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スーパー戦隊"魂"X 2016 東京 "20世紀編" 
16.11.6 Zepp Tokyo

 

出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 嶋大輔 
   佐藤健太 鈴木けんじ New Jack 拓郎 速水けんたろう 風雅なおと 石原慎一 佐々木久美  
   (主題歌発表順)

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Super Rescue BAND(G.&Ag.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) 
   Z旗horns(Tr.Ryusuke Tr&Pa.KENITO Tb.Ozaki Sax&Fl.Chouemon)

 


魂の伝説を聞け。

 

1975年に始まった「秘密戦隊ゴレンジャー」。そのはじまりから走り続け、 
2016年の「動物戦隊ジュウオウジャー」で40作品、シリーズ通算2000話を迎えたスーパー戦隊シリーズ。 
力を合わせたチームワークで、今もどこかで戦い続けるスーパー戦隊シリーズは、時が経っても老若男女多くの人々に愛され続けています。

 

そのスーパー戦隊シリーズの楽曲のみで構成されるライブシリーズ「スーパー戦隊"魂"」。通称SSS。 
2004年に始まった本ライブは、開始当初は隔年開催でしたが、10年には大阪公演も催された以降は毎年開催。 
更に2013年以降は毎年二日間に分かれての開催になり、出演者も楽曲数もボリュームアップ。 
そして、前途の様にスーパー戦隊シリーズ40作品、シリーズ通算2000話を迎えた2016年、 
「スーパー戦隊"魂"」シリーズも節目となる10回目の公演を迎えました。

東京公演は"21世紀編"、"20世紀編"と作品の年代別での開催されました。 
今回は東京公演後半"20世紀編"のレポートです。

 

会場は前日の一日目と同じく、東京お台場にあるライブハウスZepp Tokyo。 
ステージ後方壁面には前日と同じく今回のライブタイトルの「スーパー戦隊"魂" 2016 TOKYO×OSAKA」の旗が高く掲げられ、 
その旗の元のステージ上にはバンドブースが前方に、客席向かって左側の後方にコーラス、 
右側にホーン隊それぞれのブースが用意されていました。客席は椅子席でしたが前日より若干椅子が増えていた印象でした。

 

-MC-

 

そろそろ開演時間という頃合いになると 
「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。よいこのお友達、お待たせしました。スーパー戦隊"魂"、はじまります!」 
というアナウンスがあり、そのまま声の主である司会のショッカーさんがご登場。バンドの皆さんも登場され各々準備をはじめられました。

 

ショッカーさん「ハイッどーもー! っぱ! こんなんでましたけどー! よろしくおねがいしまーす!」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさんが走って登場されると、現東京ドームシティGロッソ、旧後楽園ゆうえんちの野外劇場およびスカイシアターにおける 
ヒーローショーの名物司会者、なりた洋さんを彷彿とさせるハイトーンで流れるように進行されます。 
ショッカーさん「ゴメンねみんな待たせちゃってー。まずはボクとみんなで元気よくご挨拶したいと思います。 
        ボクがねー『こんばんわー』っていったらみんなも元気よく『こんばんわー』ってお返事してくださいねー! 
        みんなーわかりましたかー? わかったおともだちは元気よく『はーい』ってお返事してくださいね。わかりましたかー?」 
観客「はーい」 
ショッカーさん「あーもっと元気に大きな声でわかったかぁあああああ」 
観客「はーーーーーい」 
ショッカーさん「よいこのお友達、こんばんわぁああああ」 
観客「こんばんわぁああああああ」 
ショッカーさん「元気ですかぁああああ?」 
観客「ぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「魂は燃えているかぁああああ?」 
観客「おおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」 
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたっ!」

途中でショッカーさんご自身のトーンに戻り、観客と合言葉を交わし「やっぱり20世紀は昭和の挨拶で行きたい」と一言。

ショッカーさん「Gロッソもいですけど、僕らはやっぱり後楽園ゆうえんち野外劇場ですからね」 
観客拍手。 
ショッカーさん「今、Gロッソでは実際に俳優さんが出演される所謂"素顔の戦士公演"が行われているそうですが、 
        夜はZepp Tokyoを野外劇場にしてしまいましょう。屋内ですけど」 
観客笑。 
ショッカーさん「昨日の"21世紀編"も大いに盛り上がりました、本日"20世紀編"はレジェンドの日でございます。 
        それではみなさん準備はいいですかぁあああ!!」 
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおお」 
ショッカーさん「準備はいいかぁああああああああ!!」 
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」 
ショッカーさん「スタートですっ!!!」

 

00:SE 
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 
-MC-

 

ショッカーさんが退場され女性のスキャットから荘厳なハードロックになるのが印象的な音楽が流れる中、いよいよ開演です。 
爆発とエンジンの効果音から高らかにイントロが演奏され、鳴らせ平和の虹の鐘「秘密戦隊ゴレンジャー」オープニング。 
ささきいさおさん、堀江美都子さん共に赤と黒を基調としたお衣裳で颯爽と歌われ、観客も共に大合唱で幕開けとなりました。

 

お二人に合流する形でショッカーさんがご登場され、お二人をご紹介。

ショッカーさん「やっぱり戦隊に欠かせないこのお二人からはじめないとねええ!!」 
観客拍手。 
いさおさん「欠かせないって言ってくれてるけど、もうじき欠けるかもしれないよね。今のうちだよーンフフフ」 
観客「ぇぇえええええええぇええ」 
堀江さん「そう言ってる人ほどいつまでも元気なんだよねー」 
観客笑。

堀江さんを送り出し、いさおさんとショッカーさんのお二人に。 
いさおさん「今日はね、ミッチとも衣装の色が赤でピッタリ合ったんだよ」 
ショッカーさん「すごいですよね。男女でダブルアカレンジャー。まるで『シンケンジャー』みたいですね」 
観客笑。 
ショッカーさん「という事はいさおさんが影武者だったという事ですね」 
観客笑。

ショッカーさん「次の作品も同じく、石ノ森章太郎先生原作です。J・A・K・Q! 我ら、ジャッカー電撃隊ッ!!」

 

02:ジャッカー電撃隊/ささきいさお 
03:バトルフィーバーJ -オルタネートバージョン-/MoJo 
-MC-

 

続いてはGUNTAさんの攻撃的なドラムがうなって踊るイントロがたまらない、秘密の切り札「ジャッカー電撃隊」よりオープニング。 
哀愁のいさおさんの歌声とカインズの皆さんのコーラスを堪能した後は

