
水木さん「影ちゃん聞いてた?」
影山さん「ですよねー」
観客笑。
・堀江さん「まずは私達を初めてご覧になる方もいらっしゃると思うので、それぞれ自己紹介から………ほら!」
水木さん「…………」
堀江さん「こういう時になると喋らないんだから、ほら、あなたでしょ! ロックなおじさん!!」
影山さん「ナハハハ」
観客笑。
苦笑する水木さん「っちっくしょー……えーホントにですねーあれ? 何言うんだっけ?」
堀江さん「自己紹介!!」
影山さん「それ以外の事はいいから!! フーアーユー?!」
観客笑。
水木さん「あのね僕、考えてたんですよ。新年最初の『BIG3』だから。そしたら最初のトークが長すぎて忘れちゃってさ」
堀江さん「反省はいいから、自己紹介!」
影山さん「名前! アニキ!」
観客笑。
水木さん「えっとね……『BIG3』って何年続いてんだっけ?」
影山さん「ァハハハ、まだ名前言わねーんだっ!!」
堀江さん「いーからさー。ずっと続いてるんだよ」
影山さん「ねえさんナイス!」
水木さん「ちょっと言う事忘れちゃいましたけどね……あ、そうです! アニソンを歌っている歌手、我々以外にも沢山いますけど」
影山さん「まーだ言わねーんだっ」
水木さん「今年も頑張っていきます。水木一郎です」
影山さん「やっと言えた」
観客拍手。
・堀江さん「さ、続いてどうぞ」
影山さん「え、オレっすか? ねえさんじゃなくて?」
堀江さん「いいからどうぞ」
影山さん「いつの間に年齢追い越したんだろ?」
堀江さん「いいじゃないの。5年くらい追い越しなさいよ」
影山さん「ハハハー。ハイ、えー決して追い越せないんですけど。この世界に入って今年に入って40年になります。影山ヒロノブです!」
観客拍手。
水木さん「いやーちゃんと短く挨拶できるんだね」
堀江さん「普通そうです」
影山さん「ちゃんと考えてますから」
堀江さん「アニキが喋りすぎた分、こっちで調整してますから」
水木さん「あのねー……」
堀江さん「まーた喋るー!」
水木さん「今年の影ちゃん面白い」
影山さん「なんすかそれ!? ナハハハハハ」
・堀江さん「『BIG3』の紅一点、堀江美都子です!!」
観客拍手や"ミッチ"コール。
堀江さん「やー今年は区切りの年なんでね。今みたいなコールを聞くと20代に戻った気持になりますね」
02:マジンガーZ/水木一郎
03:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ
04:キャンディ キャンディ (2C)/堀江美都子
-MC-
代表曲コーナー。まずは水木さんでこの前日に映画化が発表されたアニメ「マジンガーZ」オープニングで勢いをつけ、
続いて「Z」つながりで影山さんがアニメ「DRAGON BALL Z」初代オープニングをはじけるように明るい歌声で観客を盛り上げ、
そして堀江さんのアニメ「キャンディ・キャンディ」オープニングで会場の雰囲気は一気にしとやかな雰囲気に。
お三方の代表曲中の代表曲を立て続けに聞く事が出来る機会も少ないので、改めてじっくりと聞かせていただきました。
・堀江さん「今日は女性が多い気がしますね」
女性の観客から"ミッチ"や"カワイイ"などの歓声が贈られました。
堀江さん「そんなぁ……照れるぜぇ」
観客笑。
05:花の子ルンルン (2C)/堀江美都子
-MC-
ここからはソロコーナー。まずは堀江さんから。アニメ「花の子ルンルン」オープニング。やわらかく澄みきった堀江さんの歌声が
会場に広がっていき、ステージの壁面には照明で花が映し出され、堀江さんのステージをより華やかに引きたてていました。
・堀江さん「やっぱりアニメソングというのは皆さんが子供の頃に聞いたイメージのまま、未来へと運ばれて思い出を甦らせるものですね。
私達も歌や思い出に負けないように当時と変わらない歌声を心掛けているんですけど、
懐かしい歌ばかりではなく、新曲もあります。