「続いてはMoJoクンです!」といういさおさんの紹介でMoJoさんがご登場。 
いさおさんの言葉を受けて「MoJoクンです!」と元気に登場されたMoJoさんが歌われたのは、

5つのリズムが5人を変える「バトルフィーバーJ」オープニング。 頼もしいMoJoさんの歌声とアップルのお二人のコーラス、

観客の合の手&コーラスはライブならではの一体感でした。

 

MoJoさん「なんでしょうね、いさおさんとの脚の長さの違い。オレ、いさおさんの後に出てくるのイヤだなぁ……」 
観客から様々な声援。 
MoJoさん「同情するなら脚の長さをくれっ!」 
観客笑。 
MoJoさん「昨日は21世紀、今日は20世紀という事で、考えてみればオレが歌ってたのって創成期なんだよね。

     こんなに若いのに何でだろう?」 
観客笑。 
MoJoさん「ホントにみんなが一緒に歌ってくれるからオレも歌えるんだよ。

      みんなが合いの手とか入れてくれなかったら帰っちゃうからねっ」 
観客笑。

 

04:大戦隊ゴーグルV -オルタネートヴァージョン-/MoJo 
-MC- 
05:科学戦隊ダイナマン/MoJo 
-MC-

 

続いて、めざめよ若き獅子たちよ「大戦隊ゴーグルV」オープニング。

MoJoさんの歌声に応えるような合いの手やコーラス、手拍子楽しいですが、 

今回は観客の手拍子にカインズ、Z旗の皆さんも参加されていました。「今日は楽しい事がどんどん待っているからね!」とお話を挟まれ、 
祈りは終わった勇者は立った「科学戦隊ダイナマン」オープニング。MoJoさんが一番を歌われた所でショッカーさんが

ステージ中央に登場され、 「科学戦隊」の名乗りを披露。

二番終わりの間奏はナベさんのギターソロでそれぞれMoJoさんのステージに華を添えられていました。

 

MoJoさんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「リハーサルの時にMoJoさんから『ショッカー、お前、ステージの中央で名乗りやってくれよ』って言われたんです。 
        ステージは歌手の方のものなのでいつも端っこでやってたんですけど

       『いいからやれよぉ!』って言って頂き、中央で名乗らせて頂きました」 
観客拍手。 
ショッカーさん「『ゴーグルV』『ダイナマン』の次は……おわかりですね。

        先日、TBSの『爆報! THEフライデー』という番組で取り上げられましたが、 
        郷史朗/レッドワンを演じられた阪本良介さんが今、病と戦い、少しずつ元気になってきております。 
        レッドワンへのエールという意味も込めて、皆さんで一緒に歌いたいと思います。

        宮内タカユキさんで『超電子バイオマン』!!」

 

06:超電子バイオマン/宮内タカユキ 
-MC-

 

悪を滅ぼす風になれ「超電子バイオマン」オープニング。

こちらでも間奏になるとショッカーさんがステージ中央に登場され「超電子」の名乗りをご披露。 
阪本さんと同じく、歌われている宮内さんも大病から復帰されたという事もあり、

今回は一層、歌詞の一言一言を噛みしめて聞き入りました。

 

宮内さん「みんなのおかげで、オレも元気になったよ! ありがとう!!」 
観客拍手。 
宮内さん「今日はピンクファイブの牧野美千子さんも会場にいらっしゃってます!」 
観客「ぉぉぉおおぉおおおおお」

 

07:バイオミック・ソルジャー/宮内タカユキ 
08:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ 
-MC-

 

続いて「バイオマン」よりエンディング。軽快な曲調の中に意思の強さを感じる歌詞が魅力で、宮内さんのスマートな歌声が乗ると 
一言一言に真に迫るものがありました。次いで串田アキラさんが走って登場され、

おれ達も輝いて生きようぜ「太陽戦隊サンバルカン」オープニング。 串田さんがカラリと力強く一番を歌われ、

間奏になるととショッカーさんがステージ中央に登場され「太陽戦隊」の名乗りをご披露されました。

 

串田さん「次の曲は今よりももぉっと大きい声で歌ってほしいんだけど大丈夫!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおお」 
串田さん「でもね。この曲、レコーディングして10年くらい前に一回くらいしか歌ったことなくてね。

     ほとんど新曲だよ。みんな一緒に歌ってね!」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおぉぉおぉおおおおおおおお」 
串田さん「『たたかいのテーマ』!! よろしくッ!!!」

 

09:たたかいのテーマ/串田アキラ 
10:伝説/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ 
-MC-

 

躍動するパワフルさが魅力のイントロからはじまったのは「サンバルカン」より挿入歌。こういった楽曲が聞けるのも「戦隊"魂"」ならでは。 
後半「♪レッツシャイン」「♪レッツファイト」の繰り返しは串田さんの扇動でカインズの皆さんと観客とで大合唱。

ライブの醍醐味を楽しませて頂きました。 串田さんが拍手で見送られると、演奏されたのは、語り継がれる伝説。

Vシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」よりエンディング。 楽しいMoJoさん、凛々しい宮内さん、

逞しい串田さんとそれぞれの魅力たっぷりに順番に歌われ、観客も一緒になって大いに歌っていました。

 

・お三方を見送る形でショッカーさんがご登場。 
・串田さん、MoJoさん、宮内さんの"魂の三兄弟"は宮城県石巻市の石ノ森萬画館でのイベントでの共演以来、結成10年目。 
・それを記念して来年2017年3月に「串田アキラ・MoJo・宮内タカユキ「魂の三兄弟」2017~ヒーローたちの応援歌Vol.2~」開催決定。

 ショッカーさん「さぁここで新たな伝説が生まれる時がやって来ました。当初のスーパー戦隊シリーズでは10戦隊目という記念作品でした」 
 観客「ぉぉぉぉぉおおおお」 
 ショッカーさん「その主役を演じられた方が、奇しくも10回目の『スーパー戦隊"魂"』に初見参!!!!」 
 観客「おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおお」 
 ショッカーさん「僕も、この、ナレーションをさせて頂く日が来るとは思いませんでした」 
 観客「おおおおおおぉ」 
 ショッカーさん「友よ! 君たちはなぜ、悪魔に魂を売ったのか!?」 
 観客「おおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉ」 
 ショッカーさん「超獣戦隊ィッ!!」 
 観客&ショッカーさん「ライブマァアアアアン」 
 ショッカーさん「嶋大輔さんでぇええええええええす!!」 
 観客「おおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ」

 

11:超獣戦隊ライブマン/嶋大輔 
-MC-

 

きらめく真っ赤なジャケット姿で嶋大輔さんが登場されると観客から割れんばかりの大歓声。

命のヒーロー「超獣戦隊ライブマン」オープニング。 大興奮で大合唱する観客に圧倒されていたご様子の嶋さんでしたが、

観客の歓声を受け、笑顔で力いっぱい歌われていました。 幼少期から聞いていて大好きなこの曲を「スーパー戦隊"魂"」で、

しかもブラス入りの生演奏で聞く事が出来る日が来るとは。感激でした。

 

嶋さん「『超獣戦隊ライブマン』でレッドファルコン/天宮勇介を演じました、嶋大輔です」 
観客大歓声。 
嶋さん「続いて聞いてください『あしたに生きるぜ!』」 
観客「おおぉぉおおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおおぉ」

12:あしたに生きるぜ!/嶋大輔 
-MC-

 

続いても「ライブマン」よりエンディング。冒頭から観客が大合唱だったので思わず声を震わせている様子の嶋さん。 
嶋さんは歌が続くにつれてライブのノリを察したご様子で観客を扇動したり、

マイクを向けて歌わせたりと観客と一緒に盛り上がっておりました。

 

ショッカーさんが合流され、改めて嶋さんをご紹介。

ショッカーさん「みんなぁ、この日を待ってたなあああああああ」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「せーのでおかえり。せぇえええのっ!!」 
観客「おかぇりいいいいいいいいい」 
深々とお辞儀をされる嶋さん。

嶋さん「『ライブマン』でレッドを演じたというのは自分の中で葛藤があって。レッドというのは格好良くなくてはいけないんですね。 
    でも、自分の監督不行き届きという所もございまして……体が横に大きく広がってしまいまして……」 
観客笑。 
ショッカーさん「……えー私も経験者でございます!」 
観客笑。 
嶋さん「以前も東映さんから映画のオファーがあったんですけど、行ったら当時の衣装を出されまして……さすがにツンツルテンで……」 
観客笑。 
嶋さん「『これでレッドファルコン/天宮勇介を演じるんですか?』って聞いたら『そうです』と。 
    ……そのまま衣装おいて帰っちゃったんですよ」 
観客笑。 
嶋さん「ネットでは怒って帰ったなんて色々書かれてますけど、

   やっぱりレッドって格好良くなくてはいけないというのが自分の中であって。 
    歴代もそうじゃないですか、金子とか(昇さん『百獣戦隊ガオレンジャー』ガオレッド/獅子走)、 
    永井とか(マサルさん『未来戦隊タイムレンジャー』タイムレッド/浅見竜也)」 
ショッカーさん「また随分、最近のレッドを持ち出してきましたね」 
観客笑。 
嶋さん「やっぱり20世紀と21世紀を比べたら21世紀に近い方がイケメンですからね。 
   『ママはニューハーフ』っていうドラマで金子と共演した時は『新旧レッド対決! 一方は太ってる』とか書かれましたしね」 
観客笑。 
嶋さん「そういう事もあって、今の自分ではレッドファルコン/天宮勇介を演じられないのではないかと思ったんです。

    自分の中で思い出にしようと」

ショッカーさん「せっかく天宮勇介が帰ってきてくれたという事なので、……変身ポーズとか……していただけたら……」 
観客「ぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお」 
嶋さん「こんなに太っちゃいましたけど、少しでも近づけようと思って赤い衣装を着てきたんですよ。

    頭も当時の写真を見て似たような感じにしましたし」 
ショッカーさん「やっぱり本物ですよ!!」 
観客拍手。 
ショッカーさん「本物に、やってほしいなっ」 
嶋さん「ん?」 
ショッカーさん「そしたらボクが変身後の名乗りをやりますから」 
嶋さん「んふふ。わかりました」 
嶋さんがツインブレスを構えたポーズで「ライブマン!」の掛け声で変身ポーズをご披露されると、 
続いてショッカーさんがレッドファルコンの名乗りをご披露。嶋さんがその場で声を当てられると観客大歓声。 
ショッカーさん「実はとってもやりづらかったんですよ。

        というのも当時レッドファルコンを演じられた新堀和夫さんがいらっしゃってるので」 
嶋さん「ぇえええっ! 新堀さんが!!?」 
観客もざわつく中、2階の関係者席でライブをご覧になっていた新堀さんがステージへ向けて手を振られていました。 
嶋さん「嬉しいなぁ。新堀さんにスーツアクターをやってもらってよかったなぁって思ってたんですよ。デビューがデビューなもんで」 
ショッカーさん「何言ってるんですか、男の勲章じゃないですか」 
観客笑。 
嶋さん「ありがとうございます。

   でも当時やっぱり不良キャラでデビューした自分が子供達のヒーローを演じていいのか不安だったんですよ。 
    悩んでいた時に新堀さんが現場で励ましてくれていたんですよ。びっくりしたぁ。言ってくださいよぉ~」 
ショッカーさん「サプライズはこうやるんですよ」

拍手の中、嶋さんが見送られ、ショッカーさんお一人に。 
ショッカーさん「主人公が主題歌を歌うのは嶋さんがシリーズ初だったわけです。そんな『ライブマン』から続くんですねっ」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおお!!」 
ショッカーさんと入れ替わりに黒のロングコート姿の佐藤健太さんがご登場。 
健太さん「みんないくぞっ! 高速戦隊っ!!」 
観客「ターボレンジャァアアアアアア!!」

 

13:高速戦隊ターボレンジャー/佐藤健太 
-MC-

 

レッドターボ/炎力役の健太さんが歌われたのは、 若さ全開「高速戦隊ターボレンジャー」よりオープニング。 
二番になると黒いコートを颯爽と脱ぎ捨て、当時の炎力の衣装にターボブレスというお姿になると観客大歓声。 
さわやかに力強い歌声で会場を盛り上げ、ラストに「レッドターボ!!」とポーズで構えて絞められました。

 

健太さん「ボクも皆さんと一緒で嶋さんのステージを心待ちにしていました」 
観客拍手。 
健太さん「もうずっと楽屋でゴーカイシルバー状態でしたよ。レッドファルコンさんだっ! みたいなね」 
観客拍手。 
健太さん「『戦隊"魂"』ボクも仕事の関係とかで途中で五、六年くらい出てない時期があったんですよ。 
     戦隊が35周年の時かな? オファーを頂いた時に悩みましてね。もう何年も歌ってないから。 
     で、ちょうどその時、カワイイけどちょっとコワい後輩の店で飲んでましてね。まぁ『蒼星の天馬』(※)なんですけど」 
観客笑。 
※「特撮特撮Cafe&Bar 蒼星の天馬」。