やっぱり今を歌っている歌手という事も忘れないでほしいと思うわけですね」
06:ニュームーンに恋して/堀江美都子
-MC-
静かなイントロから一気に盛り上がるアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal デス・バスターズ編」二代目オープニング。
モニターにはアニメ本編のダイジェスト映像が映し出されるスペシャルな演出で、凛とした堀江さんの歌声を際立たせていました。
・堀江さん「カッコイイ歌を歌っている時のアニキや影ちゃんだけじゃなくて、
かわいい所や楽屋みたいにのんびりしている所を見る事が出来るのも
『BIG3』の魅力なんですけど、この三人しか出来ないことがあります。
それはそれぞれのコーナーをデュエットでつないでいく事です。
お互いそれぞれがデュエットした曲があるというのはこの三人くらいです。続いては影ちゃんとデュエットです。影山さーん」
堀江さんに呼びこまれて影山さんがご登場。
堀江さん「あたし、今、"影山さーん"って慣れない感じで呼んじゃった」
影山さん「いいねーミッチー。トークも安定しているねー。誰かさんと違ってー」
観客笑。
堀江さん「だって『BIG3』はあたしが壊れたら終わりじゃん!」
影山さん「ですよねー。オレも人の事言えないし」
観客笑。
堀江さん「でもね、最近、影ちゃんは纏めてくれるようになったよ」
影山さん「ホントっすかぁ? ま、状況がボクを成長させてくれたんですよ」
観客笑。
07:TIME ~2036の選択~/堀江美都子 影山ヒロノブ
-MC-
堀江さんがポラリスのヒルダ役で声優として参加されていたアニメ「聖闘士星矢」の挿入歌。序盤は堀江さんが影山さんを見守る様に、
曲が進むにつれてお二人が肩を並べる様にして歌われ、会場はグッとシリアスな空気になりました。
堀江さんが拍手で見送られ、スタッフさんが、マイクスタンドやアコースティックギターをセッティングされていき、
影山さんのソロコーナーへ。
・2017年の目標にアコギでの譜面台撤廃を掲げられている影山さん。。
・影山さん「さっき今年デビュー40周年って言ったんすけど、7月にオリジナルアルバムをリリースする予定です」
観客拍手。
影山さん「あとここ20年くらいアコースティックギターで全国周ってるんすけど、
昨日からLINE LIVEっていう……まぁ、若者のモノなんすけど、
スマホ向けの生放送をやることになりまして(※LINE LIVE『~影山ヒロノブデビュー40周年記念番組~影生ヒロノブ』)
そこで毎月一回、アニソンのカバーをアコギやることになりました」
観客拍手。
影山さん「昨日の第一回は『ベルばら』の主題歌でした。(※アニメ『ベルサイユのばら』オープニング『薔薇は美しく散る』)
去年の七月にフランスに行ってベルサイユ宮殿を見学したんすよ。
そこで何か知んないけど頭の中でずっと流れてたんです。歌詞は出なかったけど」
観客笑。
影山さん「それでアニソンを新旧取り混ぜてアコギでカバー出来たら、
自分のアコギやお世話になったアニソン界に恩返しが出来るじゃないかと思ったんすね」
08:鬼神童子ZENKI/影山ヒロノブ
-MC-
影山さんのソロコーナー一曲目はご自身も大好きだというアニメ「鬼神童子ZENKI」よりオープニングをアコギバージョンで。
アコギならではの影山さんの歌声をダイレクトで味わえ、原曲より更に哀愁を感じる大人な歌いぶりに聞き入っていました。
・影山さん「ハァイ、次の曲も大好きな曲で、えー、みんなが変にハッピーになれる」
観客笑。
影山さん「変にハッピーになれる? 変はハッピーじゃないなァ、えー、まぁっ、好きな曲なんで」
観客笑。
影山さん「みんなも聞いてくださぁい『こころはタマゴ』」
08.5:こころはタマゴ (イントロ)/影山ヒロノブ
09:こころはタマゴ/影山ヒロノブ
-MC-
続いては特撮「鳥人戦隊ジェットマン」エンディング。前奏を奏でていた所、間違えてしまい、仕切りなおしてもう一回最初から。
独特のハスキーな歌声で柔らかく優しく歌われた影山さんでしたが、楽曲が盛り上がるにつれて歌詞があやふなになっていき、
「もしかあの子が好きならば」は終始歌えず苦笑いしながら歌われていました。珍しい一幕でございました。
・影山さん「やっちまったああああ!!」
スタッフさんがアコースティックギターやマイクスタンドを撤収する中、頭を抱えている影山さん。
影山さん「なんでスタッフは誰もボクの顔を見ようとしないの?」
観客笑。
影山さん「……がんばろっ!!」
観客拍手。
影山さん「じゃあっ、ここで、さっきから舞台袖でメッチャ笑ってる人を紹介します。アニキ―!!」
影山さんに呼びこまれて水木さんがご登場。
水木さん「新年早々、なかなか見れないよね、お年玉のようなものを頂いた気持ちです」
影山さん「ナハハハハー」
水木さん「皆さん、ここだけの話ですけどね。影ちゃん、この後楽屋に戻るでしょ。物凄く落ち込んで反省してるんですよ」
影山さん「ハハハハ―」
水木さん「さっきの僕の長い話よりも反省してるんです」
観客笑。
水木さん「いつもだったらふざけて『何やってんだお前ー!』って笑いにするんですけど、今日はフォローしてあげたいと思います」
影山さん「……よりこたえるぅ~」
観客笑。
水木さん「楽屋で練習しすぎなのかもよ。逆に少し不安なままステージに行った方がちゃんと出来ちゃったりするんだよ。
もう弾き語りなんだから、譜面出せばいいんだよ」
観客拍手。
水木さん「影ちゃんはね、頑張り屋だから譜面は出さないし、その姿勢は素晴らしいけどさ。JAM Projectの連中もみんなそうなんですよ。
まだオレがJAMにいたら入れ替わり立ち代わりで歌う時に足引っ張っちゃうから、自信なくして引退してたかもしれない」
観客笑。
水木さん「でもね、今、オレがたまにJAMの曲を一緒に歌うとさ、どこ歌っていいのかわかんなくなっちゃう所を
影ちゃんが肩を叩いて合図してくれるんだよ。だから歌えてるんだね」
観客笑。
影山さん「ナハハハハ―」
水木さん「次はそんなJAMの曲から最初の方に一緒に歌った曲です……でもまー日本は寒いよねー」
影山さん「寒いっすよねー……何かはじまってますよみなさん、コントめいた何かが」
観客笑。
水木さん「こんなに寒いとさ、暖かいアレがほしいよね、ほらアレ」
影山さん「わかりますよ、たき火っすね!」
観客笑。
水木さん「違うよほら、アレが付くヤツ、"ス"!!」
影山さん「"ス"っすね! えーっと"スーパーエアコンデショナー"…そんなもんねえかっ!」
観客笑。
水木さん「……もういっか」
影山さん「そうっすね」
観客笑。
水木さん「STOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOORM!!」
10:STORM/JAM Project featuring 水木一郎 影山ヒロノブ
-MC-
水木さんと影山さんがJAM ProjectでデュエットされたOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」オープニング。
モニターにはオープニング映像が映し出され、お二人ならではのコンビネーションによるパワフルな歌いぶりに彩を加えていました。
「BIG3」では定番になっている曲ながら、他のライブではなかなか聞く事が少ない曲だけにとても久々に嬉しうございました。
・水木さんが影山さんを見送ってここからは水木さんのコーナー。
・水木さん「おかげさまでアニソンデビュー45周年迎えさせていただきましたが、
同じく45周年なのが石ノ森章太郎先生の『仮面ライダー』です。
鈴木美潮さんのリクエストで普段あまり歌わないこの曲をメドレーに加えてみました。『仮面ライダーメドレー』!!」
11:少年仮面ライダー隊の歌 (1C)