「五星戦隊ダイレンジャー」テンマレンジャー/"天重星"将児役の羽村英さんがオーナーを務められているお店。 
健太さん「オーナーの英ちゃんに『ずっと歌ってないから不安なんだよ』って話したら『それぁ絶対出たないとダメっスよ』って脅されて」 
観客笑。 
健太さん「ま、冗談ですけど。それがきっかけでまた出演するようなったおかげで、嶋さんとも共演できましたからね」

健太さん「次の曲なんですけど『ターボレンジャー』の撮影も終盤に差し掛かった時にこの曲を聞いて『

    あ、最終回にあってるな』と思ったんです」 
観客「ぉぉぉおおお」 
健太さん「その事を最終回の監督の蓑輪雅夫さんに

    『この歌詞は一緒に戦った四人と見てくれている人への僕からのメッセージでもあると思うんです』って」 
観客「ぉぉぉおおぉぉおおおおおお」 
健太さん「それで最終回のエンディングに流れる事が決まった曲です!」

 

14:DANCE ときめく心/佐藤健太 
15:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ 
-MC-

 

続いて健太さんが歌われたのは「ターボレンジャー」より最終回第五十一話「青春の卒業式」のエンディング「DANCE ときめく心」。 
軽快で明るい曲調と健太さんの爽やかな歌声が最終回にぴったりの友情賛歌で、会場内もとても清々しい空気に包まれました。 
健太さんと入れ替わりに白で統一されたお衣装で鈴木けんじさんがご登場。救えよ美しい星の命を「地球戦隊ファイブマン」よりオープニング。 
当時と変わらない柔らかくなめらかな歌声ながらも、間奏等では観客を力強く扇動されている鈴木さんが印象的でした。

 

鈴木さん「この前ね、電車に乗ってたんですよ。しばらくしたらね、お爺ちゃんが乗ってきたんですけど、何か白いモノを持ってるんです。 
     よぉく見たら洗面器なんすよね。石鹸とか体を洗うヤツ持って。

     ボク途中で降りたんすけど、お爺ちゃんはそのまま行っちゃって。 
     ……今度、会ったらどこ行ってたのか聞いておいてもらっていいですかね?」 
観客笑。 
鈴木さん「それでは『ファイブマン・愛のテーマ』」

 

16:ファイブマン・愛のテーマ/鈴木けんじ 
17:恐竜戦隊ジュウレンジャー/佐藤健太 
-MC-

 

流れるようなトーク中の飄々とした語り口との好対照な柔らかい歌いぶりが魅力な「ファイブマン」よりエンディング。 
はつらつとダイナミックな曲調と鈴木さんの優しい歌声がとても素敵で、当時に戻った心地で聞き入りました。 
続いては壮大な前奏の中、スマートでフォーマルな出で立ちの健太さんが登場され、

終わらないファンタジー「恐竜戦隊ジュウレンジャー」よりオープニング。 当方、戦隊の中でも特に思い入れが強い作品の一つなので、

放送から20年以上経った今、生で聞く事が出来ている有難さをじっくりと噛みしめました。

 

・健太さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
・会場には多くのスーパー戦隊シリーズ関係者の方が来場されているという事で、現在来場の確認が取れている方を順番にご紹介。 

・「科学戦隊ダイナマン」ダイナピンク/立花レイを演じられた萩原佐代子さん、 
 「超電子バイオマン」ピンクファイブ/桂木ひかるを演じられた牧野美千子さん、 
 「光戦隊マスクマン」レッドマスク/タケルを演じられた海津亮介さん、 
 「高速戦隊ターボレンジャー」流れ暴魔ヤミマル/流星光を演じられた田中良典さん 
 「地球戦隊ファイブマン」ファイブブルー/星川健を演じられた信達谷圭さん、 
 「五星戦隊ダイレンジャー」リュウレンジャー/"天火星"亮を演じられた和田圭市さん、 
 テンマレンジャー/"天重星"将児を演じられた羽村英さん、キリンレンジャー/"天時星"知を演じられた土屋圭輔さん、 
 「電磁戦隊メガレンジャー」メガイエロー/城ヶ崎千里を演じられたたなかえりさん、 
 「星獣戦隊ギンガマン」ギンガピンク/サヤを演じられた宮澤寿梨さん 
 「救急戦隊ゴーゴーファイブ」ゴーグリーン/巽鐘を演じられた原田篤さん、 
 「百獣戦隊ガオレンジャー」ガオブルー/鮫津海を演じられた柴木丈瑠さん、 
 「特捜戦隊デカレンジャー」デカマスター/ドギー・クルーガーの声を担当された稲田徹さんなどの俳優陣、声優陣。 
・スーパー戦隊を多く監督されている竹本昇さん。

 シリーズの音響監督でスーパー戦隊の楽曲制作グループ「Project.R」のメンバーでもある宮葉勝行さんらスタッフ陣。 
・「秘密戦隊ゴレンジャー」から「鳥人戦隊ジェットマン」までのレッドのスーツアクターを務められた新堀和男さん、 
 「百獣戦隊ガオレンジャー」以降のレッドのスーツアクターを多く担当され、アクション監督もされている福沢博文さん、 
 「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のマスター・シャーフーや「動物戦隊ジュウオウジャー」のジニス等

 幅広い役柄のスーツアクターを務められている神尾直子さん、 
 「手裏剣戦隊ニンニンジャー」「動物戦隊ジュウオウジャー」でレッドのスーツアクターを務められている浅井宏輔さん、 
 「魔法戦隊マジレンジャー」の妖幻密使バンキュリアほか、

 シリーズで女性キャラクターを中心に数々のスーツアクターを務められている大林勝さんらスーツアクター陣。 

・皆さんはショッカーさんが名前を呼ばれるとそれぞれ観客に向かって手を振られたり、ポーズをとられたり。

  その都度歓声が起こっていました。 
・さらに「鳥人戦隊ジェットマン」ブラックコンドル/結城凱を演じられた若松俊秀さんからは

 小粋なメッセージが届けられショッカーさんが代読されていました。

 