~セタップ! 仮面ライダーX (1C)
~仮面ライダーストロンガーのうた (1C)
~男の名は仮面ライダー (1C)
~はるかなる愛にかけて (1C)/水木一郎
-MC-
仮面ライダーメドレー一曲目は特撮「仮面ライダーV3」初代エンディング。原曲のコロムビアゆりかご会部分はカラオケで流れ、
水木さんは頼もしいお兄さんのような歌いぶりではつらつと。ライブではなかなか聞けない曲なので嬉しかったです。
続いては水木さんが歌われたオープニングを連続でご披露。特撮「仮面ライダーX」よりオープニングでは颯爽とした歌声、
特撮「仮面ライダーストロンガー」オープニングを「電ショック」の振りを交えつつ、重厚感とドスの効いた頼もしさで歌われた後は、
特撮「仮面ライダー(スカイライダー)」初代オープニングでは大空を思わせるダイナミックな歌いぶりで魅了され、
ラストは同じく「仮面ライダー(スカイライダー)」の初代エンディングを哀愁たっぷりに味わい深い歌声できりりと歌われました。
・水木さんと入れ替わりに美潮さん登場されてご挨拶と自己紹介。
・美潮さん「長生きしていると良い事があるもので、まさか『少年仮面ライダー隊の歌』を自分の会社の中で聞く事が出来る日がくるなんて」
観客笑。
美潮さん「ちなみに、今も勤務時間内なんですよ。今日の9時に出社してきてそのままライブです。だから今転んだら労災がおります」
観客笑。
美潮さん「さあ45周年の仮面ライダーの次は50周年のウルトラマンをメドレーでお届けします。水木さんよろしくお願いします」
12:オーブの祈り (ICHIRO MIZUKI SOLO VERSION) (1.5C)
~GO AHEAD ~すすめ! ウルトラマンゼロ~ (ICHIRO MIZUKI SOLO VERSION) (1.5C)/水木一郎
-MC-
水木さんが赤のロングジャケットに衣装を変えて登場され、特撮「ウルトラマンオーブ」よりオープニング。
アルバム収録のソロバージョンで。 モニターにオープニング映像が流れる中、
一語一句に力を込めて歌われる水木さんの表現力に圧巻。 続いては当時放送中の特撮「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」より
オープニング。こちらもミニアルバムに収録されているソロバージョンで。
抑え目な序盤から一気に盛り上がる水木さんの迫力ある歌いぶりに惹きこまれました。
こちらもモニターにオープニング映像が流れていました。
●プレミアムトークコーナー
再び美潮さんが登場され、スタッフさんによって椅子が準備されると、カジュアルな衣装のお三方がご登場。
ここからは事前に観客にメールで募った質問をもとに、お三方ならではのトークが展開される「プレミアムトークコーナー」。
観客に募った質問メールの内容は、その都度モニターに映し出されていました。
プレミアムトークコーナーはプレミアムなので来場された方のお楽しみということで、詳しい内容は省略します。
来場された方のみのお楽しみという事で、何卒ご了承いただけましたら幸いでございます。
思い出深いレコーディングや登山、自転車、釣り等それぞれの趣味のお話、この年にデビュー40周年を迎える影山さんに向けての
水木さん、堀江さんからのお話、出会った頃のお話など、お三方ならではのエピソードづくしで終始和やかな雰囲気でトークが進み、
トークコーナーの終了が名残惜しく、もっと聞いていたくなるほどに楽しい時間でした。
水木さん、堀江さん、美潮さんが退場され、スタッフさんによって椅子が片付けられる中、影山さんお一人に。
影山さん「ハァイ、いやー、やっぱりオレにも譜面台が必要なのかなぁ」
観客笑。
影山さん「でもねっ。さっきアニキ、『STORM』で『ゲッターチェンジ』って言う所でオレが目で合図しても信じてなかったですからね」
観客笑。
13:HEATS/影山ヒロノブ
-MC-
続いては名曲コーナー。まずは影山さんによるOVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」より二代目オープニング。
モニターにオープニング映像が映る中、影山さんのポジティブで激しい歌声とパフォーマンスをたっぷり味わいました。
14:キミのひかり/堀江美都子
15:妹たちよ/水木一郎
-MC-
堀江さんが登場され、雰囲気ががらりと変わりアニメ映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」より挿入歌。
比較的生で聞く機会に恵まれている曲ですが、聞く度に堀江さんの優しい歌声が場内を包み込みとても穏やかな気持になります。
続いては水木さんが登場され、アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」より挿入歌。思ってもみなかった選曲に驚きました。
穏やかな曲調の中、語り掛けるように客席を見ながら笑顔で歌われる水木さんがとても印象的でした。
・ここで水木さんに呼びこまれて堀江さんがご登場。
・水木さん「不思議なもので何の打ち合わせをしていなくても衣装の色が合うんですね」
堀江さん「そうですね」
水木さん「僕が白を着て来たら、ミッチも白。別に僕のを見て合わせたワケじゃないんでしょ?」
堀江さん「そうですね。これしか持ってきてなかったんで」
観客笑。
水木さん「なんででしょうね?」
堀江さん「肉親みたいなものですからねー」
16:斗え忍者キャプター (2C)/水木一郎 堀江美都子
-MC-
水木さんと堀江さんのデュエットは特撮「忍者キャプター」よりお二人の揃いの振り付けも痛快なオープニング。
40年以上共にステージに立たれているお二人ならではの抜群なコンビネーションをたっぷり味わう事が出来ました。
・水木さん「オレね『BIG3』っていうとどうでしてか気が抜けちゃうんですよ。歌は気が抜けないのに。
ソロではトークも緊張するのに。『BIG3』ではだらだらだらだら話してミッチに怒られ、影ちゃんに馬鹿にされ」
堀江さん「ま、どれだけあたしが苦労してるかって事ですよ」
観客笑。
水木さん「やっぱり女性は凄いよね。落ち着いていて。その点、男はダメね。舞台袖で出番待ってる時に足をどんどん踏み鳴らしたりして。
あのささきいさおさんだってそうですもの。僕がしゃべってるのに『短くしろー』って」
堀江さん「今も舞台袖でやってるじゃない」
水木さん「そうですね。じゃあ紹介しましょう。影山ヒロノブ君でーす」
拍手の中、「どんどんどん」と言いながらグレーの衣装で影山さんがご登場。
影山さん「あ、奇遇ですね。白い衣装。おそろい」
堀江さん「違うじゃん」
観客笑。
水木さん「さすがだね影ちゃん、トークが上手くなった!」
影山さん「でしょ? だから言ったじゃんクッシー(※串田アキラさん)よりオレの方が面白いってー!」
観客笑。
水木さん、堀江さん、影山さんによる「アニソンBIG3」の他に、
影山さんの代わりに串田さんを招いて「アニソンヒットパレード」というライブも行われています。
水木さん「クッシーにはクッシーの良さがあるんだよ」
堀江さん「"面白い"って意味ではね。人間的にどうかって言われれば……ねぇ」
観客笑。
影山さん「いやいやどういう意味っすか」
堀江さん「やっぱりほら、クッシーはお兄さんとしてしっかりしてるし。こんな風に壊れてないし」
影山さん「なにいってんすか。壊れてねーし!」
観客笑。
水木さん「クッシーにはクッシーの、影ちゃんには影ちゃんの魅力があるんだよ。でも、影ちゃんはいっつも忙しいから。
代わりにクッシーが来てくれるんだよ。だからメインは影ちゃんなの」
影山さん「ぜってーウソだよ」
水木さん「ウソじゃーないよ。影ちゃんが断るからだろー?」
観客笑。