ショッカーさん「さぁ、続いては五年ぶりに帰ってきてくれました!! New Jack 拓郎さんの登場です!!」 
観客「ぉぉぉっぉおおおおおおおおおおぉおおおお」 
ショッカーさん「天に輝く五つ星!! 五星戦隊ッ!!」 
観客&ショッカーさん「ダイレンジャァぁああああああああァッ!!」

 

18:五星戦隊ダイレンジャー/New Jack 拓郎 
-MC-

 

期待感を煽るイントロの中、スーツに帽子姿の拓郎さんがゆっくりご登場。

明日に輝け! 五つ星「五星戦隊ダイレンジャー」よりオープニング。 
間奏での扇動ぶりもキレキレな拓郎さんのハスキーな歌声に観客も気力満点な合いの手で応え、物凄い盛り上がりっぷりでした。

 

拓郎さん「五年ぶりですよ。ただいまー!」 
観客「おかえりぃいいいいいい」 
拓郎さん「いやぁ涙出そう。ホコリが目に入って」 
観客笑。 
拓郎さん「ぷぷぷ」

拓郎さん「おぃ、一階!!」 
観客「いぃぇええええええええええええええィ!」 
拓郎さん「二階!!」 
観客「いぃぇええええええええええええええィ!」 
拓郎さん「三階!!?」 
観客「いぃぇええええええええええええええィ!」 
拓郎さん「この会場は二階までだよなぁ……前も言ったよなぁ! なんでもイエイって言えばいいってもんじゃねえって!」 
観客笑。 
拓郎さん「ちゃんとしよう。ちゃんとしていこう!」

 

19:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー/New Jack 拓郎 
-MC-

 

続いて拓郎さんが歌われたのは「ダイレンジャー」よりエンディング。観客の「ハッハッハッハッ!」も数千人規模だと迫力満点。 
その観客を向こうに回し、盛り上げながら楽しそうな面持ちで、しなやかで力強い歌声で歌われていた拓郎さんが印象的でした。

拍手で拓郎さんが見送られ、しばらくすると別の帽子を被って再び拓郎さんがご登場。

 

X10さん「拓郎君、好き勝手やってたね。あ、どうもはじめましてX10(ばってん)です」 
観客「ぉぉぉぉおおぉぉおおおおおおおおおおお」 
X10さん「誰だぁ、さっきの帽子の方がイイって言ったヤツ……あとで職員きつ来い。職員きつって言っちゃった」 
観客笑。

 

20:黒の貴公子/X10 
-MC-

 

「忍者戦隊カクレンジャー」より拓郎さんがX10名義で歌われた、悪の花、貴公子ジュニア/ガシャドクロのテーマ。 
痛快なハードロック調の随所に不気味な笑い声を交えながら、マッドでへヴィな歌声を響かせていたX10さん。 
当時から印象に残っていた曲であり、いつかライブで聞ける日を夢見ていた一曲だっただけに、今回聞く事が出来てとても感激しました。

 

X10さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「貴公子ジュニアを演じていたのは遠藤憲一さんですよね。あのイカつさでオカマ口調はインパクトがありましたね。 
        今やドラマや漫画の実写化には欠かせない方になってますけど、

        印象的なのは石ノ森先生の『佐布と市』の市やんだったり、 
        最近では実写版『妖怪ウォッチ』のじんめん犬もやられていますね」 
観客笑。

 

21:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう 
-MC-

 

続いては速水けんたろうさんのご登場で、バラノイアなんて怖くない「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニング。 
爽やかそのものの歌声ときりりとしたパフォーマンスそして「♪とびきり熱い Zepp Tokyoのみんな!!!」の替歌で観客を魅了され、 
直後の間奏ではショッカーさんがステージ中央に登場され『超力戦隊』の名乗りで速水さんのステージに華を添えられていました。

 

速水さん「今回の楽屋は若手部屋でした」 
観客笑。 
速水さん「"21世紀編"と"20世紀編"に分かれるようになって20世紀ギリギリの僕は若い者なんですよ」 
観客拍手。 
速水さん「ねー。50過ぎて若者ってねー。でもねーピンク着てるんですよ。爽やかでしょー? 自分で言うなってねー」 
観客笑。 
速水さん「今日は俳優さんやスタッフの方が沢山いらっしゃって凄いですよね。『オーレンジャー』誰も来てない……」 
観客笑。 
速水さん「しょうがないですよね。隊長(オーレッド/星野吾郎隊長を演じられた宍戸マサルさん)も営業で忙しいし……」 
観客笑。

速水さん「次の歌は初めて歌います。リクエスト頂いた時に『おお、この曲が来たか』と思いましたけど。 
     初めてなのでどんな感じになるのか判りませんがご存知の方は一緒に歌って下さい。『超力合体!! オーレンジャーロボ』」

22:超力合体!! オーレンジャーロボ/速水けんたろう 
-MC-

 

オーレンジャーロボ、オーレ! 神秘的なブラスからのコーラスが印象的な「オーレンジャー」より超力合体オーレンジャーロボのテーマ。 
スマートさあふれる速水さんの歌声とアップルのお二人のコーラスが合わさって実に頼もしさを感じました。

 

速水さん「残念ながら、僕の最後の曲になりました」 
観客「ぇぇぇえええええええええぇええええ」 
速水さん「もう一回言ってくれる?」 
観客「ぇぇぇえええええええええぇええええ」 
速水さん「ちょちょっと待って、僕が言ってからね。僕の最後の曲に……ここで笑っちゃダメだからね」 
観客笑。 
速水さん「最後の……」 
観客「ぇぇぇえええええええええぇええええ」 
速水さん「まだまだ。早いよー。もう一回」 
観客笑。 
速水さん「最後の曲になりま……」 
観客「ぇぇぇえええええええええぇええええ」 
速水さん「ありがとーう!」

23:緊急発進!! オーレンジャー/速水けんたろう 
24:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと 
-MC-

 

東京公演では2008年に速水さんが初参加されて以来の披露となる「オーレンジャー」のエンディング。速水さんが独特の伸びやかで 
広がりある歌声で観客を魅了された後は、風雅なおとさんのご登場で100万倍の好奇心「電磁戦隊メガレンジャー」よりオープニング。 
歌声はもちろん、くるくると軽快に回ったり、ステージの端から端まで動き回ったりとパフォーマンスも艶やかでした。

 