堀江さん「あのーやっぱり今年もこんな感じになっちゃうのかしら?」
観客笑。
水木さん「オレは仕方ないんだよ。年齢もあるからさ」
影山さん「アニキ、っていうかさ、立ち位置逆だよ」
この時の立ち位置はステージ向かって左側に水木さんと影山さん、中心に堀江さん。
堀江さん「そうよ、なんでそこずっとくっついてるのか不思議だったんだよ」
観客笑。
水木さん「ウソ? オレこっちだよ」
影山さん「違うよ、アニキは向こう」
とステージ向かって右側を指さす影山さん。
水木さん「なんで?」
影山さん「なんでじゃねーよ!! なんでじゃないから」
堀江さん「影ちゃんが逆だよ」
観客笑。
水木さん「だからオレはずっと自分の立ち位置にいたんでしょ? ちょっと謝ろうよお客さんにさ。ほんとすみません」
影山さん「すみません」
堀江さん「すみませんこんな二人を連れて今年もこんな感じでやっていきます」
観客笑。
・水木さん「トークはこんな感じですが、歌う時は真剣です。ここからは怒涛のメドレーでお届けします」
観客「おぉぉぉおおおお」
影山さん「いいすかアニキ。やっぱり立ち位置、違うよー。アニキが中心。ねえさんが横」
観客笑。
影山さん「オレ、歌詞は間違えるけど立ち位置は間違えないもん!」
水木さん「そうだそうだ。わかった!」
堀江さん「あはははははははは。そうだそうだ。ここだ」
影山さん「このまま最後まで盛り上がっていくんだよ!」
堀江さん「やっぱり正しい位置の方がね。いいもんね」
水木さん「わかりました、いいですか、最後まで一気に行きますよ。『アニソンBIG3 スペシャル』」
水木さん&堀江さん&影山さん「メドレー!!」
16.5:おれはグレートマジンガー(途中まで)/水木一郎
続いてはお三方の代表曲の数々を入れ替わりで歌いつないでいくメドレー。まずはアニメ「グレートマジンガー」オープニングから。
のはずでしたが、お三方共笑ってしまい、冒頭で水木さんがストップ。
・水木さん「音響さんすみません。本当は僕が『アニソンBIG3』まで言って、二人と『スペシャルメドレー』って言う予定だったのに、
僕が『アニソンBIG3 スペシャルメドレー』って全部言っちゃったから、
二人とも何も言えなくなっちゃったもんね。やりなおします」
影山さん「それで止めたの!?」
観客笑。
水木さん「なんか気持ち悪いじゃない。だって二人がさ『自分達が言う所取られた』って思って歌うの嫌だもん」
堀江さん「アニキが突っ走っちゃうのはいつもの事じゃーん」
影山さん「あーびっくりした」
観客笑。
水木さん「ちゃんとカッコよく歌わないとさ」
堀江さん「もうカッコよくないよー」
観客笑。
水木さん「それじゃあ行きます! 『アニソンBIG3』」
堀江さん&影山さん「スペシャルメドレー!!!」
17:アニソンBIG3 スペシャルメドレー
おれはグレートマジンガー (1C)/水木一郎
~緑の陽だまり (2C)/堀江美都子
~僕達は天使だった (1C)/影山ヒロノブ
~魔女っ子チックル (1C)/堀江美都子
~がんばれロボコン (1C)/水木一郎
~サザエさんのうた (1C)/堀江美都子
~聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~ (1C)/影山ヒロノブ
~バビル2世 (1C)/水木一郎
~光戦隊マスクマン (1C)/影山ヒロノブ
~ボルテスVの歌 (1C)/堀江美都子
~鋼鉄ジーグのうた (1C)/水木一郎
~WE GOTTA POWER/影山ヒロノブ
~マジンガーZ (1C)/水木一郎
-MC-
改めて、続いてはお三方の代表曲の数々を入れ替わりで歌いつないでいくメドレー。
仕切りなおして水木さんのパワフルな歌いぶりがたまらないアニメ「グレートマジンガー」オープニングからはじまり、
アニメ「山ねずみロッキーチャック」オープニングでは堀江さんの両脇に水木さん、影山さんが共にステップやコーラスを担当。