風雅さん「今日は舞う為にやってきました。ひゃぁ。後先考えないで動いてしまいましたぁー」 
観客笑。 
風雅さん「衣装も舞った時にキレイかなと思うものを着てきました」 
観客「かわいいいいい」 
風雅さん「あ、ホントですか。うれしー。私、結構そう言っていただけると喜ぶ方なんですよ。 
     今日は嶋さんもお出になるという事で、皆さんのお歌をステージ袖で拝見していたんですけど、 
     歌手の皆さんはもちろんなんですけど、お客さんの声援にジーンときました」 
観客拍手。 
風雅さん「私もだいぶ間があいてこういったライブに出させて頂いたので、最初は出ていいものか悩んでいたんですけど、 
     ステージに出て皆さんの声援を受けた時に病み付きになりまして。これは死ぬまで出続けようと心に決めました」 
観客拍手。

 

25:気のせいかな/風雅なおと 
-MC-

 

続いては風雅さんもご自身の歌の中でも特に勇気づけられる曲であるという「メガレンジャー」よりエンディング。 
高校生戦隊らしい前向きで瑞々しい曲調と歌詞、そして風雅さんの歌声は実に青春的でどこかしんみりしながら聞き入りました。

 

風雅さんを見送ってショッカーさんがご登場。

ショッカーさん「風ちゃんくるくる回って華麗なステージでした。華麗のあとはゴージャスなステージはいかがでしょうか」 
観客「ぉぉぉおおおおお」  
ショッカーさん「石原慎一さんの登場です! 人の命は地球の未来!燃えるレスキュー魂!救急戦隊ゴーゴーファイブ!!」

 

26:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一 
-MC-

 

颯爽とご登場された石原さんが歌うのはご自身の代表曲の一つ。急げ「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。 
救命活動の緊張感を力強く、時に色香を感じる歌声とスタイリッシュな身のこなしの石原さんに観客も大沸きでした。

 

石原さん「昨日出てて、今日は見に来ている松原剛志君とこの前まで一緒に『RANGER-レンジャー-』っていう舞台をやっていました。 
     特撮番組の舞台裏を描いたアツい男達の作品で、僕はプロデューサーの役だったんですけど、 
    『ゴー(ゴーファイブ)』のプロデューサーだった東映の日笠淳さんに色々聞いたんですよ。どんな服装でしたか? とか」 
観客笑。 
石原さん「あとは視聴率を見て喜ぶシーンがあるんですけど、当時はどういう感じで視聴率ってわかったのかとか色々聞きましたね。 
     それで思い出したのは、当時『ゴー』をステージで歌う機会ってそんなに無かったんですよ。 
     後楽園ゆうえんちの野外劇場って『ゴー』が最後の作品なんで日笠さんに『タダでいいから歌わせて』と直談判しましたね」

 

27:FASTEST & GREATEST/石原慎一 
28:JIKU~未来戦隊タイムレンジャー~/佐々木久美 
-MC-

 

特急武装! マックスフォーメーション! 「ゴーゴーファイブ」より特急武装ライナーボーイとマックスビクトリーロボのテーマ。 
ドラマチックな曲調を石原さんは独特の渋みのきいた歌声で"素速き勇者"と"偉大な勇者"の雄姿を歌いあげられました。 
石原さんが退場されるとゆっくりと佐々木久美さんがご登場され、brightening hope「未来戦隊タイムレンジャー」よりオープニング。 
荘厳さと疾走感が合わさるハードな楽曲を佐々木さんが独特の高揚感を誘う高音で颯爽と歌いあげられる様子は格好良いの一言でした。

 

佐々木さん「昨年、11年ぶりに出させてもらいましたが、さっき風雅さんも言ってたんですけど、 
      ステージに立つのが思いの他気持ちよくて、また来ちゃいました」 
観客拍手。 
佐々木さん「でもこの曲は2000年から2001年に流れていて、レコーディングは1999年だったんですよ。若かったんです」 
観客笑。 
佐々木さん「だから今は歌うのに必死で。キーの幅が広くてかなり高いんですよ。次の曲は悪者の歌で逆にかなり低いんです」 
観客「ぉぉおぉおおお」 
佐々木さん「レコーディング以来初めて歌うのでちょっと心配ですけど、聞いてください『BAD VICTORY』」

 

29:BAD VICTORY/佐々木久美 
-MC-

 

「タイムレンジャー」より極悪のモンスター・ビート、ドン・ドルネロ率いるマフィア"ロンダーズファミリー"のテーマ。 
攻撃的なスピードロックと佐々木さんのハードでサディスティックな歌いぶりがたまらなく魅力的。 
この曲もいつかライブで聞ける日を夢見ていた一曲だっただけに、今回聞く事が出来てとても嬉しうございました。

 

ショッカーさんが合流され、改めて佐々木さんをご紹介。この間スタッフさんによってベースの吉岡さんの横に譜面台が設置されました。 
ショッカーさん「久美さんは石原さんや風雅さんと同じくスタジオミュージシャンとしても活動中なんですよね」 
佐々木さん「そうですね」 
ショッカーさん「戦隊ソングも曲によってはコーラスのみで参加されていたりするんですね。 
        一応20世紀は『タイムレンジャー』で終わりなんですけど、そのままいっちゃおうかなと」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「なんといってもウチのレジェンドの皆さんは21世紀でもご活躍ですもんね」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおぉおおおおおお」 
ショッカーさん「それではまずはこの方をお呼びしたいと思います。せーのでミッチ。せーのっ!!」 
観客&佐々木さん「ミッチィイイイイイイイイイイイイイイ」 
全身白のご衣裳で堀江さんご登場。 
ショッカーさん「ここからはレジェンドが歌う21世紀の戦隊と言うわけですけども」 
堀江さん「そうなんですよ。レコーディングの時のオリジナルコーラスが久美さんだったんですよ」 
佐々木さん「ハイ」 
ショッカーさん「今回は特別なコラボで当時を再現していただきます。それでは久美さん、スタンバイお願いします」 
吉岡さんの横の譜面台の前に移動された佐々木さん。 
ショッカーさん「昨日はですね、この作品を歌った方がラストに食い散らかしていきました」 
堀江さん「じゃあ今日はしっかりお掃除しないとね」

 

30:White light ~ガオホワイト 冴のテーマ~/堀江美都子 佐々木久美 
-MC-

 

ゼロ距離から堪らない「百獣戦隊ガオレンジャー」より牙むく戦士に変われ、"麗しの白虎"ガオホワイト/大河冴のテーマ。 
数々のヒロインを歌で応援されてきた堀江さんならではのキュートかつクールで格好良い歌いぶりは女王の風格そのもの。 
佐々木さんのコーラスは圧巻の迫力で、堀江さんとステージで共演されるのを見る事が出来てとても感激いたしました。

 

佐々木さんを拍手で送り出し堀江さんお一人に。 
堀江さん「それではせっかくなので次はこの方とデュエットしたいと思います!! カモォーン! クッシー!!」 
観客「ぉぉおおおおおおおおお」 
串田さん「うぉっすぅ!!」

 

31:烈車戦隊トッキュウジャーサファリ/串田アキラ 堀江美都子 
32:We are the ONE~僕らはひとつ~/串田アキラ

 

映画「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS」よりレアだから見逃せないトッキュウジャーサファリのテーマ。 
「White light」からの動物つながり。観客も「ファリファリファリ!」と歌う中、お二人ともとても楽しそうかつ力強く歌われました。 
お二人が一旦退場され、続いては夢へと頑張れソルジャー「爆竜戦隊アバレンジャー」エンディング。歌い出しギリギリで串田さんがご登場。 
串田さんの歌声に合わせて観客がエンディングの映像バーミア兵よろしく踊る一体感はライブならではの楽しさでした。

33:希望のサイレンビルダー/MoJo 
34:侍変形! ダイカイオー/宮内タカユキ 
35:ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER/ささきいさお 
-MC-

 

がらりと雰囲気が変わり「轟轟戦隊ボウケンジャー」より、キミへサイレンよ轟け 緊急轟轟合体サイレンビルダーのテーマ。 
MoJoさんのビルダークラッシュ級の低音の魅力からの伸びやかな歌いぶりは大きいライブ会場で聞くとまた違った迫力。 
続いては宮内さんがきたきたきたー!! 「侍戦隊シンケンジャー」より侍合体ダイカイオー/ヒガシ/ニシ/ミナミ、イカダイカイオーのテーマ。 
颯爽としつつも曲の盛り上がりにつれて激しくなる宮内さんの歌いぶりが聞きどころ。

合いの手はカインズの常見さんが担当されていました。 ゴージャスな曲調の中いさおさんが登場され、完全無欠のパトローラー。

Vシネマ「特捜戦隊デカレンジャー10 YEARS AFTER」よりエンディング。 いさおさんはスマートで小粋なステップでダンディに歌われ、

間奏ではサックスのChouemonさんがステージ前方に登場されてソロを披露されました。

 

拍手の中、ショッカーさんがいさおさんに合流。 
・ほとんどアラフィフの若手楽屋がいさおさんのステージにくぎ付け。 
・いさおさん「今日も若手の子達がいっぱい……若手でもねぇーか。昔の若手だね」 
・さらに堀江さんを呼びこまれお三方でトーク。 
・ショッカーさん「せーのでカワイイ。せーのっ」 
 観客「カワイイイイイイイイイイイイ!!」 
 堀江さん「あざーす!」

 

36:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子 
-MC- 
37:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお

 

ラストコーナーは元祖「ゴレンジャー」より、ゴレンジャーストームを筆頭に武器や兵器を歌った「ゴレンジャーストーム」。 
お二人の少し大人な歌いぶりはもちろん、アップル、カインズ、観客が揃ってスキャットするのもライブならではの臨場感。 
堀江さんを見送ってのラストソングは「ゴレンジャー」の二代目エンディング&劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」のオープニング。 
この曲もいさおさんの快活とした歌声とセリフにあわせたダイナミックなスキャットやコーラスが楽しい一曲。 
照明が歌詞に合わせてゴレンジャーそれぞれの色になったり、間奏ではショッカーさんの「秘密戦隊」の名乗りがあったりと見所満載で、 
ラストのガンタさんの激しいドラムソロからいさおさんが締められると観客拍手喝采でした。

-アンコール- 
-MC-

 

拍手の中、いさおさん、コーラス、バンド、Z旗の皆さんも順番に退場されると、観客からアンコール。 
しばらくアンコールの声が続く中で合いの手を入れながらショッカーさんがご登場。

 

ショッカーさん「アンコールありがとうございます!! それではアンコールにお応えして出演者の皆さんをお呼びしたいと思います。 
        もちろん呼んでいただくのは皆さんです! スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」 
ショッカーさん「おぉねがいしまぁあああす!!」

 

・登場からずっと宮内さんを笑わせようとしているMoJoさん。 
・ここでショッカーさんがバンドの皆さん、Z旗の皆さん、コーラスの皆さんをお一人お一人ご紹介。 
・今回のトランペットはAkuzawaさんに代わって昨年の大阪でも助っ人参加されたRyusukeさん。 
・ショッカーさん「拓郎ちゃんは何かやんないの? 前は『お前らぁあ、マイミクになってください』とか言ってたけど」 
 拓郎さん「それも10年前ですからね」 
 ショッカーさん「そっか。これ以上言うとシモネタ言い出しかねないからね」 
 拓郎さん「そうっすね。今日は勘弁してください」 
・鈴木さん「みなさん、洗面器お爺さんの情報お待ちしています」 
・健太さん「今日は嶋さんがいらっしゃってるので今までの中で一番楽しかったです。いつか共演したいですね」 
・佐々木さん「今日はソロはもちろん、コーラスをやらせていただいたのが嬉しかったです。 
      きっと他の皆さんの曲にもコーラスしていると思うので、そのあたりもまた共演できたら嬉しいです」 
・石原さんのご衣裳は光るギミックが組み込まれているTシャツとジャケット。 
 ショッカーさん「さっき暗い中で見たらバイオマンの頭のメカみたいにキラキラ光っててさ。それ私服?」 
 石原さん「私服」 
 観客笑。 
・嶋さん「僕が勇気と感動を与えなきゃいけないのに逆に勇気づけられました。なんでもっと早く呼ばねえんだ」 
 ショッカーさん「おぉっと。ちょっと男の勲章でちゃいましたか?」 
 観客笑。 
・宮内さん「今日もみんなに背中を押してもらえて歌う事が出来ました。今ちょっとMoJo菌が押してますけど」 
 宮内さんがお話中、ずっと宮内さんの背中を押していたMoJoさん。 
・MoJoさん「なんっつってもですね、嶋さんが歌われている舞台袖で"どっかーん"やってました」 
 ショッカーさん「"どっかーん"て。それわかるのMoJoさんのソロライブ行ってる人くらいですよ。 
        実は『超獣戦隊ライブマン』をコロムビアの別レーベルでMoJoさんがカバーされているんですね。 
        その縁でご自身のソロライブで『ライブマン』を歌う時に♪超獣戦隊……」 
 一部の観客「どっかーん」 
 ショッカーさん「という風にやるのが"どっかーん"です。ちなみに今"どっかーん"した人はMoJo菌の感染者です」 
 嶋さん「だからですか! twitterに『"どっかーん"やるんですか?』っていう質問が来て何の事かさっぱりだったんですよ」 
 観客笑。 
・串田さん「実は僕は嶋さんと共演した事があるんですよ。知ってます? ♪チョコモナカ ジぁああんャンボぉう」 
 観客「ぉぉぉおおおおおおおおお」 
 嶋さん「あぁ!! そうでした!」 
 串田さんがCMソングを歌う2010年の森永製菓「チョコモナカ ジャンボ」の