続くアニメ「DRAGON BALL Z」二代目エンディングでは影山さんの優しい歌声に水木さんと堀江さんがコーラスで参加。
アニメ「魔女っ子チックル」オープニングでははつらつと歌う堀江さんのダンスを水木さんと影山さんが見よう見まねで踊られたり、
アニメ「がんばれ!!ロボコン」オープニングではコミカルな水木さんのダンスを影山さんが暖かい眼で見守っていたり。
関東圏での再放送版アニメ「まんが名作劇場 サザエさん」より初代オープニングでは堀江さんの合図で観客も一緒になって大合唱。
アニメ「聖闘士星矢」二代目オープニングでは激しく歌われる影山さんの様子を水木さんと堀江さんがしみじみと見守られていたり、
アニメ「バビル2世」オープニングでは影山さんがロプロス、堀江さんがポセイドン、水木さんがロデムの動きをマネられていました。
特撮「光戦隊マスクマン」オープニングでは冒頭に影山さんが「この曲は間違えられへん」と特撮好きの美潮さんを意識した発言をされました。
アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」オープニングと続くアニメ「鋼鉄ジーグ」オープニングではメインのお二人以外が
コーラスと合の手を担当。 アニメ「DRAGON BALL Z」二代目オープニングでは影山さんがはじける明るさで観客を盛り上げられ、
再び「Z」つながりでアニメ「マジンガーZ」オープニングへ。 お三方一緒に「Z」のポーズをされメドレーは終了。
大ボリュームの中、ほとんどの楽曲でそれぞれがコーラスや合いの手をされいたのも基調でした。
18:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子
ラストはゲーム「第4次スーパーロボット大戦」以降、「スーパーロボット大戦」シリーズを象徴する曲である同名曲を
「スーパーロボット大戦F」時にヴォーカルバージョンとして作られた一曲。堀江さんはオリジナルではMIQさんが歌われたパートをご担当。
お三方が歌詞に合わせて肩を組んだり、肩を寄せ合ったりする様子が見る事が出来るのはライブならではの醍醐味。
観客も大盛り上がりでした。
-アンコール-
-MC-
拍手の中、お三方が退場されるとステージ上は暗くなり、拍手が「アンコール」を表す手拍子にかわりました。
しばらくするとステージ上が明るくなり、水木さんのオフィシャルグッズ「よいこのアニキマフラー」を首に巻き、
「BIG3」のグッズであるマフラータオルとビームプレート(ペンライトの一種)をもってお三方がご登場。
・堀江さん「なんでこんな格好かといいますと、もちろん宣伝です。宣伝部長なんで」
観客笑。
影山さん「これ首に巻くと結構邪魔っすね」
水木さん「巻くと幸せになりますよー」
影山さん「隣の人に当たったら幸せが逃げていきそうですけど」
水木さん「子供にも安全なバルーンタイプなので大丈夫です。ペットちゃんにも安心です。喜びますよぉー」
影山さん「ナッハッハッハッハ」
19:響け! 太鼓の達人/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ
アンコールでありラストは「BIG3」では定番となっているゲーム「太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル」テーマ曲。
軽快な楽曲の中で、お三方それぞれの歌声やパフォーマンスの魅力をたっぷりと味わう事が出来、楽しくも名残りしい一幕でした。
個人的にとても好きな曲ながら「BIG3」以外ではなかなか聞く機会がない為、今回久しぶりに聞く事が出来てとても嬉しかったです。
閉演BGM:時を越えて (カラオケ)/BGM
・拍手の中、「時を越えて」のカラオケが流れ出すと、水木さんの提案で、観客と記念撮影を行う事に。
・プロデューサーである美潮さんも「よいこのアニキマフラー」を首に巻いてご登場。