 CM「パリジャンとツッパリ」シリーズに嶋さんがご出演されていました。

 

38:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 
            嶋大輔 佐藤健太 鈴木けんじ New Jack 拓郎 
            速水けんたろう 風雅なおと 石原慎一 佐々木久美 ショッカーO野

 

10回目の「スーパー戦隊"魂"」を締めくくるのは出演者全員による「ゴレンジャー」より力と技と団結のエンディング。 
メインで歌われるいさおさん、二番以降から合流された串田さん、自由なMoJoさん、

コーラスパートを担当されるショッカーさんなどなど、 出演者の皆さんがそれぞれに歌われており、

観客も一緒になって合いの手やスキャットをする様子は二日間の締めにぴったりの光景でした。

拍手がおくられる中、バンド、Z旗、コーラスの皆さんがステージ前方に合流され、堀江さんとショッカーさんの指導で整列。 
全員が横一列に揃った所でいさおさんの挨拶の後、万歳三唱が行われました。


そしてショッカーさんの紹介で出演者の皆さんがお一組づつ順番にご退場されていき、 
最後にいさおさんと堀江さんが揃って退場され、ショッカーさんお一人に。

ショッカーさん「みなさん、楽しんで頂けましたかぁあああああ!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「盛り上がってくれましたかぁあああああ!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「歌ってくれましたかぁあああああ!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「それじゃあ皆さん、さよぉおーならぁあー……って言っちゃうとぉー、 
        ほらぁ、みんなの顔見えなくなっちゃうみたいでしょ? 
        ……わかってます? コレ。一応、最初の挨拶とつながってるの」 
観客笑。 
ショッカーさん「ちょっとトーン変えましょうね。みんなの顔見えなくなっちゃうみたいでしょ? 
        ヒロちゃんがー、せーのっていったらーみんなはーお・お・き・な・こ・え・で『またねー』ってお別れしたいと思います」 
観客「はーーい」 
ショッカーさん「それではみんなー、いぃーーーーきぃーーーーまぁーーーーすぅよーーーーーーーぉ! せーーーーーのっ!!」 
観客「まぁあああーーーーたねーーーーーーーーー」 
ショッカーさん「スゥゥウウウウウ パァアアアア 戦ン隊ッ!!?」 
観客「スピりィイイイいいいいいいいいいいいいいィイイイいイッツ!!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!! また会いましょう!!」

 

ステージ中央にマイクを置きショッカーさんが舞台袖へ駆けていかれる姿を観客が見送り、 
「スーパー戦隊"魂"X 2016 東京 "20世紀編"」および「スーパー戦隊"魂"X 2016」東京公演は終演となりました。

 

"20世紀編"は全38曲と「スーパー戦隊"魂"」史上最多タイとなる大ボリューム。 
オープニング、エンディングの主題歌の他にもこれまでの「スーパー戦隊"魂"」で披露されてきた 
アクション曲、ロボットソング、劇場版の楽曲等のジャンルに加え、敵側の歌がついに歌われて大喜び。 
そして多くのファンが待ち望んでいたであろう嶋さんのご出演はもムーヴメント20年目を目前にしたトピックでした。 

また、佐々木さんが堀江さんとコーラスで共演されるというこれまでにない試みも設けられており、 
10回目を迎え「スーパー戦隊"魂"」の可能性がさらに幅が広がった様に感じました。

 

「スーパー戦隊"魂"」も10回を重ね、"21世紀編"と"20世紀編"の二日間に分かれた事で 
一回の公演中で歌われていない戦隊の方が少ないという嬉しい状況になっていて有難い限りです。

 


補足

 

・ショッカーさん「昨日はミッチとも仲のいい色の黒い人が最年長でしたけど」 
 堀江さん「あの人、どっちかっていうとコッチよー」 
 いさおさん「年齢的にね」 
 観客笑。

 

・嶋さん「最近twitterを始めたんですけどいろんな方から『何で今まで出てくれなかったんですか?』って聞かれたんです。 
     申し訳ないんですけど、この『スーパー戦隊"魂"』というライブの存在を全然存じ上げてなくて。 
     なんか、世間ではずっとオレが拒否してたみたいに認識されちゃっていて。 
    オファーして頂いた時は自分が歌っていいのかと思ったんですよ」 
 ショッカーさん「そんな事ないですよ。皆さん待ってましたから!!」 
 観客拍手。

 

・健太さん「去年話したんですけど、ブラックターボの我那覇から電話がきっかけで『ターボレンジャー』のイベントを 
     鈴木美潮さんにやってもらおうって話をしたと思うんですけど、あれから何の進展もありません」 
 観客笑。 
 健太さん「きっと我那覇も酔っぱらってたんで、今度は昼に電話かけ直して確認を取ろうと思います。もうちょっと待っててね」

 

・拓郎さん「今度、ラジオ出ます。えーっと『ゴーゴー戦隊救急ファイブ?』のブルー?だかグリーン?だか来てるでしょ?」 
 客席の原田さん「梅さん、一回ちゃんとしよっ! (※梅田凡乃。拓郎さんの本名)」 
 観客笑。 
 拓郎さん「あーオッケー。あの人とラジオでしゃべるんで、詳しくは、ググれカス。よろしく」 
 観客笑。

 

・歌い終るとかぶっていた帽子を客席に投げたX10さん。

 

・いさおさんに「次はMoJoクン」といわれてゴキゲンなMoJoさん。

 

・楽屋でカワハギ釣りの段取りを整えてほくほくのいさおさん。

 

・堀江さん「AJFの中でもそれぞれのお客様がいますけど、戦隊は戦隊で濃いい感じのお客様で嬉しかったよー!」

 

・いさおさん「みんなの応援であと五年くらいは頑張れるかな」 

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