美潮さん「もれなくスタッフさんに渡されました」
堀江さん「美潮さん、似合いますね」
水木さん「せっかく巻いてもらいましたけど、写真の時は取りましょうか」
観客「ええええええ」
水木さん「結構暑くなるんですよ」
影山さん「なんかアセモできそうっすよね」
堀江さん「じゃあ腕に巻きましょうね」
・観客もその場で立ち、「BIG3」だけに指で「3」の字を作って全員で記念写真が撮影されました。
記念写真撮影が終了すると、美潮さんとお三方が見送られる中、、水木さんが「愛してるゼェエエエエッ!!」と挨拶されると
モニターに大きく「ゼェ~ット」の文字が映し出され、そのまま水木さんが退場されると
「アニソンBIG3 年明けプレミアムライブ」は終演となりました。
久し振りに見に行かせて頂いた「アニソンBIG3」は、お三方共とても楽しそうで終始和やかで楽しい雰囲気。
最近はそれぞれが多忙の為、「BIG3」以外のライブでお三方が共演される機会も少なくなってきているので、
ファンにはお馴染みになっている曲や、長年一緒にステージに立ってきたお三方ならではの気の置けないやりとりなどを
久し振りに聞く事が出来てとても嬉しうございました。さらに今回は「年明けプレミアムライブ」という事で、
アンケートをもとにしてお三方のトークや怒涛のメドレーなどプレミアムな試みも多く、時間が経つのがあっという間で
もっとお三方の歌とトークを聞いていたくなるほどに楽しませていただきました。
補足
・堀江さん「最近の歌は機械が作っているから息する箇所が無いと思っていましたけど、だんだんと歌っていくにつれて、
自分の身となり肉となり歌いこなせて行けるもんなんだなあと、一年くらい歌い続けて思うようになりました。
これからも自分の大事なレパートリーの一つとして歌い続けていくんだろうなあと思います」
・「鬼神童子ZENKI」では間奏のお経部分も影山さんが唱えられていました。
・影山さん「どこかのタイミングで、もう一つの40周年、LAZYの40周年も何かの形でやりたいと思ってます!」
・影山さん「なんでアソコの歌詞出てこなかったんだろ?」
水木さん「それありますよ。僕も『マジンガーZ』の歌詞出てこなかったことがあるから」
影山さん「ホントっすかぁ!?」
水木さん「テレビの生放送で歌詞が飛んじゃったりとかね。テレビって歌詞がテロップで出るからごまかせないんだよね。
やっちまったんだからしょうがないけど」
観客笑。
・水木さん「影ちゃんはね、時々オレをバカにしたような顔で見るんですよ」
影山さん「いやいや、見てないって! アニキ、何言ってるの」
観客笑。
・美潮さん「改めてお三方のそろった様子を見ますと『NHK日曜討論各党首に聞く』みたいですね」
観客笑。
・堀江さん「美潮さん凄いですね。労災おりるんだ」
美潮さん「そうですね。今転ぶと労災認定されると思います。でも歌詞を忘れても労災はおりないとおもいます」
影山さん「おーっと」
観客笑。
美潮さん「よりによって私の愛してやまない戦隊の歌でしたしね。今日はノーコンティニューでクリアしてくれると思ったのに……」
観客笑。
・堀江さん「その方『キャンディ』もやってくれてる方なんですよ」
・影山さん「最近、走ると膝に水が溜まるんですよねぇ」
堀江さん「そうなの? アニキ、影ちゃんは走ると膝に水が溜まるんだって」
水木さん「そうなんだー」
影山さん「ちょっとまってよ。何、そのオレだけおじいちゃんみたいな感じは?」
観客笑。
・釣りはのんびりやりたい。自転車はやってみたい。
・影山さん「ねえさん、めっちゃ乗ってましたよ」
・水木さん「影山君の歌はイイ歌多いよねー」
影山さん「ぉぉう、褒められたっ、あざーす」
水木さん「若者っぽいね。『あざーす』って」
影山さん「ハァイ……」
水木さん「またそうやって馬鹿にした眼で見て~」
影山さん「なんでよ! 見てないよ!!」